JPH076262A - 電子レンジ内蔵型自動販売機の商品搬送装置 - Google Patents

電子レンジ内蔵型自動販売機の商品搬送装置

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JPH076262A
JPH076262A JP14527893A JP14527893A JPH076262A JP H076262 A JPH076262 A JP H076262A JP 14527893 A JP14527893 A JP 14527893A JP 14527893 A JP14527893 A JP 14527893A JP H076262 A JPH076262 A JP H076262A
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microwave oven
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guide roller
door
horizontal conveyor
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JP14527893A
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Masahiro Nishi
正博 西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電子レンジ内蔵型自動販売機を対象に、搬送ト
ラブルなしに商品を水平コンベヤと電子レンジの間で円
滑に受け渡す搬送できるようにした商品搬送装置を提供
する。 【構成】機内に内蔵した電子レンジ6と商品取出口との
間に連係して水平コンベヤ9を敷設した構成において、
水平コンベヤの終端と電子レンジの入口との間の隙間
(電子レンジの扉6aが昇降する通路)に、電子レンジ
の扉開閉動作に従動してガイドローラ11を商品搬送路
上に並ぶガイド位置と後退位置との間で昇降移動させる
ガイドローラ機構10を備え、該ガイドローラ機構をガ
イドローラ11と、該ローラを支持した昇降式のローラ
ホルダ12と、該ローラホルダを案内ロッド13に沿っ
て上方に押し上げる付勢ばね14との組立体から構成
し、電子レンジの扉が閉じた際に扉自身でガイドローラ
を後退位置に押し下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジ内蔵型自動
販売機に搭載した商品搬送装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍商品などの自動販売機として、機内
に電子レンジを内蔵し、販売指令に基づき商品ラックか
ら払出した商品を電子レンジに搬入して解凍,加熱調理
した後、商品を電子レンジより取り出して商品取出口へ
送出するようにした自動販売機が公知である。
【0003】また、前記自動販売機のおける機内での商
品搬送装置として、機内の左右に配置した電子レンジと
商品取出口へ通じる商品リフタとの間を連係して、商品
ラックから搬出した商品を電子レンジ,および商品取出
口に向けて搬送する可逆転式水平コンベヤを装備したも
のが本発明と同一出願人より特願平3−296083号
として既に提案されている。
【0004】図4は前記提案になる電子レンジ内蔵型自
動販売機の構成を示すものであり、図において、1は自
動販売機の本体ケース、2は本体ケース1の冷凍庫に収
設した商品ラック(例えばスパイラル式商品ラック)、
3は商品ラック2から搬出した箱形商品4を庫内中央に
開口する扉付き商品搬出口5に導くシュータ、6は自動
販売機の前面外扉(図示せず)の内側に内蔵した電子レ
ンジ、7は電子レンジと反対側の中段位置で前面外扉に
開口する商品取出口、8は商品取出口7に組み込んだ商
品リフタ、9は左右に並ぶ電子レンジ6と商品取出口7
の商品リフタ8との間を連係して両者間に敷設した可逆
転式水平コンベヤである。なお、水平コンベヤ9はエン
ドレスの搬送ベルトを左右のベルトプーリ間に張架し、
可逆転モータで駆動するベルト式コンベヤが採用されて
いる。また、電子レンジ6は入口に昇降式の扉6aを備
えており、かつレンジ室内には前記の水平コンベヤ9と
連係して商品を出し入れするコンベヤ6bを内蔵してい
る。
【0005】かかる構成で、販売指令に基づき商品ラッ
ク2から商品4を搬出すると、商品4はシュータ3,商
品搬出口5を経て水平コンベヤ9の上に落下,着地する
(矢印I,II)。続いて電子レンジ6の扉6aを引き上
げて入口を開放した後に、水平コンベヤ9と電子レンジ
内蔵のコンベヤ6bを同期して右方向に駆動し、水平コ
ンベヤ9に搭載した商品4をコンベヤ6bに受け渡して
電子レンジ6の中に搬入する(矢印III )。ここで、扉
6aを閉じて商品4を解凍,調理した後、再び扉6aを
開き、さらに水平コンベヤ9,6bを前記とは逆転して
左方向に駆動して電子レンジ6から調理済みの商品を取
り出し、左側に待機している商品リフタ8に向け搬送す
る(矢印IV)。そして、商品4が商品リフタ8の昇降テ
ーブル8aに移載される(矢印V)と、商品リフタ8が
上昇移動して商品4を商品取出口7に送出する(矢印V
I) 。これで1回の販売動作が終了して再び販売待機状
態に戻る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記構成の
機内搬送装置では、特に水平コンベヤと電子レンジとの
間で商品を受け渡しする際に次記のような不具合の生じ
ることがある。すなわち、商品ラック2から搬出した商
品4は、シュータ3を経て水平コンベヤ9の上に自由落
下するため、その着地姿勢は一定せず、本来は横倒し姿
勢で着地すべき商品(箱形容器入り商品)が、図5で示
すように水平コンベヤ9の上に倒立したまま水平コンベ
ヤから電子レンジ6に向けて受け渡される場合がある。
一方、水平コンベヤ9と電子レンジ6の入口の間には、
電磁波遮蔽扉である比較的厚い扉6aの昇降通路を確保
するために隙間gが空いており、このために前記のよう
に商品4が倒立姿勢のまま搬送されて来ると、電子レン
ジ6への受け渡し過程で商品4の先端が隙間gに落ち込
み、その位置にブリッジしてしまって搬送不能となるト
ラブルの発生することがある。同様な搬送トラブルは電
子レンジ6から水平コンベヤ9に向けて商品4を受け渡
す移載過程でも生じる。
【0007】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、前記した電子レンジ内蔵型自動販売機を対象
に、前記課題を解決して搬送トラブルなしに商品を水平
コンベヤと電子レンジの間で円滑に受け渡し搬送できる
ようにした商品搬送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成においては、水平コンベヤの終端と電
子レンジの入口との間の隙間に、電子レンジの扉開閉動
作に従動してガイドローラを商品搬送路上に並ぶガイド
位置と後退位置との間で昇降移動させるガイドローラ機
構を備えて構成するものとする。
【0009】また、前記構成におけるガイドローラ機構
は、具体的に次記のような構成で実施することができ
る。 (1)ガイドローラ機構が、ガイドローラと、該ローラ
を支持した昇降式のローラホルダと、該ローラホルダを
上方に押し上げる付勢ばねとの組立体からなり、かつ電
子レンジの昇降式扉が閉じた際に扉自身でガイドローラ
を後退位置に押し下げるように構成する。
【0010】(2)前項(1)におけるガイドローラ機
構に、水平コンベヤの回転力でガイドローラを回転させ
る動力伝達手段を組み込んで構成する。 (3)前項(2)の構成おいて、動力伝達手段を、ガイ
ドローラ機構の上昇位置で水平コンベヤの下面に当接し
て回転する従動ローラと、該従動ローラとガイドローラ
との間を連結する伝動歯車とから構成する。
【0011】
【作用】上記の構成において、電子レンジの昇降式扉が
下降して入口を閉じている状態では、扉自身がガイドロ
ーラを下方の後退位置に押し下げている。一方、水平コ
ンベヤと電子レンジとの間で商品を受け渡し搬送する際
に電子レンジの扉を開放すると、扉による拘束が解除さ
れてガイドローラ機構が付勢ばね力が上昇移動し、これ
によりガイドローラが水平コンベヤの終端と電子レンジ
の入口との間の隙間に入り込んで搬送通路上に並ぶよう
になる。したがって、この状態で商品搬送を行えば、商
品の搬送姿勢が倒立している場合でも、前記隙間に商品
が落ち込んでブリッジすることかなく、ガイドローラに
載って商品の受け渡しが円滑に行われる。
【0012】また、この場合にガイドローラ機構に動力
伝達機構を組み込んでおき、水平コンベヤの回転力を利
用してガイドローラを商品の搬送方向に回転させること
により、商品受け渡しの搬送動作をより一層円滑に行う
ことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、各実施例において、図4,5に対応する同
一部品には同じ符号が付してある。 実施例1:図1(a),(b)において、電子レンジ6と
その入口側に敷設した水平コンベヤ9の終端との間の隙
間には、本発明によるガイドローラ機構10が装備され
ている。このガイドローラ機構10は、商品搬送ガイド
用のガイドローラ11と、ガイドローラ11を頂部に搭
載支持した昇降式のローラホルダ12と、ローラホルダ
12を上下方向にガイドする案内ロッド13と、案内ロ
ッド13の軸上でローラホルダ12を上方に押し上げる
ように押圧する付勢ばね(圧縮ばね)14との組立体と
して構成されている。
【0014】かかる構成のガイドローラ機構10は次記
のように動作する。まず、販売待機時,あるいは電子レ
ンジ6での商品加熱中など、電子レンジの扉6aが下降
して閉じている状態では、図1(a)のようにガイドロ
ーラ11が扉6aにより下方へ押し下げられて待機位置
に後退している。一方、水平コンベヤ9と電子レンジ6
との間で商品を受け渡すために、図1(b)のように電
子レンジ6の扉6aを開放位置に引き上げると、いまま
で扉6aで押し下げられていたガイドローラ機構10の
拘束が解け、付勢ばね14のばね力によりローラホルダ
12が案内ロッド13に沿って上昇移動するとともに、
ガイドローラ11が水平コンベヤ9の終端と電子レンジ
6の入口との間の隙間に割って入り、コンベヤ9,6b
と同じ高さ位置の搬送路上に並ぶようになる。したがっ
て、この状態で商品4を水平コンベヤ9と電子レンジ6
に内蔵のコンベヤ6bとの間に搬送すれば、商品4はガ
イドローラ11に乗ってガイドされながら移動するの
で、図5で述べたような隙間gへの落ち込み,商品ブリ
ッジの発生のおそれなしに、円滑に搬送,受け渡しされ
る。
【0015】実施例2:図2,図3は本発明の応用実施
例を示すものであり、この実施例においては、ガイドロ
ーラ機構10に水平コンベヤ9の回転力を利用してガイ
ドローラ11を積極的に回転させるようにした動力伝達
機構が組み込まれている。この動力伝達機構は、ガイド
ローラ11と平行に並べて水平コンベヤ9の下面側に配
した従動ローラ15と、該ローラ15の支軸16とガイ
ドローラ11の軸との間を連結する歯車17と18から
なる。
【0016】次に、前記構成によるガイドローラ機構1
0の動作を図3(a),(b)により説明する。まず、電
子レンジ6の扉6aが閉じている(a)図の状態では、
前記実施例1と同様に、ガイドローラ11が扉6aに押
されて下方の待機位置に後退している。これに対して、
(b)図で示すように電子レンジ6の扉6aが開放する
と、ガイドローラ11,従動ローラ15とともにローラ
ホルダ12が付勢ばね14のばね力を受けて上昇すると
ともに、この位置で従動ローラ15が水平コンベヤ9の
ベルト下面に当接して押しつけられるようになる。した
がって、この状態で水平コンベヤ9が回転すると、コン
ベヤの回転力が従動ローラ15および二枚の平歯車1
8,17を介してガイドローラ11に伝わり、これによ
りガイドローラ11は水平コンベヤ9の回転と同じ方向
に回転して商品4の搬送を助勢するようになる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、電子レンジの扉付き入口とこれに連係して機内に敷
設した水平コンベヤとの間の隙間に、搬送途上の商品が
落ち込んでブリッジするなどのトラブルを、前記隙間内
に配備したガイドローラ機構によって回避できる。しか
も、このガイドローラ機構は電子レンジの扉開閉に従動
させて昇降移動させるようにしたので、扉の開閉動作を
邪魔することがない。
【0018】また、ローラガイド機構に対し、水平コン
ベヤの回転力を利用してガイドローラを積極的に回転さ
せる動力伝達機構を組み込んだ構成を採用することによ
り、水平コンベヤと電子レンジとの間での商品搬送動作
をより一層円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による商品搬送装置の構成,
動作の説明図であり、(a)は電子レンジの扉が閉じて
いる状態図、(b)は電子レンジの扉を開放した商品搬
送状態図
【図2】本発明の実施例2による商品搬送装置の構成を
示す平面図
【図3】図2の構成により動作の説明図であり、(a)
は電子レンジの扉が閉じている状態図、(b)は電子レ
ンジの扉を開放した商品搬送状態図
【図4】本発明の実施対象となる電子レンジ内蔵型自動
販売機の従来構成図
【図5】図4の構成による電子レンジへの商品搬入過程
で生じた搬送トラブルの状況を表す説明図
【符号の説明】
2 商品ラック 6 電子レンジ 6a 昇降式扉 6b コンベヤ 7 商品取出口 9 水平コンベヤ 10 ガイドローラ機構 11 ガイドローラ 12 ローラホルダ 13 案内ロッド 14 付勢ばね 15 従動ローラ 17,18 歯車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機内に電子レンジを内蔵し、販売指令に基
    づき商品ラックから搬出した商品を電子レンジに搬入し
    て加熱した後、電子レンジから取り出して商品取出口に
    送出する自動販売機の商品搬送装置であり、電子レンジ
    と商品取出口との間を連係して水平コンベヤを敷設した
    ものにおいて、前記水平コンベヤの終端と電子レンジの
    入口との間の隙間に、電子レンジの扉開閉動作に従動し
    てガイドローラを商品搬送路上に並ぶガイド位置と後退
    位置との間で昇降移動させるガイドローラ機構を備えた
    ことを特徴とする電子レンジ内蔵型自動販売機の商品搬
    送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の商品搬送装置において、ガ
    イドローラ機構が、ガイドローラと、該ローラを支持し
    た昇降式のローラホルダと、該ローラホルダを上方に押
    し上げる付勢ばねとの組立体からなり、かつ電子レンジ
    の昇降式扉が閉じた際に扉自身でガイドローラを後退位
    置に押し下げるように構成したことを特徴とする電子レ
    ンジ内蔵型自動販売機の商品搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の商品搬送装置において、ガ
    イドローラ機構が、水平コンベヤの回転力でガイドロー
    ラを回転させる動力伝達手段を備えていることを特徴と
    する電子レンジ内蔵型自動販売機の商品搬送装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の商品搬送装置において、動
    力伝達手段が、ガイドローラ機構の上昇位置で水平コン
    ベヤの下面に当接して回転する従動ローラと、該従動ロ
    ーラとガイドローラとの間を連結する伝動歯車とからな
    ることを特徴とする電子レンジ内蔵型自動販売機の商品
    搬送装置。
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