JPH0312976Y2 - - Google Patents

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JPH0312976Y2
JPH0312976Y2 JP1987023084U JP2308487U JPH0312976Y2 JP H0312976 Y2 JPH0312976 Y2 JP H0312976Y2 JP 1987023084 U JP1987023084 U JP 1987023084U JP 2308487 U JP2308487 U JP 2308487U JP H0312976 Y2 JPH0312976 Y2 JP H0312976Y2
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JP
Japan
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guide pin
sliding hole
seal member
carrier body
opening
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JP1987023084U
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JPS63129730U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ピンスライド型デイスクブレーキに
おけるガイドピンのシール構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、ピンスライド型デイスクブレーキのガイ
ドピンシール構造は、第4図のように構成されて
いる。
即ち、キヤリパボデイCのキヤリパボデイ腕部
1に形成された摺動孔4の開口端2側にリング状
でかつゴム製のシール部材3の一端3aを装着
し、シール部材3の他端3bの開口部3cを介し
てガイドピン5を摺動孔4に挿入してある。
上記ガイドピン5は、ブラケツトBより突出す
るもので、その中央側外周には溝5aを設けて、
この溝5aにシール部材3の開口部3cを嵌合さ
せてある。このようにシール部材3はその一端3
aをキヤリパボデイ腕部1の開口端2側へ装着
し、他端3bの開口部3cをガイドピン5の溝5
aに嵌合してキヤリパボデイ腕部1とガイドピン
5とに取付け、摺動孔4内にゴミ等が侵入するを
防止する。
また、ガイドピン5の溝5aに近接する位置に
は長溝5cを設けて摺動孔4内へ挿入の際、摺動
孔4内から押出される空気を長溝5cを介して外
部へ逃がしシール部材3が形成するチユーブ30
内に空気が残留しないようにして、シール部材3
の膨みを防止するようにしてある。
以上のように、ブラケツトBに螺着されて突出
するガイドピン5を、キヤリパボデイ腕部1の摺
動孔4に嵌入して保持することにより、キヤリパ
ボデイCをデイスク軸方向に沿つて移動可能に保
持できる。なお、5dはガイドピン5の頭部であ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕 ところが、上記構成では、摺動孔4内にガイド
ピン5を差し込む際に、摺動孔4内の空気は長溝
5cとシール部材3の他端3bとの間を介して外
部へ逃がされていた。この場合、ガイドピン5の
差し込みをゆつくりと行うと長溝5cを介して空
気が外部へ逃げるのでチユーブ30内には空気は
残留しない。
しかし、素早く差込むと、シール部材3の開口
部3cが長溝5cを通過する速度が速まり小量の
空気しか外部へ逃げないため摺動孔4から押し出
される大量の空気がチユーブ30内に残留し、シ
ール部材3に膨らみが生じる問題があつた。
本考案は上記問題に鑑みなされたもので、その
目的はガイドピンの改良によつてガイドピンの取
付時に外部に空気を大量の逃がすようにしたガイ
ドピンシール構造を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のガイドピンシール構造は、ガイドピ
ン6の固定側周面に、半径方向に突出する係止面
7cと、この係止面7cよりガイドピン6の反固
定側方向に延長する上面7aと、この上面7aよ
りガイドピン6の周面方向に漸減してガイドピン
6の周面に延長するテーパ面7bとよりなる複数
のリブ7を形成し、上記シール部材3の他端3b
を係止面7cに係合した。
〔作用〕
かかる構成によつて、ガイドピン6を素早くシ
ール部材3を介して摺動孔4内へ差込んでもリブ
7によりシール部材3の他端3bは外方向に拡開
され、シール部材3の開口部3cとリブ7との間
に生ずる隙間から大量の空気が外部へ逃げるよう
になる。
〔実施例〕
以下、本考案をその一実施例を示す第1図乃至
第3図に基づいて説明する。
なお、本実施例において第4図の従来例と同一
ないし均等な部位及び部材については同一符号を
付し、その説明を省略する。
本考案に係るガイドピンシール構造におけるガ
イドピン6は摺動孔4に嵌合する摺動部6cと、
ブラケツトBの貫通孔8に嵌合される嵌合部6d
と、この両者間に形成されるフランジ6bとから
成り、このフランジ6bより摺動部4側に延長す
るリブ7を複数個設けてある。このリブ7は等間
隔で3個所設けてあり、ガイドピン6の半径方向
へ突出する係止面7cと、この係止面7cから長
手方向に延長して形成される上面7aと、この上
面7aから延長し上記係止面7cより反固定側方
向に漸減するテーパ面7bとから成る。このテー
パ面7bは、ガイドピン6の挿通時(第2図A方
向)にシール部材3の開口部3cを、外方向に
徐々に広げてゆき、第2図のように上面7aに移
動させる。この際シール部材3の他端3bは、第
3図に示すような形状となり、空隙gと隙間lが
生じ、チユーブ30内の空気を外方へ逃がし、隙
間lにより摺動部6cに塗布したグリースを外方
へ拭き払い出すことがなくなる。
そして、最終的にこの開口部3cを有するシー
ル部材3の他端3bは、第1図のようにガイドピ
ン6のフランジ6bとリブ7の係止面7cとの間
に嵌合される。
上記ガイドピン6の嵌合部6dの先端にはねじ
部6aが設けてあり、このねじ部6aにナツト9
を締め付けることによりガイドピン6をブラケツ
トB側の嵌合孔8に固定する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、ガイドピン6
の固定側周面にシール部材3の他端3bを半径方
向に拡大ガイドするテーパ面7bと、外れ止めと
なる係止面7cとよりなる複数のリブ7を設けた
ので、ガイドピン6を素早く摺動孔4へ挿入する
場合でも、シール部材3の他端3bがリブ7上を
通過する過程でガイドピン6の外周面とシール部
材3の他端3bとの間には大量の空気を外部へ排
出する空隙gが形成される。従つてチユーブ30
内には、空気が残留しないためシール部材3に膨
らみが発生せずガイドピン6の組込みが容易な上
キヤリパボデイCのデイスク軸方向摺動によるシ
ール部材3の伸縮が妨げられず気密性を持続した
上で、ガイドピン6を円滑に保持できる。
さらにこの複数リブ7にシール部材3の位置決
め係止面7cを一体形成したので、位置決め係止
手段を改めて設けることが不要となり、ガイドピ
ン加工性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本考案に係るデイスクブ
レーキのガイドピンシール構造を示し、第1図は
取付断面図、第2図はガイドピン挿入時の断面
図、第3図は第2図の−線に沿う断面図、第
4図は従来例の取付断面図である。 1……キヤリパボデイ腕部、2……開口部、3
……シール部材、4……摺動孔、6……ガイドピ
ン、7……リブ、C……キヤリパボデイ、B……
ブラケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤリパボデイC又はブラケツトBの一方に固
    定されたガイドピン6と、このガイドピン6がキ
    ヤリパボデイC又は、ブラケツトBの他方に形成
    された摺動孔4に滑合されてキヤリパボデイCを
    ブレーキ軸方向に摺動支持し、シール部材3の一
    端3a側を上記摺動孔4の開口端2に固着し、他
    端3bの開口部3cをガイドピン6が挿通するよ
    うにしたデイスクブレーキのガイドピンシール構
    造において、上記ガイドピン6の固定側周面に、
    半径方向に突出する係止面7cと、この係止面7
    cよりガイドピン6の反固定側方向に延長する上
    面7aと、この上面7aよりガイドピン6の周面
    方向に漸減してガイドピン6の周面に延長するテ
    ーパ面7bとよりなる複数のリブ7を形成し、上
    記シール部材3の他端3bを係止面7cに係合し
    たことを特徴とするデイスクブレーキのガイドピ
    ンシール構造。
JP1987023084U 1987-02-19 1987-02-19 Expired JPH0312976Y2 (ja)

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JP1987023084U JPH0312976Y2 (ja) 1987-02-19 1987-02-19

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JPS63129730U JPS63129730U (ja) 1988-08-24
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034136U (ja) * 1983-08-12 1985-03-08 トヨタ自動車株式会社 自動変速機の油温制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6238032Y2 (ja) * 1981-04-06 1987-09-29

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034136U (ja) * 1983-08-12 1985-03-08 トヨタ自動車株式会社 自動変速機の油温制御装置

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JPS63129730U (ja) 1988-08-24

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