JP2527431Y2 - 防塵ブーツ - Google Patents

防塵ブーツ

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JP2527431Y2
JP2527431Y2 JP2023291U JP2023291U JP2527431Y2 JP 2527431 Y2 JP2527431 Y2 JP 2527431Y2 JP 2023291 U JP2023291 U JP 2023291U JP 2023291 U JP2023291 U JP 2023291U JP 2527431 Y2 JP2527431 Y2 JP 2527431Y2
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JP
Japan
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pin
engaging
guide hole
locking projection
guide
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JP2023291U
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洋 池上
利行 根岸
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はピンとキャリパ間の防塵
を図る防塵ブーツに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のディスクブレーキでは、図7に
示すように、ディスク30を両面から挟持するパッドを
内装したキャリパ31を、サポート部32に対してスラ
イド自在に装着してある。
【0003】前記キャリパ31にはボス部33が設けら
れており、このボス部33に形成された穴部にピン24
が摺動自在に挿通され、ピン24は車体側に固着された
前記サポート部32に螺着されている。そして、このピ
ン24は、キャリパ31をサポート部32に対して摺動
自在に支持している。
【0004】そして、ピン24の露出部分には防塵性を
保つためのブーツが設けられている。
【0005】このブーツは図8に示すように合成ゴム等
の軟性材で形成され、ボス部33とピン24との間をシ
ールするとともに、蛇腹部29によってピン24の表面
を保護するようになっている。即ち、ボス部33の一端
側内側に円周方向に沿った係合溝22を形成する一方、
筒状に形成した防塵ブーツ基部23の後縁に係止突起2
5を直角方向に延出し、この係止突起25を係合溝22
に係合させて防塵ブーツ基部23を取り付けるようにな
っている。
【0006】そして、防塵ブーツの固定は、防塵ブーツ
基部23をキャリパ内壁21に沿って押入した後、ボス
部20にピン24を挿入して行なっていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
においては、係止突起25の環状外径がキャリパ内壁2
1の内径より大きく、防塵ブーツ基部23の係合溝22
に対する装着性が悪かった。
【0008】本考案は前記事項に鑑みてなされたもの
で、防塵ブーツを簡単かつ確実に装着することができる
ようにした防塵ブーツを提供することを技術的課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は前記技術的課題
を解決するために、ディスクロータ外周部に跨設され、
互いに摺動可能に嵌合されるガイド穴とガイドピンから
なる摺動機構の一方が設けられたキャリパと、該摺動機
構の他方が設けられたサポート部と、筒状部とその両端
部に環状の第1取付部と第2取付部とを備えた防塵ブー
ツとを有し、前記第1取付部が前記ガイド穴の開口端部
に取り付けられかつ前記第2取付部が前記ガイドピンに
取り付けられてその摺動面が保護されたガイド機構によ
って、前記キャリパがディスクロータ軸方向に摺動可能
に支持されたディスクブレーキにおいて、以下のような
構成とした。
【0010】即ち、ガイド穴の端部内側に円周方向に沿
った係合溝を形成し、第1取付部に屈曲自在の係止突起
を複数箇所に設け、この係止突起の一側に防塵ブーツ基
部の内側方向に突出する当接部を形成するとともに、前
記係合溝に係止可能な係合部を形成し、前記係止突起を
係合溝まで押し込んだ状態でピンをガイド穴に押入する
と、ピンの先端が当接部に当接して係止突起を引き起こ
し、前記係合部が係合溝の内壁に密接して防塵ブーツ基
部がガイド穴に固定されるよう構成した。
【0011】
【作用】前記した手段によれば、まず、係止突起が係合
溝に至るまで、防塵ブーツ基部をガイド穴に押入する。
【0012】続いて、ガイド穴にピンを挿入すると、ピ
ンの先端が防塵ブーツ基部の内側方向に突出させた当接
部に当接し、係止突起が引き起こされる。
【0013】これにより、係止突起の係合部が係合溝の
内壁に密接し、防塵ブーツ基部が固定される。
【0014】
【実施例1】本考案の実施例1を図1ないし図4に基づ
いて説明する。
【0015】防塵ブーツ3は合成ゴム材で形成され、環
状に形成した防塵ブーツ基部5とこの防塵ブーツ基部5
の一端から延出した蛇腹部20と、蛇腹部20に連設さ
れた環状のピン側係止部34とからなっている。防塵ブ
ーツ基部5には屈曲自在の係止突起6が形成されてい
る。この係止突起6は略楕円形をなしており、その中心
線は防塵ブーツ基部5の基線に対して角度を以て設けら
れている。そして係止突起6の前端側の基部には防塵ブ
ーツ基部内側方向に突出する当接部7が設けられてお
り、また、係止突起6の先端には係合部8が形成されて
いる。一方、係止突起6の後端側の基部にはシール部2
6が周設されている。
【0016】サポート32の一端側内側には円周方向に
沿った係合溝4が形成されており、この係合溝4の内壁
9に前記係止突起6の係合部8が係止するようになって
いる。
【0017】前記した構成において、前記係止突起6を
係合溝4まで押し込むと係止突起6は図2破線に示すよ
うに、当接部7がサポート内部に突出した状態となって
いる。
【0018】ここで、ピン2をサポート32に押入する
と、ピン2の先端が当接部7に当接して係止突起6を引
き起こし、前記係合部8が係合溝4の内壁9に強く密接
する。このため、防塵ブーツ3が強固に固定されるとと
もに、防塵ブーツ3が矢示F方向に引っ張られることと
なるためシール部26が、よりサポート32に密着して
密閉性も向上する。
【0019】このように、係止突起6は防塵ブーツ基部
5の基線に対して鈍角をなすよう設けられているため、
挿入は極めて容易である。そして、ピン2をサポート3
2に押入した段階で係止突起6が適位置に固定されるた
め、その装着性が向上されると共に、動作中に防塵ブー
ツが外れることもなく信頼性が向上する。
【0020】
【実施例2】第2実施例を図5により説明する。
【0021】なお、前記実施例で説明した部分と同一部
分には同一符号を付してその説明を省略する。この実施
例では、係止突起6を防塵ブーツ基部5から水平上に延
出した構造としてあり、ピン2をサポート32に押入し
た際の係止突起6の移動量を少なくしたものである。こ
れに伴い、当接部7の突出量も少なく設定してある。
【0022】その他の動作については前記実施例と同様
のため省略する。
【0023】
【実施例3】図6は第3実施例を示し、前記第2実施例
の構造において、係合溝4の内壁9に角度をもたせたも
のである。このように内壁9に傾斜をもたせたことによ
って、ピン2をサポート32に挿入した際に係合部8が
内壁9に沿って持ち上がり矢示F方向の応力を受ける。
したがってシール部26がキャリパに常時密着すること
となり、さらに密閉性が向上する。
【0024】その他の動作については前記実施例と同様
のため省略する。
【0025】
【考案の効果】本考案によれば、係止突起を係合溝まで
押し込んだ状態でピンをガイド穴35に押入すると、ピ
ンの先端が当接部に当接して係止突起を引き起こし、前
記係合部が係合溝の内壁に密接して防塵ブーツ基部がガ
イド穴の開口端部に固定されるよう構成したので、防塵
ブーツを簡単かつ確実に装着することができる。また、
動作中に防塵ブーツが外れることがなく信頼性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部断面で示す斜視図
【図2】本考案の一実施例を示す要部の側面図
【図3】図2に関する要部の側面図
【図4】本考案の一実施例を示す防塵ブーツの一部断面
で示す正面図
【図5】本考案の第2実施例の要部の断面図
【図6】本考案の第3実施例の要部の断面図
【図7】一般的なディスクブレーキの平面図
【図8】従来の防塵ブーツを示す断面図
【符号の説明】
1・・キャリパ、2・・ピン、3・・防塵ブーツ、4・
・係合溝、5・・防塵ブーツ基部、6・・係止突起、7
・・当接部、8・・係合部、9・・内壁。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクロータ外周部に跨設され、互い
    に摺動可能に嵌合されるガイド穴とガイドピンからなる
    摺動機構の一方が設けられたキャリパと、該摺動機構の
    他方が設けられたサポート部と、筒状部とその両端部に
    環状の第1取付部と第2取付部とを備えた防塵ブーツと
    を有し、前記第1取付部が前記ガイド穴の開口端部に取
    り付けられかつ前記第2取付部が前記ガイドピンに取り
    付けられてその摺動面が保護されたガイド機構によっ
    て、前記キャリパがディスクロータ軸方向に摺動可能に
    支持されたディスクブレーキにおいて、ガイド穴の端部
    内側に円周方向に沿った係合溝を形成し、第1取付部に
    屈曲自在の係止突起を複数箇所に設け、この係止突起の
    一側に防塵ブーツ基部の内側方向に突出する当接部を形
    成するとともに、前記係合溝に係止可能な係合部を形成
    し、前記係止突起を係合溝まで押し込んだ状態でピンを
    ガイド穴に押入すると、ピンの先端が当接部に当接して
    係止突起を引き起こし、前記係合部が係合溝の内壁に密
    接して防塵ブーツ基部がガイド穴に固定されるよう構成
    したことを特徴とする防塵ブーツ。
JP2023291U 1991-03-29 1991-03-29 防塵ブーツ Expired - Lifetime JP2527431Y2 (ja)

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JPH04116029U JPH04116029U (ja) 1992-10-15
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