JP2019015230A - スイッチ診断装置及びスイッチ診断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡易な回路構成でスイッチの状態を判定できるスイッチ診断装置及びスイッチ診断方法を提供する。【解決手段】スイッチ診断装置1は、一端で接地されている第1電池11の他端に直列に接続される第1スイッチ21と、一端において第1節点31を介して第1スイッチ21に直列に接続され、他端において第2節点32を介して外部回路に接続される第2スイッチ22とを制御する制御部2と、第1節点31の電位を第1電位として検出する電位検出部4とを備える。制御部2は、第1電位に基づいて、第1スイッチ21及び第2スイッチ22の少なくとも一方の異常状態を判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチ診断装置及びスイッチ診断方法に関する。
従来、電池の上流側に接続された複数のリレー等のスイッチの状態を、接続経路中の電位に基づいて判定する構成が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2012−202309号公報
電位に基づく判定が複数の比較器又は分圧抵抗等を含む回路によって行われる場合、回路構成が複雑化しうる。
かかる観点に鑑みてなされた本発明の目的は、比較的簡易な回路構成でスイッチの状態を判定できるスイッチ診断装置及びスイッチ診断方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の観点に係るスイッチ診断装置は、
一端で接地されている第1電池の他端に直列に接続される第1スイッチと、
一端において第1節点を介して前記第1スイッチに直列に接続され、他端において第2節点を介して外部回路に接続される第2スイッチと
を制御する制御部と、
前記第1節点の電位を第1電位として検出する電位検出部と
を備え、
前記制御部は、前記第1電位に基づいて、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの少なくとも一方の異常状態を判定する。
上記課題を解決するために、第2の観点に係るスイッチ診断方法は、
一端で接地されている第1電池の他端に直列に接続される第1スイッチと、一端において第1節点を介して前記第1スイッチに直列に接続され、他端において第2節点を介して外部回路に接続される第2スイッチとを制御するステップと、
前記第1節点の電位を第1電位として検出するステップと、
前記第1電位に基づいて、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの少なくとも一方の異常状態を判定するステップと
を含む。
第1の観点に係るスイッチ診断装置によれば、比較的簡易な回路構成でスイッチの状態が判定されうる。
第2の観点に係るスイッチ診断方法によれば、比較的簡易な回路構成でスイッチの状態が判定されうる。
実施形態1に係る制御システムの構成例を示すブロック図である。 スイッチが正常に動作する場合の各モードの状態の一例を示す表である。 第1モードにおける制御システムの動作状況の一例を示すブロック図である。 第2モードにおける制御システムの動作状況の一例を示すブロック図である。 第3モードにおける制御システムの動作状況の一例を示すブロック図である。 第4モードにおける制御システムの動作状況の一例を示すブロック図である。 第1スイッチが閉固着状態の場合の各モードの状態の一例を示す表である。 第1スイッチが開固着状態の場合の各モードの状態の一例を示す表である。 第2スイッチが閉固着状態の場合の各モードの状態の一例を示す表である。 第2スイッチが開固着状態の場合の各モードの状態の一例を示す表である。 ヒューズが断線している場合の各モードの状態の一例を示す表である。 スイッチ診断方法の手順の一例を示すフローチャートである。 実施形態2に係るスイッチ診断方法の手順の一例を示すフローチャートである。 図13のサブルーチンの手順の一例を示すフローチャートである。 図13のサブルーチンの手順の一例を示すフローチャートである。 図13のサブルーチンの手順の一例を示すフローチャートである。
(実施形態1)
図1に示されるように、実施形態1に係る制御システム100は、スイッチ診断装置1と、第1電池11と、第2電池12と、スタータ13と、負荷14と、スタータジェネレータ15とを備える。各構成部を接続する実線は、電力の流れを示す。各構成部を接続する破線は、制御情報の流れを示す。制御情報は、各構成部の状態を示す情報、又は、各構成部に対する制御内容を示す情報を含んでよい。
制御システム100は、ガソリンエンジン若しくはディーゼルエンジン等の内燃機関を備えた車両、又は内燃機関と電動機との双方の動力で走行可能なハイブリッド車両等の車両に搭載されてよい。
第1電池11は、一端で接地し、他端で第1スイッチ21に接続する。第1スイッチ21は、一端で第1電池11に接続し、他端で第1節点31を介して第2スイッチ22に接続する。第2スイッチ22は、一端で第1節点31を介して第1スイッチ21に接続し、他端で第2節点32を介してヒューズ24に接続する。ヒューズ24は、一端で第2節点32を介して第2スイッチ22に接続し、他端で第3スイッチ23の一端に接続する。第1電池11と、第1スイッチ21と、第2スイッチ22と、ヒューズ24とは、直列に接続する。
第3スイッチ23は、一端でヒューズ24と、スタータジェネレータ15とに接続する。ヒューズ24とスタータジェネレータ15とは、並列に接続する。第3スイッチ23は、他端で、第2電池12と、スタータ13と、負荷14とに接続する。第2電池12とスタータ13と負荷14とは、並列に接続する。第2電池12、スタータ13、負荷14、及びスタータジェネレータ15はそれぞれ、一端で第3スイッチ23に接続し、他端で接地する。
スイッチ診断装置1は、制御部2と、記憶部3と、電位検出部4とを備える。
制御部2は、制御システム100の各構成部に有線又は無線の通信によって通信可能に接続する。制御部2は、各構成部に対して制御指示を出力したり、各構成部から情報を取得したりしてよい。制御部2は、例えば、第1電池11又は第2電池12の端子電圧を取得してよい。制御部2は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサで構成されてよい。スイッチ診断装置1が車両に搭載される場合、制御部2は、車両のECU(Electric Control Unit又はEngine Control Unit)として構成されてよい。
記憶部3は、制御部2に接続され、制御部2から取得した情報を格納する。記憶部3は、制御部2のワーキングメモリとして機能してよい。記憶部3は、制御部2で実行されるプログラムを格納してよい。記憶部3は、例えば、半導体メモリで構成されるが、これには限られず、磁気記憶媒体で構成されてよいし、他の記憶媒体で構成されてよい。記憶部3は、制御部2の一部として含まれてよい。
電位検出部4は、例えば電圧センサとして構成される。電位検出部4は、第1節点31及び第2節点32における電位を検出する。電位は、接地点の電位を基準として検出されてよい。電位検出部4は、検出した電位を制御部2に出力する。
制御部2は、第1スイッチ21、第2スイッチ22、及び第3スイッチ23それぞれの開閉状態を制御する。第1スイッチ21、第2スイッチ22、及び第3スイッチ23は、スイッチと総称される。スイッチが閉状態である場合、そのスイッチの両端は、導通するものとする。スイッチが開状態である場合、そのスイッチの両端は、絶縁するものとする。つまり、スイッチは、閉状態で、両端に接続する構成部を互いに電気的に接続し、開状態で、両端に接続する構成部を互いに電気的に遮断する。スイッチは、可動部を有する機械的なスイッチであってよい。スイッチは、接点を有し、接点を開閉することによって、導通状態と遮断状態とを切り替えるように構成されてよい。スイッチは、例えば、電磁式のリレーであってよい。
第1電池11は、第1スイッチ21と第2スイッチ22とがともに閉状態である場合に、ヒューズ24を介して、スタータジェネレータ15と並列に接続する。第1電池11は、さらに第3スイッチ23が閉状態である場合に、第2電池12、スタータ13、及び負荷14と並列に接続する。第1電池11は、第3スイッチ23が閉状態である場合に、第2電池12及び負荷14に電力を供給しうる。
第1電池11は、例えばリチウムイオン電池又はニッケル水素電池等であるが、これらに限られず、他の二次電池であってよい。第2電池12は、例えば鉛蓄電池であるが、これに限られず、他の二次電池であってよい。本実施形態において、第1電池11及び第2電池12はそれぞれ、リチウムイオン電池及び鉛蓄電池であるものとする。第1電池11の端子電圧及び第2電池12の端子電圧はそれぞれ、V及びVと表現するものとする。
第1電池11は、電池パックに含まれてよい。電池パックは、スイッチ診断装置1と、第1スイッチ21と、第2スイッチ22と、ヒューズ24とを含んでよい。電池パックは、BMS(Battery Management System)を含んでよい。スイッチ診断装置1は、BMSとして機能してもよいし、BMSに含まれてもよい。
第2電池12は、第3スイッチ23が開状態である場合、スタータ13と負荷14とに電力を供給しうる。スタータ13と負荷14とは、外部回路ともいう。
スタータ13は、例えばセルモータを含んで構成されうる。スタータ13は、第1電池11及び第2電池12の少なくとも一方から供給される電力で駆動し、車両のエンジンを始動させる。
負荷14は、例えば車両に備えられたオーディオ、エアコンディショナ、及びナビゲーションシステム等の電子機器を含みうる。負荷14は、供給された電力を消費して動作する。負荷14は、エンジンが停止している間、第1電池11及び第2電池12の少なくとも一方から供給される電力で動作しうる。負荷14は、エンジンが駆動している間、スタータジェネレータ15及び第1電池11の少なくとも一方から供給される電力で動作しうる。
スタータジェネレータ15は、車両のエンジンに機械的に接続される。スタータジェネレータ15は、発電機として機能するとともに、電動機としても機能しうる。つまり、スタータジェネレータ15は、エンジンが駆動している間、発電を行い、負荷14等に電力を供給する。電力の供給は、給電ともいう。つまり、スタータジェネレータ15は、エンジンが駆動している間、負荷14等に給電する。スタータジェネレータ15は、エンジンがアイドリングストップ等で停止しているとき、電動機として機能し、エンジンを始動させうる。スタータジェネレータ15は、ISG(Integrated Starter Generator)ともいう。スタータジェネレータ15は、発電機として機能するオルタネータに置き換えられてよい。スタータジェネレータ15及びオルタネータは、給電部ともいう。
スタータジェネレータ15がエンジンの駆動によって発電した電力は、レギュレータで出力電圧を調整されて、第1電池11、第2電池12及び負荷14に供給されうる。スタータジェネレータ15は、車両の減速時等に回生によって発電可能である。スタータジェネレータ15が回生発電した電力は、第1電池11又は第2電池12に蓄電されうる。
制御システム100は、複数の動作モードで動作してよい。本実施形態において、制御システム100は、第1〜第4モードで動作するものとする。制御部2は、各モードにおいて、図2に示されるようにスイッチの開閉状態を制御してよい。制御システム100は、これらのモードに限られず、他のモードで動作してよい。
第1モードは、エンジンが停止しているときに、エンジンを始動させる動作に対応する。制御部2は、第1モードにおいて、第1スイッチ21、第2スイッチ22、及び第3スイッチ23を全て開状態にする。この場合、図3において破線の矢印で示されるように、第2電池12は、放電し、スタータ13と負荷14とに電力を供給する。スタータ13が駆動することによって、エンジンが起動する。第1モードにおいて、第1節点31の電位と、第2節点32の電位とは、ともに0である。第1節点31の電位は、第1電位ともいう。第2節点32の電位は、第2電位ともいう。
第2モードは、エンジンが駆動しているときに、スタータジェネレータ15から供給される電力で第2電池12が充電され、負荷14が駆動される動作に対応する。制御部2は、第2モードにおいて、第3スイッチ23を閉状態に遷移させ、第1スイッチ21及び第2スイッチ22を開状態のままとする。この場合、図4において破線の矢印で示されるように、スタータジェネレータ15は、エンジンの駆動に応じて発電する電力を、第2電池12と負荷14とに供給する。第2電池12は、スタータジェネレータ15から供給される電力で充電される。第2電池12は、満充電電圧まで充電されてよいし、適宜設定される電圧まで充電されてよい。第2モードにおいて、第1スイッチ21及び第2スイッチ22がともに開状態であることによって遮断される第1節点31の電位は0である。第3スイッチ23が閉状態であることによって第2電池12に接続する第2節点32の電位は、第2電池12の端子電圧(V)である。
第3モードは、エンジンがアイドリングストップ等で停止中の状態となっているときに、所定の電圧まで充電された第2電池12から供給される電力で負荷14が駆動される動作に対応する。制御部2は、第3モードにおいて、第1スイッチ21及び第2スイッチ22を開状態のままとし、第3スイッチ23を閉状態のままとする。つまり、制御部2は、第3モードにおけるスイッチの開閉状態を、第2モードにおけるスイッチの開閉状態のままとする。この場合、図5において破線の矢印で示されるように、負荷14は、第2電池12から供給される電力で駆動する。第3モードにおいて、第1電位及び第2電位はそれぞれ、0及び第2電池12の端子電圧(V)である。
第4モードは、第1電池11の端子電圧(V)と第2電池12の端子電圧(V)とが近づいたときに、第1電池11と第2電池12とを並列に接続する動作に対応する。制御部2は、第4モードにおいて、第1スイッチ21及び第2スイッチ22を閉状態に遷移させ、第3スイッチ23を閉状態のままとする。この場合、図6において破線の矢印で示されるように、第1電池11と第2電池12とは、放電し、負荷14に電力を供給しうる。第1電池11の端子電圧(V)と第2電池12の端子電圧(V)とは、互いに略同一となりうる。
第4モードと同じく、第1スイッチ21及び第2スイッチ22が閉状態であり、且つ、第3スイッチ23が開状態である場合、制御システム100は、第4モードとは異なる第5モードで動作してよい。第5モードでは、第1電池11と第2電池12とは、スタータジェネレータ15から供給される電力で充電されうる。この場合、スタータジェネレータ15が出力する電圧は、第1電池11の端子電圧(V)及び第2電池12の端子電圧(V)より高い。第1電池11と第2電池12とは、並列に接続した状態で充放電することで、それぞれの端子電圧が所定の電圧に近づくように制御されうる。所定の電圧は、例えば、第1電池11の満充電電圧、及び、第2電池12の満充電電圧のうち、低い方の電圧に設定されてよい。所定の電圧は、これに限られず、適宜設定されてよい。第4モード及び第5モードにおいて、第1電位及び第2電位は、第1電池11の端子電圧(V)及び第2電池12の端子電圧(V)のうち一方の電圧、又は、V及びVの間の電圧となりうる。
本実施形態において、第2電池12の満充電電圧は、第1電池11の満充電電圧より低いものとする。この場合、第1電池11と第2電池12とは、それぞれの端子電圧が第2電池12の満充電電圧に近づくように充放電してよい。
制御部2は、第3モードから第4モードに遷移するとき、第1スイッチ21及び第2スイッチ22を開状態から閉状態に遷移させる。制御部2は、第1スイッチ21及び第2スイッチ22の一方を開状態から閉状態に遷移させ、所定時間あけて、他方の状態を開状態から閉状態に遷移させてよい。所定時間は、例えば数十ミリ秒から数百ミリ秒の範囲で設定されてよい。第1スイッチ21及び第2スイッチ22の状態が同時に遷移される場合と比較して、第1スイッチ21及び第2スイッチ22の状態が時間差で遷移されることによって、スイッチの状態遷移時に発生する音の大きさが低減されうる。
本実施形態において、制御部2は、第3モードから第4モードに遷移するとき、第2スイッチ22を開状態から閉状態に遷移させた後、第1スイッチ21を開状態から閉状態に遷移させるものとする。この場合、第3モードと第4モードとの間に、第1スイッチ21及び第2スイッチ22がそれぞれ開状態及び閉状態である状態が発生する。この状態は、第3モードから第4モードへ遷移している途中の状態であり、図2において、遷移中モードと表現される。この状態において、第1電位及び第2電位は、第2電池12の端子電圧(V)である。
スイッチが正常に動作する場合、スイッチの開閉状態は、制御部2からの制御指示によって正常に遷移する。第1スイッチ21及び第2スイッチ22が正常に動作する場合、制御システム100は、図2〜図6に示される各モードで正常に動作しうる。各スイッチが正常に動作する場合の各モードにおける第1電位及び第2電位はそれぞれ、第1正常時電位及び第2正常時電位ともいう。第1正常時電位及び第2正常時電位は、記憶部3に格納されてよい。
第1スイッチ21及び第2スイッチ22の少なくとも一方の開閉状態が異常である場合、制御部2は、第1電位及び第2電位に基づいて、スイッチの異常状態を判定してよい。制御部2は、第1電位及び第2電位を、記憶部3に格納された第1正常時電位及び第2正常時電位と比較し、スイッチの異常状態を判定してよい。スイッチの異常状態は、開状態のままで固着する状態、又は、閉状態のままで固着する状態を含んでよい。開状態のままで固着する状態は、開固着している状態又は開固着状態ともいう。閉状態のままで固着する状態は、閉固着している状態又は閉固着状態ともいう。
第1スイッチ21が閉固着状態である場合、制御システム100が各モードで動作するときの、各スイッチの状態、並びに、第1電位及び第2電位は、図7に示される。図7の表において、図2の表と異なるセルは、右上がり斜線のハッチングで強調される。第1スイッチ21の開閉状態は、第1モード、第2モード、第3モード、及び遷移中モードにおいて、図2に示される正常時における開閉状態と異なる。
第1スイッチ21が閉固着状態である場合、第1電位は、第1モード、第2モード、及び第3モードにおいて、第1電池11の端子電圧(V)である。第1モード、第2モード、及び第3モードにおける第1電位は、第1正常時電位と異なる。制御部2は、第1モード、第2モード、及び第3モードにおける第1電位に基づいて、第1スイッチ21が閉固着状態であるか判定してよい。制御部2は、第1モード、第2モード、及び第3モードにおける第1電位と第1正常時電位との比較に基づいて、第1スイッチ21が閉固着状態であるか判定してよい。
第1スイッチ21が閉固着状態である場合、第1電位は、遷移中モードにおいて、第1電池11の端子電圧(V)及び第2電池12の端子電圧(V)のうち一方の電圧、又は、V及びVの間の電圧である。遷移中モードにおける第1電位は、第1正常時電位と異なりうる。制御部2は、遷移中モードにおける第1電位に基づいて、第1スイッチ21が閉固着状態であるか判定してよい。制御部2は、遷移中モードにおける第1電位と第1正常時電位との比較に基づいて、第1スイッチ21が閉固着状態であるか判定してよい。
第1スイッチ21が開固着状態である場合、制御システム100が各モードで動作するときの、各スイッチの状態、並びに、第1電位及び第2電位は、図8に示される。図8の表において、図2の表と異なるセルは、右上がり斜線のハッチングで強調される。第1スイッチ21の開閉状態は、第4モードにおいて、図2に示される正常時における開閉状態と異なる。第1電位は、第4モードにおいて、第2電池12の端子電圧(V)である。
第1スイッチ21が開固着状態である場合、第4モードにおいて、第1電池11は、第2電池12に並列に接続されない。この場合、第2電池12は、第1電池11の端子電圧にかかわらず、第2電池12の満充電電圧まで充電されうる。第2電池12の満充電電圧が第1電池11の満充電電圧より高い場合、第2電池12の端子電圧(V)は、正常時の値より高くなりうる。つまり、第1スイッチ21が開固着状態である場合、第4モードにおける第1電位は、正常時よりも高くなりうる。制御部2は、第4モードにおける第1電位に基づいて、第1スイッチ21が開固着状態であるか判定してよい。制御部2は、第4モードにおける第1電位と第1正常時電位との比較に基づいて、第1スイッチ21が開固着状態であるか判定してよい。制御部2は、さらに第2電池12の端子電圧(V)に基づいて、第1スイッチ21が開固着状態であるか判定してよい。
第2スイッチ22が閉固着状態である場合、制御システム100が各モードで動作するときの、各スイッチの状態、並びに、第1電位及び第2電位は、図9に示される。図9の表において、図2の表と異なるセルは、右上がり斜線のハッチングで強調される。第2スイッチ22の開閉状態は、第1モード、第2モード、及び第3モードにおいて、図2に示される正常時における開閉状態と異なる。第1電位は、第2モード及び第3モードにおいて、第2電池12の端子電圧(V)であり、第1正常時電位と異なる。制御部2は、第2モード及び第3モードにおける第1電位に基づいて、第2スイッチ22が閉固着状態であるか判定してよい。制御部2は、第2モード及び第3モードにおける第1電位と第1正常時電位との比較に基づいて、第2スイッチ22が閉固着状態であるか判定してよい。制御部2は、さらに第2電池12の端子電圧(V)に基づいて、第1スイッチ21が開固着状態であるか判定してよい。
第2スイッチ22が開固着状態である場合、制御システム100が各モードで動作するときの、各スイッチの状態、並びに、第1電位及び第2電位は、図10に示される。図10の表において、図2の表と異なるセルは、右上がり斜線のハッチングで強調される。第2スイッチ22の開閉状態は、第4モードにおいて、図2に示される正常時における開閉状態と異なる。第1電位は、遷移中モードにおいて、0であり、第1正常時電位と異なる。制御部2は、遷移中モードにおける第1電位に基づいて、第2スイッチ22が開固着状態であるか判定してよい。制御部2は、遷移中モードにおける第1電位と第1正常時電位との比較に基づいて、第2スイッチ22が開固着状態であるか判定してよい。
ヒューズ24が断線している場合、制御システム100が各モードで動作するときの、各スイッチの状態、並びに、第1電位及び第2電位は、図11に示される。図11の表において、図2の表と異なるセルは、右上がり斜線のハッチングで強調される。遷移中モードにおいて、第1電位は0であり、第1正常時電位と異なる。制御部2は、遷移中モードにおける第1電位に基づいて、ヒューズ24が断線しているか判定してよい。制御部2は、遷移中モードにおける第1電位と第1正常時電位との比較に基づいて、ヒューズ24が断線しているか判定してよい。
本実施形態に係るスイッチ診断装置1によれば、第1スイッチ21及び第2スイッチ22の間に位置する第1節点31の電位が検出されるだけで、スイッチの異常状態又はヒューズ24の断線が判定されうる。比較器又は分圧抵抗等の回路を有する装置と比較して、簡易な構成でスイッチの診断が実現されうる。スイッチ診断装置1は、スイッチの異常状態を検出するための特殊な制御ではなく、通常の動作モードの遷移によって、スイッチの異常状態を検出しうる。
図10に示されるように、第2スイッチ22が開固着状態である場合、第1電位は、第4モードにおいて、第1電池11の端子電圧(V)である。第2電位は、第4モードにおいて、第2電池12の端子電圧(V)である。つまり、第2スイッチ22が開固着状態である場合、第4モードにおける第1電位は、第2電位と異なりうる。一方で、第2スイッチ22が正常な開閉状態である場合、第4モードにおいて第2スイッチ22が閉状態に遷移させることによって、第1電位と第2電位とは略同一になりうる。制御部2は、第4モードにおける第1電位と第2電位との比較に基づいて、第2スイッチ22が開固着状態であるか判定してよい。制御部2は、第4モードにおける第2電位と第2正常時電位との比較に基づいて、第2スイッチ22が開固着状態であるか判定してよい。制御部2は、さらに第2電池12の端子電圧(V)に基づいて、第1スイッチ21が開固着状態であるか判定してよい。
図11に示されるように、ヒューズ24が断線している場合、第2モード及び第3モードにおいて、第2電位は0であり、図2に示される正常時における第2電位と異なる。制御部2は、第2モード又は第3モードにおける第2電位に基づいて、ヒューズ24が断線しているか判定してよい。制御部2は、第2モード又は第3モードにおける第2電位と第2正常時電位との比較に基づいて、ヒューズ24が断線しているか判定してよい。
図11に示されるように、ヒューズ24が断線している場合、第4モードにおいて、第1電位及び第2電位は、第1電池11の端子電圧(V)であり、図2に示される正常時における第1電位及び第2電位と異なりうる。制御部2は、第4モードにおける第1電位又は第2電位に基づいて、ヒューズ24が断線しているか判定してよい。制御部2は、第4モードにおける第1電位又は第2電位と第1正常時電位又は第2正常時電位との比較に基づいて、ヒューズ24が断線しているか判定してよい。
第2スイッチ22が開固着状態である場合、及び、ヒューズ24が断線している場合の両方において、遷移中モードの第1電位は0である(図10及び図11参照)。制御部2は、遷移中モードの第1電位が0であることに基づいて、第2スイッチ22が開固着状態であるか、ヒューズ24が断線しているか、どちらとも判定できないことがある。この場合、制御部2は、遷移中モードの第2電位にさらに基づいて、第2スイッチ22が開固着状態であるか、ヒューズ24が断線しているか判定しうる。制御部2は、遷移中モードにおける第1電位及び第2電位がともに0である場合、ヒューズ24が断線していると判定してよい。制御部2は、遷移中モードにおいて、第1電位が0である一方で、第2電位が第2電池12の端子電圧(V)である場合、第2スイッチ22が開固着状態であると判定してよい。
第1スイッチ21が開固着状態である場合、第4モードにおける第1電位は、スタータジェネレータ15が出力する電圧に近づきうる。制御部2は、第4モードにおける第1電位と、スタータジェネレータ15が出力する電圧とを比較し、第1スイッチ21が開固着状態であるか判定してよい。
本実施形態に係るスイッチ診断装置1によれば、第1電位に加えて、第2電位が検出されることで、第2スイッチ22の状態とヒューズ24の状態とがさらに判定されうる。
制御部2は、図12のフローチャートに示される手順に沿って、スイッチの異常状態を判定しうる。
制御部2は、制御システム100の動作モードに応じて、各スイッチの開閉状態を制御する(ステップS1)。
制御部2は、電位検出部4によって、各モードにおける第1電位を検出する(ステップS2)。
制御部2は、第1モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致するか判定する(ステップS3)。制御部2は、第1電位と第1正常時電位との差が所定値未満となる場合に、第1電位が第1正常時電位と略一致すると判定してよい。所定値は、適宜定められてよい。制御部2は、他の値の比較においても、比較対象の値が略一致するか否かを、所定値に基づいて判定してよい。
制御部2は、第1モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致しない場合(ステップS3:NO)、第1スイッチ21が閉固着状態であると判定する(ステップS4)。制御部2は、ステップS4の後、図12のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、第1モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致する場合(ステップS3:YES)、第2モード又は第3モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致するか判定する(ステップS5)。
制御部2は、第2モード又は第3モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致しない場合(ステップS5:NO)、第2スイッチ22が閉固着状態であると判定する(ステップS6)。制御部2は、ステップS6の後、図12のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、第2モード又は第3モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致する場合(ステップS5:YES)、遷移中モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致するか判定する(ステップS7)。
制御部2は、遷移中モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致しない場合(ステップS7:NO)、第2スイッチ22が開固着状態であると判定する(ステップS8)。制御部2は、ステップS8の後、図12のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、遷移中モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致する場合(ステップS7:YES)、第4モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致するか判定する(ステップS9)。
制御部2は、第4モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致しない場合(ステップS9:NO)、第1スイッチ21が開固着状態であると判定する(ステップS10)。制御部2は、ステップS10の後、図12のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、第4モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致する場合(ステップS9:YES)、図12のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、ステップS5、S7及びS9それぞれにおいて、第2モード、第3モード、及び遷移中モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致しないと判定した場合、第1スイッチ21が閉固着状態であると判定してもよい。
制御部2は、ステップS9において、第4モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致しないと判定した場合、第2スイッチ22が開固着状態であると判定してもよい。
制御部2は、ステップS7及びS9それぞれにおいて、遷移中モード及び第4モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致しないと判定した場合、ヒューズ24が断線していると判定してもよい。
本実施形態に係るスイッチ診断装置1及びスイッチ診断方法によれば、第1電位が検出されるだけで、スイッチの異常状態が判定されうる。複数のモードにおいてスイッチの異常状態が判定されうることによって、判定の精度が向上されうる。
(実施形態2)
制御部2は、図13〜図16のフローチャートに示される手順に沿って、スイッチの異常状態又はヒューズ24の断線を判定しうる。
制御部2は、制御システム100の動作モードに応じて、各スイッチの開閉状態を制御する(ステップS11)。
制御部2は、電位検出部4によって、各モードにおける第1電位及び第2電位を検出する(ステップS12)。
制御部2は、第1モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致するか判定する(ステップS13)。
制御部2は、第1モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致しない場合(ステップS13:NO)、第1スイッチ21が閉固着状態であると判定する(ステップS14)。制御部2は、ステップS14の後、図13のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、第2モード又は第3モードにおける第1電位及び第2電位に基づく判定を実行する(ステップS15)。制御部2は、ステップS15において、図14に示されるフローチャートの手順を実行する。
制御部2は、第2モード又は第3モードにおける第2電位が第2正常時電位と略一致するか判定する(図14のステップS21)。
制御部2は、第2モード又は第3モードにおける第2電位が第2正常時電位と略一致しない場合(ステップS21:NO)、ヒューズ24が断線していると判定する(ステップS22)。制御部2は、ステップS22の後、図13のフローチャートの手順に戻り、図13のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、第2モード又は第3モードにおける第2電位が第2正常時電位と略一致する場合(ステップS21:YES)、第2モード又は第3モードにおける第1電位が第2電位と略一致するか判定する(ステップS23)。
制御部2は、第2モード又は第3モードにおける第1電位が第2電位と略一致する場合(ステップS23:YES)、第2スイッチ22が閉固着状態であると判定する(ステップS24)。制御部2は、ステップS24の後、図13のフローチャートの手順に戻り、図13のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、第2モード又は第3モードにおける第1電位が第2電位と略一致しない場合(ステップS23:NO)、第2モード又は第3モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致するか判定する(ステップS25)。
制御部2は、第2モード又は第3モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致しない場合(ステップS25:NO)、第1スイッチ21が閉固着状態であると判定する(ステップS26)。制御部2は、ステップS26の後、図13のフローチャートの手順に戻り、図13のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、第2モード又は第3モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致する場合(ステップS25:YES)、図13のフローチャートの手順に戻り、ステップS16に進む。
制御部2は、遷移中モードにおける第1電位及び第2電位に基づく判定を実行する(ステップS16)。制御部2は、ステップS16において、図15に示されるフローチャートの手順を実行する。
制御部2は、遷移中モードにおける第2電位が第2正常時電位と略一致するか判定する(図15のステップS31)。
制御部2は、遷移中モードにおける第2電位が第2正常時電位と略一致しない場合(ステップS31:NO)、ヒューズ24が断線していると判定する(ステップS32)。制御部2は、ステップS32の後、図13のフローチャートの手順に戻り、図13のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、遷移中モードにおける第2電位が第2正常時電位と略一致する場合(ステップS31:YES)、遷移中モードにおける第1電位が第2電位と略一致するか判定する(ステップS33)。
制御部2は、遷移中モードにおける第1電位が第2電位と略一致する場合(ステップS33:YES)、第1スイッチ21が閉固着状態であると判定する(ステップS34)。制御部2は、ステップS34の後、図13のフローチャートの手順に戻り、図13のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、遷移中モードにおける第1電位が第2電位と略一致しない場合(ステップS33:NO)、遷移中モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致するか判定する(ステップS35)。
制御部2は、遷移中モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致しない場合(ステップS35:NO)、第2スイッチ22が開固着状態であると判定する(ステップS36)。制御部2は、ステップS36の後、図13のフローチャートの手順に戻り、図13のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、遷移中モードにおける第1電位が第1正常時電位と略一致する場合(ステップS35:YES)、図13のフローチャートの手順に戻り、ステップS17に進む。
制御部2は、第4モードにおける第1電位及び第2電位に基づく判定を実行する(ステップS17)。制御部2は、ステップS17において、図16に示されるフローチャートの手順を実行する。
制御部2は、第4モードにおける第1電位が第2電位と略一致するか判定する(図16のステップS41)。
制御部2は、第4モードにおける第1電位が第2電位と略一致しない場合(ステップS41:NO)、第2スイッチ22が開固着状態であると判定する(ステップS42)。制御部2は、ステップS42の後、図13のフローチャートの手順に戻り、図13のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、第4モードにおける第1電位が第2電位と略一致する場合(ステップS41:YES)、第4モードにおける第1電位及び第2電位が第1電池11の端子電圧(V)と略一致するか判定する(ステップS43)。
制御部2は、第4モードにおける第1電位及び第2電位が第1電池11の端子電圧(V)と略一致する場合(ステップS43:YES)、ヒューズ24が断線していると判定する(ステップS44)。制御部2は、ステップS44の後、図13のフローチャートの手順に戻り、図13のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、第4モードにおける第1電位及び第2電位が第1電池11の端子電圧(V)と略一致しない場合(ステップS43:NO)、第4モードにおける第1電位及び第2電位が第2電池12の端子電圧(V)と略一致するか判定する(ステップS45)。
制御部2は、第4モードにおける第1電位及び第2電位が第2電池12の端子電圧(V)と略一致する場合(ステップS45:YES)、第1スイッチ21が開固着状態であると判定する(ステップS46)。制御部2は、ステップS46の後、図13のフローチャートの手順に戻り、図13のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、第4モードにおける第1電位及び第2電位が第2電池12の端子電圧(V)と略一致しない場合(ステップS45:NO)、図13のフローチャートの手順に戻り、図13のフローチャートの手順を終了する。
制御部2は、ステップS43及びS45において、略一致の判定の基準となる所定値を、他のステップにおける判定の基準となる所定値よりも小さい値に設定してよい。このようにすることで、判定精度が向上されうる。
制御部2は、ステップS43及びS45において、第4モードにおける第1電位及び第2電位それぞれを基準値と比較することによって、スイッチの異常状態又はヒューズ24の状態を判定してよい。基準値は、適宜定められてよい。このようにすることで、判定精度が向上されうる。
制御部2は、ステップS35及びS41の判定によって、遷移中モード及び第4モードそれぞれにおいて第2スイッチ22が開固着状態であるか判定しうる。複数のモードにおいてスイッチの異常状態が判定されうることによって、判定の精度が向上されうる。
図12に示される手順と、図13〜図16に示される手順とは、並行して実行されてよいし、別々に実行されてよい。
図12〜図16に示される手順において、制御部2は、複数の値が略一致するか判定する代わりに、複数の値の差が所定値以内であるか判定してよい。所定値は、適宜設定されてよい。
本実施形態に係るスイッチ診断装置1及びスイッチ診断方法によれば、第1電位に加えて、第2電位が検出されることで、ヒューズ24の状態がさらに判定されうる。また、スイッチの状態がより正確に判定されうる。
本開示に係る一実施形態について、諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形又は修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段等を1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
100 制御システム
1 スイッチ診断装置
2 制御部
3 記憶部
4 電位検出部
11 第1電池
12 第2電池
13 スタータ
14 負荷
15 スタータジェネレータ
21 第1スイッチ
22 第2スイッチ
23 第3スイッチ
24 ヒューズ
31 第1節点
32 第2節点
上記課題を解決するために、第1の観点に係るスイッチ診断装置は、
一端で接地されている第1電池の他端に直列に接続される第1スイッチと、
一端において第1節点を介して前記第1スイッチに直列に接続され、他端において第2節点を介して外部回路に接続される第2スイッチと
を制御する制御部と、
前記第1節点の電位を第1電位として検出する電位検出部と
を備え、
前記制御部は、前記第1電位に基づいて、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの少なくとも一方の異常状態を判定
前記第1電池、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチは、一端で接地される第2電池に並列に接続され、
前記制御部は、前記第1スイッチと前記第2スイッチとがともに開状態に制御される場合における前記第1電位と、前記第2電池の端子電圧とに基づいて前記第2スイッチが閉固着しているか判定する。
上記課題を解決するために、第2の観点に係るスイッチ診断方法は、
一端で接地されている第1電池の他端に直列に接続される第1スイッチと、第1節点を介して前記第1スイッチに直列に接続された第2スイッチとを制御する第1ステップと、
前記第1節点の電位を第1電位として検出する第2ステップと、
前記第1電位に基づいて、前記第2スイッチの異常状態を判定する第3ステップと、を含み、
前記第1電池、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチは、一端で接地される第2電池に並列に接続されており、
前記第1ステップで前記第1スイッチと前記第2スイッチをともに開状態に制御した状態で、前記第2ステップで前記第1電位を検出し、前記第3ステップで当該第1電位と前記第2電池の端子電圧とに基づいて前記第2スイッチが閉固着しているか判定するスイッチ診断方法。

Claims (11)

  1. 一端で接地されている第1電池の他端に直列に接続される第1スイッチと、
    一端において第1節点を介して前記第1スイッチに直列に接続され、他端において第2節点を介して外部回路に接続される第2スイッチと
    を制御する制御部と、
    前記第1節点の電位を第1電位として検出する電位検出部と
    を備え、
    前記制御部は、前記第1電位に基づいて、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの少なくとも一方の異常状態を判定する、スイッチ診断装置。
  2. 前記第1スイッチと前記第2スイッチとが正常に動作する場合に前記電位検出部で検出される前記第1電位を第1正常時電位として格納する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1電位と前記第1正常時電位とを比較することによって、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの少なくとも一方の異常状態を判定する、請求項1に記載のスイッチ診断装置。
  3. 前記制御部は、前記第1スイッチと前記第2スイッチとがともに開状態に制御される場合における前記第1電位に基づいて前記第1スイッチが閉固着しているか判定する、請求項1又は2に記載のスイッチ診断装置。
  4. 前記第1電池と前記第1スイッチと前記第2スイッチとは、一端で接地される第2電池に並列に接続され、
    前記制御部は、前記第1スイッチと前記第2スイッチとがともに開状態に制御される場合における前記第1電位と、前記第2電池の端子電圧とに基づいて前記第2スイッチが閉固着しているか判定する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスイッチ診断装置。
  5. 前記制御部は、前記第1スイッチと前記第2スイッチとがともに閉状態に制御される場合における前記第1電位と、前記第2電池の端子電圧とに基づいて前記第1スイッチが開固着しているか判定する、請求項4に記載のスイッチ診断装置。
  6. 前記制御部は、前記第1スイッチが開状態に制御され、且つ、前記第2スイッチが閉状態に制御される場合における前記第1電位に基づいて前記第2スイッチが開固着しているか判定する、請求項4に記載のスイッチ診断装置。
  7. 前記第2スイッチは、前記第2節点を介してヒューズに直列に接続され、
    前記電位検出部は、前記第2節点の電位を第2電位として検出し、
    前記制御部は、前記第2電位にさらに基づいて、前記ヒューズが断線しているか、及び、前記第2スイッチが開固着しているかの少なくとも一方を判定する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のスイッチ診断装置。
  8. 前記記憶部は、前記第1スイッチと前記第2スイッチとが正常に動作し、前記ヒューズが断線していない場合における前記第2電位を第2正常時電位として格納し、
    前記制御部は、前記第2電位と前記第2正常時電位とをさらに比較することによって、前記ヒューズが断線しているか、及び、前記第2スイッチが開固着しているかの少なくとも一方を判定する、請求項7に記載のスイッチ診断装置。
  9. 前記制御部は、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがともに開状態に制御される場合における前記第2電位に基づいて前記ヒューズが断線しているか判定する、請求項7又は8に記載のスイッチ診断装置。
  10. 前記制御部は、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがともに閉状態に制御される場合における前記第2電位に基づいて前記第2スイッチが開固着しているか判定する、請求項7乃至9のいずれか一項に記載のスイッチ診断装置。
  11. 一端で接地されている第1電池の他端に直列に接続される第1スイッチと、一端において第1節点を介して前記第1スイッチに直列に接続され、他端において第2節点を介して外部回路に接続される第2スイッチとを制御するステップと、
    前記第1節点の電位を第1電位として検出するステップと、
    前記第1電位に基づいて、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの少なくとも一方の異常状態を判定するステップと
    を含むスイッチ診断方法。
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