JPH0764368B2 - 平板状記録媒体の収容器 - Google Patents

平板状記録媒体の収容器

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JPH0764368B2
JPH0764368B2 JP59180256A JP18025684A JPH0764368B2 JP H0764368 B2 JPH0764368 B2 JP H0764368B2 JP 59180256 A JP59180256 A JP 59180256A JP 18025684 A JP18025684 A JP 18025684A JP H0764368 B2 JPH0764368 B2 JP H0764368B2
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containers
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アイデイ−エヌ・インベンシヨンズ・アンド・デイベロ−プメント・オブ・ノ−ベルテイズ・アクチエンゲゼルシヤフト
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    • G11B33/0444Multiple disc containers for discs without cartridge

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レコードやビテオディスク、特にコンパクト
ディスクなどの平板状記録媒体(以下、「ディスク」と
いう。)の収容器に関する。
〔従来の技術〕
従来の収容器は、磁気テープカセット特に通常のコンパ
クトカセットテープ用に設計されている。すなわち、コ
ンパクトカセットテープを収容器の外部に引き出す運搬
手段が、収容器内に滑動することにより前面からの操作
が便利になった。このような収容器はドイツ連邦共和国
特許DE−C−22 48 408に開示されている。また、この
ような収容器は、他の記録媒体、例えばレコード、ビデ
オディスク、特にコンパクトディスク、ディスケットな
どの磁気ディスク等にも適している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、そのようなディスクはその厚さが直径に比べ
て非常に薄く、一枚のディスクが占める部分が薄いため
に収容しにくい問題点があった。一方、収容器をより薄
くする試みがなされたが、それは操作が容易ではなく、
しかもそのすわりが悪く安定性がなかった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、薄いディスク状の記録媒体に特に適している収
容器を提供することを目的とする。さらに操作性が良
く、収容器の収容率が高く、射出成形プラスチック部品
による製造が可能であり、したがって安価な収容器を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前端に開口が設けられ、複数の平板状記録媒
体を並列に収容可能な大きさのハウジングと、このハウ
ジング内に収容された第一の位置と開口を通ってハウジ
ングの外に部分的に移動した第二の位置との間を移動可
能であり、第一の位置に配置されたときにハウジングの
開口を覆う前板部を含む運搬手段と、ハウジング内に設
けられそれぞれが個々の記録媒体を収容する複数の記録
媒体容器と、前板部に配置され手動により操作可能な選
択具と、この選択具が操作されたときに複数の記録媒体
容器の少なくとも選択された記録媒体容器を運搬手段に
連結する連結手段とを含む選択手段と、選択された記録
媒体容器に収容されている選択された記録媒体を取り出
すことができるように、運搬手段をその運搬手段に連結
された少なくともひとつの記録媒体容器とともに第一の
位置から第二の位置に移動させる手段とを備えたことを
特徴とする。
選択具は前板部に設けられ手動により回転する選択ノブ
を含み、連結手段は、複数の記録媒体容器にそれぞれ設
けられそれらの記録媒体容器がハウジング内に収容され
た状態で前板部と実質的に平行となる面に互いに整列す
るスロットと、選択ノブの回転に伴ってスロット内を回
転し、選択された記録媒体を収容する記録媒体容器およ
びその下のすべての記録媒体容器を運搬手段に連結する
選択アームとを含むことができる。
また、選択具は前板部に取り付けられ開口と実質的に平
行な面内を手動により移動する手段を含み、連結手段
は、複数の記録媒体容器にそれぞれ設けられそれらの記
録媒体容器がハウジング内に収容された状態で前板部と
実質的に平行となる面内に配置される爪と、移動する手
段の移動に伴って移動し、その位置により複数の記録媒
体容器のいずれか対応するものの爪に噛み合うことによ
りその記録媒体容器を運搬手段に連結する手段とを含む
こともできる。
選択具は前板部に取り付けられその内側先端に傾斜のあ
る制動ピンが設けられたボタンを含み、連結手段は、複
数の記録媒体容器にそれぞれ設けられそれらの記録媒体
容器がハウジング内に収容された状態で前板部と実質的
に平行となる面内に配置される爪と、ボタンが手動によ
り押されたときにその先端の傾斜に当接してそのボタン
の移動方向と異なる方向に移動し、その位置により複数
の記録媒体容器のいずれか対応するものの爪に噛み合う
ことによりその記録媒体容器を運搬手段に連結する手段
とを含むこともできる。
連結手段は、複数の記録媒体容器のそれぞれに対してそ
の記録媒体容器から離れた第一の位置とその記録媒体容
器を挟んで運搬手段に連結する第二の位置とで変位する
ばね手段を含み、選択具はこのばね手段を制御するボタ
ンを含むこともできる。
連結手段は、複数の記録媒体容器にそれぞれ設けられた
スロットと、選択された記録媒体を収容する記録媒体容
器のスロットに運搬手段から進入して、そのひとつの記
録媒体容器を運搬手段に連結する手段とを含むこともで
きる。
以上の構成では選択された記録媒体容器を運搬手段と共
にハウジング外に引き出しているが、すべての記録媒体
容器を運搬手段と共に引き出し、選択された記録媒体の
みをさらに運搬手段から引き出すこともできる。すなわ
ち、連結手段は、複数の記録媒体容器のそれぞれに対応
して設けられ、選択手段の操作により一端がハウジング
内に止められ、他端が運搬手段の移動方向から折れ曲が
った形状の第一の部材と、この第一の部材の一端がハウ
ジング内に止められた状態で他端の折れ曲がりに沿って
移動し、対応する記録媒体容器を運搬手段からその移動
方向と実質的に直角方向に押し出す第二の部材とを含む
こともできる。
〔作用〕
本発明は、コンパクトディスク等の記録媒体をハウジン
グ内に密に収容することができ、しかも操作を非常に簡
単にすることができる。個々のディスクを容易に持ち上
げたり引き出すことができ、再びディスク容器に装着す
る場合でも容易にできる。これは、自動車内では見なく
てもその操作ができ、しかも片手で操作できる必要があ
るので、本発明の収容器を自動車内でも使用することが
できる。
〔実施例〕
コンパクトディスクの収容器に関して以下図面に基づい
て説明する。他の平板状記録媒体を収容するためには、
容易にその変更が可能である。
本発明の収容器は、一つのハウジング内にディスク容器
が複数個重なっているので、その中から希望するディス
クをどのように取り出すか、いろいろな方法が考えられ
る。
第一の方法は、何個か重なったディスク容器を引き出す
ときに、希望するディスクが一番上になるようにする方
法である。そのとき、その上にあるディスク容器はハウ
ジング内に残っている。一方、その下にあるディスク容
器は一緒に出てくる。第1図ないし第3図は、このよう
な平板状記録媒体の収容器の実施例である。
第二の方法は、使用者が希望するディスクを選択し、デ
ィスク容器を引き出すときにそのディスクを収容してい
る一つのディスク容器だけを運び出す方法である。一
方、他のディスク容器はハウジング内に残っている。第
10図ないし第20図は、このような平板状記録媒体の収容
器の実施例である。
第1図ないし第3図は、第一実施例の概略図である。
ハウジング200内にあるディスクの移送器としての滑動
部202、204は、重なっているが各々が独自に動くことが
できるように配置されている。ハウジングと滑動部とを
結合する押し出しばね、ストッパー、ガイドなどは、詳
細には表示されていないが、同業者は他の実施例または
先に述べた先行技術から容易に理解できるはずである。
滑動部202は、その選択ノブ206の位置が滑動部204と異
なっている。一方は滑動部の前板208の左側に、他方は
右側に回転できるように配置されている。さらに、右側
にある選択ノブは時計回りにディスク容器の収容位置間
を回転し、左側にある選択ノブは反時計回りに回転す
る。
各々の滑動部は底板210および側板212で構成され、その
中にあるディスク容器216は、側板212に設けられている
ガイド部214(例えば溝)と、それに噛み合う部材(例
えばリブ)とにより、滑動部の動きとは別に滑動できる
ようになっている。ディスク容器216は平板状のもので
あるので、使用者がディスク容器に乗せられているディ
スクをつかんで持ち上げやすくするために、その横に開
孔部218が開けられている。ハウジング内に入っている
ディスク容器216の端部は、ハウジングにしっかりと押
されられている。その構造は、第10図および第12図の実
施例に示されているように、摩擦力などの小さな力で押
さえられているだけである。
各々のディスク容器216は、滑動部の前板側の端の方
に、それに平行に広がっているスロット220を備えてい
る。選択ノブ206からはその接線方向に伸びている選択
アーム222がある。その選択アーム222は、通常は滑動部
の底板210と平行のレスト位置にある(第2図で上にあ
る滑動部)。しかし選択ノブ206が回転すると、まず最
下段のディスク容器216のスロット220を突き通して、次
々とそれぞれのスロット220を突き通す。
個々のディスク容器216を同一の構造にするためには、
同じ幅でしかもその両側にスロット220を備えればよ
い。そうすることにより、選択ノブ206の位置が異なる
ハウジングの上段でも下段でも、そのディスク容器216
を使用することができる。
選択ノブ206のレスト位置(どのディスク容器のスロッ
トにもその選択アームが入っていない位置)では、それ
に接合されているキャッチ224が、ハウジングに接合さ
れている爪226に噛み合い、滑動部202、204がロックさ
れる。レスト位置にある選択ノブ206が押されると、キ
ャッチ224が爪226からはずされる。選択ノブ206は、ね
じりばねによりレスト位置になるように作られている。
すなわち、使用者が、選択ノブ206をレスト位置からあ
るディスク容器を選択する位置まで回転したときに、滑
動部は解放されて押し出され、一つまたはそれ以上のデ
ィスク容器がその滑動部といっしょに引き出される。押
し出されてから使用者が選択ノブ206にかけている手を
離すと、選択ノブ206はレスト位置に戻る。滑動部を押
し込むときには、その前板208が滑動部といっしょに引
き出された全てのディスク容器をハウジングの中へ押し
戻す。
各々の選択ノブ206には図に示すように鍵穴が付いてお
り、収容器をロックできるようになっている。
第4図ないし第9図は、使用者が滑動部のロックが解除
される前に、あるいは解除中に、いかにして特定のディ
スク容器を選択するかに関して、別の方法が示されてい
る。
第4図に示す選択部では、すべり止めの付いたノブ160
が、滑動部の前板162より飛び出して付けられている。
第5図では、滑動部の前板166を横方向に動くスライド
選択器164が、4個のロック位置でそれぞれ機能する実
施例が示されている。第9図に示すように、スライド選
択器164は前板166の内側にあるロック棒168に連動し
て、ディスク容器の爪172にそのフック170を噛み合わせ
る。このフック170はディスク容器の収容数だけあり、
スライド選択器164の移動位置でどれか一つのディスク
容器の爪172に噛み合う構造である。すなわち、同時に
二つ以上のディスク容器の爪172に噛み合わないよう
に、フック170の位置が決められている。
第6図は、一つのディスク容器を選択する6個の押しボ
タン176が、滑動部の前板175の両側に配置されている。
第7図は、ディスク容器の選択がロータリーノブ174に
より行われることを示す。第8図は、前板177に選択ボ
タン178が配置されている。その選択ボタン178は、選択
されたディスク容器をハウジングから押し出すものであ
る。第10図ないし第20図は、より改良された実施例を示
す。以下、この図面を参照して詳細に説明する。これは
第8図に示した方法の実施態様であり、ここには前板を
含む滑動部の構造が示されている。押しボタンは、ディ
スク容器の手前側の爪を引っ掛けるだけであるので、小
さな力で押し込めばよく、したがって、押しボタンを押
しても滑動部自身が動くことはない。
ハウジング250は二つの滑動部252を含んでいる。各々の
滑動部をその両側から支えるガイドレール254はハウジ
ング250内にあって、ハウジング250の奥行きの約半分に
あたる(図示されていないがストッパーによりその位置
が決まる)ところまで引き出される。すなわち、ガイド
レール254はその長さの一方の半分をハウジング250内に
入れ、他方の半分をハウジング250外に出している格好
である。ガイドレール254は、ハウジング250外に出てい
る部分で滑動部252を支え、ハウジング250内に入ってい
る部分が、そのガイドレール254ごと滑動部252をハウジ
ング250に支えている。このような構造は、テレスコピ
ック装置として知られている。さらに、引っ張りばね25
6、258があり、滑動部252の引き出され位置方向へその
張力が働いている。したがって、滑動部252の横側には
二本の引っ張りばね256、258があり、その一つの引っ張
りばね256は滑動部252とガイドレール254とを係着し、
他の一つの引っ張りばね258はガイドレール254とハウジ
ング250とを係着する。滑動部252の側板260には、ディ
スク容器を支えるガイドがあり、またディスク容器は前
板262の捕捉部264により引っ掛けられる。側板260と前
板262とは、滑動部252の底板266により互いに結合され
ている。
側板260には、例えば溝のようなスライドガイドがあ
る。そのスライドガイドに丁度合うように、平板状のデ
ィスク容器270に例えばリブが備えられている。
その操作において、収容器は個々のディスク容器270が
ハウジング250にしっかりと押さえられていることを前
提としている。ハウジング250がディスク容器270を押さ
えている力は、滑動部がディスク容器270をつかんで、
引っ張りばね256、258でハウジング250から引き出され
る力よりも小さい。それにより、特定のディスク容器27
0を選択し、それをつかんだ滑動部252が、ハウジング25
0との摩擦力によってディスク容器270を押さえている部
分からそのディスク容器270を引き離す。
ディスク容器252が、どのようにしてハウジング250に押
さえられているかについて、第11図および第12図を参照
して説明する。各々のディスク容器は、ハウジングの中
へ挿入される方のその後端268に、二本の切込み272を入
れて板ばね274を形成する。二本の切込み272によりでき
た板ばね274は、その自由端に止め金になる面278とたわ
みを誘導する面280とをもつラグ276を備え、したがって
ディスク容器の面に対して上方にたわむ。ハウジングの
背板282の内側に、ブラケット286とクロスピース288と
をもつ突起部284が形成されている。クロスピース288
は、たわみを誘導する傾斜面290とロックエッジ292とを
もつ。ラグ276が、たわみを誘導する傾斜面290により板
ばね274をたわませた後で、その止め金になる面278がロ
ックエッジ292の後ろへまわる。止め金になる面278の傾
斜角は、ディスク容器の引き出し力でロックエッジ292
からラグ276を持ち上げるには十分なものである。
滑動部252の前板にはその一端から開けられているスロ
ット294が備えられている。すなわち、下にある滑動部
ではそのスロット294が下端から開けられ、上にある滑
動部ではそのスロット294が上端から開けられている。
このスロットは、二つの選択スライダ296がスライダガ
イドとして使われる。前板262にはボタン298が備えら
れ、このボタン298はストッパ300と先端が円錐状になっ
ている制御ピン302とを備え、ばねに抗して中側に押し
込まれる。
第17a図には、制御ピン302の直径について、全部で4個
のボタンが設けられた選択スライダに対する位置を破線
で示す。選択スライダ296には各制御ピン302に対応して
丸い穴304が設けられている。この穴304の位置は対応す
る制御ピン302の位置から横方向にずれており、制御ピ
ン302の円錐が進入したとき、すなわち対応するボタン
が操作されたとき、その穴304が制御ピン302の位置に移
動する。個々の選択スライダは射出成形可能なプラスチ
ック材料製であり、戻りばね306が設けられ、この戻り
ばね306は、その自由端が前壁の端を越えてハウジング
の底の凹み308に噛み合うことにより、滑動部が閉じた
ときに選択スライダ296を制御ピン302のいずれとも整列
していない位置に保持する。第18図には凹み308がハウ
ジング内にスロット状に延びているように示している
が、これは射出成形に都合が良いからであり、何らかの
機能をもつわけではない。
第20図に示すように、各々の選択スライダ296には突起3
10が設けられ、この突起310により選択スライダ296がス
ロット294内に保持される。ただし、横方向には容易に
移動できる。この移動は外側はスロットの端で制限さ
れ、内側は分離リブ312により制限される。各々の選択
スライダ296はまたブレーキングヘッド314を備え、この
ブレーキングヘッド314はスロット294の内壁に当接し、
開口316により内側に弾性的に押し付けられ、選択スラ
イダ296の移動をわずかに制動する。
第17a図は下側の滑動部の二つの選択スライダ296を示し
たが、上側の滑動部では戻りばね306が当然に上方向に
延び、ブレーキングヘッド314はスロットの下側に向
き、突起も鏡面対称の形状となる。
各々の選択スライダ296は二つのフック318をもち、二つ
の選択スライダ296で四つのフック318をもつ。個々のフ
ック318がそれぞれディスク容器に対応している。ディ
スク容器の対応する爪はその高さにより横方向の位置が
異なっており、フック318の位置もまたそれに伴って異
なっている。したがって、二つの選択スライダ296は互
いに形状が異なり、フック318の配置も異なる。さよ
に、フック318に隣接して開口320が設けられ、フック31
8に噛み合っていないディスク容器270の爪324が通れる
ようになっている。
第17b図に示すように、各々のディスク容器270には一体
に形成された板ばね322にの先に爪324が設けられる。こ
の構造は上述した面280およびロックエッジ292からなる
摩擦接続構造と同等であるが、この場合には、対応する
選択スライダのフック318を摩擦の場合よりもしっかり
と連結するようになっている。ここで、滑動部が閉じて
いる(第10図の上側の滑動部)とする。双方の選択スラ
イダ296のフック318はこのとき、第17a図に示す位置、
すなわち爪324の近くの横で前から見てその爪324の前に
配置される。いずれのディスク容器270も滑動部には連
結されていない。使用者がボタンのひとつを押すと、ピ
ン302が対応する穴304に進入し、選択スライダ296を横
方向に移動させる。これにより、対応するフック318が
対応する爪324の前に並ぶ。ここで、ボタン298が滑動部
の前壁262内に完全に押し入れられると、使用者はその
ボタン298を滑動部と共にさらに少しハウジング内に押
し入れることができ、滑動部のロックを解除することが
できる。
この滑動部の内側への移動の間、滑動部はハウジングの
背板282に対して向かい合っているディスク容器270に対
しても移動する。この結果、選択されたディスク容器27
0の爪324が対応するフック318に噛み合う。使用者がさ
らに押してロックを解除すると、滑動部はばね256、258
によりハウジングの外に移動し、ひとつのディスク容器
270を運び出す。同時に、対応する選択スライダ296の戻
りばね306がハウジングの床の凹み308の外に出て、選択
スライダ296が空き位置に押し戻されることはなく、ブ
レーキングヘッド314は滑動部が引き出されたときでも
選択スライダ296の横方向の移動を起こす信号の危険を
防止する。
滑動部の再び押し戻すと、自動的にハウジング内にロッ
クされる。滑動部を押し戻すときには、ディスク容器27
0を止めるものはなく、使用者が前壁を押しても、その
ディスク容器270には関係のないボタンまたは関係する
ボタンを押しても、問題なしに初期位置に戻る。
第19図はディスク容器270を表している。ディスク330
は、そのラベル部分がディスク容器270の厚くなってい
る部分332に、またその周縁部がリム334に支えられ、さ
らにハブ336がディスク330の穴にはまるように装着され
る。したがって、音みぞ部などの記録部分がディスク容
器270に接することがなく傷付く心配がない。
個々のディスク容器の間隔は、ディスクを購入したとき
に添付されているブックレットを乗せるには十分なもの
である。また、バー338がディスクの装着を容易にして
いる。
ディスクは、ディスク容器270の横に切込み部340が設け
られているので、その周縁部の両側をつかんでディスク
容器から持ち上げることができる。また、切込み部は滑
動部252の底板266にも同様に設けられている。
以上説明した滑動部およびディスク容器は滑動する構造
であるが、必ずしもそれにこだわる必要はない。第21図
ないい第24図は、蝶着させる構造が示されている。
ハウジング450は、その開口面の端の方に支軸452を備
え、回転部454とディスク容器456がその支軸452に支え
られて回転できるようになっている。レッグ&カラース
プリング458は、その一端がハウジングに固定され、他
端が回転部454に固定されて、さらにその螺旋部分460が
支軸452に巻きつけられており、第22図に示す開放位置
に回転部454を開く作用がある。回転部454には、選択ボ
タン464をもつ前板462と、第45図ないし第48図に示され
るロック機構468をもつ底板466とが備えられている。ま
た、回転部454のアーム470に、レッグ&カラースプリン
グ458のレッグ472が接合されている。ディスク容器は、
回転部454の前板462に結合されて引き出される。ところ
で、ハウジングをできるだけ小さくするために、回転す
るディスク容器の角を切り落としている。さらにその切
り落とした部分に、切込み474を入れてディスクを取り
出しやすくしている。
第25図ないし第27図はさらに別の実施例である。滑動部
480がボタン486により4枚のディスク容器484のうち1
枚だけを選択結合して、ハウジング482内を滑動する構
造である。各々のディスク容器484には2枚の板488、49
0が備えられ、板ばね492によりそれがV字型になるよう
に押し広げられる。滑動部480の前板494の内側には、個
々のディスク容器484の2枚の仮488、490がある程度以
上開かないように、ストッパー496が適当な位置に配置
されている(第27b図)。なお、ディスク容器484の2枚
の板488、490には、それぞれの開口位置に対応するスト
ッパー以外のストッパーが、その開口を阻止しないよう
に切込み498が適当に設けられている(第26図)。
滑動部480の底板500には板ばね502が備えられ、滑動部4
80が引き出されたときに、それが下方に下がるようにな
っている(第25図)。その板ばね502に設けられている
櫛状の突起504(ディスク容器484が4個のときには櫛状
の突起が3個)が、滑動部480の底板500に開けられてい
るスロット506を出入りする。すなわち、滑動部480を引
き出したときには、板ばね502が下がるので櫛状の突起5
04も下がり、それにより押さえられていたディスク容器
484の2枚の板488、490が押し広げられる。また、滑動
部480を押し入れるときには、ハウジングの底板510に板
ばね502の傾斜面508があたって、それを上方にたわませ
るので櫛状の突起504もスロット506を通してせり上が
り、押し広げられている2枚の板488、490を挟んで閉じ
る(端にあるディスク容器の2枚の板488、490は、片方
がストッパー496にあたっているので片面を押すだけで
閉じる)。このようにして滑動部480をハウジング482の
中へ挿入するときには、開いているディスク容器484を
自動的に閉じることができる。
第28図および第29図に示す実施例では、滑動部522のハ
ウジング524外への移動方向と直角にディスク容器520が
移動する。ディスク容器520には持ち上げピン526が設け
られ、各々の選択ボタン528に対応して、折れ曲がった
カム経路532を有する選択レール530を備える。選択され
ていない選択レール530は、第29図に実線で示したよう
に、滑動部と共にハウジングの外に移動する。一方、選
択されたひとつの選択レール530′(破線)は、その鉤
状部534によりハウジング内に保持され、カム経路532に
沿って持ち上げピン526を持ち上げる。
以上の実施例では、ディスクがハウジングの外に運ばれ
たときにはそのディスクが完全に自由となり、容易に取
り出すことができた。これは、運搬手段がそれだけ移動
できる場合にはよい。空間が限られている場合には、選
択されたディスクを掴んで前方向に引き出す程度にハウ
ジングの外に運べばよい。その場合に、収容位置ではハ
ウジングの前側の開口を閉じる必要があり、それでいて
ディスクの取り出しまたは挿入の邪魔にならないように
しなければならない。第30図から第37図はそのような問
題の解決例を示す。
第30図および第31図は、前壁542は滑動部の底板まで下
方にスライドする。前壁は、リブ544により滑動部材の
側壁540にガイドされ、さらに滑動部材がハウジングか
ら引き出されるときに、前壁は自然に下方にスライドす
る。引き入れるときには、滑動部材の底部のスロット54
4がハウジングエッジにあたると前壁がもとの位置まで
持ち上げられる。
第32図に示す実施例は、一端が前壁550を含む滑動部材
の上板552の蝶番で固定され、他端が滑動部材の横板に
同様に固定されて、それを結ぶ平行四辺形の二本のロッ
ド554により持ち上げる構造である。
第33図は、滑動部材560は一方が前壁により結合されて
いる両側の板562が強固な形状であり、他方には交叉部5
66がハウジングの内側にある。そしてハウジングから引
っ張り出され、ばね568の反発力により押されている滑
動部材を支えるために、ほぼ三角形の形をした切り落と
し部564をもつ。必要なトルクは横方向に作用するばね
により果たされる。このようにしてディスク容器570を
取り出すことができる。
第34図および第36図は、別な構造の前板を示す図であ
る。第34図は、滑動部584にチーク部582により前板580
が結合された構造である。
第35図は、前板586が滑動部の底板588に軸着された構造
である。
第36図は、同様にL字型の前板590が軸着された構造で
ある。
第37図は、ディスク容器の形状を示す断面図である。デ
ィスク容器のディスク挿入面は凹面状の構造であり、デ
ィスクの周縁部が支えられ、音みぞ部がディスク容器面
に接触しない構造である。第38図は、滑動部600がテレ
スコピック手段により引き出されたところを示す。詳し
くは後述する。
第39図および第40図は、ディスク容器を前板より高く持
ち上げる手段を示す図である。レバー616の上部が滑動
部612の押し出しにより押されて、ディスク容器620を持
ち上げる構造である。
第41図ないし第44図は、選択されたディスク容器630が
運搬手段の一部を構成する実施例を示す断面図である。
各々のディスク容器630は、バイアスばね632とロッキン
グ装置とを備える。ロッキング装置は、ディスク容器63
0の外側端面をハウジングの内側に押すことにより解除
される。選択のための構成および運搬手段の残りの部分
として、グリッパばね636が設けられた前壁634と、選択
ボタン638とを備える。グリッパばね636は二枚組の板ば
ねであり、前壁634内のベアリングアイ640を軸として回
動可能である。すなわち、第44図に示すように、各ボタ
ンの内側に設けられた駆動円錐部642でグリッパばね636
の中央部を押し開くと、グリッパばね636の自由端が対
応するディスク容器630を挟み込むようになる。
第45図ないし第48図は、望ましいロック装置を示す。こ
のロック装置は、必要とする空間が少なく、安価に製造
および組立てができ、また、操作が容易である利点があ
る。このロック装置は、ハウジングに押し入れたときに
自動的にロックされ、ハウジングにさらに押し入れると
によりアンロックされる。しかし、公知のロック手段等
の他のロック手段を使用しても、本発明を同様に実施で
きる。
運搬手段として、ハウジングに平行に動く底板を有する
滑動部を用いる場合には、上述の実施例の多くに利用で
きる。
滑動部の底部366は開口部380が設けられ、この開口部38
0には、回動ロック手段382が挿入され、三個のホック38
4により保持される。三個のホック384は滑動部の底の上
側に設けられたくぼみ386にかみ合う。回動ロック手段3
82は、その周囲のフランジ388を内側に弾性的に曲げる
ことができる。これにより、回動ロック手段382をくぼ
み386に入れることができる。このようなロック装置を
組立てるときには、回動ロック手段382を下側から押
し、ホック384が隙間390により内側に曲げられる。くぼ
み386の広がり角度により回動ロック手段の382の回動角
度が制限される。
回動ロック手段382はまた、二つの放射状の切れ目で区
切られてステップ392から伸びた板ばね394を備えてい
る。この板ばね394は、滑動部の底の面に直角に曲がる
ことができ、その自由端にはアンダカットされたロック
用突起396が備えられている。滑動部の底は、第45図の
領域398で示された部分が、ロック用突起396の高さ分だ
け下側にくぼんでいる。板ばね394の固定されていない
終端の可動範囲は、フランジ388の凹部により制限され
る。回動ロック手段382の下側には、制御カム402がモー
ルドされている。
第46図において、回動ロック手段382が反時計まわりに
回転すると仮定する。滑動部が矢印404方向に押される
と、ロック用突起396の端はカム板408の第一の制御面40
6に沿って移動する。このカム板は、下側の滑動部には
ハウジングの底に備えたれ、上側の滑動部にはハウジン
グの後壁に取り付けられた保持部(図示せず)に備えら
れている。ボタン制御円錐の場合と同様に、表面406傾
斜により、滑動部が矢印の方向に移動したときに回動ロ
ック手段382が、この場合には時計方向に回転する。こ
の回転により、回動ロック手段382はカム板408の傾斜面
409に到達する。この傾斜面409は、ハウジングの後壁35
4の方向に上に登っている。滑動部を押し続けると、ロ
ック用突起396は、板ばね394の自由端で曲げられ、カム
板408を滑って越え、この位置でロックする。同時に滑
動部は他の止め具(図示せず)に当接する。滑動部から
手を離すと、滑動部は押し出しばねにより前方向に押さ
れる。ロック用突起396の後端は、カム板408の斜めの面
410に沿って滑り、ロック用突起396のアンダカット部
が、カム板408のアンダカット部412に掛合する。制御カ
ム402は、カム板408と制御用歯状突起との間を自由に移
動でき、ロック用突起396のアンダカット部とカム板408
のアンダカット部412とが掛合した位置で、制御カム402
制御用歯状突起の斜めの面414の前に移動する。制御用
歯状突起は、カム板と同様にハウジング上にモールドさ
れている。
滑動部が、例えば第10図ないし第20図に示した実施例の
ボタン298の一つにより、改めて押し込まれたとする。
このとき、制御カム402は斜めの面414に沿って移動し、
回動ロック手段382が反時計方向に回転し、ロック用突
起396がカム板408の第二の傾斜面416の前に移動する。
この傾斜面416は、第一の傾斜面409と反対方向に傾斜し
ている。このため、ロック用突起396は弾性的に曲げら
れ、この傾斜面409を滑って越える。この結果、滑動部
は自由になり、回動ロック手段382は所定の初期状態の
位置に戻る。
どのディスク容器も、収容器の前側の外から見える部分
に、そのディスク容器の内容を示す領域を備えている。
これを第14図および第16図に示す。対応するラベルはボ
タンの上の透明な窓415の裏に挿入される。
第49図ないし第51図は、本発明の別の実施例平板上記録
媒体の収容器を示す図である。
この実施例は、コンパクトディスク用の収容器であり、
ディスク容器700を説明するための図である。個々のデ
ィスク容器700は、第10図ないし第20図に示した実施例
と同様に、摩擦によりハウジング702に保持されてい
る。ばねの腕704は、ハウジングの後壁にモールドされ
たリブに備えられた対応する止め具と咬合するが、引く
ことにより止め具から容易に外れる。個々のディスク容
器は、選択ボタンを押すことにより、台車状の滑動部70
8に連結される。このために選択ボタンは、ボタンの位
置によって選択されたディスク容器のスロット712に咬
合する選択腕710を備えている。この滑動部708をロック
するには、第45図ないし第48図の説明で記述したロック
手段を使用することができる。カム板714とロック用突
起718を備えたロック手段716が示されている。しかし、
この実施例の場合には、ロック手段は回動せず、滑動部
の移動方向に対して直角にケージ720内を移動するよう
に配置されている。
収容器が閉じられると、ハウジングの開いた側は、下側
だけが、選択ボタンを備えた滑動部の前壁722により覆
われる。収容されたディスクは、上方向(ディスク容器
の上の部分に切り取り部724がある場合)または前(デ
ィスク容器の前の部分に切り取り部726がある場合)か
ら取り出し可能である。このディスクを保護するため
に、ハウジングの前の残りの部分には、フラップ728に
より閉じられている。フラップ728は、引きばね730によ
り閉じる位置に力が加えられている。滑動部がボタンを
押すことによりアンロックされた場合には、滑動部の上
に備えられたリブ734の終端面732がフラップ728を押し
開き、リブ734の本体がフラップ728を開いた状態に保持
する。滑動部のガイドリブ736とハウジングのガイドリ
ブ738とが示されているが、これらについてはすでに説
明した。
第52図ないし第54図は詳細な説明図である。
第52図は第10図ないし第20図に示した型の容器の開いた
状態の垂直断面図である。このような収容器は、例え
ば、ハウジングの裏壁を下にして自動車に備えつけた場
合には、容器を開くときに、外に運搬されるディスク容
器752上に載置されたディスクが下に滑り落ち、リム334
を越え、リム334と近傍のディスク容器および/または
ハウジングの天井板との間にもぐり込む危険がある。こ
れを防ぐため、ハウジング内のディスク容器の端の近傍
には、くま手状部材754が備えられている。このくま手
状部材754は、次のディスク容器のディスクを載置する
面と反対の面(現在問題としているディスクの側)に設
けられた溝状のくぼみ756、または、ディスクに面した
ハウジングの天井板760の内側の表面に設けられた同様
のくぼみ758に当接する。
第53図に拡大して示すように、ディスク容器がほとんど
完全にハウジング外に出たときには、くま手状部材754
の自由端が対応するくぼみの終端面に当接すると、くま
手状部材754は軸受762のまわりに後ろ方向に回転し、こ
れにより、ディスク容器が完全に引き出されることを妨
げることはない。終端の位置は第53図に示す。また、く
ま手状部材754にモールドされた腕764は、ディスク容器
により後ろ方向に回転し、ディスクを挿入するためのガ
イド漏斗を形成する。これにより、すでに説明したよう
に、ディスクが隙間に入り込むことがない。
第54図は、第10図ないし第20図に示した視覚的な表示手
段の例を示す。滑動部772の前壁770には、信号レバー77
6が前壁770と平行な軸774のまわりに回動自在に保持さ
れ、補助ばね778により「空」の位置に力が加えられ
る。信号アングル780は、このときには、前壁の外側に
設けられた窓782から見えない。補助ばね778は弱いの
で、信号レバー776は、ディスク容器784に載置されたデ
ィスク786の重さにより、補助ばね778の力方向と逆に回
転し、信号アングル780が見えるようになる。この他の
方法でも、同じことができる。
第55図ないし第59図は、ディスク容器を選択するための
ボタンの列が滑動部の前側に配置され、選択されたディ
スクの取り出しに便利なように、ボタンの列が滑動部の
前壁とともに下方向に移動する実施例を示す。
第55図は滑動部800を示す。滑動部800は、天井板802
と、チーク部804とを備え、横板804の内側には、皿状デ
ィスク容器806を導くためのガイドチャネルが互いに向
き合って配置されている。横板804は、前方向に伸びた
部分があり、この部分には選択ボタン812を備えた前板8
10の関節リム808が取り付けられている。天井板810と同
じ高さで、二枚の板ばね814が滑動部800に取り付けら
れ、滑動部800を外に押している(第59図)。
第56図は滑動部の前壁の構造を示す図である。個々の部
品は分解した状態で示し、滑動部800に備えられたロッ
ク装置は、ばね814の力に逆らって滑動部800をハウジン
グ816内に保持する。
選択ボタンは二つの機能を満足する。すなわち、選択ボ
タンはロック装置を解除し、横板804に連結されたディ
スク容器の皿状ディスク容易806を運ぶ。
内側の板818と覆い板820との間の前壁の空間には、ロッ
ク用滑動部材822が収められている。このロック用滑動
部材822は、横方向に動くことができ、一体に成形され
た戻りばね824によりロック位置に保持される。この位
置で、止め具826は、前壁830の底の孔828を通り、その
後ろのハウジング834の底のロック端832に咬合する。す
なわち、滑動部800がハウジング834に押し込まれると、
薄い連結片836がロック用滑動部材822に対して上方向に
曲げられ、これにより止め具826はハウジング上のくさ
び状の面838を登り、弾性的に咬合する。滑動部800をア
ンロックするために、止め具826をロック用滑動部材822
とともに、戻りばね824による力の方向と直角に移動さ
せなければならない。このため、止め具826はロック端8
32に制限されず、ハウジングの底に設けられた切り込み
840に沿って移動可能である。
四個(この例の場合には)のボタン812のそれぞれを押
すことにより、ロック用滑動部材822を横に移動させる
ことができる。すなわち、ボタン812を押すと、ボタン8
12に一体成形されたくさび面844が、ロック用滑動部材8
22上のくさび面824を押しつけ、これによりロック用滑
動部材822を横に移動させる。ボタン812は、覆い板820
の開孔846を通り、この開孔846により内側に保持され
る。対応すディスク容器の皿上ディスク容器806を制御
する指部848の配列を、ボタン812毎にずらすために、く
さび面842、844の高さ互いにずれている。ロック用滑動
部材822の開孔850と内側の板818の開孔852とは、指部84
8が通るためのものである。
第57図はハウジングの天井板を取り除いた平面図であ
り、最も下または下から二番目の皿状ディスク容器を示
す。二つの皿状ディスク容器は同じであり、最も上の二
つの皿状ディスク容器は互いに同じである。しかし、最
も上の二つの皿状ディスク容器は、最も下の二つの皿状
ディスク容器に対して鏡影の形状である。これについて
以下に説明する。
皿状ディスク容器806は、原理的に長方形であるが、内
側の終端面には鋭角部854を備え、対応するボタンから
最も離れた角で(対角的に)軸着されている。これに加
えて、内側の端の他の角には、戻りばね856が形成さ
れ、鋭角部854と戻りばね856との間には、第10図ないし
第12図に示した実施例と同様に、摩擦ブレーキ858が備
えられている。これについては、第59図の垂直断面図に
示されている。皿状ディスク容器の断面形状は、既に説
明したように、凹面である(第58図)。
皿状ディスク容器の側端には、誘導チャネル862にかみ
合うリブ860が備えられている。選択ボタンを押すと、
その選択ボタンに対応したディスク容器の近傍の誘導チ
ャネル(選択されたディスク容器の誘導チャネルではな
い)に、板ばね864が挿入される。これにより、板ばね8
64は、皿状ディスク容器を第57図に示した位置に押しつ
け、外に出ないように静止させる。この板ばね864と同
じ側には、皿状ディスク容器の上に駆動歯866がモール
ドされている。この駆動歯866は、滑動横板860の駆動孔
868の前に位置している。第57図に示すように、リブ860
を備えた皿は、誘導チャネル862に沿って縦に移動す
る。
選択ボタンを押すと、第59図の左から一番目または二番
目の皿状ディスク容器が、鋭角部854のまわりに戻りば
ね856の力に逆らって回転する。これにより、駆動歯866
が駆動孔868とかみ合い、この一方で、ボタンから離れ
た前角870は、静止止め具872から離れる。これにより、
アンロックされた滑動部は一枚の選択された皿状ディス
ク容器を運搬する。滑動部の前壁は蝶着されており、下
に回転することができる。滑動部および皿状ディスク容
器をハウジング内に再び挿入する間に、板ばね864は皿
状ディスク容器を静止位置に戻す。静止止め具872は最
も下の二枚の皿状ディスクを止めるように上に突出し、
他の二枚の皿状ディスク容器を止めるための静止止め具
は、他の角に備えられ、皿状ディスク容器の角の前の上
から伸びている。
第60図ないし第61図に示す実施例では、第60図はハウジ
ングの天井板を取り除いた平面図であり、第61図は垂直
断面図である。
上述の実施例で説明したいくつかの手段を組合わせるこ
とにより、非常に単純な構造とすることができる。
落下する前壁の構造は、第55図ないし第59図に示した実
施例と同様である。滑動部はどの選択ボタンによっても
アンロックできる。
個々の皿状記録媒体容器900は、たて長のリブ902を備
え、このリブ902が滑動部の横板906のチャネル904によ
り誘導される。個々の記録媒体容器の(ハウジング内
の)後壁908には、二枚の押し出しばねを含むばね手段
と、ロック装置912とが備えられている。ロック装置912
は、第45図ないし第48図に示したロック装置と機能的に
は完全に同じであるが、ロック用ホック394aは、滑動部
の端に一体にモールドされ、水平および垂直に弾性的に
曲げられることが異なる。押された選択ボタン914に関
係するディスク容器だけがアンロックされ、他の全ての
ディスク容器はロック装置により固定される。アンロッ
クされたディスク容器が外に出ると、ディスク容器の横
のリブの終端面916が誘導チャネル904の終端面918に当
たるまで、滑動部が移動する。前壁のロック用端920の
領域は、再びロックする場合やディスクを挿入するとき
のオーバランのために、所定の空間が空いている。
第62図ないし第64図に示した実施例では、第62図はハウ
ジングの天井板を取り除いた平面図である。第63図およ
び第64図は、滑動部の前壁の部分的な垂直断面図であ
り、第63図は滑動部がハウジング内に収容された状態
を、第64図は滑動部が取り出されその前壁が下に落ちた
状態を示す。
第55図ないし第59図に示した実施例と同様に、滑動部
は、押し出しばね装置1000と、第56図に示したと同様の
ロック手段とを備えている。この実施例の場合には、ボ
タン1002は、滑動部をアンロックするだけでなく、皿状
ディスク容器の面に直角な軸のまわりの回転動作を実行
する。この回転動作により、連結ホック1004が、関連す
る皿状ディスク容器1008の下の連結凹部1006とかみ合
う。連結ホック1004の高さは、ボタン毎に異なってい
る。摩擦ブレーキ1010は、第55図ないし第59図に示した
実施例のものと同じである。
前壁が下に移動したときに、上側の連結ホック1004が移
動できるように、個々の皿状ディスク容器1008はその前
端に凹部を備えている。一つの選択された皿状ディスク
容器は、滑動部に連結され、これにより引き出し位置ま
で運ばれる。前壁が下に回転することにより連結ホック
1004が連結凹部1006にかみ合うが、この連結は弱く、こ
れだけでは、皿状ディスク容器1008を引き出すことはで
きない。このため、皿状ディスク容器1008の外側の滑動
横板1012の近傍に、(ディスク容器毎に)板ばね1014が
取り付けられている。この板ばね1014はハウジング1018
の制御くさび面1015に押されて内側に回転し、板ばね10
14の角部1020が運搬するディスク容器の後ろにかみ合
う。
第62図には、低い終端壁1022が示されている。この終端
壁1022は、皿状ディスク容器1008のそれぞれ毎に配置さ
れ、ディスク1024が挿入されたときにこのディスク1024
を保持する。さらに、個々の皿状ディスク容器は横に板
ばね1026を備えている。この板ばね1026は、皿状ディス
ク容器1008の前半分の位置に配置され、ディスクの挿入
により変形し、ディスクが納まるともとの形状に戻り、
ディスクの終端を押さえる。したがって、ディスクが挿
入されたときには内側に押さえる働きをし、皿状ディス
ク容器が外に出るときには、ディスクの飛び出しを防
ぐ。終端壁1022と板ばね1026とは、他の実施例でも使用
できる。
第65図ないし第67図は表示素子を示す。この表示素子に
より、滑動部の前壁から、ディスク容器にディスクが入
っているか否かを知ることができる。この表示素子は、
下に回転する前壁に備えられている。第67図の前壁の正
面図に示すように、前壁には、ボタン1030とこの上にレ
ンズ1032とが備えられている。レンズ1032の後ろには、
それぞれのディスク容器がディスクを収容しているとき
に、信号フラグ1034が現れる。信号フラグ1034は、ばね
の力により内側に向いている。滑動部がハウジング内に
押し入れられると、ディスク容器にディスクが載置され
ている場合には、ディスク前端部が対応する信号フラグ
1034に接触し、この信号フラグ1034が中心の位置に移動
する。ディスク容器にディスクが載置されていない場合
には、信号フラグ1034は内側を向いたままである。第67
図には、二つのディスク容器に対して、信号フラグ1034
がレンズ1032を通してどのように見えるかを示してい
る。信号フラグ1034は小さな枢軸継手1038のまわりに回
動可能である。第65図は断面図を示し、三つのディスク
容器にディスクが載置され、一つのディスク容器が空で
ある例を示し、信号フラグ1034の位置を示す。
引き出された位置(第66図)で、引き出されたディスク
容器1036aの上に位置している信号フラグ1032をディス
ク容器1036aの下に移動させるために、滑動部の引き出
し動作にともなう移動距離は、ディスク容器の移動距離
より少し長い。これは、次にように実現される。ディス
ク容器は横鋲1040を備えている。この横鋲1040は、静止
チャネル1042に沿って移動し、終端で止まる。これに対
して滑動部は、止め具1044を備えており、ハウジング10
48の底の止め具1046と当接する。
第68図および第69図は、ディスク容器にディスクが載置
されたことを示す表示素子の可能な変形例を示す。第68
図は水平断面図を示す。滑動部の前壁1052の中には、フ
ィーラ1050が移動可能に保持されている。フィーラ1050
がディスク1054の端を押すと、この動きがくさび状の面
1056より信号フラグ1058に伝達される。これにより信号
部1060が、対応する選択ボタン1064の上の窓1062の後ろ
に現出する。信号フラグ1058は前壁と平行に移動可能で
あり、この信号フラグ1058には、フィーラ1050に力を加
えるための戻りばね1066が備えられている。また、前壁
1052は、表示の動作を邪魔することなしに下に回転でき
る。
滑動部をハウジング内に押し入れて収容器を閉じるとき
に、使用者は解除ボタンを動作させないように注意しな
ければならない。第70図は、このような欠点を補うため
の望ましい例を示す。この例では、前壁1074から突出し
た突出部1072に、ボタン1070が埋め込まれている。使用
者は、滑動部をハウジング内に押し入れるときには、平
坦に突出部1072を手で押し、滑動部を引き出すときに
は、ボタン1070を操作する。ボタン1070の位置は、指で
捜さなければならない。
第55図ないし第69図に示した実施例では、滑動部の横板
に軸着された前板について示した。第71図は前壁と滑動
部の横板との接続を示す。滑動部が押し入れられると、
その目的のために、前板は滑動部と一直線になる位置に
持ち上げられ、操作に容易なように、この位置に保持さ
れる。
前壁1082の接合アーム1080は、固定溝1086、回転路1088
および止め具1090を含む開孔1084を備えている。滑動部
の横板1094から外に伸びた軸受ブロック1092は、固定溝
1086に適合するように構成されている。横板に一体に成
形されたばね1096は、固定溝1086を軸受ブロック1092に
合わせて停止させる。ばね1096を曲げることにより、こ
の位置から、接合アーム1080を自由に動かすことができ
る。接合アーム1080の回動動作は、次のようにして実現
される。滑動部がハウジングから出るときには、接合ア
ーム1080の制御カム1098はハウジングの底に沿って移動
する。この制御カム1098が、ハウジング上に一体に成形
されたくさび状制御部1100の上を移動すると、これによ
り接合アーム1082が持ち上げられ、固定溝1086と軸受ブ
ロック1092とが離れる。このとき同時に、前壁がハウジ
ングの開口から外に飛び出す。これにより、接合アーム
1082が軸受ブロック1092のまわりに回転する。このよう
にして前壁は、軸受ブロック1092の広い側が止め部1090
に当接するまで、自由に回転できる。回転動作中は、軸
受ブロック1092の反対方向の両端は、回転路1088に留ま
っている。前壁を手動により持ち上げることにより、ば
ね1096が曲げられ、溝1086が軸受ブロック1092とかみ合
う。
第55図ないし第71図に示した実施例で説明したような、
選択ボタンおよびこれに付随してディスクが挿入されて
いることを表示する手段が、下に回転する前壁に備えら
れている収容器は、故障に対する信頼性を解決する必要
がある。この一方で、前壁が下に回転する構成の収容器
は、ディスクの取り出しが容易で、ディスクが配列のと
おりに引き出されるのでディスク容器の移動距離が小さ
い利点がある。
妥協的な解決例の垂直断面図を第72図に示す。選択ボタ
ン1110群は、ハウジングの台座1112に配置される。この
台座1112の上には、ディスク容器1116を備えた滑動部11
14および落下する前壁1118が配置される。選択ボタン11
10群、ディスク容器1116および滑動部1114により構成さ
れ、前述の実施例で詳細に説明したと同様に、使用者の
熟練を必要としない。本実施例は第73図に示す実施例に
も利用できる(選択ボタン群を備えたハウジングの台座
を示していない)。それぞれのディスク容器1120は、エ
ラスチックに変形できる材料により製造されたポケット
で構成されている。滑動部1122は、このようなディスク
容器1120をハウジング1124の外に運搬する。前壁1128の
接合アーム1126は、くさび型の厚い部分1130を備えてい
る。前壁1128が下に回転すると、くさび型の厚い部分11
30が、ディス容器を横から押し付けて挿入溝11132を漏
斗状に広げる。これにより、使用者は容易にディスクを
ディスク容器に挿入できる。
このようなディスクの挿入に便利な「漏斗」は、収容器
を「立てた」位置で使用するときに特に重要である。
「立てた」位置とは、滑動部とディスク容器の一方また
は両方が、垂直に移動することを意味する。
第73図のポケットを使用しなくとも、ディスクの挿入が
容易な収容器の例を第74図ないし第77図に示す。第74図
ないし第76図は、それぞれ滑動部の位置が異なる収容器
の前の部分の簡単化した垂直断面図である。また、第77
図は、滑動部の簡単化した平面図である(前壁は示さ
ず)。
滑動部の横板1140の上には、誘導板1142が、軸1144によ
り前壁の上端に平行な軸のまわりに回動自在に保持され
る。また、この誘導板1142は、レバーアーム1146とかみ
合う引きばね1148により、下方向に引っ張られている。
誘導板1142のハウジングの内側に面した側部の形状は、
すでに説明したように、凹面形状である。
収容位置では、前壁1150に取り付けられたレバー1152
が、引きばね1148の力に逆らって、誘導板1142を皿状デ
ィスク容器1154と平行に保持し、ハウジングの天井板11
56(第74図)の内側に留まる。
第80図に示す別の実施例は、その概略を斜視図で表して
いる。一方、第81図は収容器の前板の内部構造を示す正
面図であり、第82図はその平面図である。特に、ここで
はディスク容器の選択手段について描写されている。一
方、ハウジングに収容するためのガイド部などの部分は
先に説明した実施例に示されている。
前板1210の中央部分には、開孔部1212により滑動部の底
板にも拡がっている切込みが設けられている。前板から
底板にかけての開孔部にはまるL字型のボタン1214が、
軸1216により底板の開孔部の内側に結合されている。デ
ィスク容器1224がハウジング1218内に収容され、前板12
10がハウシング1218の開口を塞いでいる状態では、ボタ
ン1214の爪1220がハウジング1218の底板の開孔1222には
まって、滑動部をハウジング1218から押し出す押し出し
ばね(図示せず)に抗してロックされる。このボタン12
14を僅かに持ち上げることによりロックが外され、滑動
部が押し出され、さらにボタン1214が下方に回転する。
そのとき、前板1210は選択された一つのディスク容器12
24を結合して滑動部と一緒に押し出されてくる。ディス
ク容器1224の先端にも開孔部1226が設けられている。
ディスク容器の選択器具は、ボタン1214内に収容されて
いる選択ノブ1228を含む。この選択ノブ1228は半円状の
歯車1230に連結され、ディスク容器の選択位置を回転す
る。歯車1230はピニオン1234の歯1232に噛み合い、戻り
止1236ごとにピニオン1234が回転する。このピニオン12
34の先に付いている爪1238が、ディスク容器1224のフッ
ク1240に噛み合う。したがって、選択ノブ1228を適当な
ディスク容器の位置に合わせることにより、前板1210に
連結されてそのディスク容器が引き出される。
第83図ないし第86図は、テレスコピック装置による第一
のガイド装置である。内側の滑動部1300はハウジングか
らその半分だけ押し出され、外側の滑動部1302はハウジ
ングから全部押し出される。この外側の滑動部1302は、
上記で説明した選択手段により一つ選択されたディスク
容器1304を伴って押し出される。
内側の滑動膨1300は第一の台車であり、その滑走部1306
がハウジングの底板1310とその上にあるガイドレール13
08とに挟まれて滑動する。この内側の滑動部1300の底板
には、ハウジングの底板にある窪み1314に噛み合うラグ
1312が突出している。それにより、内側の滑動部1300の
移動範囲が決まる。
一方、外側の滑動部1302は第二の台車であり、その滑走
部1318が内側の滑動部1300のガイドレール1316に噛み合
って滑動する。この外側の滑動部1302は、アングル1326
により補強され下方に突起したラグ1324により、螺旋状
の押し出しばね1328の一端を固定する。この押し出しば
ね1328の他端は、ハウジングの背板1330に固定されてい
る。したがって、先に外側の滑動部1302が押し出され、
別に設けられたラグ1332が内側の滑動部1300の先端にあ
たり、この滑動部1300を連動させて先のラグ1312がハウ
ジングの窪み1314で止まるまでともに押し出される。
押し出しばね1328は、バックリングしないように一つに
ハウジングの背板1330から内側に突起している心棒1336
により、また一つに内側の滑動部1300に形成されたリブ
1338により、さらに外側の滑動部1302のブリッジ1322に
より支えられている。
第87図ないし第89図は同様の構造を表している。すなわ
ち、第87図は第84図に対応し、第88図は第87図の88−88
ラインの断面図であり、第89図は第85図に対応する。一
本の螺旋状押し出しばねの代わりに、第一の押し出しば
ね1340がハウジングの背板1344と内側の滑動部1346との
間に心棒1342により支えられ装着され、第二の押し出し
ばね1348が内側の滑動部1346と外側の滑動部1352との間
に心棒1350により支えられて装着される。図面から容易
にわかるように滑動部1346、1352が滑らかに動くことが
できる。
第90図は別の実施例の平面図である。第91図はその実施
例を正面図であり、第92図はその実施例の右側面断面図
である。
この実施例では、一対の螺旋状の押し出しばね1360が、
ハウジングの背板1362と内側の滑動部1364との間に心棒
1366により支えられて装着されている。内側の滑動部13
64には、その中央付近にピニオン1370のジャーナル軸受
1369用にシート1368が備えられ、そのピニオン1370は、
一方でハウジングの底板1372に備えられたラック1374に
噛み合い、他方で外側の滑動部1376の下側に形成された
ラック1378に噛み合っている。したがって、内側の滑動
部1364はラック1374の長さだけハウジングから押し出さ
れ、外側の滑動部1376は内側の滑動部1364の押し出し長
に加えて、ラック1378の長さだけさらに押し出される。
なお、ハウジングの底板1372と内側の滑動部1364との滑
走部、および内側の滑動部1364と外側の滑動部1376との
滑走部は、第92図より明らかである。
第93図ないし第96図は別の実施例の概略図である。この
実施例は滑走部を改良するものである。第93図は正面図
(ディスク容器は省略されている)であり、第94図は平
面図であり、第95図は第93図の95−95ラインの断面図で
ある。また、第96図は第95図の96−96ラインの断面図で
ある。
ハウジング1380および滑動部1382は、比較的安価なプラ
スチック部品により形成されるので比較的その滑走性は
良くない。したがって、ハウジングの底板にその滑走性
を改良するために、プラスチックで形成されたスライデ
ィングブロック1384を装着する。このスライディングブ
ロック1384は非常に摩耗率が小さい。スライディングブ
ロック1384は、ハウジングの先端から押し入れられ、ハ
ウジングの底板1388に設けられた窪み1390にラグ1386が
噛み合い固定される。スライディングブロック1384は、
滑動部の底板1396の滑走面1394をガイドするガイドレー
ル1392を備えている。滑動部の移動範囲は、この滑動部
に設けられているラグ1398が、スライディングブロック
から突起している角柱1400に阻まれることにより決ま
る。イジュクトスプリング機構は、螺旋状の牽引ばね14
02を含み、その牽引ばね1402の一端はハウジング内にあ
る、スライディングブロック1384の奥端の支柱1404で固
定され、その他端はプーリ1406に巻きついてから滑動部
から下方に突起している支柱1408に固定されている。プ
ーリ1406は、スライディングブロックに一体成形されて
いるジャーナル軸受に支えられている。
このような構造は、各々の部品の摩擦を軽減する効果が
ある。
第97図ないし第99図はシザータイプの押し出し手段を用
いた本発明の実施例である。第97図は平面図であり、第
98図は第97図の98−98ラインの断面図であり、第99図は
第97図に示した位置から押し出された位置を示した図で
ある。
滑動部1420は、ハウジングの底板1424に設けられたガイ
ドレール1422により支えられて滑動する。二本の連結棒
1428の各々は、ピン1426でハウジングに連結され、その
自由端に結合された牽引ばね1430が、二本の連結棒1428
の自由端を引き寄せる。さらに、二本の連結棒1428の自
由端に連結された連結棒1434は、その各々がピン1434で
滑動部の前板1436に連結される。この滑動部の移動範囲
は、ハウジングの底板に設けられた溝1438と、そこを滑
動する滑動部の下に突き出たラグ1440により制限され
る。連結棒で構成されるシザータイプの押し出し手段
は、非常に薄くすることができ、その格納部分が最下段
のディスク容器(図示せず)の下に設けられている。
〔効果〕
本発明の収容器は、ハウジングに収容されているディス
ク容器を選択する手段により、容易に所望とするディス
クを取り出すことができる。また、その収容操作も非常
に簡単なものである。
したがって、自動車内で使用する場合に非常に有効であ
り、運転者にとってもその操作が簡単であるので、ほと
んど手探りでディスクの取り出しを行うことができる。
すなわち、運転に支障を来すことなくディスクの出し入
れを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例構造を示す縦断面図。 第2図は本発明実施例構造を示す正面図。 第3図は本発明第一実施例装置のディスク容器の平面
図。 第4図ないし第8図は本発明実施例構造の収容器を示す
図。 第9図は第5図に示す構造の部分断面構造図。 第10図は本発明実施例構造を示す縦断面構造図。 第11図は収容器の後壁の内側を示す図。 第12図は対応する縦断面図で滑動部が引き出された状態
を示す図。 第13図は第10図に対応する収容器の部分正面断面図。 第14図はその正面部分図。 第15図は選択ボタンの構造図。 第16図は第14図の部分側面図。 第17a図および第17b図はデイスク容器の選択機構を示す
図。 第18図は収容器を開いた状態を示す平面図。 第19図は第17b図に示す鎖線19の断面図。 第20図は選択機構の部分図。 第21図は軸着された収容器の一部破断構造図。 第22図は収容器の開かれた状態を示す図。 第23図は第21図に示す鎖線23の断面図。 第24図は収容器の正面図。 第25図は他の構造の収容器の斜視図。 第26図はデイスク容器の個別構造を示す部分図。 第27a図および第27b図はポケット開閉構造を示す断面
図。 第28図および第29図は本発明の別の実施例構造を示す斜
視図。 第30図および第31図は本発明の別の実施例構造を示す部
分構造図。 第32図ないし第36図は本発明各実施例構造の部分構造
図。 第37図は上記第30図から第36図の構造に対応する断面構
造図。 第38図は同じくその一部分が引き出された状態の断面構
造図。 第39図および第40図は本発明の別の実施例構造を示す
図。 第41図ないし第44図その実施例構造の部分構造を示す
図。 第45図ないし第48図は本発明実施例構造のロック機構を
説明する図。 第49図ないし第51図は本発明の別の実施例構造を示す
図。 第52図ないし第54図はその実施例構造の部分構造を示す
図。 第55図ないし第59図は本発明の別の実施例構造を示す
図。 第60図および第61図は収容器の構造を示す図。 第62図ないし第64図は本発明の別の実施例構造を示す
図。 第65図ないし第67図は収容器が空である状態の断面図。 第68図および第69図は収容器にデイスクが収容された状
態の構造図。 第70図は収容器の前面の構造を示す斜視図。 第71図は滑動部と前壁との接続構造を示す図。 第72図は収容器の縦断面図。 第73図は収容器の前面構造を示す斜視図。 第74図ないし第76図は本発明の別の実施例構造を示す
図。 第77図ないし第79図は本発明の別の実施例構造を示す
図。 第80図ないし第82図は本発明の別の実施例構造を示す
図。 第83図ないし第99図はガイドおよびストッパの構造を示
す図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前端に開口が設けられ、複数の平板状記録
    媒体を並列に収容可能な大きさのハウジングと、 このハウジング内に収容された第一の位置と前記開口を
    通って前記ハウジングの外に部分的に移動した第二の位
    置との間を移動可能であり、前記第一の位置に配置され
    たときに前記ハウジングの前記開口を覆う前板部を含む
    運搬手段と、 前記ハウジング内に設けられそれぞれが個々の記録媒体
    を収容する複数の記録媒体容器と、 前記前板部に配置され手動により操作可能な選択具と、
    この選択具が操作されたときに前記複数の記録媒体容器
    の少なくとも選択された記録媒体容器を前記運搬手段に
    連結する連結手段とを含む選択手段と、 前記選択された記録媒体容器に収容されている選択され
    た記録媒体を取り出すことができるように、前記運搬手
    段をその運搬手段に連結された少なくともひとつの記録
    媒体容器とともに前記第一の位置から前記第二の位置に
    移動させる手段と を備えた平板状記録媒体の収容器。
  2. 【請求項2】前記選択具は前記前板部に設けられ手動に
    より回転する選択ノブ(206)を含み、 前記連結手段は、前記複数の記録媒体容器にそれぞれ設
    けられそれらの記録媒体容器が前記ハウジング内に収容
    された状態で前記前板部と実質的に平行となる面に互い
    に整列するスロット(220)と、前記選択ノブの回転に
    伴って前記スロット内を回転し、選択された記録媒体を
    収容する記録媒体容器およびその下のすべての記録媒体
    容器を前記運搬手段に連結する選択アーム(222)とを
    含む 請求の範囲第1項に記載の平板状記録媒体の収容器。
  3. 【請求項3】前記選択具は前記前板部に取り付けられ前
    記開口と実質的に平行な面内を手動により移動する手段
    (160、164)を含み、 前記連結手段は、前記複数の記録媒体容器にそれぞれ設
    けられそれらの記録媒体容器が前記ハウジング内に収容
    された状態で前記前板部と実質的に平行となる面内に配
    置される爪(172)と、前記移動する手段の移動に伴っ
    て移動し、その位置により前記複数の記録媒体容器のい
    ずれか対応するものの爪(172)に噛み合うことにより
    その記録媒体容器を前記運搬手段に連結する手段(17
    0)とを含む 請求の範囲第1項に記載の平板状記録媒体の収容器。
  4. 【請求項4】前記選択具は前記前板部に取り付けられそ
    の内側先端に傾斜のある制動ピン(302)が設けられた
    ボタン(298)を含み、 前記連結手段は、前記複数の記録媒体容器にそれぞれ設
    けられそれらの記録媒体容器が前記ハウジング内に収容
    された状態で前記前板部と実質的に平行となる面内に配
    置される爪(324)と、前記ボタンが手動により押され
    たときにその先端の傾斜に当接してそのボタンの移動方
    向と異なる方向に移動し、その位置により前記複数の記
    録媒体容器のいずれか対応するものの爪に噛み合うこと
    によりその記録媒体容器を前記運搬手段に連結する手段
    (296)とを含む 請求の範囲第1項に記載の平板状記録媒体の収容器。
  5. 【請求項5】前記連結手段は、前記複数の記録媒体容器
    のそれぞれに対応して設けられ、前記選択手段の操作に
    より一端(534)が前記ハウジング内に止められ、他端
    (532)が前記運搬手段の移動方向から折れ曲がった形
    状の第一の部材(530)と、この第一の部材の前記一端
    が前記ハウジング内に止められた状態で他端の折れ曲が
    りに沿って移動し、対応する記録媒体容器を前記運搬手
    段からその移動方向と実質的に直角方向に押し出す第二
    の部材(526)とを含む請求の範囲第1項に記載の平板
    状記録媒体の収容器。
  6. 【請求項6】前記連結手段は、前記複数の記録媒体容器
    のそれぞれに対してその記録媒体容器から離れた第一の
    位置(第43図)とその記録媒体容器を挟んで前記運搬手
    段に連結する第二の位置(第44図)とで変位するばね手
    段(636、640)を含み、 前記選択具はこのばね手段を制御するボタン(638)を
    含む 請求の範囲第1項に記載の平板状記録媒体の収容器。
  7. 【請求項7】前記連結手段は、前記複数の記録媒体容器
    にそれぞれ設けられたスロット(712)と、選択された
    記録媒体を収容する記録媒体容器の前記スロットに前記
    運搬手段から進入して、そのひとつの記録媒体容器を前
    記運搬手段に連結する手段(710)とを含む 請求の範囲第1項に記載の平板状記録媒体の収容器。
JP59180256A 1983-08-29 1984-08-29 平板状記録媒体の収容器 Expired - Lifetime JPH0764368B2 (ja)

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DE8423125.4 1984-08-03

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