JP3239421B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP3239421B2
JP3239421B2 JP03992492A JP3992492A JP3239421B2 JP 3239421 B2 JP3239421 B2 JP 3239421B2 JP 03992492 A JP03992492 A JP 03992492A JP 3992492 A JP3992492 A JP 3992492A JP 3239421 B2 JP3239421 B2 JP 3239421B2
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治 小泉
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセットケース内のド
ライブベルトが駆動することにより走行するテープを備
えたテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばパーソナルコンピュータ等の外部
記録用手段には、高トラック密度化されたテープを備え
たテープカセットが知られている。
【0003】従来、この種のテープカセットは、例えば
特公昭52−14976号公報に開示され、図4および
図5に示すように構成されている。
【0004】このテープカセットにつき、同図を用いて
説明すると、同図において、符号1で示すものはテープ
カセット用のケースで、前方端縁に開口するテープ露出
用の切欠き2aおよび上方に突出する支軸2bを有す
る平面視略矩形状のベースプレート2と、このベースプ
レート2の上方部に装着されローラ露出用の第1開口部
3aおよびテープ露出用の第2開口部3bを有する角形
状の箱体3とからなり、内部には各々が互いにベース
レート面左右方向に所定の間隔をもって並列する2つの
テープ巻回用のリール4,5が回転自在に設けられてい
る。なお、このケース1の前方部(ベースプレート2の
切欠き2aおよび箱体3の第2開口部3b)には、記録
再生装置用のヘッド(図示せず)が進退するものとす
る。
【0005】6は前記第2開口部3bを開閉する蓋体
で、前記支軸2bに復帰用のトーションスプリングSを
介して回動自在に設けられている。この蓋体6には、前
記支軸2bが臨む挿入孔6aおよび前記トーションスプ
リングSの両端部が各々臨む凹溝6b,6cが設けられ
ている。
【0006】7および8はテープ幅方向移動規制用のフ
ランジ7a,8aを有する2つのテープガイドで、前記
両リール4,5の前方に配設され、かつ前記ベースプレ
ート2の前方端縁に並設されている。
【0007】9〜11は上方に突出する第1〜第3ガイ
ドピンで、前記ベースプレート2に圧入固定され、かつ
前記リール4と前記テープガイド7間,前記両テープガ
イド7,8間および前記テープガイド8と前記リール5
間の各テープ走行路に設けられており、前記テープガイ
ド7,8と共に磁気テープ12を案内し得るように構成
されている。
【0008】13は前記第1開口部3a内にその一部が
臨むテープカセット用のドライブローラで、前記両テー
プガイド7,8間のテープ走行路後方に設けられ、かつ
前記ベースプレート2に支軸14を介して回転自在に枢
支されている。
【0009】15および16はベルト案内用のガイドロ
ーラで、前記リール4,5の後方に各支軸17,18を
介して回転自在に配設され、かつ前記ベースプレート2
の後方端縁に並設されている。
【0010】19はテープ走行用の無端ドライブベルト
で、前記ドライブローラ13および前記両ガイドローラ
15,16に巻き掛けられ、かつ前記リール4,5の外
周面に前記磁気テープ12を介して張設されている。
【0011】なお、20はテープエンド検出用の鏡体で
ある。
【0012】このように構成されたテープカセットにお
いては、使用時(記録再生時)に開蓋して磁気テープ1
2のヘッド接触面を外部に露呈させ、非使用時には閉蓋
して磁気テープ12のヘッド接触面を保護することが行
われる。
【0013】ところで、この種のテープカセットにおい
ては、支軸2bに対する蓋体6の取り付けが次に示すよ
うにして行われる。
【0014】すなわち、挿入孔6aにトーションスプリ
ングSの巻線部を臨ませると共に、両スプリング端部を
各々凹溝6b,6c(凹溝6cは仮のスプリング係止
溝)に係止し、次に挿入孔6a内に支軸2bを挿入した
後、凹溝6cとの係止状態を解除してスプリング端部を
テープガイド7のフランジ7aに係止する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のテー
プカセットにおいては、トーションスプリングSのスプ
リング巻線部を挿入孔6a内に臨ませて両スプリング端
部を凹溝6b,6cに係止する構造であるため、トーシ
ョンスプリングSが変形してスプリング巻線部の中心と
挿入孔6a内での支軸2bの設定中心にずれが生じてい
た。これは、各凹溝6b,6cが互いに直角に交差する
方向に沿って延在されており、このため蓋体6(挿入孔
6a)に対するトーションスプリングSの装填時に凹溝
6cの挿入孔側開口縁部にスプリング端部が係止されて
しまい、スプリング巻線部を挿入孔6a内で凹溝6b側
に接近させるような作用力がトーションスプリングSに
加わることになるからである。この結果、挿入孔6aに
対する支軸2の挿入時に支軸2bがトーションスプリ
ングSの巻線部に当接し、支軸2bの挿入作業を円滑に
行うことができないという問題があった。
【0016】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、支軸の挿入時にスプリングに対する支軸の当接
を防止することができ、支軸の挿入作業を円滑に行うこ
とができるテープカセットを提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテープカセ
ットは、記録再生用のヘッドがその内部に進退する開口
部を有するカセットケースと、前記カセットケース内に
回転自在に設けられテープを巻回可能な2つのリール
と、これら両リールの前方に設けられかつ前記開口部
に開閉自在に軸支される蓋体と、前記蓋体および前記
セットケースに各端部が係止される巻線部を有する復帰
用のスプリングとを備えテープカセットにおいて、 前記
カセットケースには、上方側に突出する支軸を設けると
ともに、 前記蓋体には、前記支軸および前記巻線部が臨
む挿入孔と、前記スプリングの両端部が各々臨む第1凹
溝と第2凹溝を設け、これら両凹溝は前記挿入孔の開口
接線方向と平行な方向に延在する凹溝によって形成し
た。
【0018】
【作用】本発明においては、前記スプリング巻線部が両
凹溝間の略中央部に位置するように両スプリング端部を
各凹溝に係止することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の構成等を図に示す実施例によ
って詳細に説明する。
【0020】図1は本発明に係るテープカセットの蓋体
に対するトーションスプリング取付状態を示す断面図、
図2(A)および(B)は同じく本発明におけるテープ
カセットの蓋体を示す背面図と下面図、図3は本発明に
おけるテープカセットのケースに対する蓋体の取付状態
を分解して示す断面図で、同図において図4および図5
と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明
は省略する。また、同実施例の説明において、従来例の
説明に用いた部材と同一の部材は同一の符号を付して用
いる。
【0021】同図において、符号31で示すものは前記
第2開口部3bを開閉する蓋体で、前記支軸2bに復帰
用のトーションスプリング32を介して回動自在に設け
られている。この蓋体6には、前記支軸2bが臨む段状
の挿入孔31aおよび前記トーションスプリング32の
両端部が各々臨む第1凹溝31bと第2凹溝31cが設
けられている。
【0022】これら両凹溝31b,31cは、前記挿入
孔31aの下側開口端面に開口しこの開口接線方向と平
行な方向に延在する凹溝によって形成されている。
【0023】このうち第2凹溝31cは、前記挿入孔3
1aの水平中心線Xの位置から正の円周方向(反時計方
向)に略155°進行する位置であって、前記挿入孔3
1aの開口周上の点Mにおける接線Aに平行な方向に延
在する凹溝であることが望ましい。この場合、接線Aと
水平中心線Xが作る角度は略70°の角度に設定されて
いる。
【0024】なお、第1凹溝31bの深さは第2凹溝3
1cの深さより大きい寸法に設定されている。
【0025】また、挿入孔31aの内周面段部には、口
径が下方部から上方部に向かって小さくなるような面取
りが施されている。
【0026】このように構成されたテープカセットにお
いては、支軸2bに対する蓋体31の取付時にトーショ
ンスプリング32の巻線部が両凹溝31b,31c間の
略中央部に位置するようにトーションスプリング32の
端部を各凹溝31b,31c係止することができる。
【0027】したがって、本実施例においては、蓋体
にトーションスプリング32を装填した時にスプリン
グ巻線部の中心を挿入孔31a内における支軸2bの設
定中心に一致させることができるから、トーションスプ
リング32の巻線部に対する支軸2bの当接を防止する
ことができる。
【0028】また、本実施例においては、挿入孔31a
の内周面段部に口径が下方部から上方部に向かって小さ
くなるような面取りを施したから、この面において支軸
2bを案内することができ、挿入孔31a内に対する支
軸2bの挿入を簡単に行うことができる。
【0029】因に、本実施例におけるテープカセットの
記録再生は、記録再生装置(図示せず)に蓋体31を前
方にした状態でケース1を装着して行われる。
【0030】このとき、蓋体31が開放し、テープ外部
露出位置において磁気テープ12が記録再生装置用のヘ
ッド(図示せず)に押圧すると共に、記録再生装置用の
キャプスタンローラ(図示せず)にテープカセット用の
ドライブローラ13が押圧する。そして、キャプスタン
ローラ(図示せず)の回転によってドライブローラ13
が回転し、無端ドライブベルト19が所定の方向に駆動
して磁気テープ12が走行する。
【0031】なお、本発明においては、前述した実施例
に限定されることなく、本発明の技術思想に基づいて各
種の有効な変形,変更が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録再生用のヘッドがその内部に進退する開口部を有する
カセットケースと、前記カセットケース内に回転自在に
設けられテープを巻回可能な2つのリールと、これら両
リールの前方に設けられかつ前記開口部に開閉自在に
軸支される蓋体と、前記蓋体および前記カセットケース
に各端部が係止される巻線部を有する復帰用のスプリン
グとを備えテープカセットにおいて、前記カセットケー
スには、上方側に突出する支軸を設けるとともに、前記
蓋体には、前記支軸および前記巻線部が臨む挿入孔と、
前記スプリングの両端部が各々臨む第1凹溝と第2凹溝
を設け、これら両凹溝は前記挿入孔の開口接線方向と平
行な方向に延在する凹溝によって形成したので、スプリ
ング巻線部が両凹溝間の略中央部に位置するように両ス
プリング端部を各凹溝に係止することができる。
【0033】したがって、蓋体に対するスプリングの装
填時にスプリング巻線部の中心を挿入孔内における支軸
の設定中心に一致させることができるから、スプリング
に対する支軸の当接を防止することができ、支軸の挿入
作業を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテープカセットの蓋体に対するス
プリング取付状態を示す断面図。
【図2】(A)および(B)は同じく本発明におけるテ
ープカセットの蓋体を示す背面図と下面図。
【図3】本発明におけるテープカセットのケースに対す
る蓋体の取付状態を分解して示す断面図。
【図4】従来のテープカセットの全体を示す分解斜視
図。
【図5】従来におけるテープカセットの蓋体に対するス
プリング取付状態を示す下面図。
【符号の説明】
2b…支軸、31…蓋体、31a…挿入孔、31b…第
1凹溝、31c…第2凹溝、32…トーションスプリン
グ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/087 520

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録再生用のヘッドがその内部に進退す
    開口部を有するカセットケースと、前記カセット ケース内に回転自在に設けられテープを巻
    回可能な2つのリールと、 これら両リールの前方に設けられかつ前記開口部に開
    閉自在に軸支される蓋体と、前記 蓋体および前記カセットケースに各端部が係止され
    る巻線部を有する復帰用のスプリングとを備え、前記カセットケースには、上方側に突出する支軸を設け
    るとともに、 前記蓋体には、前記支軸および前記巻線部が臨む挿入孔
    と、前記 スプリングの両端部が各々臨む第1凹溝と第2
    凹溝を設け、 これら両凹溝は前記挿入孔の開口接線方向と平行な方向
    に延在する凹溝によって形成されていることを特徴とす
    るテープカセット。
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