JPH076548A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH076548A
JPH076548A JP14170293A JP14170293A JPH076548A JP H076548 A JPH076548 A JP H076548A JP 14170293 A JP14170293 A JP 14170293A JP 14170293 A JP14170293 A JP 14170293A JP H076548 A JPH076548 A JP H076548A
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JP
Japan
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case member
upper case
reference surface
hole
welding
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Pending
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JP14170293A
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English (en)
Inventor
Masanori Sato
政則 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウインドプレートの接着による上ケース部材
の平面度の悪化を防止する。 【構成】 上ケース部材1aに孔15を形成し、この孔
15の周縁に基準面16を形成し、前記孔15を塞ぐよ
うウインドプレート18を配置し、このウインドプレー
ト18の周縁の基準面19を前記基準面16に突き合
せ、上ケース部材1aの基準面16に溶着用リブ20
を、ウインドプレート18の基準面19に溝24を形成
し、前記溶着用リブ20の溶着固化による溶着部22を
介してウインドプレート18を溶着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前方に対して後方が左
右に張出した外形を有する大型のテープカセットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの外部記録媒体として高ト
ラック密度のテープカセットが提案されている。このテ
ープカセットは、一対のリールに巻付けられたテープの
各最外周にドライブベルトが圧接され、このドライブベ
ルトの移動でテープが走行される。この駆動原理のテー
プカセットとしては、当初の小カセット以外にこれより
も大容量の大カセットが提案されている。
【0003】この大カセットはテープ収納量を大きくす
ることによって大容量化を図ったもので、小カセットに
較べてサイズが大きく設計されている一方、小カセット
のドライブ装置にも使用できるように設計されている。
【0004】即ち、大カセットのケース1は、図22に
示す如く、プラスチック製の上ケース部材1aと金属製
の下ケース部材1bとが接合され、偏平方形状の前方挿
入部Aとこの前方挿入部Aよりも左右に突出している後
方張出し部Bとから成る。前方挿入部Aの外形寸法は、
小カセットの外形寸法と略同一に設定され、小カセット
用のドライブ装置に装着可能に構成されている。又、後
方張出し部B内には一対のリールが設けられ、前方挿入
部Aより大スペースの後方張出し部Bに多量のテープを
収納することによって大容量化が図られている。
【0005】また、上ケース部材1aの後方張出し部B
には外部より前記一対のリールに巻装されたテープ状態
を目視可能な大きさの孔15が形成され、この孔15が
透明なウインドプレート18で閉塞されている。具体的
には、図23に示す如く上ケース部1aの孔15の全周
縁には他の部分よりも一段低い基準面16が形成され、
この四方の基準面16にはそれぞれ長手方向に溶着用の
溝17が形成されている。又、図24に示す如く、取付
け前のウインドプレート18の四方の周縁にも上記と同
様に基準面19が形成され、この基準面19には全範囲
に亘って溶着用リブ20が設けられている。そして、図
25に示す如くウインドプレート18を上ケース部材1
bの孔15を塞ぐよう配置し、溶着用リブ20の反対面
側から溶着ホーン21にて超音波を加える。すると、図
26に示す如く、溶着用リブ20が溶融し、その後固化
して溶着部22が出来、この溶着部22によってウイン
ドプレート18が上ケース部材1aに溶着される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上ケー
ス部材1aの後方張出し部Bの大きさに対して孔15が
ある程度の比率を示め、この孔15の周縁は全て溝17
部分で非常に薄肉d(図25に示す。)である。従っ
て、上ケース部材1aはこの溝17部分を支点として変
形しやすく、特に、上ケース部材1aの外面には溝17
と同一直線上に位置するデザイン用の溝23も形成され
ているため、図22のn矢印方向に容易に変形しやす
い。
【0007】図27に示すように、上ケース部材1aに
反り変形が生じると、下ケース部材1bと組み合せた場
合に隙間d1が生じる。このような隙間d1が生じると、
収納部品とのクリアランス関係に誤差が生じテープ走行
に悪影響が出る等の問題が生じる他、上記隙間d1から
ゴミなどがケース1内に入りデータエラー等の問題が生
じる。
【0008】そこで、本発明はウインドプレートの接着
によって上ケース部材の平面度が悪化することなく維持
されるテープカセットを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の請求項1に係る発明のテープカセットは、上ケース部
材と下ケース部材とを接合して前方挿入部とこの前方挿
入部よりも左右に突出する後方張出し部とから成るケー
スを構成し、この後方張出し部内にテープを巻装する一
対のリールを収納すると共に前記上ケース部材の前記後
方張出し部に前記一対のリールに巻装されたテープ状態
を外部より目視可能な大きさの孔を形成し、この孔の全
周縁に他の面よりも一段低い基準面を設け、この基準面
に透明なウインドプレートの基準面を突き合せた状態で
固定してこのウインドプレートで前記孔を閉塞したテー
プカセットにおいて、前記上ケース部材の前記基準面の
全範囲に亘って溶着用リブを設け、この溶着用リブに対
向する前記ウインドプレートの前記基準面に溝を設け、
前記溶着用リブの溶融固化による溶着部を介して前記ウ
インドプレートを前記上ケース部材に固定したものであ
る。
【0010】請求項2に係る発明のテープカセットは、
上ケース部材と下ケース部材とを接合して前方挿入部と
この前方挿入部よりも左右に突出する後方張出し部とか
ら成るケースを構成し、この後方張出し部内にテープを
巻装する一対のリールを収納すると共に前記上ケース部
材の前記後方張出し部に前記一対のリールに巻装された
テープ状態を外部より目視可能な大きさの孔を形成し、
この孔の全周縁に他の面よりも一段低い基準面を設け、
この基準面に透明なウインドプレートの基準面を突き合
せた状態で固定してこのウインドプレートで前記孔を閉
塞したテープカセットにおいて、前記上ケース部材の前
記基準面に点在的にカシメボスを設け、この各カシメボ
スに対向する前記ウインドプレートの前記基準面に開口
するボス挿入孔をそれぞれ設け、この各ボス挿入孔に挿
入された前記カシメボス突出部分のカシメによるカシメ
部を介して前記ウインドプレートを前記上ケース部材に
固定したものである。
【0011】請求項3に係る発明のテープカセットは、
上ケース部材と下ケース部材とを接合して前方挿入部と
この前方挿入部よりも左右に突出する後方張出し部とか
ら成るケースを構成し、この後方張出し部内にテープを
巻装する一対のリールを収納すると共に前記上ケース部
材の前記後方張出し部に前記一対のリールに巻装された
テープ状態を外部より目視可能な大きさの孔を形成し、
この孔の全周縁に他の面よりも一段低い基準面を設け、
この基準面に透明なウインドプレートの基準面を突き合
せた状態で固定してこのウインドプレートで前記孔を閉
塞したテープカセットにおいて、前記ウインドプレート
の前記基準面に点在的に溶着用ピンを設け、この各溶着
用ピンに対向する前記上ケース部材の前記基準面にピン
挿入溝をそれぞれ設け、この各ピン挿入溝に充填された
前記溶着用ピンの溶融固化による溶着部を介して前記ウ
インドプレートを前記上ケース部材に固定したものであ
る。
【0012】請求項4に係る発明のテープカセットは、
上ケース部材と下ケース部材とを接合して前方挿入部と
この前方挿入部よりも左右に突出する後方張出し部とか
ら成るケースを構成し、この後方張出し部内にテープを
巻装する一対のリールを収納すると共に前記上ケース部
材の前記後方張出し部に前記一対のリールに巻装された
テープ状態を外部より目視可能な大きさの孔を形成し、
この孔の全周縁に他の面よりも一段低い基準面を設け、
この基準面に透明なウインドプレートの基準面を突き合
せた状態で固定してこのウインドプレートで前記孔を閉
塞したテープカセットにおいて、前記ウインドプレート
の反上ケース部材側に枠状の固定フレームを配置し、こ
の固定フレームを前記上ケース部材に固定して前記ウイ
ンドプレートを前記上ケース部材に固定したものであ
る。
【0013】請求項5に係る発明のテープカセットは、
請求項3の構成にあって、前記ピン挿入溝は、入口より
も奥の方を大径に構成したものである。
【0014】請求項6に係る発明のテープカセットは、
請求項4の構成にあって、前記固定フレームには全周囲
に亘って溶着用リブを設け、この溶着用リブの溶融固化
による溶着部を介して前記上ケース部材に固定したもの
である。
【0015】請求項7に係る発明のテープカセットは、
請求項4の構成にあって、前記上ケース部材には点在的
にカシメボスを設け、この各カシメボスに対向する前記
固定フレームの箇所にボス挿入孔をそれぞれ設け、この
各ボス挿入孔に挿入された前記カシメボス突出部分のカ
シメによるカシメ部を介して前記上ケース部材に固定し
たものである。
【0016】
【作用】請求項1によれば、上ケース部材に溶着用リブ
を設け、ウインドプレートに溝を設けて溶着したので、
上ケース部材の孔の周縁には薄肉部分が生じない。
【0017】請求項2によれば、上ケース部材にカシメ
ボスを設け、ウインドプレートにボス挿入孔を設けてカ
シメ接着したので、上ケース部材の孔の周縁には薄肉部
分が生じない。
【0018】請求項3によれば、ウインドプレートに溶
着用ピンを設け、上ケース部材にピン挿入溝を設けて溶
着したので、上ケース部材の孔の周縁には点在的に薄肉
部分が生じるのみである。又、請求項5によれば、上記
ピン挿入溝の入口側が奥より狭いので、溶着部の抜去力
が強い。
【0019】請求項4、請求項6及び請求項7によれ
ば、ウインドプレートを上ケース部材と固定フレームで
サンドイッチ状に配置し、固定フレームを上ケース部材
に溶着、カシメ接着等で固定することによってウインド
プレートを固定したので、上ケース部材の孔の周縁には
薄肉部分が生じない。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1から図5には本発明の第1実施例が示されてい
る。図2にはテープカセットの分解斜視図、図3にはテ
ープカセットの概略構成図がそれぞれ示されている。図
2及び図3において、ケース1はプラスチック製の上ケ
ース部材1aと金属製の下ケース部材1bとが接合さ
れ、偏平方形状の前方挿入部Aとこの前方挿入部Aより
も左右に突出している偏平の後方張出し部Bとから構成
されている。
【0021】後方張出し部B内には一対のリール2が回
転自在に設けられている。この一対のリール2にはテー
プ3が巻装され、テープ3は一対のリール2間に構成さ
れたテープ走行路4を走行する。このテープ走行路4は
複数のガイドピン5によってテープ3を前方挿入部Aの
前面に沿って走行するよう構成されている。
【0022】前方挿入部Aの前端中央には駆動ローラ6
が、又、後方張出し部Bの後端左右には一対の従動ロー
ラ7がそれぞれ回転自在に設けられ、これらローラ6,
7間には無限端のドライブベルト8が掛けられている。
このドライブベルト8は一対のリール2に巻装されたテ
ープ3の各最外周にそれぞれ圧接されている。又、駆動
ローラ6の大径部6aは上ケース部1aの孔9より一部
外部に露出しており、ドライブ装着状態でドライブ装置
側のキャプスタン10(図3に示す。)より回転力を受
ける。即ち、駆動ローラ6の回転でドライブベルト8が
走行すると、このドライブベルト8にて一対のリール2
が回転してテープ3が走行する。
【0023】また、前方挿入部Aの前面にはテープ露出
空間11が構成され、このテープ露出空間11はドアー
12によって開閉される。ドアー12は露出空間11を
閉じる閉位置と露出空間11を開放する開位置との間で
回転自在に支持されていると共に閉位置側にバネ13の
バネ力によって付勢されている。そして、ドアー12は
ドライブ装置への装着過程で閉位置から開位置へ回動さ
れ、装着位置ではドライブ装置のヘッド14(図3に示
す。)がテープ露出空間11へ進入してテープ3に圧接
される。
【0024】さらに、上ケース部材1aの後方張出し部
Bには長方形状の大きな孔15が形成され、この孔15
は一対のリール2に巻装されたテープ状態を外部から目
視可能な大きさを有している。図4に示すように、上ケ
ース部材1aの孔15の内面の全周縁には、他の部分よ
りも一段低い基準面16が形成されている。この四方の
基準面16には全範囲に亘って溶着用リブ20が設けら
れている。そして、上記孔15はウインドプレート18
によって閉塞されている。
【0025】図5には取付け前のウインドプレート18
の斜視図が示されている。図5において、ウインドプレ
ート18は透明なプラスチック材にて形成され、長方形
状の全周縁には他の部分よりも一段低い基準面18が形
成されている。そして、溶着用リブ20に対向する四方
の基準面19の周縁には基準面19よりもさらに一段低
い溶着用の溝24が形成されている。
【0026】図1(B)に示すように、上ケース部材1
aの内面側よりウインドプレート18を近づけ、互いの
基準面16,19同士を突き合せて配置し溶着ホーン2
1にて超音波を加える。すると、図1(C)に示すよう
に、溶着用リブ20が溝24内で溶融固化して溶着部2
2が出来、この溶着部22によってウインドプレート1
8が上ケース部材1aに溶着される。そして、上ケース
部材1aの孔15の周縁には薄肉部分が生じないため、
上ケース部材1aが反り変形することがない。
【0027】図6から図8には本発明の第2実施例が示
されている。図6において、上ケース部材1aの孔15
の周縁には基準面16が形成され、この基準面16は第
1実施例のものに較べて適所で外側に突出しており、こ
の各突出部分にはカシメボス25が立設されている。
【0028】図7において、ウインドプレート18の周
縁には基準面19が形成されているが、この基準面19
は前記上ケース部材1aの基準面16と同一形状を有し
ている。即ち、ウインドプレート18の周縁の適所には
突出部26が設けられ、この各突出部26にはボス挿入
孔27が形成されている。
【0029】図8(A)に示すように、上ケース部材1
aの内面側よりウインドプレート18を近づけ、各ボス
用挿入孔27に各カシメボス25を挿入して互いの基準
面16,19同士を突き合せて配置する。次に、図8
(B)に示すように、ボス用挿入孔27より突出したカ
シメボス25の突出部分を溶着ホーン21にてカシメ加
工することによってカシメ部28を作り、このカシメ部
28によってウインドプレート18が上ケース部材1a
にカシメ接着される。そして、上ケース部材1aの孔1
5の周縁には薄肉部分が生じないため、上ケース部材1
aが反り変形することがない。
【0030】図9から図12には本発明の第3実施例が
示されている。図9において、上ケース部材1aの孔1
5の周縁には基準面16が形成され、この基準面16に
は等間隔にピン挿入孔29が形成されている。この各ピ
ン挿入孔29は図12に詳しく示す如く入口より奥が大
径に形成されている。又、ピン挿入孔29は下記する溶
着用ピン30の体積よりも若干大きな体積に設定されて
いる。
【0031】図10において、ウインドプレート18の
周縁の基準面19には等間隔に溶着用ピン30が設けら
れ、この各溶着用ピン30と各ピン挿入孔29とは対向
位置に配置されている。
【0032】図11(A)に示すように、上ケース部材
1aの内面側よりウインドプレート18を近づけ、各溶
着用ピン30を各ピン挿入孔29に挿入して互いの基準
面16,19同士を突き合わせて配置し、溶着ホーン2
1にて超音波を加える。すると、図11(B)に示すよ
うに、溶着用ピン30がピン挿入孔29内で溶融固化し
て溶着部22が出来、この溶着部22によってウインド
プレート18が上ケース部材1aに溶着される。そし
て、上ケース部材1aの孔15の周縁には点在的にしか
薄肉部分が生じないため、上ケース部材1aが反り変形
することがない。又、ピン挿入孔29は入口側より奥の
方が大径であるため溶着部22の抜去力が大きくウイン
ドプレート18は点在的に溶着されたものであるが強固
に固定される。又、溶着用ピン30の体積はピン挿入孔
29より若干小さいため溶着部22が基準面16,19
に突出することがない。
【0033】図13から図17には本発明の第4実施例
が示されている。図13に示す如く上ケース部材1aの
孔15の周縁には基準面16が、図14に示す如くウイ
ンドプレート18の周縁には基準面19がそれぞれ単に
形成され、このウインドプレート18は固定フレーム3
1を介して接着される。
【0034】図15に示すように、固定フレーム31は
長方形の枠体形状であり、内周側が上ケース部材1aの
孔15と略同一寸法に設定されている。この固定フレー
ム31の各辺には略全範囲に亘って溶着用リブ20が設
けられている。
【0035】図16(A)に示すように、上ケース部材
1aの内面側よりウインドプレート18を近づけ互いの
基準面16,19を突き合せて配置する。このウインド
プレート18の上方よりさらに固定フレーム31をウイ
ンドプレート18の上面に載置し、固定フレーム31に
溶着ホーン21にて超音波を加える。すると、図16
(B)に示すように、溶着用リブ20が溶融固化して溶
着部22が出来、この溶着部22によって固定フレーム
31を上ケース部材1aに溶着する。この固定フレーム
31の溶着によってウインドプレート18は上ケース部
材1aに固定され、上ケース部材1aの内面側から見る
と図17に示す状態となる。そして、上ケース部材1a
の孔15の周縁には薄肉部分が生じないため、上ケース
部材1aが反り変形することがない。
【0036】図18から図21には本発明の第5実施例
が示されている。図18において、上ケース部材1aの
孔15の周縁には基準面16が形成され、この基準面1
6の外側には適所にカシメボス25が立設されている。
又、ウインドプレート18は第4実施例のものと同様で
あり、このウインドプレート18は固定フレーム31を
介して接着される。
【0037】図19において、固定フレーム31は長方
形の枠体形状を基本形状とし、固定フレーム31の周縁
の適所には突出部26が設けられ、この各突出部26に
はボス挿入孔27が形成されている。
【0038】図20(A)に示すように、上ケース部材
1aの内面側よりウインドプレート18を近づけ互いの
基準面16,19を突き合せて配置する。このウインド
プレート18の上方よりさらに固定フレーム31を近づ
け各カシメボス25に各ボス挿入孔27を挿入して固定
フレーム31をウインドプレート18の上面に載置し、
固定フレーム31のボス挿入孔27より突出したカシメ
ボス25の突出部分を溶着ホーン21にてカシメ加工す
ることによってカシメ部28を作り、このカシメ部28
によって固定フレーム31を上ケース部材1aに接着す
る。この固定フレーム31の接着によってウインドプレ
ート18は上ケース部材1aに固定され、上ケース部1
aの内面側から見ると図21に示す状態となる。そし
て、上ケース部材1aの孔15の周縁には薄肉部分が生
じないため、上ケース部材1aが反り変形することがな
い。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る発明
によれば、上ケース部材の基準面に溶着用リブを設け、
ウインドプレートの基準面に溝を設けて溶着し、請求項
2に係る発明によれば、上ケース部材にカシメボスを設
け、ウインドプレートにボス挿入孔を設けてカシメ接着
し、請求項3及び請求項5の発明によれば、ウインドプ
レートに溶着用ピンを設け、上ケース部材にピン挿入溝
を設けて溶着し、請求項4、請求項6及び請求項7の発
明によれば、ウインドプレートを上ケース部材と固定プ
レートでサンドイッチ状に配置し、固定フレームを上ケ
ース部材に溶着、カシメ接着等で固定することによって
ウインドプレートを固定したので、上ケース部材の孔の
周縁には少なくともスポット的にしか薄肉部分が生じな
いため、上ケース部材が反り変形することがなく上ケー
ス部材の平面度が維持されるという効果を奏する。
【0040】また、請求項5の発明によればピン挿入溝
の入口側が奥より狭いので、スポット的な溶着であって
もウインドプレートが上ケース部材に強固に固定される
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は上ケース部材の斜視図、(B)はウイ
ンドプレートの取付け過程を示す断面図、(C)はウイ
ンドプレートの溶着状態を示す断面図(第1実施例)。
【図2】テープカセットの分解斜視図(第1実施例)。
【図3】テープカセットの概略構成図(第1実施例)。
【図4】上ケース部材の内面図(第1実施例)。
【図5】ウインドプレートの斜視図(第1実施例)。
【図6】上ケース部材の内面図(第2実施例)。
【図7】ウインドプレートの斜視図(第2実施例)。
【図8】(A)はウインドプレートの取付け過程を示す
断面図、(B)はウインドプレートのカシメ接着状態を
示す断面図(第2実施例)。
【図9】上ケース部材の内面図(第3実施例)。
【図10】ウインドプレートの斜視図(第3実施例)。
【図11】(A)はウインドプレートの取付け過程を示
す断面図、(B)はウインドプレートの溶着状態を示す
断面図(第3実施例)。
【図12】ピン挿入溝付近の拡大断面図(第3実施
例)。
【図13】上ケース部材の内面図(第4実施例)。
【図14】ウインドプレートの斜視図(第4実施例)。
【図15】固定フレームの斜視図(第4実施例)。
【図16】(A)はウインドプレートの取付け過程を示
す断面図、(B)はウインドプレートの固定状態を示す
断面図(第4実施例)。
【図17】ウインドプレートが固定された上ケース部材
の内面図(第4実施例)。
【図18】上ケース部材の内面図(第5実施例)。
【図19】固定フレームの斜視図(第5実施例)。
【図20】(A)はウインドプレートの取付け過程を示
す断面図、(B)はウインドプレートの固定状態を示す
断面図(第5実施例)。
【図21】ウインドプレートが固定された上ケース部材
の内面図(第5実施例)。
【図22】ケースの分解斜視図(従来例)。
【図23】上ケース部材の内面図(従来例)。
【図24】ウインドプレートの斜視図(従来例)。
【図25】ウインドプレートの取付け過程を示す断面図
(従来例)。
【図26】ウインドプレートの固定状態を示す断面図
(従来例)。
【図27】上ケース部材の反り変形を示す図(従来
例)。
【符号の説明】
A…前方挿入部 B…後方張出し部 1…ケース 1a…上ケース部材 1b…下ケース部材 2…リール 3…テープ 15…孔 16,19…基準面 18…ウインドプレート 20…溶着用リブ 22…溶着部 24…溝 25…カシメボス 27…ボス挿入孔 28…カシメ部 29…ピン挿入溝 30…溶着用ピン 31…固定フレーム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケース部材と下ケース部材とを接合し
    て前方挿入部とこの前方挿入部よりも左右に突出する後
    方張出し部とから成るケースを構成し、この後方張出し
    部内にテープを巻装する一対のリールを収納すると共に
    前記上ケース部材の前記後方張出し部に前記一対のリー
    ルに巻装されたテープ状態を外部より目視可能な大きさ
    の孔を形成し、この孔の全周縁に他の面よりも一段低い
    基準面を設け、この基準面に透明なウインドプレートの
    基準面を突き合せた状態で固定してこのウインドプレー
    トで前記孔を閉塞したテープカセットにおいて、 前記上ケース部材の前記基準面の全範囲に亘って溶着用
    リブを設け、この溶着用リブに対向する前記ウインドプ
    レートの前記基準面に溝を設け、前記溶着用リブの溶融
    固化による溶着部を介して前記ウインドプレートを前記
    上ケース部材に固定したことを特徴とするテープカセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 上ケース部材と下ケース部材とを接合し
    て前方挿入部とこの前方挿入部よりも左右に突出する後
    方張出し部とから成るケースを構成し、この後方張出し
    部内にテープを巻装する一対のリールを収納すると共に
    前記上ケース部材の前記後方張出し部に前記一対のリー
    ルに巻装されたテープ状態を外部より目視可能な大きさ
    の孔を形成し、この孔の全周縁に他の面よりも一段低い
    基準面を設け、この基準面に透明なウインドプレートの
    基準面を突き合せた状態で固定してこのウインドプレー
    トで前記孔を閉塞したテープカセットにおいて、 前記上ケース部材の前記基準面に点在的にカシメボスを
    設け、この各カシメボスに対向する前記ウインドプレー
    トの前記基準面に開口するボス挿入孔をそれぞれ設け、
    この各ボス挿入孔に挿入された前記カシメボス突出部分
    のカシメによるカシメ部を介して前記ウインドプレート
    を前記上ケース部材に固定したことを特徴とするテープ
    カセット。
  3. 【請求項3】 上ケース部材と下ケース部材とを接合し
    て前方挿入部とこの前方挿入部よりも左右に突出する後
    方張出し部とから成るケースを構成し、この後方張出し
    部内にテープを巻装する一対のリールを収納すると共に
    前記上ケース部材の前記後方張出し部に前記一対のリー
    ルに巻装されたテープ状態を外部より目視可能な大きさ
    の孔を形成し、この孔の全周縁に他の面よりも一段低い
    基準面を設け、この基準面に透明なウインドプレートの
    基準面を突き合せた状態で固定してこのウインドプレー
    トで前記孔を閉塞したテープカセットにおいて、 前記ウインドプレートの前記基準面に点在的に溶着用ピ
    ンを設け、この各溶着用ピンに対向する前記上ケース部
    材の前記基準面にピン挿入溝をそれぞれ設け、この各ピ
    ン挿入溝に充填された前記溶着用ピンの溶融固化による
    溶着部を介して前記ウインドプレートを前記上ケース部
    材に固定したことを特徴とするテープカセット。
  4. 【請求項4】 上ケース部材と下ケース部材とを接合し
    て前方挿入部とこの前方挿入部よりも左右に突出する後
    方張出し部とから成るケースを構成し、この後方張出し
    部内にテープを巻装する一対のリールを収納すると共に
    前記上ケース部材の前記後方張出し部に前記一対のリー
    ルに巻装されたテープ状態を外部より目視可能な大きさ
    の孔を形成し、この孔の全周縁に他の面よりも一段低い
    基準面を設け、この基準面に透明なウインドプレートの
    基準面を突き合せた状態で固定してこのウインドプレー
    トで前記孔を閉塞したテープカセットにおいて、 前記ウインドプレートの反上ケース部材側に枠状の固定
    フレームを配置し、この固定フレームを前記上ケース部
    材に固定して前記ウインドプレートを前記上ケース部材
    に固定したことを特徴とするテープカセット。
  5. 【請求項5】 前記ピン挿入溝は、入口よりも奥の方を
    大径に構成したことを特徴とする請求項3に記載のテー
    プカセット。
  6. 【請求項6】 前記固定フレームには全周囲に亘って溶
    着用リブを設け、この溶着用リブの溶融固化による溶着
    部を介して前記上ケース部材に固定したことを特徴とす
    る請求項4に記載のテープカセット。
  7. 【請求項7】 前記上ケース部材には点在的にカシメボ
    スを設け、この各カシメボスに対向する前記固定フレー
    ムの箇所にボス挿入孔をそれぞれ設け、この各ボス挿入
    孔に挿入された前記カシメボス突出部分のカシメによる
    カシメ部を介して前記上ケース部材に固定したことを特
    徴とする請求項4に記載のテープカセット。
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