JPH0544469A - フアンシユラウド装置 - Google Patents
フアンシユラウド装置Info
- Publication number
- JPH0544469A JPH0544469A JP20016091A JP20016091A JPH0544469A JP H0544469 A JPH0544469 A JP H0544469A JP 20016091 A JP20016091 A JP 20016091A JP 20016091 A JP20016091 A JP 20016091A JP H0544469 A JPH0544469 A JP H0544469A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- radiator
- shroud
- projected
- cylindrical portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、フアンシユラウド装置内に異常な
風の流れが発生しないようにすることを目的とする。 【構成】 フアンの回転投影形状がラジエタの投影形状
よりも大きくなつており、ラジエタとフアンとを連通さ
せるシユラウドは、フアンが配置される円筒部、テーパ
部および両者を接続するR部とから構成される。ここ
で、円筒部のラジエタ投影形状よりもはみでている部分
ではシユラウド内の風の流れに渦が発生しやすく、この
渦は騒音増大や風量低下の原因となつていたが、このは
みでている部分のみを切り欠くことによつて、フアン駆
動時における騒音低減や風量の増大が可能となり、ラジ
エタの冷却性能を向上できる。
風の流れが発生しないようにすることを目的とする。 【構成】 フアンの回転投影形状がラジエタの投影形状
よりも大きくなつており、ラジエタとフアンとを連通さ
せるシユラウドは、フアンが配置される円筒部、テーパ
部および両者を接続するR部とから構成される。ここ
で、円筒部のラジエタ投影形状よりもはみでている部分
ではシユラウド内の風の流れに渦が発生しやすく、この
渦は騒音増大や風量低下の原因となつていたが、このは
みでている部分のみを切り欠くことによつて、フアン駆
動時における騒音低減や風量の増大が可能となり、ラジ
エタの冷却性能を向上できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フアンシユラウド装置
に関するもので、例えば自動車エンジンの冷却装置に適
用される。
に関するもので、例えば自動車エンジンの冷却装置に適
用される。
【0002】
【従来の技術】フアンシユラウド装置の従来技術として
は様々なものが提案されているが、例えば図9に示すも
のがある。このフアンシユラウド装置70は、エンジン
71のクランク軸72によつて図示しないベルト等を介
して駆動されるシヤフト73の一端にフアン74が配設
されている。ラジエタ75は水冷式であるエンジン71
を冷却した冷却水を冷却するもので、その中心軸とフア
ン74の中心軸とにズレZが存在している。そこで、ラ
ジエタ75における冷却効率を向上するため、テーパ部
76a及び円筒部76bを有するシユラウド76がラジ
エタ75に配設されている。
は様々なものが提案されているが、例えば図9に示すも
のがある。このフアンシユラウド装置70は、エンジン
71のクランク軸72によつて図示しないベルト等を介
して駆動されるシヤフト73の一端にフアン74が配設
されている。ラジエタ75は水冷式であるエンジン71
を冷却した冷却水を冷却するもので、その中心軸とフア
ン74の中心軸とにズレZが存在している。そこで、ラ
ジエタ75における冷却効率を向上するため、テーパ部
76a及び円筒部76bを有するシユラウド76がラジ
エタ75に配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術のフア
ンシユラウド装置70では、フアン74の回転に伴つて
ラジエタ75を冷却する風77がシユラウド76内を流
れる。ところが、フアン74の中心軸とラジエタ75の
中心軸との間にはズレZが存在するために、シュラウド
76の円筒部76bのラジエタの投影形状よりもはみで
ている部分において渦78が発生する。そして、この渦
78は、フアン74駆動時における騒音増大やラジエタ
75を流れる風量低下といつた不具合をまねく。
ンシユラウド装置70では、フアン74の回転に伴つて
ラジエタ75を冷却する風77がシユラウド76内を流
れる。ところが、フアン74の中心軸とラジエタ75の
中心軸との間にはズレZが存在するために、シュラウド
76の円筒部76bのラジエタの投影形状よりもはみで
ている部分において渦78が発生する。そして、この渦
78は、フアン74駆動時における騒音増大やラジエタ
75を流れる風量低下といつた不具合をまねく。
【0004】そこで、本発明では、フアンシユラウド装
置内に異常な風の流れが発生しないようにすることを、
その技術的課題とする。
置内に異常な風の流れが発生しないようにすることを、
その技術的課題とする。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、ラ
ジエタと、ラジエタに一端が固設され、テーパ部、円筒
部およびテーパ部と円筒部とを接続するR部を有するシ
ユラウドと、シユラウドの円筒部内に配設されるフアン
とを有し、フアンの回転投影形状はラジエタの投影形状
よりも大きく、円筒部のラジエタ投影形状よりもはみで
ている部分を切り欠いて、フアンシユラウド装置を構成
したことである。
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、ラ
ジエタと、ラジエタに一端が固設され、テーパ部、円筒
部およびテーパ部と円筒部とを接続するR部を有するシ
ユラウドと、シユラウドの円筒部内に配設されるフアン
とを有し、フアンの回転投影形状はラジエタの投影形状
よりも大きく、円筒部のラジエタ投影形状よりもはみで
ている部分を切り欠いて、フアンシユラウド装置を構成
したことである。
【0007】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、シユラ
ウドの円筒部のラジエタ投影形状よりもはみでている部
分を切り欠いたことで、渦の発生箇所が除去されて、フ
アンシユラウド装置内に異常な風の流れが発生しない。
ウドの円筒部のラジエタ投影形状よりもはみでている部
分を切り欠いたことで、渦の発生箇所が除去されて、フ
アンシユラウド装置内に異常な風の流れが発生しない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づいて説明する。
例について添付図面に基づいて説明する。
【0009】図1に示す本発明第1実施例のフアンシユ
ラウド装置10は、例えば自動車11に搭載される。即
ち、自動車11の水冷式エンジン12(以下エンジン1
2と略記)を冷却するために用いられる。
ラウド装置10は、例えば自動車11に搭載される。即
ち、自動車11の水冷式エンジン12(以下エンジン1
2と略記)を冷却するために用いられる。
【0010】図2において、フアンシユラウド装置10
を詳しく説明すると、エンジン12のクランク軸13に
よつて図示しないベルトを介し軸14が回転駆動され
る。この軸14の一端にはウオータポンプ15が配設さ
れると共に、その他端にはカツプリング16を介してフ
アン17が配設される。
を詳しく説明すると、エンジン12のクランク軸13に
よつて図示しないベルトを介し軸14が回転駆動され
る。この軸14の一端にはウオータポンプ15が配設さ
れると共に、その他端にはカツプリング16を介してフ
アン17が配設される。
【0011】エンジン12内を循環する冷却水の放熱場
所であるラジエタ18は、フアン17の回転による風ま
たは自動車11の走行風によつて冷却されるものである
が、フアン17による冷却効率を高めるためにシユラウ
ド19が配設されている。このとき、フアン17の中心
軸とラジエタ18の中心軸との間には図3に示すとおり
ズレDが存在している。そして、このシユラウド19
は、ラジエタ接続部19a,テーパ部19b,円筒部1
9c,テーパ部19bと円筒部19cを接続するR部1
9dからなる。尚、フアン17はシユラウド19の円筒
部19c内に配置される。
所であるラジエタ18は、フアン17の回転による風ま
たは自動車11の走行風によつて冷却されるものである
が、フアン17による冷却効率を高めるためにシユラウ
ド19が配設されている。このとき、フアン17の中心
軸とラジエタ18の中心軸との間には図3に示すとおり
ズレDが存在している。そして、このシユラウド19
は、ラジエタ接続部19a,テーパ部19b,円筒部1
9c,テーパ部19bと円筒部19cを接続するR部1
9dからなる。尚、フアン17はシユラウド19の円筒
部19c内に配置される。
【0012】ここで、図3に示すとおり、円筒部19c
の投影形状Aにおけるラジエタ18の投影形状Bよりも
はみでている部分Cを切り欠く。このとき、図4に示す
とおり切り欠く部分は円筒部19cのみであり、R部1
9dは残される。
の投影形状Aにおけるラジエタ18の投影形状Bよりも
はみでている部分Cを切り欠く。このとき、図4に示す
とおり切り欠く部分は円筒部19cのみであり、R部1
9dは残される。
【0013】以上のように円筒部19cの一部を切り欠
くことで、図5・図6に示すとおり冷却性能の向上およ
び騒音の低減が達成された。
くことで、図5・図6に示すとおり冷却性能の向上およ
び騒音の低減が達成された。
【0014】次に、本発明第2実施例のフアンシユラウ
ド装置30について説明するが、第1実施例と同一の部
分については、同一の番号・符号を付すことにより説明
を省略する。
ド装置30について説明するが、第1実施例と同一の部
分については、同一の番号・符号を付すことにより説明
を省略する。
【0015】図7に示すとおり、第2実施例ではフアン
17の中心軸とラジエタ18の中心軸との間にはズレが
存在しないが、フアン17の外周径がラジエタ18の縦
幅よりも突出しており、第1実施例と同様に円筒部19
cの投影形状Aにおけるラジエタ18の投影形状Bより
もはみでている部分Cが存在し、この部分を切り欠く。
従つて、図8に示すような構成となる。
17の中心軸とラジエタ18の中心軸との間にはズレが
存在しないが、フアン17の外周径がラジエタ18の縦
幅よりも突出しており、第1実施例と同様に円筒部19
cの投影形状Aにおけるラジエタ18の投影形状Bより
もはみでている部分Cが存在し、この部分を切り欠く。
従つて、図8に示すような構成となる。
【0016】尚、この第2実施例の作用・効果について
も第1実施例と実質的に略同一であり、その説明を省略
する。
も第1実施例と実質的に略同一であり、その説明を省略
する。
【0017】
【発明の効果】以上に示した様に本発明では、フアンシ
ユラウド装置における渦の発生場所であるシユラウド円
筒部の投影形状におけるラジエタの投影形状よりもはみ
でている部分を切り欠くことで、フアン駆動時における
騒音低減や風量増大を達成でき、ラジエタの冷却効率を
向上できる。
ユラウド装置における渦の発生場所であるシユラウド円
筒部の投影形状におけるラジエタの投影形状よりもはみ
でている部分を切り欠くことで、フアン駆動時における
騒音低減や風量増大を達成でき、ラジエタの冷却効率を
向上できる。
【0018】また、切り欠く部分は円筒部のみであり、
テーパ部と円筒部を接続するR部を残すことで、シユラ
ウド内を流れる風をスムーズにシユラウド外部へと排出
でき、前述のフアン駆動時における騒音低減や風量増大
を助けている。
テーパ部と円筒部を接続するR部を残すことで、シユラ
ウド内を流れる風をスムーズにシユラウド外部へと排出
でき、前述のフアン駆動時における騒音低減や風量増大
を助けている。
【図1】本発明第1実施例のフアンシユラウド装置10
の自動車搭載状態の構成図を示す。
の自動車搭載状態の構成図を示す。
【図2】図1における要部基本構成図を示す。
【図3】図2における要部投影形状図を示す。
【図4】図2における要部拡大構成図を示す。
【図5】図2における冷却性能の特性図を示す。
【図6】図2における音圧レベルの特性図を示す。
【図7】本発明第2実施例のフアンシユラウド装置30
の投影形状図を示す。
の投影形状図を示す。
【図8】図7における基本構成図を示す。
【図9】従来技術のフアンシユラウド装置の構成図を示
す。
す。
10,30 フアンシユラウド装置、 17 フアン、 18 ラジエタ、 19 シユラウド、 19b テーパ部、 19c 円筒部、 19d R部。
Claims (1)
- 【請求項1】 ラジエタと、 該ラジエタに一端が固設され、テーパ部、円筒部および
テーパ部と円筒部とを接続するR部を有するシユラウド
と、 該シユラウドの円筒部内に配設されるフアンとを有し、 前記フアンの回転投影形状は前記ラジエタの投影形状よ
りも大きく、前記円筒部の前記ラジエタ投影形状よりも
はみでている部分を切り欠いたことを特徴とするフアン
シユラウド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20016091A JPH0544469A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | フアンシユラウド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20016091A JPH0544469A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | フアンシユラウド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544469A true JPH0544469A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16419787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20016091A Pending JPH0544469A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | フアンシユラウド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0544469A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009028666A1 (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-05 | Komatsu Ltd. | 冷却装置およびこれを備えた建設機械又は作業機械 |
US9228320B2 (en) | 2007-08-31 | 2016-01-05 | Komatsu Ltd. | Cooling device and construction machine or working machine equipped with the same |
US9228319B2 (en) | 2007-08-31 | 2016-01-05 | Komatsu Ltd. | Cooling device and construction machine or working machine equipped with the same |
US9228317B2 (en) | 2007-08-31 | 2016-01-05 | Komatsu Ltd. | Cooling device and construction machine or working machine equipped with the same |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP20016091A patent/JPH0544469A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009028666A1 (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-05 | Komatsu Ltd. | 冷却装置およびこれを備えた建設機械又は作業機械 |
JP2009073469A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-04-09 | Komatsu Ltd | 冷却装置およびこれを備えた建設機械又は作業機械 |
US9228318B2 (en) | 2007-08-31 | 2016-01-05 | Komatsu Ltd. | Cooling device and construction machine or working machine equipped with the same |
US9228320B2 (en) | 2007-08-31 | 2016-01-05 | Komatsu Ltd. | Cooling device and construction machine or working machine equipped with the same |
US9228319B2 (en) | 2007-08-31 | 2016-01-05 | Komatsu Ltd. | Cooling device and construction machine or working machine equipped with the same |
US9228317B2 (en) | 2007-08-31 | 2016-01-05 | Komatsu Ltd. | Cooling device and construction machine or working machine equipped with the same |
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