JPH10295803A - 排液吸引装置 - Google Patents

排液吸引装置

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JPH10295803A
JPH10295803A JP9110845A JP11084597A JPH10295803A JP H10295803 A JPH10295803 A JP H10295803A JP 9110845 A JP9110845 A JP 9110845A JP 11084597 A JP11084597 A JP 11084597A JP H10295803 A JPH10295803 A JP H10295803A
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JP
Japan
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drainage
drain tube
suction
negative pressure
waste liquid
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JP9110845A
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English (en)
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Osami Shibuya
脩己 渋谷
Yuzo Yamazaki
裕三 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレインチューブのミルキングを不要とし、
患者に不快感を与えることなく体腔内排液を効果的に吸
引し得る簡易な構成の排液吸引装置を提供する。 【解決手段】 カテーテルにドレインチューブを介して
連結されると共に、水封器(3)を介して吸引レギュレー
タに連結されて所定の陰圧を生起して排液を吸引して貯
留する排液容器(1)と、この排液容器と前記ドレインチ
ューブとの間に介装され、手動操作されて過陰圧を生起
する手動ポンプ(7)、例えばドレインチューブとの連結
部位に逆止弁を込み込んだ弾性袋体からなる手動ポンプ
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は簡易な構成で取り扱
いの容易な排液吸引装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】医療用補助器具の1つに、例えば
手術後の患者の体腔内に貯まる体液や血液、更には薬液
等の体腔内排液を、患部に挿入されたカテーテルを介し
て抽出する排液吸引装置がある。この種の排液吸引装置
は、基本的には上記カテーテルにドレインチューブを介
して連結される排液容器と、この排液容器と吸引レギュ
レータ(吸引圧制御器)とを連結する水封器とからな
り、排液容器内に所定の陰圧を生起することで前記カテ
ーテルからドレインチューブを介して体腔内の排液を吸
引し、その排液を排液容器に貯留する如く構成される。
【0003】尚、上記水封器は、呼吸に伴う体腔内圧の
変化を吸収して、前記カテーテルを介する排液の吸引を
安定化し、患者に対する負担を軽減する役割を担う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで排液吸引装置
による排液の吸引を継続的に行っている際、カテーテル
内に凝固した薬液や血漿等の不純物が溜まる等して排液
の吸引が妨げられることがある。この場合、一般的には
ドレインチューブをミルキング(手揉み)することで一
時的に過陰圧を生起し、この過陰圧により上記不純物を
排液容器内に強制的に吸引することで排除し、これによ
って排液の吸引を円滑化することが行われる。しかしな
がらドレインチューブのミルキング作業は面倒である
上、ミルキングに伴うドレインチューブの揺れがカテー
テルに伝わり易いので、患者に不快感や苦痛を与えるこ
となくミルキングするには、経験やテクニックを要す
る。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、ドレインチューブのミルキング
作業を不要とし、患者に不快感を与えることなしに簡単
な取り扱いの下で体腔内排液を効果的に吸引することの
できる簡易な構成の排液吸引装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明は、カテーテルを介して体腔内の排液を吸引
する排液吸引装置に係り、特にカテーテルにドレインチ
ューブを介して連結されると共に、水封器を介して吸引
レギュレータに連結されて所定の陰圧を生起し、該陰圧
により排液を吸引して貯留する排液容器と、この排液容
器と前記ドレインチューブとの間に介装され、手動操作
されて過陰圧を生起して前記排液の吸引を補助する手動
ポンプ、具体的には前記ドレインチューブとの連結部位
に逆止弁を込み込んだ弾性袋体からなる手動ポンプとを
具備したことを特徴としている。
【0007】即ち、逆止弁を備えた弾性袋体からなり、
手動操作によって一時的に過陰圧を生起する手動ポンプ
を排液容器とドレインチューブとの間に備えることで、
ドレインチューブのミルキング作業を不要とした取り扱
いの簡単な、簡易な構成の排液吸引装置を実現したこと
を特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る排液吸引装置について説明する。図1は
実施形態に係る排液吸引装置の概略構成を示す図で、1
は第1の排液容器、2はこの第1の排液容器に連結され
た大容量の第2の排液容器、3は第2の排液容器2に連
結された水封器である。第1および第2の排液容器1,
2は、その上部にてフレキシブル連結管4を介して互い
に連結されており、第1の排液容器1内に貯留された排
液が、適宜、第2の排液容器2に移し替え可能となって
いる。また第2の排液容器2と前記水封器3とは、該水
封器3の内部に延びる水封パイプ5を介して連結されて
いる。尚、この水封パイプ5には後述する過陰圧防止弁
6が組み込まれている。
【0009】さて上記水封器3は、内部に前記水封パイ
プ5の先端部を浸漬する所定量の水7を注入して使用さ
れるもので、水封器3の上部に設けられた吸引口3aに
は、例えば患者の枕元(ベッド脇)に設置された吸引レ
ギュレータ(図示せず)が連結される。そして水封器3
は上記吸引レギュレータにより所定の陰圧(負圧)で吸
引され、内部に生じた陰圧により前記水封パイプ5を介
して前記第1および第2の排液容器1,2内を吸引す
る。この吸引によって排液容器1,2内に、患者の体腔
内圧に応じた所定の陰圧が生起される。ちなみに排液容
器1,2内に生じる吸引力(陰圧)は、水封パイプ5の
先端から水封液(水)中に放出される気泡の発生具合
(気泡量やその発生間隔)としてモニタされる。尚、前
記過陰圧防止弁6は、このような水封器3を介する排液
容器1,2内の過度な吸引(過陰圧の発生)を防止する
役割を果たす。
【0010】一方、上記水封器3を介して吸引される第
1および第2の排液容器1,2は、基本的にはカテーテ
ル(図示せず)を介して体腔内から吸引される排液を貯
留するものであるが、特に第1の排液容器1は300m
l程度の小容量な容器からなり、その側部に付した目盛
1aにより排液の吸引量(貯留量)を計測する役割を果
たす。また第2の排液容器2は第1の排液容器1にて貯
留された排液の移し替えに用いられるもので、2200
ml程度の大容量の容器からなる。これらの第1および
第2の排液容器1,2および前記水封器3は、例えば高
さ25cm程度のプラスチック製の透明な円筒容器とし
て実現され、図示しない器台上に設置されて前記フレキ
シブル連結管4および水封パイプ5を介して連結され
る。
【0011】尚、第1の排液容器1の内底面は、下部に
向けて横断面積が狭くなるように絞り込まれており、初
期時に貯留される排液の量を、その貯留高さの大きな変
化として検出し得るようになっている。従って前記目盛
1aも、その底部側で粗い間隔で付されており、排液の
吸引開始時における吸引量(貯留量)を高精度にモニタ
し得るようになっている。
【0012】さて基本的には上述した第1および第2の
排液容器1,2および水封器3を備えて構成される排液
吸引装置において、この発明に係る実施形態が特徴とす
るところは、前記第1の排液容器1の排液吸引口に手動
ポンプ7を備えている点にある。即ち、第1の排液容器
1の上部に設けられる排液吸引口は、一般的にはカテー
テル(図示せず)に連結されたドレインチューブ(図示
せず)が連結されるものである。しかし本装置において
は上記排液吸引口には手動ポンプ7が取り付けられてお
り、前記ドレインチューブはこの手動ポンプ7を介して
第1の排液容器1に連結されるようになっている。この
手動ポンプ7は、例えばドレインチューブとの連結部位
側に逆止弁8を備えた弾性袋体からなる。そして手動操
作によって押圧されて内容積を減少させ、上記逆止弁と
相俟ってその弾性復帰時に一時的に過陰圧を生起する機
能を備えている。
【0013】上記逆止弁8は、例えば図2に示すように
可動片8aと、この可動片8aが密着可能な弁座をなす
フランジ8bと備えた構造をなす。そして弾性袋体が押
圧されて内容積が減少されられたとき、逆止弁8はその
フランジ8bに可動片8aを密着させることドレインチ
ューブ側を閉塞し、弾性袋体の弾性復帰に伴う内部容積
の拡大時には前記可動片8aのフランジ8bへの密着を
解くことでドレインチューブ側を開放する役割を果た
す。
【0014】このような逆止弁8を備えた手動ポンプ7
により、その内部を通過する流体をドレインチューブ側
から第1の排液容器1側にのみ通流させ、且つ弾性袋体
の弾性復帰に伴う内部容積の拡大時に生起される所定の
過陰圧によりドレインチューブ側を吸引する作用が呈せ
られる。従って手動ポンプ7を手動操作することによ
り、ドレインチューブ、ひいてはカテーテルに一時的に
過陰圧が生起され、この過陰圧によってカテーテルやド
レインチューブ内に滞留した不純物が第1の排液容器1
内に強制的に吸引されて排除される。
【0015】かくして第1の排液容器1のドレインチュ
ーブとの連結部位に上述した手動ポンプ7を備えた本装
置によれば、手動ポンプ7の簡単な操作だけでカテーテ
ルを介する排液の吸引を円滑化することができる。換言
すればドレインチューブのミルキング作業を不要とし、
手動ポンプ7の操作だけでカテーテルやドレインチュー
ブ内の目詰まりを解消することが可能となる。
【0016】特に上記手動ポンプ7が第1の排液容器1
側に設けられているので、該手動ポンプ7の操作によっ
てドレインチューブが揺れることが殆どない。従ってド
レインチューブ自体をミルキングする場合に比較して、
その揺れがカテーテルを介して患者に伝わる虞が殆どな
く、従って患者に不快感や苦痛を与える虞が極めて少な
い。
【0017】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えば手動ポンプ7をドレインチュー
ブの中間部に設けるようにしても良いが、この場合には
なるべくカテーテルとの連結部位から離れた位置にする
ことが望ましい。また上述した実施形態では第1の排液
容器1と第2の排液容器2とを設けたが、これらを1つ
の容器として実現することも勿論可能であり、更には排
液容器を袋体として実現することも可能である。
【0018】ちなみに排液容器自体に弾性力を持たせ、
その吸引口部に逆止弁を組み込むことで、該排液容器自
体に手動ポンプとしての機能を持たせることも可能であ
る。但し、この場合には、例えば排液容器の弾性変形部
位とその変形量を制限することで、過度な過陰圧が生じ
ないような工夫を施すことが望ましい。また逆止弁8の
構造や手動ポンプ7の構造も種々変形することができ、
例えば逆止弁8を弁座と、この弁座に嵌合するボールと
により実現することもできる。また実施形態において
は、水封器3に吸引レギュレータを直接連結する構成と
したが、水封器3と吸引レギュレータとの間に吸引圧制
御部を備えた、所謂3連ボトル式の排液吸引装置にも同
様に適用可能である。要するに本発明はその要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、排
液容器とドレインチューブとの間に、手動操作されて過
陰圧を生起して排液の吸引を補助する手動ポンプを備え
ているので、手動ポンプの簡単な操作によって排液の教
員の円滑化を図ることができ、ドレインチューブのミル
キング作業を不要とすることができる。従って患者に不
快感や苦痛を与えることなく、カテーテルを介する排液
の効果的な吸引を行い得る。しかも手動ポンプを、ドレ
インチューブとの連結部位に逆止弁を込み込んだ弾性袋
体として実現することができるので、簡単な構成の排液
吸引装置とすることができる等の効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る排液吸引装置の概略
構成を示す図。
【図2】図1に示す排液吸引装置の手動ポンプに組み込
まれる逆止弁の構成例を示す図。
【符号の説明】 1 第1の排液容器 2 第2の排液容器 3 水封器 4 フレキシブル連結管 5 水封パイプ 6 過陰圧防止弁 7 手動ポンプ 8 逆止弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カテーテルを介して体腔内の排液を吸引
    する排液吸引装置であって、 前記カテーテルにドレインチューブを介して連結される
    と共に、水封器を介して吸引レギュレータに連結されて
    所定の陰圧を生起し、該陰圧により体腔内の排液を吸引
    して貯留する排液容器と、前記ドレインチューブと前記
    排液容器との間に介装され、手動操作されて過陰圧を生
    起して前記排液の吸引を補助する手動ポンプとを具備し
    たことを特徴とする排液吸引装置。
  2. 【請求項2】 前記手動ポンプは、前記ドレインチュー
    ブ側との連結部位に逆止弁を込み込んだ弾性袋体からな
    ることを特徴とする請求項1に記載の排液吸引装置。
JP9110845A 1997-04-28 1997-04-28 排液吸引装置 Pending JPH10295803A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9110845A JPH10295803A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 排液吸引装置

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JP9110845A JPH10295803A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 排液吸引装置

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