JPH0323451B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、単個品用の選別機であつて、搬入用
の主コンベヤを備えており、主コンベヤ内に横送
りコンベヤが配置されており、横送りコンベヤに
副コンベヤが接続されている形式のものに関す
る。

種類の異なる大きな数の物品の貯蔵部において
は物品は所属の貯蔵場所へ連続的に供給されねば
ならない。従つて無秩序に到来する物品は制御さ
れ、選別され次いでさらに送られねばならない。
各選別ステーシヨンにおいてはあらゆる種類の物
品が処理されねばならないので、各選別ステーシ
ヨンと各個別貯蔵場所との接続が必らず必要であ
る。さらに各物品は、在庫品及び物品の流れをコ
ントロールするために中央の記憶装置に記録され
る。従つて、選別ステーシヨン内で行おうとする
作業は、広範囲で多種多様である。

従つて本発明の目的は、所要スペースをわずか
に拡張するだけで大きな選別能力を可能にする選
別機を提供することである。

この目的を達成するために本発明の構成では、
主コンベヤ内の横送りコンベヤが可逆式に駆動可
能に構成され、すなわち単個品が主コンベヤの両
側に振り分けられるようになつており、横送りコ
ンベヤの両側にそれぞれ１つの副コンベヤが接続
されており、副コンベヤの出口に副コンベヤに対
して直角に、可逆的に駆動可能な分配コンベヤが
設けられ、すなわち副コンベヤによつて送られた
単個品がさらに両側に振り分けられるようになつ
ており、分配コンベヤの両方の端部が中間搬送路
を介してそれぞれ各選別ステーシヨンに接続され
ており、選別ステーシヨンが供給コンベヤを介し
て主コンベヤの下側の共通の搬出コンベヤに接続
されている。

本発明によつて得られる利点は、横送りコンベ
ヤにより主コンベヤからの迅速な取出しが可能で
あり、それに伴つて主コンベヤ上を単個品が高い
速度で互いに前後に密接した状態で搬送され得る
ことにある。さらにコンベヤを後続することによ
つて単個品の堰止め及び貯蔵可能性を有する分配
が行われる。各選別ステーシヨンには選別しよう
とする単個品が常に十分に供給される。単個品は
選別並びに記録の後に新たなアドレスで、各ステ
ーシヨンに所属して配置された共通の搬出コンベ
ヤに移され、例えば所属の貯蔵場所へ搬送され
る。搬出コンベヤ上において単個品を集合するこ
とによつて搬出がわずかなスペースで行われる。
本発明による選別機は異なるコンベヤの設置に基
づき高いスペース活用度及び選別ステーシヨンの
便利な構造を有しており、その結果高い選別能力
が得られる。

本発明の有利な実施態様が特許請求の範囲第２
項以下に記載してある。

次に図面を用いて本発明の実施例を具体的に説
明する。

第１図〜第３図に示すように、選別機は選別し
ようとする単個品を搬送するために、フレーム
１′に支承された駆動可能な主コンベヤ１を有し
ており、この主コンベヤはベルトコンベヤ若しく
はローラコンベヤとして構成されていてよい。主
コンベヤ１内には選別機の区分に横送りコンベヤ
２が設けられており、単個品３が選択的に右側若
しくは左側へ放出される。このために、横送りコ
ンベヤ２の両方の端部には、主コンベヤ１に対し
て横方向に配置された副コンベヤ４若しくは４′
がそれぞれ接続されている。副コンベヤは有利に
は駆動可能なベルトコンベヤ若しくはローラコン
ベヤとして構成されている。副コンベヤ４若しく
は４′には、この副コンベヤに対して直角に、す
なわち主コンベヤ１に対して平行に支承された短
い分配コンベヤ５若しくは５′、殊にベルトコン
ベヤが接続されており、この分配コンベヤはモー
タ（図示せず）によつて必要に応じて一方若しく
は他方の回転方向に駆動される。分配コンベヤ５
若しくは５′の各端部は中間搬送路６１，６２若
しくは６３，６４に接続している。中間搬送路は
下方に向かつて傾斜していて、有利にはシユート
として構成されている。中間搬送路はそれぞれ選
別ステーシヨン７１，７２若しくは７３，７４内
で終つている。選別ステーシヨンはほぼ、水平な
プラツトホーム８から成つており、このプラツト
ホームは中間搬送路６１，６２，６３，６４に対
して平行に中間搬送路の方向に戻つて延びてい
て、単個品をおろし、保持し選別するためのスペ
ースを形成している。

副コンベヤ４若しくは４′の下側にそれもこの
副コンベヤに対して縦軸線平行に供給コンベヤ９
若しくは９′が設けられており、この供給コンベ
ヤは主コンベヤ１の下側に配置された搬出コンベ
ヤ１０の方向に単個品を搬送するようになつてい
る。供給コンベヤ９若しくは９′の両側にはほぼ
同じ高さでプラツトホーム８が接続されており、
従つてプラツトホーム上へ載つている単個品３′
が直接供給コンベヤ９若しくは９′上へ押し移さ
れる。供給コンベヤは有利には重力式ローラコン
ベヤとして構成されていて、かつ搬出コンベヤ１
０の前の最後のローラとして供給コンベヤ９若し
くは９′の搬送平面に対していくらか持ち上げて
支承された駆動可能な積込みローラ１１若しくは
１１′を有している。

第４図〜第６図に示してあるように、横送りコ
ンベヤ２は押出しチエーンコンベヤとして構成さ
れている。このために、主コンベヤ１の搬送方向
に対して横方向にかつ主コンベヤの搬送平面に対
して平行に、閉じられた互いに平行な少なくとも
２つのチエーン列２１が設けられており、このチ
エーン列は主コンベヤ１の両側の外側でチエーン
車１２に巻掛けられ転向されている。チエーン車
は対を成して互いに軸１３によつて堅く結合され
ており、この場合一方の軸には逆転可能な駆動モ
ータ（図示せず）が接続されているチエーン列２
１の上側区分は主コンベヤ１の搬送面の下側に位
置しており、従つて単個品３′がチエーン列２１
を越えて主コンベヤ１上を搬送される。単個品３
を押し出すために、チエーン列２１に取付けられ
たロツド状の押出し棒１４が用いられており、こ
の押出し棒は搬送面の上側で主コンベヤ１の縦軸
線に対して平行にかつ主ベルトコンベヤ１に対し
て横方向に主ベルトコンベヤ１を越えて運動させ
られる。押出し棒の前進運動時間を短くするため
に、３つの押出し棒１４が設けられており、横送
りコンベヤ２の静止位置で２つの押出し棒１４は
主コンベヤ１の両側のすぐ近くにそれぞれ位置す
るのに対して、残りの１つの押出し棒１４は下側
区分に存在し、駆動装置を遮断するためにライト
バリヤ若しくは接近スイツチ等のようなスイツチ
１５用の接点として役立つようになつている。

主コンベヤ１をベルトコンベヤとして構成した
場合には、ベルト１″がチエーン列２１の区分で
３つの転向ローラ１６を介して、上方に向かつて
開いたループ１７の形で下方へ案内されている。
チエーン列２１の上側区分はループ１７の内側で
支持成形部材１８上に案内されており、この場合
押出し棒１４はベルト１″の上側に位置しかつベ
ルト１″の近くでチエーン車１２によつて転向さ
れる。

第７図に示すように、主コンベヤ１をローラコ
ンベヤとして構成した場合には、チエーン列２１
はローラ間に支承される。

単個品３は主コンベヤ１に取付けられたライト
バリヤ若しくは読取り装置のようなスイツチ装置
２２を通過した後に、スイツチ装置を介して始動
せしめられた横送りコンベヤ２によつて、それも
主コンベヤ１を止めることなしに副コンベヤ４若
しくは４′上へ押し移される。横送りコンベヤ２
は高い速度で運動させられ得るので、単個品３は
主コンベヤ１上を互いに近づけて搬送され得る。
単個品３″が分配コンベヤ５若しくは５′に到達し
てこの分配コンベヤ上に載ると、この分配コンベ
ヤが一方へ運動させられ、単個品３″が中間搬送
路６１，６２，６３若しくは６４上へ移され、こ
の中間搬送路を下方に向かつて選別ステーシヨン
７１，７２，７３若しくは７４のプラツトホーム
８上へすべり落ちる。ここでは作業員１９によつ
て単個品３の同一性が確認され、種類、個数等
が中央の記憶装置の入力部に与えられる。同じ種
類若しくはグループの単個品は種類若しくはグル
ープに分けて配置された１つの容器３′内に集め
られる。容器はいつぱいになつた後に供給コンベ
ヤ９若しくは９′上へ押し移され、積込みローラ
１１若しくは１１′に当接するまで移動する。搬
出コンベヤ１０上に、搬出コンベ上を相前後して
搬送されている単個品間の十分に大きな間隔が与
えられるとただちに、積込みローラ１１若しくは
１１′の駆動装置が接続され、単個品３′が搬出コ
ンベヤ１０上へ移され、この搬出コンベヤ上を所
属の貯蔵部へ導かれる。

もちろん適当に配置されたセンサ若しくは適当
な制御機構によつて、横送りコンベヤ２若しくは
分配コンベヤ５，５′上の単個品をどの方向へ搬
送するかがそれぞれ検出される。従つて横送りコ
ンベヤ２を始動させる前に、どの分配コンベヤ５
若しくは５′があいているかが検出される。両方
の分配コンベヤがふさがつている場合には、横送
りコンベヤ２は静止させられたままであり、単個
品３は主コンベヤ１上を引き続き搬送される。さ
らに分配コンベヤ５若しくは５′を駆動する前に、
中間コンベヤ６１，６２，６３若しくは６４の下
端部があいているかどうかが確認される。場合に
よつては、分配コンベヤはプラツトホーム８があ
くまで停止せしめられる。

単個品は個々に大きさに無関係に若しくは容器
に入れて搬送され得る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであつて、第
１図は選別機の平面図、第２図は第１図の−
線に沿つた断面図、第３図は第１図の−線に
沿つた断面図、第４図は第１図の選別機の横方向
コンベヤの断面図、第５図は第４図のＶ−Ｖ線に
沿つた断面図、第６図は第４図の横送りコンベヤ
の部分拡大図、第７図は第１図の選別機の主コン
ベヤの別の実施例と横送りコンベヤとの関係を示
す部分断面図である。 １……主コンベヤ、１′……フレーム、１″……
ベルト、２……横送りコンベヤ、３，３′，３″及
び３……単個品、４及び４′……副コンベヤ、
５及び５′……分配コンベヤ、８……プラツトホ
ーム、９若しくは９′……供給コンベヤ、１０…
…搬出コンベヤ、１１及び１１′……積込みロー
ラ、１２……チエーン車、１３……軸、１４……
押出し棒、１５……スイツチ、１６……転向ロー
ラ、１７……ループ、１８……支持成形部材、１
９……作業員、２１……チエーン列、２２……ス
イツチ装置、６１，６２，６３及び６４……中間
搬送路、７１，７２，７３及び７４……選別ステ
ーシヨン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 単個品用の選別機であつて、搬入用の主コン
   ベヤを備えており、主コンベヤ内に横送りコンベ
   ヤが配置されており、横送りコンベヤに副コンベ
   ヤが接続されている形式のものにおいて、横送り
   コンベヤ２が可逆式に駆動可能に構成されてお
   り、横送りコンベヤ２の両側にそれぞれ１つの副
   コンベヤ４，４′が接続されており、副コンベヤ
   の出口に副コンベヤに対して直角に、可逆式に駆
   動可能な分配コンベヤ５，５′が設けられており、
   分配コンベヤの両方の端部が中間搬送路６１，６
   ２若しくは６３，６４を介してそれぞれ各選別ス
   テーシヨン７１，７２，７３，７４に接続されて
   おり、選別ステーシヨンが供給コンベヤ９，９′
   を介して主コンベヤ１の下側の共通の搬出コンベ
   ヤ１０に接続されていることを特徴とする単個品
   用の選別機。 ２ 主コンベヤ１、副コンベヤ４，４′及び、中
   間搬送路６１，６２，６３，６４を含めた分配コ
   ンベヤ５，５′がほぼＵ字状に配置されている特
   許請求の範囲第１項記載の選別機。 ３ 選別ステーシヨン７１，７２，７３，７４と
   搬出コンベヤ１０との間に配置された供給コンベ
   ヤ９，９′が主コンベヤ１内の横送りコンベヤ２
   の両側に配置された副コンベヤ４，４′の下側に
   配置されている特許請求の範囲第１項又は第２項
   記載の選別機。 ４ 主コンベヤ１内の横送りコンベヤ２が、主コ
   ンベヤ１の搬送面の下側でこの搬送面に平行にか
   つ主コンベヤに対して横方向に案内された環状の
   チエーン列２１を備えた押出しチエーンコンベヤ
   として構成されており、チエーン列に搬送面の上
   側で運動可能な押出し棒１４が配置されている特
   許請求の範囲第１項から第３項までのいずれか１
   項記載の選別機。 ５ 主コンベヤ１がベルトコンベヤとして構成さ
   れており、ベルトコンベヤのベルト１″がチエー
   ン列２１の区分で転向ローラ１６によつて、上方
   に開いたループ１７内へ転向しており、ループ内
   にチエーン列２１の上側区分が支承されている特
   許請求の範囲第４項記載の選別機。 ６ チエーン列２１に、同じ間隔をおいて配置さ
   れた複数の押出し棒１４が取付けられており、静
   止位置で主コンベヤ１の各側の近くにそれぞれ１
   つの押出し棒が位置するようになつている特許請
   求の範囲第４項又は第５項記載の選別機。 ７ ３つの押出し棒１４が設けられており、その
   つどチエーン列２１の下側区分に存在する押出し
   棒１４が横送りコンベヤの駆動装置を遮断するた
   めのスイツチ１５用の接点として用いられている
   特許請求の範囲第６項記載の選別機。 ８ 供給コンベヤ９，９′が重力式ローラコンベ
   ヤとして構成されており、重力式ローラコンベヤ
   の、搬出コンベヤ１０の前の最後のローラが駆動
   可能な積込みローラとして設けられている特許請
   求の範囲第１項から第７項までのいずれか１項記
   載の選別機。