JPH0763055A - 車両用電動ファン装置 - Google Patents
車両用電動ファン装置Info
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- JPH0763055A JPH0763055A JP5206370A JP20637093A JPH0763055A JP H0763055 A JPH0763055 A JP H0763055A JP 5206370 A JP5206370 A JP 5206370A JP 20637093 A JP20637093 A JP 20637093A JP H0763055 A JPH0763055 A JP H0763055A
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- Japan
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- fan
- motor
- fan motor
- shroud
- support portion
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D25/00—Pumping installations or systems
- F04D25/02—Units comprising pumps and their driving means
- F04D25/08—Units comprising pumps and their driving means the working fluid being air, e.g. for ventilation
- F04D25/082—Units comprising pumps and their driving means the working fluid being air, e.g. for ventilation the unit having provision for cooling the motor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/26—Rotors specially for elastic fluids
- F04D29/32—Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps
- F04D29/325—Rotors specially for elastic fluids for axial flow pumps for axial flow fans
- F04D29/329—Details of the hub
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファンの通気抵抗の増加を防止しつつファン
モータを効率良く冷却できる車両用電動ファン装置を提
供する。 【構成】 シュラウド10のモータ支持部12の内周側
にファンモータ13が取付けられ、ファンモータ13の
出力軸132にファン16のボス部17が連結され、フ
ァン16のボス部17には通風孔171が形成されてな
る車両用電動ファン装置において、ファン16のボス部
17の外周面173とシュラウド10のモータ支持部1
2の外周面121、ボス部17の通風孔171の外周側
の端部171aとシュラウド10のモータ支持部12の
内周面120、および通風孔171の内周側の端部17
1bとファンモータ13の外周面133を、それぞれフ
ァン16の径方向に位置を合わせて設ける。
モータを効率良く冷却できる車両用電動ファン装置を提
供する。 【構成】 シュラウド10のモータ支持部12の内周側
にファンモータ13が取付けられ、ファンモータ13の
出力軸132にファン16のボス部17が連結され、フ
ァン16のボス部17には通風孔171が形成されてな
る車両用電動ファン装置において、ファン16のボス部
17の外周面173とシュラウド10のモータ支持部1
2の外周面121、ボス部17の通風孔171の外周側
の端部171aとシュラウド10のモータ支持部12の
内周面120、および通風孔171の内周側の端部17
1bとファンモータ13の外周面133を、それぞれフ
ァン16の径方向に位置を合わせて設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のラジエータ等に
用いる車両用電動ファン装置に関する。
用いる車両用電動ファン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のラジエータ用電動ファン装置とし
て、例えば図4に示すように、ラジエータ1の背面側に
装着されるシュラウド2の開口2a上に、数本(図では
4本)のステー3を介してシュラウド2と一体をなす環
状のモータ支持部4が設けられ、このモータ支持部4の
内周にファンモータ5が取付けられ、このファンモータ
5の出力軸がシュラウド2内に収容されるファン6と連
結されたものがある(例えば日産自動車株式会社1991年
9月発行「新型車解説書(U13−1)」参照)。
て、例えば図4に示すように、ラジエータ1の背面側に
装着されるシュラウド2の開口2a上に、数本(図では
4本)のステー3を介してシュラウド2と一体をなす環
状のモータ支持部4が設けられ、このモータ支持部4の
内周にファンモータ5が取付けられ、このファンモータ
5の出力軸がシュラウド2内に収容されるファン6と連
結されたものがある(例えば日産自動車株式会社1991年
9月発行「新型車解説書(U13−1)」参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した装置では、例
えば図5に示すように、ファン6の羽根6aによる送風
経路にシュラウド2のモータ支持部4が位置していたた
め、これが通気抵抗となってファン6の効率が低下する
問題があった。また、モータ支持部4とファンモータ5
との隙間Sのファン6側の入口がボス6bにより閉ざさ
れていたため、送風によるファンモータ5の冷却も不可
能であった。この点、図6に示すようにファン6のボス
6bに貫通孔6cを形成した例も存在するが、貫通孔6
cの延長上にモータ支持部4が突出していたため、たと
え貫通孔6cから冷却風が取り込まれたとしても通気抵
抗が大きくてファンモータ5を効率良く冷却することは
不可能であった。ファンモータの冷却を促進する例とし
ては、例えば実公平2−16021号公報に記載されて
いるように、ファンからの冷却風の一部を導風板により
ファンモータの背後に導くものが提案されている。しか
しながら、ファンによる送風経路に導風板を配置する以
上、通気抵抗の増加による効率低下は免れない。
えば図5に示すように、ファン6の羽根6aによる送風
経路にシュラウド2のモータ支持部4が位置していたた
め、これが通気抵抗となってファン6の効率が低下する
問題があった。また、モータ支持部4とファンモータ5
との隙間Sのファン6側の入口がボス6bにより閉ざさ
れていたため、送風によるファンモータ5の冷却も不可
能であった。この点、図6に示すようにファン6のボス
6bに貫通孔6cを形成した例も存在するが、貫通孔6
cの延長上にモータ支持部4が突出していたため、たと
え貫通孔6cから冷却風が取り込まれたとしても通気抵
抗が大きくてファンモータ5を効率良く冷却することは
不可能であった。ファンモータの冷却を促進する例とし
ては、例えば実公平2−16021号公報に記載されて
いるように、ファンからの冷却風の一部を導風板により
ファンモータの背後に導くものが提案されている。しか
しながら、ファンによる送風経路に導風板を配置する以
上、通気抵抗の増加による効率低下は免れない。
【0004】本発明の目的は、ファンの通気抵抗の増加
を防止しつつファンモータを効率良く冷却できる車両用
電動ファン装置を提供することにある。
を防止しつつファンモータを効率良く冷却できる車両用
電動ファン装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、請求項1の発明は、シュラウド1
0の開口上に環状のモータ支持部12が設けられ、この
モータ支持部12の内周側にファンモータ13がその先
端の出力軸132をシュラウド10内へ向けた状態で取
付けられ、ファンモータ13の出力軸132にファン1
6のボス部17が連結され、ファン16のボス部17に
は通風孔171が形成されてなる車両用電動ファン装置
に適用される。そして、上述した目的は、ファン16の
ボス部17の外周面173とシュラウド10のモータ支
持部12の外周面121、ボス部17の通風孔171の
外周側の端部171aとシュラウド10のモータ支持部
12の内周面120、および通風孔171の内周側の端
部171bとファンモータ13の外周面133を、それ
ぞれファン16の径方向に位置を合わせて設けることに
より達成される。請求項2の発明では、モータ支持部1
2のファン16に対して反対側の端部に、モータ支持部
12の内周側を通過してファンモータ13の後端130
側に達した冷却風をファンモータ13の径方向中心側へ
案内する案内片15を設けた。
応付けて説明すると、請求項1の発明は、シュラウド1
0の開口上に環状のモータ支持部12が設けられ、この
モータ支持部12の内周側にファンモータ13がその先
端の出力軸132をシュラウド10内へ向けた状態で取
付けられ、ファンモータ13の出力軸132にファン1
6のボス部17が連結され、ファン16のボス部17に
は通風孔171が形成されてなる車両用電動ファン装置
に適用される。そして、上述した目的は、ファン16の
ボス部17の外周面173とシュラウド10のモータ支
持部12の外周面121、ボス部17の通風孔171の
外周側の端部171aとシュラウド10のモータ支持部
12の内周面120、および通風孔171の内周側の端
部171bとファンモータ13の外周面133を、それ
ぞれファン16の径方向に位置を合わせて設けることに
より達成される。請求項2の発明では、モータ支持部1
2のファン16に対して反対側の端部に、モータ支持部
12の内周側を通過してファンモータ13の後端130
側に達した冷却風をファンモータ13の径方向中心側へ
案内する案内片15を設けた。
【0006】
【作用】ファン16のボス部17の外周面173とシュ
ラウド10のモータ支持部12の外周面121とがファ
ン16の径方向に位置を合わせて設けられるので、ファ
ン16による送風経路にモータ支持部12が突出せず、
ファン16から送り出された風が淀みなく流れる。ま
た、ボス部17に設けた通風孔171の外周側の端部1
71aとシュラウド10のモータ支持部12の内周面1
20、および通風孔171の内周側の端部171bとフ
ァンモータ13の外周面133とがファン16の径方向
に位置を合わせて設けられるので、ボス部17の通風孔
171からファンモータ13の後端130に向って冷却
風の流路が真っ直ぐ形成され、通風孔171から取り込
まれた冷却風がファンモータ13をその外周から冷却し
つつファンモータ13の後方まで淀みなく流れる。請求
項2の発明では、通風孔171から取り込まれモータ支
持部12の内周側を通過してファンモータ13の後端1
30側に達した冷却風がファンモータ13の径方向中心
側へ導かれるので、ファンモータ13の後方に冷却風が
廻り込んでファンモータ13の後端面も冷却される。
ラウド10のモータ支持部12の外周面121とがファ
ン16の径方向に位置を合わせて設けられるので、ファ
ン16による送風経路にモータ支持部12が突出せず、
ファン16から送り出された風が淀みなく流れる。ま
た、ボス部17に設けた通風孔171の外周側の端部1
71aとシュラウド10のモータ支持部12の内周面1
20、および通風孔171の内周側の端部171bとフ
ァンモータ13の外周面133とがファン16の径方向
に位置を合わせて設けられるので、ボス部17の通風孔
171からファンモータ13の後端130に向って冷却
風の流路が真っ直ぐ形成され、通風孔171から取り込
まれた冷却風がファンモータ13をその外周から冷却し
つつファンモータ13の後方まで淀みなく流れる。請求
項2の発明では、通風孔171から取り込まれモータ支
持部12の内周側を通過してファンモータ13の後端1
30側に達した冷却風がファンモータ13の径方向中心
側へ導かれるので、ファンモータ13の後方に冷却風が
廻り込んでファンモータ13の後端面も冷却される。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して本発明の一実施
例を説明する。図1において符号10は不図示のラジエ
ータの背面に固定されるシュラウドである。このシュラ
ウド10は、後述するファンの外周を取り囲んでラジエ
ータを通過する冷却風を整流するもので、その開口10
0上には図4に示す例と同様に複数本のステー11を介
してシュラウド10と一体をなす円環状のモータ支持部
12が設けられている。モータ支持部12の内周側には
ファンモータ13がシュラウド10の後方(図1の右
方)から挿入される。このファンモータ13は、その後
端130に固設された複数のステイ131(図では1つ
のみ示す。)がボルト14でモータ支持部12に螺着さ
れることにより、その出力軸132をシュラウド10内
へ突出させた状態でモータ支持部12に固定される。
例を説明する。図1において符号10は不図示のラジエ
ータの背面に固定されるシュラウドである。このシュラ
ウド10は、後述するファンの外周を取り囲んでラジエ
ータを通過する冷却風を整流するもので、その開口10
0上には図4に示す例と同様に複数本のステー11を介
してシュラウド10と一体をなす円環状のモータ支持部
12が設けられている。モータ支持部12の内周側には
ファンモータ13がシュラウド10の後方(図1の右
方)から挿入される。このファンモータ13は、その後
端130に固設された複数のステイ131(図では1つ
のみ示す。)がボルト14でモータ支持部12に螺着さ
れることにより、その出力軸132をシュラウド10内
へ突出させた状態でモータ支持部12に固定される。
【0009】モータ支持部12の内周面120とファン
モータ13の外周面133との間には冷却風を通過させ
る隙間Sが設けられている。また、モータ支持部12の
後端部(図1の右端側)には、ファンモータ13の後方
へ向うほど縮径する円錐状の案内板15が、その突起1
50を嵌合させて着脱自在に取付けられている。案内板
15を着脱自在としたのは、シュラウド10の後方から
のファンモータ13の着脱を可能とするためである。な
お、151は案内板15の中心部に設けた開口である。
案内板15の取付けは、突起150の嵌合に限らずボル
ト締結、ねじ込みなど種々の取付け方法を用いてよい。
モータ13の外周面133との間には冷却風を通過させ
る隙間Sが設けられている。また、モータ支持部12の
後端部(図1の右端側)には、ファンモータ13の後方
へ向うほど縮径する円錐状の案内板15が、その突起1
50を嵌合させて着脱自在に取付けられている。案内板
15を着脱自在としたのは、シュラウド10の後方から
のファンモータ13の着脱を可能とするためである。な
お、151は案内板15の中心部に設けた開口である。
案内板15の取付けは、突起150の嵌合に限らずボル
ト締結、ねじ込みなど種々の取付け方法を用いてよい。
【0010】ファンモータ13の出力軸132はシュラ
ウド10内に収容されたファン16と連結される。図2
および図3にも示すように、ファン16は、円柱状のボ
ス部17の外周に複数枚(図では4枚)の羽根18が形
成されたものである。ボス部17の中心部には鉄やアル
ミニュウム等の金属を円盤状に成形したインサート17
0が固着され、このインサート170の中心部がファン
モータ13の出力軸132に嵌合されてボルト19で締
め付けられることにより、ファン16がファンモータ1
3の出力軸132と強固に連結される。なお、羽根18
の傾きの方向は、図2,3においてファンモータ13の
出力軸132が反時計方向(矢印F方向)に回転したと
き、ラジエータからシュラウド10の後方へ向けて強制
的に送風されるように定められている。
ウド10内に収容されたファン16と連結される。図2
および図3にも示すように、ファン16は、円柱状のボ
ス部17の外周に複数枚(図では4枚)の羽根18が形
成されたものである。ボス部17の中心部には鉄やアル
ミニュウム等の金属を円盤状に成形したインサート17
0が固着され、このインサート170の中心部がファン
モータ13の出力軸132に嵌合されてボルト19で締
め付けられることにより、ファン16がファンモータ1
3の出力軸132と強固に連結される。なお、羽根18
の傾きの方向は、図2,3においてファンモータ13の
出力軸132が反時計方向(矢印F方向)に回転したと
き、ラジエータからシュラウド10の後方へ向けて強制
的に送風されるように定められている。
【0011】ボス部17の外周部にはボス部17を軸方
向に貫通する複数(図では5つ)の通風孔171が形成
されている。これら通風孔171を仕切る隔壁172
は、上述した羽根18と同一方向に傾く羽根状に形成さ
れ、上述した反時計方向へのファン16の回転により通
風孔171からファンモータ13の後端部131へ向け
て強制的に送風可能とされている。
向に貫通する複数(図では5つ)の通風孔171が形成
されている。これら通風孔171を仕切る隔壁172
は、上述した羽根18と同一方向に傾く羽根状に形成さ
れ、上述した反時計方向へのファン16の回転により通
風孔171からファンモータ13の後端部131へ向け
て強制的に送風可能とされている。
【0012】図1および図3に示すように、ファン16
のボス部17の外径とモータ支持部12の外径は等しく
定められ、これによりファン16のボス部17の外周面
173とモータ支持部12の外周面121がファン16
の径方向に位置を合わせて設けられている。また、図1
に示すように、ボス部17の外周面173から通風孔1
71の外周側の端部171aまでの距離と、モータ支持
部12の外周面121から内周面120までの距離は等
しく設定され(図の距離A)、さらに通風孔171の径
方向の幅とモータ支持部12の内周面120からファン
モータ12の外周面133までの距離が等しく設定され
ている(図の距離B)。これにより、ボス部17の通風
孔171の外周側の端部171aとモータ支持部12の
内周面120、通風孔171の内周側の端部171bと
ファンモータ13の外周面133が、それぞれファン1
6の径方向に位置を合わせて設けられている。
のボス部17の外径とモータ支持部12の外径は等しく
定められ、これによりファン16のボス部17の外周面
173とモータ支持部12の外周面121がファン16
の径方向に位置を合わせて設けられている。また、図1
に示すように、ボス部17の外周面173から通風孔1
71の外周側の端部171aまでの距離と、モータ支持
部12の外周面121から内周面120までの距離は等
しく設定され(図の距離A)、さらに通風孔171の径
方向の幅とモータ支持部12の内周面120からファン
モータ12の外周面133までの距離が等しく設定され
ている(図の距離B)。これにより、ボス部17の通風
孔171の外周側の端部171aとモータ支持部12の
内周面120、通風孔171の内周側の端部171bと
ファンモータ13の外周面133が、それぞれファン1
6の径方向に位置を合わせて設けられている。
【0013】以上のように構成された装置は、シュラウ
ド10のファン16側の端部101を不図示のラジエー
タの背面に沿わせた状態でラジエータとともに車両に搭
載される。そして、ラジエータを循環する冷却水温度が
一定以上になるとファンモータ13が起動されてファン
16が図2の反時計方向へ回転し、ファン16の羽根1
8により車両の前方から後方へ向けて冷却風が強制的に
送られてラジエータでの熱交換が促進される。ここで、
本実施例ではファン16のボス部17の外周面173と
モータ支持部12の外周面121とが径方向に位置を合
わせて設けられ、羽根18による送風経路からモータ支
持部12が除かれているので、冷却風の通気抵抗が低く
抑えられ、冷却風が淀みなく車両の後方へと流れて効率
良く冷却が行なわれる。
ド10のファン16側の端部101を不図示のラジエー
タの背面に沿わせた状態でラジエータとともに車両に搭
載される。そして、ラジエータを循環する冷却水温度が
一定以上になるとファンモータ13が起動されてファン
16が図2の反時計方向へ回転し、ファン16の羽根1
8により車両の前方から後方へ向けて冷却風が強制的に
送られてラジエータでの熱交換が促進される。ここで、
本実施例ではファン16のボス部17の外周面173と
モータ支持部12の外周面121とが径方向に位置を合
わせて設けられ、羽根18による送風経路からモータ支
持部12が除かれているので、冷却風の通気抵抗が低く
抑えられ、冷却風が淀みなく車両の後方へと流れて効率
良く冷却が行なわれる。
【0014】また、通風孔171からファンモータ13
の後端130まで真っ直ぐに冷却風の流路が延びるの
で、通風孔171からファンモータ13の外周の隙間S
へ流れ込む冷却風がファンモータ13をその外周から冷
却しつつファンモータ13の後端部130まで淀みなく
流れ、ファンモータ13が効率良く冷却される。このた
めファンモータ13の発熱が抑制され、ファンモータ1
3の効率や信頼性が向上する。しかも、本実施例では特
に案内板15を設けたため、ファンモータ13の後端部
130に達した冷却風がさらに案内板15に案内されて
ファンモータ13の径方向中心側へ廻り込み、ファンモ
ータ13が後端面側からも冷却されて冷却効率が一層向
上する。また、通風孔171の隔壁172を羽根状に形
成したので、通風孔171への冷却風の吸入効率も向上
する。
の後端130まで真っ直ぐに冷却風の流路が延びるの
で、通風孔171からファンモータ13の外周の隙間S
へ流れ込む冷却風がファンモータ13をその外周から冷
却しつつファンモータ13の後端部130まで淀みなく
流れ、ファンモータ13が効率良く冷却される。このた
めファンモータ13の発熱が抑制され、ファンモータ1
3の効率や信頼性が向上する。しかも、本実施例では特
に案内板15を設けたため、ファンモータ13の後端部
130に達した冷却風がさらに案内板15に案内されて
ファンモータ13の径方向中心側へ廻り込み、ファンモ
ータ13が後端面側からも冷却されて冷却効率が一層向
上する。また、通風孔171の隔壁172を羽根状に形
成したので、通風孔171への冷却風の吸入効率も向上
する。
【0015】以上の実施例と請求項との対応において、
案内板15がモータ支持部12の案内片に相当する。た
だし、本発明は案内板15を必須とするものでなく、フ
ァンモータ13の外周側からの冷却のみで十分な冷却能
力が得られる場合には案内板15を省略してもよい。案
内片は円錐状のものに限らず、ファンモータ13の周上
の一部のみに案内片を設けてもよい。通風孔171の隔
壁172は必ずしも羽根状に形成する必要はない。ファ
ン16の羽根18の枚数や通風孔171の個数は要求さ
れる冷却性能に応じて適宜設定されるものであり、羽根
18の枚数と通風孔171の個数はそれぞれ独自に設定
して構わない。
案内板15がモータ支持部12の案内片に相当する。た
だし、本発明は案内板15を必須とするものでなく、フ
ァンモータ13の外周側からの冷却のみで十分な冷却能
力が得られる場合には案内板15を省略してもよい。案
内片は円錐状のものに限らず、ファンモータ13の周上
の一部のみに案内片を設けてもよい。通風孔171の隔
壁172は必ずしも羽根状に形成する必要はない。ファ
ン16の羽根18の枚数や通風孔171の個数は要求さ
れる冷却性能に応じて適宜設定されるものであり、羽根
18の枚数と通風孔171の個数はそれぞれ独自に設定
して構わない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ファンによる送風経路へのモータ支持部の突出
が防止されるとともに、ボス部に設けた通風孔からファ
ンモータの後端に向けて冷却風の流路が真っ直ぐに形成
されるので、ファンの通気抵抗の増加を抑えて効率良く
冷却を行ないつつ、ファンモータをも効率良く冷却でき
る。請求項2の発明では、ファンモータの背後にも冷却
風が廻り込むため、ファンモータを一層効率良く冷却で
きる。
よれば、ファンによる送風経路へのモータ支持部の突出
が防止されるとともに、ボス部に設けた通風孔からファ
ンモータの後端に向けて冷却風の流路が真っ直ぐに形成
されるので、ファンの通気抵抗の増加を抑えて効率良く
冷却を行ないつつ、ファンモータをも効率良く冷却でき
る。請求項2の発明では、ファンモータの背後にも冷却
風が廻り込むため、ファンモータを一層効率良く冷却で
きる。
【図1】本発明の一実施例におけるファンモータ近傍の
構成を示す断面図。
構成を示す断面図。
【図2】図1のファンの同図II方向からの正面図。
【図3】実施例のファンの前方からの斜視図。
【図4】電動ファン装置の一例をその背面側から示す斜
視図。
視図。
【図5】従来の電動ファン装置のファンモータ近傍の構
成の一例を示す断面図。
成の一例を示す断面図。
【図6】従来の電動ファン装置のファンモータ近傍の構
成の他の例を示す断面図。
成の他の例を示す断面図。
10 シュラウド 12 シュラウドのモータ支持部 13 ファンモータ 15 案内板 16 ファン 17 ファンのボス部 18 ファンの羽根 100 シュラウドの開口 120 モータ支持部の内周面 121 モータ支持部の外周面 130 ファンモータの後端部 132 ファンモータの出力軸 133 ファンモータの外周面 171 通風孔 171a 通風孔の外周側の端部 171b 通風孔の内周側の端部 173 ボス部の外周面
Claims (2)
- 【請求項1】 シュラウドの開口上に環状のモータ支持
部が設けられ、このモータ支持部の内周側にファンモー
タがその先端の出力軸を前記シュラウド内へ向けた状態
で取付けられ、該ファンモータの前記出力軸にファンの
ボス部が連結され、前記ファンの前記ボス部には通風孔
が形成されてなる車両用電動ファン装置において、 前記ファンの前記ボス部の外周面と前記シュラウドの前
記モータ支持部の外周面、前記ボス部の前記通風孔の外
周側の端部と前記シュラウドの前記モータ支持部の内周
面、および前記通風孔の内周側の端部と前記ファンモー
タの外周面を、それぞれ前記ファンの径方向に位置を合
わせて設けたことを特徴とする車両用電動ファン装置。 - 【請求項2】 前記モータ支持部の前記ファンに対して
反対側の端部に、当該モータ支持部の内周側を通過して
前記ファンモータの後端側に達した冷却風を前記ファン
モータの径方向中心側へ案内する案内片を設けたことを
特徴とする請求項1記載の車両用電動ファン装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0763055A true JPH0763055A (ja) | 1995-03-07 |
JP2932900B2 JP2932900B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=16522209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP5206370A Expired - Fee Related JP2932900B2 (ja) | 1993-08-20 | 1993-08-20 | 車両用電動ファン装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1993-08-20 JP JP5206370A patent/JP2932900B2/ja not_active Expired - Fee Related
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