JPH0762803B2 - アーム式作業機の駆動制御装置 - Google Patents

アーム式作業機の駆動制御装置

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JPH0762803B2
JPH0762803B2 JP60246811A JP24681185A JPH0762803B2 JP H0762803 B2 JPH0762803 B2 JP H0762803B2 JP 60246811 A JP60246811 A JP 60246811A JP 24681185 A JP24681185 A JP 24681185A JP H0762803 B2 JPH0762803 B2 JP H0762803B2
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lever
input
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榑沼  透
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、複数のアームを備えた土木建設機械や荷役運
搬機械などのアーム先端を駆動制御する装置に関する。
(発明の背景) 上述したマニピュレータ先端に取付けられた作業機構や
プレイバックロボットあるいは工作機械のポジショニン
グテーブル等を含む作業機構は少なくとも3自由度を有
している。ここで、3自由度を有する作業機構の動作に
ついてマニピュレータを例にとって第8図を参照して説
明するに、ベース81には旋回回転機構82が設けられ、マ
ニピュレータ80はベース81に対して回転可能である。旋
回回転機構82に接続された上腕旋回機構83により上腕84
が駆動され、上腕84の先端に設けられた前腕旋回機構85
により前腕86が駆動され、これらの各要素の動きにより
上腕86の先端を三次元空間内で自由に動かし、これによ
り、上腕86先端部に設けられる作業機構の位置決め等が
行われる。なお、本図はJIS「産業用ロボット記号」で
表わされている。
このような3自由度を持つ作業機構は、第8図に示した
マニュピュレータの他に、荷役運搬機械、例えば油圧シ
ョベルの作業用アタッチメントに備えられている。
第9図に油圧ショベル90の一例を示し、油圧ショベル90
は、下部走行体91と、旋回用回転機構92によって下部走
行体91に連結された上部旋回体93とを有し、これら下部
走行体91および上部旋回体93により油圧ショベル本体94
が構成される。油圧ショベル本体94にはブーム95が回転
支点96に回動可能に取付けられ、そのブーム95はブーム
用アクチュエータ97によって駆動される。ブーム95の先
端にはアーム98が回動支点99に回動可能に取付けられ、
そのアーム98はアーム用アクチュエータ100によって駆
動される。そして、アーム98の先端にはバケット101が
回動支点102に回動可能に取付けられ、そのバケット101
はバケット用アクチュエータ103によって駆動される。
ここで、ブーム95およびアーム98を作業用アタッチメン
ト本体と呼び、回動支点102により先端を、すなわちこ
こではバケット101を作業機構と呼び、これら作業用ア
タッチメント本体と作業機構とを作業用アタッチメント
と呼ぶ。作業機構としては、バケットの他に岩石破砕用
ブレーカや把持具等があげられる。
第9図に示した油圧ショベル90をJIS規格の「産業用ロ
ボット記号」で表わすと第10図に示すようになる。第10
図においては第9図と同一の箇所には同一の符号を付し
ている。なお、図において104はブーム旋回機構、105は
アーム旋回機構、106はバケット旋回機構を示すが、104
は油圧ショベル本体94とブーム95との関節、105はブー
ム95とアーム98との関節、106はアーム98とバケット101
との関節をも示すものである。すなわち、符号104〜106
は、ブーム95,アーム98およびバケット101の回動支点9
6,99および102と駆動用アクチュエータ97,100および103
とを含めたシンボルとして用いている。
第10図を第8図と比較して見ると、油圧ショベル90の旋
回回転機構92がマニピュレータ80の回転機構82に、同様
に油圧ショベル90のブーム95がマニュピュレータ80の上
腕84に、油圧ショベル90のアーム98がマニピュレータ80
の前腕86に相当していることがわかり、油圧ショベル90
の作業用アタッチメント本体を一種のマニピュレータと
考えることができる。
そして、作業機構としてのバケット101は、ブーム95お
よびアーム98の駆動により、両者で形成する二次元平面
内で自由に移動され、またこれらの駆動に加えて旋回用
回転機構92の駆動により三次元空間内で自由に移動され
る。
ところで、三次元空間内でのバケット101の位置決め等
の制御は、従来第11図に示すような2軸入力レバー装置
110を用いて行なっていた。この2軸入力レバー装置110
は、入力装置本体111と、その入力装置本体111に設けら
れた2軸入力レバー112とから構成され、2軸入力レバ
ー112は常時は装置本体111に対して垂直に保持され、X
軸方向のXaまたはXbおよびY軸方向のYaまたはYbの各方
向に不図示の支点を中心として傾動できるとともに、そ
れら各方向の中間の方向にも傾動できるようになってい
る。そして、その2軸入力レバー112の傾動量に応じた
出力が入力装置本体111からX軸およびY軸方向の2つ
の値としてとり出される。入力レバー112の傾動量に代
えて、ある方向における操作力を検出してそれに応じた
出力をとり出すようにする場合もある。
そして、上述した油圧ショベル90においては、従来から
第11図に示す2軸入力レバー装置110を2個用いてバケ
ット101の位置決め等を行なっている。すなわち、第12
図は、油圧ショベル本体に設けられた運転席120を上か
ら見た図であり、図中121はフロントガラスを、122は座
席を示し、座席122からフロントガラス121に向かって左
右の位置に上述した2軸入力レバー装置110Aおよび110B
が設けられている。左側の2軸入力レバー装置110Aは旋
回−アーム操作レバーを構成し、右側の2軸入力レバー
装置110Bはブーム−バケット操作レバーを構成する。
旋回−アーム操作レバー110AのY軸方向の操作により旋
回用回転機構92が駆動され、X軸方向の操作によりアー
ム用アクチュエータ100が駆動される。そして、Ya方向
の操作により右旋回、Yb方向の操作により左旋回し、Xa
方向の操作によりアームダンプ、Xb方向の操作によりア
ームクラウドというように、レバー110Aの各操作方向毎
に旋回体93およびアーム98の駆動方向が割り当てられて
いる。
また、ブーム−バケット操作レバー110BのY軸方向の操
作によりブーム用アクチュエータ97が駆動され、X軸方
向の操作によりバケット用アクチュエータ103が駆動さ
れる。そして、Ya方向の操作によりブーム下げ、Yb方向
の操作によりブーム上げ、Xa方向の操作によりバケット
ダンプ、Xb方向の操作によりバケットクラウドというよ
うに、レバー110Bの各操作方向毎にブーム95およびバケ
ット101の駆動方向が割り当てられている。
しかしながら、上述した動作からわかるように、各操作
レバーの操作方向とバケット101の駆動方向とが一致し
ていないので、バケット101を三次元空間内で所望の位
置にあるいは所望の速度で制御するためには、2本の操
作レバー110Aおよび110Bを複雑に操作しなくてはならな
かった。そのため、運転者の意図する方向にバケット10
1を自在に動かすには相当の熟練を必要としていた。
このような問題を解決する従来例として、特公昭35-582
0号公報(従来技術1)と、実開昭59-121019号公報(実
願昭58-14032号:従来技術2)が知られている。従来技
術1には、X線装置の蛍光板を操作レバーで3軸直交方
向に移動操作する装置において、移動方向と操作レバー
の操作方向とを一致させたものが開示されている。従来
技術2には、排雪板を操作レバーで駆動する排雪板操縦
装置において、XYの2軸に操作することにより、排雪板
を昇降させ、左右端部の肩上がりおよび肩下がり動作を
させる操縦杆と、この操縦杆に直交して設けられた握持
体と、握持体に設けたシーソースイッチとを備え、排雪
板の左右の翼板をシーソースイッチで開閉運動させるも
のが開示されている。
しかしながら、これらの各従来技術では、制御対象の動
作方向と操作レバーの操作方向とが一致しているもの
の、アーム式作業機のアーム先端のように水平面内ある
いは垂直面内でアーム先端を移動させるような装置への
言及はない。とくに、従来技術2のように操作レバーで
排雪板を昇降する場合には、操作レバーの前後方向の操
作感覚を疑似的に昇降動作と対応づけているが、操作感
覚の点からまた操作性の点からも一層の改善が望まれ
る。
(発明の目的) 本発明の目的は、入力レバーの操作方向とアーム先端の
動作方向を一対一対応させるとともに、とくにアーム先
端を垂直方向に動作させる入力レバーを親指で垂直方向
に操作可能にしてXYZ3軸の操作感覚の向上と操作性の向
上を図ることにある。
(発明の概要) 本発明は、少なくとも本体に対して回動可能な第1アー
ムと、この第1アームに連結し前記第1のアームに対し
て回動可能な第2のアームとを有するアーム式作業機の
駆動制御装置であって、X軸およびY軸で規定される水
平面とその水平面と直交する垂直面の両面内で、制御対
象である前記第2のアームの先端の速度とその方向、ま
たは位置を含む物理量を与え、その物理量に応じて前記
第1および第2のアームを駆動制御するアーム式作業機
の駆動制御装置に適用される。
そして上述した目的は、前記作業機の先端に対して前記
X軸およびY軸方向の物理量を付与するためにそのX軸
方向およびY軸方向に操作される第1の入力レバーと、 前記第1の入力レバーのX軸方向およびY軸方向への操
作に応じて、X軸方向の物理量を示す制御信号およびY
軸方向の物理量を示す制御信号を発生する第1の信号発
生手段と、前記第1の入力レバーと直交して接続され、
前記水平面と平行な面内に延在するグリップと、前記水
平面と直交する方向であるZ軸方向の物理量を前記作業
機のアーム先端に付与するために、前記グリップを握っ
た親指により前記Z軸方向に操作可能に、前記グリップ
の長手方向の端面から突設された第2の入力レバーと、
前記第2の入力レバーのZ軸方向への操作に応じて、Z
軸方向の物理量を示す制御信号を発生する第2の信号発
生手段と、前記第1および第2の信号発生手段と接続さ
れ、前記X軸、Y軸およびZ軸制御信号に応じて前記作
業機の先端をそれら3軸方向に駆動するように前記第1
および第2のアームの駆動信号を演算する演算手段とを
具備することにより、達成される。
(実施例) 第1図は本発明制御装置に用いられる3軸入力レバー装
置100の一実施例を示し、1はX−Y軸方向の制御信号
を出力するX−Y入力装置本体(第1の信号発生手段)
であり、例えばポテンショメータ式の装置とすることが
できる。X−Y入力装置本体1にはX−Y入力レバー3
が連結され、そのX−Y入力レバー3は、常時X−Y入
力装置本体1に対して垂直状態で保持されるとともに、
X軸方向Xa,XbおよびY軸方向Ya,Ybまたはその中間の方
向に傾動することができ、X−Y入力装置本体1はその
入力レバー3の傾動量に応じた電気信号、すなわち、X
軸方向およびY軸方向の制御信号SXおよびSYを出力す
る。
X−Y入力レバー3の自由端には、その入力レバー3の
軸芯と直交し、X軸方向に軸芯が一致された円筒状のグ
リップ5が設けられ、そのグリップ5の一方の端面から
はZ入力レバー7が突出している。Z入力レバー7はグ
リップ5の内部に設けられたZ入力装置本体9(第2の
信号発生手段)に連結されている。Z入力レバー7は第
1図に示すようにグリップ5を握った親指でZ軸方向Z
a,Zbに操作できるが、X−Y入力レバー3のようには傾
動しないようになっている。すなわち、Z入力装置本体
9は、入力レバー7の操作力の大小を電気信号として取
り出すように構成され、例えば圧電素子が用いられてい
る。このZ入力装置本体9も上述のX−Y入力装置本体
1と同様に、Z入力レバー7の操作方向および操作力に
応じてZ軸方向の位置等の物理量を表わす電気的な制御
信号SZを出力する。
このような入力レバー7および入力装置本体9から構成
されるZ軸入力レバー装置200は、例えば第2図
(a),(b)に示すように構成される。図において、
装置筐体201の底面にはくびれ202を有する入力レバー20
3が立設され、筐体201の開放端部には入力レバー203の
周面と僅かな間隙をもって2個の圧電素子204および206
が配設されている。ここで、入力レバー203が上述した
Z入力レバー7に相当し、レバー203をある方向に操作
するとそれに応じて圧電素子204および206のいずれか一
方から電気信号を得ることができる。
また、入力レバー3および入力装置1から構成されるX
−Y軸入力レバー装置300を第3図(a)〜(c)に示
すように圧電素子により構成することもできる。図にお
いては、第2図(a),(b)と同様な箇所には同一の
符号を付してあるが、筐体201の底面にはY軸およびZ
軸方向に4個の圧電素子204〜207が配設されている。圧
電素子204〜207の上方には筐体201の底面に立設された
ブラケット220に支持軸208が設けられ、その支持軸208
に入力レバー210が保持されている。入力レバー210は、
操作部211と、その下端面に設けられた円板状部材212と
から成り、円板状部材212の下面からは、4個の圧電素
子204〜207と対向配置する押圧部213〜216とレバー210
の保持部217,218とが突設されていて、支持軸208を2つ
の保持部217,218の間に嵌合することにより、操作部211
がX軸方向に操作されるようになっている。そして支持
軸208および保持部217,218にあけられた孔にピン219が
挿通され、これにより操作部211がY軸方向に操作され
るようになっている。
次に第4図を参照して本発明装置の制御系の一実施例に
ついて説明する。
X−Y入力装置本体1のX軸およびY軸制御信号SXおよ
びSYは入力インタフェース11を介してそれぞれ演算装置
13に接続されている。またZ入力装置本体9も同様に、
そのZ軸制御信号SZが入力インタフェース11を介して演
算装置13に接続されている。
演算装置13には、旋回回転機構92の回転角θ、ブーム
旋回機構104の回転角θおよびアーム旋回機構105の回
転角θもそれぞれ入力され、既知の演算式の基づい
て、各関節92,104および105に与えるべき角速度
およびが演算されて演算装置13の出力とされ
る。
ここで、上述した演算式について第5図を参照して簡単
に説明する。第5図において第10図と同様の要素には同
一の符号を付すものとする。なお、図において、 P0〜P4は各関節92,104〜106の位置ベクトル θ〜θは各関節92,104,105の回転角 〔Xi、Yi、Zi〕は各関節92,104,105の座標系Ci:但し、
θi=0のときX,Y,Zの各軸方向の向きはCi=Ci−1 ρ〜ρは関節92,104,105の単位回転ベクトル を表わしている。
ここで、作業機構すなわちバケット101の位置に対応す
る点P4の速度は、 と表わすことができる。また、点P4の速度は、 とも表わせるので、結局、各関節92,104および105の角
速度は直交座標系の値として、 のように表わされる。このとき3軸入力レバー装置100
からの出力SX,SY,SZをそれぞれ,,に入力するこ
とによりバケット101は直交座標系に対応した動きを行
うことができる。さらに点P4の速度は円筒座標系の
(,,)を使用して、 とも表わせるので のようにも表わすことができる。このとき3軸入力レバ
ー装置100からの出力SX,SY,SZをそれぞれ,,に
入力することによりバケット101は円筒座標系に対応し
た動きを行うことができる。ここでJは周知のヤコビ行
列、Aは周知の座標変換行列である。
再び第4図を参照するに、このようにして演算された角
速度はそれぞれ、旋回回転機構用の偏差発生
器17、ブーム旋回機構用の偏差発生器19およびアーム旋
回機構用の偏差発生器21に供給される。そして、各偏差
発生器17,19および21には各関節92,104および105の実際
の角速度A1A3が入力され、演算された角速度
との間の偏差に相応した偏差信号が各コントロー
ルバルブ23,25および27に入力される。ここで、コント
ロールバルブとしては、例えばサーボ弁や電磁比例弁等
を用いることができる。
なお、各関節92,104および105には不図示の回転角セン
サおよび角速度センサが設けられていて、回転角センサ
は演算装置13に接続され、角速度センサは偏差発生器1
7,19および21にそれぞれ接続されている。
以上のように構成された作業機構の制御装置における各
レバーの操作と作業機構であるバケット101の動作につ
いて第4図,第6図および第7図を参照して説明する。
なお、第6図は油圧ショベルの平面図に相当し、第7図
はその側面図に相当する。また、第6図および第7図に
おいて、第10図と同一の要素には同一の符号を付すもの
とする。
第6図において、X−Y入力レバー3をY軸方向Yaに操
作すると、X−Y入力装置本体1からY軸制御信号SYが
出力され、その信号SYは演算装置13に入力され、上述し
た演算式に基づいて、各旋回機構に付与すべき角速度
が演算されて偏差発生器17,19および21に出力
される。そして、それらの角速度と各旋回機
構における実際の角速度A1A3との偏差に応じた信
号がコントロールバルブ23,25および27に供給され、こ
れにより、バケット101が所望の速度でYa方向に移動
し、レバー3をYb方向に操作すると同様にしてバケット
101がYb方向に移動する。また、レバー3をX軸方向Xa
に操作すると同様にバケット101がXa方向に所望の速度
で移動し、レバー1をXb方向に操作するとバケット101
が同様にXb方向に所望の速度で移動することになる。
すなわち、X−Y入力レバー3により、X軸およびY軸
によって定められる水平面内においてバケット101を任
意所望の速度で駆動できる。
Z入力レバー7においても上述したと同様であり、第7
図において、Z入力レバー7をZ軸方向Zaに操作すると
バケット101がZa方向に所望の速度で移動し、レバー7
をZb方向に操作するとバケット101が同様にZb方向に所
望の速度で移動することになる。
すなわち、Z入力レバー7により、X軸およびY軸によ
って定められる水平面と直交する垂直面内の垂直方向に
おいてバケット101を任意所望の速度で駆動できる。
以上では作業機構を速度制御にする場合について説明し
たが、位置制御の場合についても本発明を適用できるこ
とは勿論であり、その場合、演算装置では入力制御信号
SX,SYおよびSZに基づいて各旋回機構の回転角度θ
θを演算してその角度信号を偏差発生器に入力する一
方、偏差発生器には各旋回機構の実際の角度を入力し、
それら2つの入力信号の偏差に基づいてコントロールバ
ルブに制御信号を出力して作業機構の位置が三次元空間
内で制御される。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、X軸方向、Y軸方向およ
びZ軸方向の3軸方向に操作可能な第1および第2の入
力レバーを設け、これら入力レバーの各軸方向の操作に
応じて操作された軸方向の物理量を示す制御信号を出力
し、各軸方向の制御信号に基づいてアーム先端を入力レ
バーの操作方向に駆動するための駆動信号を演算するよ
うにしたので、第1および第2の入力レバーの操作方向
とアーム先端の駆動方向とが一致して入力レバーの操作
通りにアーム先端を駆動することができる。これによ
り、入力レバーの操作が極めて容易になるとともに、誤
操作の危険性もなくなる。とくに、第2の入力レバーを
垂直方向であるZ軸方向に操作可能に配置し、このZ軸
方向操作に応答してアーム先端を垂直方向に移動可能に
したので、アーム先端の移動方向と第2の入力レバーの
操作方向とが完全に対応して、従来のようにレバーの前
後方向の操作を疑似的に昇降方向とする場合に比べて垂
直方向の操作感覚が向上する。加えて、第2の入力レバ
ーを第1のレバーを握ったまま親指で操作できるように
したので、レバーの持替え操作を必要とせず、操作性も
向上する。
また、三次元空間内でのアーム先端の移動を第1および
第2の入力レバーで制御でき、これら第1および第2の
入力レバーは片手により操作できるので、もう片方の手
により把持具の開閉や姿勢制御あるいは安全装置の操作
が可能となり、作業能率が向上し、安全性に寄与でき
る。
さらに、水平面内での作業機構の移動が第1の入力レバ
ーの操作のみにより行えるので、作業速度も向上でき
る。
なお、本発明の技術的課題を解決するためには、Z軸方
向制御用の第2の入力レバーによりY軸方向も制御でき
るようにしてもよいが、その場合、Y軸方向の動きを確
実に固定できないおそれがあり、特にレンガ等を垂直方
向にのみ積み上げる作業には必ずしも好ましいとは言え
ない。しかしながら、本発明のように第2の入力レバー
に垂直方向の制御だけを与えれば、上述したような作業
における誤操作が確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明制御装置の3軸入力レバー装置の一例を
示す斜視図、第2図(a),(b)および第3図
(a),(b)は入力レバー装置の二実施例を示す図で
あり、第2図(a)および第3図(a)は平面図、第2
図(b)は第2図(a)のb-b線断面図、第3図(b)
は第3図(a)のb-b線断面図、第3図(c)は同じくc
-c線断面図、第4図は同じく本発明制御装置の制御系の
一例を示すブロック図、第5図は第4図に示した演算装
置における演算式を説明するための油圧ショベルの摸式
図、第6図および第7図は本発明による3軸入力レバー
の操作方向と作業機構の駆動方向を示す図、第8図は3
自由度を有するマニピュレータのシンボル図、第9図は
油圧ショベルの一例を示す側面図、第10図はそのシンボ
ル図、第11図は従来の入力レバー装置の一例を示す斜視
図、第12図はその入力レバー装置を用いた油圧ショベル
の操作レバーの配置および操作方向を説明するための平
面図である。 1:X−Y入力装置本体(第1の信号発生手段) 3:X−Y入力レバー(第1の入力レバー) 7:Z入力レバー(第2の入力レバー) 9:Z入力装置本体(第2の信号発生手段) 13:演算装置 17,19,21:偏差発生器 23,25,27:コントロールバルブ 91:下部走行体、92:旋回回転機構 93:上部旋回体、94:油圧ショベル本体 95:ブーム、98:アーム 100:3軸入力レバー装置 101:バケット(作業機構) 104:ブーム旋回機構 105:アーム旋回機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも本体に対して回動可能な第1ア
    ームと、この第1アームに連結し前記第1のアームに対
    して回動可能な第2のアームとを有するアーム式作業機
    の駆動制御装置であって、X軸およびY軸で規定される
    水平面とその水平面と直交する垂直面の両面内で、制御
    対象である前記第2のアームの先端の速度とその方向、
    または位置を含む物理量を与え、その物理量に応じて前
    記第1および第2のアームを駆動制御するアーム式作業
    機の駆動制御装置において、 前記作業機の先端に対して前記X軸およびY軸方向の物
    理量を付与するためにそのX軸方向およびY軸方向に操
    作される第1の入力レバーと、 前記第1の入力レバーのX軸方向およびY軸方向への操
    作に応じて、X軸方向の物理量を示す制御信号およびY
    軸方向の物理量を示す制御信号を発生する第1の信号発
    生手段と、 前記第1の入力レバーと直交して接続され、前記水平面
    と平行な面内に延在するグリップと、 前記水平面と直交する方向であるZ軸方向の物理量を前
    記作業機のアーム先端に付与するために、前記グリップ
    を握った親指により前記Z軸方向に操作可能に、前記グ
    リップの長手方向の端面から突設された第2の入力レバ
    ーと、 前記第2の入力レバーのZ軸方向への操作に応じて、Z
    軸方向の物理量を示す制御信号を発生する第2の信号発
    生手段と、 前記第1および第2の信号発生手段と接続され、前記X
    軸、Y軸およびZ軸制御信号に応じて前記作業機の先端
    をそれら3軸方向に駆動するように前記第1および第2
    のアームの駆動信号を演算する演算手段とを具備したこ
    とを特徴とするアーム式作業機の駆動制御装置。
JP60246811A 1985-11-02 1985-11-02 アーム式作業機の駆動制御装置 Expired - Lifetime JPH0762803B2 (ja)

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