JPH0538449Y2 - - Google Patents

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JPH0538449Y2
JPH0538449Y2 JP4618588U JP4618588U JPH0538449Y2 JP H0538449 Y2 JPH0538449 Y2 JP H0538449Y2 JP 4618588 U JP4618588 U JP 4618588U JP 4618588 U JP4618588 U JP 4618588U JP H0538449 Y2 JPH0538449 Y2 JP H0538449Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は磁気テープカセツトに関し、更に詳し
くはカセツトケース本体に透明窓を設けた磁気テ
ープカセツトに関する。
〔従来の技術〕
従来、オーデイオ用及びビデオ用の磁気テープ
カセツトの形状及び外観は、用途に応じて種々異
なつている。しかし、各磁気テープカセツトに共
通して、前記磁気テープカセツト内を目視するた
めの透明窓が設けられている。
前記透明窓は、磁気テープの巻き取り状況や記
録・再生位置の見当をつける上で非常に便利であ
り、磁気テープカセツトに必須不可欠と言つても
過言ではない。
第3図は従来の透明窓の形成方法の一例を示す
ものであり、例えばABS樹脂からなる上カセツ
トハーフ1の所定位置に窓となる開口部2が形成
され、該開口部2の周囲にはカセツト厚み方向に
段差部5が設けられている。そして、該段差部5
の形状に対応した段差部6を有する透明な合成樹
脂の板材3を前記開口部2に溶着して前記透明窓
が形成される。
ところで、前記開口部2と前記板材3との溶着
は、主に超音波溶着により行われている。即ち、
前記板材3下面の段差部6に溶着リブとしての突
起4を形成し、該突起4を開口部2の縁部に形成
した段差部5上に接触させた状態で該接触位置に
超音波を印加する。すると、前記突起4は融解し
前記板材3と前記開口部2とを溶着する。
前記超音波溶着では、溶着する部材の接触面積
が大であれば、溶着に要する時間も大になり、作
業効率が低下する。
そこで溶着リブとしての前記突起4が形成され
ているのであるが、該突起4を形成すると、その
高さ分に応じて板材3の嵌合部7の位置決めに要
する高さAが減少する。このため、前記板材3を
前記開口部2に嵌合させる際の位置決めがしにく
くなる。また、前記超音波溶着をする際溶着部に
超音波を印加すると、前記板材3が振動する。そ
のため、前記嵌合部7の肩部が前記段差部5にの
り上げ、該板材3が破損することがあつた。
前記問題を解消するために、前記板材3の厚つ
さを厚くすることが考えられるが、透明度の低
下、コスト高の原因になるので好ましくない。し
かも、前記の様に超音波溶着では、超音波を前記
溶着部に印加すると前記板材3が振動するので、
前記開口部2の開口寸法が決めにくく、予め前記
板材3の振動を見込んで大きめの開口寸法にしな
ければならなかつた。従つて、組立終了時に前記
嵌合部7と前記開口部2の縁部との間に〓間が生
じる。また、磁気テープカセツトを携行する場
合、或いはラツクなどに収納する場合には、前記
板材3の表面が傷つき易く、傷ついた場合は透明
度が劣化する。
このため、磁気テープカセツト全体の外観劣化
という問題が生じている。
従つて、本考案の目的は前記課題を解消するこ
とにあり、傷つきにくく、かつ組立の簡単な透明
窓を設けた磁気テープカセツトを供給するもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る前記目的は、上下カセツトハーフ
の組み合わせからなるカセツト中空内部に一対の
ハブに巻回された磁気テープを走行可能に支持す
るとともに、前記上カセツトハーフ上壁に透明窓
を有する磁気テープカセツトにおいて、前記透明
窓は前記上カセツトハーフ上壁に設けられた開口
部を封止する透明な合成樹脂板から成り、該合成
樹脂板は前記開口部の縁部との間に塗布された
UV硬化樹脂により接着されることを特徴とした
磁気テープカセツトによつて達成される。
すなわち、前記UV硬化樹脂の硬化処理は紫外
線照射によつて行われる。そして前記合成樹脂板
が透明であり、前記紫外線を透過し得ることに着
目してなされたものである。前記構成によれば、
合成樹脂板に溶着リブを形成する必要がなく、ま
た振動を加える必要もないので、前記合成樹脂板
の位置決めも容易になる。
〔実施態様〕
以下、添付の図面に基づき本考案の実施態様を
説明する。
第1図は磁気テープカセツトの形状を示す斜視
図、第2図は前記磁気テープカセツトの透明窓1
5の構造を示す一部断面図である。
磁気テープカセツト11は、DAT(Digital
Oudio Taperecoder)用のものであり、上下一
対のカセツトハーフ12,13内には一対のテー
プリールに巻回された磁気テープ(何れも図示せ
ず)が走行可能に支持されている。
そして、上ハーフカセツト12の平板部には、
前記一対のテープリール及び磁気テープを目視す
るための一対の透明窓14,15が形成されてい
る。
また、前記磁気テープカセツト11の前面部に
は、ガードパネル20が支軸17によつて開閉自
在に設けられている。前記ガードパネル20は、
前記磁気テープカセツト11の不使用時には図示
の如く閉じられて磁気テープを保護し、前記
DATに装着した場合は開かれる。この結果、前
記磁気テープは前記に露呈された録再生装置によ
り引き出され磁気ヘツドと接触が可能になる。
前記構成の磁気テープカセツト11において、
前記透明窓14,15は以下に記載するように構
成されている。なお、前記透明窓14,15は同
一構造になされているので、そのうちの一方の透
明窓15について、第2図を参照しつつ説明す
る。
透明窓15は、上カセツトハーフ12(合成樹
脂を成形したもの)に形成された開口部16を透
明な合成樹脂板17で覆つた構造になされてい
る。
すなわち、前記開口部16の形状、大きさは、
テープリールの取り付け位置やデザイン的な要素
を考慮して決定され、該開口部16の縁部に沿つ
て段差部18が形成されている。そして、前記段
差部18上には、UV硬化樹脂19を介して透明
な合成樹脂板17の縁部が載置される。
ここで、前記UV硬化樹脂19の上部は透明な
合成樹脂板17によつて覆われているので、光の
透過が可能であり、従つて前記UV硬化樹脂19
を硬化させるための紫外線を矢印X方向から前記
UV硬化樹脂19に向けて照射する。
この結果、前記UV硬化樹脂19は硬化するの
であるが、該UV硬化樹脂19は接着作用を有し
ているので、硬化にともなつて前記透明の合成樹
脂板17の縁部を前記段差部18上に接着する。
以上の如き一連の接着工程により透明窓14,
15が構成されるのであるが、本考案によれば従
来の超音波溶着の様に溶着リブとしての突起は不
要になる。その上、予め適正な位置決めを行つて
から動かすことなく前記合成樹脂板17を溶着す
ることが出来るので、前記合成樹脂板17が位置
ずれすることもなく、容易に組立ることができ
る。
また、前記UV硬化樹脂としては不飽和ポリエ
ステル系、ウレタン−アクリレート系、エポキシ
−アクリレート系、ポリエステル−アクリレート
系等のUV硬化剤が使用できる。
ここで、前記合成樹脂板17は光透過性を有す
るものであれば、どの様な樹脂であつても良いこ
とは言うまでもない。
更に、他の実施態様として、前記合成樹脂板1
7の上部表面に透明なUV硬化樹脂を塗布し、前
記UV硬化樹脂19の硬化処理と同時に前記上部
表面上のUV硬化樹脂をも硬化処理し、前記上部
表面に傷つき防止のための硬化皮膜を形成するよ
うにしてもよい。
この場合、透明窓14,15の溶着と同時に、
該透明窓14,15の表面硬化処理が行われるこ
とになる。従つて、長期使用によつて前記透明窓
14,15に傷が生じ美観が損われることを防止
することが出来る。
尚、前記実施態様では前記段差部18と前記透
明な合成樹脂板17との間にUV硬化樹脂19を
塗布したが、これに代えて前記開口部16の垂直
端面と前記合成樹脂板17の垂直端面との接触位
置に、前記UV硬化樹脂19を塗布して、紫外線
を照射することにより、両者を接着するように構
成しても良い。
また、本考案は前記実施態様のDAT用磁気テ
ープカセツトに限らず、ビデオ用磁気テープカセ
ツト等の他の磁気テープカセツトにおいても有効
であることは言うまでもない。更に、オーデイオ
用磁気テープカセツトの中には、上下カセツトハ
ーフを透明な合成樹脂にて構成し、両者をネジ止
めした構造のものがある。該構造のものについて
は、前記上下カセツトハーフの接触面に前記UV
硬化樹脂を塗布し、紫外線を照射して両者を一挙
に接着することができるので、ネジとネジ止め作
業が不要になり、大幅なコストダウンが可能にな
る。
即ち、接着面にUV硬化樹脂を塗布した後、紫
外線照射により接着するものであるから、接着作
業の流れ作業化が容易になり、作業工程のオート
メーシヨン化をより一層進めることができ、安価
な磁気テープカセツトを提供することが出来る。
〔考案の効果〕
本考案の磁気テープカセツトは、磁気テープカ
セツトの透明窓を構成する透明な合成樹脂板を上
カセツトハーフの開口部に接着する際、前記合成
樹脂板が前記開口部の縁部との間に塗布された
UV硬化樹脂により接着されるものであるから、
従来の超音波溶着時の如く溶着リブ等を形成する
必要がなく、接着位置の形状・構造を簡単なもの
にすることができる。そして、前記UV硬化樹脂
は紫外線を照射することによつて適宜硬化させる
ことが出来るので、接着作業が容易と成り、前記
磁気テープカセツトの組立性を向上することが出
来る。
その上、前記UV硬化樹脂を前記合成樹脂板の
外表面に塗布して硬化させれば、前記透明な合成
樹脂板に傷が付きにくく磁気テープカセツト全体
の外観劣化の少ない安価な磁気テープカセツトを
提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施態様に基づく
磁気テープカセツトの斜視図及び一部断面図、第
3図は従来の磁気テープカセツトの透明窓の構造
を示す断面図である。 図中符号、2……開口部、3……透明な合成樹
脂板、4……突起、5,6……段差部、7……嵌
合部、11……磁気テープカセツト、12……上
ハーフカセツト、13……下ハーフカセツト、1
4,15……透明窓、16……開口部、17……
透明な合成樹脂板、18……段差部、19……
UV硬化樹脂、20……ガードパネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上下カセツトハーフの組み合わせからなるカ
    セツト中空内部に一対のハブに巻回された磁気
    テープを走行可能に支持するとともに、前記上
    カセツトハーフ上壁に透明窓を有する磁気テー
    プカセツトにおいて、前記透明窓は前記上カセ
    ツトハーフ上壁に設けられた開口部を封止する
    透明な合成樹脂板から成り、該合成樹脂板は前
    記開口部の縁部との間に塗布されたUV硬化樹
    脂により接着されることを特徴とした磁気テー
    プカセツト。 2 前記合成樹脂板の表面に、該表面の傷つきを
    防止するUV硬化樹脂からなる硬化皮膜を形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の磁気テ
    ープカセツト。
JP4618588U 1988-03-15 1988-04-07 Expired - Lifetime JPH0538449Y2 (ja)

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JP4618588U JPH0538449Y2 (ja) 1988-04-07 1988-04-07
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US07/697,560 US5101307A (en) 1988-03-15 1991-05-09 Magnetic tape cassette
US07/799,204 US5175661A (en) 1988-03-15 1991-11-27 Magnetic tape cassette having positioning holes with wear-resistant coatings
US07/889,244 US5184268A (en) 1988-03-15 1992-05-28 Magnetic tape cassette
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