JP2009026774A - 充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電池パックへの送風量を多くする。電池の冷却効果とガス排出効果とを高めた充電装置を提供する。
【解決手段】 複数個の電池1が収納された電池パック2の外面に接触端子3を備えた突出部4を設け、充電器6に充電端子8を備えた装着凹部9を設け、上記突出部4を装着凹部9内に装着して電池1の充電を行うもので、電池パック2は上下方向に抜き差しされる充電装置であって、電池パック2の突出部4が配設される側の面に第1の通気口10を設けると共に、電池パック2の第1の通気口10が設けられる面と対向する面に第2の通気口14を設け、充電器6における上記第1の通気口10と対向する位置に送気口11を設け、充電器6内に送気口11に向けて風を吐出する送風ファン12を配設し、送風ファン12からの風を第1の通気口10を介して電池パック2内部に吐出させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、充電装置に関し、詳しくは各種機器、工具等に用いられる電池パックを充電するための充電装置に関するものである。
最近、充電式電気機器に給電するための蓄電池としては、ニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池が広く使用されているが、この種の電池を充電する場合の問題点として、充電器の故障等により電池が過充電となった場合や、電池の寿命末期で、電池安全弁の作動圧が低下した場合には、充電中に電池から水素ガスが発生し、電池パックの抜き差しによる充電端子部のアークにより水素ガスに引火したり、或いは発生した水素ガスが電池パック内に溜まり、そのまま機器に装着すると、電池パック内の水素ガスが機器本体内に入り、機器内のモータやスイッチ等のアークにより水素ガスに引火するなどの問題があった。特に、ニッケル水素電池においては、電池内部には水素が充填されているので、上記問題が発生し易くなる。
この問題を解決するための従来例として、実公平5−37634号公報において、電池パックに開口部を設け、充電器に送風ファンを設け、電池パックを充電器に装着したときに、電池パック内の熱気を送風ファンで強制的に放出するようにしたことが知られている。また、他の従来例として、実開平5−84023号公報において、充電器と電池パックの係合部にガス抜き穴を設けて、水素ガスを放出できるようにしたものが知られている。
また、他の従来例として、実開平6−54209号公報において、電池パックの左右対向する面に穴を設け、充電器に設けられたファンにより電池パックに送風し、電池パック内部に風を通すようにしたものが知られている。
ところが、実公平5−37634号公報にあっては、充電器に設けた送風ファンが電池パックの開口部から遠い位置にあるために、送風ファンからの風が効率的に開口部に達しないという欠点があり、また充電回路であるトランス等の発熱によって暖められた空気も一緒に送風ファンによって送風されてしまうので、電池が効率良く冷えないという欠点がある。さらに、送風ファンによって発生する風は、送風ファンの特性上、羽根の傾きに応じた斜め向きの方向となり、電池パック内部に風が入った後も、送風ファンによって発生した風向きの方向に位置している電池の冷却効果は高くなるが、風向きの方向に位置しない電池は逆に冷却効果が低くなり、このためすべての電池を均等に冷却できなくなり、電池パックの冷却効果が低くなり、また水素ガスの排出効果も低くなるという欠点がある。また、電池パック内の風が排出される排気口は電池パックの側面で且つ風が入る通気口に近い位置に設けられているために、風が電池パック内部の全域にまわり難くなり、従って、上記のように充電器内の送風ファンが電池パックの開口部から遠い位置に配置されていることとあいまって、送風ファンの風が効率的に各電池に行き渡らず、冷却効果が低いばかりか、水素ガスの排出効果が不十分であるという欠点もあった。
一方、実開平5−84023号公報のように、充電器と電池パックの係合部にガス抜き穴を設けて、水素ガスを放出できるようにしたものにあっては、水素ガスが十分に放出されるまで時間を要したり、またガス抜き穴の位置によっては排出しきれない水素ガスが残る可能性があった。また、実開平6−54209号公報のように、電池パックの左右対向する面に設けた穴から、充電器に設けられたファンにより電池パック内部に送風するようにしたものにあっては、電池パックの左右対向面に穴を設けてあるので、水素ガスが電池パック内の上部に溜まって抜けきらず、また電池発熱で暖められた空気が電池パック内の上部に溜まって抜けず、このため冷却効果が低下するという欠点があった。しかも、電池パックが充電器に抜き差しされるものであり、電池パックの通気口と充電器の送気口との間に隙間があるために、外部が風が漏れてしまい、電池パック内に送られる風が少なくなり、冷却効果が一層低下するものであった。
本発明は、上記従来例に鑑みてなされたもので、電池パック内に多くの量の風を効率良く送り込むことができると同時に、電池から発生した水素ガスを効率良く排出でき、電池の冷却効果とガス排出効果とを高めることができる充電装置を提供することを目的とし、また、送風ファンの特性により斜め向きの風が通気口に入った場合でも、簡単な構造で複数の電池を均等に冷却することができる充電装置を提供することを目的とし、さらに、送風ファンからの風が電池パック内部の全域にまわり易くして、各電池を十分に且つ均等に冷却できると同時に、水素ガスを残らず短時間で排出することができる充電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数個の電池1が収納された電池パック2の外面に接触端子3を備えた突出部4を設け、充電器6に充電端子8を備えた装着凹部9を設け、上記突出部4を装着凹部9内に装着して電池1の充電を行うもので、電池パック2は上下方向に抜き差しされる充電装置であって、電池パック2の突出部4が配設される側の面に第1の通気口10を設けると共に、電池パック2の第1の通気口10が設けられる面と対向する面に第2の通気口14を設け、充電器6における上記第1の通気口10と対向する位置に送気口11を設け、充電器6内に送気口11に向けて風を吐出する送風ファン12を配設し、送風ファン12からの風を第1の通気口10を介して電池パック2内部に吐出させたことを特徴としており、このように構成することで、電池パック2の第1の通気口10と充電器6の送気口11とを対向させることができ、送風ファン12からの風を送気口11から第1の通気口10を経て電池パック2内により多く送風できるようになり、複数の電池1を効率よく冷却できると共に、充電器6内の発熱回路部品の熱の影響を受けにくくすることができる。また、電池1としてニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池を使用した場合において、電池1から水素ガスが発生した場合でも、水素ガスの発生源にある充電端子8付近に溜まった水素ガスを送風ファン12で吸引して送気口11から効率良く排気できるようになる。さらに、電池パック2の充電器6側の面及びこの面と対向する面に第1及び第2の通気口10,14を設けたことにより、水素ガスや電池発熱で暖められて上昇する空気が、電池パック2内に溜まることなく、効率的に外部に排出できるようになる。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載に加えて、充電器6側の送気口11と電池パック2側の第1の通気口10とを密着させるように構成したことにより、送気口11と第1の通気口10とを密着させることにより、電池パック2内により多く送風することができる。しかも、電池パック2が上下方向に抜き差しされるものにおいて、上下方向の突き合わせ面に送気口11と第1の通気口10とを設けたことにより、充電器6及び電池パック2に寸法のバラツキがあっても、密着状態を確保できるようになる。
上記のように、本発明の請求項1記載の発明は、複数個の電池が収納された電池パックの外面に接触端子を備えた突出部を設け、充電器に充電端子を備えた装着凹部を設け、上記突出部を装着凹部内に装着して電池の充電を行うもので、電池パックは上下方向に抜き差しされる充電装置であって、電池パックの突出部が配設される側の面に第1の通気口を設けると共に、電池パックの第1の通気口が設けられる面と対向する面に第2の通気口を設け、充電器における上記第1の通気口と対向する位置に送気口を設け、充電器内に送気口に向けて風を吐出する送風ファンを配設し、送風ファンからの風を第1の通気口を介して電池パック内部に吐出させたから、電池パックの第1の通気口と充電器の送気口とを対向させることができるので、送風ファンからの風を送気口と第1の通気口とを経て電池パック内により多く送風できるようになり、電池パック内の複数の電池を効率よく冷却できると共に、充電器内の発熱回路部品の熱の影響を受けにくくすることができ、冷却効果を高めることができる。また、電池としてニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池を使用した場合において、電池から水素ガスが発生した場合でも、水素ガスの発生源にある充電端子付近に溜まった水素ガスを送風ファンで吸引して送気口から効率良く排気できるようになり、ガス排出効果を高めることができる。さらに、電池パックの充電器側の面及びこの面と対向する面に第1の通気口及び第2の通気口を設けたことにより、水素ガスや電池発熱で暖められて上昇する空気が、電池パック内に溜まることなく、効率的に外部に排出できるようになる。この結果、水素ガス等が電池パック内部に残らなくなり、冷却効果が高められるものである。
以下、本発明の基本構成の一例を説明する。電池パック2は、図3〜5に示すように、電池パックケース5内部に設けた電池固定板20上に複数個の電池1が並設されている。電池1としては、例えばニッケルカドミウム電池或いはニッケル水素電池が用いられる。電池パックケース5の下面部には接触端子3を備えた突出部4が突設されており、この突出部4が配設されている下面部には突出部4と重ならない位置に複数の通気口10が形成されている。この通気口10は、充電器6の送気口11に対応して設けられる第1の通気口を構成している。この構成例では、電池パックケース5の下面部を上下に貫通する複数の通気管10aで通気口10が構成されており、各通気口10は下端部と側部とが夫々開口し、上端部が閉塞されており、図3の矢印cで示すように、通気口10の下端から側面に風を分散させて電池パックケース5内に流せるようにしてある。また、電池パックケース5の上記通気口10が形成されている下面部とは反対側の上面部5aには複数の排気口14が形成されている。この排気口14は上記通気口10(第1の通気口)が設けられる面と反対側の面に設けられる第2の通気口を構成している。この構成例では、電池パックケース5の周側面にも排気口(図示せず)が形成されており、これら排気口14は、電池1,1間の隙間15、及び電池1と電池パックケース5との間の隙間16に夫々対向して設けられており、通気口10から電池パックケース5内に送られた風がこれら隙間15,16を通って排気口14から排出されるようになっている。
一方、充電器6は、充電器ケース7の上面部に装着凹部9が開口していると共に、充電器ケース7の上面部における電池パックケース5の通気口10と対向する位置に送気口11が形成されている。この構成例では、充電器ケース7は、上ケース7aと下ケース7bとに分割されており、上ケース7a側に上記電池パック2の突出部4が挿入される装着凹部9と、電池パック2の通気口10に対応する送気口11とが夫々形成されている。送気口11は、図3、図5(a)に示す構成例では、上ケース7aの上面部に設けた肉厚部を上下方向に貫通して形成されている。各送気口11の下部は、送気口11の下方位置に配置されている送風ファン12の吐出側の中心に向けて傾斜しており、各送気口11の上部は上下方向に垂直に延びている。これら各送気口11の上部は前記電池パック2の通気口10の下端部に夫々対向している。これにより、電池パック2の突出部4を充電器6の装着凹部9内に挿入した状態で、送気口11の上部と通気口10の下部とが連通して、送風ファン12からの多くの風を電池パック2内に送風できるようになっている。
下ケース7bの底部には、図3、図5(b)に示すように、外気を吸入するための複数の吸気口22が形成されている。複数の吸気口22の周辺部には送風ファン12を固定するためのネジ筒23が突設されており、ネジ24をファンケース21に設けたネジ挿通孔25からネジ筒23に螺合させることによって、送風ファン12を下ケース7bに固定できるようになっている。ここで送風ファン12は、充電器ケース7の上下方向の略中間位置に配置されており、送気口11との間に所定の隙間17が形成され、吸気口22との間に所定の隙間19が形成されている。これら隙間17,19によって送風ファン12の吸い込み側と吐出側の両方で夫々風が溜められるようになり、送風ファン12の送風量を増やせるようにしてある。また送風ファン12は装着凹部9の側方位置に配置されており、装着凹部9と送風ファン12の吸い込み側とが連通している。これにより、装着凹部9内の充電端付近に水素ガスが発生したときには、送風ファン12によって水素ガスを吸引して送気口11及び通気口10から電池パック2の排気口14を経て外部に排出できるようになっている。
また、上記装着凹部9内には充電端子8が配置されており、電池パック2の突出部4を装着凹部9内に挿入したときに、突出部4の先端に設けた接触端子3が充電端子8に接触することによって、電池パック2内の電池1の充電が行われる。図3中の26は充電端子8が実装される回路基板、27は樹脂モールド部であり、図4中の28は電源コードである。なお、図示省略した充電回路(発熱回路部品)は、充電器ケース7内における送風ファン12、装着凹部9及び充電端子8が配置される部位とは別の部位に配設されている。
しかして、図3のように電池パック2の突出部4を充電器6の装着凹部9に挿入して、突出部4の先端の接触端子3を装着凹部9内の充電端子8に接触させることにより、充電が開始される。このとき、電池パックケース5の突出部4が形成されている面に設けた通気口10が、充電器ケース7の上面部に設けた送気口11に一致するために、充電器ケース7内の送風ファン12が作動して、充電器ケース7の吸気口22から図3の矢印aで示す方向に外気が吸引されると、送風ファン12からの風は、図3の矢印b,cで示すように、送気口11から通気口10を通って電池パック2内に送り込まれ、図3の矢印d,e,fで示すように、電池1,1間の隙間15、及び電池1と電池パックケース5との間の隙間16を夫々通って各電池1を十分に冷却した後に、電池パックケース5の上面部及び周側面に設けた排気口14より外部に排出される。
ここで、装着凹部9内に上記突出部4を装着したときに電池パック2の通気口10と充電器6の送気口11とを対向させることができるので、送風ファン12からの風を送気口11から通気口10を経て電池パック2内に効率良くしかも多くの送量で流すことができるようになる。しかも、送風ファン12は送気口11から離れた位置にあるので、送風ファン12と送気口11との間の隙間17に風を溜めることができ、送風ファン12の送風量をより多くすることができ、従って、送風ファン12からの風によって電池パック2内の複数の電池1を十分にしかも効率よく冷却できるようになり、これに伴い電池パック2は充電器6内の発熱回路部品の熱の影響を受けにくくなるので、各電池1の冷却効果を十分に高めることができる。これによりニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池を使用した場合でも、ニッケルカドミウム電池の場合には故障が発生しやすい温度(60°〜70°程度)よりも低くでき、またニッケル水素電池の場合には故障が発生し易い温度(55°程度)よりも低くできるので、充電中に電池1の内部短絡や容量低下などの故障の発生を確実に防止でき、また高負荷で電池1を使用した直後に充電を行う場合でも故障の発生がなく、さらに温度センサーにより充電が一時的に遮断されることもなく、充電にかかるロスタイムを無くして、短時間充電が可能となる。
また、送風ファン12を充電端子8が設けられる装着凹部9の側方位置に配置してあるので、充電中などにニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池などの電池1から水素ガスが発生した場合でも、水素ガスの発生源にある充電端子8付近に溜まった水素ガスを送風ファン12で吸引して効率良く排気できるようになり、ガス排出効果を十分に高めることができる。従って、充電端子8付近に水素ガスが溜まったり、電池1内に水素ガスが溜まったりするのを防止することができ、従来のような水素ガスへの引火等を完全に防止でき、安全性を十分に高めることができる。さらに、電池パック2の充電器6側の面及びこの面と対向する面に通気口10と排気口14とを設けたことにより、水素ガスや電池発熱で暖められて上昇する空気が、電池パック2内に溜まることなく、効率的に外部に排出できるようになり、冷却効果が高められるものである。
また、送風ファン12によって発生する風が図3の矢印bで示すように、斜め向きであっても、複数の通気口10を夫々縦向きに形成し、且つ各通気口10の上端部を閉塞し、側面から分散して風を吐出させるようになっているので、電池パック2内部に入った風を各電池1,1間にバランス良く流せるようになり、従って、複数の電池1を均等に冷却でき、冷却効果をより高めることができると共に、水素ガスの排出効果も同時に高めることができるという利点もある。
図6及び図7は更に他の実施形態を示している。この実施形態では、電池パックケース5の通気口10を設けた面5cと反対側の上面部5a、及び電池パックケース5の周側面5bにおける上面部5aに近い位置に、夫々排気口14を設け、各排気口14を電池1,1間の隙間15、及び電池1と電池パックケース5との間の隙間16に夫々対向させてある。ここで、電池パックケース5の上面部5aの排気口14は、図6(a)に示すように、複数個(例えば4個)の長孔状に開口しており、電池パックケース5の周側面5bの排気口14は、図7(a)に示すように電池パックケース5の上面部5aに近い位置で角孔状に開口している。また、電池固定板20には、図6(b)に示すように、電池固定板20の外周部に沿って多数の外周側開口部110aが形成され、中央側に複数(例えば4個)の中央側開口部110bが形成されている。外周側開口部110aは図7(b)に示す電池パック2内部における電池1と電池パックケース5との間の隙間16に夫々対向しており、中央側開口部110bは電池1,1間の隙間15に夫々対向している。尚、この実施形態では、電池パックケース5の上面部5aと周側面5bの両方に排気口14を夫々形成したが、必ずしもこれに限定されず、電池パックケース5の上面部5a又は周側面5bの一方のみに排気口14を形成するようにしてもよいものである。
しかして、通気口10から電池パックケース5内に送風された風は、電池固定板20の中央側開口部110bから電池1,1間の隙間15に流れ込み、電池固定板20の外周側開口部110aから電池1と電池パックケース5との間の隙間16に流れ込み、さらに電池パックケース5の上面部5a及び上面部5aに近い周側面5b部分に夫々設けた排気口14から放出される。従って、電池固定板20で遮られることなく、風が電池パック2内部の全域にまわり易くなり、効率的に各電池1に行き渡るようになる。しかも、各排気口14は電池パックケース5の上面部5a及び上面部5aに近い周側面5b部分に設けられているので、これら排気口14は通気口10から離れて配置されるようになり、通気口10から入った風がすぐに排気口14から排出されることもなくなる。従って、送風ファン12の風が各電池1に一層行き渡るようになる結果、各電池1を十分に且つ均等に冷却できると同時に、水素ガスが十分に放出されるまで時間がかからず、短時間でガス抜きができ、排出しきれない水素ガスが残る可能性もなくすことができる。
図8は更に他の構成例を示している。この構成例では、電池固定板20に、電池1,1間の隙間15に対向する位置に開口部35を夫々形成し、さらに各電池1の金属部に対向する位置に通気孔36を夫々形成すると共に、電池固定板20の外周部を電池パックケース5の内周面から離して配置してある。しかして、送風ファン12からの風は電池固定板20の開口部35を通して電池1,1間の隙間15に流すことができると同時に、通気孔36を通して各電池1の金属部に当てることができるようになり、これにより、各電池1の金属部が直接冷却されるようになる。さらに、電池固定板20の外周部と電池パックケース5の内周面との間の隙間60は電池1と電池パックケース5との間の隙間に対向しているので、電池1と電池パックケース5との間の隙間にも十分に風を流すことができる結果、電池1の冷却効果を更に高めることができる。しかも、電池固定板20の外周部と電池パックケース5の内周面との間に隙間60を形成することで、電池1と電池パックケース5との間の隙間に対向する位置に開口部を別途設ける必要がなくなり、電池固定板20の構造を簡略化できるという利点もある。
図9は、電池パック2の通気口10に対して送風ファン12の中心をずらせて配置した場合における風の流れを示している。充電器6内において、送風ファン12からの風ロは送風ファン12の中心から螺旋状に広がるため、送風ファン12の外側の方が風が強くなる。つまり、送風ファン12の中心より外側では、送風ファン12の中心部と比較して大きな風圧が発生しており、この外側の風を送風ファン12の中心からずれている送気口11から電池パック2の通気口10に送ることができるので、電池パック2内への送風量をより多くできるようになる。図10は、電池パック2内の通気口10の上方であって、通気口10が設けられた壁面から離れた位置に風が直接電池パック2内に侵入するのを防止するためのリブ70を配設した場合を示している。このリブ70は格子形状に形成されており、各通気口10の上方を隙間をあけて覆うような構造となっている。従って、通気口10から電池パック2内に入った風がリブ70によって矢印イ方向に拡散されるようになり、これにより、風が直接電池パック2内に侵入するのを防止でき、風を広げることができる。また、リブ70によって外部からの埃やゴミなどの侵入を防止できると共に、釘などの異物が電池パック2内に差し込まれるのを防止できるようになる。
なお、前記各基本構成では、電池パック2の通気口10を真上方向に開口させたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば通気口10を電池パックケース5の壁面に対して斜めに形成するようにしてもよいものであり、この場合、通気口10が斜め上方向に向くようになり、風を拡散できると共に、仮りに釘などの異物が電池パック2内に差し込まれたときでも、電池1端面に直接当たらないようにすることができるようになる。
図1は、本発明の実施形態の一例であり、電池パック2の突出部4が配設される側の面に通気口10を設けると共に、通気口10を設けた面と対向する面に排気口14を設け、電池パックケース5の対向する二つの面である上下面と電池1との間に、送風方向と交差する方向であって、電池パックケース5の上下面と平行な方向に通気する通気路を構成する隙間を設けた場合を示している。しかして、通気口10から電池パック2内に入った風は、電池パックケース5の下面側の隙間を通って電池パック2内全体に広がり、その後、電池1間の隙間、電池1と電池パックケース5との隙間から電池パックケース5の上面側の隙間、排気口14を通って外部に排出される。これにより、風を電池パック2内に広く拡散させることができ、電池パック2全体を均一に冷却することができる。ここで、電池パックケース5の上下面に隙間を設ける一例として、電池パックケース5の下面の複数箇所に図2に示すように、円弧状のリブ80を間隔をあけて同じ高さで突出させ、これらリブ80上に電池固定板20を載設することで、図1に示すように、電池パックケース5の下面と電池固定板20との間に隙間Gを形成してもよいものである。また電池パックケース5の上面においても、同様なリブを突設させることで、隙間Gを形成することができる。さらに、上面及び下面の隙間の断面積は電池パック2の通気口10の断面積(図1の場合はS×4)よりも大きく形成するのが望ましい。この場合、通気口10を通って入ってきた風の広がりが上下面の隙間で制限されるのを防止できるようになる。尚図1では電池パックケース5が上下2つのケース5A,5Bで構成されている場合を示しているが、必ずしもこれに限定されるものではない。
また、電池パック2が上下方向に抜き差しされるものにおいて、電池パック2の抜き差し方向である上下方向に突き合わされる面に設けた充電器6側の送気口11と電池パック2側の通気口10とを密着させるように構成されており、このように、送気口11と通気口10とを密着させることにより、電池パック2内により多く送風することができる。しかも、上下方向の突き合わせ面に送気口11と通気口10とを設けたことにより、充電器6及び電池パック2に寸法のバラツキがあっても、密着状態を確保できるようになる。
実施形態を示す断面図である。 他の実施形態を示す電池パックケースの下面図である。 基本構成の一例を示し、図4のA−A線断面図である。 同上の電池パックを充電器にセットした状態の平面図である。 (a)は同上の充電器ケースの上面図、(b)は下面図である。 更に他の基本構成例を示し、(a)は電池パックの上面図、(b)は電池固定板の開口部の説明図である。 (a)は図6の電池パックの側面図、(b)は電池パックの内部構造の説明図である。 同上の電池固定板に設けられる開口部を説明する図である。 他の基本構成例を示す断面図である。 他の基本構成例を示す断面図である。
符号の説明
1 電池
2 電池パック
3 接触端子
4 突出部
5 電池パックケース
6 充電器
7 充電器ケース
8 充電端子
9 装着凹部
10 第1の通気口
11 送気口
12 送風ファン
14 第2の通気口(排気口)
15 電池間の隙間
16 電池と電池パックケースとの隙間

Claims (2)

  1. 複数個の電池が収納された電池パックの外面に接触端子を備えた突出部を設け、充電器に充電端子を備えた装着凹部を設け、上記突出部を装着凹部内に装着して電池の充電を行うもので、電池パックは上下方向に抜き差しされる充電装置であって、電池パックの突出部が配設される側の面に第1の通気口を設けると共に、電池パックの第1の通気口が設けられる面と対向する面に第2の通気口を設け、充電器における上記第1の通気口と対向する位置に送気口を設け、充電器内に送気口に向けて風を吐出する送風ファンを配設し、送風ファンからの風を第1の通気口を介して電池パック内部に吐出させたことを特徴とする充電装置。
  2. 充電器側の送気口と電池パック側の第1の通気口とを密着させるように構成したことを特徴とする請求項1記載の充電装置。
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