JPH0210826Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210826Y2 JPH0210826Y2 JP17018185U JP17018185U JPH0210826Y2 JP H0210826 Y2 JPH0210826 Y2 JP H0210826Y2 JP 17018185 U JP17018185 U JP 17018185U JP 17018185 U JP17018185 U JP 17018185U JP H0210826 Y2 JPH0210826 Y2 JP H0210826Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide pin
- caliper
- outer periphery
- opening
- fixed support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 235000002597 Solanum melongena Nutrition 0.000 description 1
- 244000061458 Solanum melongena Species 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の利用分野〕
本考案はデイスクブレーキの滑動支持装置の構
造、特にブーツの組付け構造に関するものであ
る。
造、特にブーツの組付け構造に関するものであ
る。
従来、デイスクブレーキの一つの型として、ピ
ンスライド型の滑動支持装置によつて、キヤリパ
をロータ軸方向に移動可能に支持するタイプのも
のがある。
ンスライド型の滑動支持装置によつて、キヤリパ
をロータ軸方向に移動可能に支持するタイプのも
のがある。
ところで、このような滑動支持装置には、第２
図に示されるような組付時において、スライドピ
ンの摺動部を外気から封止するブーツの端部をピ
ン穴にまき込みする難があつた。
図に示されるような組付時において、スライドピ
ンの摺動部を外気から封止するブーツの端部をピ
ン穴にまき込みする難があつた。
このことを少し詳しく述べると、不図示のロー
タ縁部近傍に固設された固定支持体（例えばサポ
ート）１に形成した貫通開口２と、この固定支持
体開口２の軸方向両側に軸方向に対向する開口４
の設けられたキヤリパボス部３（ただし図示は片
側のみ）とに渡り、スライドピン５を嵌挿させ、
このスライドピン５をキヤリパボス部に螺子止め
等により固定させて、固定支持体１の開口２とス
ライドピン５の間の軸方向摺動性を与えるように
した滑動支持装置では、図示する如く固定支持体
１のスライドピン嵌挿先端抜出し側開口縁より、
スライドピン５の外周に渡り弾性防塵ブーツ６を
組付けるのが普通であるが、この防塵ブーツは、
スライドピン外周に係合する一端７が所定の締め
代をもつように、自然状態ではスライドピン５の
径よりも小径をなすこと、胴部が腰の弱い蛇腹を
なすこと、などのために、スライドピン５を嵌挿
させる際に前記防塵ブーツの一端がキヤリパボス
部３の開口に第２図に示される如くかみ込みされ
ることがあつたのである。
タ縁部近傍に固設された固定支持体（例えばサポ
ート）１に形成した貫通開口２と、この固定支持
体開口２の軸方向両側に軸方向に対向する開口４
の設けられたキヤリパボス部３（ただし図示は片
側のみ）とに渡り、スライドピン５を嵌挿させ、
このスライドピン５をキヤリパボス部に螺子止め
等により固定させて、固定支持体１の開口２とス
ライドピン５の間の軸方向摺動性を与えるように
した滑動支持装置では、図示する如く固定支持体
１のスライドピン嵌挿先端抜出し側開口縁より、
スライドピン５の外周に渡り弾性防塵ブーツ６を
組付けるのが普通であるが、この防塵ブーツは、
スライドピン外周に係合する一端７が所定の締め
代をもつように、自然状態ではスライドピン５の
径よりも小径をなすこと、胴部が腰の弱い蛇腹を
なすこと、などのために、スライドピン５を嵌挿
させる際に前記防塵ブーツの一端がキヤリパボス
部３の開口に第２図に示される如くかみ込みされ
ることがあつたのである。
本考案はかかる観点からなされたものであり、
その目的は前記した滑動支持装置の組立て時にお
いて、防塵ブーツの一端部がかみ込まれる難点を
解消し、組立作業性を向上させるところにある。
その目的は前記した滑動支持装置の組立て時にお
いて、防塵ブーツの一端部がかみ込まれる難点を
解消し、組立作業性を向上させるところにある。
而してかかる観点からなされた本考案よりなる
滑動支持装置の防塵ブーツ組付け構造の特徴は、
ロータ近傍に配置した固定支持体に対し、キヤリ
パをロータ軸方向移動可能に支持する滑動支持装
置が、前記固定支持体およびキヤリパの同心開口
にスライドピンを嵌挿させて、該スライドピンが
キヤリパに固定でかつ固定支持体に対し軸方向移
動可能に設けられてなり、かつ固定支持体のスラ
イドピン嵌挿先端側の開口縁部から該スライドピ
ンの一部外周に渡り蛇腹状の防塵ブーツを架設し
て構成した前記滑動支持装置において、前記防塵
ブーツのスライドピン外周に緊締係合する一端部
の外周部に、キヤリパの開口外縁壁に係合する剛
性リングを組付け、該一端部はスライドピン外周
と剛性リング内周との間で圧縮される構成とした
ところにある。
滑動支持装置の防塵ブーツ組付け構造の特徴は、
ロータ近傍に配置した固定支持体に対し、キヤリ
パをロータ軸方向移動可能に支持する滑動支持装
置が、前記固定支持体およびキヤリパの同心開口
にスライドピンを嵌挿させて、該スライドピンが
キヤリパに固定でかつ固定支持体に対し軸方向移
動可能に設けられてなり、かつ固定支持体のスラ
イドピン嵌挿先端側の開口縁部から該スライドピ
ンの一部外周に渡り蛇腹状の防塵ブーツを架設し
て構成した前記滑動支持装置において、前記防塵
ブーツのスライドピン外周に緊締係合する一端部
の外周部に、キヤリパの開口外縁壁に係合する剛
性リングを組付け、該一端部はスライドピン外周
と剛性リング内周との間で圧縮される構成とした
ところにある。
以下本考案を実施例に基づいて説明する。
第１図に示される本実施例は、ピンスライド型
デイスクブレーキにおける滑動支持装置の一部を
示し、１は不図示のロータ縁部近傍に固設された
固定支持体、２はロータ軸方向をなす貫通開口、
３はロータ縁部を跨座するように配置されたキヤ
リパの一部としてのボス部（ただし固定支持体開
口２の軸方向両側に設けられたボス部の一方のみ
を図示）、４はこのボス部３に形成された開口で
ある。
デイスクブレーキにおける滑動支持装置の一部を
示し、１は不図示のロータ縁部近傍に固設された
固定支持体、２はロータ軸方向をなす貫通開口、
３はロータ縁部を跨座するように配置されたキヤ
リパの一部としてのボス部（ただし固定支持体開
口２の軸方向両側に設けられたボス部の一方のみ
を図示）、４はこのボス部３に形成された開口で
ある。
スライドピン５は不図示の片側キヤリパボス部
の開口から挿入されて、固定支持体１の開口２、
次いでもう一方のキヤリパボス部３の開口を挿通
され、不図示のナツト等により螺子止めされる。
そして本例では、蛇腹状の胴部をもつ防塵ブーツ
６の他端８は、リテーナ９を介して、スライドピ
ンの嵌挿前に、固定支持体開口縁の段付座ぐり部
１０に圧入固定され、また防塵ブーツ６の一端に
は、その外周に剛性リング１１が予め溶着一体化
されている。本例のこの剛性リング１１は、ブー
ツ一端６の外周に固着した短尺の筒部１１ａか
ら、キヤリパボス部３の壁面に係合するフランジ
部１１ｂが屈曲形成されてなつている。
の開口から挿入されて、固定支持体１の開口２、
次いでもう一方のキヤリパボス部３の開口を挿通
され、不図示のナツト等により螺子止めされる。
そして本例では、蛇腹状の胴部をもつ防塵ブーツ
６の他端８は、リテーナ９を介して、スライドピ
ンの嵌挿前に、固定支持体開口縁の段付座ぐり部
１０に圧入固定され、また防塵ブーツ６の一端に
は、その外周に剛性リング１１が予め溶着一体化
されている。本例のこの剛性リング１１は、ブー
ツ一端６の外周に固着した短尺の筒部１１ａか
ら、キヤリパボス部３の壁面に係合するフランジ
部１１ｂが屈曲形成されてなつている。
なお、前記スライドピン５の先端には、先細テ
ーパ部５ａが設けられ、また剛性リング１１に一
体化されたブーツ一端７は、自然状態においてス
ライドピン５の外周径よりも若干小径をなすよう
に設けられている。
ーパ部５ａが設けられ、また剛性リング１１に一
体化されたブーツ一端７は、自然状態においてス
ライドピン５の外周径よりも若干小径をなすよう
に設けられている。
このような防塵ブーツによれば、スライドピン
５の嵌挿によつて、剛性リング１１により裏打ち
されたブーツ一端は、キヤリパボス部３の壁面と
係合し、かつスライドピンの先端先細りテーパ部
５ａの形状にガイドされて自然と第１図の図示状
態となり、ブーツ一端のかみ込みを生ずることな
くスムースな組立て作業が得られることになる。
５の嵌挿によつて、剛性リング１１により裏打ち
されたブーツ一端は、キヤリパボス部３の壁面と
係合し、かつスライドピンの先端先細りテーパ部
５ａの形状にガイドされて自然と第１図の図示状
態となり、ブーツ一端のかみ込みを生ずることな
くスムースな組立て作業が得られることになる。
したがつて組立て作業性は向上し、この際の防
塵ブーツの損傷もないという効果が得られる。
塵ブーツの損傷もないという効果が得られる。
本考案によれば、滑動支持装置の組立てが容易
となり、またブーツの損傷の虞れも低下するため
その実用上の効果は極めて大である。
となり、またブーツの損傷の虞れも低下するため
その実用上の効果は極めて大である。
第１図は本考案を適用した滑動支持装置の一部
断面図、第２図は同従来例の一部断面図である。 １……固定支持体、２……開口、３……キヤリ
パボス部、４……開口、５……スライドピン、６
……防塵ブーツ、７……一端、８……他端、９…
…リテーナ、１０……段付座ぐり部、１１……剛
性リング、１１ａ……筒状部、１１ｂ……フラン
ジ部。
断面図、第２図は同従来例の一部断面図である。 １……固定支持体、２……開口、３……キヤリ
パボス部、４……開口、５……スライドピン、６
……防塵ブーツ、７……一端、８……他端、９…
…リテーナ、１０……段付座ぐり部、１１……剛
性リング、１１ａ……筒状部、１１ｂ……フラン
ジ部。
Claims (1)
- ロータ近傍に配置した固定支持体に対し、キヤ
リパをロータ軸方向移動可能に支持する滑動支持
装置が、前記固定支持体およびキヤリパの同心開
口にスライドピンを嵌挿させて、該スライドピン
がキヤリパに固定でかつ固定支持体に対し軸方向
移動可能に設けられてなり、かつ固定支持体のス
ライドピン嵌挿先端側の開口縁部から該スライド
ピンの一部外周に渡り蛇腹状の防塵ブーツを架設
して構成した前記滑動支持装置において、前記防
塵ブーツのスライドピン外周に緊締係合する一端
部の外周部に、キヤリパの開口外縁壁に係合する
剛性リングを組付け、該一端部はスライドピン外
周と剛性リング内周との間で圧縮される構成とし
たことを特徴とする滑動支持装置の防塵ブーツ組
付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17018185U JPH0210826Y2 (ja) | 1985-11-05 | 1985-11-05 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17018185U JPH0210826Y2 (ja) | 1985-11-05 | 1985-11-05 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6281734U JPS6281734U (ja) | 1987-05-25 |
| JPH0210826Y2 true JPH0210826Y2 (ja) | 1990-03-16 |
Family
ID=31104678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17018185U Expired JPH0210826Y2 (ja) | 1985-11-05 | 1985-11-05 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0210826Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-05 JP JP17018185U patent/JPH0210826Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6281734U (ja) | 1987-05-25 |
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