JPH0763681B2 - 重量選別機 - Google Patents

重量選別機

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JPH0763681B2
JPH0763681B2 JP61078490A JP7849086A JPH0763681B2 JP H0763681 B2 JPH0763681 B2 JP H0763681B2 JP 61078490 A JP61078490 A JP 61078490A JP 7849086 A JP7849086 A JP 7849086A JP H0763681 B2 JPH0763681 B2 JP H0763681B2
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達美 辻川
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東京前川科学株式会社
株式会社石田衡器製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は農水産物等の物品の単体重量を計量し、その計
量重量値に基いて各物品を複数の重量別ランクに選別す
る重量選別機に関する。
(従来の技術) 例えば、真球養殖用のアコヤ貝は、その成長度、即ち重
量によって育成される真珠の大きさや品質に差異が生じ
るので、その取引に際しては、例えば1匁(3.75g)毎
の細さで重量が選別されるのであるが、この種の選別作
業は、取引時期等との関係で極く限られた期間内に集中
的に行うことが要求される。そこで、本件出願人は、先
行特許出願(特開昭59−76583号、特開昭60−231117
号)で、この種の選別作業を能率良く行うことができる
重量選別機を提案した。
これらの重量選別機は、いずれも、搬送装置により所定
の経路を循環移送される複数のバケットに、計量装置に
よって重量が計量された被選別物品を1個づつ投入する
と共に、上記バケットの循環移送経路に沿って設けた複
数の排出ステーションのうちの当該バケット内の物品の
重量別ランクに対応する排出ステーションを通過する時
に、該バケットを物品保持姿勢から物品排出姿勢に作動
させるように構成したものであり、これによれば、上記
計量装置に被選別物品を順次供給することにより、これ
らの物品の重量ランク別の選別が自動的、連続的に行わ
れることになる。
然して、この種の重量選別機における搬送装置は、上記
先行特許出願でも開示したように、細長い架台における
計量装置が設けられた投入ステーション側の端部と、該
架台における他方の端部とに夫々スプロケットを配置す
ると共に、両スプロケット間にチェーンを巻架し、この
チェーンに複数のバケットを一定ピッチ間隔で取付けた
構成とされるのが通例である。その場合に、従来のもの
にあっては、上記スプロケットの回転軸が水平方向に配
置されてチェーン及び該チェーンに取付けられた複数の
バケットが垂直面内で循環走行するように構成され、こ
れらの上方走行部に沿って排出ステーションを設けると
共に、いずれかの排出ステーションで物品を排出した空
のバケットを下方走行部を移送させて上記投入ステーシ
ョン側に戻すようになっていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、特にアコヤ貝等の水産物或は農産物の選別に
使用される重量選別機は、上記のように使用時期が比較
的短期間に限られており、従ってこの時期以外の比較的
長い期間の間、非使用状態で収納しておかなければなら
ず、そのためコンパクトに構成されて収納性に優れてい
ることが要求されるのである。
然るに、従来の重量選別機にあっては、搬送装置が上記
の如き構成であるため、該搬送装置の長さとして、少な
くとも全ての排出ステーションを一列に並設し得るだけ
の長さが必要となり、そのため特に選別すべき重量別ラ
ンクが多く、これに伴って排出ステーションの数も多く
なる場合は、該搬送装置が著しく長くなり、その結果、
重量選別機の全体としても大型化して非使用時における
収納性に欠けることになるのである。
これに対しては、複数のバケットを水平面内に設けた経
路に沿って移送させると共に、その移送経路の往路と復
路とに排出ステーションを配設することにより、全ての
排出ステーションを一列に並設した場合より搬送装置を
コンパクトに構成することが考えられるが、この場合、
選別された物品を上記移送経路の両側で集荷する必要が
生じ、集荷作業エリア広くなって、集荷作業の作業性が
悪化することになるのである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、従来における上記のような実情に鑑み、この
種の重量選別機としてコンパクトに構成され、しかも集
荷作業の作業性に優れた選別機を実現することを目的と
するものであり、この目的達成のため次のように構成し
たことを特徴とする。
即ち、本発明に係る重量選別機は、搬送装置と、該搬送
装置により所定の移送経路を一定ピッチ間隔で循環移送
される複数のバケットと、上記移送経路の所定位置に設
けられた投入ステーションに配置されて被選別物品の重
量を計量する計量装置と、該計量装置に物品を1個づつ
供給する物品供給手段と、該計量装置で重量を計量され
た物品を上記投入ステーションを通過するバケットに順
次投入する物品投入手段と、上記移送経路に沿って設け
られた複数の排出ステーションに夫々配設されて、各バ
ケットがその内部に収容された物品の重量別ランクに対
応する排出ステーションを通過する時に当該バケットを
物品保持姿勢から物品排出姿勢に作動させる複数のバケ
ット姿勢制御手段とを備えた構成において、上記搬送装
置を水平面内の搬送装置に沿って各バケットを循環移送
させるように構成すると共に、その移送経路の往路と復
路とに上記排出ステーションを夫々設け、且つ往路の排
出ステーション又は復路の排出ステーションのいずれか
一方の排出ステーションの下方から他方の排出ステーシ
ョン側に向けて下方に傾斜して、当該一方の排出ステー
ションで排出される被選別物品を他方の排出ステーショ
ンで排出される被選別物品と移送経路の同じ側に集合さ
せるシュートを備えたことを特徴とする。そして、必要
な場合には、上記移送経路の往路又は復路のいずれか一
方における排出ステーションからシュートを介して他方
の排出ステーション側に集合される被選別物品の貯留部
と、他方の排出ステーションからの被選別物品の貯留部
とを上下に重なるように設ける。
(作用) 上記の構成によれば、搬送装置によるバケットの循環移
送経路が水平面内に設けられ、且つ該経路の往路と復路
との両者に沿って排出ステーションが設けられるので、
該搬送装置の長さが全排出ステーションの半数の排出ス
テーションを並設し得るだけの長さで足りることにな
り、該搬送装置が著しく短くなる。この場合、被選別物
品は搬送装置の両側に排出されることになるが、上記移
送経路の往路又は復路のいずれか一方における排出ステ
ーションの下方から他方の排出ステーション側に向って
下方に傾斜するシュートが備えられるので、上記往路及
び復路の両者の排出ステーションから排出される被選別
物品が搬送装置の片側に集合されることになると共に、
全ての排出ステーションを一列に並設する場合より搬送
装置自体の長さが短いので、選別された物品の集荷作業
エリアが狭くなる。特に、往路又は復路の一方における
排出ステーションからシュートを介して他方の排出ステ
ーション側に集合される被選別物品の貯留部と、他方の
排出ステーションからの被選別物品の貯留部とを上下に
重なるように設ければ、往路及び復路における各複数の
排出ステーションの間隔を狭くすることができるので、
搬送装置の長さが一層短縮されると共に、集荷作業エリ
アもさらに狭くなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。
第1,2図に示すように本実施例に係る重量選別機1は、
細長い架台2の一端部に設けられた物品供給部3と、該
供給部3から架台2の他端部に向けて延びる物品排出部
4とを有すると共に、上記供給部3の反排出部4側には
投入コンベア10が配設されている。この投入コンベア10
は、フレーム11の物品供給部3側の端部に軸支されてモ
ータ12により回転される駆動ローラ13と、フレーム11の
他端部に軸支された従動ローラ14と、両ローラ13,14間
に巻架された無端状のベルト15とで構成され、該ベルト
15の走行により被選別物品を下方の位置から上方に移送
して上記物品供給部3に投下供給するようになってい
る。ここで、上記ベルト15の周面には一定間隔で仕切壁
15a…15aが設けられ、これらの仕切壁15a…15a間に1個
づつ被選別物品を保持することにより、該物品を上記供
給部3に間欠的に供給するようになっている。
一方、上記架台2上には供給部3と排出部4の両部にわ
たる搬送装置20が配設されている。この搬送装置20は、
第3図に示すように上記供給部3側の端部に上下方向に
配置された駆動軸21と、その反対側の端部に同じく上下
方向に配置された従動軸22と、これらの軸21,22に夫々
固着された第1,第2スプロケット23,24と、両スプロケ
ット23,24間に巻架されたチェーン25とで構成され、上
記駆動軸21がモータ26により伝動部材27を介して回転駆
動されることにより、上記チェーン25が水平面内でA方
向に走行されるようになっている。そして、このチェー
ン25には、一定ピッチ間隔で複数個(図例では14個)の
バケット28…28が取付けられ、チェーン25の走行により
その長円形の走行経路に沿ってこれらのバケット28…28
が同じく水平面内で循環移送されるようになっている。
その場合に、各バケット28は、チェーン25の所定位置に
取付けられた連結部材29に該チェーン25の走行方向に延
びるピン30を介して背部が連結され、該ピン30を中心と
して、即ちチェーン25の走行方向に直交する面内で水平
姿勢から前倒姿勢に傾動可能とされている(第4図参
照)。また、この搬送装置20により各バケット28…28が
循環移送される排出部4には、上記チェーン25の往路A1
及び復路A2に沿って夫々5箇所づつ排出ステーション41
〜410が設けられていると共に、往路A1における第1〜
第5排出ステーション41〜45及び復路A2における第6〜
第9排出ステーション46〜49に対応させて、上記架台2
上に第1〜第9バケット姿勢制御装置401〜409が設けら
れている。これらの姿勢制御装置401〜409は、いずれも
同様の構成であって、第4図に示すように、架台2上に
ベース部材41を介して立設されたブラケット42と、該ブ
ラケット42の上端に支持部材43を介して後端部を枢支さ
れたレバー部材44と、該レバー部材44を下方に付勢する
スプリング45と、通電時にロッド46が上方に突出するこ
とにより上記レバー部材44をスプリング45に抗して上方
に揺動させるソレノイド46とで構成されている。そし
て、上記レバー部材44の先端にはチェーン25の走行方向
に延びる所定長さの係合部44aが設けられ、レバー部材4
4の先端部が下方に位置する時に、該係合部44aがバケッ
ト28の背部上縁に突設されたフランジ部28aに係合する
ことにより、該バケット28を実線で示す水平姿勢(物品
保持姿勢)に保持し、また上記ソレノイド46の通電によ
ってレバー部材44が上方に揺動された時に、係合部44a
のフランジ部28aに対する係合が解除されることによ
り、バケット28が上記水平姿勢から鎖線で示す前傾姿勢
(物品排出姿勢)に自重で傾動するようになっている。
尚、この前傾姿勢においては、各バケット28…28は架台
2の両側に沿って配設された受止板50,51に支持される
ようになっている。また、各バケット28は、上記レバー
部材44の係合部44aにフランジ部28aを係合されて水平姿
勢に保持されている状態でチェーン25の走行によりA方
向に移送されるが、各姿勢制御装置401〜409におけるレ
バー部材44…44が下方に位置する時は、バケット28のフ
ランジ部28aは順次下流側のレバー部材44…44における
係合部44a…44aに係合されることにより、水平姿勢を保
持した状態で移送されるようになっている。
また、物品排出部4における反供給部3側の端部、即ち
第5排出ステーション45と第6排出ステーション46との
間のチェーン25の旋回部には、第5図に示すように、バ
ケット28の前部下面を受支することにより該バケット28
を水平姿勢に保持しながら旋回させる円弧状の第1ガイ
ド部材52と、第1〜第5姿勢制御装置401〜405のいずれ
かにより既に前傾姿勢とされたバケット28の前部下面を
受支することにより、該バケット28を前傾姿勢の状態で
旋回させる円弧状の第2ガイド部材53と、水平姿勢で旋
回するバケット28内の物品が遠心力で外方に放出される
ことを阻止するために該バケット28の前端部の旋回軌跡
に沿って配設された同じく円弧状の物品放出阻止板54と
が備えられている。
尚、第3図に示すように、移送経路の復路A2における最
も供給部3に近い位置の第10排出ステーション410には
上記の如きバケット姿勢制御装置が備えられておらず、
従って第1〜第9排出ステーション41〜49を水平姿勢を
保持されて移送された来たバケット28も、第10排出ステ
ーション410においては必ず前傾姿勢に傾動されること
になり、これにより移送経路における供給部3側の旋回
部に移行するまでに全てのバケット28…28が前傾姿勢と
なる。そして、この旋回部における供給部3の直下方位
置は物品投入ステーション31とされていると共に、上記
のようにして前傾姿勢とされた各バケット28…28がこの
投入ステーション31に送り込まれる際には、前方ほど高
くなる第3ガイド部材55、55に前部下面を受支されなが
ら移動することにより前傾姿勢から水平姿勢に復帰され
るようになっており、またこの投入ステーション31と第
1排出ステーション41との間には水平姿勢とされたバケ
ット28をその状態で第1排出ステーション41側に送り出
すための第4ガイド部材56と、バケット28内の物品の放
出を阻止するための放出阻止板57とが備えられている。
ここで、第4図に示すように、移送経路の往路A1におけ
る第1〜第5排出ステーション41〜45の直下方に第1〜
第5受入箱Y1〜Y5が設置されていると共に、復路A2にお
ける第6〜第10排出ステーション46〜410には上記往路A
1側に向って下方に傾斜するシュート58の上端部が位置
されており、このシュート58の下端部が上記第1〜第5
受入箱Y1〜Y5の下方に設置された第6〜第10受入箱Y6
Y10を臨んでいる。
次に、架台2の一端部における物品供給部3の構成を第
6,7図により説明すると、該供給部3には上面が円形状
に凹陥された供給台60が備えられていると共に、該供給
台60の下方には荷重検出器71と該検出器71にブラケット
72を介して取付けられた略扇形の計量皿73とでなる計量
装置70が設置されている。そして、上記投入コンベア10
から間欠的に投下される物品が上記供給台60の凹部61内
に落下されるようになっていると共に、該凹部61の底面
における上記計量皿73の上方位置には物品落下口62が略
扇形に開設されている(第2,6図参照)。
そして、上記供給台60における円形の凹部61の中心部か
らは上記搬送装置20における駆動軸21が上方に突出され
ていると共に、その突出端部には第1アーム部材81が、
また供給台60の直下方位置には第2アーム部材82が夫々
取付けられている。これらのアーム部材81,82は、いず
れも上記駆動軸21に嵌合固着されたボス部81a,82aと、
該ボス部81a,82aから180゜反対方向に夫々延びる一対の
アーム本体81b,81b,82b,82bと、これらのアーム本体に
夫々取付けられた物品掻き出し用のスクレパー81c,81c,
82c,82cとで構成されている。そして、第1アーム部材8
1が上記供給台60の凹部61内で駆動軸21により回転され
ることにより、該凹部61内に投入された物品を落下口62
まで運んで該落下口62から下方に位置する計量装置70の
計量皿73上へ落下させ、また第2アーム部材82はスクレ
パー82c,82cが上記計量皿73上を通過するように回転さ
れて、該計量皿73上の物品を下方に落下させるようにな
っている。その場合に、上記供給台60の凹部61内へは、
投入コンベア10により、第1アーム部材81の一対のアー
ム本体81b,81b間に物品が1個づつ投下されるように、
該コンベア12の投下速度と第1アーム部材81(駆動軸2
1)の回転速度との関係が設定されていると共に、第1
アーム部材81が計量皿73へ物品を落下供給した後、第2
アーム部材82が該物品を計量皿73上から下方に落下させ
るまでに所要の計量時間が確保されるように、両アーム
部材81,82におけるアーム本体81b,81b及び82b,82bの位
置関係が設定されており、更に第2アーム部材82が計量
皿73上の物品を落下させる時に、その下方、即ち投入ス
テーション31をバケット28が通過するように該第2アー
ム部材82とバケット28との位置関係が設定されている。
ここで、この実施例では駆動軸21の1回転につき、供給
台60から計量皿73ないしバケット28への物品の供給、投
入動作が2回行われるので、搬送装置20によるバケット
28…28の移送速度も、駆動軸21の1回転につき2個のバ
ケット28,28が投入ステーション31を通過するように設
定されている。尚、第6図に示すように投入ステーショ
ン31には、第2アーム部材82のスクレバー82cが計量皿7
3上からバケット28内に物品を投下する時に該バケット2
8内に確実に投入されるようにするためのガイド板83が
設けられている。
以上の構成に加えて、この重量選別機1には、第1図に
示すように制御ボックス90が備えられている。この制御
ボックス90の前面の制御パネル91には、電源スイッチ92
と、上記搬送装置20におけるモータ26の起動スイッチ93
と、計量した被選別物品の重量別ランクを表示する第1
表示部941及び該物品の重量又はその時点までの処理個
数を表示する第2表示部942を有する表示装置94と、上
記第2表示部942に重量又は処理個数を選択的に表示さ
れるスイッチ95,96と、処理個数を零クリアするための
スイッチ97と、被選別物品の重量に応じたランク分けの
仕方を設定する第1,第2選別モード設定スイッチ98,99
とが配設されている。
ここで、上記選別モードとしては、被選別物品がアコヤ
貝である場合、母貝を取扱う場合の第1モード、稚貝を
取扱う場合の第2モード、及び母貝を取扱う場合におい
て取引期間等との関係で上記第1モードにおける各ラン
クの上,下限値を0.5匁づつ減算した値とした第3モー
ドとが設定されており、上記第1選別モード設定スイッ
チ98により第1モードと第2モードとの切換えを行い、
また該スイッチ98が第1モード側に切り換えられている
状態で第2選別モード設定スイッチ99の投入により第3
モードが選択されるようになっている。
また、この制御ボックス90内には例えばマイクロコンピ
ュータによって構成される制御装置100が備えられてい
る。この制御装置100は、第8図に示すように入出力ポ
ート101を有し、この入出力ポート101に、上記計量装置
70における重量検出器71から増幅器102及びA−D変換
器103を介して送出される重量信号aと、上記制御パネ
ル90に配設された各スイッチ95〜99からの入力信号と、
後述するタイミングジェネレータ104から送出される計
量タイミング信号gとが入力されるようになっている。
また、この入出力ポート101にはCPU105が接続されてい
ると共に、該CPU105には処理プログラムを記憶したROM1
06と、上記第1,第2選別モード設定スイッチ98,99で設
定されたモードにおける各重量別ランクの上、下限値や
ランク別処理個数或いは総処理個数等を記憶するRAM107
とが接続されていると共に、このRAM107には、重量別ラ
ンク番号を記憶する所定数のアドレスを有するランクメ
モリ108が設けられている。
そして、上記入出力ポート101からは上記表示装置94に
対して送出される表示信号hと、ドライバ109を介して
上記投入コンベア10のモータ12に送出されるコンベア駆
動信号iと、同じくドライバ109を介して上記第1〜第
9バケット姿勢制御装置401〜409におけるソレノイド46
…46(461〜469)に夫々送出される排出信号j1〜j9とが
出力されるようになっている。尚、搬送装置20のモータ
26は、電源スイッチ92及び駆動スイッチ93の投入により
直接駆動信号kが出力されるようになっている。また、
上記タイミングジェネレータ104は、上記搬送装置20に
おける駆動軸21上に設けられたカム110と、該カム110に
よって駆動軸21の1回転について2回ON,OFFされる第1
マイクロスイッチ111とで構成されている。更に、投入
コンベア101のモータ12にもその位相を検出する第2マ
イクロスイッチ112が備えられている。
次に、この実施例の作動を制御装置100の動作を示す第
9図のフローチャートに従って説明する。
先ず、制御パネル91上の電源スイッチ92及び起動スイッ
チ93を投入すると、制御装置100はフローチャートのス
テップP1で入出力ポート101のイニシャライズを行った
後、ステップP2,P3で、搬送装置20におけるモータ26な
いし駆動軸21の回転に伴うタイミングジェネレータ104
の第1マイクロスイッチ111のOFF動作及びON動作を確認
する。そして、ステップP4で、このOFF→ON動作が4回
繰り返されるのを待つ。この動作は、当該重量選別機1
の作動前に供給部3における供給台60の凹部61内や計量
装置70の計量皿73上に物品が残っている場合に、これら
の物品を完全に排出するためのものである。つまり、作
動前には、供給台60の凹部61内に2個、計量皿73上に1
個の最大3個の物品が残っている可能性があるが、第1
マイクロスイッチ111がOFF→ON動作を3回繰り返す間に
第1,第2アーム部材81,82の各スクレパー81c,82cが供給
台60の落下口62の上方及び計量装置70の計量皿73の上方
を夫々3回通過することになり、この間に当初、供給台
60の凹部61内における落下口62より遠い方の位置に残っ
ていた物品も計量皿73上から排出されて、該供給台60の
凹部61内及び計量皿73上に物品が完全に存在しない状態
となるのである。
そして、制御装置100は、この動作を終了して第1マイ
クロスイッチ111の4回目のOFF→ON動作を確認した時に
ステップP5を実行し、計量装置70における重量検出器71
からの重量信号を入力して、その時の値を零点として記
憶する。
この作動開始時における零点設定動作が終了すると、制
御装置100は次にステップP6以下に従って被選別物品の
重量に応じた選別動作を行うが、この時点では計量装置
70の計量皿73上に物品が供給されていないから、ステッ
プP6〜P12によるランク判定動作を行わず、次にステッ
プP13で投入コンベア10のモータ12に起動信号iを出力
する。ここで、投入コンベア10のモータ12は電源スイッ
チ92の投入時に若干量回転されて第2マイクロスイッチ
112が作動する所定位置にセットされており、また上記
ステップP13による該モータ12に対する起動信号の出力
時期は、ステップP6,P7で確認される第1マイクロスイ
ッチ111のOFF→ON動作に対してタイミングが規制される
から、投入コンベア10のモータ12と搬送装置20の駆動軸
21との位相関係が対応づけられることになる。従って、
投入コンベア10の作動による物品の投入動作時期と、上
記駆動軸21の回転による第1,第2アーム部材81,82が落
下口62及び計量皿73上を夫々通過する時期ないしバケッ
ト28が投入ステーション31を通過する時期とのタイミン
グが所定のタイミングに設定されることになる。尚、上
記投入コンベア10のモータ12に対する起動信号iはステ
ップP15でOFFとされるが、該モータ12はそのOFFの時期
に拘らず、所定量回転して第2マイクロスイッチ112が
作動するまで、換言すれば、投入コンベア10のベルト15
が1ピッチ(物品1個を投下する距離)移動するまで回
転される。
このようにして、作動開始時においては、制御装置100
は、ステップP13〜P20を実行する間に上記の投入コンベ
ア10を1ピッチづつ移動させる制御のみを行う。そし
て、この制御を繰り返す間に投入コンベア10のコンベア
15上に供給された被選別物品が供給部3における供給台
60の凹部61内に順次間欠的に投入されると共に、その投
入タイミングに同期して回転する第1アーム部材81のス
クレパー81cが上記凹部61内の物品を落下口62から順次
計量装置70における計量皿73上へ供給する。このように
して計量皿73上に物品が供給されると、制御装置100
は、ステップP6,P7に従って第1マイクロスイッチ111の
OFF→ON動作を確認した上で、即ちタイミング信号gに
より所定の計量タイミングであることを確認した上で、
ステップP8で計量装置70の重量検出機器71からの重量信
号aを入力し、計量皿73上の物品の重量値を読み込む。
そして、次にステップP9で、第1,第2選別モード設定ス
イッチ98,99により設定されている選別モードを判別し
た上で、ステップP10〜P12のいずれかを実行して当該モ
ードにおける各重量別ランクの上、下限値と上記ステッ
プP8で読み込んだ重量値とを徴し合せ、計量皿73上の物
品が当該モードのいずれのランクに該当するかを判定す
る。そして、この重量別ランクが判定された物品は、第
2アーム部材82のスクレパー82cにより計量皿73上から
その下方の投入ステーション31を通過するバケット28に
投入される。
このようにして、順次計量装置70に供給されて重量の計
量及びその計量重量値に基づくランク分けが行われた上
で各バケット28…28に投入された物品は、搬送装置20に
おけるチェーン25の走行により第1〜第10排出ステーシ
ョン41〜410が設けられた移送経路をA方向に搬送され
るのであるが、その途中で、バケット28がその内部の物
品の重量別ランクに対応する排出ステーションを通過す
る際に、制御装置100はその排出ステーションにおける
バケット姿勢制御装置40のソレノイド44に排出信号jを
送出する。この動作を具体的に説明すると、今、例えば
連続する3つのバケット28…28内に先行するものから順
に第5ランク、第3ランク、第2ランクの第1〜第3物
品X1〜X3が投入されているものとし、これらの物品X1
X3が第3,第2,第1排出ステーション43,42,41(夫々第3,
第2,第1ランクの物品の排出位置)に位置するものとす
る。この時、制御装置100のRAM107に設けられたランク
メモリ108における第3,第2,第1アドレスには、第1表
に示すように重量別ランクが夫々第5,第3,第2ランクで
あることを示す第1,第2,第3物品のデータが入っている
が、この時点ではアドレス番号とランク番号とがいずれ
も一致しないから、制御装置100は、ステップP14におい
てこれらの排出ステーション43,42,41における各ソレノ
イド463,462,461に対しては排出信号を出力しない。
そして、制御装置100は、ステップP17で上記各物品X1
X3のデータを順次次のアドレスにシフトするのである
が、この場合、このシフト動作により第2,第3物品のラ
ンク番号(3,2)とアドレス番号(3,2)とが一致するこ
とになる。
一方、この間に、上記各物品X1〜X3を夫々収容したバケ
ット28…28は第4,第3,第2排出ステーション44,43,42
で移動する。そして、制御装置100は次にステップP14
実行する際には、第3,第2排出ステーション43,42に位
置する第2,第3物品X2,X3についてはランク番号とアド
レス番号とが一致しているので、これらのステーション
43,42におけるソレノイド463,462に排出信号j3,j2を出
力する。これにより、第3,第2排出ステーション43,42
におけるソレノイド463,462が通電されてレバー部材44,
44が上方に揺動されることになり、該ステーション43,4
2に位置するバケット28,28が水平姿勢から前傾姿勢に傾
動されて、これらのバケット28,28内の第2,第3物品X2,
X3がそのランクに対応する第3,第2排出ステーション
43,42で排出されることになる。
このようにして、各バケット28…28内の物品がその重量
別ランクに応じて当該ランクに対応する排出ステーショ
ンで排出されると共に、第1〜第5排出ステーション41
〜45で排出された物品は第1〜第5受入箱Y1〜Y5に、ま
た第6〜第10ステーション46〜410で排出された物品は
シュート58を介して第6〜第10受入箱Y6〜Y10に夫々重
量別ランク毎に選別されて投入されることになる。その
場合に、上記第1〜第5受入箱Y1〜Y5と第6〜第10受入
箱Y6〜Y10とは、いずれも移送経路の往路A1側に配置さ
れているから、これらの受入箱Y1〜Y10の夫々に選別さ
れて貯留された被選別物品の集荷作業を搬送装置20の一
側方だけ行い得ることになり、しかも、上記第1〜第5
受入箱Y1〜Y5と第6〜第10受入箱Y6〜Y10とは上下に重
ねて配置されているので、その集荷作業エリアが著しく
狭くなる。
尚、制御装置100は、計量装置70の重量検出器71から送
出される重量値が1匁未満の時、換言すれば計量皿73上
に物品が供給されていない時は、ステップP19からP20
実行し、その時の重量値を零点として更新設定する。こ
れは、計量皿73上への異物の付着等による計量誤差を解
消させるための動作であって、この動作は投入コンベア
12への物品の供給を1回省略することにより実行され
る。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、計量装置に順次供給され
る被選別物品をその重量に応じてランク分けすると共
に、搬送装置のバケットによりそのランクに応じた排出
ステーションまで移送して排出するようにした重量選別
機において上記搬送装置による各バケットの移送経路を
水平面内に設けると共に、該経路の往路と復路の両者に
沿って夫々排出ステーションを設け、且つ往路の排出ス
テーション又は復路の排出ステーションのいずれか一方
の排出ステーションの下方から他方の排出ステーション
側に向けて下方に傾斜して、当該一方の排出ステーショ
ンで排出される被選別物品を他方の排出ステーションで
排出される被選別物品と移送経路の同じ側に集合させる
シュートを備えたから、搬送装置の長さが全ての排出ス
テーションを一列に並設する場合に比較して半減される
と共に、往路及び復路の排出ステーションから夫々排出
される被選別物品が該搬送装置の一側方に集合されるこ
とになる。
これにより、当該重量選別機全体としても著しくコンパ
クト化され、特に使用時期が限られている農水産物等の
重量選別機の場合に、長期間の非使用時における収納性
が向上されることになると共に、被選別物品が搬送経路
の一側方に集合されるから、搬送装置の長さが短くなる
ことと相俟って、選別されれた物品の集荷作業エリアが
狭くなる。
また、往路又は復路の一方における排出ステーションか
らシュートを介して他方の排出ステーション側に集合さ
れる被選別物品の貯留部と、他方の排出ステーションか
らの被選別物品の貯留部とを上下に重なるように設けれ
ば、往路及び復路における各複数の排出ステーションの
間隔を狭くすることができるので、搬送装置の長さが一
層短縮されると共に、集荷作業エリアもさらに狭くな
る。もって、この種の選別作業の作業性が向上され、且
つ作業スペースが節減されることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は重量選別
機の全体側面図、第2図は同平面図、第3図は搬送装置
の構成を示す平面図、第4,5図は第3図IV−IV線、V−
V線で夫々切断した搬送装置の要部拡大断面図、第6図
は物品供給部の構成を示す分解斜視図、第7図は第2図
VII−VII線で切断した該供給部の拡大断面図、第8図は
制御装置の構成を示す回路図、第9図は該制御装置の作
動を示すフローチャート図である。 1……重量選別機、31……投入ステーション、41〜410
……排出ステーション、20……搬送装置、28……バケッ
ト、401〜4010……バケット姿勢制御手段、58……シュ
ート、70……計量装置、81……物品供給手段(第1アー
ム部材)、82……物品投入手段(第2アーム部材)、A1
……移送経路の往路、A2……同復路、Y1〜Y10……貯留
部(受入箱)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送装置と、該搬送装置により所定の移送
    経路を一定ピッチ間隔で循環移送される複数のバケット
    と、上記移送経路の所定位置に設けられた投入ステーシ
    ョンに配置されて被選別物品の重量を計量する計量装置
    と、該計量装置に物品を1個づつ供給する物品供給手段
    と、該計量装置で計量された物品を上記投入ステーショ
    ンを通過するバケットに順次投入する物品投入手段と、
    上記移送経路に沿って設けられた複数の排出ステーショ
    ンに夫々配設されて、各バケットがその内部に収容され
    た物品の重量別ランクに対応する排出ステーションを通
    過する時に該バケットを物品保持姿勢から物品排出姿勢
    に作動させる複数のバケット姿勢制御手段とを有する重
    量選別機であって、上記搬送装置が、水平面内の移送経
    路に沿って各バケットを移送するように構成されている
    と共に、その移送経路の往路と復路とに上記排出ステー
    ションが設けられており、且つ往路の排出ステーション
    又は復路の排出ステーションのいずれか一方の排出ステ
    ーションの下方から他方の排出ステーション側に向けて
    下方に傾斜して、当該一方の排出ステーションで排出さ
    れる被選別物品を他方の排出ステーションで排出される
    被選別物品と移送経路の同じ側に集合させるシュートが
    備えられていることを特徴とする重量選別機。
  2. 【請求項2】移送経路の往路又は復路のいずれか一方の
    排出ステーションからシュートを介して他方の排出ステ
    ーション側に集合される被選別物品の貯留部と、上記他
    方の排出ステーションからの被選別物品の貯留部とが上
    下に重なるように設けられていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の重量選別機。
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JP2580564Y2 (ja) * 1991-03-27 1998-09-10 株式会社クボタ 重量選別装置における集合装置
JP2546142Y2 (ja) * 1991-03-27 1997-08-27 株式会社クボタ 重量選別装置における搬送チェーンの張力調整装置
JP2651637B2 (ja) * 1991-09-17 1997-09-10 株式会社クボタ ガイドシュート
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