JP2001014942A - 車両の前照灯内換気装置 - Google Patents
車両の前照灯内換気装置Info
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- JP2001014942A JP2001014942A JP11188229A JP18822999A JP2001014942A JP 2001014942 A JP2001014942 A JP 2001014942A JP 11188229 A JP11188229 A JP 11188229A JP 18822999 A JP18822999 A JP 18822999A JP 2001014942 A JP2001014942 A JP 2001014942A
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- JP
- Japan
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- rectifying
- headlight
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- flow straightening
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- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 取付け誤差に拘らず,ノズルの開口部にエジ
ェクタ効果による負圧を確実に発生させ得て,前照灯内
の換気を効果的に行い,そのレンズ内面の曇りを防ぐよ
うにした,車両の前照灯内換気装置を提供する。 【解決手段】 電動冷却ファン15を覆うシュラウド1
3の導風筒部13aに,冷却風の流れAに整流面18a
を沿わせて整流板18を取付け,この整流板18には,
その整流面18aに開口するノズル19が,その軸線が
整流面18aの上流側母線と所定の鋭角θをなすように
固設されており,このノズル19を前照灯12内に連通
する。整流面18aを冷却風が通過すると,エジェクタ
効果によりノズル19から前照灯12内の空気を引き出
すことができる。
ェクタ効果による負圧を確実に発生させ得て,前照灯内
の換気を効果的に行い,そのレンズ内面の曇りを防ぐよ
うにした,車両の前照灯内換気装置を提供する。 【解決手段】 電動冷却ファン15を覆うシュラウド1
3の導風筒部13aに,冷却風の流れAに整流面18a
を沿わせて整流板18を取付け,この整流板18には,
その整流面18aに開口するノズル19が,その軸線が
整流面18aの上流側母線と所定の鋭角θをなすように
固設されており,このノズル19を前照灯12内に連通
する。整流面18aを冷却風が通過すると,エジェクタ
効果によりノズル19から前照灯12内の空気を引き出
すことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,自動車等の車両に
おける前照灯のレンズ内面の曇りを防ぐために,前照灯
内を換気するようにした,車両の前照灯内換気装置に関
する。
おける前照灯のレンズ内面の曇りを防ぐために,前照灯
内を換気するようにした,車両の前照灯内換気装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来,かゝる車両の前照灯内換気装置と
しては,例えば実開平6−79008号公報に開示され
るように,ラジエータの冷却ファンの周囲を覆うシュラ
ウドの内面に開口するノズルを設け,このノズルを前照
灯内に連通して,その内部を換気するようにしたものが
知られている。
しては,例えば実開平6−79008号公報に開示され
るように,ラジエータの冷却ファンの周囲を覆うシュラ
ウドの内面に開口するノズルを設け,このノズルを前照
灯内に連通して,その内部を換気するようにしたものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置では,シ
ュラウドに穿設した孔にノズルを挿入して固定するの
で,ノズルを,これがシュラウド内の気流に対して換気
に有効な角度をなすよう適正に固定することが困難であ
る。特に,かゝる車両の前照灯内換気装置は,ユーザの
要請により取付けられるものであるから,サービス工場
等において,車両からシュラウドを取外すことなく,ノ
ズルの適正な固定作業を行うことは極めて困難である。
ュラウドに穿設した孔にノズルを挿入して固定するの
で,ノズルを,これがシュラウド内の気流に対して換気
に有効な角度をなすよう適正に固定することが困難であ
る。特に,かゝる車両の前照灯内換気装置は,ユーザの
要請により取付けられるものであるから,サービス工場
等において,車両からシュラウドを取外すことなく,ノ
ズルの適正な固定作業を行うことは極めて困難である。
【0004】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,取付け誤差に拘らず,ノズルの開口部にエジェク
タ効果による負圧を確実に発生させ得て,前照灯内の換
気を効果的に行い,そのレンズ内面の曇りを防ぐように
した,車両の前照灯内換気装置を提供することを目的と
する。
ので,取付け誤差に拘らず,ノズルの開口部にエジェク
タ効果による負圧を確実に発生させ得て,前照灯内の換
気を効果的に行い,そのレンズ内面の曇りを防ぐように
した,車両の前照灯内換気装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための装置】上記目的を達成するため
に,本発明は,エンジンルームに導入される冷却風の流
れに臨んで配設される固定構造体に,冷却風の流れに沿
う整流面を有する整流部材を取付け,この整流部材に
は,その整流面に開口すると共に,軸線が整流面の上流
側母線と所定の鋭角をなすノズルが予め固設されてお
り,このノズルを前照灯内に連通し,整流面を冷却風が
通過することにより生ずるエジェクタ効果により前照灯
内の空気を引き出すようにしたことを特徴とする。
に,本発明は,エンジンルームに導入される冷却風の流
れに臨んで配設される固定構造体に,冷却風の流れに沿
う整流面を有する整流部材を取付け,この整流部材に
は,その整流面に開口すると共に,軸線が整流面の上流
側母線と所定の鋭角をなすノズルが予め固設されてお
り,このノズルを前照灯内に連通し,整流面を冷却風が
通過することにより生ずるエジェクタ効果により前照灯
内の空気を引き出すようにしたことを特徴とする。
【0006】この特徴によれば,整流部材には,整流部
材の内面に開口すると共に,軸線が整流部材の整流面の
上流側母線と所定の鋭角をなすノズルが予め固設される
ので,整流部材をシュラウドに取付けたとき,その取付
け角度に多少の狂いがあっても,シュラウド内を流れる
冷却風は整流部材により整流されるため,ノズルの開口
部にはエジェクタ効果による大なる負圧を発生させるこ
とができ,これにより前照灯内の空気を引き出し,その
内部の換気を効果的に行い,レンズ内面の曇りを防ぐこ
とができる。
材の内面に開口すると共に,軸線が整流部材の整流面の
上流側母線と所定の鋭角をなすノズルが予め固設される
ので,整流部材をシュラウドに取付けたとき,その取付
け角度に多少の狂いがあっても,シュラウド内を流れる
冷却風は整流部材により整流されるため,ノズルの開口
部にはエジェクタ効果による大なる負圧を発生させるこ
とができ,これにより前照灯内の空気を引き出し,その
内部の換気を効果的に行い,レンズ内面の曇りを防ぐこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の形態を,添付図
面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0008】図1は本発明の第1実施例に係る自動車の
前照灯内換気装置の斜視図,図2は図1の2−2線拡大
断面図,図3は図2の3−3線断面図,図4は本発明の
第2実施例を示す,図1と同様な斜視図,図5は図4の
5−5線断面図,図6は本発明の第3実施例を示す自動
車のフロントバンパ部背面図,図7は図6の7−7線断
面図である。
前照灯内換気装置の斜視図,図2は図1の2−2線拡大
断面図,図3は図2の3−3線断面図,図4は本発明の
第2実施例を示す,図1と同様な斜視図,図5は図4の
5−5線断面図,図6は本発明の第3実施例を示す自動
車のフロントバンパ部背面図,図7は図6の7−7線断
面図である。
【0009】先ず,本発明の第1実施例の説明より始め
る。
る。
【0010】自動車のエンジンルーム10の前部の中央
部にエンジン冷却用のラジエータ11が,また左右両側
部に一対の前照灯12,12がそれぞれ設置される。ラ
ジエータ11の背面には中心部に円筒状の導風筒部13
aを持つシュラウド13が固着される。導風筒部13a
には,放射状に配置される複数本のアームからなるステ
ー14が付設されており,このステー14の中心部に,
導風筒部13aに外周を覆われる電動式の冷却ファン1
5が取付けられる。この冷却ファン15が回転すると,
自動車の前面から外気,即ち冷却風が取り入れられ,こ
れによってラジエータ11が冷却される。
部にエンジン冷却用のラジエータ11が,また左右両側
部に一対の前照灯12,12がそれぞれ設置される。ラ
ジエータ11の背面には中心部に円筒状の導風筒部13
aを持つシュラウド13が固着される。導風筒部13a
には,放射状に配置される複数本のアームからなるステ
ー14が付設されており,このステー14の中心部に,
導風筒部13aに外周を覆われる電動式の冷却ファン1
5が取付けられる。この冷却ファン15が回転すると,
自動車の前面から外気,即ち冷却風が取り入れられ,こ
れによってラジエータ11が冷却される。
【0011】上記導風筒部13aの後端縁の左右両側に
は,導風筒部13a内の冷却風の流れAに沿って整流部
材としての整流板18,18が取付けられる。
は,導風筒部13a内の冷却風の流れAに沿って整流部
材としての整流板18,18が取付けられる。
【0012】図2及び図3に示すように,各整流板18
の,上記流れAに臨む整流面18aは,下流側に行くに
従い上記流れAの中心に近づくように傾斜すると共に,
下流端部では整流板18の背面側へ湾曲した形状となっ
ており,この整流面18aの下流側に開口するノズル1
9が整流板18に溶接して固着される。その際,ノズル
19は,その軸線が上記整流面18aの上流側母線に対
して,効果的なエジェクタ効果を得るに必要な所定の鋭
角θをなすように配置される。また各整流板18の背面
には,ナット27を固設した一対のクランプ片28,2
8が溶接されており,これらクランプ片28,28と整
流板18との間に前記導風筒部13aの後縁を差し込
み,ナット27に螺合したボルト29を導風筒部13a
の外面に押しつけることにより,整流板18は導風筒部
13aに着脱可能に取付けられる。したがって,シュラ
ウド13は,整流板18を支持する本発明の固定構造体
に対応する。整流板18の上流側端部には,空気の乱流
の発生を防ぐべく,整流面18aに連続する斜面が形成
される。
の,上記流れAに臨む整流面18aは,下流側に行くに
従い上記流れAの中心に近づくように傾斜すると共に,
下流端部では整流板18の背面側へ湾曲した形状となっ
ており,この整流面18aの下流側に開口するノズル1
9が整流板18に溶接して固着される。その際,ノズル
19は,その軸線が上記整流面18aの上流側母線に対
して,効果的なエジェクタ効果を得るに必要な所定の鋭
角θをなすように配置される。また各整流板18の背面
には,ナット27を固設した一対のクランプ片28,2
8が溶接されており,これらクランプ片28,28と整
流板18との間に前記導風筒部13aの後縁を差し込
み,ナット27に螺合したボルト29を導風筒部13a
の外面に押しつけることにより,整流板18は導風筒部
13aに着脱可能に取付けられる。したがって,シュラ
ウド13は,整流板18を支持する本発明の固定構造体
に対応する。整流板18の上流側端部には,空気の乱流
の発生を防ぐべく,整流面18aに連続する斜面が形成
される。
【0013】再び図1において,左右の前照灯12,1
2は,それぞれ前面にレンズ20を装着したハウジング
21を備え,その内部にバルブ22と反射鏡23が配設
される。ハウジング21には,入口管24及び出口管2
5が互いに離隔した位置を占めるように設けられ,左右
の前照灯12,12の出口管25と,左右の整流板1
8,18のノズル19とがゴムチューブからなる導管2
6によりそれぞれ相互に接続される。
2は,それぞれ前面にレンズ20を装着したハウジング
21を備え,その内部にバルブ22と反射鏡23が配設
される。ハウジング21には,入口管24及び出口管2
5が互いに離隔した位置を占めるように設けられ,左右
の前照灯12,12の出口管25と,左右の整流板1
8,18のノズル19とがゴムチューブからなる導管2
6によりそれぞれ相互に接続される。
【0014】次に,この第1実施例の作用について説明
する。ラジエータ11を冷却すべく冷却ファン15が回
転して,シュラウド13の導風筒部13a内を冷却風の
流れAが発生すると,その流れの一部は整流板18,1
8の整流面18aによって整流され,良好なエジェクタ
効果を発揮して,ノズル19の開口部に大なる負圧を発
生させるため,エンジンルーム10内の空気が出口管2
5から前照灯12,12内に流入し,出口管25から導
管26を経てノズル19から引き出される。こうして前
照灯12,12内部は換気されるので,レンズ20の内
面の曇りを防ぐことができる。
する。ラジエータ11を冷却すべく冷却ファン15が回
転して,シュラウド13の導風筒部13a内を冷却風の
流れAが発生すると,その流れの一部は整流板18,1
8の整流面18aによって整流され,良好なエジェクタ
効果を発揮して,ノズル19の開口部に大なる負圧を発
生させるため,エンジンルーム10内の空気が出口管2
5から前照灯12,12内に流入し,出口管25から導
管26を経てノズル19から引き出される。こうして前
照灯12,12内部は換気されるので,レンズ20の内
面の曇りを防ぐことができる。
【0015】特に,ノズル19は,予め各整流板18に
適正な姿勢で固着されるので,整流板18をシュラウド
13に取付けたとき,その取付け角度に多少の狂いがあ
っても,シュラウド13内を流れる冷却風が整流板18
により整流されことにより,ノズル19の開口部にはエ
ジェクタ効果による負圧を確実に発生させることがで
き,したがって,整流板18,18のシュラウド13へ
の取付け誤差に拘らず,常に前照灯12,12内の換気
を良好に行うことができる。
適正な姿勢で固着されるので,整流板18をシュラウド
13に取付けたとき,その取付け角度に多少の狂いがあ
っても,シュラウド13内を流れる冷却風が整流板18
により整流されことにより,ノズル19の開口部にはエ
ジェクタ効果による負圧を確実に発生させることがで
き,したがって,整流板18,18のシュラウド13へ
の取付け誤差に拘らず,常に前照灯12,12内の換気
を良好に行うことができる。
【0016】次に,本発明の第2実施例を図4及び図5
により説明する。
により説明する。
【0017】この第2実施例では,整流部材としての整
流筒118が冷却ファン15の後方に配設される。この
整流筒118は,その外周面から放射状に突出する複数
本のアーム30を備えており,これらアーム30をステ
ー14及び導風筒部13aに取付けることにより整流筒
118はシュラウド13に固定される。図5に示すよう
に,整流筒118は,その上流側端部がファンネル部1
18aに形成される。この整流筒118には,その内周
面,即ち整流面118aの下流側に開口する一対のノズ
ル19が互いに離隔するようにして予め溶接により固着
される。この場合も,前実施例と同様に,ノズル19
は,その軸線が整流面118aの上流側母線に対して,
効果的なエジェクタ効果を得るに必要な所定の鋭角θを
なすように配置される。
流筒118が冷却ファン15の後方に配設される。この
整流筒118は,その外周面から放射状に突出する複数
本のアーム30を備えており,これらアーム30をステ
ー14及び導風筒部13aに取付けることにより整流筒
118はシュラウド13に固定される。図5に示すよう
に,整流筒118は,その上流側端部がファンネル部1
18aに形成される。この整流筒118には,その内周
面,即ち整流面118aの下流側に開口する一対のノズ
ル19が互いに離隔するようにして予め溶接により固着
される。この場合も,前実施例と同様に,ノズル19
は,その軸線が整流面118aの上流側母線に対して,
効果的なエジェクタ効果を得るに必要な所定の鋭角θを
なすように配置される。
【0018】その他の構成は前実施例と同様であるの
で,図中,前実施例と対応する部分には同一の参照符号
を付して,その説明を省略する。
で,図中,前実施例と対応する部分には同一の参照符号
を付して,その説明を省略する。
【0019】この第2実施例では,冷却ファン15の回
転により導風筒部13aに発生する冷却風の流れAの一
部が整流筒118のファンネル部118aで集められ,
そして高速で整流筒118内を通過するため,ノズル1
9の開口部には,エジェクタ効果により負圧を効果的に
発生させ,前照灯12,12内の換気を行うことができ
る。
転により導風筒部13aに発生する冷却風の流れAの一
部が整流筒118のファンネル部118aで集められ,
そして高速で整流筒118内を通過するため,ノズル1
9の開口部には,エジェクタ効果により負圧を効果的に
発生させ,前照灯12,12内の換気を行うことができ
る。
【0020】また,整流筒118のシュラウド13への
取付け姿勢に多少の狂いがあっても,整流筒118の整
流機能により良好なエジェクタ効果を確保して,前照灯
12,12の換気を支障を来すこともない。
取付け姿勢に多少の狂いがあっても,整流筒118の整
流機能により良好なエジェクタ効果を確保して,前照灯
12,12の換気を支障を来すこともない。
【0021】最後に,本発明の第3実施例を図6及び図
7により説明する。
7により説明する。
【0022】この第3実施例では,エンジンルーム10
の前面に配設される,フロントバンパ113の冷却風導
入口40に,冷却風の流れAに沿って整流筒118が配
設される。整流筒118は,外側面に支持アーム41を
備えており,これが冷却風導入口40の内壁から突出し
たブラケット42にボルト43で固着される。したがっ
て,フロントバンパ113は,整流筒118を支持する
本発明の固定構造体に対応する。その他の構成は,前記
第2実施例と同様であるので,図中,第2実施例と対応
する部分には同一の参照符号を付してその説明を省略す
る。
の前面に配設される,フロントバンパ113の冷却風導
入口40に,冷却風の流れAに沿って整流筒118が配
設される。整流筒118は,外側面に支持アーム41を
備えており,これが冷却風導入口40の内壁から突出し
たブラケット42にボルト43で固着される。したがっ
て,フロントバンパ113は,整流筒118を支持する
本発明の固定構造体に対応する。その他の構成は,前記
第2実施例と同様であるので,図中,第2実施例と対応
する部分には同一の参照符号を付してその説明を省略す
る。
【0023】この第3実施例によれば,自動車の走行
時,走行風が冷却風として冷却風導入口40を通してエ
ンジンルーム10に導入されるとき,その冷却風の一部
が整流筒118内で整流され,高速で通過するので,第
2実施例の場合と同様に,エジェクタ効果によりノズル
19の開口部に大なる負圧を発生させ,これにより前照
灯12,12内の換気を行うことができる。その外,第
2実施例と同様の作用効果を発揮し得る。
時,走行風が冷却風として冷却風導入口40を通してエ
ンジンルーム10に導入されるとき,その冷却風の一部
が整流筒118内で整流され,高速で通過するので,第
2実施例の場合と同様に,エジェクタ効果によりノズル
19の開口部に大なる負圧を発生させ,これにより前照
灯12,12内の換気を行うことができる。その外,第
2実施例と同様の作用効果を発揮し得る。
【0024】本発明は,上記実施例に限定されるもので
はなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。
はなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば,エンジン
ルームに導入される冷却風の流れに臨んで配設される固
定構造体に,冷却風の流れに沿う整流面を有する整流部
材を取付け,この整流部材には,その整流面に開口する
と共に,軸線が整流面の上流側母線と所定の鋭角をなす
ノズルが予め固設されており,このノズルを前照灯内に
連通し,整流面を冷却風が通過することにより生ずるエ
ジェクタ効果により前照灯内の空気を引き出すようにし
たので,整流部材をシュラウドに取付けたとき,その取
付け角度に多少の狂いがあっても,シュラウド内を流れ
る冷却風は整流部材により整流されるため,ノズルの開
口部にはエジェクタ効果による大なる負圧を発生させる
ことができ,これにより前照灯内の空気を引き出し,そ
の内部の換気を効果的に行い,レンズ内面の曇りを防ぐ
ことができる。
ルームに導入される冷却風の流れに臨んで配設される固
定構造体に,冷却風の流れに沿う整流面を有する整流部
材を取付け,この整流部材には,その整流面に開口する
と共に,軸線が整流面の上流側母線と所定の鋭角をなす
ノズルが予め固設されており,このノズルを前照灯内に
連通し,整流面を冷却風が通過することにより生ずるエ
ジェクタ効果により前照灯内の空気を引き出すようにし
たので,整流部材をシュラウドに取付けたとき,その取
付け角度に多少の狂いがあっても,シュラウド内を流れ
る冷却風は整流部材により整流されるため,ノズルの開
口部にはエジェクタ効果による大なる負圧を発生させる
ことができ,これにより前照灯内の空気を引き出し,そ
の内部の換気を効果的に行い,レンズ内面の曇りを防ぐ
ことができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る自動車の前照灯内換
気装置の斜視図。
気装置の斜視図。
【図2】図1の2−2線拡大断面図。
【図3】図2の3−3線断面図。
【図4】本発明の第2実施例を示す,図1と同様な斜視
図。
図。
【図5】図4の5−5線断面図。
【図6】本発明の第3実施例を示す自動車のフロントバ
ンパ部背面図。
ンパ部背面図。
【図7】図6の7−7線断面図。
A・・・・・冷却風の流れ θ・・・・・鋭角 10・・・・エンジンルーム 12・・・・前照灯 13・・・・固定構造体(シュラウド) 18・・・・整流部材(整流板) 18a・・・整流面 19・・・・ノズル 113・・・固定構造体(フロントバンパ) 118・・・整流部材(整流筒) 118a・・整流面
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンルーム(10)に導入される冷
却風の流れ(A)に臨んで配設される固定構造体(1
3,113)に,冷却風の流れ(A)に沿う整流面(1
8a,118a)を有する整流部材(18,118)を
取付け,この整流部材(18,118)には,その整流
面(18a,118a)に開口すると共に,軸線が整流
面(18a,118a)の上流側母線と所定の鋭角
(θ)をなすノズル(19)が予め固設されており,こ
のノズル(19)を前照灯(12)内に連通し,整流面
(18a,118a)を冷却風が通過することにより生
ずるエジェクタ効果により前照灯(12)内の空気を引
き出すようにしたことを特徴とする,車両の前照灯内換
気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11188229A JP2001014942A (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | 車両の前照灯内換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11188229A JP2001014942A (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | 車両の前照灯内換気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001014942A true JP2001014942A (ja) | 2001-01-19 |
Family
ID=16220054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11188229A Pending JP2001014942A (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | 車両の前照灯内換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001014942A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1999
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