JP2006128007A - パック電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部を簡単な構造としながら電池を均一に効率よく冷却する。電気機器に装着する状態で流入口と排出口の両方を閉塞して、塵等の侵入を阻止する。
【解決手段】パック電池は、ケース1が、両端に位置する第1の端面壁11及び第2の端面壁12と、第1の端面壁11と第2の端面壁12を外周部で連結している外周壁13とを有する。ケース1は、第1の端面壁11に開口している端開口部14から第2の端面壁12に向かって縦方向に伸びる縦ダクト4Aと、この縦ダクト4Aに連結されて、端部を外周壁13の横開口部15に連結している横ダクト4BとからなるL字状の空気ダクト4を内部に設けている。パック電池10は、縦ダクト4Aと外周壁13との間に設けた電池収納部5に複数の電池2を縦ダクト4Aを囲む状態で収納しており、電池収納部5に収納している電池2を、空気ダクト4に送風される空気で冷却する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電気機器に脱着できるように装着されるパック電池に関し、とくに電動工具に最適なパック電池に関する。
電気機器に装着されるパック電池は、短時間で充電して便利に使用できる。充電中は電気機器を使用できず、充電して電気機器に装着してから使用できるからである。充電時間を短縮するために、パック電池の充電電流を大きくすると、パック電池の発熱が増加して温度が高くなる。充電中に電池温度が高くなると、電池の電気特性を低下させると共に、寿命も短くなる。この欠点を解消するために、ケース内に送風して電池を冷却できるパック電池が開発されている(特許文献1及び2参照)。
特開2003−142051号公報 特開2004−152769号公報
以上の公報に記載されるパック電池は、ケースの上面に、空気の流入口と排出口とを開口している。空気は、流入口からケース内に流れ込んで電池を冷却し、電池を冷却して温度が高くなった空気は、排気口からケースの外部に排気される。これ等の公報に記載されるパック電池は、ケースの上面のひとつの面に、空気の流入口と排出口の両方を開口するので、内蔵する全ての電池を均一に空気で冷却するための構造が複雑になる欠点がある。とくに、ケースに収納している全ての電池を均一に冷却するように空気の流れをコントロールするのが極めて難しく、電池の温度にばらつきが発生する欠点もある。
この欠点は、たとえばケースの一端に空気の流入口を、他端に空気の排出口を開口し、流入口から排出口に向く姿勢で、ケース内に電池を収納して解消できる。このパック電池は、流入口からケース内に流入された空気を、電池の間に流して電池を冷却し、その後、他端の排出口から外部に排気して、電池を均一に効率よく冷却できる。しかしながら、この構造のパック電池は、電気機器に装着する状態で、両端の開口部を閉塞するための構造が複雑になる。電気機器が、パック電池の両端の開口部を閉塞する必要があるからである。パック電池が開口部を閉塞しない状態で電気機器に装着されると、電気機器を使用するときに、開口部から塵や異物が侵入して、電池の冷却効果が低下する欠点がある。とくに、電動工具のように、塵が発生しやすい場所で使用される電気機器は、この弊害が甚だしい。このため、パック電池は充電するときには、流入口と排出口を開口して、電池を冷却するが、電気機器に装着する状態では、流入口と排出口を閉塞して、塵の侵入を阻止する必要がある。とくに、電池は、充電するときの温度が、放電するときの温度よりも高くなる。このため、充電するときは空気で冷却する必要があっても、放電するときは必ずしも冷却する必要はない。したがって、パック電池は、充電するときには、流入口と排出口の両方を開口するが、電気機器に装着する状態では、流入口と排出口の両方を閉塞することが大切である。
また、各々の電池の電圧を検出して、電池電圧で充放電をコントロールするパック電池は、このことを実現する電子回路を実装する回路基板を内蔵している。両端を開口するパック電池は、回路基板を両端に配置すると、開口部の空気を通過させる貫通孔を設けるので、実質的な面積が小さくなる。この欠点を解消するために、回路基板を底面や上面に配置すると、各々の電池電圧を検出するためのリード線の配線が複雑になる。それは、電池と平行に回路基板が配置されるからである。電池と平行な姿勢の回路基板は、各々の電池の電極に接続するリード線が長くなり、また、各々のリード線を分離して配線できないので、内部でショートしやすくなる欠点がある。
本発明は、このような全ての欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、内部を簡単な構造としながら電池を均一に効率よく冷却でき、しかも電気機器に装着する状態では2面を閉塞して、流入口と排出口の両方を閉塞して塵等の侵入を阻止でき、さらに、ケースに内蔵する回路基板を大きくしながら、電池と回路基板のと配線を簡単にできるパック電池を提供することにある。
本発明のパック電池は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
本発明のパック電池は、電気機器30に脱着されるパック電池であって、ケース1に充電できる電池2を収納しており、かつケース1を電気機器30に脱着自在に装着できる形状としている。ケース1は、長手方向の両端に位置する第1の端面壁11及び第2の端面壁12と、第1の端面壁11と第2の端面壁12との間にあって第1の端面壁11と第2の端面壁12を外周部で連結している外周壁13とを有する。さらにケース1は、第1の端面壁11に開口している端開口部14に連結され、かつ内部に第1の端面壁11から第2の端面壁12に向かって縦方向に伸びる縦ダクト4Aと、この縦ダクト4Aに連結されて端部をケース1の外周壁13に開口している横開口部15に連結している横ダクト4BとからなるL字状の空気ダクト4を内部に設けている。パック電池は、縦ダクト4Aと外周壁13との間に電池収納部5を設けて、この電池収納部5に縦ダクト4Aと平行な姿勢で複数の電池2を縦ダクト4Aを囲む状態で収納しており、電池収納部5に収納している電池2を、空気ダクト4に送風される空気で冷却する。
本発明のパック電池は、ケース1内であって、第2の端面壁12の内側に回路基板3を配置し、この回路基板3よりも内側であって、縦ダクト4Aと外周壁13との間にに電池収納部5を設けて複数の電池2を収納することができる。
本発明のパック電池10は、第1の端面壁11と、横開口部15を開口している外周壁13の本体嵌合面13Aを、電気機器30に設けている装着面31に対向して装着することができる。このパック電池10は、電気機器30に装着される状態で、第1の端面壁11の端開口部14と、本体嵌合面13Aの横開口部15とを電気機器30の装着面31で閉塞する。
本発明のパック電池10は、横開口部15を、ケース1の長手方向にのびるスリット状とすることができる。さらに、本発明のパック電池10は、電池2をリチウムイオン二次電池2として、回路基板3に各々の電池電圧を検出する電圧検出回路を備え、各々の電池2の正負の電極を回路基板3に接続して、電圧検出回路で各々の電池電圧を検出しながら充放電を制御することができる。さらに、本発明のパック電池10は、ケース1内に、インナーケース6を配設して、インナーケース6の内側に縦ダクト4Aを設け、インナーケース6の外側と外周壁13との間に電池2を収納することができる。
本発明のパック電池は、内部にL字状の空気ダクトを設ける簡単な構造で、電池を均一に効率よく冷却できる。また、本発明のパック電池は、L字状の空気ダクトを設けて、第1の端面壁と外周壁のひとつの面を開口して内部に空気を循環する構造とするので、電気機器に装着される状態では、電気機器の装着面で2面を閉塞して、L字状の空気ダクトの開口部を閉塞できる。このため、電気機器の装着部を簡単な構造としながら、内部に設けているL字状の空気ダクトの開口部を閉塞して、ここに塵や埃が侵入するのを防止できる。
さらに本発明のパック電池は、ケースの内部にL字状の空気ダクトを設けて、このL字状の空気ダクトと外周壁との間に電池を収納しているので、ケースに収納される電池は、L字状の空気ダクトと外周壁の両面から効率よく冷却される。また、L字状の空気ダクトは空気をスムーズに通過させて、ケース内の電池を内側から効率よく冷却する。
本発明の請求項2のパック電池は、電池を効率よく冷却できる構造としながら、ケースに内蔵する回路基板を大きくできる。それは、開口部を設けない第2の端面壁の内側に回路基板を設けているからである。さらに、このパック電池は、各々の電池の電極を回路基板に接続するものにあっては、回路基板と各々の電池の電極との配線を簡単にできる特徴がある。それは、第2の端面壁の内面に回路基板を配設して、縦ダクトと平行な姿勢で電池を収納しているからである。この姿勢でケースに収納される電池は、電池と平行にリード線を配設して、電池の電極を回路基板に接続でき、しかもリード線を電池の境界に配設して、電池電極を回路基板に接続できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのパック電池を例示するものであって、本発明はパック電池を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1と図2は、本発明の実施例のパック電池10と、これを装着する電気機器30を示している。図3はパック電池10を外した電気機器30を示している。これ等の図に示すパック電池10は、装着する電気機器30をハンマードリルやドリル等の電動工具としている。ただし、本発明のパック電池は、ハンマードリルやドリル以外の電動工具の電源として使用でき、また、電動工具以外の電気機器の電源にも使用できる。
パック電池10は、電気機器30に設けているL字状の装着面31に連結される。図の電気機器30は、本体32に連結しているグリップ33の下端に連結している水平装着面31Aと、この水平装着面31Aの一端に直角に連結している垂直装着面31Bとを有し、水平装着面31Aと垂直装着面31Bとにパック電池10が連結される。図の電気機器30は、水平装着面31Aに、パック電池10の出力端子9を接続する接続端子34を設けている。また、水平装着面31Aは、パック電池10を連結する連結溝35を設けている。連結溝35は、水平装着面31Aの両側に長手方向に伸びて設けられる。垂直装着面31Bは平面状で、ここに装着されるパック電池10の第1の端面壁11に設けている端開口部14を閉塞する。パック電池10の外周壁13の本体嵌合面13Aに設けている横ダクト4Bは、水平装着面31Aで閉塞される。
図4ないし図7に示すパック電池10は、ケース1に充電できる電池2を収納しており、ケース1を電気機器30に脱着できる形状としている。図のパック電池10は、ケース1と、これに収納している電池2と、ケース1に収納している回路基板3とを備える。
ケース1はプラスチック製で、長手方向の両端に位置する第1の端面壁11及び第2の端面壁12と、第1の端面壁11と第2の端面壁12との間にあって第1の端面壁11と第2の端面壁12を外周部で連結している外周壁13とを有する形状に成形している。ケース1は、図5の断面図に示すように、内部にL字状の空気ダクト4を設けている。この空気ダクト4は、縦ダクト4Aに横ダクト4Bを連結してL字状としている。縦ダクト4Aは、第1の端面壁11に開口している端開口部14に一端を連結して、他端をケース1内部で閉塞している。この縦ダクト4Aは、ケース1内部のほぼ中央にあって、第1の端面壁11の端開口部14から第2の端面壁12に向かって縦方向に伸びている。縦ダクト4Aの周囲に電池収納部5を設けている。図5と図6に示すパック電池10は、縦ダクト4Aの周囲の電池収納部5に、2本を直列に接続している電池2を10列に収納している。
横ダクト4Bは、縦ダクト4Aの中間に一端を連結して、他端を外周壁13の本体嵌合面13Aに開口する横開口部15に連結している。本体嵌合面13Aは、外周壁13のひとつの面、あるいは外周壁の一部分であって、電気機器30の装着面31に装着される面である。図のパック電池10は、横ダクト4Bを縦ダクト4Aの中間に連結しているが、横ダクトを縦ダクトの更に奥に連結することもできる。横ダクト4Bの開口部である横開口部15は、電気機器30に装着する状態で水平装着面31Aに閉塞される。図のパック電池10は、ケース1の上面を本体嵌合面13Aとしており、この本体嵌合面13Aを電気機器30の水平装着面31Aに装着するので、横開口部15をケース1の上面に設けている。なお、本明細書において、パック電池の上下方向は、パック電池10を電気機器30に装着する状態での上下方向、すなわち図1、図2、及び図4ないし図6における上下方向を意味するものとする。
縦ダクト4Aは、その上方と両側と下方に電池2を配設している。したがって、縦ダクト4Aは、上と下に電池2を配設できる幅を有し、かつ両側にも電池2を配置できる高さを有する。縦ダクト4Aは、上方に横ダクト4Bを連結しているので、縦ダクト4Aの上に配設される電池2は、横ダクト4Bの両側に配設している。図のパック電池10は、縦ダクト4Aの上方に4列、両側に2列、下方に2列の電池2を配列して、全体で電池2を10列に配列している。図のパック電池10は、全体で10列の電池2を収納しているが、本発明のパック電池は、ケースに9列以下の電池を収納し、あるいは11列以上の電池を収納することもできる。
縦ダクト4Aは、ケース1に収納する電池2を内側から冷却する。したがって、ケース1に収納する電池2は、その内側を縦ダクト4Aに接触させている。また、電池2の外側はケース1で冷却するので、電池2は外側をケース1の外周壁13の内面に接触させている。図のケース1は、縦ダクト4Aと電池2との接触面積を広くするために、ケース1内にプラスチックを筒状に成形しているインナーケース6を配設している。
インナーケース6の斜視図を図8に示している。この図のインナーケース6は、内面を縦ダクト4Aの外側面に接触する形状の筒状に成形し、外側には、電池2の谷間に突出するスペーサー凸条7を一体的に成形して設けている。図のインナーケース6は、全ての電池2の谷間に突出してスペーサー凸条を設けないで、2列の電池2の間にスペーサー凸条7を設けている。すなわち、縦ダクト4Aの上方と側部の電池2の間と、側部と底部の電池2の間とにスペーサー凸条7を設けている。スペーサー凸条7は、円筒型電池2の表面に沿う形状に成形されて、電池2との接触面積を広くしている。インナーケースは、図示しないが、全ての電池の谷間に突出するようにスペーサー凸条を設けて、電池と縦ダクトとの接触面積を大きくすることもできる。インナーケース6は、横ダクト4Bを開口するために、横ダクト4Bを案内する部分を開口している。
図のケース1は、本体ケース1Aと蓋ケース1Bとからなり、本体ケース1Aに縦ダクト4Aを一体的に成形している。本体ケース1Aは、第1の端面壁11と外周壁13と縦ダクト4Aを一体的に成形して、第2の端面壁12で閉塞される端面を開口している。蓋ケース1Bは、第2の端面壁12を一体的に成形して、本体ケース1Aの開口部に連結されて、ここを閉塞する。この構造のケース1は、蓋ケース1Bを外した状態で、本体ケース1Aにインナーケース6を入れて定位置にセットし、インナーケース6と一緒に、電池2と電池2に接続している回路基板3とを本体ケース1Aに収納し、その後、蓋ケース1Bで本体ケース1Aの開口部を閉塞して組み立てられる。
ケース1は、外周壁13の本体嵌合面13Aに、電気機器30の水平装着面31Aの連結溝35に連結する連結凸条8を一体的に成形して設けている。図の連結凸条8は、上端に沿って外側に折曲された係止部8Aを設けている。この連結凸条8は、係止部8Aを連結溝35に係止して、電気機器30の水平装着面31Aに連結される。パック電池10は、電気機器30の定位置に装着されて、ストッパ(図示せず)でこの位置に外れないように連結される。ストッパを解除して、パック電池10は電気機器30から外される。さらに、図のケース1は、本体嵌合面13Aに出力端子9を設けている。この出力端子9は、パック電池10が電気機器30の定位置に装着される状態で、電気機器30の水平装着面31Aに設けている接続端子34に接続される。
図のパック電池10は、2本の電池2を直線状に直列接続して、電池収納部5に収納している。全ての電池2は、リード線16を介して電極を回路基板3に接続している。図9は、電池2を回路基板3に接続する概略図である。ただし、この図は、理解しやすいように、縦ダクト4Aの周囲に配列している電池2を展開した状態として図示している。この図に示す回路構成のパック電池10は、2本の電池2を並列に接続して、並列接続された10組の電池2を直列に接続している。回路基板3は、図5に示すように、ケース1の第2の端面壁12の内面に配設され、電池2は回路基板3に対して直交する姿勢で配設している。
20本の電池2は、中間接続金具17と端接続金具18とで接続している。中間接続金具17と端接続金具18は、4本の電池2の電極に接続されて、2本の電池2を並列に接続したものを直列に接続している。中間接続金具17は、図9において、横隣の電池2を並列に接続して、上下の電池2を直列に接続している。端接続金具18は、横4列に並ぶ電池2の電極に接続されて、横2列の電池2を並列に接続しながら、並列に接続した電池2を直列に接続している。
電池2は、リチウムイオン二次電池である。回路基板3は、全ての電池電圧を検出する電圧検出回路を実装する。この電圧検出回路は、全ての電池電圧を検出して、充放電の電流をコントロールする。この電圧検出回路は、たとえば、いずれかの電池電圧が最高電圧まで上昇すると充電電流を遮断し、またいずれかの電池電圧が最低電圧まで低下すると放電電流を遮断する。
全ての電池電圧を検出するために、全ての中間接続金具17と端接続金具18は、リード線16を介して回路基板3に接続される。リード線16は電池2の谷間に配設されて、中間接続金具17と端接続金具18を回路基板3に接続する。電池2の谷間に配設されるリード線16は、互いに接触してショートすることがなく、また接続していない中間接続金具17や端接続金具18に接触してショートすることがない。
回路基板3は、ホルダーケース19を介して第2の端面壁12の内面の定位置に配置している。ホルダーケース19は、図5に示すように、電池2と回路基板3との間に配設している。さらに、図5に示すホルダーケース19は、回路基板3を定位置に位置決めするための位置決リブ19Aを一体的に成形して設けている。
以上の構造のパック電池は、以下のようにして組み立てられる。
(1) 4本の電池2を中間接続金具17で連結して電池ブロック20とする。4本の電池2は、2本を同じ向きに平行に並べると共に、平行に並べた2本の電池2を中間接続金具17で直線状に直列に接続する。すなわち、4本の電池2は、並列接続された2本の電池2を直列に接続して電池ブロック20とする。中間接続金具17は、たとえば、抵抗溶接して、電池2の電極に接続される。20本の電池2は、4本ずつが中間接続金具17で連結されて、5組の電池ブロック20となる。
(2) 5組の電池ブロック20をインナーケース6の周囲に配置する。5組の電池ブロック20は、図6に示すように、インナーケース6の外周に沿って、上方に2組、両側に2組、下側に1組が配置される。このとき、隣接する電池ブロック20の間の谷間に、スペーサー凸条7が位置するように配置する。インナーケース6の周囲に配置された5組の電池ブロック20は、外周に接着テープが巻き付けられて、あるいは、接着してインナーケース6に固定される。
(3) インナーケース6の周囲に配置された5組の電池ブロック20の互いに隣接する電池ブロック20同士を端接続金具18で接続する。端接続金具18は、隣接する4本の電池2の電極に接続されて、互いに隣接する電池ブロック20を直列に接続する。端接続金具18も、たとえば、抵抗溶接して、電池2の電極に接続される。
(4) 電池ブロック20が固定されたインナーケース6の第2の端面壁12側の端面にホルダーケース19を配設し、このホルダーケース19に回路基板3を配設する。
(5) 電池2を接続している中間接続金具17と端接続金具18を、リード線16を介して回路基板3に接続する。回路基板3に接続するリード線16は、電池2の谷間に配設する。
(6) 周囲に電池2が配設されて、端面に回路基板3が配設されたインナーケース6を本体ケース1Aに挿入する。このとき、インナーケース6は、内側に縦ダクト4Aの外側面を嵌入する状態で挿入されて定位置にセットされる。この状態で、インナーケース6の周囲に配設された20本の電池2は、縦ダクト4Aと外周壁13との間に形成される電池収納部5の定位置に配置される。
(7) 本体ケース1Aの開口部に蓋ケース1Bを連結して閉塞する。
以上のようにして組み立てられたパック電池10は、図1と図2に示すように、電気機器30の装着面31に装着されて、電気機器30の電源として使用される。電気機器30に装着されたパック電池10は、内蔵する電池2を放電させて電気機器30に電力を供給する。内蔵する電池2が放電されたパック電池10は、充電器で充電される。
図10は、パック電池10を充電器40で充電する概略図を示している。図に示す充電器40は、パック電池10を装着する装着面41を上面に備えている。充電器は、図示しないが、パック電池の出力端子を接続する電源端子とパック電池の連結凸条を連結する連結溝とを装着面に設けている。この充電器40は、横開口部15を開口している本体嵌合面13Aを装着面41に対向させる姿勢でパック電池10を装着する。ただ、充電器は、装着面を垂直面とし、あるいは、傾斜面とすることもできる。
さらに、充電器40は、パック電池10の空気ダクト4に空気を送風するために、送風路42を設けている。図の充電器40は、装着面41から底面に貫通する貫通孔を設けて送風路42としている。この送風路42は、装着面41に装着されるパック電池10の横開口部15と対向する位置に送風開口43を開口している。さらに、図の充電器40は、パック電池10の空気ダクト4に強制送風するために、送風路42にファン44を配設している。この構造の充電器40は、パック電池10を装着して充電する状態で、ファン44を動作させて空気ダクト4に強制送風し、強制送風される空気で電池2を冷却する。図に示すファン44は、空気ダクト4から送風路42に向かって空気を送風するようにしているが、ファンは、送風路から空気ダクトに向かって送風することもできる。さらに、充電器は、必ずしもファンを設ける必要はなく、自然対流で空気ダクトに空気を通過させて電池を冷却することもできる。
本発明の一実施例にかかるパック電池を電気機器に装着する状態を示す分解斜視図である。 本発明の一実施例にかかるパック電池を電気機器に装着した状態を示す背面斜視図である。 パック電池を外した電気機器を示す背面斜視図である。 本発明の一実施例にかかるパック電池の斜視図である。 図4に示すパック電池の垂直断面図である。 図5に示すパック電池のA−A線断面図である。 図4に示すパック電池の本体ケースの斜視図である。 インナーケースの斜視図である。 電池を回路基板に接続する状態を示す概略展開図である。 本発明の一実施例にかかるパック電池を充電器で充電する一例を示す概略断面図である。
符号の説明
1…ケース 1A…本体ケース 1B…蓋ケース
2…電池
3…回路基板
4…空気ダクト 4A…縦ダクト 4B…横ダクト
5…電池収納部
6…インナーケース
7…スペーサー凸条
8…連結凸条 8A…係止部
9…出力端子
10…パック電池
11…第1の端面壁
12…第2の端面壁
13…外周壁 13A…本体嵌合面
14…端開口部
15…横開口部
16…リード線
17…中間接続金具
18…端接続金具
19…ホルダーケース 19A…位置決リブ
20…電池ブロック
30…電気機器
31…装着面 31A…水平装着面 31B…垂直装着面
32…本体
33…グリップ
34…接続端子
35…連結溝
40…充電器
41…装着面
42…送風路
43…送風開口
44…ファン

Claims (6)

  1. ケース(1)に充電できる電池(2)を収納しており、かつケース(1)を電気機器(30)に脱着自在に装着できる形状としているパック電池であって、
    ケース(1)は、長手方向の両端に位置する第1の端面壁(11)及び第2の端面壁(12)と、第1の端面壁(11)と第2の端面壁(12)との間にあって第1の端面壁(11)と第2の端面壁(12)を外周部で連結している外周壁(13)とを有し、
    さらにケース(1)は、第1の端面壁(11)に開口している端開口部(14)に連結され、かつ内部に第1の端面壁(11)から第2の端面壁(12)に向かって縦方向に伸びる縦ダクト(4A)と、この縦ダクト(4A)に連結されて端部をケース(1)の外周壁(13)に開口している横開口部(15)に連結している横ダクト(4B)とからなるL字状の空気ダクト(4)を内部に設けており、
    縦ダクト(4A)と外周壁(13)との間に電池収納部(5)を設けて、この電池収納部(5)に縦ダクト(4A)と平行な姿勢で複数の電池(2)を縦ダクト(4A)を囲む状態で収納しており、電池収納部(5)に収納している電池(2)を、空気ダクト(4)に送風される空気で冷却するようにしてなる電気機器に脱着されるパック電池。
  2. 第2の端面壁(12)の内側に回路基板(3)を配置しており、この回路基板(3)よりも内側であって、縦ダクト(4A)と外周壁(13)との間に電池収納部(5)を設けている請求項1に記載されるパック電池。
  3. 第1の端面壁(11)と、横開口部(15)を開口している外周壁(13)の本体嵌合面(13A)を、電気機器(30)に設けている装着面(31)に対向して装着するパック電池であって、パック電池が電気機器(30)に装着される状態で、第1の端面壁(11)の端開口部(14)と、本体嵌合面(13A)の横開口部(15)とを電気機器(30)の装着面(31)で閉塞するようにしてなる請求項1に記載されるパック電池。
  4. 横開口部(15)がケース(1)の長手方向にのびるスリット状である請求項1に記載されるパック電池。
  5. 電池(2)がリチウムイオン二次電池で、回路基板(3)は各々の電池電圧を検出する電圧検出回路を備え、各々の電池(2)は正負の電極を回路基板(3)に接続して、電圧検出回路が各々の電池電圧を検出しながら充放電を制御するようにしている請求項1に記載されるパック電池。
  6. ケース(1)内に、インナーケース(6)を配設しており、インナーケース(6)の内側に縦ダクト(4A)を設け、インナーケース(6)の外側と外周壁(13)との間に電池(2)を収納している請求項1に記載されるパック電池。
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