JPH0766176B2 - ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法

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JPH0766176B2
JPH0766176B2 JP63255302A JP25530288A JPH0766176B2 JP H0766176 B2 JPH0766176 B2 JP H0766176B2 JP 63255302 A JP63255302 A JP 63255302A JP 25530288 A JP25530288 A JP 25530288A JP H0766176 B2 JPH0766176 B2 JP H0766176B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば、銀塩写真式複写機、自動現像機等に
用いられる感光材料処理装置を用いてハロゲン化銀カラ
ー感光材料を処理する方法に関する。
〈従来の技術〉 銀塩写真式複写機のように湿式処理を行なう複写装置
は、原稿画像を感光材料に複写するものであり、電子写
真式複写装置と比較して、高画質の複写を行なうことが
できる利点がある。
一般的に、この湿式複写機は、感光材料供給部、露光
部、処理部、乾燥部および処理液保管部から構成され、
感光材料供給部にセットされたマガジンから感光材料を
取出し、これを露光部へ送って原稿画像を露光し、感光
後の感光材料を処理部へ送って現像処理を施し、その感
光材料を乾燥部にて乾燥して原稿画像の複写物を得る。
処理部では現像槽、漂白・定着槽および水洗槽が順次並
設され、これら各槽内に設置された搬送ローラ、ガイド
等で構成される搬送手段により各槽内の処理液中に感光
材料を順次浸漬して処理が行なわれるようになってい
る。
また、隣接する処理槽間、例えば現像槽と漂白・定着槽
の間には、現像槽から引き上げられた感光材料を次の漂
白・定着槽へ送るためのクロスオーバローラが設置され
ている。
このクロスオーバローラは、それぞれの外周同士が接合
する2個の単位ローラで構成され、上記次槽への搬送の
他、感光材料に付着した現像液を拭い落とし、漂白・定
着槽への持ち込み量を減少する役割をも担っている。
また、このような次槽への処理液の持ち込みをより効果
的に防止し、さらにクロスオーバローラ外周面を清浄化
するために、本願出願人は、感光材料処理機の搬送ロー
ラ洗浄構造を開示している(特願昭62−212292号)。こ
の発明は、感光材料の処理時にクロスオーバローラに洗
浄水を供給(シャワー)してクロスオーバローラを洗浄
するものである。
ところで、このような湿式複写機においては、他の部
分、特に光学系を内蔵する露光部への悪影響を考慮し
て、処理部全体を感光材料の出入口を除き、ほぼ密閉状
態に保っている。
そのため、クロスオーバローラは感光材料の処理時にお
いて、温度34〜39℃程度、湿度70〜100%程度の環境に
おかれ、また処理を停止した後(非処理時)も、その環
境はほとんど変化せず、依然として高湿度の雰囲気にお
かれた状態が持続する。
この場合、非処理時には外周部がゴム系の材料で構成さ
れているクロスオーバローラ同士の接触部に表面張力に
より処理液が停留するが、クロスオーバローラが高湿な
環境におかれているため、この停留処理液が早期に蒸
発、乾燥せず、処理液中の水分が除々に蒸発する。この
ため、停留処理液の粘度が高くなり、主に処理液中のタ
ール成分や他の高分子量成分によりべとつきを生じ、こ
の汚れがクロスオーバローラの接触部に付着する。
このような汚れが生じると、処理を再開した際に、感光
材料にクロスオーバローラの汚れが転写され、感光材料
が汚損する、すなわち画像に処理汚れが発生するという
不都合が生じる。
なお、上述のクロスオーバローラの洗浄手段を有する感
光材料処理機においても、処理時にはクロスオーバロー
ラは清浄に保たれているが、非処理時にはクロスオーバ
ローラへの洗浄水の供給が停止するため、やはり上述の
問題が生じる。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、感
光材料の非処理時においてクロスオーバローラの汚れを
防止することができ、この結果画像の処理汚れを防止す
ることができるハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法
を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、以下の本発明により構成される。
即ち、本発明のうち第1の発明は、露光部と処理部とを
有し、 前記処理部が、現像槽、漂白・定着槽および水洗槽を含
む処理槽と、ハロゲン化銀カラー感光材料を前記処理槽
内を所定経路で搬送する搬送手段と、前記ハロゲン化銀
カラー感光材料の処理槽への入側および/または出側に
設置されたクロスオーバローラ対とを有する感光材料処
理装置を用い、 前記露光部でハロゲン化銀カラー感光材料を露光し、前
記処理部で露光後のハロゲン化銀感光材料に現像、漂白
・定着および水洗を施すハロゲン化銀カラー感光材料の
処理方法であって、 前記処理部は前記感光材料の出入口を除き、前記露光部
に対しほぼ密閉状態とされており、前記クロスオーバロ
ーラ対は、非処理時に相対湿度70%以上の高湿雰囲気中
に置かれ、 この非処理時に、前記漂白・定着槽と水洗槽との間の対
をなすクロスオーバローラを離間させるとともに、この
クロスオーバローラ同士の接触部の処理液を1/20以下の
希釈度で希釈して流出させ、この接触部の処理液から生
じるタール分による画像の処理汚れを防止するハロゲン
化銀感光材料の処理方法である。
第2の発明は、露光部と処理部とを有し、 前記処理部が、現像槽、漂白・定着槽および水洗槽を含
む処理槽と、ハロゲン化銀カラー感光材料を前記処理槽
内を所定経路で搬送する搬送手段と、前記ハロゲン化銀
カラー感光材料を前記の処理槽への入側および/または
出側に設置されたクロスオーバローラ対とを有する感光
材料処理装置を用い、 前記露光部でハロゲン化銀カラー感光材料を露光し、前
記処理部で露光後のハロゲン化銀感光材料に現像、漂白
・定着および水洗を施すハロゲン化銀カラー感光材料の
処理方法であって、 前記処理部は前記感光材料の出入口を除き、前記露光部
に対しほぼ密閉状態とされており、前記クロスオーバロ
ーラ対は、非処理時に相対湿度70%以上の高湿雰囲気中
に置かれ、 前記漂白・定着槽と水洗槽との間の水洗槽との間の少な
くとも一方のクロスオーバローラの外周部に多孔質材を
設置するとともに、前記非処理時に、このクロスオーバ
ローラ同士の接触部の処理液を1/20以下の希釈度で希釈
して吸収し、この接触部の処理液から生じるタール分に
よる画像の処理汚れを防止するハロゲン化銀カラー感光
材料の処理方法である。
第3の発明は、露光部と処理部とを有し、 前記処理部が、現像槽、漂白・定着槽および水洗槽を含
む処理槽と、ハロゲン化銀カラー感光材料を前記処理槽
内を所定経路で搬送する搬送手段と、前記ハロゲン化銀
カラー感光材料の処理槽への入側および/または出側に
設置されたクロスオーバローラ対とを有する感光材料処
理装置を用い、 前記露光部でハロゲン化銀カラー感光材料を露光し、前
記処理部で露光後のハロゲン化銀感光材料に現像、漂白
・定着および水洗を施すハロゲン化銀カラー感光材料の
処理方法であって、 前記処理部は前記感光材料の出入口を除き、前記露光部
に対しほぼ密閉状態とされており、前記クロスオーバロ
ーラ対は、非処理時に相対湿度70%以上の高湿雰囲気中
に置かれ、 前記漂白・定着槽と水洗槽との間の少なくとも一方のク
ロスオーバローラの外周面に排液構を形成するととも
に、前記非処理時に、このクロスオーバローラ同士の接
触部の処理液を1/20以下の希釈度で希釈して排出し、こ
の接触部の処理液から生じるタール分による画像の処理
汚れを防止した感光材料処理方法である。
〈作用〉 上記構成による本発明の作用は、非処理時に、漂白・定
着槽と水洗槽との間の、高湿雰囲気下に置かれる、クロ
スオーバローラ同士の接触部から処理液を実質的に除去
することにより、この接触部に処理液が停留し、タール
成分等の付着によりべとつきを生じ、クロスオーバロー
ラが汚れることを防止し、これによる画像の処理汚れを
防止する。
〈実施例〉 以下、本発明における感光材料処理装置を、添付図面に
示す好適実施例について詳細に説明する。
第1図は、本発明に係る感光材料処理装置を適用した銀
塩写真式カラー複写機の概略断面正面図である。同図に
示すように、複写機1において、装置本体10には、その
図中右側に感光材料供給部12、上方に露光部14、その下
方に処理部16、その左方に乾燥部18、処理部16の下方に
処理液保管部19がそれぞれ設けられている。
この銀塩写真カラー複写機1の感光材料供給部12は、マ
ガジンを装填するマガジン収納部12Aと、該マガジンか
ら感光材料を取出し、搬送する搬送部12Bとから構成さ
れている。
マガジン収納部12Aには、上段および下段にそれぞれ遮
光性を有する2つのマガジン20、22が装填できるように
なっており、これらマガジンの内部には、同種または異
種の感光材料24、26がそれぞれロール状に巻回された状
態で収納されている。一例として24はカラー写真原稿の
複写に最適な感光材料であり、26はカラー印刷原稿の複
写に最適な感光材料となっている。
前記マガジン収納部12Aに隣接する搬送部12Bには、一方
または双方が駆動回転する適宜数の搬送ローラ対121
と、これらの搬送ローラ対間に位置するガイド122とが
設置され、これらにより、感光材料24および26の搬送経
路が形成されている。
マガジン20、22から引出され、カッタにより所望の長さ
に切断された感光材料24または26(以下、24で代表す
る)は、搬送部12B搬送経路を通って露光部14の露光窓4
5へ送られ、露光部14の上方に設けられている透明な原
稿台30上のカラー原稿32の画像が露光されるようになっ
ている。このカラー原稿32は原稿押え34で原稿台30へ圧
着され、光源ユニット36内の光源38で照明され、複数枚
のミラー40で反射されたカラー原稿32の画像は光学手段
42を通し、シャッタ44の開放によって露光窓45の位置に
にある感光材料24の表面(乳剤面)へ露光されるように
なっている。
なお、シャッタ44の閉止状態では原稿画像がシャッタ44
の内側ミラーで反射され、イメージセンサ43へ入力され
て露光修正条件が決定されるようになっている(プレス
キャン)。
感光材料24の搬送経路の途中(露光窓45の下流側)に
は、切換ガイド28が設けられ、この切換ガイド28の回動
により垂直下方へ送られる感光材料24を必要時に処理部
16側へ導入するようになっている。
処理部16には、現像槽46、漂白・定着槽48、水洗槽50お
よび52が順次並設され、これら各処理槽内には、後述す
る搬送ローラおよびガイド等で構成される搬送手段が設
置されている。各処理槽46、48、50、52内には、適温の
処理液が満たされ、搬送手段の作動により感光材料24を
これらの処理液に順次浸漬することにより、現像、漂白
・定着および水洗が行なわれる。
処理部16の下方の処理液保管部19には、現像液、漂白・
定着液および洗浄水のそれぞれを貯留するボトル191、1
92および193が収納されている。
これらの各ボトル191、192および193と、対応する各処
理槽46、48および50、52の底部供給口461、481および50
1、521とは、所定の配管(図示せず)で接続されてお
り、この配管の途中に設けられた送液ポンプ(図示せ
ず)により、各ボトルから対応する処理槽へ新鮮な処理
液が供給されるようになっている。
処理部16にて処理された感光材料24は、乾燥部18へ送ら
れる。
この乾燥部18内には、一方または双方が駆動回転する適
宜数の搬送ローラ対181が設置され、これらの搬送ロー
ラ対181により感光材料24が、乾燥部18をほぼ直線的な
経路で搬送されるようになっている。
また、この感光材料24の搬送経路を囲むように、乾燥風
が通過するダクト182が設置されている。
ダクト182の上部には送風ファン183が設置され、この送
風ファン183の排気口は、感光材料24の表面(乳剤面)
側のダクト182上流に接続されている。なお、送風ファ
ン183の排気口付近には、送風ファンからの空気を、例
えば60〜150℃程度に加熱しうるヒータ185が設置されて
いる。
一方、ダクト182の下方右側にも、送風ファン184が設置
され、この送風ファン182の排気口は感光材料24の裏面
側のダクト182の上流(図中左側)に接続されている。
乾燥部18においては、空気を循環させることにより感光
材料24の乾燥を行う。即ち、送風ファン183および184に
よりダクト182の上流へ供給された空気は、感光材料24
の搬送経路に沿ってダクト182内を流れ、その間におい
て、感光材料24の表面および裏面から水分を除去し、ダ
クト182の下流側へ到達した乾燥風は、上下方向に2分
され、それぞれダクト182より上部および下部の空間を
通って再び送風ファン183、184の吸気口へ吸入される。
このような乾燥部18にて乾燥がなされた感光材料24は、
感材通過ゲート54を通過して取出トレイ56上へ送り出さ
れる。
次に、処理部16の構成を、第2図に基づいて説明する。
第2図に示すように、処理部16には、現像槽46、漂白・
定着槽48、水洗槽50および52が順次並設され、また、こ
れら各槽の上部は、ケーシング160で覆われ、処理部16
全体がほぼ密閉状態に保たれている。
現像槽46内には、ほぼ中央部に位置する比較的大径の搬
送ローラ60a、60bと、該搬送ローラに押圧される比較的
小径の搬送ローラ60c、60d、60e、60fと、槽底部付近に
位置する2対の搬送ローラ60g、60h、60i、60jとが設置
されている。
また、これらの搬送ローラ間には、感光材料24を下流側
のローラ間隙へ導びくためのガイド61が設置され、現像
槽46の底部付近の搬送ローラ60hと60jの間には、感光材
料24の搬送方向を転換するための反転ガイド62が設置さ
れている。
このような搬送ローラ60a〜60j、ガイド61および62によ
り、感光材料24の搬送手段が構成される。この搬送手段
では、搬送ローラ60a〜60jの全部または一部が、モータ
のような駆動源、ギヤーのような駆動力伝達手段で構成
される駆動手段(図示せず)により駆動回転し、感光材
料24がガイドに案内されつつ、搬送ローラ間を挟持搬送
され、所定の搬送経路を通過する。
なお、搬送ローラ60a〜60j、ガイド61および62は、平行
に設置される一対の側板を有するラック63の前記側板間
にかけ渡された状態で保持され、現像槽46に対し、ラッ
ク63ごと挿入される。
現像槽46内には、現像液460が所定レベルまで満たされ
ている。また処理時には、前述のボトル191内に貯留さ
れた新鮮な現像液が該ボトルに接続された配管、送液ポ
ンプを通じて、槽底部に設けられた底部供給口461より
現像槽46内に供給され、一方劣化した処理液は、液面付
近に設けられた排液口(図示せず)より、オーバーフロ
ーにより排出される。
現像液460としては、例えばベンジルアルコールを含有
するカラーペーパー用カラー現像液、ベンジルアルコー
ルを含有しないカラーペーパー用カラー現像液、カラー
ネガ用カラー現像液が挙げられる。
現像槽46内の現像液液面付近には、液面を覆うブロック
状の蓋体64a、64bおよび64cが設置されている。なお、
これら蓋体も前記と同様、ラック63の側板に固定されて
いる。
中央の蓋体64bと図中右側の蓋体64aとの間、および中央
の蓋体64bと図中左側の蓋体64cとの間には、それぞれ、
感光材料24が通過しうる開口65および66が形成されてい
る。
また蓋体64aおよび64bの上部には、蓋体の上面を図中左
右方向に摺動しうる摺動板67が設置されている。この摺
動板67には、開口65に対応する開口が形成され、摺動板
67の摺動により、開口65および66を同時に開閉しうるよ
うになっている。即ち、感光材料の処理時には摺動板67
の図中右方への摺動により開口65および66を開状態とし
て感光材料24の通過を可能とし、感光材料の非処理時
(処理休止時)には、摺動板67の図中左方への摺動によ
り開口65および66を閉状態として両開口を遮蔽する。
このような蓋体64a〜64cおよび摺動板67を設けることに
より、現像液の蒸発、温度低下および酸化等を抑制する
ことができる。
現像槽46に隣接する漂白・定着層48、およびこれに隣接
する水洗層50、52に対しても、前記と同様の搬送手段お
よび蓋体等が設置されている。なお、これらについて
は、処理液の種類および槽内の搬送経路長が異なる以外
は前記現像層46とほぼ同様であるため、その説明は省略
する。
漂白・定着槽48内に入れられる漂白・定着液480として
は、例えばカラーペーパー処理用漂白・定着液、カラー
ネガ用漂白・定着液等が挙げられる。
現像槽46の開口66の上方、漂白・定着槽48の開口65およ
び66の上方・水洗槽50の開口の上方等には、それぞれ対
をなすクロスオーバローラ70aおよび70bが設置されてい
る。
このクロスオーバローラ70a、70bは、互いにその外周面
同士で押圧接触し、いずれか一方または双方のローラが
駆動回転することにより、例えば現像槽46の開口66より
槽外へ出た感光材料24を挟持搬送して漂白・定着槽48の
開口65へ導くものである。
なお、このクロスオーバローラ70a、70bについても、前
記と同様、各ラック63の側板間に軸支されている。
また、クロスオーバローラ70a、70a間であって、隣接す
る槽の境界部には、感光材料24のクロスオーバローラを
補助するための湾曲面を有するガイド701が設置されて
いる。
前述したように、処理部16全体はほぼ密閉状態に保たれ
ているため、各処理槽46、48、50、52の上部空間、即
ち、クロスオーバローラ70a、70bがおかれる環境は、処
理が終了した時点で、通常、温度34〜39℃程度、湿度70
〜100%程度となっている。また、このような環境は、
処理終了後、20〜600分程度経過してもほとんど変化し
ない。
このような理由としては、第1図に示すように、露光部
等への、処理液蒸気の侵入を阻止する必要から、露光部
14と処理部16とを遮断すること、更には処理槽上部に、
わずかな処理液蒸気の溢出を防ぐために密封性を有する
外蓋を設けていることから、処理液上方のクロスオーバ
ローラが設置されている環境は、高温高湿になると考え
られる。
このような環境下に前述した従来のクロスオーバローラ
がおかれた場合、クロスオーバローラの接触部に停留し
た処理液中からタール成分等の高分子量成分が析出し、
ロータ表面に付着してべとつきを生じる。なお、タール
成分の析出は、特に、現像液の持ち込みにより劣化した
漂白・定着液がクロスオーバローラの接触部に停留した
ときに生じ易く、また、このような劣化した漂白・定着
液がランニング液に対し1/3〜1/10程度に希釈度の状態
でもタール成分の析出を生じることがある。
本発明の特徴は、クロスオーバローラ70aと70bとの接触
部の処理液を希釈するとともに、接触部から処理液を実
質的に除去する処理液除去手段を設けたことにある。以
下、この処理液除去手段の構成例について説明する。
第3図は処理液除去手段の一構成例(第1の発明)を示
す斜視図である。
同図に示すように、クロスオーバローラ70bはその中心
部に回転軸71を有し、該回転軸71の一端部にはモータの
ような駆動源(図示せず)からの回転力をクロスオーバ
ローラ70bに伝達するための歯車73が固着されている。
一方、クロスオーバローラ70aは、その中心部に回転軸7
2を有し、該回転軸72の両端部は、コの字状のフレーム7
4により自由回転可能に支承されている。
なお、クロスオーバローラ70aおよび70bの外周部は、従
来のクロスオーバローラと同様、ネオプレンゴム、ブタ
ジエンゴム、弗素樹脂ゴム、シリコーンゴム等の各種ゴ
ム、ナイロン、テフロン、ポリサルフォン、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリエチレンオキサイド等の各種
樹脂等で構成されている。
前記コの字状のフレーム74の所定箇所には、雄ねじが形
成されたシャフト75が固定され、このシャフト75の周囲
には、中心部にシャフト75の雄ねじと螺合する雌ねじが
形状された回転子76を有するモータ77が設置されてい
る。
感光材料の処理時には、モータ77を作動させて回転子76
を所定方向に回転し、シャフト75を矢印A方向へ移動さ
せることにより、クロスオーバローラ70aをクロスオー
バローラ70bに当接した状態(第2図中点線で示す)と
する。この状態でクロスオーバローラ70bを駆動回転す
れば、その回転力が両クロスオーバローラの接触部78を
介してクロスオーバローラ70aに伝達され、両ローラが
回転する。
なお、両クロスオーバローラ70a、70bの接触面圧はモー
タ77の回転子76の回転量により調整することができる。
感光材料の非処理時には、モータ77の回転子76を前記と
は逆の方向に回転し、シャフト75を矢印B方向へ移動さ
せることにより、クロスオーバローラ70aをクロスオー
バローラ70bから離間させる(第3図中実線で示す)。
両クロスオーバローラ70a、70bが接触した状態では、ク
ロスオーバローラの回転が停止すると第4図に示すよう
に処理液Qがその表面張力によりローラの接触部78に停
留(例えば直径10〜30mm、長さ100〜400mmのクロスオー
バローラにおいて0.5〜3ml程度)するが、両クロスオー
バローラ70a、70bが離間すると、停留していた処理液は
接触部78から流出し、除去される。そして、このような
クロスオーバローラ70a、70bの離間にともなう処理液の
流出による除去に際し、接触部78の処理液を希釈して流
出させる。このときの希釈は、後述の希釈手段のなかか
ら、組み合わせ可能な手段を選択し、これにより行なえ
ばよく、具体的にはシャワー等によればよい。このよう
に、離間による流出と希釈とを併用することによって本
発明の効果が得られる。これに対し、離間による流出の
みでは、ローラ下部に処理液が集まり、次第に固化する
ことにより、タール状物質がローラ下部に形成され、こ
れが次に感材がきた時に感材に転写され、タール構成分
による画像の処理汚れの原因となる。
また、単なる希釈のみではローラ間の接触部に付着した
処理液は簡単に洗い流されないことと、この接触部の凹
部に希釈水の濃い液が溜まり凹部の上面のみ希釈水で洗
い流されることとなり実質上希釈水で洗った効果が発揮
されにくい。
これらの理由から単なる希釈だけで洗おうとすると少な
くとも凹部の底まで洗い流すことができるようにジェッ
ト流で流すとか、大量に液を流すとかが必要で本発明で
いう希釈度でいうと1/20以下のレベルが必要となる。
なお、クロスオーバローラ70a、70bが離間、接合するた
めの構成は、上記モータ77、シャフト75等によるものに
限定されないことは言うまでもない。
第5図は、処理液除去手段の他の構成例(第2の発明)
を示す側面図である。
同図に示すように、クロスオーバローラ70aおよび70b
は、回転80を有する芯部81と該芯部81の外周に設置され
た外周部82とで構成されている。
芯部81は、例えば金属、樹脂等の剛体で構成されてお
り、また外周部82は、例えば、スポンジ、発泡ポリエチ
レン、発泡ポリウレタン、多孔質セラミックス、織布、
不織布、比較的目の細かい網状体等の多孔質材で構成さ
れている。
なお、外周部82の多孔質材は、剛体でも弾性体でもよ
い。
このような構成における処理液除去手段は、クロスオー
バローラ70a、70bの外周部82を多孔質材で構成したこと
にある。即ち、従来のクロスオーバローラでは、クロス
オーバローラ70a、70bの回転が停止すると、第4図に示
すように、処理液Qが接触部78に停留するが、この構成
例では、ローラの外周部82が吸液性を有する多孔質材で
構成されているため、接触部83における処理液は、図中
矢印で示すごとく、外周部82の内部へ吸収され、接触部
83に停留しない。この処理液の吸収に際し、接触部83の
処理液を希釈してから吸収する。このときの希釈は、第
3図のものと同様の手段によればよく、具体的にはシャ
ワー等によればよい。このように、吸収と希釈とを併用
することによって本発明の効果が得られる。これに対
し、吸収のみでは、完全に液は吸収しきれずに表面に固
形物が形成され目詰まりを起こしたり、表面の凹凸によ
り、見掛け上、液が空気を接触する面積が大きくなりタ
ール状物質の発生が起き易かったり、析出が起き易かっ
たりする。その結果、日数の使用で吸収効果はなくなっ
てしまう。
また、単なる希釈のみでは、第3図のものと同様の現象
が生じ少量のふりかけ水(シャワー水)では効果が得ら
れない。なお、このときの希釈は前記同様1/20以下の希
釈度とする。
また、第6図に示すように、クロスオーバローラ70a、7
0bの芯部81を中空材で構成し、芯材81の外周壁に多数の
貫通孔84を形成し、例えばバキュームポンプ(図示せ
ず)を用いて芯部81の内部空間85を負圧にすることによ
り、外周部82の外周面(接触部83を含む)から強制的に
処理液を吸引するような構成としてもよい。このような
構成とした場合には、接触部83からの処理液の吸収、除
去がより確実になされる。そして、このような処理液の
吸収、除去に際し、接触部83の処理液を希釈してから吸
収・除去する。このときの希釈は、第3図のものと同様
の手段によればよく、具体的にはシャワー等によればよ
い。このように、吸収・除去と希釈とを併用することに
よって本発明の効果が得られる。これに対し、吸収・除
去のみでは、処理液の水分成分のみ吸収除去され易く、
ローラ表面にタール状成分が形成され易く、しかも成分
の折出が起き易く、ローラ表面にどうしても固形物が残
ってしまう。
この成分は次に感材が処理されると感材転写され画像の
処理汚れが発生する。また、単なる希釈のみでは第3図
のものと同様の現状が生じふりかけ水(シャワー水)で
は効果が得られない。このときの希釈は前記同様1/20以
下の希釈度とする。
なお、上述した第5図および第6図に示す構成は、クロ
スオーバローラ70a、70bの双方に適用する場合に限ら
ず、いずれか一方にのみ適用してもよい。
第7図は、処理液除去手段の他の構成例(第3の発明)
を示す斜視図である。
同図に示すように、クロスオーバローラ70a、70bは、回
転軸を有する芯部90と、外周部91とで構成され、外周部
91は、前記と同様、ネオプレンゴム、ブタジエンゴム、
弗素樹脂ゴム、シリコーンゴム等の各種ゴム、ナイロ
ン、テフロン、ポリサルフォン、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリエチレンオキサイド等の各種樹脂等で構
成されている。
この外周部91の外周面92には、処理液除去手段として、
例えば編目状やらせん状の排液溝93が形成されている。
クロスオーバローラ70aと70bとの接触部においては、処
理液はこの排液溝93に流れ込み、該溝に沿って下方へ流
下し、排出される。このような流下、排出に際し、接触
部の処理液を希釈してから流下、排出する。このときの
希釈は、第3図のものと同様の手段によればよく、具体
的にはシャワー等によればよい。このように、流下、排
出と希釈とを併用することによって本発明の効果が得ら
れる。これに対し、流下、排出のみでは、ローラが非接
触状態であれば、ローラ下部に液が溜まり、次第にター
ル状の析出が発生する。ローラが接触状態であれば、さ
らにローラ接触部にも液が大量に溜まり、流下、排出で
きず大量のタール状物質の折出が発生する。
また、単なる希釈のみでは第3図のものと同様の現象が
生じふりかけ水(シャワー水)では効果が得られない。
なお、このときの希釈は前記同様1/20以下の希釈度とす
る。
なお、クロスオーバローラの接触部からの処理液の排出
を均一に行うために、排液溝93は、クロスオーバローラ
70a、70bの軸方向に沿って均一な間隔で形成されている
のが好ましい。
なお、排液溝の形状、パターンは特に限定されず、クロ
スオーバローラを通過する感光材料に悪影響を与えない
ものであればいかなるものでもよい。
以上述べた構成例は、いずれも、クロスオーバローラの
接触部の処理液を希釈するとともに、接触部から処理液
自体を排出、除去するものであるが、次に処理液を希釈
する希釈手段について述べる。このような希釈手段は、
クロスオーバローラの接触部に停留する処理液を1/20以
下の希釈度に希釈すること、即ち、停留する処理液中の
成分、特にべとつきの原因となる成分の減少を図るもの
である。
希釈液としては、安価な水を用いるのが好ましいが、目
的に応じ、水に、例えば亜硫酸ナトリウム、置換ベンゼ
ンスルフィン酸のような添加剤を添加したものを用いて
もよい。
クロスオーバローラ70a、70bの接触部に希釈液を供給す
る手段としては、クロスオーバローラの内部から外周面
に希釈液がしみ出す構成のものであってもよい。また、
例えば、非処理時に、クロスオーバローラ70a、70bに希
釈液を所定時間シャワーする方法等、クロスオーバロー
ラの接触部の処理液を希釈により除去することができる
ものであればいかなるものでもよい。
第2図に示すように、複写機の処理部16では、各処理槽
46、48、50、52の感光材料入側および出側にそれぞれク
ロスオーバローラ70a、70bが設置されているが、これら
全てのクロスオーバローラ対に第3図〜第7図の構成の
処理液除去手段を設け、かつ希釈する構成とする必要は
ない。
本発明でのカラー現像処理においては、前述したよう
に、現像液460の持ち込みにより劣化した漂白・定着液4
80がタール成分の析出を生じ易いため、少なくともこれ
に係るクロスオーバローラ、即ち漂白・定着槽48の感材
出側および水洗槽50の感材入側に設置されたクロスオー
バローラ対に対し、上記処理液除去手段等を適用すれば
よい。
なお、本発明の感光材料処理装置は、上記複写機に適用
する場合に限らず、例えば、自動現像機、プリンタープ
ロセッサー、ビデオプリンタープロセッサー、写真プリ
ント作成コインマシーン等にも適用することができる。
実験例 感光材料に富士写真フイルム(株)製のフジカラーソフ
トコピーペーパー(AP−SGRII)を用し、処理剤に同社
製のフジAPシステム処理(フジカラーコピーケミカルAC
31II)を用い、第1、2図に示すような感光材料処理装
置を使用して、漂白・定着槽で4.3ウランドの連続処理
を行なった。このとき、漂白・定着槽と水洗槽との間の
クロスオーバローラの構成は第3図に示す構成とした。
また、このクロスオーバローラが離間するときシャワー
からの水によりクロスオーバローラ同士の接触部の処理
液が希釈されるような構成とした。
このような構成の処理装置において、上記連続処理終了
30分後(非処理時)、クロスオーバローラの離間に際
し、クロスオーバローラ同士の接触部の処理液が1/40の
希釈度となるように希釈して処理液を流出させた。非処
理時のクロスオーバローラ部の相対湿度は70〜100%、
温度は30〜38℃であった。
その17時間後、この処理装置により、上記と同様の処理
を再開しても画像の処理汚れは全く発生しなかった。
これに対し、非処理時に、処理液の希釈を行なうことな
く、クロスオーバローラの離間による接触部の処理液の
流出のみとしたものでは、その後2時間後の処理で、画
像の処理汚れが発生した。
上記において、希釈度を種々変えて実験を行なった。ま
た、ローラ離間を行なわない比較実験でも行なった。さ
らに、漂白・定着槽と水洗槽との間のクロスオーバロー
ラとして、第3図の構成のクロスオーバローラのかわり
に、第5図、第6図および第7図にそれぞれ示す構成の
クロスオーバローラをそれぞれ用いるほかは同様にして
処理した。なお、第5図、第6図の多孔質材としてはポ
リエチレン多孔質体を用い、第7図の排液温93は巾0.3
〜3mm、深さ2〜10mmとした。さらに、クロスオーバロ
ーラ部を解放空間とした比較実験でも行なった。このと
き、非処理時は室温、相対湿度15〜50%であった。
これらの結果を下記表1に示す。なお、表中、温度およ
び湿度は再開直後のものである。また、非処理時に生成
除去できなかったタールは、再開後何枚ものペーパーを
汚損する。そこで、処理汚れを、再開後に処理汚れが継
続して発生するペーパー枚数を下記の基準で評価した。
以上から、相対湿度70%未満では処理汚れは問題となら
ないが、70%以上となると処理汚れがきわめて重大な問
題となること、そしてこのようなときには、本発明のク
ロスオーバローラ1/20以下の希釈とを併用しない限り処
理汚れが防止できないことがわかる。
〈発明の効果〉 本発明のハロゲン化銀カラー感光材料の処理方法によれ
ば、感光材料の非処理時において、漂白・定着槽と水洗
槽との間の、高湿雰囲気下に置かれる、クロスオーバロ
ーラ同士の接触部に処理液が停留せず、よって従来のよ
うに接触部において停留処理液が高粘度化してべとつき
を生じ、このクロスオーバローラの汚れにより、処理液
を再開した際に感光材料が汚損する、すなわち画像に処
理汚れが発生するということが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の感光材料処理装置を適用した複写機
の構成例を示す概略断面図である。 第2図は、第1図に示す複写機の処理部の構成例を示す
断面正面図である。 第3図〜第7図は、いずれも本発明における処理液除去
手段の構成例を示す図である。第3図は、クロスオーバ
ローラが離間する第1の発明の構成を示す斜視図、第4
図は、第3図に示す構成における処理液の停留状態を示
す側面図、第5図および第6図は、それぞれクロスオー
バローラの外周部を多孔質材とした第2の発明の構成を
示す側面図および断面側面図、第7図は、クロスオーバ
ローラの外周面に排出溝を形成した第3の発明の構成を
示す斜視図である。 符号の説明 1……複写機 10……装置本体 12……感光材料供給部 12A……マガジン収納部 12B……搬送部 121……搬送ローラ対 122……ガイド 14……露光部 16……処理部 160……ケーシング 18……乾燥部 181……搬送ローラ 182……ダクト 183、184……送風ファン 185……ヒータ 19……処理液保管部 191、192、193……ボトル 20、22……マガジン 24、26……感光材料 28……切替ガイド 30……原稿台 32……カラー原稿 34……原稿押え 36……光源ユニット 38……光源 40……ミラー 42……光学手段 43……イメージセンサ 44……シャッタ 45……露光窓 46……現像槽 48……漂白・定着槽 50、52……水洗槽 460……現像液 480……漂白・定着液 461、481、501、521……底部供給口 54……感材通過ゲート 56……取出トレイ 60a〜60j……搬送ローラ 61……ガイド 62……反転ガイド 63……ラック 64a、64b、64c……蓋体 65、66……開口 67……遮蔽板 70a、70b……クロスオーバローラ 701……ガイド 71、72……回転軸 73……歯車 74……フレーム 75……シャフト 76……回転子 77……モータ 78……接触部 Q……処理液 80……回転軸 81……芯部 82……外周部 83……接触部 84……貫通孔 85……内部空間 90……芯部 91……外周部 92……外周面 93……排液溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露光部と処理部とを有し、 前記処理部が、現像槽、漂白・定着槽および水洗槽を含
    む処理槽と、ハロゲン化銀カラー感光材料を前記処理槽
    内を所定経路で搬送する搬送手段と、前記ハロゲン化銀
    カラー感光材料の処理槽への入側および/または出側に
    設置されたクロスオーバローラ対とを有する感光材料処
    理装置を用い、 前記露光部でハロゲン化銀カラー感光材料を露光し、前
    記処理部で露光後のハロゲン化銀感光材料に現像、漂白
    ・定着および水洗を施すハロゲン化銀カラー感光材料の
    処理方法であって、 前記処理部は前記感光材料の出入口を除き、前記露光部
    に対しほぼ密閉状態とされており、前記クロスオーバロ
    ーラ対は、非処理時に相対湿度70%以上の高湿雰囲気中
    に置かれ、 この非処理時に、前記漂白・定着槽と水洗槽との間の対
    をなすクロスオーバローラを離間させるとともに、この
    クロスオーバローラ同士の接触部の処理液を1/20以下の
    希釈度で希釈して流出させ、この接触部の処理液から生
    じるタール分による画像の処理汚れを防止するハロゲン
    化銀感光材料の処理方法。
  2. 【請求項2】露光部と処理部とを有し、 前記処理部が、現像槽、漂白・定着槽および水洗槽を含
    む処理槽と、ハロゲン化銀カラー感光材料を前記処理槽
    内を所定経路で搬送する搬送手段と、前記ハロゲン化銀
    カラー感光材料の処理槽への入側および/または出側に
    設置されたクロスオーバローラ対とを有する感光材料処
    理装置を用い、 前記露光部でハロゲン化銀カラー感光材料を露光し、前
    記処理部で露光後のハロゲン化銀感光材料に現像、漂白
    ・定着および水洗を施すハロゲン化銀カラー感光材料の
    処理方法であって、 前記処理部は前記感光材料の出入口を除き、前記露光部
    に対しほぼ密閉状態とされており、前記クロスオーバロ
    ーラ対は、非処理時に相対湿度70%以上の高湿雰囲気中
    に置かれ、 前記漂白・定着槽と水洗槽との間の少なくとも一方のク
    ロスオーバローラの外周部に多孔質材を設置するととも
    に、前記非処理時に、このクロスオーバローラ同士の接
    触部の処理液を1/20以下の希釈度で希釈して吸収し、こ
    の接触部の処理液から生じるタール分による画像の処理
    汚れを防止するハロゲン化銀カラー感光材料の処理方
    法。
  3. 【請求項3】露光部と処理部とを有し、 前記処理部が、現像槽、漂白・定着槽および水洗槽を含
    む処理槽と、ハロゲン化銀カラー感光材料を前記処理槽
    内を所定経路で搬送する搬送手段と、前記ハロゲン化銀
    カラー感光材料の処理槽への入側および/または出側に
    設置されたクロスオーバローラ対とを有する感光材料処
    理装置を用い、 前記露光部でハロゲン化銀カラー感光材料を露光し、前
    記処理部で露光後のハロゲン化銀感光材料に現像、漂白
    ・定着および水洗を施すハロゲン化銀カラー感光材料の
    処理方法であって、 前記処理部は前記感光材料の出入口を除き、前記露光部
    に対しほぼ密閉状態とされており、前記クロスオーバロ
    ーラ対は、非処理時に相対湿度70%以上の高湿雰囲気中
    に置かれ、 前記漂白・定着槽と水洗槽との間の少なくとも一方のク
    ロスオーバローラの外周面に排液溝を形成するととも
    に、前記非処理時に、このクロスオーバローラ同士の接
    触部の処理液を1/20以下の希釈度で希釈して排出し、こ
    の接触部の処理液から生じるタール分による画像の処理
    汚れを防止した感光材料処理方法。
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