JPH0766798B2 - 蓄電池端子部の気密形成法 - Google Patents

蓄電池端子部の気密形成法

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JPH0766798B2
JPH0766798B2 JP63204245A JP20424588A JPH0766798B2 JP H0766798 B2 JPH0766798 B2 JP H0766798B2 JP 63204245 A JP63204245 A JP 63204245A JP 20424588 A JP20424588 A JP 20424588A JP H0766798 B2 JPH0766798 B2 JP H0766798B2
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    • H01M50/10Primary casings, jackets or wrappings of a single cell or a single battery
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、蓄電池端子部の気密形成法に関する。
〔従来の技術〕
従来の密閉蓄電池端子部の気密形成法は、次の通りであ
る。
第3図のように電槽蓋Aに穿設した極柱挿通用孔Bに、
電池の極板群のうち一方の極性の複数枚極板を接続する
ための基板Cの上面より垂直に延びる端子用極柱Dを、
その中心で挿通せしめ、その挿通した端子用極柱Dと該
極柱挿通用孔Bを囲繞する蓋孔周縁aとの間を電気絶縁
し、且つ気密に封口するべく、その極柱Dの外周と該蓋
孔周縁aとの間に電気絶縁材である筒状セラミック材E
を介在させ、該極柱Dと該筒状セラミック部材Eの内周
面とを互いに気密にろう付けFし、該筒状セラミック絶
縁材Eの外周面と、該蓋孔周縁aに外周端部h2を溶接G
などで気密に結着した筒状金属フランジHの内周端部h1
とを互いに気密にろう付けIする。これにより気密な端
子部を形成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の上記の蓄電池端子部の気密形成法において、該端
子用極柱Dと該筒状絶縁材Eの内周面とをろう付けする
際、極柱はろう付け時の高熱を受けて径方向に熱膨張す
る。特に蓄電池を大容量化のため、該極柱の径をこれに
応じて大きくする必要がある場合は、その径を増大すれ
ば、そのろう付け接合時の高熱によりその径方向の膨張
率がそれだけ大きくなり、その大きい膨脹力でその外周
の筒状絶縁材Eを押圧し、これによりクラックを生ぜし
める不都合をもたらす。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記従来の不都合を解消し、円滑且つ確実に
端子用極柱と該筒状絶縁材とのろう付けを行い得るよう
にし、大容量の蓄電池の製造に適した蓄電池端子部の気
密形成法を提供するもので、電池蓋に設けた極柱挿通用
孔に挿通せしめた端子用極柱を、有底の筒状極柱に形成
すると共に該筒状極柱の筒状壁を、その外周に配置した
筒状の無機質電気絶縁材の内周面全面と対向させて配置
し、その筒状壁の外周面と該筒状の無機質電気絶縁材と
を気密にろう付けした後、該筒状極柱の筒状壁で囲まれ
た上面開放の柱状凹孔内に、柱状コア部材を該筒状壁の
内周面との間にろう付け用の筒状間隙を存して装填し、
この状態で該柱状コア部材外周面と該筒状壁内周面とを
ろう付けすることにより、該筒状極柱と該柱状コア部材
との一体物から成る端子に構成して成る。
〔作用〕
本発明によれば、該端子用極柱は、従来の中実の極柱と
異なり、中空の筒状極柱であり、筒状壁で構成されて居
り且つその筒状壁を、その外周に配置した筒状の無機質
電気絶縁材の内周面全面と対向させて配置し、その筒状
壁の外周面と該筒状の無機質電気絶縁材とをろう付けす
るときは、ろう付け時の熱による径方向の膨脹は極めて
小さいので、該筒状壁の膨脹によるその外周の該筒状絶
縁材への押圧力も小さくなり、これによる筒状絶縁材の
亀裂は防止される。その後、柱状コア部材を、該筒状の
内部の凹孔内に装填し、その筒状壁内周面と該コア部材
との間に存せしめた筒状間隙を介してろう付け接合を行
うときは、該コア部材の熱膨張は該筒状間隙に吸収さ
れ、その筒状壁を介しての該筒状絶縁部材へは全く乃至
殆ど伝わらず、且つ最終的に中実の端子が形成されると
共にその外周の該筒状絶縁材との気密性のよい蓄電池端
子部が構成される。従って、筒状壁の径を大きくし大容
量型蓄電池に適した大径の極柱端子の気密形成に有利で
ある。この場合、該コア部材として、銅、銅合金などを
使用することにより、極めて電気抵抗を減少せしめるこ
とができ、充放電性能のよい端子が得られ、その筒状壁
の径の増大に伴い、それだけ良導電性と充放電性能の向
上した端子が得られる。
又、該コア部材と該端子用極柱の筒状壁とのろう付け
を、該端子用極柱の筒状壁と該筒状絶縁部材とのろう付
け時の温度よりも低い温度で行うときは、更に、該筒状
壁と該筒状絶縁材とのろう付け接合部に伝わる熱を低く
でき、そのろう付け接合部の品質の熱劣化が防止でき
る。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を第1図乃至第2図に基づき説明
する。
図面で1は、本発明より構成した気密な端子部の要部で
ある端子用筒状極柱を示す。該筒状極柱1は、極板群の
うちのいずれか一方の極性の複数枚の極板を接続する基
板1aと該基板1aの上面にその中央部を底壁とした垂直上
方に一体に延びる比較的大径の円筒状壁1bとから成る。
該筒状極柱1は、コバール(Fe-Ni-Co合金)などの腐食
性金属で作製される。該筒状極柱1は、そのステンレス
スチールなどの金属製蓋2に設けた端子用極柱挿通用孔
3にその中心においてその筒状壁1bを挿通させ、その開
放上端を外部に突出せしめて配置される。該筒状極柱1
とその外周の端子用極柱挿通用孔3を囲繞する蓋孔周壁
2aとの間の環状空間を電気絶縁材を介して封口し、気密
に相互に結着するに当たり、その筒状極柱1と蓋孔周壁
2aとの間の筒状空間内に耐熱性セラミック製絶縁材など
の無機質の筒状電気絶縁材4を介入し、該筒状電気絶縁
材4の外周面と、該蓋孔2aに外周端縁5aで溶接6などで
気密に結着されたコバールなどの耐腐食性の金属製フラ
ンジ5の下向きにU字状に折り曲げた内周端5bとを気密
にろう付け7することにより前記の封口結着が得られ
る。更に、本発明によれば、該筒状極柱1外周面とその
外周の該筒状電気絶縁材4内周面とも前記と同様に筒状
のろう付け接合8を行うことにより、本発明の気密端子
部が得られる。更に詳細には、本発明によれば、該筒状
極柱1の筒状壁1bを、その外周に配置した筒状の無機質
電気絶縁材4の内周面全面と対向させて配置し、その筒
状壁1bの外周面と該筒状の無機質電気絶縁材4の内周面
とをろう付け接合8することにより、該筒状壁1bの径方
向の熱膨張なく円滑、良好に本発明の気密端子部が得ら
れる実施例において、該筒状電気絶縁材4を下面から支
持するべく、該筒状極柱1の筒状壁1bの外周に広く延び
る外周壁上面に、内周端9aで溶接10などにより結着した
筒状のコバールなどの耐アルカリ腐食性フランジ9の外
周の棚状支持端部9bにおいて、該筒状絶縁材4の下部周
縁をろう付け7′することにより、該筒状絶縁材4を下
部からも安定に支持固定して、該筒状絶縁材4と該筒状
極柱1との封口結着並に該筒状絶縁材4とその外周のフ
ランジ5との封口結着を安定堅牢にした。更に、該筒状
極柱1の下部とその外周の該環状絶縁材4の下部内周面
とを前記のろう材で互いにろう付け8′することが好ま
しい。
上記の全てのろう材は、例えば耐アルカリ性のAu-Niろ
う材(Au82.5%)であり、該筒状絶縁材4の内外周面に
は、予めMo-Mnなどでメタライジングを施し、更に、Ni
メッキを施すことにより、その内周面で該筒状極柱1の
外周面とのろう付け接合及びその外周面で該筒状フラン
ジ5とのろう付け接合を良好に行えるようにした。ろう
付け作業は、950〜970℃で炉中で行う。この炉中ろう付
け作業を行うとき、該筒状極柱1は熱膨脹するが、従来
の中実の端子用極柱と異なり、本発明によれば、内部が
上面開放の柱状凹孔11を有する筒状壁1bであるため、同
じ高熱を受けてもその径方向の熱膨張率は、中実の極柱
に比し著しく小さくなるので、その膨脹力により内側か
らその外周の該筒状絶縁材4にかゝる押圧力は極めて小
さくなり、該絶縁材4にクラックなどの破損を生ずるこ
とが防止される。従って、大容量の電池を得るため該筒
状極柱1の筒状壁1bは、その筒状極柱1の径を増大させ
ても、中実の極柱と異なり、その内部は凹孔中空である
ので、その低膨脹率は増大せず、従って又、筒状絶縁材
4に対する内側からの押圧力も小さく維持でき、常に、
その外周の筒状絶縁材4にクラックを生ずることなく良
好なろう付け気密結着が保証される。
本発明によれば、このように、内部に柱状凹孔11をもつ
筒状壁1において筒状極柱1とその外周の筒状絶縁材4
との安定堅牢なろう付けを行うことができるが、かゝる
筒状極柱1のまゝでは、大容量電池の端子には適さな
い。本発明によれば、この目的を達成するために、次の
工程で第2図示の如く、該筒状極柱1の柱状凹孔11内
に、その筒状壁1bの内径よりやゝ小径の金属製柱状コア
部材12を、その筒状壁1b内周面と柱状コア部材12外周面
との間にろう材充填用の筒状間隙11aを存して装填し、
ろう材13をその筒状間隙11a内に炉内で加熱溶融充填
し、その柱状コア部材12とその外周の筒状極柱1の筒状
壁1b内周面とをその高さの略全長に亘りろう付け13し
て、両部材を一体的に結着して、従来と同様の中実の極
柱端子14を得た。このろう材の加熱溶融温度により、該
コア部材12は熱膨張するが、その外周にはろう材充填用
筒状間隙11aが存するので、その膨脹力がこれに吸収さ
れ、外部の筒状絶縁材4にまで及ぶことが全く乃至殆ど
ないので、このろう付け作業においても該筒状絶縁材4
のクラックの発生がなく、最終的に該筒状壁1aとその内
部に充填のコア部材12とが一体物となった、換言すれ
ば、中実の極柱端子14が従来に比し大径のものに、従っ
て大容量の蓄電池の端子14として適したものが得られ
る。該柱状コア部材12は、コバールでもよいが、導電性
の極めて良い、従って、電気抵抗が極めて低い銅材又は
銅を主体とした合金が好ましい。
ろう材としては、該柱状コア部材12がコバールなどの比
較的高融点の金属であれば、前記のAu-Niろう材の比較
的高融点のろう材でもよいが、該銅又は銅を主体とした
合金の金属である場合は、溶融温度が比較的低いろう
材、例えばAg-Niろう材を用いてもよい。該柱状コア部
材12としては、その外周を耐腐食性のコバールから成る
筒状壁1bで被覆されて居り、アルカリ電解液との接触の
おそれがないため、耐アルカリ性の不十分な銅系の金属
が使用できる。かくして、特に、柱状コア部材12として
銅その他の銅系金属を使用した場合は、電気抵抗が小さ
く、大容量電池の端子15として特に良好である。
又本発明によれば、該柱状コア部材12と該筒状壁1bとの
ろう付け13の温度を、該筒状壁1bとその外周の筒状絶縁
材4とをろう付け8,8′する温度よりも低くするとき
は、その熱により、筒状壁1bと環状絶縁材4との間のろ
う付け部8が熱劣化することを充分に防止できる。例え
ば、ろう材としてAg-Cuを使用し、比較的低温の約850℃
でろう付け13するときは、該筒状壁1bの外周面と該筒状
絶縁材4とをろう付け接合8とをろう付けする約950〜9
70℃の高温に比し著しく低温度で得られ、経済的且つ容
易なろう付け作業を行うことができ、従って、能率的且
つ経済的に蓄電池の密封端子を形成できる。
該柱状コア部材12とその外周の筒状壁1bとの筒状間隙13
は0.5〜1mm程度あれば充分である。尚、柱状コア部材12
の頂部は図示の如く外周に張り出した更に大径に作製し
てもよい。
実施例1 外径6.5mm、内径5.5mm、従って肉厚1mmの筒状壁をもつ
コバール製の筒状極柱を金属蓋板の極柱挿通孔の中心に
挿通突出させ、その筒状壁をその外周の接合されている
筒状セラミック製絶縁材の内周面全面と対向させ、これ
らの間に、Au-Niろう材を介在させ、炉内で950〜970℃
の温度でろう付けしたが、絶縁材にクラックの発生が見
られなかった。次で、該筒状極柱の筒状壁内部の柱状凹
孔内に、径4.0mmのCu製柱状コア部材をその外周に、該
筒状壁との間に0.75mmの筒状間隙を存せしめてその底壁
内面中心に載置装填し、この状態で、その筒状間隙部上
面にAg-Cuろう材を載置した後、炉内で前記の温度より
著しく低い約850℃の温度でろう材を溶融して該筒状間
隙内に充填して、該柱状コア部材と該筒状壁とのろう付
けを行い、銅製柱状コア部材とコバール製筒状との一体
物から成る端子を気密に且つ電気絶縁を介して結着して
有する電池蓋を得た。その筒状セラミック絶縁材には全
くクラックが見られなかった。
実施例2 外径7mm、内径5.8mm、従って肉厚1.2mmのコバール製筒
状壁をもつ筒状極柱とその外周の筒状セラミック製絶縁
材とを実施例1と同様にAu-Niろう材でろう付け接合
後、その筒状壁内部の柱状凹孔内に径4.6mmの銅性円柱
状コア部材をその底壁面の中心に載置装填し、その外周
に、該筒状壁内周面との間に存せしめた0.6mmの筒状間
隔内にAg-Cuろう材を溶融充填して銅性柱状コア部材と
該コバール製筒状壁との一体物から成る端子を気密に且
つ電気絶縁を介して結着して有する電池蓋を得た。その
筒状セラミック絶縁材には全くクラックが見られなかっ
た。
比較のため、外径7mmの中実の極柱とその外周の筒状セ
ラミック製絶縁材とを実施例1と同様にAu-Niろう材で
ろう付け接合した所、その筒状セラミック製絶縁材にク
ラックが発生していた。
〔発明の効果〕
このように、本発明によるときは、電池蓋と該蓋にあけ
た端子用極柱挿通用孔に挿通した端子用極柱との間を、
筒状の無機質絶縁材とろう付け接合とを介して、気密に
封口するに当たり、該端子用極柱を、内部が柱状凹孔の
有底筒状極柱に形成し、該筒状極柱の該筒状壁を、その
外周に配置した筒状の無機質電気絶縁材の内周面全面と
対向させて配置し、その筒状壁の外周面と該筒状の無機
質電気絶縁材とをろう付けするようにしたので、そのろ
う付け時の熱により、筒状極柱が膨脹してその膨脹力で
環状無機質絶縁材にクラックを発生するおそれを全くな
くすことができる。次で、その筒状極柱の筒状壁内部の
柱状凹孔内に、柱状コア部材をその筒状壁との間にろう
材充填用の筒状間隙を存して装填し、その間隙内に注入
したろう材で相互のろう付けを行うことにより、該筒状
壁と柱状コア部材とが一体物となった従来と同様の中実
の端子が構成されるので、従来の中実極柱をそのまゝ大
径としこれにセラミック製絶縁材をろう付け接合すると
きに生ずるクラックの発生がなく円滑に大径の端子を構
成でき、従って、大容量の電池に適した大径の端子の製
造が不可能であった従来の不利を解決し、筒状壁の径を
所望により大径とすることにより、或いは、柱状コア部
材として銅系の金属を使用することにより、特に電気抵
抗の著しく低下した極めて良導電性の端子をもたらし、
電池の充放電特性を向上し得られる。又、その製造工程
において、柱状コア部材と筒状壁とのろう付け温度を筒
状壁と環状絶縁材とのろう付け温度よりも低い温度で行
うときは、該筒状壁と該筒状絶縁材とのろう付け接合部
に対し、熱による悪影響を与えることなく、環状絶縁材
にひゞ割れなく、而も、良品質の強固なろう付け接合を
保持することができ、安定良好に気密性をもつ端子部を
得られる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明の端子部の気密形成法の1
例を示し、第1図は、その第一工程の端子部の縦断面
図、第2図は、その第二工程の端子部の縦断面図、第3
図は、従来法の端子部の気密形成法を示す縦断面図であ
る。 1……筒状極柱、1a……基板、1b……筒状壁 1c……底壁、2……蓋、2a……蓋孔周壁 3……端子用極柱挿通孔 4……筒状無機質絶縁材 8……ろう付け部、11……柱状凹孔、中空孔 12……柱状コア部材 13……ろう材充填用筒状間隙 14……ろう付け部、15……端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−117064(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池蓋に設けた極柱挿通用孔に挿通せしめ
    た端子用極柱を、有底の筒状極柱に形成すると共に該筒
    状極柱の筒状壁を、その外周に配置した筒状の無機質電
    気絶縁材の内周面全面と対向させて配置し、その筒状壁
    の外周面と該筒状の無機質電気絶縁材とを気密にろう付
    けした後、該筒状極柱の筒状壁で囲まれた上面開放の柱
    状凹孔内に、柱状コア部材を該筒状壁の内周面との間に
    ろう付け用の筒状間隙を存して装填し、この状態で該柱
    状コア部材外周面と該筒状壁内周面とをろう付けするこ
    とにより、該筒状極柱と該柱状コア部材との一体物から
    成る端子に構成して成る蓄電池端子部の気密形成法。
  2. 【請求項2】該筒状極柱部材は、コバールなどから成る
    耐腐食性の金属から成り、該柱状コア部材は、銅などの
    極めて良導電性部材から成る請求項1に記載の蓄電池端
    子部の気密形成法。
  3. 【請求項3】該筒状壁とその内部の該柱状コア部材との
    ろう付けは、該筒状極柱とその外周の筒状の無機質絶縁
    材とをろう付けする温度より低い温度で行うことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の蓄電池端子部の気密形成
    法。
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