JPH076508Y2 - 医療機器用受圧ポート - Google Patents
医療機器用受圧ポートInfo
- Publication number
- JPH076508Y2 JPH076508Y2 JP8152688U JP8152688U JPH076508Y2 JP H076508 Y2 JPH076508 Y2 JP H076508Y2 JP 8152688 U JP8152688 U JP 8152688U JP 8152688 U JP8152688 U JP 8152688U JP H076508 Y2 JPH076508 Y2 JP H076508Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- pressure
- pressure sensor
- receiving port
- pressure receiving
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は人工透析装置等の医療機器で使用される圧力計
の受圧ポートに関する。
の受圧ポートに関する。
〈従来の技術〉 人工透析装置では患者から採取した血液をダイアライザ
に送って透析・除水を行い、透析後の血液を患者に返血
する。前記ダイアライザでは透析膜を挟んで血液回路側
の圧力と透析液回路側の圧力が圧力計で測定され、これ
らの圧力の差が設定圧となるようにコントロールされ
る。
に送って透析・除水を行い、透析後の血液を患者に返血
する。前記ダイアライザでは透析膜を挟んで血液回路側
の圧力と透析液回路側の圧力が圧力計で測定され、これ
らの圧力の差が設定圧となるようにコントロールされ
る。
このような人工透析装置において、透析液が流れる流路
の管径は前記圧力計の受圧部の面積に比べ小さく、前記
圧力計は前記管路に直接取付けることができず特殊な受
圧ポートを介して取付けられている。
の管径は前記圧力計の受圧部の面積に比べ小さく、前記
圧力計は前記管路に直接取付けることができず特殊な受
圧ポートを介して取付けられている。
第３図は受圧ポートの従来例を示す。この図で、１は受
圧ポートで、流路1aが設けられた本体部分1b、透析液管
路（図示せず）等とのコネクタ部1c,1dとよりなる。２
は圧力センサで、本体部分1aに螺合されたニップル３に
よって保持されている。流路1a内の圧力はニップル３に
設けられた孔3aを通じ、シールダイアフラム2aを介し圧
力センサ２に伝えられる。
圧ポートで、流路1aが設けられた本体部分1b、透析液管
路（図示せず）等とのコネクタ部1c,1dとよりなる。２
は圧力センサで、本体部分1aに螺合されたニップル３に
よって保持されている。流路1a内の圧力はニップル３に
設けられた孔3aを通じ、シールダイアフラム2aを介し圧
力センサ２に伝えられる。
このような受圧ポートでは、a1で示す被測定流体の流れ
に対し圧力センサ２への導圧部が横向きになっているた
め、ニップル３の孔3a、ニップル３とシールダイアフラ
ム2aとの間Ａに液だまりができてしまう。人工透析装置
では治療を行う前に血液回路、及び透析回路に消毒液を
流し消毒を行い、その後、消毒液を洗い流しこれら部分
を充填液で満たすプライミング操作が行われる。前記液
だまり部分は洗浄液を流しても消毒がきかず、雑菌の巣
となってしまう。また泡もたまり易く圧力出力の安定性
に悪影響を及ぼす。
に対し圧力センサ２への導圧部が横向きになっているた
め、ニップル３の孔3a、ニップル３とシールダイアフラ
ム2aとの間Ａに液だまりができてしまう。人工透析装置
では治療を行う前に血液回路、及び透析回路に消毒液を
流し消毒を行い、その後、消毒液を洗い流しこれら部分
を充填液で満たすプライミング操作が行われる。前記液
だまり部分は洗浄液を流しても消毒がきかず、雑菌の巣
となってしまう。また泡もたまり易く圧力出力の安定性
に悪影響を及ぼす。
第４図は受圧ポートの他の従来例を示す。４は受圧ポー
トで、流路4aが設けられた筒体部分4b、透析液管路等と
のコネクタ部4c,4dとよりなる。圧力センサ２は本体部
分4aに保持具５によって直接取付けられている。流路4a
からの圧力はシールダイアフラム2aを介し圧力センサ２
に伝えられる。
トで、流路4aが設けられた筒体部分4b、透析液管路等と
のコネクタ部4c,4dとよりなる。圧力センサ２は本体部
分4aに保持具５によって直接取付けられている。流路4a
からの圧力はシールダイアフラム2aを介し圧力センサ２
に伝えられる。
このような受圧ポートでは、シールダイアフラム2aによ
って流路4aの内周面の一部が形成され、シールダイアフ
ラム2aを介し流路4aの圧力が直接圧力センサ２に伝えら
れるため、第３図の受圧ポートに比べて液だまりができ
にくい。しかし、被測定流体がa2で示すように下から上
に流れる場合、流路4aの上隅Ｂに液だまりができてしま
う。また、流路4aの内容積が大きいため、プライミング
操作で消費される洗浄液、並びに充填液の量が多くなる
欠点がある。
って流路4aの内周面の一部が形成され、シールダイアフ
ラム2aを介し流路4aの圧力が直接圧力センサ２に伝えら
れるため、第３図の受圧ポートに比べて液だまりができ
にくい。しかし、被測定流体がa2で示すように下から上
に流れる場合、流路4aの上隅Ｂに液だまりができてしま
う。また、流路4aの内容積が大きいため、プライミング
操作で消費される洗浄液、並びに充填液の量が多くなる
欠点がある。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案の解決しようとする技術的課題は前記医療機器用
受圧ポートにおいて、雑菌の巣となる液だまりや泡だま
りが生ぜず、プライミング量が少なくて済む受圧ポート
を実現することにある。
受圧ポートにおいて、雑菌の巣となる液だまりや泡だま
りが生ぜず、プライミング量が少なくて済む受圧ポート
を実現することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案の構成は、圧力センサの取付面とコネクタ部とが
設けられた基板の内部に前記取付面と平行に前記コネク
タ部を接続する被測定流体流路を形成し、前記取付面よ
り前記流路の内部に向け垂直に内周面が円錐状の孔を開
け、この孔の開口部にシールダイアフラム型圧力センサ
を取付けられるようにした医療機器用受圧ポートにあ
る。
設けられた基板の内部に前記取付面と平行に前記コネク
タ部を接続する被測定流体流路を形成し、前記取付面よ
り前記流路の内部に向け垂直に内周面が円錐状の孔を開
け、この孔の開口部にシールダイアフラム型圧力センサ
を取付けられるようにした医療機器用受圧ポートにあ
る。
〈作用〉 前記の技術手段は次のように作用する。即ち、前記流路
に被測定流体が流されると、流体圧は前記シールダイア
フラムを介して前記圧力センサに伝えられる。前記流路
の径に対し前記圧力センサの受圧部の面積は大きいが、
これらは手前から徐々に径が小さくなる前記円錐状の孔
によって最短の間隔で結合される。この結果、前記流路
内の容積の増加を最小に押えることができる。更に、前
記円錐状の孔の内周面は前記被測定流体の流れに対し斜
めになっているため、前記流路内に液だまりを発生させ
る箇所はできにくい。
に被測定流体が流されると、流体圧は前記シールダイア
フラムを介して前記圧力センサに伝えられる。前記流路
の径に対し前記圧力センサの受圧部の面積は大きいが、
これらは手前から徐々に径が小さくなる前記円錐状の孔
によって最短の間隔で結合される。この結果、前記流路
内の容積の増加を最小に押えることができる。更に、前
記円錐状の孔の内周面は前記被測定流体の流れに対し斜
めになっているため、前記流路内に液だまりを発生させ
る箇所はできにくい。
〈実施例〉 以下図面に従い本考案の実施例を説明する。第１図は本
考案実施例装置を示し、図（ａ）は上面図、図（ｂ）は
図（ａ）におけるｃ−ｃ′断面図、図（ｃ）は側面図で
ある。第２図は本考案実施例装置の斜視図である。これ
らの図において、５は基板で、一方の面に被測定流体が
流れる流路5aが一体に形成され、この基板の反対側の面
から流路5aの内部にかけて内周面が円錐状の孔5bが開け
られている。この孔は流路5aの側面より内部に開けら
れ、その先端は開口部と対向する内周面迄達している。
5c,5dは透析液管路等とのコネクタ部、5eは基板５の片
側の面に形成された孔5bの開口部である。
考案実施例装置を示し、図（ａ）は上面図、図（ｂ）は
図（ａ）におけるｃ−ｃ′断面図、図（ｃ）は側面図で
ある。第２図は本考案実施例装置の斜視図である。これ
らの図において、５は基板で、一方の面に被測定流体が
流れる流路5aが一体に形成され、この基板の反対側の面
から流路5aの内部にかけて内周面が円錐状の孔5bが開け
られている。この孔は流路5aの側面より内部に開けら
れ、その先端は開口部と対向する内周面迄達している。
5c,5dは透析液管路等とのコネクタ部、5eは基板５の片
側の面に形成された孔5bの開口部である。
６は圧力センサである。6aは開口部5eを塞ぐように取付
けられたシールダイアフラムで、圧力センサ６のボディ
によってＯリング８を介し基板５に圧接保持されてい
る。圧力センサ６は保持具７によって開口部5eの周囲に
圧接保持されている。
けられたシールダイアフラムで、圧力センサ６のボディ
によってＯリング８を介し基板５に圧接保持されてい
る。圧力センサ６は保持具７によって開口部5eの周囲に
圧接保持されている。
このような構成で、a3で示すように被測定流体が流され
ると流体圧はシールダイアフラム6aを介し圧力センサ６
に伝えられる。流路5aの径に対し圧力センサ６の受圧部
の面積は大きいが、これらは手前から徐々に径が小さく
なる円錐状の孔5bによって最短の間隔で結合される。
ると流体圧はシールダイアフラム6aを介し圧力センサ６
に伝えられる。流路5aの径に対し圧力センサ６の受圧部
の面積は大きいが、これらは手前から徐々に径が小さく
なる円錐状の孔5bによって最短の間隔で結合される。
〈考案の効果〉 本考案によれば、前記圧力センサと前記流路とを内周面
が円錐状の孔を用いて結合したため、前記圧力センサの
受圧部の面積と前記流路の径とが大きく違っていても何
等支障なく結合できる。前記流路と前記圧力センサとを
前記円錐状の孔によって最短の間隔で結合できたため、
前記流路内の容積の増加を最小に押えられプライミング
量を小さくできる。更に、前記円錐状の孔の内周面は前
記被測定流体の流れに対し斜めになっており、前記流路
内に液だまりを発生させる箇所はできにくい。更に構造
が簡単なため製作が容易である。
が円錐状の孔を用いて結合したため、前記圧力センサの
受圧部の面積と前記流路の径とが大きく違っていても何
等支障なく結合できる。前記流路と前記圧力センサとを
前記円錐状の孔によって最短の間隔で結合できたため、
前記流路内の容積の増加を最小に押えられプライミング
量を小さくできる。更に、前記円錐状の孔の内周面は前
記被測定流体の流れに対し斜めになっており、前記流路
内に液だまりを発生させる箇所はできにくい。更に構造
が簡単なため製作が容易である。
尚、上記本考案実施例装置では円錐状の孔5bを内部に設
けるため、基板５の一方側の側面を椀を伏せたような形
状に盛上がらせ、この部分に流路5aを接続しているが、
この部分は必ずしもこのような複雑な形状にする必要は
ない。前記基板が前記流路と前記円錐状の孔を内部に設
けるのに充分な厚さのものなら平面のままでも良い。
けるため、基板５の一方側の側面を椀を伏せたような形
状に盛上がらせ、この部分に流路5aを接続しているが、
この部分は必ずしもこのような複雑な形状にする必要は
ない。前記基板が前記流路と前記円錐状の孔を内部に設
けるのに充分な厚さのものなら平面のままでも良い。
第１図は本考案実施例装置を示し、図（ａ）は上面図、
図（ｂ）は図（ａ）におけるｃ−ｃ′断面図、図（ｃ）
は側面図である。第２図は本考案実施例装置の斜視図、
第３図及び第４図は従来装置の断面図である。 ５……基板、5a……流路、5b……内周面が円錐状の孔、
5c,5d……コネクタ部、5e……開口部、６……圧力セン
サ、6a……シールダイアフラム、７……保持具、８……
Ｏリング
図（ｂ）は図（ａ）におけるｃ−ｃ′断面図、図（ｃ）
は側面図である。第２図は本考案実施例装置の斜視図、
第３図及び第４図は従来装置の断面図である。 ５……基板、5a……流路、5b……内周面が円錐状の孔、
5c,5d……コネクタ部、5e……開口部、６……圧力セン
サ、6a……シールダイアフラム、７……保持具、８……
Ｏリング
Claims (1)
- 【請求項１】圧力センサの取付面とコネクタ部とが設け
られた基板の内部に前記取付面と平行に前記コネクタ部
を接続する被測定流体流路を形成し、前記取付面より前
記流路の内部に向け垂直に内周面が円錐状の孔を開け、
この孔の開口部にシールダイアフラム型圧力センサを取
付けられるようにした医療機器用受圧ポート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8152688U JPH076508Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 医療機器用受圧ポート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8152688U JPH076508Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 医療機器用受圧ポート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH022642U JPH022642U (ja) | 1990-01-09 |
| JPH076508Y2 true JPH076508Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31306305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8152688U Expired - Lifetime JPH076508Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 医療機器用受圧ポート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076508Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20170109625A (ko) * | 2015-01-28 | 2017-09-29 | 노바르티스 아게 | 통합형 압력 센서를 구비한 수술용 핸드피스 |
| JP2017529126A (ja) * | 2014-09-26 | 2017-10-05 | フレセニウス メディカル ケア ホールディングス インコーポレーテッド | 体外血液透析機用圧力出力装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2641027B2 (ja) * | 1993-12-28 | 1997-08-13 | タスコ・ジャパン株式会社 | 圧力センサ装置 |
| DE4419593A1 (de) * | 1994-06-03 | 1995-12-07 | Fresenius Ag | Vorrichtung zum Messen des Drucks eines Mediums |
| US6813925B2 (en) * | 2002-06-05 | 2004-11-09 | General Electric Company | Calibration method and system for a dynamic combustor sensor |
-
1988
- 1988-06-20 JP JP8152688U patent/JPH076508Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017529126A (ja) * | 2014-09-26 | 2017-10-05 | フレセニウス メディカル ケア ホールディングス インコーポレーテッド | 体外血液透析機用圧力出力装置 |
| KR20170109625A (ko) * | 2015-01-28 | 2017-09-29 | 노바르티스 아게 | 통합형 압력 센서를 구비한 수술용 핸드피스 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH022642U (ja) | 1990-01-09 |
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