JPH0763523A - 切板の走間長さ測定装置 - Google Patents

切板の走間長さ測定装置

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JPH0763523A
JPH0763523A JP21112793A JP21112793A JPH0763523A JP H0763523 A JPH0763523 A JP H0763523A JP 21112793 A JP21112793 A JP 21112793A JP 21112793 A JP21112793 A JP 21112793A JP H0763523 A JPH0763523 A JP H0763523A
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JP
Japan
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length
cutting plate
cut plate
measuring
measured
Prior art date
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Pending
Application number
JP21112793A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Nishiyama
忠男 西山
Koji Katsushima
剛二 勝島
Kazuo Fujii
和夫 藤井
Takeshi Takano
武 高野
Masabumi Tanaka
正文 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH0763523A publication Critical patent/JPH0763523A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切板の走間長さ測定装置を提供する。 【構成】 2分割されたコンベアベルト3a,3bの長
手方向中央部付近に切板10の有無を検出する2台のタイ
ミングセンサ14a, 14bを所定の間隔で配設するととも
に、これらタイミングセンサ14a, 14b間のほぼ中央部
に切板10の長さを測定する1台の非接触式長さ計15を配
設して、2台のタイミングセンサ14a,14bがONの間に
非接触式長さ計15で長さを測定することにより、オンラ
インで切板長さの全数検査を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は切板の走間長さ測定装置
に係り、特に剪断ラインにおいて金属ストリップから剪
断された切板の走間長さ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷延鋼板、ステンレス鋼板、ブ
リキ、ティンフリー材などの鋼板やアルミ板などの金属
ストリップは、シート状に剪断して切板として需要家に
供給される。そのため、素材供給メーカにおいては切板
を製造するべく、剪断ラインを設備するのが普通であ
る。
【0003】このような剪断ラインは、図5に示すよう
に、ペイオフリール1、剪断機2、コンベアベルト3、
リジェクトパイラ4、プライムパイラ5などから構成さ
れるのが一般的である。そして、ペイオフリール1に装
着されたコイル6から巻き戻された金属ストリップ7は
ガイドロール8、ピンチロール9などを介して剪断機2
に送り込まれて切板10に切断され、長さ測定装置11によ
ってその切断長さを測定され、合格品はプライムパイラ
5にパイリングされ、不合格品はリジェクトパイラ4に
送りこまれる。
【0004】この剪断ラインで剪断される切板10の長さ
精度に対する要求は厳しく、たとえば食缶用の場合は製
品寸法に対して±1.0mm 以下の精度が要求されている。
しかもこの要求精度は近年ますます厳しくなる傾向にあ
る。そこで、素材供給メーカでは、上記の要求精度を実
現するために、剪断された切板を抜き取り検査によって
オフラインでノギスなどにより実測を行って、基準内に
収まるかどうかのチェックを行っているのが現状であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た抜き取り検査によって不良品が発生したことが判明す
るとその回収などに多くの人手を要することになるか
ら、それを避けるために、通常はライン速度を下げて操
業するなどの処置がとられるのであるが、そうするとラ
インの生産能率が低下するという問題が発生することに
なる。また、切板の抜き取り検査される枚数はごく一部
であるから、全数保証という品質保証の要請に対して大
きな弱点とされ、検査作業の負荷が大きいという問題も
惹起している。さらに、抜き取り検査の行われたサンプ
ルは測定中にすり疵などの発生が避けられず、その分製
品にできないから歩留りが低下する問題がある。
【0006】本発明は、上記のような従来技術の課題を
解決すべくしてなされたものであって、オンラインでの
切板長さを測定して、全数保証を可能にした切板の走間
長さ測定装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンベアベル
ト上を搬送される走行中の切板の長さを測定する装置に
おいて、前記コンベアベルトの長手方向中央部付近に切
板の有無を検出する2台のタイミングセンサを所定の間
隔で配設するとともに、これらタイミングセンサ間のほ
ぼ中央部に切板の長さを測定する1台の非接触式長さ計
を配設することを特徴とする切板の走間長さ測定装置で
ある。
【0008】なお、前記コンベアベルトの長手方向側部
付近に切板の端部を検出する2台のエッジ検出センサを
所定の間隔で配設することができる。
【0009】
【作 用】本発明によれば、2台のタイミングセンサと
1台の非接触式長さ計を組み合わせて、2台のタイミン
グセンサが同時に切板を検出している間における切板の
走間長さを非接触式長さ計によって測定するようにした
ので、その測定値と2台のタイミングセンサの間隔長さ
とから切板の全長をオンラインで測定することができ、
これによって切板全数の長さ測定が可能である。
【0010】なお、2台のエッジ検出センサを併せて用
いることにより、たとえ切板が斜め状態で搬送されたと
しても、その傾き分の誤差を補正することができる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例について、図面を参
照して詳しく説明する。図1は本発明の実施例を示すも
ので、(a) は平面図、(b) は側面図である。図に示すよ
うに、2分割されたコンベアベルト3a,3bがプーリ
12a, 12bに掛けられて、駆動モータ13によって回転自
在とされて、剪断機2で切断された切板10を搬送するよ
う構成される。
【0012】そして、これらコンベアベルト3a,3b
の間の下部に、2台のタイミングセンサ14a, 14bが所
定の間隔をおいて切板10の中央部下面を視野するように
配設される。このタイミングセンサ14の型式としては、
光源に赤色LEDを用いた光学式とされ、被測定物の走
行速度が最大でたとえば240mpmのような高速の場合に1
msec以下と速い応答時間を有するものが望ましく、たと
えば(株)キーエンス製のファイバ式光電スイッチFS
2シリーズ(商品名)が適当である。
【0013】また、タイミングセンサ14aと14bの間の
ほぼ中央部には非接触式長さ計15が配設される。この非
接触式長さ計15の型式としては、光源にレーザ光を用い
た光学式とされ、被測定物の走行速度が最大でたとえば
240mpmのような高速の場合においてその測定精度が±0.
5 %以下のものが望ましく、たとえば(株)キーエンス
製のスペックルパターンを利用したレーザフィードモニ
タFCシリーズ(商品名)などが適当である。
【0014】さらに、コンベアベルト3aの上部には2
台のエッジ検出センサ16a, 16bがタイミングセンサ14
a, 14bと同じ間隔で切板10の端部を視野するように配
設される。このエッジ検出センサ16の型式としては、た
とえばCCDカメラなどのようなリニアレイセンサや光
源にレーザ光を用いた(株)キーエンス製の光量変化を
利用したレーザ判別センサLX2シリーズ(商品名)な
どが適当である。
【0015】上記したタイミングセンサ14a, 14b、非
接触式長さ計15、エッジ検出センサ16a, 16bの検出信
号は、それぞれ測定表示器17に入力される。つぎに、こ
のような走間長さ測定装置を用いて、図2に示すよう
に、長さL0なる切板10を測定する場合に、タイミング
センサ14aと14bとの間隔をL1 (ただし、L1
0 )としたときの測定手順について説明する。 まず、測定表示器17に長さL1 をプリセットしてお
く。 切板10の先端がタイミングセンサ14aに到達(状態
A)すると、タイミングセンサ14aは図3(a) に示すよ
うにON信号を出力し、その状態を切板10の後端が抜ける
まで継続して、後端が抜けた時点(状態C)でOFF 信号
を出力する。 つぎに、切板10の先端がタイミングセンサ14bに到
達(状態B)すると、タイミングセンサ14bは図3(b)
に示すようにON信号を出力し、その状態を切板10の後端
が抜けるまで継続して、後端が抜けた時点(状態D)で
OFF 信号を出力する。 一方、測定表示器17において、図3(c) に示すよう
に、タイミングセンサ14bがONになった時点で非接触式
長さ計15に測定開始の指令を出し、タイミングセンサ14
aがOFF になった時点で測定を終了する。このとき、非
接触式長さ計15によって長さL2 が測定され、測定表示
器17に入力される。 測定表示器17において、予めプリセットされた長さ
1 と非接触式長さ計15によって測定された長さL2
を加算して、切板10のの長さL0 (=L1 +L2)を算
出して、その値を表示する。
【0016】ここで、タイミングセンサ14a,14bの間
隔すなわちプリセット長さL1 を極力大きく取り、非接
触式長さ計15で測定する長さL2 を小さくすることによ
って、測定長さの誤差を小さくすることができる。これ
は、非接触式長さ計15の測定精度が測定長さ×誤差%
(一定)として表されるので、測定長さを短くするほど
精度がよいことになるからである。
【0017】なお、上記の測定手順はコンベアベルト3
a,3bに対して切板10が平行に乗っている場合につい
てであるが、切板10がもし図4のように角度θだけ傾い
て斜めに走行する場合は、非接触式長さ計15で測定され
る長さには誤差が生じることになるから、その場合はエ
ッジ検出センサ16a, 16bを用いて以下のように傾き分
を補正する。 まず、エッジ検出センサ16a, 16bによって基準線
に対する切板10端部の位置をP1 ,P2 として検出して
測定表示器17に入力する。 ついで、測定表示器17において下記式によって角度
θを算出する。
【0018】θ=tan -1(|P1 −P2 |/L1 ) さらに、測定表示器17において求められた角度θを
用いて、非接触式長さ計15での測定長さL2 で得られた
切板長さ(L1 +L2 )を下記式により補正する。 L0 =(L1 +L2 )cos θ 上記のように構成した走間長さ測定装置を剪断ラインに
適用した。切板寸法が長さL0 ;900 mm、幅;800 mm、
板厚;0.20mmのぶりきシートを速度200mpmでコンベアベ
ルト上を搬送した。なお、そのときのタイミングセンサ
14a,14bの間隔L1 を880 mmにセットした。
【0019】上記の測定手順〜のステップで切板 1
00枚について走間測定したところ、その最小値が899.98
mm、最大値が900.05mmであった。そこで、その全数につ
いてノギスで再測定したところ最小値が899.95mm、最大
値が900.00mmであり、両者の差は0.05mmであった。その
結果、本発明での測定誤差は0.5 %以下であることが確
認できた。
【0020】これにより、製品の長さの許容値は製品寸
法±1.0 mmであるのに対し、本発明装置での測定誤差は
±0.1 mmであるから、実用化に際して問題がないことが
わかる。それ故、この測定誤差に基づいて許容値を外れ
た切板については、その後不合格品としてトラッキング
してライン外に自動的にリジェクトするようにすればよ
い。
【0021】なお、上記実施例において、タイミングセ
ンサ14a, 14bと非接触式長さ計15とをコンベアベルト
3の下部に取付けるとして説明したが、本発明はこれに
限るものではなく、エッジ検出センサ16a, 16bと同様
にコンベアベルト3の上部に取付けるようにしてもかま
わない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
剪断機出側のコンベアベルトに2台のタイミングセンサ
と1台の非接触式長さ計と2台のエッジ検出センサとを
組み合わせた走間長さ測定装置を設けて、オンラインで
切板の長さを走間測定するようにしたので、下記のよう
な効果がある。 オンライン測定することにより全数検査が可能とな
り、製品の品質保証を強化することができる。 従来のような抜き取り検査を必要としないから、抜
き取り検査実施によって生じるすり疵の発生などによる
歩留り低下を解消することができる。 切板のサンプリングおよび長さ測定作業を解消する
ことができるから、省力化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す(a) 平面図、(b) 側面図
である。
【図2】本発明装置の測定手順の説明図である。
【図3】タイミングセンサと非接触式長さ計の動作を示
すタイムチャートである。
【図4】切板の斜め走行時の補正の説明図である。
【図5】従来の剪断ラインを示す側面図である。
【符号の説明】
1 ペイオフリール 2 剪断機 3 コンベアベルト 7 金属ストリップ 10 切板 14 タイミングセンサ 15 非接触式長さ計 16 エッジ検出センサ 17 測定表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 和夫 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 高野 武 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 田中 正文 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアベルト上を搬送される走行中
    の切板の長さを測定する装置において、前記コンベアベ
    ルトの長手方向中央部付近に切板の有無を検出する2台
    のタイミングセンサを所定の間隔で配設するとともに、
    これらタイミングセンサ間のほぼ中央部に切板の長さを
    測定する1台の非接触式長さ計を配設することを特徴と
    する切板の走間長さ測定装置。
  2. 【請求項2】 前記コンベアベルトの長手方向側部付
    近に切板の端部を検出する2台のエッジ検出センサを所
    定の間隔で配設することを特徴とする請求項1記載の切
    板の走間長さ測定装置。
JP21112793A 1993-08-26 1993-08-26 切板の走間長さ測定装置 Pending JPH0763523A (ja)

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JP21112793A JPH0763523A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 切板の走間長さ測定装置

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