JPH076439U - 車両用ドアの施解錠装置 - Google Patents

車両用ドアの施解錠装置

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JPH076439U
JPH076439U JP3595793U JP3595793U JPH076439U JP H076439 U JPH076439 U JP H076439U JP 3595793 U JP3595793 U JP 3595793U JP 3595793 U JP3595793 U JP 3595793U JP H076439 U JPH076439 U JP H076439U
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JP
Japan
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door lock
lock mechanism
side member
locking
unlocking
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Application number
JP3595793U
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Inventor
博光 西川
俊久 西條
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Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】防盗性を高め、使い勝手をよくする。 【構成】ドアロック機構10を解錠操作不能に拘束した
デッドロック状態では、例えば、キー操作により、キー
ロッド40を介して、ドアロック機構10を解錠状態に
しようとすると、ドアロック機構10が解錠操作不能に
拘束されていて、キーロッド40の出力側の部材45は
変位しないが、入力側の部材41から伝わる操作力はば
ね部材50によって吸収されるようになるので、出力側
の部材45および入力側の部材41が共に変形しないで
済み、常に正常に施解錠操作することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドアロック機構の構成部材に係脱して、前記ドアロック機構を解錠 操作不能に拘束するデッドロック機構を備えた車両用ドアの施解錠装置に関し、 特に、前記ドアロック機構に施解錠する際の操作力を伝える施解錠操作ロッドを 備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用ドアの施解錠装置としては、例えば、図10に示すようなものが ある。
【0003】 すなわち、キーシリンダ1にキーを差し込んで、キーロッド2を介して、ドア ロック機構3のノブレバー4をロック位置とアンロック位置とに操作している。 一方、アクチュエータ5はこのノブレバー4を機械的または電気的に動かして施 解錠しており、また、図示省略したデッドロック機構はアクチュエータ4内に設 けられ、ノブレバー4を移動不能に機械的に拘束するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車両用ドアの施解錠装置では、例えば、防盗 を目的として、デッドロック機構が作動している場合に、キーシリンダ1やキー ロッド2を操作すると、キーロッド2が移動不能に機械的に拘束されているため に、ドアロック機構3が解錠してしまうことはなく防盗性は担保できるが、無理 に操作すると、キーロッド2が変形してしまう可能性があり、キーロッド2が変 形してしまうと、キーシリンダ1からの操作力を正常にドアロック機構3に伝達 不能になり、ドアロック機構3を施解錠操作できなくなり、修理などを必要とし て、使い勝手がよくないという問題点があった。
【0005】 本考案は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、キーロッドの 変形を防止し、キーシリンダからの操作力を適切にドアロック機構に伝達して、 常にドアロック機構を正常に施解錠操作するようにして、防盗性を高めるととも に、使い勝手をよくすることができる車両用ドアの施解錠装置を提供することを 目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところは、 ドアロック機構(10)の構成部材(22)に係脱して、前記ドアロック機構 (10)を解錠操作不能に拘束するデッドロック機構を備えた車両用ドアの施解 錠装置であって、前記ドアロック機構(10)に施解錠する際の操作力を伝える 施解錠操作ロッド(40)を備えたものにおいて、 前記施解錠操作ロッド(40)を、操作力が入力される入力側の部材(41) と、前記ドアロック機構(10)に前記操作力を出力する出力側の部材(45) とに分割し、 前記ドアロック機構(10)を拘束解除して解錠操作可能にしたアンデッドロ ック状態では前記操作力を前記出力側の部材(45)に伝達可能なように、かつ 、前記ドアロック機構(10)を解錠操作不能に拘束したデッドロック状態では 、前記操作力を吸収して、前記操作力によって前記入力側の部材(41)と出力 側の部材(45)とが変形不能なように、前記入力側の部材(41)と出力側の 部材(45)との間の伝達経路に付勢手段(50)を介在させたことを特徴とす る車両用ドアの施解錠装置に存する。
【0007】
【作用】
ドアロック機構(10)を解錠操作不能に拘束したデッドロック状態において 、例えば、キー操作により、施解錠操作ロッド(40)を介して、ドアロック機 構(10)を解錠状態にしようとすると、ドアロック機構(10)が解錠操作不 能に拘束されていて、施解錠操作ロッド(40)の出力側の部材(45)は変位 しないため、入力側の部材(41)から伝わる操作力は付勢手段(50)によっ て吸収されるようになる。それにより、出力側の部材(45)および入力側の部 材(41)が共に変形しないで済む。
【0008】 ドアロック機構(10)を拘束解除して解錠操作可能にしたアンデッドロック 状態においては、キー操作すると、その操作力が施解錠操作ロッド(40)の入 力側の部材(41)および付勢手段(50)を介して出力側の部材(45)に伝 達され、ドアロック機構(10)が解錠される。このとき、付勢手段(50)は わずかに操作力を吸収するだけである。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。 図1〜図7は本考案の第1実施例を示している。 ドア本体10a内にはドアロック機構10が内装されており、ドアロック機構 10の図示省略したオープンレバーを操作するためのアウトサイドハンドル11 および図示省略したインサイドハンドルがそれぞれ設けられている。また、オー プンレバーを施錠位置に揺動すべく、ドアロック機構10のノブレバー12を揺 動するために、ドア外側にはキーシリンダ13が設けられ、ドア内側には、図示 省略したロックノブが設けられている。ロックノブは操作ロッド14を介してノ ブレバー12に連結されている。同じく、キーシリンダ13は施解錠操作ロッド であるキーロッド40を介してノブレバー12に連結されている。
【0010】 図1および図4〜図7に示すように、ノブレバー12を作動するための作動レ バー22はドアロック用のアクチュエータ20のケーシング21によりロック位 置とアンロック位置とに揺動可能に枢軸24で枢支されており、ケーシング21 にはデッドロック機構30が内蔵されている。デッドロック機構30は、駆動モ ータ31により回転するウオーム32とウオーム32に噛合するウオームホイー ル33とを有しており、ウオームホイール33の外周縁部には、作動レバー22 の下部に形成されたカム溝23に係合して、作動レバー22を揺動不能にロック 位置に拘束するデッドロック状態と拘束解除したアンデッドロック状態とに変位 する拘束用のピン部材34が植設されている。
【0011】 図1〜図3に示すように、キーロッド40は、キー操作時に操作力が入力され る入力側の部材41と、ドアロック機構10のノブレバー12に中継部材25を 介してその操作力を出力する出力側の部材45とに分割されている。 入力側の部材41の上端部はキーシリンダ13の出力アーム13aに連結され 、入力側の部材41の下端部には出力側の部材45が上下移動可能に外嵌してい る。出力側の部材45は、入力側の部材41に固着された上側係止部42と入力 側の部材41の下端ねじ部に螺合した係止用のナット43とにより移動が制限さ れるとともに、付勢手段である圧縮ばね50により下方に付勢され、係止用のナ ット43に弾撥的に当接している。
【0012】 圧縮ばね50の付勢力は、アンデッドロック状態ではキー操作時の操作力を出 力側の部材45に伝達可能なように圧縮ばね50がわずかに撓む程度であり、か つ、デッドロック状態では、圧縮ばね50が大幅に撓んで操作力を吸収して、そ の操作力によっては入力側の部材41と出力側の部材45とが変形不能な程度に 設定されている。
【0013】 次に作用を説明する。 ドアロック用のアクチュエータ20により作動レバー22がロック位置に揺動 しているときに、駆動モータ31によりウオーム32が回転してウオームホイー ル33が回動して、拘束用のピン部材34が作動レバー22のカム溝23に係合 すると、ドアロック機構10は解錠操作不能に拘束されて、デッドロック状態に なる。
【0014】 このデッドロック状態において、例えば、誤操作または盗みを目的としてキー を操作して、キーロッド40を介して、ドアロック機構10のノブレバー12を アンロック位置にしようとすると、ノブレバー12が揺動不能にロック位置に作 動レバー22により拘束されていて、キーロッド40の出力側の部材45は変位 しないために、入力側の部材41がばね部材50の付勢力に抗して下降するよう になる。すなわち、入力側の部材41から伝わる操作力はばね部材50によって 吸収されるようになる。それにより、強引にキー操作をして、過大な力がキーロ ッド40にかかった場合でも出力側の部材45および入力側の部材41が共に変 形することはない。
【0015】 デッドロック状態において、駆動モータ31によりウオーム32が回転してウ オームホイール33が回動して、拘束用のピン部材34が作動レバー22のカム 溝23から外れると、作動レバー22がロック位置とアンロック位置とに揺動可 能になり、アンデッドロック状態になる。 アンデッドロック状態においては、キー操作すると、その操作力がキーロッド 40の入力側の部材41およびばね部材50を介して出力側の部材45に伝達さ れ、中継部材25を介して、作動レバー22がアンロック位置に揺動し、ドアロ ック機構10が解錠される。このとき、ばね部材50はわずかに撓んで、操作力 を吸収するに過ぎない。
【0016】 図8および図9は本考案の第2実施例を示している。 すなわち、キーロッド60は、入力側の部材61と出力側の部材65とに分割 され、付勢手段は、その開口を水平に向けた略V字状に形成された板ばね70で あり、板ばね70の上辺ばね部71が入力側の部材61の下端部に嵌着され、板 ばね70の下辺ばね部72が出力側の部材65の上端部に嵌着されている。そし て、デッドロック状態では、板ばね70の開口が大幅に狭まってキー操作力を吸 収して、解錠操作不能であるとともに、入力側の部材61および出力側の部材6 5の変形を防止することができ、アンデッドロック状態では、板ばね70の開口 はわずかに狭まってキー操作力はドアロック機構10のノブレバー12側に伝達 され、解錠操作可能になっている。 前記実施例においては、施解錠操作ロッドとしてキーロッド40に適用したも のを示したが、これ限らず、ロックノブの操作力を伝達する操作ロッド14に適 用してもよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案にかかる車両用ドアの施解錠装置によれば、ドアロック機構を解錠操作 不能に拘束したデッドロック状態では、例えば、キー操作により、施解錠操作ロ ッドを介して、ドアロック機構を解錠状態にしようとすると、ドアロック機構が 解錠操作不能に拘束されていて、施解錠操作ロッドの出力側の部材は変位しない が、入力側の部材から伝わる操作力は付勢手段によって吸収されるようになるの で、出力側の部材および入力側の部材が共に変形しないで済み、常に正常に施解 錠操作することができ、防盗性を高めるとともに、使い勝手をよくすることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す車両用ドアの施解錠
装置の全体図である。
【図2】本考案の第1実施例を示すキーロッド等の斜視
図である。
【図3】本考案の第1実施例を示すキーロッド等の分解
斜視図である。
【図4】本考案の第1実施例を示すデッドロック機構等
の内部構造図である。
【図5】本考案の第1実施例を示すデッドロック機構等
の内部構造図である。
【図6】本考案の第1実施例を示すデッドロック機構の
部分斜視図である。
【図7】本考案の第1実施例を示すデッドロック機構の
部分斜視図である。
【図8】本考案の第2実施例を示すキーロッド等の斜視
図である。
【図9】本考案の第2実施例を示すキーロッド等の分解
斜視図である。
【図10】従来例を示す車両用ドアの施解錠装置の全体
図である。
【符号の説明】
10…ドアロック機構 12…ノブレバー 20…アクチュエータ 22…作動レバー(ドアロック機構の構成部材) 30…デッドロック機構 40,60…キーロッド(施解錠操作ロッド) 41…入力側の部材 45…出力側の部材 50…圧縮ばね(付勢手段) 70…板ばね(付勢手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアロック機構の構成部材に係脱して、前
    記ドアロック機構を解錠操作不能に拘束するデッドロッ
    ク機構を備えた車両用ドアの施解錠装置であって、前記
    ドアロック機構に施解錠する際の操作力を伝える施解錠
    操作ロッドを備えたものにおいて、 前記施解錠操作ロッドを、操作力が入力される入力側の
    部材と、前記ドアロック機構に前記操作力を出力する出
    力側の部材とに分割し、 前記ドアロック機構を拘束解除して解錠操作可能にした
    アンデッドロック状態では前記操作力を前記出力側の部
    材に伝達可能なように、かつ、前記ドアロック機構を解
    錠操作不能に拘束したデッドロック状態では、前記操作
    力を吸収して、前記操作力によって前記入力側の部材と
    出力側の部材とが変形不能なように、前記入力側の部材
    と出力側の部材との間の伝達経路に付勢手段を介在させ
    たことを特徴とする車両用ドアの施解錠装置。
JP3595793U 1993-06-30 1993-06-30 車両用ドアの施解錠装置 Pending JPH076439U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5371085U (ja) * 1976-11-16 1978-06-14
JP2019094700A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 アイシン精機株式会社 車両用ドアロック装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0387481A (ja) * 1989-08-30 1991-04-12 Mazda Motor Corp ドアロック装置
JPH03107080A (ja) * 1989-09-20 1991-05-07 Mazda Motor Corp 自動車のドアロック構造

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