JPH0762671A - プレキャストコンクリート製基礎底盤及び基礎施工方法 - Google Patents

プレキャストコンクリート製基礎底盤及び基礎施工方法

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JPH0762671A
JPH0762671A JP23407593A JP23407593A JPH0762671A JP H0762671 A JPH0762671 A JP H0762671A JP 23407593 A JP23407593 A JP 23407593A JP 23407593 A JP23407593 A JP 23407593A JP H0762671 A JPH0762671 A JP H0762671A
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precast concrete
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concrete
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Shoichi Ueno
彰一 上野
Hideki Tsujiyama
英樹 辻山
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基礎の構築作業の簡略化、工期の短縮化を図
りつつ、プレキャストコンクリート製基礎の位置調整を
容易に行なうことのできるプレキャストコンクリート製
基礎底盤及び基礎施工方法を提供する。 【構成】 地盤22上のプレキャストコンクリート製基
礎底盤10設置部分に捨てコンクリート24を打設す
る。捨てコンクリート24上に基礎底盤10設置用の地
墨26を十字状に設ける。地墨26に基礎底盤10の側
面16四周に設けた地盤22上への設置位置を示すセン
ターライン表示用の芯位置表示目印18を合わせて、捨
てコンクリート24上に基礎底盤10を設置する。基礎
底盤10に設けたプレキャストコンクリート製基礎梁2
8の設置外面位置を表示する基礎梁位置出し用の基礎梁
外面表示目印20と、基礎梁28の外面位置とを合わせ
て、基礎底盤10上に基礎梁28を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレキャストコンクリ
ート製基礎底盤及び基礎施工方法に関し、特に基礎底盤
及び基礎梁の設置を容易にするプレキャストコンクリー
ト製基礎底盤及び基礎施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、住宅用の基礎を構築する場
合、基礎構築部分の地盤を掘削して根切りを行ない、そ
の根切りを行なった部分に玉砂利等を敷き詰めた後、コ
ンクリート打設用の型枠を離設し、その型枠内に配筋等
を施し、そこにコンクリートを打設するようにしてい
た。
【0003】そして、コンクリートが固化した後、型枠
を取払うことによって、基礎を構築するようにしてい
る。
【0004】また、型枠を取外した後、基礎の表面をモ
ルタル等で仕上処理するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように現場打ち
コンクリートにて基礎を構築する場合、型枠の組立てや
コンクリートの打設等の作業に手間がかかり、しかもコ
ンクリートの養生期間が必要となるため、工期が長引
き、コストも高くなるという問題があった。
【0006】そこで、基礎をプレキャストコンクリート
製とすることにより、型枠の組立てや現場打ちコンクリ
ートの打設等の作業を省略して、現場作業の効率を図
り、作業者の負担を軽減すると共に、工期の短縮化、コ
ストの削減を図ることが考えられる。
【0007】しかしながら、基礎をプレキャストコンク
リート製とすると、プレキャストコンクリート製の基礎
をクレーン等で吊り上げて地盤上に設置する必要があ
り、しかもその状態でプレキャストコンクリート製基礎
の位置調整を行なわなければならず、特に、プレキャス
トコンクリート製基礎の長さが長くなり重量が重くなる
と、その位置調整が困難となるという問題があった。
【0008】また、前記プレキャストコンクリート製基
礎の位置調整には、職人が墨で芯出しして水糸を張り、
その水糸に合わせて基礎を設置するという面倒な作業が
強いられるものであった。
【0009】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、基礎の構築作業の簡略化、
工期の短縮化を図りつつ、プレキャストコンクリート製
基礎の位置調整を容易に行なうことのできるプレキャス
トコンクリート製基礎底盤及び基礎施工方法を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の発明に係るプレキャストコンクリート製基礎
底盤は、地盤上に所定間隔で配置され、上面にプレキャ
ストコンクリート製基礎梁が架け渡されるプレキャスト
コンクリート製基礎底盤であって、四周に、地盤上への
設置位置を示すセンターライン表示用の目印と、前記プ
レキャストコンクリート製基礎梁の設置外面位置を表示
する基礎梁位置出し用の目印とを備えることを特徴とし
ている。
【0011】第2の発明に係るプレキャストコンクリー
ト製基礎施工方法は、地盤上のプレキャストコンクリー
ト製基礎底盤設置部分に捨てコンクリートを打設し、前
記捨てコンクリート上に前記基礎底盤設置用の地墨を十
字状に設け、前記十字状の地墨に前記基礎底盤四周に設
けた地盤上への設置位置を示すセンターライン表示用の
目印を合わせて、前記捨てコンクリート上に前記基礎底
盤を設置し、前記基礎底盤四周に設けたプレキャストコ
ンクリート製基礎梁の設置外面位置を表示する基礎梁位
置出し用の目印と、前記基礎梁の外面位置とを合わせ
て、前記基礎底盤上に前記基礎梁を設置することを特徴
としている。
【0012】
【作用】前記構成の本発明にあっては、地盤上に設けた
捨てコンクリート上に十字状の地墨を行ない、この地墨
とプレキャストコンクリート製基礎底盤のセンターライ
ン表示用の目印とを合わせれば、捨てコンクリート上に
おける前記基礎底盤の位置調整が容易かつ正確に行なえ
ることとなる。
【0013】また、捨てコンクリート上に基礎底盤を位
置決めして設置した状態において、基礎底盤には基礎梁
位置出し用の目印が設けてあるため、既に前記基礎梁の
基礎底盤に対する設置位置出しがなされていることとな
る。
【0014】従って、この基礎底盤に設けた基礎梁位置
だし用の目印と、基礎梁の外面位置とを合わせて基礎底
盤上に基礎梁を設置すれば、地盤上における基礎底盤及
び基礎梁の位置調整が容易かつ短時間に行なえることと
なる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例に係るプレキャ
ストコンクリート製基礎底盤を示す図である。
【0017】このプレキャストコンクリート製基礎底盤
10は、地盤上に所定間隔で配置され、上面にプレキャ
ストコンクリート製基礎梁が架け渡されるもので、予め
工場において内部に配筋を施した状態で略方形状に成形
された状態となっている。
【0018】また、このプレキャストコンクリート製基
礎底盤10の中央部には上下に貫通する略方形状の貫通
孔12が形成され、この貫通孔12内には内部から配筋
14が一部十字状に露出した状態とされ、基礎底盤10
上に基礎梁を載置した状態で基礎梁下部付近までコンク
リートを打設することにより、基礎底盤10の貫通孔1
2内にコンクリートが流れ込んで、このコンクリートが
貫通孔12内に露出した配筋14に補強された状態で基
礎底盤10及び基礎梁を連結し得るようになっている。
【0019】更に、プレキャストコンクリート製基礎底
盤10の側面16四周には、基礎底盤10の中心位置に
亘るセンターラインを表示するための芯位置表示目印1
8が予め工場において縦方向に施されるようになってい
る。従って、地盤側の地墨に芯位置表示目印18を合わ
せれば、基礎底盤10の正確な位置調整が容易に行なえ
ることとなる。
【0020】そして更に、プレキャストコンクリート製
基礎底盤10の側面16四周には、芯位置表示目印18
の両側にプレキャストコンクリート製基礎梁の設置外面
位置を表示する基礎梁位置出し用の基礎梁外面表示目印
20が予め工場においてそれぞれ縦方向に施されるよう
になっている。従って、芯位置表示目印18により地盤
上に基礎底盤10を正確に設置すれば、自動的に基礎梁
外面表示目印20によって、基礎底盤10上における基
礎梁設置位置出しが行なわれ、その位置出しに合わせて
基礎梁を設置すれば、基礎梁の正確な位置調整が容易に
行なえることとなる。
【0021】次に、図2及び図3に基づいて、前述のプ
レキャストコンクリート製基礎底盤10を用いたプレキ
ャストコンクリート製基礎施工方法を説明する。
【0022】まず、建物を構築しようとする地盤22上
に、所定間隔で根切りを行ない、その根切りを行なった
プレキャストコンクリート製基礎底盤10設置部分に捨
てコンクリート24を打設する。
【0023】次いで、前記捨てコンクリート24上に基
礎底盤10設置用の地墨26を十字状に設ける。この場
合、基礎を構築しようとする部分に水糸を張り、この水
糸に基づいて正確に地墨を設ける。
【0024】次に、施工現場に搬入したプレキャストコ
ンクリート製基礎底盤10をクレーン等で吊り上げて基
礎底盤10を設置する捨てコンクリート24打設位置ま
で運搬し、その捨てコンクリート24打設部分に基礎底
盤10を設置する。この場合、捨てコンクリート24上
に設けた十字状の地墨26と、基礎底盤10の四周に設
けた芯位置表示目印18とを合わせて、基礎底盤10の
位置調整を行ないつつ設置すれば、正確な位置調整を容
易に行なうことが可能となる。そして、このような作業
を繰返して、必要個数の基礎底盤10を全て設置してお
く。
【0025】次いで、捨てコンクリート24上に正確に
基礎底盤10を設置した後、施工現場に搬入したプレキ
ャストコンクリート製基礎梁28をクレーン等で吊り上
げて基礎梁28を設置する基礎底盤10間の位置まで運
搬し、その基礎底盤10間に架け渡した状態で基礎梁2
8を基礎底盤10上に載置する。この場合、基礎底盤1
0の四周に設けた基礎梁外面表示目印20と、基礎梁2
8の外面位置とを合わせて基礎梁28の位置調整を行な
いつつ設置すれば、基礎梁外面表示目印20が基礎梁2
8の位置出しを自動的に設定しているため、基礎梁外面
表示目印20に基づいて正確な基礎梁28の位置調整を
容易に行なうことが可能となる。そして、このような作
業を繰返して、全ての基礎梁28を基礎底盤10上に架
け渡す。
【0026】そして、根切り内の基礎梁28下部部分に
連結用のコンクリートを打設すれば、連結用のコンクリ
ートが基礎底盤10の貫通孔12内に入り込み、固化す
ることにより、貫通孔12内に露出する配筋14により
補強された状態で基礎底盤10及び基礎梁28を連結す
ることとなる。そして更に、連結用のコンクリート打設
後、根切り部分を埋め戻せば基礎の構築が完了すること
となる。
【0027】本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実
施が可能である。
【0028】例えば、本実施例においては、プレキャス
トコンクリート製基礎底盤10の側面16に芯位置表示
目印18及び基礎梁外面表示目印20を設けた場合につ
いて説明したが、この例に限らず、芯位置表示目印18
及び基礎梁外面表示目印20を側面16から上面にかけ
て設けてもよく、あるいは基礎梁外面表示目印20を上
面のみに設けるようにすることが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
地盤上に設けた捨てコンクリート上に十字状の地墨を行
ない、この地墨とプレキャストコンクリート製基礎底盤
のセンターライン表示用の目印とを合わせれば、捨てコ
ンクリート上における前記基礎底盤の位置調整が容易か
つ正確に行なえるという効果がある。
【0030】また、捨てコンクリート上に基礎底盤を位
置決めして設置した状態において、基礎底盤には基礎梁
位置出し用の目印が設けてあるため、既に前記基礎梁の
基礎底盤に対する設置位置出しがなされていることとな
る。
【0031】従って、この基礎底盤に設けた基礎梁位置
だし用の目印と、基礎梁の外面位置とを合わせて基礎底
盤上に基礎梁を設置すれば、地盤上における基礎底盤及
び基礎梁の位置調整が容易かつ短時間に行なうことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプレキャストコンクリ
ート基礎底盤斜視図である。
【図2】本実施例のプレキャストコンクリート製基礎施
工方法を用いた基礎の平面図である。
【図3】図2の施工時における基礎底盤及び基礎梁の位
置調整状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 プレキャストコンクリート製基礎底盤 16 側面 18 芯位置表示目印 20 基礎梁外面表示目印 22 地盤 26 地墨 28 プレキャストコンクリート製基礎梁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤上に所定間隔で配置され、上面にプ
    レキャストコンクリート製基礎梁が架け渡されるプレキ
    ャストコンクリート製基礎底盤であって、 四周に、 地盤上への設置位置を示すセンターライン表示用の目印
    と、 前記プレキャストコンクリート製基礎梁の設置外面位置
    を表示する基礎梁位置出し用の目印とを備えることを特
    徴とするプレキャストコンクリート製基礎底盤。
  2. 【請求項2】 地盤上のプレキャストコンクリート製基
    礎底盤設置部分に捨てコンクリートを打設し、 前記捨てコンクリート上に前記基礎底盤設置用の地墨を
    十字状に設け、 前記十字状の地墨に前記基礎底盤四周に設けた地盤上へ
    の設置位置を示すセンターライン表示用の目印を合わせ
    て、前記捨てコンクリート上に前記基礎底盤を設置し、 前記基礎底盤四周に設けたプレキャストコンクリート製
    基礎梁の設置外面位置を表示する基礎梁位置出し用の目
    印と、前記基礎梁の外面位置とを合わせて、前記基礎底
    盤上に前記基礎梁を設置することを特徴とするプレキャ
    ストコンクリート製基礎施工方法。
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