JP3705661B2 - 建設機械の作業機の姿勢制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多関節型のフロント装置を備えた建設機械の作業機の姿勢制御装置に係わり、特に、ブーム、アーム、バケット又は把持装置等からなるフロント装置を備えた油圧ショベルにおいて、作業機であるバケットや把持装置の姿勢を制御する姿勢制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常の建設機械では、フロント装置先端に位置する作業機を除く全てのフロント部材の動作が作業機の姿勢に影響するために、作業機の車体に対する姿勢を保持したり変更したりする場合には、作業機を除く全てのフロント部材の動作に応じて作業機を操作しなければならず、熟練を必要とする困難な作業であった。
【0003】
そこで、このような作業を容易にするための作業機の姿勢制御装置が特開昭58−20835号公報に提案されている。この姿勢制御装置では、作業機であるバケットが操作されない場合には、バケットを作業腕の角度信号により角速度制御することに加え角度偏差信号により位置制御をすることにより、バケット以外の他のフロント装置が動作しても、バケットが地面に対してなす角度である絶対角度を高精度に保持でき、またバケットが操作されると、バケットの絶対角度を保持するためのバケット角度保持信号とバケットを操作するバケット操作レバーにより発生したバケット操作信号のうち高い方を選択し、バケットの制御信号とすることにより、バケット操作レバーの操作方向と逆の方向にバケットの絶対角度が変わることがなく、バケットの絶対角度の修正操作をスムーズに行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術には次のような問題がある。
【0005】
特開昭58−20835号公報に記載の従来技術では、バケットが操作された場合には、バケット角度保持信号とバケット操作信号のうち高い方を選択してバケットの制御信号とするためにバケット操作信号がバケット角度保持信号を越えないうちはバケットの絶対角度の変更ができないという不都合が生じる。
【0006】
つまり、バケット操作レバーを操作しても、バケットの絶対角度の変更ができない不感帯が生じ、この不感帯は、バケットを除く他のフロント部材の動作に応じてバケット角度保持信号が変動することに伴ない変動する。
【0007】
したがって、バケット操作レバーの操作量に対するバケットの絶対角度の変わり始めが判りにくく、またバケットの絶対角度を一定の角速度で変えるためにバケット操作レバーの操作量を一定にしていても、他のフロント部材の動作によっては急にバケットの絶対角度が変わらなくなってしまうなど、バケットの操作性が良くない。
【0008】
本発明の目的は、作業機を除くフロント部材の動作に係わらず、常に作業機の回動動作を指示する操作手段の操作信号に応じた速度で作業機の絶対角度を変えることのできる建設機械の作業機の姿勢制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、互いに回動可能に連結された複数のフロント部材により構成される多関節型のフロント装置と、前記フロント装置を駆動する複数の油圧アクチュエータと、これら複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁とを備え、前記フロント装置の先端に位置するフロント部材として作業機を含む建設機械の作業機の姿勢制御装置において、(a)前記複数のフロント部材の回転動作をそれぞれ指示する複数の操作手段と、(b)前記フロント装置の姿勢に関する状態量を検出する状態量検出手段と、(c)前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号を入力し、これらの信号に基づき、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されていないときは、前記作業機を除く他のフロント部材が動作しても前記作業機が地面に対してなす絶対角度を一定に保ち、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されると、前記他のフロント部材の動作に係わらず、常に前記作業機の回転動作を指示する操作手段の操作信号に応じた速度で前記作業機の絶対角度が変わるように前記作業機に係わる流量制御弁を駆動制御する演算制御手段とを備え、前記制御演算手段は、前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号とから前記操作手段による前記作業機の目標角速度と前記他のフロント部材の目標角速度とを求める手段と、前記作業機の目標角速度から前記他のフロント部材の目標角速度の和を減じて前記作業機の補正目標角速度を求める手段と、前記作業機の補正目標角速度に応じて前記作業機に係わる流量制御弁の制御信号を生成し出力する手段とを含むものとする。
【0010】
以上のように構成した本発明においては、制御演算手段により、操作手段により作業機の回転動作が指示されると、他のフロント部材の動作に係わらず、常にその操作手段の操作信号に応じた速度で作業機の絶対角度が変わるように作業機に係わる流量制御弁を駆動制御するので、その操作手段により回転動作が指示されても作業機の絶対角度が変わらないような操作手段の不感帯がなくなり、良好な作業機の操作性が得られる。
【0011】
(2)また、上記の目的を達成するために、本発明は、互いに回動可能に連結された複数のフロント部材により構成される多関節型のフロント装置と、前記フロント装置を駆動する複数の油圧アクチュエータと、これら複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁とを備え、前記フロント装置の先端に位置するフロント部材として作業機を含む建設機械の作業機の姿勢制御装置において、(a)前記作業機の移動ベクトル及び回転動作を指示する操作手段と、(b)前記フロント装置の姿勢に関する状態量を検出する状態量検出手段と、(c)前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号を入力し、これらの信号に基づき、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されていないときは、前記作業機を除く他のフロント部材が動作しても前記作業機が地面に対してなす絶対角度を一定に保ち、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されると、前記他のフロント部材の動作に係わらず、常に前記作業機の回転動作を指示する操作手段の操作信号に応じた速度で前記作業機の絶対角度が変わるように前記作業機に係わる流量制御弁を駆動制御する演算制御手段とを備え、前記制御演算手段は、前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号とから前記操作手段による前記作業機の目標角速度と前記他のフロント部材の目標角速度とを求める手段と、前記作業機の目標角速度から前記他のフロント部材の目標角速度の和を減じて前記作業機の補正目標角速度を求める手段と、前記作業機の補正目標角速度に応じて前記作業機に係わる流量制御弁の制御信号を生成し出力する手段とを含むものとする。
【0012】
以上のように構成した本発明においても、上記(1)と同様に、制御演算手段により、操作手段により作業機の回転動作が指示されると、他のフロント部材の動作に係わらず、常にその操作手段の操作信号に応じた速度で作業機の絶対角度が変わるように作業機に係わる流量制御弁を駆動制御するので、その操作手段により回転動作が指示されても作業機の絶対角度が変わらないような操作手段の不感帯がなくなり、良好な作業機の操作性が得られる。
【0013】
(3)また、上記の目的を達成するために、本発明は、互いに回動可能に連結された複数のフロント部材により構成される多関節型のフロント装置と、前記フロント装置を駆動する複数の油圧アクチュエータと、これら複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁とを備え、前記フロント装置は先端に位置するフロント部材として作業機を含む建設機械の作業機の姿勢制御装置において、(a)前記複数のフロント部材の回転動作をそれぞれ指示する複数の操作手段と、(b)前記フロント装置の姿勢に関する状態量を検出する状態量検出手段と、(c)前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号を入力し、これらの信号に基づき、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されていないときは、前記作業機を除く他のフロント部材が動作しても前記作業機が地面に対してなす絶対角度を一定に保ち、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されると、前記他のフロント部材の動作に係わらず、常に前記作業機の回転動作を指示する操作手段の操作信号に応じた速度で前記作業機の絶対角度が変わるように前記作業機に係わる流量制御弁を駆動制御する演算制御手段とを備え、前記制御演算手段は、前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号とから前記操作手段による前記作業機の目標角速度と前記他のフロント部材の目標角速度とを求める手段と、前記作業機の目標角速度から前記他のフロント部材の目標角速度の和を減じてフィードフォワード制御用の補正目標角速度を求める手段と、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されないときには、前記操作手段の前回の指示による回転動作終了時の前記作業機の絶対角度を目標角度とし、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されると、そのときに前記状態量検出手段の検出信号から求めた前記作業機の絶対角度を目標角度とし、それぞれフィードバック制御用の補正目標角速度を求める手段と、前記フィードフォワード制御用の補正目標角速度に前記フィードバック制御用の補正目標角速度を加算し前記作業機の補正目標角速度を求める手段と、前記作業機の補正目標角速度に応じて前記作業機に係わる流量制御弁の制御信号を生成し出力する手段とを含むものとする。
【0014】
(4)また、上記の目的を達成するために、本発明は、互いに回動可能に連結された複数のフロント部材により構成される多関節型のフロント装置と、前記フロント装置を駆動する複数の油圧アクチュエータと、これら複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁とを備え、前記フロント装置は先端に位置するフロント部材として作業機を含む建設機械の作業機の姿勢制御装置において、(a)前記作業機の移動ベクトル及び回転動作を指示する操作手段と、(b)前記フロント装置の姿勢に関する状態量を検出する状態量検出手段と、(c)前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号を入力し、これらの信号に基づき、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されていないときは、前記作業機を除く他のフロント部材が動作しても前記作業機が地面に対してなす絶対角度を一定に保ち、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されると、前記他のフロント部材の動作に係わらず、常に前記作業機の回転動作を指示する操作手段の操作信号に応じた速度で前記作業機の絶対角度が変わるように前記作業機に係わる流量制御弁を駆動制御する演算制御手段とを備え、前記制御演算手段は、前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号とから前記操作手段による前記作業機の目標角速度と前記他のフロント部材の目標角速度とを求める手段と、前記作業機の目標角速度から前記他のフロント部材の目標角速度の和を減じてフィードフォワード制御用の補正目標角速度を求める手段と、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されないときには、前記操作手段の前回の指示による回転動作終了時の前記作業機の絶対角度を目標角度とし、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されると、そのときに前記状態量検出手段の検出信号から求めた前記作業機の絶対角度を目標角度とし、それぞれフィードバック制御用の補正目標角速度を求める手段と、前記フィードフォワード制御用の補正目標角速度に前記フィードバック制御用の補正目標角速度を加算し前記作業機の補正目標角速度を求める手段と、前記作業機の補正目標角速度に応じて前記作業機に係わる流量制御弁の制御信号を生成し出力する手段とを含むものとする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を油圧ショベルに適用した場合の実施形態を図面を用いて説明する。
【0016】
まず、本発明の第1の実施形態を図1〜図5により説明する。
図1において、本発明が適用される油圧ショベルは油圧ポンプ2と、この油圧ポンプ2からの圧油により駆動されるブームシリンダ3a、アームシリンダ3b、バケットシリンダ3cを含む複数の油圧アクチュエータと、油圧アクチュエータ3a〜3cに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁4a〜4cとを有し、これらは油圧ショベルの被駆動部材を駆動する油圧駆動装置を構成している。
【0017】
また、油圧ショベルは、図2に示すように、互いに回動可能に連結されたブーム1a、アーム1b及び作業機であるバケット1cからなる多関節型のフロント装置1Aと、上部旋回体1dと下部走行体1eからなる車体1Bとで構成され、フロント装置1Aのブーム1aの基端は上部旋回体の前部に支持されている。
【0018】
以上のような油圧ショベルに本実施形態による作業機の姿勢制御装置が設けられている。この姿勢制御装置は、図1に示すように、ブーム1a、アーム1b及びバケット1cの回転動作をそれぞれ指示する操作レバー装置5a〜5cと、ブーム1a、アーム1b及びバケット1cの回動支点にそれぞれ設けられ、フロント装置1Aの姿勢に関する状態量としてそれぞれの回動角を検出する角度検出器6a,6b,6cと、操作レバー装置5a〜5cの操作信号及び角度検出器6a〜6cの検出信号を入力し、これらの信号に基づき、バケット1cの姿勢制御を行うための制御信号(電気信号)を流量制御弁4a〜4cに出力する制御演算手段である制御ユニット7とで構成されている。
【0019】
操作レバー装置5a〜5cは、それぞれ操作レバー50a〜50cを有しており、操作レバー50a〜50cの操作量に応じた操作信号u1〜u3を生成する。
【0020】
制御ユニット7における処理内容を図3のフローチャートを基に、図4及び図5を用いて説明する。
【0021】
図3に示すように、はじめに手順100において、図4に示すようなブーム1a、アーム1b及びバケット1cの回動角の検出信号θ1〜θ3が角度検出器6a〜6cから入力される。
【0022】
次に手順110において、操作レバー50a〜50cの操作によりそれぞれ発生したブーム1a、アーム1b及びバケット1cの操作信号u1〜u3が操作レバー装置5a〜5cから入力される。
【0023】
次に手順115において、図5に示す姿勢制御装置7zにより、角度検出器6a〜6cの検出信号θ1〜θ3を用いて姿勢制御信号θ′を求め、変換器7s,7t,7uにより、目標シリンダ速度に対応する操作信号u1〜u3と姿勢制御信号θ′を用いてリンク構成に基づいた幾何学演算をすることにより、操作信号u1〜u3にそれぞれ対応する目標角速度v1,v2,v3をそれぞれ求める。
【0024】
次に手順120において、下記の式(1)により、目標角速度v1〜v3からバケット1cのフィードフォワード制御用の補正目標角速度を示すフィードフォワード制御信号v3ffを求める。
v3ff=v3−(v1+v2) (1)
次に手順130において、操作レバー装置5cの操作レバー50cが操作された場合(u3≠0)には、手順140に進み、図5に示すスイッチ7hをONにして、バケット1cのフィードバック制御の目標角度γcをそのときの絶対角度γに更新し、記憶する。
【0025】
ここで、絶対角度γは、図4に示すようにバケット1cが地面に対してなす角度であり、下記の式(2)で求められる。
γ=θ1+θ2+θ3 (2)
(角度は時計回り方向を+、反時計回り方向を−とする)
一方、操作レバー装置5cの操作レバー50cが操作されない場合(u3=0)には、手順140を介さずに手順150に進む。
【0026】
次に手順150において、下記の式(3)により、目標角度γc、検出信号θ1〜θ3により求めた絶対角度γ及び制御ゲインKzからフィードバック制御用の補正目標角速度を示すフィードバック制御信号v3fbを求める。
v3fb=Kz・(γc−γ) (3)
ここで、操作レバー装置5cの操作レバー50cが操作された場合(u3≠0)には、上記の通り、目標角度γcは、そのときに角度検出器6a〜6cにより検出された検出信号θ1〜θ3により求めたバケット1cの絶対角度γとなり、操作レバー装置5cの操作レバー50cが操作されない場合(u3=0)には、目標角度γcは、操作レバー50cの前回の操作によるバケット1cの回転動作終了時のバケット1cの絶対角度γ0となる。
【0027】
従って、操作レバー装置5cの操作レバー50cが操作された場合(u3≠0)には、上記の式(3)で常にγc=γとなるので、フィードバック制御信号v3fbは常に0となり、フィードバック制御は行われない。一方、操作レバー装置5cの操作レバー50cが操作されない場合(u3=0)には、目標角度γcであるバケット1cの回転動作終了時のバケット1cの絶対角度γ0を保持するようにフィードバック制御が行われる。
【0028】
次に手順160において、下記の式(4)に示すように、フィードフォワード制御信号v3ffとフィードバック制御信号v3fbとを加算し、バケット1cの補正目標角速度v3′を求める。
v3′=v3ff+v3fb (4)
次に手順165において、図5に示す姿勢制御装置7zにより、角度検出器6a〜6cからの検出信号θ1〜θ3を用いて姿勢制御信号θ′を求め、図5に示す変換器7vにより、補正目標角速度v3′と姿勢制御信号θ′とを用いて、リンク構成に基づいた幾何学演算をすることにより、バケット1cの補正操作信号u3′を求める。
【0029】
次に手順170において、ブーム1aの操作信号u1より、図5に示す関数7a,7bを用いて流量制御弁4aの制御信号であるバルブ指令値p1a,p1bを求め、アーム1bの操作信号u2より、図5に示す関数7c,7dを用いて流量制御弁4bの制御信号であるバルブ指令値p2a,p2bを求め、手順165で求めたバケット1cの補正制御信号u3′より、図5に示す関数7e,7fを用いて流量制御弁4cの制御信号であるバルブ指令値p3a,p3bを求める。
【0030】
なお、関数7a〜7fは、図5に示すように、操作信号u1,u2及び補正制御信号u3′が大きくなるほど、対応するバルブ指令値p1a〜p3bが大きくなる特性となっている。
【0031】
次に手順180において、手順170で求めたバルブ指令値p1a〜p3bを流量制御弁4a〜4cの電磁駆動部9a〜10cにそれぞれ出力し、はじめに戻る。
【0032】
以上のように構成した本実施形態では、操作レバー装置5cにより回転動作が指示されると、制御ユニット7における手順120により、フィードフォワード制御信号v3ffが求められ、手順140により、スイッチ7hがONになり、目標角度γcをそのときの絶対角度γに更新し、手順150により、フィードバック制御信号v3fbは0となり、手順160により、フィードフォワード制御信号v3ffに等しいバケット1cの補正目標角速度v3′が求められ、バケット1cの角速度が補正目標角速度v3′となるように流量制御弁9c駆動制御され、バケット1cが補正目標角速度v3′で駆動する。つまり、この場合には、フィードバック制御が行われず、補正目標角速度v3′は、ブーム1aの目標角速度v1とアーム1bの目標角速度v2との和をバケット1cの目標角速度v3から減じた値となるので、常にブーム1a、アーム1bの動作がキャンセルされ、操作レバー50cの操作に応じた角速度でバケット1cの絶対角度が変わる。
【0033】
操作レバー装置5cにより回転動作が指示されていないときは、手順120によりフィードフォワード制御信号v3ffは、
v3ff=−(v1+v2)
つまり、バケット1cがブーム1aやアーム1bに対して逆動作しバケット1cの絶対角度γをバケット1cの回転動作終了時の絶対角度γ0に保持するための信号となり、手順160で、フィードフォワード制御信号v3ffに手順150で求められるフィードバック信号v3fbが加算された補正目標角速度v3′が求められ、バケット1cの角速度が補正目標角速度v3′となるように流量制御弁9c駆動制御され、バケット1cが補正目標角速度v3′で駆動する。つまり、この場合には、フィードフォワード制御とフィードバック制御により、常にバケット1cの絶対角度γがバケット1cの回転動作終了時の絶対角度γ0に保持される。
【0034】
以上のように本実施形態によれば、操作レバー装置5cの操作レバー50cを操作してもバケット1cの絶対角度が変わらないような操作レバー50cの不感帯がなくなり、ブーム1aやアーム1bの動作に係わらず、常に操作レバー50cの操作量に応じた速度でバケット1cの絶対角度を変えることができ、良好なバケット1cの操作性が得られる。
【0035】
本発明の第2の実施形態を図6〜図12により説明する。図中、図1、図4、図5等に示した部材、機能と同等の部材、機能には同じ符号を付している。
【0036】
図6において、本実施形態の姿勢制御装置は、第1の実施形態で述べたのと同様な図7に示す油圧ショベルに設けられており、第1の実施形態の姿勢制御装置に対して、操作レバー装置5a〜5cの代わりに、バケット1cの移動ベクトル及び回転動作を指示する操作レバー装置8が設けられており、その他の構成は第1の実施形態と同様である。
【0037】
操作レバー装置8は、操作レバー8aを有し、この操作レバー8aを倒すことでバケット1cの移動ベクトルを指示し、操作レバー8aを回転させることでバケット1cの回転動作を指示する。つまり、操作レバー装置8は、操作レバー8aのX方向の倒れ量に応じて操作信号Uxを発生し、Y方向の倒れ量に応じて操作信号Uyを発生し、操作レバー8aの回転角に応じた操作信号Uzを発生する。
【0038】
制御ユニット7Aにおける処理内容を図8のフローチャートを基に、図9〜図12により説明する。
【0039】
図8に示すように、はじめに手順100において、図9に示すようなブーム1a、アーム1b及びバケット1cの検出信号θ1〜θ3が角度検出器6a〜6cから入力される。
【0040】
次に手順105において、操作レバー8aの操作によりそれぞれ発生したブーム1a、アーム1b及びバケット1cの操作信号Ux,Uy,Uzが操作レバー装置8から入力される。
【0041】
次に手順106において、図10に示す座標変換器7mにより、操作信号Ux,Uyを座標変換し、教示ベクトルaを求め、演算器7nにより、下記の式(5)に示すように、教示ベクトルaにゲインKffを乗じて、バケット1cが操作信号Ux,Uyに比例して移動するようなフィードフォワード制御ベクトルUffを求める。
Uff=Kff・a (5)
次に手順107において、図10に示す偏差計算器7oにより、アーム1bの先端の偏差dを計算し、演算器7pにより、下記の式(6)に示すように、偏差dにゲインKfbを乗じて、アーム1cの先端が図12の目標軌跡rに沿って移動するようなフィードバック制御ベクトルUfbを求める。
Ufb=Kfb・d (6)
次に手順108において、図10に示す加算手段7qにより、下記の式(7)に示すように、手順106で求めたフィードフォワード制御ベクトルUffと手順107で求めたフィードバック制御ベクトルUfbを加算してアーム先端制御ベクトルVを求める(図11及び図12参照)。
V=Uff+Ufb (7)
次に手順109において、図10の座標変換器7rにより、アーム先端制御ベクトルVを得るために動作すべきブームシリンダ3a、アームシリンダ3bの速度を示す目標シリンダ速度信号U1,U2を求める。
【0042】
次に手順115〜180の処理を行い、流量制御弁4a〜4cの駆動制御を行うが、これらの処理は第1の実施形態と同じであり、目標シリンダ速度信号U1,U2及び制御信号Uzと姿勢制御信号θ′とから目標角速度v1〜v3を求め(手順115)、目標角速度v1〜v3からフィードフォワード制御信号v3ffを求める(手順120)。操作レバー8aによりバケット1cの回転動作が指示された場合(Uz≠0)には、スイッチ7hをONにして、バケット1cのフィードバック制御の目標角度γcをそのときの絶対角度γに更新、記憶し、操作レバー8aによりバケット1cの回転動作が指示されない場合(Uz=0)には、フィードバック制御の目標角度γcをバケット1cの回転動作終了時の絶対角度γ0とし(手順130,140)、フィードバック制御の目標角度γcからそのときの絶対角度γを減じて制御ゲインKzを乗じフィードバック制御信号v3fbを求める(手順150)。更に、フィードフォワード制御信号v3ffとフィードバック制御信号v3fbとを加算しバケット1cの補正目標角速度v3′を求め(手順160)、補正目標角速度v3′と姿勢制御信号θ′とを用い、バケット1cの目標シリンダ速度U3を求め(手順165)、目標シリンダ速度U1,U2,U3から関数7a〜7fを用いてバルブ指令値p1a〜p3bを求め(手順170)、これら指令値p1a〜p3bを流量制御弁4a〜4cの電磁駆動部9a〜10cにそれぞれ出力し(手順180)、はじめに戻る。
【0043】
以上のように構成した本実施形態においても、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
【0044】
本発明の第3の実施形態を図13及び図14により説明する。図中、図1、図2に示した部材、機能と同等の部材、機能には同じ符号を付している。
【0045】
図13において、本実施形態の姿勢制御装置は、第2の実施形態のバケット1cの代わりに作業機として把持装置1fが設けられ、把持装置1fを用いて対象物を掴んで移動するハンドリング作業のできる図14に示すような解体仕様の油圧ショベルに設けられている。また、本実施形態の姿勢制御装置は、第2の実施形態に対して、操作レバー装置8の代わりに、把持装置1fの移動ベクトル、回転動作及び開閉動作を指示する操作レバー装置80が設けられており、その他の構成は第2の実施形態と同様である。
【0046】
操作レバー装置80は、操作レバー80aを有し、この操作レバー80aを倒すことで把持装置1fの移動ベクトルを指示し、操作レバー80aを回転させることで把持装置1fの回転動作を指示する。つまり、操作レバー装置80は、操作レバー80aのX方向の倒れ量に応じて操作信号Uxを発生し、Y方向の倒れ量に応じて操作信号Uyを発生し、操作レバー80aの回転角に応じて操作信号Uzを発生する。
【0047】
また、操作レバー80aの上面に、把持装置1fの開閉を指示する開閉スイッチ80bを有しており、開閉スイッチ80bのON、OFFに応じて操作信号Usを発生する。
【0048】
制御ユニット7Bでは、第2の実施形態と同様に、操作信号Ux〜Uzに基づいて流量制御弁4a〜4cへの制御信号が求められ、この制御信号が流量制御弁4a〜4cに出力される。更に、操作信号Usに応じて流量制御弁4dへの制御信号が求められ、この制御信号が流量制御弁4dに出力される。
【0049】
この結果、操作レバー80aの操作量に応じた角速度で把持装置1fが回転動作し、開閉スイッチ80bの操作により把持装置1fが開閉する。
【0050】
以上のように構成した本実施形態においても、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
【0051】
なお、以上の第1〜第3実施形態では、バケット1cや把持装置1fの回転動作が指示されないときは、バケット1cや把持装置1fの絶対角度を高精度で一定に保持するようにフィードバック制御を行っているが、絶対角度を高精度で保持することが要求されない場合には、フィードバック制御を行わないように、図1及び図8に示す手順130〜150を削除して、手順165の補正目標角速度をフィードフォワード制御信号v3ffとしてもよい。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、作業機を除くフロント部材の動作に係わらず、常に作業機の回動動作を指示する操作手段の操作信号に応じた速度で作業機の絶対角度を変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における建設機械の作業機の姿勢制御装置を示す図である。
【図2】油圧ショベルの外観を示す図である。
【図3】制御ユニット7における処理内容を示すフローチャートである。
【図4】姿勢制御の動作を説明する図である。
【図5】制御ユニット7の制御機能を示す機能ブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における建設機械の作業機の姿勢制御装置を示す図である。
【図7】油圧ショベルの外観を示す図である。
【図8】制御ユニット7Aにおける処理内容を示すフローチャートである。
【図9】姿勢制御の動作を説明する図である。
【図10】制御ユニット7Aの制御機能を示す機能ブロック図である。
【図11】直線軌跡制御の操作入力とそれに対応するバケットの移動動作を説明する図である。
【図12】直線軌跡制御の制御方法を説明する図である。
【図13】本発明の第3の実施形態における建設機械の作業機の姿勢制御装置を示す図である。
【図14】油圧ショベルの外観を示す図である。
【符号の説明】
1A フロント装置
1B 車体
1a ブーム
1b アーム
1c バケット
1d 上部旋回体
1e 下部走行体
1f 把持装置
2 油圧ポンプ
3a〜3c 油圧アクチュエータ
4a〜4c 流量制御弁
5a〜5c 操作レバー装置
6a〜6c 角度検出器
7,7A,7B 制御ユニット
8,80 操作レバー装置
9a〜10c 電磁駆動部

Claims (4)

  1. 互いに回動可能に連結された複数のフロント部材により構成される多関節型のフロント装置と、前記フロント装置を駆動する複数の油圧アクチュエータと、これら複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁とを備え、前記フロント装置は先端に位置するフロント部材として作業機を含む建設機械の作業機の姿勢制御装置において、
    (a)前記複数のフロント部材の回転動作をそれぞれ指示する複数の操作手段と、
    (b)前記フロント装置の姿勢に関する状態量を検出する状態量検出手段と、
    (c)前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号を入力し、これらの信号に基づき、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されていないときは、前記作業機を除く他のフロント部材が動作しても前記作業機が地面に対してなす絶対角度を一定に保ち、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されると、前記他のフロント部材の動作に係わらず、常に前記作業機の回転動作を指示する操作手段の操作信号に応じた速度で前記作業機の絶対角度が変わるように前記作業機に係わる流量制御弁を駆動制御する演算制御手段とを備え
    前記制御演算手段は、前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号とから前記操作手段による前記作業機の目標角速度と前記他のフロント部材の目標角速度とを求める手段と、前記作業機の目標角速度から前記他のフロント部材の目標角速度の和を減じて前記作業機の補正目標角速度を求める手段と、前記作業機の補正目標角速度に応じて前記作業機に係わる流量制御弁の制御信号を生成し出力する手段とを含むことを特徴とする建設機械の作業機の姿勢制御装置。
  2. 互いに回動可能に連結された複数のフロント部材により構成される多関節型のフロント装置と、前記フロント装置を駆動する複数の油圧アクチュエータと、これら複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁とを備え、前記フロント装置は先端に位置するフロント部材として作業機を含む建設機械の作業機の姿勢制御装置において、
    (a)前記作業機の移動ベクトル及び回転動作を指示する操作手段と、
    (b)前記フロント装置の姿勢に関する状態量を検出する状態量検出手段と、
    (c)前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号を入力し、これらの信号に基づき、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されていないときは、前記作業機を除く他のフロント部材が動作しても前記作業機が地面に対してなす絶対角度を一定に保ち、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されると、前記他のフロント部材の動作に係わらず、常に前記作業機の回転動作を指示する操作手段の操作信号に応じた速度で前記作業機の絶対角度が変わるように前記作業機に係わる流量制御弁を駆動制御する演算制御手段とを備え
    前記制御演算手段は、前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号とから前記操作手段による前記作業機の目標角速度と前記他のフロント部材の目標角速度とを求める手段と、前記作業機の目標角速度から前記他のフロント部材の目標角速度の和を減じて前記作業機の補正目標角速度を求める手段と、前記作業機の補正目標角速度に応じて前記作業機に係わる流量制御弁の制御信号を生成し出力する手段とを含むことを特徴とする建設機械の作業機の姿勢制御装置。
  3. 互いに回動可能に連結された複数のフロント部材により構成される多関節型のフロント装置と、前記フロント装置を駆動する複数の油圧アクチュエータと、これら複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁とを備え、前記フロント装置は先端に位置するフロント部材として作業機を含む建設機械の作業機の姿勢制御装置において、
    (a)前記複数のフロント部材の回転動作をそれぞれ指示する複数の操作手段と、
    (b)前記フロント装置の姿勢に関する状態量を検出する状態量検出手段と、
    (c)前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号を入力し、これらの信号に基づき、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されていないときは、前記作業機を除く他のフロント部材が動作しても前記作業機が地面に対してなす絶対角度を一定に保ち、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されると、前記他のフロント部材の動作に係わらず、常に前記作業機の回転動作を指示する操作手段の操作信号に応じた速度で前記作業機の絶対角度が変わるように前記作業機に係わる流量制御弁を駆動制御する演算制御手段とを備え、
    前記制御演算手段は、前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号とから前記操作手段による前記作業機の目標角速度と前記他のフロント部材の目標角速度とを求める手段と、
    前記作業機の目標角速度から前記他のフロント部材の目標角速度の和を減じてフィードフォワード制御用の補正目標角速度を求める手段と、
    前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されないときには、前記操作手段の前回の指示による回転動作終了時の前記作業機の絶対角度を目標角度とし、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されると、そのときに前記状態量検出手段の検出信号から求めた前記作業機の絶対角度を目標角度とし、それぞれフィードバック制御用の補正目標角速度を求める手段と、
    前記フィードフォワード制御用の補正目標角速度に前記フィードバック制御用の補正目標角速度を加算し前記作業機の補正目標角速度を求める手段と、
    前記作業機の補正目標角速度に応じて前記作業機に係わる流量制御弁の制御信号を生成し出力する手段とを含むことを特徴とする建設機械の作業機の姿勢制御装置。
  4. 互いに回動可能に連結された複数のフロント部材により構成される多関節型のフロント装置と、前記フロント装置を駆動する複数の油圧アクチュエータと、これら複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁とを備え、前記フロント装置は先端に位置するフロント部材として作業機を含む建設機械の作業機の姿勢制御装置において、
    (a)前記作業機の移動ベクトル及び回転動作を指示する操作手段と、
    (b)前記フロント装置の姿勢に関する状態量を検出する状態量検出手段と、
    (c)前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号を入力し、これらの信号に基づき、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されていないときは、前記作業機を除く他のフロント部材が動作しても前記作業機が地面に対してなす絶対角度を一定に保ち、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されると、前記他のフロント部材の動作に係わらず、常に前記作業機の回転動作を指示する操作手段の操作信号に応じた速度で前記作業機の絶対角度が変わるように前記作業機に係わる流量制御弁を駆動制御する演算制御手段とを備え、
    前記制御演算手段は、前記操作手段の操作信号と前記状態量検出手段の検出信号とから前記操作手段による前記作業機の目標角速度と前記他のフロント部材の目標角速度とを求める手段と、
    前記作業機の目標角速度から前記他のフロント部材の目標角速度の和を減じてフィードフォワード制御用の補正目標角速度を求める手段と、
    前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されないときには、前記操作手段の前回の指示による回転動作終了時の前記作業機の絶対角度を目標角度とし、前記操作手段により前記作業機の回転動作が指示されると、そのときに前記状態量検出手段の検出信号から求めた前記作業機の絶対角度を目標角度とし、それぞれフィードバック制御用の補正目標角速度を求める手段と、
    前記フィードフォワード制御用の補正目標角速度に前記フィードバック制御用の補正目標角速度を加算し前記作業機の補正目標角速度を求める手段と、
    前記作業機の補正目標角速度に応じて前記作業機に係わる流量制御弁の制御信号を生成 し出力する手段とを含むことを特徴とする建設機械の作業機の姿勢制御装置。
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