JPH0894427A - 組合せ計量装置 - Google Patents

組合せ計量装置

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JPH0894427A
JPH0894427A JP25622594A JP25622594A JPH0894427A JP H0894427 A JPH0894427 A JP H0894427A JP 25622594 A JP25622594 A JP 25622594A JP 25622594 A JP25622594 A JP 25622594A JP H0894427 A JPH0894427 A JP H0894427A
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JP
Japan
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weighed
objects
timing
hoppers
hopper
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Application number
JP25622594A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Wakao
和良 若生
Fumisuke Tsukasa
文祐 政
Sadao Kobayashi
貞夫 小林
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Publication date
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転効率を向上させ、粘着性のある物品を効
率よく排出集合できる組合せ計量装置を提供すること。 【構成】 横方向に並んだ複数の筒状の計量ホッパ35
の下方に、各計量ホッパ35から排出された被計量物を
それぞれ収容する筒状のタイミングホッパ50を配置
し、複数のタイミングホッパ50の下方に、その並び方
向に搬送方向が一致するようにコンベア65、66を配
置する。複数のタイミングホッパ65、66のうち、計
量ホッパから被計量物を受けたタイミングホッパを、集
合シュート80から遠い方から順に開閉して、各タイミ
ングホッパ内の被計量物がコンベア上のほぼ同一位置に
集中するように排出させ、ひとかたまりになった被計量
物が集合シュートに最も近いタイミングホッパの下方を
通過したとき、次の被計量物を計量ホッパからタイミン
グホッパへ排出して各コンベア上へ順次排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、個々に重量のバラツキ
のある物品を目標量分ひとまとめにして排出する組合せ
計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】個々に重量のバラツキのある食品等を効
率よく目標量分ひとまとめにして排出するために、従来
より組合せ計量装置が用いられている。組合せ計量装置
は、複数の計量ホッパに食品等の被計量物を供給してそ
れぞれ計量し、各計量ホッパによる計量結果に基づい
て、設定目標量に近いか等しい最適組合せを選定し、こ
の組合せに選定された被計量物を計量ホッパから排出
し、これら排出された被計量物を、ひとまとめに集合し
て所定位置から排出するように構成されている。
【0003】この種の計量装置では、組合せ選定されて
計量ホッパから排出された被計量物を集合して所定位置
へ排出するために漏斗状の集合シュートが用いられてい
るが、粘着性の少ない被計量物を集合排出する場合に
は、内壁の傾斜が緩い集合シュートを用いることができ
るため、上部の開口面が大きな集合シュートの縁部に沿
って、複数の計量ホッパを環状に配置していた。
【0004】ところが、漬物や調理済み肉製品のように
水分や油分を含み粘着性を有する被計量物を集合排出す
る場合には、上部の開口面が広く内壁の傾斜の緩い集合
シュートを用いると、その内壁に被計量物が付着して、
組合せ選定された被計量物の量と実際に集合シュートか
ら排出される被計量物の量が異なってしまい、精度の高
い計量が行えない。
【0005】これを解決する技術として、特開平4−3
63630号には、計量ホッパや各計量ホッパに被計量
物を供給するためのプールホッパを筒状にして、粘着性
のある被計量物がホッパ内に残ることを防止するととも
に、計量ホッパの下方にテーブル状の集合板を配置し、
各計量ホッパから集合板上に排出した被計量物を、集合
板上で摺動自在な一対のスクレーパによって集合板中央
に寄せ集め、小径で内壁の傾斜が急な集合シュートの開
口面へ落とし込むように構成された組合せ計量装置が開
示されている。
【0006】ところが、このように計量ホッパから排出
された被計量物をテーブル状の集合板上に落としてか
ら、一対のスクレーパを摺動させて被計量物を集合板の
中央に集めて、集合シュートへ落とし込む方法では、一
対のスクレーパを元の位置まで戻さなければ次の被計量
物を排出できないので、計量装置の運転効率が低下する
という問題がある。
【0007】このために、例えば、図14の(a)に示
すように、各計量ホッパ1、1、…、1から排出される
被計量物を戻し駆動の不要なコンベア2の搬送面で受け
て集合位置(図14において右端側)へ搬送して集合さ
せることも考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、組合せ
に選定された被計量物を各計量ホッパ1から一斉にコン
ベア2上に排出して集合させようとした場合、前の組合
せに選定された被計量物と次の組合せに選定された被計
量物とが、コンベア上はもちろん集合位置側で混ざらな
いようにするには、図14の(b)に示すように、最も
集合位置に遠い計量ホッパ(図14で左端の計量ホッ
パ)から排出された被計量物が、最も集合位置に近い計
量ホッパ(図14で右端の計量ホッパ)の下方を通過す
るまでに必要な時間T(コンベアの速度をV、左端から
右端の計量ホッパ間の距離をLとするとL/V)が経過
してから、さらに、前回の組合せに選定された被計量物
との混ざりを防ぐために必要な時間Taだけ待ってか
ら、次の組合せに選定された被計量物を各計量ホッパか
ら排出しなければならない。
【0009】しかも、この時間Taは、被計量物の粘着
性が強いほど長くなる傾向があり、仮にこの時間Taが
時間Tと同程度であると、前記したスクレーパを用いた
方法と同程度の効率しか得られず、戻し駆動の不要なコ
ンベアを用いた効果が全くなくなり、装置全体としての
運転効率が向上しないという問題があった。
【0010】また、前記のように各計量ホッパ1から被
計量物を一斉にコンベア2上へ排出すると、コンベア2
上の広い範囲にわたって被計量物が排出されることにな
り、コンベアの搬送面の汚れ度合いもひどくなり、その
搬送面に粘着する被計量物の量も多くなり、コンベアか
ら搬出されずにコンベア下面側に回り込む被計量物の量
が多くなるという別の問題が発生する。
【0011】本発明は、この問題を解決し、運転効率を
向上させ、粘着性のある物品を効率よく排出集合できる
組合せ計量装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の組合せ計量装置は、横方向に直線状に並ぶ
ように配置された複数の筒状の計量ホッパに被計量物を
供給して計量し、該計量した被計量物のうち、その計量
値の合計が設定目標量に近いか等しくなる被計量物の組
合せを選定し、該組合せに選定した被計量物を計量ホッ
パからほぼ一斉に排出して所定の集合位置へ集合させる
組合せ計量装置において、前記複数の計量ホッパの下方
にそれぞれ配置され、前記計量ホッパから排出された被
計量物をそれぞれ収容する複数の筒状のタイミングホッ
パと、前記複数のタイミングホッパの並び方向に搬送方
向を一致させて前記複数のタイミングホッパの下方に配
置され、前記複数のタイミングホッパから排出される被
計量物を受けて前記集合位置側へ搬出するコンベアと、
前記複数のタイミングホッパのうち、少なくとも前記計
量ホッパから被計量物を受けたタイミングホッパを前記
集合位置から遠い方から順に開閉して、各タイミングホ
ッパ内の被計量物を前記コンベア上のほぼ同一位置に集
中するように排出させるタイミングホッパ開閉手段とを
設けている。
【0013】
【作用】このように構成したため、本発明の組合せ計量
装置では、横方向に直線状に並んだ複数の筒状の計量ホ
ッパに供給された被計量物のなかから、組合せに選定さ
れた被計量物は、各計量ホッパから対応するタイミング
ホッパへ排出される。複数のタイミングホッパのうち、
少なくとも計量ホッパから被計量物を受けたタイミング
ホッパは集合位置から遠い方から順に開閉されて、各タ
イミングホッパ内の被計量物が、その下方のコンベア上
のほぼ同一位置に集中するように排出され、ひとかたま
りとなって集合位置へ搬出される。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1〜図6は、粘着性を有する被計量物を計量
する一実施例の組合せ計量装置20の外観および各部の
概略構造を示している。これらの図において、組合せ計
量装置20の基台21の上には、略直方体状の筐体22
が支持されている。筐体22内の上部には、電磁式の振
動装置23が筐体22の幅方向に一列に並んで複数(こ
の例では10個)配置され、各振動装置23の振動軸2
3aが筐体22の上面22aから突出している。
【0015】各振動軸23aの上端には、樋状に形成さ
れた搬送トラフ24が、筐体22の前方へ向くようにそ
れぞれ取り付けられている。各搬送トラフ24には、図
示しないシュートやバケットコンベアあるいは手投入に
よって被計量物が供給される。
【0016】各振動装置23は所定時間の通電によっ
て、各搬送トラフ24を筐体22の前面側やや上方へ向
かって前後に振動させて、搬送トラフ24上の被計量物
を前端側へ振動搬送する。
【0017】各搬送トラフ24の前端の下方には、上下
が略四角形に開口された中空角筒状のプールホッパ25
がそれぞれ配置されている。プールホッパ25は、図4
に示すように、合成樹脂で形成され、上部の開口面より
やや小さな下部の開口面の前後の縁部には鍔部26が延
設され、一方の鍔部26には、2つの係止穴27が設け
られている。
【0018】各プールホッパ25は、筐体22の前面2
2bの左右に取り付けられた枠体28に支持されてい
る。即ち、各枠体28の前板28aの内側には、ピン固
定板29が5個ずつ所定間隔に取り付けられており、各
ピン固定板29には、プールホッパ25の係止穴27と
同一な間隔で係止ピン31が2本ずつ立設されている。
また、枠体28の前板28aと筐体22の前面22bと
の間には、それぞれ一対のガイド軸32が一対の係止ピ
ン31の両側に平行に架設され、各一対のガイド軸32
の上には、底板33がそれぞれ支持されている。各底板
33は、その背面側で一方のガイド軸32と係合して、
前後方向にスライド自在な状態で支持されている。
【0019】各プールホッパ25は、一対の係止ピン3
1に係止穴27を係止された状態で、底板33上に載置
されるようにして支持されている。
【0020】各底板33は、プールホッパ25の下側開
口面を塞ぐ大きさの略長方形に形成され、その一方の側
部の後部側は、筐体22の前面22bから突出するシリ
ンダ軸34aの先端に着脱自在に連結されている。筐体
22内に設けられた各シリンダ34は、底板33の前端
がプールホッパ25の後側の鍔部の下にくるまで各シリ
ンダ軸34aを引き込んで、各プールホッパの下側開口
面を開き、底板33の前端がプールホッパ25の前側の
鍔部の下にくるまで各シリンダ軸34aを押し出して、
各プールホッパ25の下側開口面を閉じる。
【0021】各プールホッパ25の下方には、プールホ
ッパ25と同一形状の計量ホッパ35が横方向に一列に
配置されている。
【0022】各計量ホッパ35は、プールホッパ25と
前後の向きが逆になる向きに支持されており、図5に示
すように、一方の鍔部36に設けられた2つの係止穴3
7は、筐体22の前面22bに支持された各ホッパ支持
体40に支持されている。
【0023】ホッパ支持体40の上面には2つの係止ピ
ン41が突設され、ホッパ支持体40の両端部には、係
止ピン41の間隔よりやや広い間隔で前方に向かって平
行に延びた一対のガイド軸42が取り付けられ、そのガ
イド軸42の上には、この一対のガイド軸42によって
ガイドされて、前後方向にスライド自在な底板43がそ
れぞれ支持されている。各計量ホッパ35は、一対の係
止ピン41に係止穴37を係止された状態で底板43上
に載置されるようにして支持されている。
【0024】各底板43は、プールホッパ25の底板3
3と全く同様に計量ホッパ35の下側開口面を塞ぐ大き
さの長方形に形成され、その一方の側部の後部側は、筐
体22の前面から突出するシリンダ軸44aの先端に着
脱自在に連結されている。筐体22内に設けられた各シ
リンダ44は、各シリンダ軸44aを押し出して、各底
板43を前方に移動させて各計量ホッパ35の下側開口
面を開き、各シリンダ軸44aを引き込んで、各底板4
3を筐体側に移動させて各計量ホッパ35の下側開口面
を閉じる。
【0025】各ホッパ支持体40は、筐体22の前面に
配置された円板状の連結板45に係止機構46を介して
着脱自在にそれぞれ連結されている。各連結板45は、
筐体内に計量器として固定された各ロードセル47に支
持されており、また、各シリンダ44も連結板45に対
して固定され、そのシリンダ軸44aは、連結板45を
挿通するようにして、筐体22の前方へ突出している。
【0026】したがって、各ロードセル47には、計量
ホッパ35、ホッパ支持体40、ガイド軸42、底板4
3、シリンダ44、連結板45および係止機構46の荷
重が定常的に加わりこの定常負荷に被計量物による荷重
が付加されることになる。各計量ホッパ35の下方に
は、プールホッパ25と同一形状のタイミングホッパ5
0がそれぞれ配置されている。
【0027】各タイミングホッパ50は、プールホッパ
25と全く同様に筐体22の前面側に横一列に支持され
ている。即ち、図4に示しているように、各タイミング
ホッパ50の下端の一方の鍔部51に設けられた2つの
係止穴52は、筐体22の前面22bの左右に固定され
た枠体53の前板53aの内縁のピン固定板54に突設
された係止ピン56に係止され、枠体53の前板53a
と筐体前面との間に平行に架設された1対のガイド軸5
8の上に支持されて前後にスライドする底板59の上に
載置されている。
【0028】各底板59は、タイミングホッパ50の下
側開口面を塞ぐ大きさの長方形に形成され、その一方の
側部の後部側は、筐体22の前面から突出するシリンダ
軸60aの先端に着脱自在に連結されている。筐体22
内の各シリンダ60は、各シリンダ軸60aを引き込ん
で、各底板59を筐体22側に移動させて各タイミング
ホッパ50の下側開口面を開き、各シリンダ軸60aを
押し出して、各底板59を前方に移動させて各タイミン
グホッパ50の下側開口面を閉じる。
【0029】複数(この実施例では10個)のタイミン
グホッパ50の下方には、2つのコンベア65、66が
左右に配置されている。2つのコンベア65、66は、
左右対称に形成されており、左側のコンベア65は左側
5個のタイミングホッパから排出される被計量物を受け
て右端に搬送し、右側のコンベア66は右側5個のタイ
ミングホッパから排出される被計量物を受けて左端に搬
送する。
【0030】2つのコンベア65、66は、一対のロー
ラ67、68と、そのローラ間に掛け渡された搬送ベル
ト69と、筐体22内にあって一方のローラ67を回転
駆動するモータ70からなり、一対のローラ67、68
は、その一端側を筐体22の前面22bに回動自在に支
持され、筐体22の前面に直交する向きで横方向に平行
に並んでおり、各タイミングホッパ50から排出される
被計量物を搬送ベルト69の上面でそれぞれ受けて、一
方のローラ67側へ搬送する。
【0031】なお、各コンベア65、66のローラ間に
は、搬送ベルト69をその下面から支えて、被計量物の
重みによる搬送ベルトの歪みを防止するため部材(図示
せず)が設けられている。
【0032】2つのコンベア65、66の間の下方に
は、漏斗状の集合シュート80が支持されている。
【0033】集合シュート80の上部開口面81は、図
6に示すように、コンベア65、66の端から搬出され
る被計量物を受け入れるのに必要最小限の大きさの四角
形状に形成され、受け入れた粘着性のある被計量物を確
実に排出できるように、上部開口面81から下部の排出
口82までの内壁面の傾斜はきつくなっている。
【0034】集合シュート80は、筐体22の前面22
bから前方へ平行に突設された一対の支持材83によっ
て前方への引出しが自在な状態で支持されている。集合
シュート80の上部開口面81の左側の縁部とコンベア
65の右端の下面との間および上部開口面81の右側の
縁部とコンベア66の左端の下面との間には、長板状の
戻り規制板84、85が、各コンベアの幅方向に沿って
配置されている。
【0035】戻り規制板84、85は、薄い長方形状で
ほぼコンベア65、66のベルト幅にほぼ等しい長さを
有し、その上縁部84a、85aが、コンベア65、6
6の下面側の搬送ベルトに近接(ほとんど接している)
する状態で、下縁部84b、85bが筐体22の前面か
ら前方へ向かって平行に突出する1対の回転軸86、8
7に固定されている。
【0036】回転軸86、87は、筐体22内に設けら
れた2つのモータ88、89によって、戻り規制板8
4、85を集合シュート80の内方側へ向かって所定角
度回転して、元の位置に戻るように駆動される。
【0037】前述した各振動装置23、シリンダ34、
44、60、モータ70、70およびモータ85、89
は、図7に示す制御部によって制御される。
【0038】即ち、組合せ選定手段90は、前記各ロー
ドセル47の出力信号から各計量ホッパに供給された被
計量物の重量を検出し、この重量値の合計が予め設定さ
れた目標重量に近いか等しくなる被計量物の組合せを選
定して、その組合せに選定した被計量物を収容している
計量ホッパを指定する組合せ信号を、計量ホッパ開閉手
段91に出力する。
【0039】計量ホッパ開閉手段91は、組合せ信号に
よって指定された計量ホッパ35に対応するシリンダ4
4をほぼ同時に駆動して底板43を開閉して、組合せに
選定された被計量物を一斉に排出させるとともに、これ
ら被計量物を排出して空になった計量ホッパ(即ち、計
量ホッパから被計量物を受けたタイミングホッパ)を指
定する計量ホッパ排出信号(例えば、各計量ホッパ35
に1ビットずつ対応させた10ビットの信号で、空にな
った計量ホッパ、即ち被計量物を受けたタイミングホッ
パに対応するビットのデータのみが〔1〕となるような
信号)をプールホッパ開閉手段92およびタイミングホ
ッパ開閉手段94に出力する。なお、計量ホッパ開閉手
段92は、後述するタイミングホッパ開閉手段94から
の計量ホッパ開閉許可信号を受けた状態で組合せ選定手
段90からの組合せ信号を受け付ける。
【0040】プールホッパ開閉手段92は、計量ホッパ
排出信号で指定された計量ホッパに対応するプールホッ
パ25のシリンダ34をほぼ同時に駆動して底板33を
開閉して、空になった計量ホッパへ被計量物を供給する
とともに、この排出によって空になったプールホッパを
指定するプールホッパ排出信号をフィーダ駆動手段93
に出力する。フィーダ駆動手段93は、このプールホッ
パ排出信号によって指定されたプールホッパに対応する
振動装置24を所定時間駆動して、空になったプールホ
ッパ25に被計量物を供給する。
【0041】一方、タイミングホッパ開閉手段94は、
計量ホッパ開閉手段91からの計量ホッパ排出信号を一
旦記憶し、集合信号を受ける毎にコンベア駆動回路10
2を起動してコンベア65、66を所定速度Vでほぼ半
周分駆動させるとともに、複数のタイミングホッパ50
のうち、集合シュート80から最も遠い両端のタイミン
グホッパ50、50から最も近い内側のタイミングホッ
パ50、50までコンベア65、66の搬送速度に対応
した時間間隔で順番に指定してゆき、指定したタイミン
グホッパに被計量物が収容されているときには、そのタ
イミングホッパ50を開閉して被計量物を排出させ、各
タイミングホッパ50に収容されている被計量物をコン
ベア65、66上の同一位置に集中させながら、集合シ
ュート80側に搬送させる。
【0042】このような動作を行うためにタイミングホ
ッパ開閉手段94は、例えば、図8に示すように構成さ
れている。
【0043】即ち、ラッチ回路95は、計量ホッパ開閉
手段91から出力される計量ホッパ排出信号を、被計量
物が収容されているタイミングホッパを示す信号として
一時記憶する。このラッチ回路95は、タイミングホッ
パ50(計量ホッパ35)の数に対応した10ビットの
もので、最上位と最下位のビット95a、95jは、集
合シュート80に最も遠い位置にある両端(左から一番
目と10番目)のタイミングホッパ50、50にそれぞ
れ対応し、ビット95b、95iは左から2番目と9番
目のタイミングホッパ50、50にそれぞれ対応し、ビ
ット95c、95hは左から3番目と8番目のタイミン
グホッパ50、50にそれぞれ対応し、ビット95d、
95gは左から4番目と7番目のタイミングホッパ5
0、50にそれぞれ対応し、ビット95e、95fは集
合シュート80に最も近い左から5番目と6番目のタイ
ミングホッパ50、50にそれぞれ対応している。
【0044】ラッチ回路95に記憶された各ビットのデ
ータは、選択回路95のスイッチ(アンド回路等)96
a〜96jにそれぞれ入力される。選択回路95の各ス
イッチ96a〜96jは、後述するシフト回路100か
らの〔1〕の指定出力を受けて順次オンして、ラッチ回
路95の各ビットのデータを選択的に出力する。即ち、
スイッチ96a、96jはシフト回路100の出力Q1
にデータ〔1〕が出力されたときにオンし、スイッチ9
6b、96iはシフト回路100の出力Q2にデータ
〔1〕が出力されたときにオンし、スイッチ96c、9
6hはシフト回路100の出力Q3にデータ〔1〕が出
力されたときにオンし、スイッチ96d、96gはシフ
ト回路100の出力Q4にデータ〔1〕が出力されたと
きにオンし、スイッチ96e、96fはシフト回路10
0の出力Q5にデータ〔1〕が出力されたときにオンす
る。
【0045】選択回路95から出力されるデータは、そ
れぞれシリンダ駆動回路97a〜97jに入力される。
シリンダ駆動回路97a〜97jは、〔1〕のデータを
受けると、それぞれ対応するタイミングホッパ50のシ
リンダ60を駆動して、タイミングホッパ50を開閉す
る。
【0046】シフト回路100は、後述するスタート/
ストップ回路101からのスタート信号を受けると、2
個一組で5組あるタイミングホッパ50を集合シュート
80から遠い方から順番に1組ずつ指定するためのデー
タ〔1〕の信号を、出力Q1〜Q5に対して、コンベア
65、66の搬送速度Vでタイミングホッパ50同士の
間隔Pを除算した値に等しい時間間隔Tc(=P/V)
で、Q1→Q2→Q3→Q4→Q5の順にシフトしなが
ら出力する。
【0047】スタート/ストップ回路101は、集合信
号を受けるとシフト回路100へスタート信号を出力
し、シフト回路100の出力Q5にデータ〔1〕が出力
された後、シフト回路100へストップ信号を出力し
て、シフト回路100の全ての出力Q1〜Q5を
〔0〕
の状態にするとともに、計量ホッパ開閉手段91に対し
て計量ホッパ開閉許可信号を出力する。このスタート/
ストップ回路101のスタート信号は、コンベア65、
66を起動する信号として、コンベア駆動手段102へ
出力される。
【0048】また、スタート/ストップ回路101に入
力される集合信号は、例えば、集合シュート80から搬
出される被計量物を容器に受けて搬送するためのライン
等の外部装置から入力される場合と、この組合せ計量装
置自身が発生する場合とがあるが、ここでは、この組合
せ計量装置自身が、前記ラインの被計量物受け入れ準備
ができていることを確認しながら、各計量ホッパ35か
ら各タイミングホッパ50へ被計量物を排出した直後に
集合信号を発生するものとする。
【0049】一方、コンベア駆動手段102は、スター
ト/ストップ回路101からのスタート信号を受ける毎
に、コンベア65、66をほぼ半周分所定速度Vで駆動
し、その半周分の駆動が完了するタイミングに、戻り規
制板駆動手段103へ起動信号を出力する。戻り規制板
駆動手段103は、コンベア駆動手段102からの起動
信号を受けたときに、モータ88、89を駆動して、各
戻り規制板84、85を集合シュート80側へ所定角度
回動させて再び元の位置に戻す。
【0050】次に、この組合せ計量装置の動作を図9に
基づいて説明する。なお、図9では、プールホッパ25
を省略するとともに、被計量物を斜線で示している。
【0051】予め、全ての搬送トラフ24、プールホッ
パ25、計量ホッパ35には被計量物が供給されている
ものとする。
【0052】ここで、組合せ選定手段90は、各計量ホ
ッパ35に収容されている被計量物の重量をロードセル
47からの信号によって検出し、その重量値の合計が予
め設定されている目標重量に近いか等しくなる被計量物
の組合せを選定する。
【0053】そして、例えば、左から2、5、9、10
番目の4つの計量ホッパ35に収容されている被計量物
が組合せに選定されると、これに対応する組合せ信号が
計量ホッパ開閉手段91に出力され、この組合せ信号に
よって指定された計量ホッパ35が開閉されて、組合せ
に選定された各被計量物は、図9の(a)に示すよう
に、左から2、5、9、10番目のタイミングホッパ5
0へほぼ同時に排出される。
【0054】また、このとき、計量ホッパ排出信号がプ
ールホッパ開閉手段92およびタイミングホッパ開閉手
段94へ出力され、タイミングホッパ開閉手段94のラ
ッチ回路95には、図8に示したように、被計量物を収
容したタイミングホッパ50に対応するデータが〔1〕
となる計量ホッパ排出信号〔0100100011〕が
ラッチされる。
【0055】空になった4つの計量ホッパ35に対応す
るプールホッパ25は、プールホッパ開閉手段92によ
って開閉され、図9の(b)のように新たな被計量物が
直ちに供給されて、その被計量物の計量が行われる。ま
た、空になった各プールホッパ25に対応する搬送トラ
フ24は、フィーダ駆動手段93によって振動駆動され
て、新たな被計量物が空のプールホッパ25に供給され
て、計量ホッパ35への次の供給に備える。
【0056】一方、タイミングホッパ開閉手段94に
は、各計量ホッパ35から被計量物が排出された直後に
集合信号が入力されるため、コンベア駆動手段102に
よってコンベア65、66のモータ70、70が駆動さ
れ、両コンベア65、66が同一速度Vで集合シュート
80側へ搬送駆動されるとともに、タイミングホッパ開
閉手段94によって、被計量物を収容しているタイミン
グホッパ50が、集合シュート80に遠い方から順に開
閉される。
【0057】即ち、各計量ホッパ35から被計量物が排
出された直後には、シフト回路100の出力Q1が
〔1〕となり、集合シュート80から最も遠い左から1
番目と10番目のタイミングホッパ50、50が指定さ
れ、そのラッチデータ
〔0〕、〔1〕がシリンダ駆動回
路97a、97jへ出力され、被計量物を受けた左から
10番目のタイミングホッパ50が開閉されて、図9の
(b)のようにその被計量物がコンベア66上に排出さ
れる。
【0058】そして、この左から10番目のタイミング
ホッパ50から排出された被計量物がちょうどその左隣
(左から9番目)のタイミングホッパ50の下方まで搬
送されたタイミングには、シフト回路100の出力Q2
が〔1〕となり、左から2番目と9番目のタイミングホ
ッパ50、50が指定され、そのラッチデータ〔1〕、
〔1〕が選択されて、図9の(c)のように、左から2
番目と9番目のタイミングホッパ50、50が開閉され
て、その2つのタイミングホッパ50、50に収容され
ている被計量物がコンベア65、66上にそれぞれ排出
される。したがって、左から9番目のタイミングホッパ
50に収容されていた被計量物は、左から10番目のタ
イミングホッパからコンベア66上に排出された被計量
物の上に重なるように排出されることになる。
【0059】さらに、コンベア65、66上の被計量物
が、左から3番目と8番目のタイミングホッパの下方ま
で搬送されたときには、この2つのタイミングホッパが
指定されるが、両ホッパに被計量物が収容されていない
ので、これらのタイミングホッパは開閉されない。これ
は、左から4番目と7番目のタイミングホッパが指定さ
れたときも同様である。
【0060】そして、コンベア65、66上の被計量物
が集合シュート80に最も近い左から5番目と6番目の
タイミングホッパ50、50の下方まで搬送されたタイ
ミングには、シフト回路100の出力Q5が〔1〕とな
り、その5番目と6番目のタイミングホッパが指定さ
れ、そのラッチデータ〔1〕、
〔0〕が選択されて図9
の(d)のように、被計量物を収容している5番目のタ
イミングホッパ50が開閉されてその被計量物がコンベ
ア65上に排出される。この5番目のタイミングホッパ
に収容されていた被計量物も、左から2番目のタイミン
グホッパ50からコンベア65上に排出された被計量物
の上に重なるように排出される。
【0061】集合シュート80に最も近い内側の2つの
タイミングホッパ50の被計量物が排出されると、タイ
ミングホッパ開閉手段94から計量ホッパ開閉手段92
へ計量ホッパ排出許可信号が出力され、それ以前に組合
せ選定手段90によって既に組合せ選定された次の組の
被計量物が、計量ホッパ開閉手段91によって各タイミ
ングホッパ50へ直ちに排出されて図9の(a)と同様
な状態に戻り、その直後に次の集合信号が入力されるこ
とになる。
【0062】一方、コンベア65、66上の狭い範囲で
盛り上がるように集合されながら、集合シュート80側
へ搬送された被計量物は、各コンベア65、66の一端
側からほぼ同時に搬出される。このとき、各コンベア6
5、66の搬送面に接していない被計量物と搬送面に弱
い粘着力で接している被計量物は、図10の(a)に示
すように各コンベア65、66の端から集合シュート8
0内に落下する。
【0063】そして、コンベア65、66の搬送面に強
い粘着力で接していて、集合シュート80内へ落下せず
にコンベアの下面側に回り込んだ僅かな被計量物も、戻
り規制板84、85の上縁部84a、85aによって搬
送ベルトからかき落とされて、集合シュート80内へ落
下し、さらに、コンベア65、66の半周分の駆動が完
了するタイミングに、図10の(b)のように、戻り規
制板84、85が集合シュート80の内方へ向かって所
定角度回転して元に戻るので、戻り規制板84、85に
付着した被計量物も集合シュート80内へ落下する。
【0064】以下、同様に各計量ホッパ35で計量され
て組合せ選定された被計量物は、一旦タイミングホッパ
50に収容されてから、コンベア65、66上の同一位
置に集中するように集合シュート80から遠い順に排出
され、ひとかたまりになって集合シュート80へ搬出さ
れ、集合シュート80から排出されてゆく。なお、前記
したように、各計量ホッパ35から被計量物が排出され
る毎に集合信号が入力されている間、コンベア65、6
6は、停止する前に再起動されるので連続的に駆動され
ることになる。
【0065】図11は、前記したように、各計量ホッパ
35からタイミングホッパ50へ被計量物が排出された
直後に集合信号が入力される場合における、計量ホッパ
の開閉タイミングと各タイミングホッパの開閉タイミン
グの関係を示すタイミングチャートである。
【0066】このタイミングチャートからわかるよう
に、この実施例の組合せ計量装置では、組合せに選定さ
れた被計量物を収容している各計量ホッパ35が開らい
た直後に、集合位置である集合シュート80から最も遠
い左から1番目と10番目のタイミングホッパが開き、
以後、コンベア65、66の速度Vでタイミングホッパ
の間隔Pを除算した時間間隔Tc(=P/V)で、集合
シュート80に近い方へ向かってタイミングホッパが順
番に開閉されて、集合シュート80に最も近いタイミン
グホッパが開閉した直後に、次の組合せに選定されてい
る被計量物を収容している計量ホッパが開閉されるとい
う、動作を繰り返している。
【0067】したがって、この組合せ計量装置20にお
いて、集合シュート80へ被計量物の組が搬出される周
期は、集合シュート80に最も遠い両端のタイミングホ
ッパの開閉タイミングから、集合位置に最も近い内側の
タイミングホッパ50の開閉タイミングまでの時間T
(=4・P/V=L/V)と、次の組合せに選定された
被計量物を計量ホッパ35からタイミングホッパ50へ
排出するための時間Tbを加えたT+Tbとなる。
【0068】ここで、時間Tbは計量ホッパ35の開閉
時間によるもので、各組の被計量物の混ざりを防ぐため
に必要な時間Taに比べて格段に短く、しかも、組合せ
に選定された被計量物はコンベア上のほぼ同一位置に集
中するように排出されるので、先に組合せに選定された
組の被計量物の後端と、次に組合せに選定された組の被
計量物の先端とが、コンベア65、66から搬出される
時間差も、前記時間T以上となり、時間Taより大で各
組の被計量物の混ざりを防ぐのに十分な時間間隔を設け
ることができる。
【0069】したがって、タイミングホッパを設けない
場合に比べて格段に短い周期で被計量物を集合位置へ排
出させることができ、戻り駆動の不要なコンベアを使用
したことによる運転効率の向上効果を十分発揮させるこ
とができる。
【0070】また、被計量物をコンベア65、66上の
狭い範囲に集合させて集合シュート80へ搬出している
ので、コンベアの搬送面に接する被計量物の量が少なく
て済み、コンベアの汚れも少なく、コンベア上からほと
んどの被計量物を集合位置へ搬出させることができ、た
とえ、被計量物が下面側に回り込んだとしてもその量を
僅少にでき、簡単な書き落とし機構で集合シュート80
内へ排出できる。
【0071】
【他の実施例】前記実施例では、複数のタイミングホッ
パのうち被計量物が収容されているタイミングホッパだ
けを開閉していたが、集合位置に遠い方から順番に指定
したタイミングホッパを被計量物の有無に関係なく開閉
して、コンベア上のほぼ同一位置に被計量物を集中させ
るように排出してもよい。
【0072】また、前記実施例では、1つのコンベア上
にある複数のタイミングホッパに対して集合位置から遠
い方のものから近いものへ向かって1つずつ順番に指定
していたが、例えば、1つのコンベア上にある複数(例
えば8個)のタイミングホッパを、隣合うもの同士で複
数個(例えば2個)を1組として複数組(例えば4組)
に分け、集合位置から遠い順にタイミングホッパを1組
ずつ指定するようにしてもよい。この場合でも、組合せ
に選定された被計量物を同時にコンベア上に排出するよ
りも、高い効率で集合排出が行え、また、コンベア上で
の被計量物の分散が少なくて済む。
【0073】また、前記実施例では、各計量ホッパ35
の下方にそれぞれ1個ずつタイミングホッパ50を設け
ていたが、集合位置から最も遠い計量ホッパの下方には
タイミングホッパを設けずに、集合位置から最も遠い計
量ホッパから排出される被計量物を直接コンベア上に排
出するようにしてもよい。このようにした場合には、前
記実施例よりも、集合位置から最も遠い計量ホッパから
排出された被計量物がタイミングホッパ内に止まる時間
分だけ集合排出効率が向上する。
【0074】また、前記実施例では、集合位置に最も近
いタイミングホッパの開閉タイミングの後に、次の組合
せの被計量物を各計量ホッパから各タイミングホッパへ
移してから、コンベア上に順次排出するようにして、各
組の被計量物同士の隙間をほぼ時間Tに相当する距離だ
けとっていたが、被計量物の粘着性が比較的少なく集合
位置での被計量物の分離がより短時間に行えて、その隙
間が、例えば、タイミングホッパの間隔Pの2倍程度の
隙間でも十分な場合には、前記図11における時間Tb
とTaとの差が少なくなってしまう。
【0075】このような場合には、組合せ選定手段90
において、前回の組合せに選定されなかった被計量物の
なかから次の組合せを選定し、前回の組合せに選定され
た被計量物の少なくとも一部がタイミングホッパ内にあ
るうちに、次回の組合せに選定された被計量物を他のタ
イミングホッパに収容させて、これらの被計量物を集合
位置から遠い順に排出させて、コンベア上で2組以上の
被計量物が、ホッパ2個分の隙間をもって同時に搬送す
るようにしてもよい。
【0076】この場合、前記したタイミングホッパ開閉
手段94を、例えば図13に示すように、それぞれ2つ
ずつのラッチ回路951 、952 、選択回路961 、9
2、シフト回路1001 、1002 およびスタート/
ストップ回路1011 、1012 と、計量ホッパ排出信
号をラッチ回路951 、952 に対して交互に入力させ
るスイッチ105と、集合信号をスタート/ストップ回
路1011 、1012に対して交互に入力させるスイッ
チ106とによって構成する(シリンダ駆動回路97a
〜97jは図示せず)。
【0077】そして、図示しないスイッチ制御回路によ
って、計量ホッパ排出信号が一方のラッチ回路にラッチ
されると、スイッチ105を他方のラッチ回路側に切り
換えるように制御し、計量ホッパ排出信号が先にラッチ
されている方のスタート/ストップ回路に集合信号が入
力されると、スイッチ106を計量排出信号が後からラ
ッチされたスタート/ストップ回路側に切り換えるよう
に制御する。また、集合信号は、一方のシフト回路が、
停止状態か、あるいは、出力Q4または出力Q5が
〔1〕のときに、他方のシフト回路側のスタート/スト
ップ回路へ入力されるようにし、また、計量ホッパ開閉
手段91は、スタート/ストップ回路1011 、101
2 の少なくともどちらか一方からの計量ホッパ開閉許可
信号を受けたときに、組合せに選定されている被計量物
を計量ホッパから排出させるようにする。
【0078】このようにタイミングホッパ開閉手段94
を構成したときの動作を前記図9の(a)、(b)およ
び図14に基づいて説明する。予め、スイッチ105は
ラッチ回路951 側に接続され、スイッチ106はスタ
ート/ストップ回路1011 側に接続されているものと
する。
【0079】ここで、各計量ホッパ35に収容されてい
る被計量物のうち、前記同様に、左から2、5、9、1
0番目の計量ホッパの被計量物が第1回目の組合せに選
定されると、前記図9の(a)に示したように、その被
計量物がそれぞれ対応する各タイミングホッパ50に排
出されて、図9の(b)のように、空になった計量ホッ
パ50にプールホッパ25から被計量物が供給され、計
量ホッパ排出信号がタイミングホッパ開閉手段94の一
方のラッチ回路951 にラッチされ、このラッチ後にス
イッチ105が他方のラッチ回路952 側に切り換わ
る。
【0080】そして、集合信号がスタート/ストップ回
路1011 に入力されて、コンベア65、66が駆動さ
れ、シフト回路1001 の出力Q1にデータ〔1〕が出
力されて、図9の(b)のように、左から10番目のタ
イミングホッパ50に収容されている被計量物がコンベ
ア66に排出され、集合位置側へ搬送される。
【0081】この間に、組合せ選定手段90は、被計量
物が新たに供給されてまだ計量が完了していない2、
5、9、10番目の計量ホッパを除いて第2回目の組合
せ選定を行なう。
【0082】そして、この第2回目の組合せ選定によっ
て、例えば、左から1、4、7番目の計量ホッパ35に
収容されている被計量物が組合せに選定されると、これ
らの被計量物は、図12の(a)のように、それぞれ対
応するタイミングホッパ50に収容され、この1、4、
7番目の計量ホッパに対応する計量ホッパ排出信号がタ
イミングホッパ開閉手段94の他方側のラッチ回路95
2 へラッチされる。
【0083】そして、ラッチ回路952 へ計量ホッパ排
出信号がラッチされると、スイッチ106はスタート/
ストップ回路1012 側に切り換わり、スッチ105は
ラッチ回路951 側に戻り、組合せ選定手段90では、
この1、4、7番目の計量ホッパ以外の計量ホッパに収
容されている被計量物による第3回目の組合せ選定を行
う。
【0084】そして、前述したように、第1回目の組合
せに選定されて左から2、5、9、10番目のタイミン
グホッパ50に収容されている被計量物は、シフト回路
1001 と選択回路961 によって、図12の(a)〜
(c)のように、コンベア65、66上で集合されなが
ら集合位置(集合シュート80)側へ搬送される。
【0085】ここで、例えば、第1回目の組合せに選定
された被計量物が、左から4、7番目のタイミングホッ
パ50の下方まで搬送されたタイミングに、次の集合信
号が入力されると、シフト回路1002 が起動されて、
図12の(b)に示すように、第2回目の組合せに選定
された被計量物を収容しているタイミングホッパのう
ち、集合位置に最も遠い左から1番目のタイミングホッ
パ50が開閉され、その被計量物がコンベア65上に排
出されて、第1回目の組合せに選定された被計量物から
ホッパ3個分遅れて集合位置側へ搬送される。
【0086】そして、図12の(d)のように、第1回
目の組合せに選定された被計量物がコンベア65、66
から集合位置に搬出されて、第2回目の組合せに選定さ
れた被計量物が左から3、8番目のタイミングホッパ5
0の下方まで搬送されたタイミングに、シフト回路10
1 から計量ホッパ開閉許可信号が出力されると、第3
回目の組合せに選定されている被計量物、例えば、左か
ら3、8、10番目の計量ホッパに収容されている被計
量物がそれぞれ対応するプールホッパ50に排出され、
次の集合信号の入力に備える。
【0087】さらに、図12の(e)のように、第2回
目の組合せに選定された被計量物が左から4、7番目の
タイミングホッパ50の下方まで搬送されたときに、次
の集合信号が入力されると、第3回目の組合せに選定さ
れた被計量物のうち、最も集合位置に遠い左から10番
目のタイミングホッパ50に収容されていた被計量物が
コンベア66に排出され、第2回目の組合せに選定され
た被計量物に続いて集合シュート80側へ搬送され、左
から8番目のタイミングホッパの被計量物とひとかたま
りになって、集合位置へ搬出される。
【0088】このようにして、各組の被計量物は、3・
Tcの時間間隔で順次集合位置へ搬出され、前の組の被
計量物の後端と次の組の被計量物の先端とが、ほぼ2・
Tcの時間差をもって排出されていくことになり、コン
ベア65、66の搬送速度が前記実施例の組合せ計量装
置と同一であれば、前記実施例の排出効率よりさらに高
い効率で被計量物を集合排出できる。
【0089】また、逆に、コンベアの搬送速度を前記実
施例の場合より遅くしても、前記実施例と同等の排出効
率が得られる。これは、被計量物が変形や破損しやすく
コンベアの搬送速度を高くできない場合に特に有効であ
る。
【0090】なお、このようにコンベア上で被計量物を
集合させながら複数組搬送させる場合には、コンベア6
5、66を常時駆動するとともに1組の被計量物がコン
ベア65、66から搬出されるタイミングに戻り規制板
駆動手段103を起動するようにすればよい。
【0091】また、この例ではタイミングホッパおよび
計量ホッパを10個ずつ有し、その3〜4個の計量ホッ
パ内の被計量物の組合せで設定目標量に近い被計量物を
得るようにしていたが、計量ホッパおよびタイミングホ
ッパを例えば20個ずつにするとともに、4〜5個の計
量ホッパの被計量物の組合せで設定目標量に近い被計量
物を得るようにした場合には、第1回目の組合せに選定
された4〜5個の計量ホッパを除いて第2回目の組合せ
を選定し、第2回目の組合せに選定した4〜5個の計量
ホッパと前回の組合せ(第1回の組合せ)に選定された
4〜5個の計量ホッパとを除いて第3回目の組合せを選
定し、以後は、前回と前前回の組合せに選定された計量
ホッパを除いて組合せを選定するようにしても、常に1
0個以上の計量ホッパで組合せを選定することができ
る。したがって、これに合わせて、タイミングホッパ開
閉手段のラッチ回路、選択回路、シフト回路等の組を図
12のものにさらに1組増して3組とすれば、さらに、
高い効率で被計量物を集合排出できる。また、逆に搬送
速度を前記実施例の1/3程度に遅くしても、前記実施
例と同等の効率を維持でき、破損しやすい被計量物をよ
り安全に集合することができる。
【0092】また、前記実施例では、組合せに選定され
た被計量物を2本のコンベアを用いて集合していたが、
1本のコンベアで全てのタイミングホッパから排出され
る被計量物を受けるようにしたり、あるいは、計量ホッ
パおよびタイミングホッパを3組以上に分けて、各組の
タイミングホッパから排出される被計量物を3本以上の
コンベアで受けるようにしてもよい。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の組合せ計
量装置は、横方向に直線状に並んだ複数の筒状の計量ホ
ッパで計量されて組合せに選定された被計量物をそれぞ
れ受けるための複数のタイミングホッパと、各タイミン
グホッパから排出された被計量物を集合位置へ搬出する
コンベアとを有し、複数のタイミングホッパのうち、少
なくとも被計量物を受けたタイミングホッパを集合位置
に最も遠い方から順に開閉して、各タイミングホッパに
収容されていた被計量物をコンベア上のほぼ同一位置に
集中させるように排出して、集合位置側へ搬送するよう
にしている。
【0094】このため、前の組合せに選定された被計量
物と次の組合せに選定された被計量物との隙間が十分に
確保された状態で各被計量物の排出効率を格段に向上さ
せることができ、また、コンベアの汚れや被計量物の粘
着を少なくすることができ、粘着性のある被計量物を効
率よく排出集合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の外観を示す概略斜視図
【図2】一実施例の概略正面図
【図3】一実施例の概略側面図
【図4】一実施例の要部の拡大斜視図
【図5】一実施例の要部の拡大斜視図
【図6】一実施例の要部の拡大斜視図
【図7】一実施例の制御部の構成を示すブロック図
【図8】図7の要部の具体的な構成を示すブロック図
【図9】一実施例の動作を説明するための概略図
【図10】一実施例の動作を説明するための概略図
【図11】一実施例のホッパの開閉タイミングを示す図
【図12】本発明の他の実施例の要部のブロック図
【図13】本発明の他の実施例による動作を説明するた
めの概略図
【図14】コンベアを用いた組合せ計量装置を説明する
ための図
【符号の説明】
20 組合せ計量装置 25 プールホッパ 35 計量ホッパ 50 タイミングホッパ 65、66 コンベア 80 集合シュート 90 組合せ選定手段 91 計量ホッパ開閉手段 94 タイミングホッパ開閉手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横方向に直線状に並ぶように配置された複
    数の筒状の計量ホッパに被計量物を供給して計量し、該
    計量した被計量物のうち、その計量値の合計が設定目標
    量に近いか等しくなる被計量物の組合せを選定し、該組
    合せに選定した被計量物を計量ホッパからほぼ一斉に排
    出して所定の集合位置へ集合させる組合せ計量装置にお
    いて、 前記複数の計量ホッパの下方にそれぞれ配置され、前記
    計量ホッパから排出された被計量物をそれぞれ収容する
    複数の筒状のタイミングホッパと、 前記複数のタイミングホッパの並び方向に搬送方向を一
    致させて前記複数のタイミングホッパの下方に配置さ
    れ、前記複数のタイミングホッパから排出される被計量
    物を受けて前記集合位置側へ搬出するコンベアと、 前記複数のタイミングホッパのうち、少なくとも前記計
    量ホッパから被計量物を受けたタイミングホッパを前記
    集合位置から遠い方から順に開閉して、各タイミングホ
    ッパ内の被計量物を前記コンベア上のほぼ同一位置に集
    中するように排出させるタイミングホッパ開閉手段とを
    設けたことを特徴とする組合せ計量装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017227576A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 大和製衡株式会社 組合せ秤
CN113494953A (zh) * 2020-03-19 2021-10-12 株式会社石田 计量装置

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