JP2578142Y2 - 荷重取扱装置の操作グリップ - Google Patents

荷重取扱装置の操作グリップ

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JP2578142Y2
JP2578142Y2 JP1992050421U JP5042192U JP2578142Y2 JP 2578142 Y2 JP2578142 Y2 JP 2578142Y2 JP 1992050421 U JP1992050421 U JP 1992050421U JP 5042192 U JP5042192 U JP 5042192U JP 2578142 Y2 JP2578142 Y2 JP 2578142Y2
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JP
Japan
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shaped body
grip
rod
hand
handling device
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JPH066377U (ja
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田 謙 郎 元
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元田電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は小型クレーンやマニュピ
レータ等のような各種の荷重取扱装置に昇降等の動作を
させる操作部に適用して好適な操作グリップに関する。
【0002】
【従来の技術】小型クレーン等の荷重取扱装置は、例え
ば5kg〜100kg程度の各種の重量物(以下、荷重
という)を取扱う上で、きわめて省力的であるところか
ら各方面で活用されている。
【0003】上記のような荷重取扱装置においては、掴
み具やフック等の荷重支持部に荷重を支持させると共
に、この荷重支持部近傍に設けた操作グリップ等の操作
部を操作して、前記荷重支持部の上,下動、或は、前,
後動等をさせるようにしている。この操作部は、図4に
示すように、荷重支持部Wの上部に筐体Bを設け、この
筐体Bにその側面から外部に水平姿勢で突出した操作棒
状の操作ハンドルHを設けて形成されている。
【0004】ところが、この操作ハンドルHは、単に筐
体Bの側面から水平な姿勢で真すぐに突き出た棒状であ
るため、掴み難い、或は、掴んで操作し難いという問題
がある。特に、ハンドルHを上,下方向、或は、前,後
方向に押したり引いたりして支持部Wに三次元空間内で
2種以上の動作をさせるための操作をするには、好適な
形状といい難い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従って、本考案が解決
しようとする課題は、掴み易いうえに操作し易い操作ハ
ンドルを有する荷重取扱装置の操作グリップを提供する
ことを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本考案の構成は、先端を筐体の内
側面に固定すると共に後端側を前記筐体の側面外部に突
出させた棒状体であって先端側に向って先太のテーパ状
をなす棒状体を、水平な姿勢で前記筐体に撓み可能に取
付けると共に、前記棒状体の後端に、当該棒状体と略直
交する向きの短杆状をなす部材であって、手の拇指にた
いする側の端面に、操作ノブ又は操作ボタンを設けたグ
リップ部材をほぼ水平な姿勢で設ける一方、前記棒状体
の撓み側に歪ゲージを設けて成り、前記グリップ部材を
手で掴みその手により上方又は下方へ向う力を加えるこ
とによって該グリップ材と一体の前記棒状体を上方、又
は、下方に撓ませて、前記歪ゲージに電気的信号を発生
させ、この信号をクレーン等の荷重取扱装置の昇降信号
に使用するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】次に本考案の実施例について図に拠り説明す
る。図1は本考案操作グリップの一例の斜視図、図2は
図1のA−A線矢視断面図、図3は操作グリップの使用
状態の一例の要部の平面図、図4は従来例の斜視図であ
る。
【0008】これらの図1〜図3において、1は、小型
クレーン等の垂直アームVAの下端側に設けられるフッ
クや掴み具(図示せず)と前記アームVAの間に設けら
れる筐体状の操作ボックス、1a,1bはこの操作ボッ
クス1を正面から見て左右に位置する側壁である。
【0009】側壁1aの内面略中央には後述する棒状の
操作レバー2の取付座3が設けられている。他の側壁1
bには前記操作レバー2を悠に貫通させるため、該レバ
ー2の外径dより充分に大きな内径Dの穴4が前記取付
座3と同軸上に形成されている。
【0010】操作レバー2は、上記穴4を通して先端が
取付座3に固着支持された先太テーパ状の棒状体により
形成されている。このテーパ状棒状体による操作レバー
2の後端には、操作時に操作者の手hによって掴まれる
グリップ部材5が、前記レバー2の軸と直交する向き
で、ほぼ水平な姿勢で取付けられている。
【0011】而して、略水平なグリップ部材5を取付け
た操作レバー2は、このグリップ部材5を、図3に示す
ように手hでグリップ部材上方から掴み、そのままグリ
ップ部材5を上方へ持上げるか、押下げるように操作す
る。この操作をすると、操作レバー2はそれが先太テー
パ状であるゆえに、前記の持上げ方向又は押下げ方向に
撓みを生じる。
【0012】本考案では、上記操作グリップ5を掴んで
の持上げ、又は押下げにより操作レバー2に生じる撓み
現象を、例えば小型クレーン等の荷重取扱装置の荷重負
荷部に対する上昇又は降下のための指令信号に形成する
ため、上記操作レバー2の撓みが生じる上側面と下側面
に歪ゲージ6,7を取付け、上記の上方又は下方に向け
た撓み現象を電気信号で取出すようにしたのである。6
a,7aは前記歪ゲージの出力信号取出用の信号ライン
である。
【0013】一方、本考案操作グリップでは、上記のグ
リップ部材5において、掴み手の拇指が位置する側をテ
ーパ部5aを介した大径部5bに形成している。これ
は、図1又は図3に示すように、当該大径部5bの端面
に、前記拇指の腹により操作する、例えば、電源のオ
ン,オフスイッチのようなスイッチ8や操作ボタン9を
設け、これらを操作し易くするためと、グリップ部材5
を手で掴んだときのフィット感を発揮させるためであ
る。
【0014】上記例は、操作レバーの上,下方向での撓
みを、その撓み側に設けた歪センサにより検出し、これ
をクレーン等の荷重取扱装置の昇降指令信号として利用
するようにした例であるが、本考案では前記レバーの
前,後方向での撓みを、その撓み側に前記とは別に歪セ
ンサを設けて検出し、これをクレーン等の前後動指令信
号として利用するようにしてもよい。
【0015】
【考案の効果】上述のように形成された本考案操作グリ
ップは、グリップ部材をほぼ水平乃至は少し右下りにし
て水平な操作レバー2に取付けたので、これを右手で掴
むときは、操作者が自然体において右手を上方に挙げた
ら手首の姿勢によってそのまま掴むことができるので手
首を捩ったりする必要がなくきわめて掴み易い。
【0016】しかも、上記の自然体の右手で掴んだその
手の姿勢のままで、当該グリップ部材を上方へ持上げる
か、又は、押下げる感じにより、上方又は下方へ変位さ
せようとする小さな力を加えるだけで、操作レバーが撓
みその撓みが直ちに歪ゲージに生じる電気信号により感
知され、当該信号により荷重取扱装置側の、例えば、ア
ームの上昇又は下降指令が形成されるので、グリップの
操作に特別の慣れや訓練などを要することなく、誰でも
直ちに操作することができる。
【0017】従って、本考案操作グリップは、人の手の
自然な姿勢での上げ,下げ等の動作感覚のみで操作して
荷重取扱装置の動作方向の指示をすることができるの
で、実用上きわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案操作グリップの一例の斜視図。
【図2】図1のA−A線矢視断面図。
【図3】操作グリップの使用状態の一例の要部の平面
図。
【図4】従来例の斜視図。
【符号の説明】
1 筐体 2 操作レバー 3 取付座 4 穴 5 グリップ部材 6,7 歪ゲージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 13/56 B66F 19/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端を筐体の内側面に固定すると共に後
    端側を前記筐体の側面外部に突出させた棒状体であって
    先端側に向って先太のテーパ状をなす棒状体を、水平な
    姿勢で前記筐体に撓み可能に取付けると共に、前記棒状
    体の後端に、当該棒状体と略直交する向きの短杆状をな
    す部材であって、手の拇指にたいする側の端面に、操作
    ノブ又は操作ボタンを設けたグリップ部材をほぼ水平な
    姿勢で設ける一方、前記棒状体の撓み側に歪ゲージを設
    けて成り、前記グリップ部材を手で掴みその手により上
    方又は下方へ向う力を加えることによって該グリップ材
    と一体の前記棒状体を上方、又は、下方に撓ませて、前
    記歪ゲージに電気的信号を発生させ、この信号をクレー
    ン等の荷重取扱装置の昇降信号に使用するようにしたこ
    とを特徴とする荷重取扱装置の操作グリップ。
  2. 【請求項2】 歪ゲージは、水平姿勢の棒状体を平面か
    らみてその上,下面又は前後面に取付け、前記棒状体の
    上,下方向での撓み、又は、前後方向での撓みを検出す
    るようにした請求項1の荷重取扱装置の操作グリップ。
  3. 【請求項3】 グリップ部材は、その先端又は後端側
    を、他の部位より大径に形成し、この部材を掴む手の掌
    になじむ形状にした請求項1又は2の荷重取扱装置の操
    作グリップ。
JP1992050421U 1992-06-26 1992-06-26 荷重取扱装置の操作グリップ Expired - Fee Related JP2578142Y2 (ja)

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JPH066377U JPH066377U (ja) 1994-01-25
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