JPS6137872Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6137872Y2 JPS6137872Y2 JP10501680U JP10501680U JPS6137872Y2 JP S6137872 Y2 JPS6137872 Y2 JP S6137872Y2 JP 10501680 U JP10501680 U JP 10501680U JP 10501680 U JP10501680 U JP 10501680U JP S6137872 Y2 JPS6137872 Y2 JP S6137872Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- boot
- groove
- cylinder
- assembled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 2
- 239000003708 ampul Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はデイスクブレーキのピストンシール構
造に関するものである。
造に関するものである。
既知の如く、デイスクブレーキのピストンと、
このピストンを収容するシリンダの滑動性は、車
両の制動という極めて高い装置信頼性が要求され
る上から、泥水等の侵入に伴う錆付等による滑動
不良の発生を防止する種々の工夫がなされてお
り、例えば第1図に示す如く、シリンダボデイ1
のシリンダ2開口縁部に内周溝3を設けると共
に、該シリンダ2に滑合するピストン4の先端側
外周部に外周溝5を設け、これら周溝3,5に渡
つて蛇腹ブーツ6を組付けることにより滑動部を
外気から封止する構成をなすものが多い。尚7,
8は夫々周溝3,5に弾着嵌合され膨大端部、9
はブーツリング、10はピストンシールである。
このピストンを収容するシリンダの滑動性は、車
両の制動という極めて高い装置信頼性が要求され
る上から、泥水等の侵入に伴う錆付等による滑動
不良の発生を防止する種々の工夫がなされてお
り、例えば第1図に示す如く、シリンダボデイ1
のシリンダ2開口縁部に内周溝3を設けると共
に、該シリンダ2に滑合するピストン4の先端側
外周部に外周溝5を設け、これら周溝3,5に渡
つて蛇腹ブーツ6を組付けることにより滑動部を
外気から封止する構成をなすものが多い。尚7,
8は夫々周溝3,5に弾着嵌合され膨大端部、9
はブーツリング、10はピストンシールである。
しかしこのような構成では、ブーツ6の蛇腹部
分が車両走行時の飛石等にて破損されることがあ
ると、このブーツ6による滑動部の封止は無効に
なつてしまうという難点があり、そこでこのよう
な場合にも滑動部の封止性が保持される工夫が望
ましく、本考案はこのための好適な構成を提供せ
んとするものである。
分が車両走行時の飛石等にて破損されることがあ
ると、このブーツ6による滑動部の封止は無効に
なつてしまうという難点があり、そこでこのよう
な場合にも滑動部の封止性が保持される工夫が望
ましく、本考案はこのための好適な構成を提供せ
んとするものである。
而してかかる目的のためになされた本考案より
なるピストンシール構造の特徴は、ピストンと、
このピストンを滑動可能に収容するシリンダと、
前記ピストンの先端側部分の外周に一端が組付け
られると共に、前記シリンダ開口縁の内周に設け
た溝に他端が組付けられたブーツとを備えたデイ
スクブレーキのピストンシール構造において、ピ
ストンの前記先端側部分をシリンダ径寸法よりも
小径寸法に設けると共に、該ピストンには、シリ
ンダ開口縁の内周に設けた前記溝に対し径方向に
対向した位置のピストン周部から該ピストンの前
記小径寸法とされた先端側部分に向つて径が漸減
される傾斜した周面を、前記ブーツ他端の前記溝
への組付けガイド用のテーパ部として設け、更に
前記溝に組付けられた前記ブーツ他端の内周面
は、前記ピストン周部に弾着するように設けたと
ころにある。
なるピストンシール構造の特徴は、ピストンと、
このピストンを滑動可能に収容するシリンダと、
前記ピストンの先端側部分の外周に一端が組付け
られると共に、前記シリンダ開口縁の内周に設け
た溝に他端が組付けられたブーツとを備えたデイ
スクブレーキのピストンシール構造において、ピ
ストンの前記先端側部分をシリンダ径寸法よりも
小径寸法に設けると共に、該ピストンには、シリ
ンダ開口縁の内周に設けた前記溝に対し径方向に
対向した位置のピストン周部から該ピストンの前
記小径寸法とされた先端側部分に向つて径が漸減
される傾斜した周面を、前記ブーツ他端の前記溝
への組付けガイド用のテーパ部として設け、更に
前記溝に組付けられた前記ブーツ他端の内周面
は、前記ピストン周部に弾着するように設けたと
ころにある。
本考案を第2図に示す実施例に基づいて説明す
ると、シリンダボデイ11のシリンダ12に滑動
可能に収容されるピストン14には、シリンダ1
2開口縁に形成された内周溝13に対向する周部
からその先端側にに向つて径の漸減するテーパ部
14′を形成し、このテーパ部14′の先端側小径
部に形成した外周溝15と、シリンダ開口縁の内
周溝13に渡つてブーツ16を組付けるように構
成されており、しかもシリンダ開口縁の内周面1
3に嵌合されるブーツ6の端部の膨大部17は、
該内周溝13の壁面、底面に弾着するのみなら
ず、その内周面に形成された突起17′により対
向するピストン14の外周面に弾着係合するよう
に設けられている。尚、19はブーツ16の膨大
部17に径外方への弾性力を付与するブーツリン
グ、20はピストンシールである。
ると、シリンダボデイ11のシリンダ12に滑動
可能に収容されるピストン14には、シリンダ1
2開口縁に形成された内周溝13に対向する周部
からその先端側にに向つて径の漸減するテーパ部
14′を形成し、このテーパ部14′の先端側小径
部に形成した外周溝15と、シリンダ開口縁の内
周溝13に渡つてブーツ16を組付けるように構
成されており、しかもシリンダ開口縁の内周面1
3に嵌合されるブーツ6の端部の膨大部17は、
該内周溝13の壁面、底面に弾着するのみなら
ず、その内周面に形成された突起17′により対
向するピストン14の外周面に弾着係合するよう
に設けられている。尚、19はブーツ16の膨大
部17に径外方への弾性力を付与するブーツリン
グ、20はピストンシールである。
このような構成によれば、ブーツ16が飛石等
により仮りに破損されたような場合にも、その膨
大部17の突起17′がピストン14の外周に弾
着係合しているためにシリンダ12及びピストン
14の滑動部の封止状態は維持されるという効果
があり、しかもこのような係合関係を得るために
はシリンダ開口縁の内周溝13をピストン14の
外周に近接形成せしめることが必要になり、この
ためにブーツ16の組付け作業が難かしくなると
いう問題も、ピストン14の先端側に形成したテ
ーパ部14′により、これが組付けに際してのブ
ーツ16の端部の挿入ガイドになることによつて
解消されるという利点がある。
により仮りに破損されたような場合にも、その膨
大部17の突起17′がピストン14の外周に弾
着係合しているためにシリンダ12及びピストン
14の滑動部の封止状態は維持されるという効果
があり、しかもこのような係合関係を得るために
はシリンダ開口縁の内周溝13をピストン14の
外周に近接形成せしめることが必要になり、この
ためにブーツ16の組付け作業が難かしくなると
いう問題も、ピストン14の先端側に形成したテ
ーパ部14′により、これが組付けに際してのブ
ーツ16の端部の挿入ガイドになることによつて
解消されるという利点がある。
以上述べた如く、本考案よりなるデイスクブレ
ーキのピストンシール構造は、ブーツとピストン
の係合関係を改良することによつて滑動部の二重
封止性を良好に得ることができ、その実用上の利
益は極めて大なるものである。
ーキのピストンシール構造は、ブーツとピストン
の係合関係を改良することによつて滑動部の二重
封止性を良好に得ることができ、その実用上の利
益は極めて大なるものである。
第1図は従来例のデイスクブレーキのピストン
シール構造を示す一部断面図、第2図は本考案の
一実施例を示すデイスクブレーキのピストンシー
ル構造を示す一部断面図である。 1,1′……シリンダボデイ、2,12……シ
リンダ、3,13……内周溝、4,14……ピス
トン、14′……テーパ部、5,15……外周
溝、6,16……ブーツ、7,17……膨大部、
17′……突起、8,18……膨大部、9,19
……ブーツリング、10,20……ピストンシー
ル。
シール構造を示す一部断面図、第2図は本考案の
一実施例を示すデイスクブレーキのピストンシー
ル構造を示す一部断面図である。 1,1′……シリンダボデイ、2,12……シ
リンダ、3,13……内周溝、4,14……ピス
トン、14′……テーパ部、5,15……外周
溝、6,16……ブーツ、7,17……膨大部、
17′……突起、8,18……膨大部、9,19
……ブーツリング、10,20……ピストンシー
ル。
Claims (1)
- ピストンと、このピストンを滑動可能に収容す
るシリンダと、前記ピストンの先端側部分の外周
に一端が組付けられると共に、前記シリンダ開口
縁の内周に設けた溝に組付けられたブーツとを備
えたデイスクブレーキのピストンシール構造にお
いて、ピストンの前記先端側部分をシリンダ径寸
法よりも小径寸法に設けると共に、該ピストンに
は、シリンダ開口縁の内周に設けた前記溝に対し
径方向に対向した位置のピストン周部から該ピス
トンの前記小径寸法とされた先端側部分に向つて
径が漸減される傾斜した周面を、前記ブーツ他端
の前記溝への組付けガイド用のテーパー部として
設け、更に前記溝に組付けられた前記ブーツ他端
の内周面は、前記ピストン周部に弾着するように
設けたことを特徴とするデイスクブレーキのピス
トンシール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10501680U JPS6137872Y2 (ja) | 1980-07-24 | 1980-07-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10501680U JPS6137872Y2 (ja) | 1980-07-24 | 1980-07-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5728929U JPS5728929U (ja) | 1982-02-16 |
JPS6137872Y2 true JPS6137872Y2 (ja) | 1986-11-01 |
Family
ID=29466400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10501680U Expired JPS6137872Y2 (ja) | 1980-07-24 | 1980-07-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6137872Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0220508Y2 (ja) * | 1985-08-22 | 1990-06-05 | ||
JPH0219629Y2 (ja) * | 1986-04-14 | 1990-05-30 | ||
US10690204B1 (en) * | 2018-12-13 | 2020-06-23 | Advics Co., Ltd. | Brake caliper and method of making brake caliper |
-
1980
- 1980-07-24 JP JP10501680U patent/JPS6137872Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5728929U (ja) | 1982-02-16 |
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