JPH076286A - テレメータ・テレコントロール装置 - Google Patents

テレメータ・テレコントロール装置

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JPH076286A
JPH076286A JP14492593A JP14492593A JPH076286A JP H076286 A JPH076286 A JP H076286A JP 14492593 A JP14492593 A JP 14492593A JP 14492593 A JP14492593 A JP 14492593A JP H076286 A JPH076286 A JP H076286A
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JP
Japan
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unit
input
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section
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JP14492593A
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English (en)
Inventor
Akira Uemura
朗 植村
Yasushi Takizawa
靖 滝沢
Hiroshi Shimada
啓史 島田
Kensuke Takai
健介 高井
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズ、輻射等の発生を低減するとともに、
省スペース化を実現する。 【構成】 基本ユニット部20と入出力ユニット部30
の間を内部シリアルバス配線40でディージィーチェイ
ン接続する。パラレルの共通母線を設ける必要がなくな
り、特にユニット数が少ない場合に省スペース化でき
る。また、ノイズ、輻射等の問題も生じにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送路を用いて遠隔地
に設置された設備の監視、制御を行うテレメータ・テレ
コントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレメータ・テレコントロール装置の構
成は、使用条件を限定しない汎用性を求める場合、対応
する設備の規模、条件に柔軟に対応可能な構成とする必
要がある。例えば図6に示されるように、この種のテレ
メータ・テレコントロール装置1は、複数のユニットを
マザーボード4に実装した構成を有している。
【0003】実装される複数のユニットのうち符号2で
示されるユニットは例えば基本ユニット部であり、符号
3で示されるユニットは例えば入出力ユニット部3であ
る。基本ユニット部2は、通信に関する基本的な処理を
実行し、テレメータ・テレコントロール装置の各部を管
理し、またその他の機能に関する処理を実行する。基本
ユニット部2は、従って、テレメータ・テレコントロー
ル装置の機能のうち中枢的な機能を有するユニットであ
る。入出力ユニット部3は、他の設備との情報の入出力
のために使用されるユニットである。このようにユニッ
ト化するのは、詳細には、対応する設備に応じた形態で
情報を入出力する必要があり、また、設備規模に応じて
増減する入出力点数に対応するためである。
【0004】基本ユニット部2と入出力ユニット部3の
間を接続するのは、マザーボード4上に並列に複数本走
るバス(共通母線)4Aである。共通母線4Aは、いわ
ゆるプリント配線技術によって形成される。共通母線4
A上には、複数個のコネクタ4Bが設けられており、基
本ユニット部2及び入出力ユニット部3は、このコネク
タ4Bに接続され、マザーボード4に装着される。
【0005】この様にマザーボード4上に共通母線4A
を設けマザーボード4に基本ユニット部2及び入出力ユ
ニット部3を装着するのは、共通母線4Aの長さに制約
があるからである。すなわち、基本ユニット部2及び入
出力ユニット部3相互の信号授受は全て共通母線4Aを
介して行われているから、特に複雑な処理を実行する場
合等、共通母線4Aでの信号は高速にする必要がある。
この速度は接続される設備の動作速度に応じて定めねば
ならず、通常、マイクロコンピュータの動作速度と同程
度の速度となる。この速度は、テレメータ・テレコント
ロール装置1自体が必要とする速度を大きく上回ってい
る。このような信号の高速化は、ノイズ、輻射若しくは
反射の発生要因になる。共通母線4Aを短くするのはこ
れらを抑制しテレメータ・テレコントロール装置1自身
や他の装置への悪影響を避けるためであり、基本ユニッ
ト部2及び入出力ユニット部3をマザーボード4に取り
付ける背板構造を採用するのは制限された共通母線4A
長のもとで実装密度を確保するためである。
【0006】共通母線4Aの長さは、例えば、50cm
程度に制約される。従って、マザーボード4の寸法も、
この制約された共通母線4A長を単位とした寸法に規格
化される。テレメータ・テレコントロール装置1を増設
等する場合には、このような規格寸法を有するマザーボ
ード4が単位となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように共通母線の
長さにより定まる規格寸法を有するマザーボードを単位
としてテレメータ・テレコントロール装置が設置される
場合、入出力ユニット部の個数が少なくても、規格寸法
を有するマザーボード1枚分の寸法が少なくとも必要と
なる。すなわち、小さなシステムでも装置構成が大きく
なり、必要とされる大きさ以上の設置スペースが必要と
なる。これは、省スペース化の妨げになる。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、輻射等の発生を防
止低減するとともに、省スペース化を実現することが可
能なテレメータ・テレコントロール装置を実現すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のテレメータ・テレコントロール装置
は、別体構成された複数のユニットと、これらのユニッ
ト間でシリアル伝送が行われるよう当該ユニット間をデ
ィージィーチェイン接続するシリアル接続手段と、を備
え、各ユニットが、上記シリアル接続手段との接続に係
りシリアル接続手段により伝送可能なシリアル形態と各
ユニットにおいて処理可能なパラレル形態相互間で信号
の形態を変換するバス変換部を含むことを特徴とする。
【0010】また、本発明のテレメータ・テレコントロ
ール装置の構築方法は、別体構成された複数のユニット
にそれぞれシリアル/パラレル相互変換手段を設け、こ
れらのユニット間でシリアル伝送が行われるようシリア
ル接続手段により当該ユニット間をディージィーチェイ
ン接続することにより、本発明のテレメータ・テレコン
トロール装置を構築することを特徴とする。
【0011】そして、本発明は、上記複数のユニットの
うち少なくとも1個が、通信回線を介して遠隔地と通信
する手段と、シリアル接続手段を介して他のユニットに
信号の送信又は受信を指示する手段と、を有し、他のユ
ニットが、シリアル接続手段を介して他のユニットから
信号の送信又は受信の指示を受信する手段と、この指示
に応じて対応する外部設備又は機器から情報を入力し又
は当該設備又は機器の制御を行う手段と、を備えること
を特徴とする。
【0012】
【作用】本発明においては、各ユニットにおいて、シリ
アル接続手段により伝送可能なシリアル形態と各ユニッ
トにおいて処理可能なパラレル形態相互間で、信号の形
態が変換される。ユニット間は、シリアル接続手段によ
り、ディージィーチェイン接続される。従って、別体構
成された複数のユニット間の信号伝送がシリアル伝送と
なる。これにより、ノイズ、輻射等が低減されると共
に、共通母線の使用に伴う寸法の制約が解除されること
となり、マザーボードの廃止、ひいては省スペース化が
実現される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図面
に基づき説明する。
【0014】図1及び図2には、本発明の一実施例に係
るテレメータ・テレコントロール装置の構成が示されて
いる。特に図1には外観が、図2には回路構成が、それ
ぞれ示されている。
【0015】図1及び図2に示されるように、本実施例
のテレメータ・テレコントロール装置10は、複数のユ
ニットをディージィーチェイン接続した構成を有してい
る。すなわち、ディージィーチェイン接続のための内部
シリアルバス配線40を有している。ディージィーチェ
イン接続の対象となるユニットは、制御中枢として機能
する基本ユニット部20と、対応する設備との接続のた
めの入出力ユニット部30である。
【0016】基本ユニット部20は、図2に示されるモ
デム50を介して通信回線との間で信号の授受を行う。
モデム50はこの信号の変復調を行う回路である。基本
ユニット部20は、モデム50を介して回線から入力さ
れる情報、例えば設備の管理情報や制御情報を所定の形
態に変換し、ディージィーチェイン接続された入出力ユ
ニット部30に出力する。また、入出力ユニット部30
から収集した監視情報をモデム50を介して回線に出力
する。
【0017】入出力ユニット部30は、取り扱う情報の
形態に応じて入出力を行う。また、基本ユニット部20
からの指示に従い、バス配線40上に信号を送出する。
また、図2に示すように、入出力ユニット部30として
は、接続される図示しない設備の信号入出力形態に応
じ、デジタル入力ユニット、デジタル出力ユニット、ア
ナログ入力ユニット、アナログ出力ユニット等、複数の
ユニットが設置される。
【0018】内部シリアルバス配線40は、基本ユニッ
ト部20及び入出力ユニット部30の間を縫うようにか
つ巡回的に接続する。すなわち、ディージィーチェイン
バスを構成する。
【0019】パーソナルコンピュータ60は、テレメー
タ・テレコントロール装置10の機能設定やその機能の
設定状況を確認するモニターとして使用される。従っ
て、パーソナルコンピュータ60は、機能設定時やメン
テナンス時にのみテレメータ・テレコントロール装置1
0に接続される。通常は接続されない。
【0020】図3には、基本ユニット部20及び入出力
ユニット部30の構成が示されている。
【0021】この図に示されるように、基本ユニット部
20は、通信処理部21、S/P変換部22、情報交換
部23、バス処理部24、記憶部25、バス変換部2
6、SI/O部27から構成されている。また、入出力
ユニット部30は、バス変換部31、入出力処理部32
及び入出力部33から構成されている。
【0022】回線からの受信時においてモデム50によ
って復調される信号はシリアル信号である。S/P変換
部22はこれをパラレル信号に変換する。通信処理部2
1は、S/P変換部22から出力されるパラレル信号に
ついて、プロトコル変換やフォーマット変換等の処理を
施す。通信処理部21は、これ以外にも、通信に関する
各種の処理機能を有している。通信処理部21によるプ
ロトコル変換やフォーマット変換の結果基本ユニット部
20内部で処理可能な形態となったパラレル信号は、情
報交換部23を介してバス処理部24に供給される。逆
に、送信時には、バス処理部24から情報交換部23を
介して通信処理部21にパラレル信号が供給され、この
パラレル信号が通信に適する形態に変換される。通信に
適する形態に変換されたパラレル信号はS/P変換部2
2に供給される。S/P変換部22は送信すべき信号を
シリアル信号に変換し、モデム50に供給する。モデム
50はこれを変調して回線に送出する。バス処理部24
は、バス変換部26に対し、入出力を要求する。すなわ
ち、基本ユニット部20から入出力ユニット部30に対
し情報の入力を要求する場合には、バス処理部24はバ
ス変換部26に対し情報入力要求を発する。逆に、基本
ユニット部20から入出力ユニット部30に情報の出力
を要求する場合には、出力すべき情報に係るパラレル信
号が、バス処理部24からバス変換部26に供給され
る。
【0023】まず、基本ユニット部20から入出力ユニ
ット部30に対し情報の入力を要求する場合には、バス
変換部26は、バス処理部24からの要求に応じて情報
入力要求を示すパラレル信号をシリアル信号に変換して
内部シリアルバス配線40上に送出する。入出力ユニッ
ト部30のバス変換部31は基本ユニット部20のバス
変換部26と同様に内部シリアルバス配線40に接続さ
れており、基本ユニット部20から伝送されるシリアル
信号を入出力ユニット部30の内部で処理可能なパラレ
ル信号に変換する。入出力処理部32は、バス変換部3
1によって得られるパラレル信号を解釈する。この解釈
の結果、当該パラレル信号が情報入力要求とされた場合
には、入出力処理部32は必要に応じて情報入力要求に
データを付加する。このデータは、バス変換部31によ
り、受信したシリアル信号に付加され、後段の入出力ユ
ニット部30等に送信すべく、内部シリアルバス配線4
0上に送出される。各入出力ユニット部30は、前段の
ユニット、すなわち基本ユニット部20又は直前の入出
力ユニット部30から内部シリアルバス配線40を介し
て受信した情報入力要求について同様の処理を施し、後
段のユニット、すなわち直後の入出力ユニット部30又
は基本ユニット部20に対し、必要に応じてデータが付
加されたシリアル信号を供給する。バス処理部24は、
循環してきた信号を受信し、各入出力ユニット部30に
より入力された情報を収集する。
【0024】各入出力ユニット部30において付加され
るデータは、入出力部33を介し外部から収集されるデ
ータである。すなわち、各入出力ユニット部30のうち
入力機能を備えるものは、対応する設備・機器から、例
えば監視情報に関する信号を入力する。入出力ユニット
部30がアナログ信号を入力する場合にはこのユニット
は図2に示されるようにアナログ入力ユニットと呼ば
れ、デジタル信号を入力する場合にはデジタル入力ユニ
ットと呼ばれる。同様に、入出力ユニット部30がアナ
ログ信号を出力する場合にはこのユニットはアナログ出
力ユニットと呼ばれ、デジタル信号を出力する場合には
デジタル出力ユニットと呼ばれる。
【0025】逆に、基本ユニット部20から入出力ユニ
ット部30に情報の出力を要求する場合には、出力すべ
き情報に係るパラレル信号が、バス処理部24からバス
変換部26に供給される。バス変換部26はこれをシリ
アル信号に変換し内部シリアルバス配線40上に送出す
る。送信の対象となるパラレル信号は、例えば管理情
報、制御情報に関する信号である。入出力ユニット部3
0のバス変換部31は上述したようにシリアル/パラレ
ル変換を行い、入出力処理部32は得られるパラレル信
号を解釈する。入出力処理部32は、このパラレル信号
に含まれるデータのうち自己が必要とするデータを取り
出し、入出力部33を介し対応する設備・機器に出力す
る。バス変換部31は、受信したシリアル信号を、後段
の入出力ユニット部30等に送信すべく、内部シリアル
バス配線40上に送出する。各入出力ユニット部30
は、前段のユニットから内部シリアルバス配線40を介
して受信したデータについて同様の処理を施し、後段の
ユニットにこのデータに係るシリアル信号を供給する。
【0026】なお、基本ユニット部20の記憶部25
は、各種機能の設定情報を格納する書き込み可能な不揮
発性メモリである。書き込みは、バス処理部24によっ
て行われる。また、S I/O部27は、マイクロコン
ピュータ60との接続のためのシリアルインタフェース
である。さらに、バス処理部24は、必要に応じ、デー
タ入出力動作の正常/異常の判定を行い、各入出力ユニ
ット部30の状態を監視し、データの再送等を実行す
る。
【0027】次に、内部シリアルバス配線40における
信号形態について説明する。
【0028】まず、基本ユニット部20が入出力ユニッ
ト部30から情報を収集する場合の形態が、図4に示さ
れている。この場合、基本ユニット部20は、先行パッ
ド、ヘッダ及び後行パッドから構成される情報入力要求
D1に係るシリアル信号を、内部シリアルバス配線40
上に送出する。先行パッドは情報の先頭を、ヘッダは情
報の種別を、後行パッドは情報の終結を、それぞれ示し
ている。基本ユニット部20の直後に接続されている入
出力ユニット部30が入力ユニットである場合、このユ
ニットは対応する設備・機器から収集したデータを情報
部1として付加する。情報部1は、情報の種別を示す情
報番号、要求される情報及びその他の付加情報で構成さ
れる。その結果得られる情報D2は、後段の入出力ユニ
ット部30に送信される。情報D2を受信した入出力ユ
ニット部30が入力ユニットである場合、このユニット
は対応する設備・機器から収集したデータを情報部2と
して付加する。その結果得られる情報D3は、後段の入
出力ユニット部30に送信される。情報D3を受信した
入出力ユニット部30が出力ユニットである場合、この
ユニットはデータを付加することなく、情報D4として
後段のユニットである基本ユニット部20に送信する。
基本ユニット部20は、受信した情報のチェックを行
い、正常であれば、モデム50を通して回線上に情報を
送出する。また、異常であれば、再送等の異常処理を行
う。
【0029】次に、基本ユニット部20から入出力ユニ
ット部30に情報を出力する場合の形態が、図5に示さ
れている。この場合、基本ユニット部20は、先行パッ
ド、情報部(この図では情報部1及び2)、ヘッダ及び
後行パッドから構成される情報出力要求D11に係るシ
リアル信号を、内部シリアルバス配線40上に送出す
る。先行パッドは情報の先頭を、ヘッダは情報の種別
を、情報部は情報の種別を示す情報番号、要求される情
報及びその他の付加情報を、後行パッドは情報の終結
を、それぞれ示している。基本ユニット部20の直後に
接続されている入出力ユニット部30が出力ユニットで
ある場合、このユニットは情報部に含まれる自己宛ての
データを取り込む。出力要求D11は、そのまま情報D
12として後段の入出力ユニット部30に送信される。
情報D12を受信した入出力ユニット部30が出力ユニ
ットである場合、このユニットは情報部に含まれる自己
宛てのデータを取り込む。情報D12は、そのまま情報
D13として後段の入出力ユニット部30に送信され
る。情報D13は、後段の入出力ユニット部30に送信
される。情報D13を受信した入出力ユニット部30が
入力ユニットである場合、このユニットはデータを取り
出すことなく、情報D14として後段のユニットである
基本ユニット部20に送信する。基本ユニット部20
は、受信した情報のチェックを行い、正常であれば、モ
デム50を通して回線上に情報を送出する。また、異常
であれば、再送等の異常処理を行う。
【0030】以上、基本ユニット部20と入出力ユニッ
ト部30の間の情報の入出力形態例について説明した
が、ヘッダ及び情報部の内容設定により、様々な機能を
実現することができる。
【0031】このような構成により、本実施例によれ
ば、共通母線を使用することによるノイズ、輻射等を防
止できる。また、マザーボードを廃止できるため、省ス
ペース化を実現できる。
【0032】さらに、基本ユニット部20と入出力ユニ
ット部30の間の信号速度は、通信回線を介して行う通
信の速度に比べて、2倍乃至3倍の速度で足りる。無
論、この速度でも、機能を満足する上で支障にならな
い。従って、マイクロコンピュータの動作速度のような
高速動作は必要とならない。すなわち、テレメータ・テ
レコントロール装置10の内部シリアルバス配線40に
おける信号速度は、従来のマザーボード上に形成された
共通母線での信号速度に比べて、50分の1乃至100
分の1程度の速度となり、シールド等の対策は不要とな
る。
【0033】また、基本ユニット部20及び入出力ユニ
ット部30を信号が通過する毎に、バス変換部26や3
1により信号が新たに生成され、かつ増幅されるため、
信号波形の減衰等が防止される。
【0034】さらに、ディージィーチェインバス方式を
採用しているため、ユニットの配列・接続順序に従い信
号が流れるから、この接続順にユニットに番号を付する
ことができる。このユニットに付けた番号をもとに、ユ
ニットの指定、指定ユニットに対する機能指示を基本ユ
ニット部20から行うことができるため、従来において
機能の選択及びユニットのアドレス指定のために不可欠
であったすべての設定用スイッチを廃止できる。
【0035】また、基本ユニット部20は入出力ユニッ
ト部30の機能について指示するのみであり制御機能を
備える必要がない。従って、この機能指示の内容をパー
ソナルコンピュータ60等で作成し、作成された機能指
示を記憶部25に格納しておけば、電源投入当初から自
動的に動作させることができる。機能指示の設定がパー
ソナルコンピュータ60で行えることは、パーソナルコ
ンピュータ60のディスプレイに表示される設定方法を
考慮するだけで、専門知識のない人でも、例えばマニュ
アルに従って容易に機能を選択できる。さらに、このこ
とは、例えば、入出力ユニット部30の故障時に機能指
示の再設定をすることなく入出力ユニット部30の交換
が可能となり、テレメータ・テレコントロール装置10
を遠隔地に新たに設定した後の保守や点検が簡単に行え
ることを意味する。
【0036】また、本実施例では基本ユニット部20及
び入出力ユニット部30相互間でシリアル伝送を行って
いる。従って、装置を安価かつ簡素に構成するために、
各ユニットにマイクロコンピュータを搭載することが有
意である。このように各ユニットにマイクロコンピュー
タを搭載すると、従来基本ユニット部20で集中的に行
ってきた各種機能(例えば、入力チェック、スケール変
換、警報判定、フリッカ機能等)を各ユニット毎に分散
して行うことが可能になる。なお、基本ユニット部20
に搭載されるマイクロコンピュータはもとより、各入出
力ユニット部30に搭載されるマイクロコンピュータは
高機能、高速度でなくてもよい。
【0037】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更できる。例えば、バス変換部を電気信号−光信号変
換部として構成し、内部シリアルバス配線40を光バス
ケーブルで構成してもよい。さらに、本発明は、同様の
入出力部を持つ装置、例えばプログラマブルコントロー
ラ、電子計算機の制御用入出力装置などに広く適用でき
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各ユニットにおいて、シリアル/パラレル相互変換を行
いつつ、ユニット間をディージィーチェイン接続するシ
リアル接続手段により別体構成された複数のユニット間
でシリアル伝送を行うようにしたため、ノイズ、輻射等
が低減されると共に、共通母線の使用に伴う寸法の制約
が解除されることとなり、マザーボードの廃止、ひいて
は省スペース化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るテレメータ・テレコン
トロール装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】この装置の構成を示すブロック図である。
【図3】この装置の要部構成を示すブロック図である。
【図4】この装置の入力情報の形態を示す図である。
【図5】この装置の出力情報の形態を示す図である。
【図6】一従来例に係るテレメータ・テレコントロール
装置の概略構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 テレメータ・テレコントロール装置 20 基本ユニット部 30 入出力ユニット部 26,31 バス変換部 40 内部シリアルバス配線 50 モデム 60 パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高井 健介 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 別体構成された複数のユニットと、 これらのユニット間でシリアル伝送が行われるよう当該
    ユニット間をディージィーチェイン接続するシリアル接
    続手段と、 を備え、 各ユニットが、上記シリアル接続手段との接続に係りシ
    リアル接続手段により伝送可能なシリアル形態と各ユニ
    ットにおいて処理可能なパラレル形態相互間で信号の形
    態を変換するバス変換部を含むことを特徴とするテレメ
    ータ・テレコントロール装置。
  2. 【請求項2】 別体構成された複数のユニットにそれぞ
    れシリアル/パラレル相互変換手段を設け、 これらのユニット間でシリアル伝送が行われるようシリ
    アル接続手段により当該ユニット間をディージィーチェ
    イン接続することにより、 請求項1記載のテレメータ・テレコントロール装置を構
    築することを特徴とするテレメータ・テレコントロール
    装置の構築方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のテレメータ・テレ
    コントロール装置又はその構築方法において、 上記複数のユニットのうち少なくとも1個が、 通信回線を介して遠隔地と通信する手段と、 シリアル接続手段を介して他のユニットに信号の送信又
    は受信を指示する手段と、 を有し、 他のユニットが、 シリアル接続手段を介して他のユニットから信号の送信
    又は受信の指示を受信する手段と、 この指示に応じて対応する外部設備又は機器から情報を
    入力し又は当該設備又は機器の制御を行う手段と、 を備えることを特徴とするテレメータ・テレコントロー
    ル装置又はその構築方法。
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