JPH0765870A - バッテリ充電システム - Google Patents

バッテリ充電システム

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JPH0765870A
JPH0765870A JP23580893A JP23580893A JPH0765870A JP H0765870 A JPH0765870 A JP H0765870A JP 23580893 A JP23580893 A JP 23580893A JP 23580893 A JP23580893 A JP 23580893A JP H0765870 A JPH0765870 A JP H0765870A
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JP
Japan
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battery
temperature
charging
charger
relay
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Application number
JP23580893A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Nishigori
秀隆 錦織
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0765870A publication Critical patent/JPH0765870A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリの急速充電時にバッテリ温度に応じ
冷却ファンを作動してバッテリ温度の上昇を抑制し、バ
ッテリ温度が高温となった時は充電を停止してバッテリ
の品質劣化を防止する。 【構成】 レセプタクル16が接続されたバッテリ3〜
7と、バッテリ3〜7を収納したバッテリボックス2
と、バッテリボックス2内部の冷却及び換気を行う冷却
ファン8〜10と、付属の充電プラグ18を介してレセ
プタクル16に着脱自在に接続される充電器17と、バ
ッテリ5に付設されバッテリ温度を検出するサーミスタ
11と、サーミスタ11による検出温度が45度C以上
の時に第1リレー24を閉じ冷却ファン8〜10を作動
させ,サーミスタ11による検出温度が60度C以上の
時に第2リレー25を開くコントローラ14とを備え、
充電器17は、第2リレー25の開状態に伴い充電を停
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリ充電システム
に係り、特に、電気自動車の車載バッテリに対する急速
充電時にバッテリ温度が高温となった時は強制的に充電
を停止する場合に好適なバッテリ充電システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電気自動車には動力源としてバッ
テリが搭載されているが、当該車載バッテリに対して
は、所定の充電器により適宜充電が行われるようになっ
ている。この場合、バッテリは、バッテリ温度が高温状
態にある時に充電が行われるとバッテリの品質が劣化す
るため、例えば鉛バッテリの場合には、バッテリ品質の
劣化を防止するために所定温度(例えば60度C)以下
で充電を行うことが推奨されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バッテリを
通常の時間をかけて充電する普通充電の場合には、バッ
テリに対する充電電流が小さいためバッテリの温度上昇
も小さいが、バッテリを短時間で充電する急速充電の場
合には、バッテリに対する充電電流が大きくなるためバ
ッテリの温度上昇も大きくなり、例えば鉛バッテリの急
速充電時にはバッテリ温度が60度C以上になることが
あり、この結果、バッテリの劣化につながるという問題
があった。また、バッテリの急速充電時に、バッテリ温
度の上昇に注意を払いながら充電を行った場合には、充
電時間を十分に取ることができない問題があった。ま
た、バッテリの急速充電時に、冷却ファンによりバッテ
リの冷却を行ったとしても、バッテリ温度が高温になり
過ぎるとバッテリの温度上昇に冷却ファンによる冷却能
力が追い付かないという問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に、バッテリに対する急速充電時にバッテリ
温度の上昇に応じて冷却ファンを作動させバッテリ温度
の上昇を抑制すると共に、冷却にも関わらずバッテリ温
度が高温となった時は強制的に充電を停止させバッテリ
の品質劣化を未然に防止することを可能としたバッテリ
充電システムを提供することを、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、バッテリ側プ
ラグを備えた充電用ケーブルが接続されたバッテリと、
該バッテリを収納したバッテリ収納ボックスと、該バッ
テリ収納ボックスの内部に冷却風を供給する送風機と、
前記バッテリ側プラグに着脱自在に接続される充電側プ
ラグを備えた充電器とを具備してなるバッテリ充電シス
テムにおいて、前記バッテリに付設され当該バッテリの
表面温度を検出するバッテリ温度検出センサと、該バッ
テリ温度検出センサによる検出温度に基づき前記送風機
及び充電器の動作を制御するコントローラとを備え、該
コントローラが、前記充電器による前記バッテリへの充
電時に前記バッテリ温度検出センサによる検出温度と予
め設定された所定温度との大小関係を比較する温度比較
機能と、前記検出温度が所定の送風開始温度に達した時
に前記送風機を作動させる送風制御機能と、前記検出温
度が前記送風開始温度より高い所定の充電停止温度に達
した時に前記充電器による前記バッテリへの充電を停止
させる充電停止制御機能とを具備する、という構成を採
っている。これによって前述した目的を達成しようとす
るものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、充電器によるバッテリへの充
電時に,バッテリ温度検出センサによる検出温度が所定
の送風開始温度に達した時に送風機を駆動するため、例
えばバッテリに対する急速充電時においてバッテリの温
度上昇が大きい場合であっても、バッテリ温度がバッテ
リにダメージを与えるような高温に達する前にバッテリ
を的確に冷却することが可能となる。この結果、バッテ
リの温度上昇を抑制することができるため、従来のよう
にバッテリの温度上昇に注意を払いながら充電を行うこ
とが不要となるため、充電を必要な時間行うことができ
る。また、前述のようにバッテリ温度検出センサによる
検出温度が所定の送風開始温度に達した時に送風機を駆
動するため、充電中に送風機を常時駆動する場合と比較
し、送風機における電力消費を低減することができる。
また、バッテリ温度検出センサによる検出温度が送風開
始温度より高い所定の充電停止温度に達した時は充電を
停止するため、バッテリが充電停止温度以上の高温にな
ることを防止することが可能となり、バッテリの品質が
劣化する不具合を未然に防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明のバッテリ充電システムを電気
自動車に適用してなる実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0008】先ず、本実施例における電気自動車の要部
の構成を図4乃至図8に基づき説明すると、電気自動車
1の車体内部には、バッテリボックス2が搭載されてお
り、バッテリボックス2の内部には、例えば5個のバッ
テリ3,4,5,6,7が直列接続された状態で収納さ
れている。バッテリボックス2の上面に形成された開口
部には、例えば2個の冷却ファン8,9が装着されると
共に、バッテリボックス2の底面に形成された開口部に
は、例えば1個の冷却ファン10が装着されており、冷
却ファン10によりバッテリボックス2内部へ冷却風を
導入し、冷却ファン8,9によりバッテリボックス2内
部を換気するようになっている。
【0009】バッテリボックス2内部の例えば中央に配
置されたバッテリ5の側面部には、図6に示す如く、バ
ッテリ5の表面温度を検出するサーミスタ11が装着さ
れると共に、サーミスタ11は、コネクタ12及び配線
13を介してシステム各部を制御するコントローラ14
へ接続されており、検出したバッテリ温度データをコン
トローラ14へ供給するようになっている。また、バッ
テリボックス2の端部に装着された端子板15からは、
各バッテリ3〜7の各端子に接続された充電用ケーブル
C1,C2が引出されると共に、充電用ケーブルC1,
C2は、車体の外壁部に装備されたレセプタクル16に
配線されている。
【0010】車体の外壁部に装備されたレセプタクル1
6には、充電器17へ充電用ケーブルC3を介して接続
された充電プラグ18が接続されるようになっている。
電気自動車1に搭載した各バッテリ3〜7に対する充電
器17による充電時には、充電器17の充電プラグ18
を車体外壁部のレセプタクル16に接続することによ
り、充電を行うようになっている。また、コントローラ
14を中心とした電気配線系統(後述)には、配線19
等を介してリレー20が介挿されており、リレー20に
よりシステム電源(後述)のオン/オフを行うようにな
っている。
【0011】レセプタクル16には、図7に示す如く前
述した充電用ケーブルC1,C2が配線されると共に、
3本の信号線Y,L,Wが配線されており、当該レセプ
タクル16の充電プラグ18との接続端には、図8に示
す如く充電用ケーブルC1,C2に対応した充電電流用
の端子T1,T2,信号線Y,L,Wに対応した信号線
用の端子T3,T4,T5が配置されている。また、充
電プラグ18には、図7に示す如く3本の信号線を内蔵
した充電用ケーブルC3が配線されており、当該充電プ
ラグ18のレセプタクル16との接続端も、上記図8に
示した配置と同様構成となっている。
【0012】図3はレセプタクル16及び充電プラグ1
8の接続部分を中心とした配線図であり、レセプタクル
16と充電プラグ18との接続時には、バッテリ3〜7
のプラス側端子,マイナス側端子に接続された配線H
1,H2と,充電器17のプラス側端子,マイナス側端
子に接続された配線H3,H4とが各々接続され、信号
線Yと信号線Lとの間が短絡状態となるようになってい
る。
【0013】更に、信号線Wは、コントローラ14の内
部に配設された第2リレー25(後述)の接点25Aを
介して接地されており、当該リレーは通常クローズとな
っている。また、充電器17の内部には、配線H4に接
続された点aと信号線Wに接続された点bとが配設され
ており、充電器17は、点a及び点b間が導通状態か非
導通状態かを検知する機能を備えており、点a及び点b
間が導通している時は各バッテリ3〜7への充電を許可
し、充電中に点a及び点b間が非導通となった時は各バ
ッテリ3〜7への充電を停止するようになっている。
【0014】次に、本実施例におけるコントローラ14
を中心とした電気配線系統の構成を図1に基づき説明す
ると、コントローラ14には、冷却ファン8,9,1
0,サーミスタ11,リレー20,バッテリ3のマイナ
ス側端子,充電器17へ接続された信号線L,Wが接続
され、バッテリ3のプラス側端子には、ヒューズ22を
介してリレー20が接続され、リレー20には、ダイオ
ード23のアノード側が接続され、ダイオード23のカ
ソード側には、充電器17へ接続された信号線Yが接続
されている。この場合、図1の結線にはワイヤリングハ
ーネスを使用し、システム電源はバッテリボックス2内
部における1番GND側のバッテリ3から取り、リレー
20によりシステム電源のオン/オフを行うようになっ
ている。
【0015】充電器17による各バッテリ3〜7に対す
る急速充電に際して、充電器17の充電プラグ18を車
体外壁部のレセプタクル16へ接続すると、信号線Yと
信号線Lとが短絡状態となりリレー20がクローズ状態
となる結果、バッテリ3から電源が供給されシステム電
源が入るようになっている。急速充電が開始すると、充
電器17から各バッテリ3〜7へ大電流が供給されるた
め、各バッテリ3〜7の温度が上昇するようになってい
る。この場合、充電プラグ18とレセプタクル16との
着/脱に伴いシステム電源がオン/オフとなるため、シ
ステム電源投入用のスイッチ等を不要とするようになっ
ている。
【0016】コントローラ14は、バッテリボックス2
内部中央のバッテリ5に装着されたサーミスタ11の出
力に基づきバッテリ温度を常時監視しており、サーミス
タ11により検出したバッテリ温度が予め設定した送風
開始温度(例えば45度C)以上になった時は、コント
ローラ14内部の第1リレー24(図2参照)がクロー
ズとなり、冷却ファン8,9,10を駆動するようにな
っている。これにより、冷却ファン10によりバッテリ
ボックス2内部へ冷却風を導入し、冷却ファン8,9に
よりバッテリボックス2内部を換気するようになってい
る。
【0017】また、コントローラ14は、冷却ファン1
0でバッテリボックス2内部の各バッテリ3〜7が冷却
されることにより、サーミスタ11により検出したバッ
テリ温度が予め設定した送風停止温度(例えば40度
C)以下になった時は、コントローラ14内部の第1リ
レー24(図2参照)がオープンとなり、冷却ファン
8,9,10の駆動を停止するようになっている。
【0018】また、コントローラ14は、冷却ファン1
0の駆動にも関わらず各バッテリ3〜7の温度が上昇を
続け、サーミスタ11により検出したバッテリ温度が予
め設定した充電停止温度(例えば60度C)以上になっ
た時は、コントローラ14内部の第2リレー25(図2
参照)がオープンとなり、上記図3に示した充電器17
内部の点aと点bとの間が非導通状態となる結果、充電
器17がこれを検知し各バッテリ3〜7に対する充電電
流の供給を停止するようになっている。この場合、充電
を停止した充電器17を再起動する時は、付設のリセッ
トスイッチ17Aを押下するようになっている。
【0019】次に、コントローラ14の回路構成を図2
に基づき説明すると、コントローラ14の内部は、第1
及び第2コンパレータ26,27,NPN形トランジス
タ28,29,第1及び第2リレー24,25,ダイオ
ード30,31,第1リレー24の接点24A,第2リ
レー25の接点25A,システム電源用バッテリのプラ
ス側端子32及びマイナス側端子33,サーミスタ11
のプラス側端子34及びマイナス側端子35,冷却ファ
ン8〜10のプラス側端子36及びマイナス側端子3
7,充電器17の充電停止用端子38,電圧安定用のレ
ギュレータ39等から構成されている。
【0020】第1コンパレータ26のマイナス側端子に
は、バッテリの温度変化に応じて変化するサーミスタ1
1の端子電圧が供給されると共に、プラス側端子には基
準電圧が供給されるようになっている。同様に、第2コ
ンパレータ27のマイナス側端子には、バッテリの温度
変化に応じて変化するサーミスタ11の端子電圧が供給
されると共に、プラス側端子には基準電圧が供給される
ようになっている。第1コンパレータ26の出力側に
は、NPN形トランジスタ28のベース側が接続される
と共に、コレクタ側には第1リレー24が接続され、エ
ミッタ側は接地されている。同様に、第2コンパレータ
27の出力側には、NPN形トランジスタ29のベース
側が接続されると共に、コレクタ側には第2リレー25
が接続され、エミッタ側は接地されている。
【0021】また、第1リレー24には、ダイオード3
0が並列接続され、第2リレー25には、ダイオード3
1が並列接続されている。更に、第1リレー24と冷却
ファン8〜10のプラス側端子36との間には、第1リ
レー24の接点24Aが接続され、充電器17の充電停
止用端子38とGNDとの間には、第2リレー25の接
点25Aが接続されている。図中符号40,41は電解
コンデンサ、符号42はコンデンサ、符号43はヒュー
ズを示す。この場合、第1及び第2コンパレータ26,
27のオン/オフには、ヒステリシスが設けられてい
る。
【0022】第1コンパレータ26は、サーミスタ11
の端子電圧と基準電圧とを比較しており、サーミスタ1
1の端子電圧が所定のバッテリ温度(例えば45度C)
以上に対応する電圧となった時に、オン状態となるよう
になっている。これにより、NPN形トランジスタ28
が導通状態となり、これに伴い第1リレー24の接点2
4Aが閉じるため、冷却ファン8〜10が駆動するよう
になっている。
【0023】また、第1コンパレータ26は、サーミス
タ11の端子電圧が所定のバッテリ温度(例えば40度
C)以下に対応する電圧となった時に、オフ状態となる
ようになっている。これにより、NPN形トランジスタ
28が非導通状態となり、これに伴い第1リレー24の
接点24Aが開くため、冷却ファン8〜10の駆動が停
止するようになっている。
【0024】他方、第2コンパレータ27は、サーミス
タ11の端子電圧と基準電圧とを比較しており、サーミ
スタ11の端子電圧が所定のバッテリ温度(例えば60
度C)以上に対応する電圧となった時に、オン状態とな
るようになっている。これにより、NPN形トランジス
タ28が導通状態となり、これに伴い第2リレー25の
接点25Aが開くため、充電器17の充電停止用端子3
8がGNDから切り離され、充電器17による各バッテ
リ3〜7への充電が停止するようになっている。
【0025】次に、上記の如く構成した本実施例におけ
る充電制御及び冷却制御について図9に基づき説明す
る。
【0026】電気自動車1に搭載されたバッテリボック
ス2内部の各バッテリ3〜7に対し充電器17により例
えば急速充電を行うべく、車体外壁部に装備されている
レセプタクル16に充電器17の充電プラグ18を接続
すると(ステップS1の肯定)、上記図3に示した如く
信号線Yと信号線Lとが短絡状態となると共に、リレー
20がオンとなってシステム電源がオン状態となる(ス
テップS2)。
【0027】次に、コントローラ14内部の第1コンパ
レータ26は、バッテリの温度変化に応じて変化するサ
ーミスタ11の端子電圧と基準電圧とを比較し、サーミ
スタ11の端子電圧が所定のバッテリ温度(例えば45
度C)以上に対応する電圧となった場合は(ステップS
3の肯定)、オン状態となる。これにより、NPN形ト
ランジスタ28が導通状態となり、第1リレー24の接
点24Aが閉じるため、冷却ファン8〜10が駆動する
(ステップS4)。この結果、冷却ファン10によりバ
ッテリボックス2内部へ冷却風が導入され、冷却ファン
8,9によりバッテリボックス2内部が換気される。
【0028】次に、第1コンパレータ26は、バッテリ
の温度変化に応じて変化するサーミスタ11の端子電圧
と基準電圧とを比較し、冷却ファン8〜10の駆動に伴
い、サーミスタ11の端子電圧が所定のバッテリ温度
(例えば40度C)以下に対応する電圧となった場合は
(ステップS5の肯定)、オフ状態となる。これによ
り、NPN形トランジスタ28が非導通状態となり、第
1リレー24の接点24Aが開くため、冷却ファン8〜
10の駆動が停止する(ステップS6)。
【0029】冷却ファン8〜10の駆動にも関わらず各
バッテリ3〜7の温度が所定温度(例えば40度C)を
越えて上昇を続けた場合(ステップS5の否定)、コン
トローラ14内部の第2コンパレータ27は、バッテリ
の温度変化に応じて変化するサーミスタ11の端子電圧
と基準電圧とを比較し、サーミスタ11の端子電圧が所
定のバッテリ温度(例えば60度C)以上に対応する電
圧となった場合は(ステップS7の肯定)、オン状態と
なる。これにより、NPN形トランジスタ28が導通状
態となり、第2リレー25の接点25Aが開くため、充
電器17の充電停止用端子38がGNDから切り離さ
れ、充電器17による各バッテリ3〜7への急速充電が
停止する(ステップS8)。
【0030】この後、充電器17による各バッテリ3〜
7に対する充電を終了すべく、車体外壁部に装備された
レセプタクル16と充電器17の充電プラグ18との接
続を外した場合は(ステップS9の否定)、リレー20
がオフとなってシステム電源がオフ状態となり(ステッ
プS10)、充電器17による各バッテリ3〜7に対す
る急速充電が終了する。
【0031】他方、車体外壁部に装備されたレセプタク
ル16と充電器17の充電プラグ18とが接続状態にあ
る場合は(ステップS9の肯定)、第1コンパレータ2
6は、バッテリの温度変化に応じて変化するサーミスタ
11の端子電圧と基準電圧とを比較し、サーミスタ11
の端子電圧が所定のバッテリ温度(例えば40度C)以
下に対応する電圧となった場合は(ステップS11の肯
定)、オフ状態となる。これにより、NPN形トランジ
スタ28が非導通状態となり、第1リレー24の接点2
4Aが開くため、冷却ファン8〜10の駆動が停止する
(ステップS12)。
【0032】これに対し、サーミスタ11の端子電圧が
所定のバッテリ温度(例えば40度C)以下に対応する
電圧となっていない場合は(ステップS11の否定)、
ステップS9の判定を再度行う。次に、ステップS12
における冷却ファン8〜10の駆動停止後、車体外壁部
に装備されたレセプタクル16と充電器17の充電プラ
グ18との接続を外した場合は(ステップS13の否
定)、リレー20がオフとなってシステム電源がオフ状
態となり(ステップS10)、充電器17による各バッ
テリ3〜7に対する急速充電が終了する。以上が、本実
施例における充電制御及び冷却制御の流れである。
【0033】上述したように、本実施例によれば、充電
器17による各バッテリ3〜7に対する充電時に,バッ
テリ温度が所定温度(例えば45度C)以上となった時
は冷却ファン8〜10を駆動するため、例えば急速充電
時にバッテリ温度の上昇度合いが速い場合であっても、
バッテリ温度が例えば60度C以上などの高温に達する
前に各バッテリ3〜7を冷却することが可能となり、こ
の結果、各バッテリ3〜7の温度上昇を抑制することが
できる。従って、従来のようにバッテリ温度に注意を払
いながら充電を行うことが不要となるため、各バッテリ
3〜7にダメージを与えることなく必要な時間にわたっ
て充電を行うことができる。
【0034】また、本実施例によれば、前述した如くバ
ッテリ温度が所定温度(例えば45度C)以上となった
時は冷却ファン8〜10を駆動するため、充電期間中に
冷却ファンを常時駆動する場合と比較し、冷却ファン8
〜10における電力消費を低減することができる。
【0035】また、本実施例によれば、充電器17によ
る各バッテリ3〜7に例えば充電時に,バッテリ温度が
所定温度(例えば60度C等の高温)以上となった時は
充電器17による充電を強制的に停止するため、各バッ
テリ3〜7がそれ以上の高温になることを防止すること
が可能となり、この結果、各バッテリ3〜7の品質が劣
化する不具合を未然に防止することができる。
【0036】また、本実施例によれば、充電プラグ18
とレセプタクル16との着/脱に伴いシステム電源がオ
ン/オフとなるように構成しているため、システム電源
投入用のスイッチや当該スイッチの煩雑な操作等を不要
とすることができる。
【0037】この場合、本実施例では、バッテリ充電シ
ステムを電気自動車に搭載したバッテリに適用した場合
を例に上げたが、バッテリ充電システムが適用されるバ
ッテリは電気自動車搭載のものに限定されるものではな
い。また、本実施例では、冷却ファン8〜10を駆動す
る際の温度及び充電停止を行う際の温度を図10に示し
た温度としたが、当該温度に限定されるものではない。
また、本実施例では、バッテリボックス2の内部に5個
のバッテリを収納したが、バッテリの収納個数は当該個
数に限定されるものではない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバッテリ
充電システムによれば、下記の効果を奏することができ
る。 充電器によるバッテリへの充電時に,バッテリ温度検
出センサによる検出温度が所定の送風開始温度に達した
時に送風機を作動するため、例えばバッテリへの急速充
電時においてバッテリの温度上昇が大きい場合であって
も、バッテリ温度がバッテリにダメージを与えるような
高温に達する前にバッテリを的確に冷却することが可能
となり、この結果、バッテリの温度上昇を抑制すること
ができ、従って、従来のようにバッテリの温度上昇に注
意を払いながら充電を行うことが不要となるため、充電
を必要な時間行うことができる。 また、前述した如くバッテリ温度検出センサによる検
出温度が所定の送風開始温度に達した時に送風機を駆動
するため、充電期間中に送風機を常時作動する場合と比
較し、送風機における電力消費を低減することができ
る。 また、バッテリ温度検出センサによる検出温度が送風
開始温度より高い所定の充電停止温度に達した時は充電
を停止するため、バッテリが充電停止温度以上の高温に
なることを防止することが可能となり、この結果、バッ
テリの品質が劣化する不具合を未然に防止することがで
きる。 また、送風機の作動中に,バッテリ温度検出センサに
よる検出温度が送風開始温度より低い所定の送風停止温
度に低下した時に送風機の作動を停止させるようにした
場合には、更に電力消費を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した本実施例における要部の構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施例におけるコントローラ内部の構成を示
す回路図である。
【図3】本実施例における充電プラグ及びレセプタクル
の接続箇所を中心した結線図である。
【図4】本実施例における電気自動車の概略図である。
【図5】本実施例におけるバッテリボックス・充電器・
コントローラ等の接続関係を示す説明図である。
【図6】本実施例におけるバッテリへのサーミスタの取
付状態を示す説明図である。
【図7】本実施例における接続を外した状態のレセプタ
クル及び充電プラグの説明図である。
【図8】本実施例におけるレセプタクルの接続側端面の
説明図である。
【図9】本実施例における充電制御及び冷却制御の流れ
図である。
【符号の説明】
1 電気自動車 2 バッテリ収納ボックスとしてのバッテリボックス 3,4,5,6,7 バッテリ 8,9 冷却ファン 10 送風機としての冷却ファン 11 バッテリ温度検出センサとしてのサーミスタ 14 コントローラ 16 バッテリ側プラグとしてのレセプタクル 17 充電器 18 充電側プラグとしての充電プラグ 24 第1リレー 25 第2リレー 26 第1コンパレータ 27 第2コンパレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ側プラグを備えた充電用ケーブ
    ルが接続されたバッテリと、該バッテリを収納したバッ
    テリ収納ボックスと、該バッテリ収納ボックスの内部に
    冷却風を供給する送風機と、前記バッテリ側プラグに着
    脱自在に接続される充電側プラグを備えた充電器とを具
    備してなるバッテリ充電システムにおいて、 前記バッテリに付設され当該バッテリの表面温度を検出
    するバッテリ温度検出センサと、該バッテリ温度検出セ
    ンサによる検出温度に基づき前記送風機及び充電器の動
    作を制御するコントローラとを備え、 該コントローラが、前記充電器による前記バッテリへの
    充電時に前記バッテリ温度検出センサによる検出温度と
    予め設定された所定温度との大小関係を比較する温度比
    較機能と、前記検出温度が所定の送風開始温度に達した
    時に前記送風機を作動させる送風制御機能と、前記検出
    温度が前記送風開始温度より高い所定の充電停止温度に
    達した時に前記充電器による前記バッテリへの充電を停
    止させる充電停止制御機能とを具備したことを特徴とす
    るバッテリ充電システム。
  2. 【請求項2】 前記コントローラが、更に、前記送風機
    の作動中に,前記バッテリ温度検出センサによる検出温
    度が前記送風開始温度より低い所定の送風停止温度に低
    下した時に前記送風機の作動を停止させる送風停止制御
    機能を備えていることを特徴とする請求項1記載のバッ
    テリ充電システム。
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