JP2000118689A - 搬送仕分け装置 - Google Patents

搬送仕分け装置

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JP2000118689A
JP2000118689A JP10304720A JP30472098A JP2000118689A JP 2000118689 A JP2000118689 A JP 2000118689A JP 10304720 A JP10304720 A JP 10304720A JP 30472098 A JP30472098 A JP 30472098A JP 2000118689 A JP2000118689 A JP 2000118689A
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slat
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conveyor
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吉昭 小野田
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/74Feeding, transfer, or discharging devices of particular kinds or types
    • B65G47/84Star-shaped wheels or devices having endless travelling belts or chains, the wheels or devices being equipped with article-engaging elements
    • B65G47/841Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements
    • B65G47/844Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements the article-engaging elements being pushers transversally movable on the supporting surface, e.g. pusher-shoes

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送物を搬送面から確実に搬出することがで
きる搬送仕分け装置を提供する。 【解決手段】 搬送面9を形成する搬送方向と直交して
延びる各搬送用スラットに、その長手方向に摺動する摺
動部材12を設け、この摺動部材12を搬送用スラット
の長手方向に順次摺動させることにより搬送面上の搬送
物Aをそれと直交する方向に設けた搬出シュート11に
搬出する構成において、搬送物Aを搬出するに必要なエ
リヤLの両側に位置する搬送用スラットに、仕切部片3
0を出没自在に設けて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願は、不定形の搬送物を自
動的に例えば配送地別または配送店別に仕分けする搬送
仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不定形の搬送物例えば箱物や円筒
物或いはボトル等を配送地別または配送店別に仕分ける
仕分け装置として、搬送方向に延び、それと直交する方
向で対峙する前後一対の無端状ベルト間に、搬送方向に
並列して前後方向に延びて搬送面を形成する多数の搬送
用スラットを架設し、この各搬送用スラットに、その長
手方向に沿って摺動可能な摺動部材をそれぞれ設け、前
記無端状ベルトの走行に伴って搬送面を移動する搬送物
が所定の搬出位置に至ったとき、搬送物の搬出に必要な
エリヤ内に属する複数の摺動部材を、誘導手段により搬
送用スラットの一方の端部から他方の端部方向に順次に
摺動して搬送面上を移動する所定の搬送物を、その搬送
方向と直交する方向に誘導することにより該搬送物を所
定位置の搬出シュートに搬出する構成のものは公知であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記した従来
構成の仕分け装置によれば、図14の(イ)乃至(ニ)
で示すように、搬送物が箱物aである場合には、搬送物
の搬出に必要なエリヤL内に属する複数の摺動部材50
が誘導手段により搬送面52と横切るように搬送用スラ
ットの一方の端部から他方の端部方向に順次摺動するこ
とにより、箱物aは搬送方向と直交方向に指向されて搬
出シュート53を正しく搬出することができる。
【0004】ところが図15の(イ)乃至(ニ)で示す
ように、搬送物が例えばびんやボトルの如く背が高い円
筒物bであって横倒状態で搬送面52を移動する場合に
は、該円筒物bは斜状に並ぶ摺動部材50との摺接によ
りころがりながら斜め後方向に導かれ、往々にして円筒
物bが摺動中の摺動部材50と非摺動中の摺動部材51
との間に挟み込まれて搬出を不能にするという不都合が
あった。
【0005】また図16の(イ)乃至(ニ)で示すよう
に、搬送物が例えば缶詰の如く背の低い円筒物cである
場合にも、該円筒物cの外周が摺動部材50との摺接に
より旋回運動しながら搬出方向と反対方向に移動して、
搬出が不能になるという不都合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願は上記した従来のも
のの不都合を解消するために、搬送方向に延びてそれと
直交する方向で対峙する無端状ベルト間に、搬送用スラ
ットを並列状に架設して搬送面を形成し、各搬送用スラ
ットに、その長手方向に沿って摺動可能に設けた摺動部
材を誘導手段により搬送用スラットの一方の端部から他
方の端部に摺動することにより搬送面上を移動する搬送
物を搬送方向と直交する方向に延びる搬出シュートに搬
出する搬送仕分け装置において、搬送物を搬出する必要
なエリヤの両側に位置する搬送用スラットに、その長手
方向に延びて搬送用スラットの頂面より突出する仕切部
片を設けたことを特徴とするものである。
【0007】また上記において、搬送面の始端位置に、
搬送物を搬入する搬入コンベヤを備えて成り、かつ、搬
送用スラットと仕切部片との間に、仕切部片が搬送用ス
ラットの頂面より突出する第1位置と、仕切部片が搬送
用スラットに没入する第2位置との間で仕切部片を昇降
する昇降手段を備え、仕切部片を設けた搬送用スラット
が搬入コンベヤの先端位置を越えて往路に移行したとき
前記昇降手段を第2位置から第1位置に作動することを
特徴とする。
【0008】また好ましくは、搬送用スラットが、その
長手方向で凹状に湾曲して成る。
【0009】さらに好ましくは、搬送シュートが、搬送
方向と直交する方向に延びる水平状のコンベヤと、その
先端部から下向きに傾斜する傾斜部と、その先端部から
水平状に延びる溜り部と、前記傾斜部の位置で出没する
止部片とから成り、前記止部片が、傾斜部位置を横切る
ように延び、かつ、搬送物を搬出するために搬送面を横
切るように配列する摺動部材のその配列方向と逆方向に
傾斜して成るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面にもとづいて本願の実施
例を詳述する。図1は総体斜視部であって、搬送方向に
延びて所要の前後幅を有した機体1の前後で対峙する機
枠2,2の内面に沿ってそれぞれ無端状に走行するチェ
ーンベルト3,3が配設してある。この前後一対のチェ
ーンベルト3,3は、搬送方向の両端に位置する一対の
チェーンホイール4,5に無端状に張架されており、そ
の一方のチェーンホイール5が摺動源6により駆動さ
れ、この駆動によりチェーンベルト3,3は搬送方向の
始端部から後端部に、次いで終端部から始端部にエンド
レスに走行する。
【0011】前後方向で対峙するチェーンベルト3,3
の前後で対向する各駒3a,3a間には、図2で示すよ
うに取付片7を介して長尺なアルミ材から成る搬送用ス
ラット8がそれぞれ架設されており、この搬送用スラッ
ト8の並列によって機体1の表面に搬送面9が形成され
る。
【0012】前記機体1の始端部には図1で示すように
近接して搬入コンベヤ10が設けてあり、搬送物Aは搬
入コンベヤ10から搬送面9に移送される。また機体1
の一方の側面には、配送地別乃至配送店別等に仕切られ
た複数の搬出シュート11が下向き傾斜状に設けてあ
る。
【0013】前記搬送用スラット8には、その長手方向
に沿って摺動可能な摺動部材12が設けてある。この摺
動部材12と前記搬送用スラット8との関係を図4で示
している。即ち図4で示すように、搬送用スラット8
は、正面8aが下向きに傾斜し、水平な上面には長手方
向る延びる摺動溝8bを有した断面扁平方形状の長尺な
アルミ成形材から成り、その下部に下面で開口した断面
T字状の案内溝13が長手方向に沿って形成されてい
る。
【0014】この搬送用スラット8に摺動自在に取り付
けられる摺動部材12は、搬送用スラット8の上面に位
置する正面が傾斜したブロック状の摺動駒14の底面か
ら前記スラット8の正面8aと対向するように傾斜する
と共に、その先縁からさらに搬送用スラット8の下面に
水平状に延びる支片15の水平部15aに、前記案内溝
13の上方幅広部に滑り部片16を介して嵌合する幅の
広い摺動部17と、前記案内溝13の下面開口部より下
方に突出した軸片18と、この軸部18に回転可能に支
承された案内車19と、前記軸部18の下方に突出する
案内ピン20とから成る案内部材21が設けてあり、前
記摺動駒14の下面には、前記摺動溝8bに係合する突
条14aが設けてある。
【0015】このように搬送用スラット8に摺動自在に
設けた摺動部材12は、図1で示すように常態で搬出シ
ュート11を設けた側と反対側に整列して、搬送用スラ
ット8と共に搬送方向に移動する。そしてその移動過程
において、搬送物Aを搬出する必要なエリヤLに属する
摺動部材12は誘導手段24により図1とN部で示すよ
うに搬送用スラット8の一方の端部から他方の端部に順
次摺動して搬送物の搬出が実行される。
【0016】前記誘導手段24は、搬送面9の下方位置
に配設してあり、図5で示すように、前後で対峙してそ
れぞれ搬送方向に延びて前記案内車19を転動案内して
摺動部材12を搬送方向に誘導する誘導レール25,2
6と、前記一方の誘導レール25から搬送方向に傾斜状
に分岐して他方の誘導レール26まで延びる分岐レール
27と、一方の誘導レール25と分岐レール27との分
岐位置に設けて一方の誘導レール25に沿って送行して
きた摺動部材12の案内ピン20と作用して該摺動部材
12を分岐レール27に導く回動自在の切換レバー28
と、この切換レバー28を搬出信号によって回動する駆
動シリンダ29とから成る。
【0017】しかして、搬入コンベヤ10により搬送さ
れてきた搬送物Aは搬送面9の始端位置に導かれて搬送
面9上を移動し、その移動過程において搬送物に記録さ
れた搬出コード信号により選択された番地の誘導手段2
5が作動する。
【0018】即ち分岐位置における駆動シリンダー29
が搬出コード信号により作動する。すると、切換レバー
28はその回動点28aを中心として図中時計方向に回
動し、搬送物の搬送に必要なエリヤL内に属する摺動部
材12の最初の摺動部材12の案内ピン20が切換レバ
ー28と作用する。この作用によって案内ピン20は分
岐レール27の方向に導かれると共に、これと同軸の案
内車19は図5で示すように分岐レール27に案内され
ながら転動する。この作用はエリヤL内に属する全ての
摺動部材12に対し順次行なわれ、このようにして搬送
用スラット8の移動に伴って摺動部材12は搬送用スラ
ット8の一方の端部から他の端部に順次導かれ、次いで
摺動部材12は相対する他方の誘導レール26に移行す
る。
【0019】そしてエリヤL内に属する摺動部材12の
全てが一方の誘導レール25から他方の誘導レール26
に移行する過程で搬送物は所定番地の搬出シュート11
に搬出される。
【0020】以上の動作は、従来公知の搬送仕分け装置
と基本的に相違するところはなく、本願は上記した構成
において、搬送物の搬出に必要なエリヤLの両側に位置
する搬送用スラットに仕切部片を出没自在に備えて、従
来の不都合を解消したものである。
【0021】即ち図1で示すように、搬送物Aの搬送に
必要なエリヤLの両側に位置する搬送用スラット8に、
摺動部材12を摺動自在に設ける代わりに、搬送用スラ
ット8の長手方向に延びる仕切部片30を出没自在に設
けて成るものである。
【0022】具体的には、仕切部片30は、図6で示す
ように、搬送用スラット8の長さよりも稍短い長尺な部
材の両端部に、下向きの脚片31を設けて成り、そこの
ように構成された仕切部片30は、搬送用スラット8に
対し図7で示すように昇降手段35により出没自在に設
けられる。
【0023】前記昇降手段35は、前記仕切部片30の
脚片31の下面に固着した断面T字状の支持台36と、
その垂片36aに垂直回転可能に支承され、後述する走
行レール37の面上を転動する転動車38と、搬送用ス
ラット8の端部と支持部片36の水平面との間に介在さ
れ、常態において仕切部片30の頂面が搬送用スラット
8の頂面とほぼ近似して没入するように、搬送用スラッ
ト8に対し仕切部片30を弾圧付勢する付勢バネ39と
から成る。
【0024】図8は搬送面9の始端位置における仕切部
片30を備えた搬送用スラット8と、仕切部片30と搬
入コンベヤ10と走行レール37との相互関係を示した
側面図であり、図8で示すように、搬送面9の始端位置
においては、搬送用スラット8は、チェーンベルト3の
走行に伴いチェーンホイール4の位置で復路から往路に
反転する。
【0025】上記において、仕切部片30を備えた搬送
用スラット8が搬入コンベヤ10の先端部位置を過ぎる
までは、仕切部片30は付勢バネ39により搬送用スラ
ット8に対し没入の状態におかれ、次いで搬送用スラッ
ト8が搬入コンベヤ10の先端部位置を過ぎて搬送面9
が水平状の往路に移行したとき、付勢バネ39に抗して
仕切部片30が搬送用スラット8に対し突出するように
前記転動車38は走行レール37と作用する。
【0026】即ち前記走行レール37は、その始端部表
面に傾斜面37aを有しており、従って搬入コンベヤ1
0の先端部位置を過ぎたとき、昇降手段35の転動車3
8は図7の(イ),(ロ)で示すように前記傾斜面37
aの面上を転動しながら上昇して図7の(ニ)で示すよ
うに仕切部片30は搬送用スラット8に対し最も突出し
た状態におかれ、この状態で搬送面9は搬送方向に走行
してその走行過程で、搬送面9上の搬送物はすでに述べ
たように摺動部材12が、誘導手段20の一方の誘導レ
ール25から他方の誘導レール26に導かれることによ
り所定位置の搬出シュート11に搬出される。
【0027】次いで搬送面9は往路を走行したのち、図
示しないが搬送用スラット8は終端位置のチェーンホイ
ール5において下向きに旋回して搬送面9は往路から復
路に反転し、その復路で図示しないが誘導手段により全
ての摺動部材12は再び搬出シュート11と反対位置に
誘導されて整列する。
【0028】しかして、搬送面9を移動する搬送物A
は、例えばそれが箱物である場合には、従来と同様に搬
送物の搬出に必要なエリヤL内に属する複数の摺動部材
12の摺動作用により該搬送物は支障なく所定の搬出シ
ュート11に搬出される。
【0029】次いで搬送物がびんやボトルなどの円筒物
bであって横倒状態で搬送する場合に、従来と同様に搬
送面9を横切る摺動部材8との摺接により転動しながら
斜め後方向に導かれても、図10の(イ)乃至(ニ)で
示すように転動した円筒物bは仕切部片30により受け
止められて、それ以上搬送方向と反対方向に移動するこ
とはなく、従って円筒物bを確実に所定の搬出シュート
11に搬出することができる。
【0030】このことは、搬送物が缶詰の如き円筒物C
の場合も同様であって、摺動部材8との摺接により旋回
しながら搬送方向と反対方向に移動しても、円筒物C
は、図11の(イ)乃至(ニ)で示すように仕切部片3
0により受け止められて、それ以上搬送方向と反対方向
に移動することはなく、従ってこの場合も搬送物Cは正
しく所定位置の搬出シュート1に搬出することができ
る。
【0031】上記した実施例は、搬送用スラット8に対
し仕切部片30を昇降手段35により出没自在に設け、
かつ、仕切部片30を備えた搬送用スラット8が搬入コ
ンベヤ10の先端部位置を過ぎたとき仕切部片30が突
出するように転動車38を走行レール37に作用させて
昇降手段35を作動させる構成とした場合を例示してお
り、この構成によれば、以下に述べるような利点を有す
る。即ち常態で仕切部片30が搬送用スラット8に対し
突出状態にある場合は、仕切部片30の突出が邪魔にな
らないように、搬入コンベヤ10の先端部と搬送面9の
始端との上下間隔および/または前後間隔を大きく設定
する必要があり、この構成によるときは、搬入コンベヤ
10と搬送面9との間で大きな落差が生じて搬送物に損
傷を与えたり、或いは搬入コンベヤ10と搬送面9との
間に搬送物が落下する惧れがある。
【0033】これに対し上記実施例によれば、仕切部片
30の存在が邪魔になることはないので、従来と同様に
搬入コンベヤ10と搬送面9とを近接して配置すること
ができるという利点を有する。
【0034】また本実施例において、搬送面9を形成す
る搬送用スラット8を図2,3で示すように大きな曲率
半径Rをもってその長手方向で凹状に湾曲して成る場合
を示している。即ち、図2,3は、搬送用スラット8の
全長を561mmと、かつ、曲率半径役3mとすると共
に、案内溝13内を摺動する案内部材21の摺動部17
の長さを、該摺動部17が水平状態で案内溝3内を支障
なく摺動できる範囲に設定した場合を例示している。
【0035】この構成によれば、以下に述べたような利
点を有する。即ち底面が平坦である箱物や缶詰などの搬
送物である場合、搬送面9が平坦状に形成されていても
搬送物は搬送面9の移動中に搬送用スラット8の長手方
向に滑動する惧れはないが、びんやボトルのような横倒
状態で搬送される転動性搬送物の場合、搬送面の移動中
に搬送物が搬送用スラットの長手方向に転動して搬送面
9から逸脱する惧れがある。
【0036】これに対し上記実施例で示すように、搬送
用スラット8を、その長手方向において凹状に湾曲する
ことにより、搬送面9の中央位置に窪み部が形成される
ので、びんやボトルのように横倒状態で搬送される転動
性搬送物の場合でも、搬送物は搬送面9の中央窪み部に
指向されて搬送面9から逸脱する惧れはない。
【0037】図11,12は搬送物の搬出シュートの他
の実施例を示す平面図及び拡大側断面図をそれぞれ示し
ている。具体的には、搬出シュート11は、搬送方向と
直角する方向に水平に延びるコンベヤ11aと、その先
端から下向きに傾斜する傾斜部11bと、その先端から
水平に延びる溜り部11cと、前記傾斜部11bの位置
に、該傾斜部11bの位置を横切るように延び、かつ、
搬送物を搬出のために搬送面9を横切るように配列する
摺動部材12のその配列方向と逆方向に傾斜する止部片
11dと、この止部片11dを傾斜部11bより没入す
る位置と該傾斜部11bより突出位置との間で出没作動
する作動部11eとから構成されている。
【0038】しかして、搬送面9を移動する搬送物が、
摺動部材12の作用によりまたは摺動部材12と仕切部
片30との作用により搬出シュート11に搬出されるこ
とはすでに述べた通りであるが、上記において、例えば
バッチ(一台の搬送仕分け装置を使用した一連の作業を
言う)を連続して複数行なう場合、バッチ毎に搬送物の
搬入開始と仕分け作業が行なわれる。即ち第1のバッチ
において、搬送物の搬入を開始し、その仕分け作業が完
了する。この完了により第1のバッチにおける搬送物の
全てが、コンベヤ11aから傾斜部11bを経て溜り部
11cに導かれ、溜り部11cに導かれた搬送物は、配
送などのために整理される。そして第1バッチの完了
後、直ちに作動部11eを作動して、止部片11dを図
13の仮想線で示すように突出状態とする。この状態で
第2のバッチにおける搬送物の搬入を開始する。その開
始により再び仕分け作業が行なわれて第2のバッチの搬
送物は搬出シュート11に搬出されるが、この第2のバ
ッチの搬送物は止部片11dに受け止められてコンベヤ
11a上に停滞する。
【0040】従って溜り部11cに導かれた第1のバッ
チにおける搬送物の整理中に、第2のバッチの仕分け作
業を引き続いて行なうことができ、バッチ切換を効率的
に行なうことができる。
【0041】ところで上記において、止部片11dを搬
出方向に対し直交する方向に設けるときは、図13で示
すように摺動部材12の摺動により搬出される搬送物
は、コンベヤ11aの一方側部に片寄って停滞し、コン
ベヤ11a上に収容できる搬送物の量を減ずる惧れがあ
る。
【0042】これに対し、止部片11dを、搬送物の搬
出のために搬送面9を横切るように配列する摺動部材1
2のその配列方向と逆方向に、即ち搬送方向と反対方向
に傾くように傾斜して設けたので、コンベヤ11a上に
搬出されか搬送物は、止部片11dの傾斜方向に導かれ
て移動し、従ってコンベヤ11aの一方側部に片寄る惧
れはなくなり、コンベヤ11a上に多くの搬送物を停滞
させることができるという利点を有する。
【0043】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、搬送用
スラットに仕切部片を突出するように設けたので、搬送
物が缶やボトルのように横倒状態で搬送れれる円筒物或
いは缶詰などのように摺動部材と接触しながら旋回する
円筒物の場合でも、的確に搬出シュートに搬出すること
ができる。
【0044】特に請求項2記載の発明によれば、搬送用
スラットに対し仕切部片を出没自在に設けて成るので、
搬入コンベヤと搬送面の始端部とを近接して配置するこ
とができて、搬送物に損傷を与えたり、搬送物が落下す
る惧れはなく、搬入コンベヤから搬送面に対し搬送物を
円滑に効率良く移行させることができるという利点を有
する。
【0045】さらにまた請求項3記載の発明によれば、
搬送用スラットをその長手方向で凹状に湾曲して成るの
で、缶やボトルなどのように横倒状態で搬送される円筒
物は、搬送面の窪んだ中央位置に指向されて搬送面より
逸脱する惧れはない。
【0046】さらにまた請求項4記載の発明によれば、
バッチ切換において搬送物を効率良く仕分けることがで
きるという利点を有する。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】総体斜視図
【図2】搬送用スラットの一部切欠し、一部省略した側
面図
【図3】搬送用スラットと摺動部との関係を示す部分拡
大断面図
【図4】搬送用スラットと摺動部材との関係を示す断面
【図5】誘導手段の平面図
【図6】搬送用スラットを仕切部片との関係を示す側面
【図7】仕切部片の出没状態を示す図
【図8】チェーンホイールと、仕切部片を備えた搬送用
スラットと搬入コンベヤと走行レールとの関係を示す図
【図9】搬送状態を示す平面図
【図10】他の搬送状態を示す平面図
【図11】他の実施例の搬出状態を示す平面図
【図12】他の実施例の搬出シュートの側面図
【図13】図11に対する従来構成の平面図
【図14】従来構成の搬送状態を示す平面図
【図15】従来構成の搬送状態を示す他の平面図
【図16】従来構成の搬送状態を示す他の平面図
【符号の説明】
3 チェーンベルト 4,5 チェーンホイール 8 搬送用スラット 9 搬送面 10 搬入コンベヤ 11 搬出シュート 11a コンベヤ 11b 傾斜部 11c 溜り部 11d 止部片 12 摺動部材 13 案内溝 14 摺動駒 15 支片 19 案内車 20 案内ピン 21 案内部材 24 誘導手段 25,26 誘導レール 27 便器レール 28 切換レバー 30 仕切部片 35 昇降手段 36 支持台 37 走行レール 38 転動車 39 付勢バネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向に延びてそれと直交する方向で
    対峙する無端状ベルト間に、搬送用スラットを並列状に
    架設して搬送面を形成し、各搬送用スラットに、その長
    手方向に沿って摺動可能に設けた摺動部材を誘導手段に
    より搬送用スラットの一方の端部から他方の端部に摺動
    することにより搬送面上を移動する搬送物を搬送方向と
    直交する方向に延びる搬出シュートに搬出する搬送仕分
    け装置において、搬送物を搬出するに必要なエリヤの両
    側に位置する搬送用スラットに、その長手方向に延びて
    搬送用スラットの頂面より突出する仕切部片を設けたこ
    とを特徴とする搬送仕分け装置。
  2. 【請求項2】 搬送面の始端位置に、搬送物を搬入する
    搬入コンベヤを備えて成り、かつ、搬送用スラットと仕
    切部片との間に、仕切部片が搬送用スラットの頂面より
    突出する第1位置と、仕切部片が搬送用スラットに没入
    する第2位置との間で仕切部片を昇降する昇降手段を備
    え、仕切部片を設けた搬送用スラットが搬入コンベヤの
    先端位置を越えて往路に移行したとき前記昇降手段を第
    2位置から第1位置に作動することを特徴とした請求項
    1記載の搬送仕分け装置。
  3. 【請求項3】 搬送用スラットが、その長手方向で凹状
    に湾曲して成る請求項1または2記載の搬送仕分け装
    置。
  4. 【請求項4】 搬送シュートが、搬送方向と直交する方
    向に延びる水平状のコンベヤと、その先端部から下向き
    に傾斜する傾斜部と、その先端部から水平状に延びる溜
    り部と、前記傾斜部の位置で出没する止部片とから成
    り、前記止部片が、傾斜部位置を横切るように延び、か
    つ、搬送物を搬出するために搬送面を横切るように配列
    する摺動部材のその配列方向と逆方向に傾斜して成る請
    求項1,2または3記載の搬送仕分け装置。
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