JPH0762493B2 - 円筒部材用密封キャップ及びシール装置 - Google Patents
円筒部材用密封キャップ及びシール装置Info
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- JPH0762493B2 JPH0762493B2 JP60104897A JP10489785A JPH0762493B2 JP H0762493 B2 JPH0762493 B2 JP H0762493B2 JP 60104897 A JP60104897 A JP 60104897A JP 10489785 A JP10489785 A JP 10489785A JP H0762493 B2 JPH0762493 B2 JP H0762493B2
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D55/02—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
- F16D55/22—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
- F16D55/224—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members
- F16D55/225—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads
- F16D55/226—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads in which the common actuating member is moved axially, e.g. floating caliper disc brakes
- F16D55/2265—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads in which the common actuating member is moved axially, e.g. floating caliper disc brakes the axial movement being guided by one or more pins engaging bores in the brake support or the brake housing
- F16D55/22655—Constructional details of guide pins
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/50—Sealings between relatively-movable members, by means of a sealing without relatively-moving surfaces, e.g. fluid-tight sealings for transmitting motion through a wall
- F16J15/52—Sealings between relatively-movable members, by means of a sealing without relatively-moving surfaces, e.g. fluid-tight sealings for transmitting motion through a wall by means of sealing bellows or diaphragms
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は円筒状部に用いる密封キャップ、特にスポット
形ディスクブレーキのボルトガイドである円筒状部用密
封キャップ及び円筒状部用密封キャップを用いたシール
装置に関する。
形ディスクブレーキのボルトガイドである円筒状部用密
封キャップ及び円筒状部用密封キャップを用いたシール
装置に関する。
[従来の技術及びその課題] この種の円筒状部用密封キャップは、一端部を第1円筒
状部の周部に取付けられかつ他端部が第2円筒状部の周
部に取付けられる弾性伸縮部材と、この弾性伸縮部材の
各端部の各端部を補強しかつ対応する円筒状部に保持す
る剛性の保持部材とを備え、これらの2つの保持部材
は、その半径方向延長部の少なくとも一部が同じ半径上
に配置されている。このような密封キャップはドイツ特
許出願第P33 26 462.1号(特願昭59−147731号)に記載
されている。
状部の周部に取付けられかつ他端部が第2円筒状部の周
部に取付けられる弾性伸縮部材と、この弾性伸縮部材の
各端部の各端部を補強しかつ対応する円筒状部に保持す
る剛性の保持部材とを備え、これらの2つの保持部材
は、その半径方向延長部の少なくとも一部が同じ半径上
に配置されている。このような密封キャップはドイツ特
許出願第P33 26 462.1号(特願昭59−147731号)に記載
されている。
このような密封キャップでは、剛性の保持部材の一方は
環状リングとして形成され、この1の脚部が関連する円
筒状部に直接締まりばめされる。特に円筒状部の表面が
傷付きやすい場合には、保持部材の装着時及び取外時に
この表面が損傷する虞がある。例えば、密封キャップが
ディスクブレーキの案内ボルトに挿入されると、特に滑
らかなラッカー(Gleitlack,slide−varnish)で表面被
覆されている場合にはこの案内面が損傷する虞がある。
環状リングとして形成され、この1の脚部が関連する円
筒状部に直接締まりばめされる。特に円筒状部の表面が
傷付きやすい場合には、保持部材の装着時及び取外時に
この表面が損傷する虞がある。例えば、密封キャップが
ディスクブレーキの案内ボルトに挿入されると、特に滑
らかなラッカー(Gleitlack,slide−varnish)で表面被
覆されている場合にはこの案内面が損傷する虞がある。
本発明は上述に鑑みてなされたもので、円筒状部の特に
案内面を損傷することなく装着しかつ取外すことができ
る密封キャップを提供することを目的とする。
案内面を損傷することなく装着しかつ取外すことができ
る密封キャップを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段、作用及び効果] 本発明の密封キャップは、一端部が第1円筒状部の周部
に取付けられかつ他端部が第2円筒状部の周部に取付け
られる弾性伸縮部材と、この弾性伸縮部材の各端部を補
強しかつ対応する円筒状部に保持する剛性の保持部材と
を備え、これらの2つの保持部材は、その半径方向延長
部の少なくとも一部が同じ半径上に配置される特にスポ
ット形ディスクブレーキのボルトガイドである円筒状部
用密封キャップであって、少なくとも一方の保持部材
は、弾性伸縮部材の対応する端部の半径方向外側に固定
され、軸方向に延出して弾性伸縮部材の材料が配置され
ない環状面と、半径方向に延出する環状部と、この環状
部に配置されて弾性伸縮部材の端部を軸方向に貫通しか
つ少なくとも一部が弾性伸縮部材の他端側の保持部材と
同じ半径上に位置する突起とを有し、前記環状面が円筒
状部の対応する内孔内に締まりばめされることを特徴と
する。
に取付けられかつ他端部が第2円筒状部の周部に取付け
られる弾性伸縮部材と、この弾性伸縮部材の各端部を補
強しかつ対応する円筒状部に保持する剛性の保持部材と
を備え、これらの2つの保持部材は、その半径方向延長
部の少なくとも一部が同じ半径上に配置される特にスポ
ット形ディスクブレーキのボルトガイドである円筒状部
用密封キャップであって、少なくとも一方の保持部材
は、弾性伸縮部材の対応する端部の半径方向外側に固定
され、軸方向に延出して弾性伸縮部材の材料が配置され
ない環状面と、半径方向に延出する環状部と、この環状
部に配置されて弾性伸縮部材の端部を軸方向に貫通しか
つ少なくとも一部が弾性伸縮部材の他端側の保持部材と
同じ半径上に位置する突起とを有し、前記環状面が円筒
状部の対応する内孔内に締まりばめされることを特徴と
する。
この密封キャップによれば、2つの保持部材は少なくと
も一部が半径方向に沿って互いに重なり合い、弾性伸縮
部材が軸方向に沿って収縮されると、一方の保持部材に
設けられてこの弾性伸縮部材の端部を軸方向に貫通する
突起が、他方の保持部材に直接当接する。このため、密
閉キャップを円筒状部に装着する際は、例えば案内ボル
ト上にこの密閉キャップを自由に移動できる状態に配置
し、例えばブレーキキャリパの脚部とブレーキ支持部材
とである第1円筒状部と第2円筒状部とを軸方向に沿っ
て互いの方向に付勢する。これにより、弾性伸縮部材が
収縮して2つの保持部材が直接当接し、伸縮部材の端部
を損傷することなく、一方の保持部材は円筒状部材の対
応する内孔内に付勢すると共に、他方の保持部材も対応
する部位に付勢する。
も一部が半径方向に沿って互いに重なり合い、弾性伸縮
部材が軸方向に沿って収縮されると、一方の保持部材に
設けられてこの弾性伸縮部材の端部を軸方向に貫通する
突起が、他方の保持部材に直接当接する。このため、密
閉キャップを円筒状部に装着する際は、例えば案内ボル
ト上にこの密閉キャップを自由に移動できる状態に配置
し、例えばブレーキキャリパの脚部とブレーキ支持部材
とである第1円筒状部と第2円筒状部とを軸方向に沿っ
て互いの方向に付勢する。これにより、弾性伸縮部材が
収縮して2つの保持部材が直接当接し、伸縮部材の端部
を損傷することなく、一方の保持部材は円筒状部材の対
応する内孔内に付勢すると共に、他方の保持部材も対応
する部位に付勢する。
したがって、本発明によれば、円筒状部の案内面の損傷
を確実に防止することができると共に、容易かつ自動的
に2つの保持部材はそれぞれの対応する円筒状部に装着
することができ、特にディスクブレーキの案内システム
にこのような密封キャップを用いることが極めて有益で
ある。
を確実に防止することができると共に、容易かつ自動的
に2つの保持部材はそれぞれの対応する円筒状部に装着
することができ、特にディスクブレーキの案内システム
にこのような密封キャップを用いることが極めて有益で
ある。
本発明の好ましい実施例では、上記内孔は、スポット形
ディスクブレーキのキャリパあるいはブレーキ支持部材
の段付き孔の一部で形成され、この段付き孔は他の部分
で案内ボルトあるいは案内スリーブを保持する。
ディスクブレーキのキャリパあるいはブレーキ支持部材
の段付き孔の一部で形成され、この段付き孔は他の部分
で案内ボルトあるいは案内スリーブを保持する。
上記保持部材は環状構造であるのが好ましい。製造を容
易としかつ力を均一に分散させるために、この突起には
半径方向に延びる環状部が好適に設けられ、保持部材は
縦方向断面でL時状構造を備える。この突起が保持部材
と一体の部分として形成される場合には、特に製造容易
とすることができる。これらの突起は周部に均一に配置
され、周部に沿って均一に力を分散する。
易としかつ力を均一に分散させるために、この突起には
半径方向に延びる環状部が好適に設けられ、保持部材は
縦方向断面でL時状構造を備える。この突起が保持部材
と一体の部分として形成される場合には、特に製造容易
とすることができる。これらの突起は周部に均一に配置
され、周部に沿って均一に力を分散する。
本発明の他の実施例では、弾性伸縮部材の少なくとも一
方の軸方向端部に肩部を配置し、保持部材の少なくとも
半径方向寸法までこの肩部を延長する。換言すると、そ
の端部では弾性材料が後端面に達し、シール面として作
用する。
方の軸方向端部に肩部を配置し、保持部材の少なくとも
半径方向寸法までこの肩部を延長する。換言すると、そ
の端部では弾性材料が後端面に達し、シール面として作
用する。
更に、本発明によれば、第1円筒状部と第2円筒状部と
の一方に固定されかつ他方を案内するスポット形ディス
クブレーキの中空構造に形成された案内ボルトのシール
装置であって、一端部を第1円筒状部の周部に取付けら
れかつ他端部が第2円筒状部の周部に取付けられる弾性
伸縮部材とこの弾性伸縮部材の各端部を補強しかつ対応
する円筒状部に保持する剛性の保持部材とを有し、これ
らの2つの保持部材がその半径方向延長部の少なくとも
一部が同じ半径上に配置される密封キャップと、前記案
内ボルトの開口を密閉する密閉プラグとを具備してな
り、前記密封キャップの少なくとも一方の保持部材は、
弾性伸縮部材の対応する端部の半径方向外側に固定さ
れ、軸方向に延出して弾性伸縮部材の材料が配置されな
い環状面と、半径方向に延出する環状部と、この環状部
に配置されて弾性伸縮部材の端部を軸方向に貫通しかつ
少なくとも一部が他方の保持部材と同じ半径上に位置す
る突起とを有し、前記環状面が円筒状部の対応する内孔
内に締まりばめされ、前記密閉プラグは、ヘッド部と円
筒状部とを有し、この円筒状部はシールリングを収容す
る環状溝をその外周部に有し、前記ヘッド部は前記開口
の段部に当接する、シール装置が提供される。
の一方に固定されかつ他方を案内するスポット形ディス
クブレーキの中空構造に形成された案内ボルトのシール
装置であって、一端部を第1円筒状部の周部に取付けら
れかつ他端部が第2円筒状部の周部に取付けられる弾性
伸縮部材とこの弾性伸縮部材の各端部を補強しかつ対応
する円筒状部に保持する剛性の保持部材とを有し、これ
らの2つの保持部材がその半径方向延長部の少なくとも
一部が同じ半径上に配置される密封キャップと、前記案
内ボルトの開口を密閉する密閉プラグとを具備してな
り、前記密封キャップの少なくとも一方の保持部材は、
弾性伸縮部材の対応する端部の半径方向外側に固定さ
れ、軸方向に延出して弾性伸縮部材の材料が配置されな
い環状面と、半径方向に延出する環状部と、この環状部
に配置されて弾性伸縮部材の端部を軸方向に貫通しかつ
少なくとも一部が他方の保持部材と同じ半径上に位置す
る突起とを有し、前記環状面が円筒状部の対応する内孔
内に締まりばめされ、前記密閉プラグは、ヘッド部と円
筒状部とを有し、この円筒状部はシールリングを収容す
る環状溝をその外周部に有し、前記ヘッド部は前記開口
の段部に当接する、シール装置が提供される。
これは、スポット形ディスクブレーキの案内部材として
中空構造の案内ボルトを使用した場合に、この案内ボル
トの内孔を塞ぐ従来の金属板製キャップでは、腐食のた
めに再使用できないという保守容易性を改善する。
中空構造の案内ボルトを使用した場合に、この案内ボル
トの内孔を塞ぐ従来の金属板製キャップでは、腐食のた
めに再使用できないという保守容易性を改善する。
このシール装置によれば、極めて簡単な態様で、案内装
置を損傷することなく、容易に装着しかつ取外すことが
できる。
置を損傷することなく、容易に装着しかつ取外すことが
できる。
上記密閉プラグはプラスチックで形成するのが好まし
い。
い。
[実施例] 第1図に示すスポット形ディスクブレーキ1はブレーキ
キャリパ2と、車両に強固に固定されたブレーキ支持部
材3とを備え、これらのキャリパ2と支持部材3とは案
内装置により連結されている。ブレーキキャリパ2は2
つの半径方向に延びる脚部4,5を備え、これらの脚部は
ブリッジ部6により互いに連結されている。この脚部4
には、ピストン−シリンダユニットからなる作動装置
(図示しない)が組込まれる。
キャリパ2と、車両に強固に固定されたブレーキ支持部
材3とを備え、これらのキャリパ2と支持部材3とは案
内装置により連結されている。ブレーキキャリパ2は2
つの半径方向に延びる脚部4,5を備え、これらの脚部は
ブリッジ部6により互いに連結されている。この脚部4
には、ピストン−シリンダユニットからなる作動装置
(図示しない)が組込まれる。
スポット形ディスクブレーキの案内装置は、キャリパ2
の内孔8内に締まりばめされる中空の案内ボルト9を備
え、この案内ボルトはブレーキ支持部材3の案内孔10内
に軸方向に摺動可能に配置されている。案内ボルト9の
案内面を保護するため、案内孔10の端部と内孔8との間
の領域の案内面を連結する密封キャップ11が設けられ
る。
の内孔8内に締まりばめされる中空の案内ボルト9を備
え、この案内ボルトはブレーキ支持部材3の案内孔10内
に軸方向に摺動可能に配置されている。案内ボルト9の
案内面を保護するため、案内孔10の端部と内孔8との間
の領域の案内面を連結する密封キャップ11が設けられ
る。
この密封キャップ11は第1端部12と、第2端部13と、こ
れらの端部12,13を連結するひだ状に折曲げられた弾性
伸縮部材14とを備える。双方の端部12,13には例えば金
属製である比較的剛性の保持部材15,16が設けられてお
り、これらの保持部材は、密封キャップ11の端部12,13
を補強すると共に、これらの各端部を対応する部分に固
定する作用をなす。保持部材15は縦方向断面がU字状を
有し、ブラケット状に端部12を囲む。この保持部材15
は、基部17により、ブレーキ支持部材3の案内ボルト9
を囲む円筒状肩部18に固定され、この円筒状肩部18の近
部の溝19内に一部が配置される。端部13はその縦方向断
面形状がほぼL字状構造を有し、その一部が案内ボルト
9にほぼ平行に延び、他の部分はこれにほぼ垂直に延び
る。この端部13の半径方向外側には、比較的剛性の保持
部材16が加硫あるいは硬化により結合されている。第3
図及び第4図に拡大して示す保持部材16は、端部13と同
様に縦方向断面がL字状構造を有し、密封キャップ11の
端部13の半径方向外側に配置されている。これは中空円
筒状部19を形成し、その端部はブレーキキャリパ2の内
孔20内に縮まりばめされた状態に装着されている。この
中空円筒状部19に続くフランジ状部21は端部13の半径方
向延長部内に延びる。このフランジ状部21は突起22を備
え、この突起は保持部材15に向けて軸方向に延び、弾性
材製の端部13を貫通し、少なくとも部分的に保持部材15
と同じ半径上に配置され、したがって、保持部材16が保
持部材15に対して軸方向に移動すると、突起22は保持部
材15に直接当接する。有らかなように、この突起22は保
持部材16と一体に形成される。
れらの端部12,13を連結するひだ状に折曲げられた弾性
伸縮部材14とを備える。双方の端部12,13には例えば金
属製である比較的剛性の保持部材15,16が設けられてお
り、これらの保持部材は、密封キャップ11の端部12,13
を補強すると共に、これらの各端部を対応する部分に固
定する作用をなす。保持部材15は縦方向断面がU字状を
有し、ブラケット状に端部12を囲む。この保持部材15
は、基部17により、ブレーキ支持部材3の案内ボルト9
を囲む円筒状肩部18に固定され、この円筒状肩部18の近
部の溝19内に一部が配置される。端部13はその縦方向断
面形状がほぼL字状構造を有し、その一部が案内ボルト
9にほぼ平行に延び、他の部分はこれにほぼ垂直に延び
る。この端部13の半径方向外側には、比較的剛性の保持
部材16が加硫あるいは硬化により結合されている。第3
図及び第4図に拡大して示す保持部材16は、端部13と同
様に縦方向断面がL字状構造を有し、密封キャップ11の
端部13の半径方向外側に配置されている。これは中空円
筒状部19を形成し、その端部はブレーキキャリパ2の内
孔20内に縮まりばめされた状態に装着されている。この
中空円筒状部19に続くフランジ状部21は端部13の半径方
向延長部内に延びる。このフランジ状部21は突起22を備
え、この突起は保持部材15に向けて軸方向に延び、弾性
材製の端部13を貫通し、少なくとも部分的に保持部材15
と同じ半径上に配置され、したがって、保持部材16が保
持部材15に対して軸方向に移動すると、突起22は保持部
材15に直接当接する。有らかなように、この突起22は保
持部材16と一体に形成される。
シール縁部を形成するため、案内ボルト9に平行に延び
る端部13の部分はその後端に、保持部材16の端部と段部
24との間に配置された半径方向延長部あるいは取付部23
を備える。この段部24は、密封キャップと内孔との間を
シールするために段付き孔20に形成される。
る端部13の部分はその後端に、保持部材16の端部と段部
24との間に配置された半径方向延長部あるいは取付部23
を備える。この段部24は、密封キャップと内孔との間を
シールするために段付き孔20に形成される。
密封キャップ11は、上記ドイツ特許出願第P 33 26 482.
1号と同様な方法で装着される。すなわち、第1端部13
が保持部材16と共に内孔20内に締まりばめにより固定さ
れる。そして端部12は保持部材15と共にブレーキ支持部
材3の円筒状の肩部18に装着される。続いて、案内ボル
ト9が案内孔10内に挿入され、保持部材15と共に縁部12
がブレーキ支持部材の円筒状肩部18に装着され、キャリ
パ4が案内ボルト9と共に更に軸方向に移動すると、保
持部材16から肩部18上のその端部位置まで移動し、一
方、保持部材16の突起22は移動して保持部材15に当接す
る。
1号と同様な方法で装着される。すなわち、第1端部13
が保持部材16と共に内孔20内に締まりばめにより固定さ
れる。そして端部12は保持部材15と共にブレーキ支持部
材3の円筒状の肩部18に装着される。続いて、案内ボル
ト9が案内孔10内に挿入され、保持部材15と共に縁部12
がブレーキ支持部材の円筒状肩部18に装着され、キャリ
パ4が案内ボルト9と共に更に軸方向に移動すると、保
持部材16から肩部18上のその端部位置まで移動し、一
方、保持部材16の突起22は移動して保持部材15に当接す
る。
この実施例による場合も同様に、案内装置の案内面を損
傷することなくキャリパ4したがって密封キャップ11を
取外すことができる。金属板製キャップ25は第1図に示
すように通常は中空の案内ボルト9の段付き孔内に配置
されており、そのシート面の腐食により再使用できない
が、ヘッド部27とほぼ円筒状の円筒状部28とを備える密
封プラグ26が好適に設けられ、この円筒状部28の外周部
にはシールリング30を配置する環状溝29が設けられる。
この密封プラグ26は、円筒状部28及びシールリング30が
孔壁に当接し、ヘッド部27がこの孔の段部31に当接する
ように、段付き孔内に挿入され、密封キャップ11と共に
中空構造に形成された案内ボルト9のシール装置を形成
する。
傷することなくキャリパ4したがって密封キャップ11を
取外すことができる。金属板製キャップ25は第1図に示
すように通常は中空の案内ボルト9の段付き孔内に配置
されており、そのシート面の腐食により再使用できない
が、ヘッド部27とほぼ円筒状の円筒状部28とを備える密
封プラグ26が好適に設けられ、この円筒状部28の外周部
にはシールリング30を配置する環状溝29が設けられる。
この密封プラグ26は、円筒状部28及びシールリング30が
孔壁に当接し、ヘッド部27がこの孔の段部31に当接する
ように、段付き孔内に挿入され、密封キャップ11と共に
中空構造に形成された案内ボルト9のシール装置を形成
する。
第1図は、本発明の実施例による密封キャップを用いる
スポット形ディスクブレーキの部分断面図、第2図は第
1図に示すブレーキディスクの案内部材の拡大図、第3
図は保持部材の前面図、第4図は第3図に示す保持部材
の縦方向断面図、第5図は第2図に示す密封キャップの
上部の断面図である。 1……スポット形ディスクブレーキ、2……ブレーキキ
ャリパ、3……支持部材、4,5……脚部、6……ブリッ
ジ部、8……内孔、9……案内ボルト、10……案内孔、
11……密封キャップ、12,13……端部、14……伸縮部
材、15,16……保持部材、17……基部、18……肩部、19
……溝、20……内孔、21……フランジ状部、22……突
起、23……取付部、24……段部、25……キャップ、26…
…密封プラグ、27……ヘッド部、28……円筒状部、29…
…環状溝、30……シールリング、31……段部。
スポット形ディスクブレーキの部分断面図、第2図は第
1図に示すブレーキディスクの案内部材の拡大図、第3
図は保持部材の前面図、第4図は第3図に示す保持部材
の縦方向断面図、第5図は第2図に示す密封キャップの
上部の断面図である。 1……スポット形ディスクブレーキ、2……ブレーキキ
ャリパ、3……支持部材、4,5……脚部、6……ブリッ
ジ部、8……内孔、9……案内ボルト、10……案内孔、
11……密封キャップ、12,13……端部、14……伸縮部
材、15,16……保持部材、17……基部、18……肩部、19
……溝、20……内孔、21……フランジ状部、22……突
起、23……取付部、24……段部、25……キャップ、26…
…密封プラグ、27……ヘッド部、28……円筒状部、29…
…環状溝、30……シールリング、31……段部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス‐デイーター・ライデツカー ドイツ連邦共和国,6236 エシユボルン, シユペツスアルトベーク 27 (56)参考文献 特開 昭56−86238(JP,A) 特開 昭55−109834(JP,A)
Claims (9)
- 【請求項1】一端部が第1円筒状部の周部に取付けられ
かつ他端部が第2円筒状部の周部に取付けられる弾性伸
縮部材と、この弾性伸縮部材の各端部を補強しかつ対応
する円筒状部に保持する剛性の保持部材とを備え、これ
らの2つの保持部材は、その半径方向延長部の少なくと
も一部が同じ半径上に配置される特にスポット形ディス
クブレーキのボルトガイドである円筒状部用密封キャッ
プであって、 少なくとも一方の保持部材(16)は、弾性伸縮部材の対
応する端部の半径方向外側に固定され、軸方向に延出し
て弾性伸縮部材の材料が配置されない環状面と、半径方
向に延出する環状部(21)と、この環状部に配置されて
弾性伸縮部材の端部を軸方向に貫通しかつ少なくとも一
部が他方の保持部材(15)と同じ半径上に位置する突起
(22)とを有し、前記環状面が円筒状部の対応する内孔
(20)内に締まりばめされることを特徴とする密封キャ
ップ。 - 【請求項2】前記内孔(20)は、スポット形ディスクブ
レーキ(1)のブレーキキャリパ(2)の段付き孔の一
部で形成され、この段付き孔は他の部分で案内ボルト
(9)を装架する特許請求の範囲第1項記載の密封キャ
ップ。 - 【請求項3】前記1の保持部材(16)は、環状構造を有
する特許請求の範囲第1項又は第2項記載の密封キャッ
プ。 - 【請求項4】前記一方の保持部材(16)は、ほぼL字状
の長手方向断面形状を有する特許請求の範囲第1項記載
の密封キャップ。 - 【請求項5】前記突起(22)は、前記一方の保持部材
(16)の一部として形成される特許請求の範囲第4項記
載の密封キャップ。 - 【請求項6】前記突起(22)は、前記一方の保持部材
(16)の周部に沿って均一に配置されている特許請求の
範囲第4項又は第5項記載の密封キャップ。 - 【請求項7】前記弾性伸縮部材は、少なくとも1の軸方
向端部(13)に半径方向に突出する肩部(23)を有し、
この肩部は少なくとも前記一方の保持部材(16)の半径
方向寸法を越えて延びる特許請求の範囲第1項から第6
項いずれか1記載の密封キャップ。 - 【請求項8】第1円筒状部と第2円筒状部との一方に固
定されかつ他方を案内するスポット形ディスクブレーキ
の中空構造に形成された案内ボルトのシール装置であっ
て、 一端部を第1円筒状部の周部に取付けられかつ他端部が
第2円筒状部の周部に取付けられる弾性伸縮部材とこの
弾性伸縮部材の各端部を補強しかつ対応する円筒状部に
保持する剛性の保持部材とを有し、これらの2つの保持
部材がその半径方向延長部の少なくとも一部が同じ半径
上に配置される密封キャップと、前記案内ボルトの開口
を密閉する密閉プラグとを具備してなり、 前記密封キャップの少なくとも一方の保持部材(16)
は、弾性伸縮部材の対応する端部の半径方向外側に固定
され、軸方向に延出して弾性伸縮部材の材料が配置され
ない環状面と、半径方向に延出する環状部(21)と、こ
の環状部に配置されて弾性伸縮部材の端部を軸方向に貫
通しかつ少なくとも一部が他方の保持部材(15)と同じ
半径上に位置する突起(22)とを有し、前記環状面が円
筒状部の対応する内孔(20)内に締まりばめされ、 前記密閉プラグ(26)は、ヘッド部(27)と円筒状部
(28)とを有し、この円筒状部(28)はシールリング
(30)を収容する環状溝(29)をその外周部に有し、前
記ヘッド部(27)は前記開口の段部に当接する、ことを
特徴とするシール装置。 - 【請求項9】前記密閉プラグ(26)はプラスチックで形
成されている特許請求の範囲第8孔記載のシール装置。
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