JPH0563653B2 - - Google Patents
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- JPH0563653B2 JPH0563653B2 JP60068900A JP6890085A JPH0563653B2 JP H0563653 B2 JPH0563653 B2 JP H0563653B2 JP 60068900 A JP60068900 A JP 60068900A JP 6890085 A JP6890085 A JP 6890085A JP H0563653 B2 JPH0563653 B2 JP H0563653B2
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- JP
- Japan
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- guide
- pin
- locking member
- damping bush
- caliper
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D55/02—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
- F16D55/22—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
- F16D55/224—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members
- F16D55/225—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads
- F16D55/226—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads in which the common actuating member is moved axially, e.g. floating caliper disc brakes
- F16D55/2265—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members the braking members being brake pads in which the common actuating member is moved axially, e.g. floating caliper disc brakes the axial movement being guided by one or more pins engaging bores in the brake support or the brake housing
- F16D55/22655—Constructional details of guide pins
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/56—Other sealings for reciprocating rods
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ブレーキキヤリアと、このブレーキ
キヤリアに対して軸方向に摺動可能でブレーキデ
イスク及びブレーキシユーをまたぐキヤリパと、
これらのブレーキキヤリアとキヤリパとの一方に
設けられた少なくとも1のピンと、他方に設けら
れてこのピンを案内する案内孔とを備えるキヤリ
パ浮動式スポツト型デイスクブレーキのキヤリパ
用ピンガイド兼ダンピングブツシユに関する。
キヤリアに対して軸方向に摺動可能でブレーキデ
イスク及びブレーキシユーをまたぐキヤリパと、
これらのブレーキキヤリアとキヤリパとの一方に
設けられた少なくとも1のピンと、他方に設けら
れてこのピンを案内する案内孔とを備えるキヤリ
パ浮動式スポツト型デイスクブレーキのキヤリパ
用ピンガイド兼ダンピングブツシユに関する。
[従来の技術及びその問題点]
この種のピンガイド兼ダンピングブツシユはド
イツ特許出願第33 23 737号に記載されている。
イツ特許出願第33 23 737号に記載されている。
この従来のピンガイド兼ダンピングブツシユ
は、ブレーキキヤリアとキヤリパとの一方の案内
孔内に挿入されて他方のピンの衝撃を緩衝しかつ
このピンを案内する少なくとも1の案内部材と、
この案内孔内でピンの半径方向の動きを規制する
剛性構造の係止部材とを備える。この係止部材
は、ほぼ円筒状の断面形状を有する基部と、この
基部から半径方向外方に突出して係止面を形成す
る複数の突起とを有し、これらの突起の間の外周
側凹部内に案内部材の一部が嵌入する。この案内
部材と係止部材とは、係止部材の突起と、この突
起間の外周側凹部内に嵌入する案内部材の嵌入部
分とにより強固に結合される。このピンガイド兼
ダンピングブツシユは、組立てが容易であると共
に、係止部材の剛性による移動規制作用と案内部
材の緩衝作用とにより、ピンを効果的に案内す
る。このため、基本的には、この従来のピンガイ
ド兼ダンピングブツシユは満足すべきものであ
り、以前のものよりもかなり改善されている。
は、ブレーキキヤリアとキヤリパとの一方の案内
孔内に挿入されて他方のピンの衝撃を緩衝しかつ
このピンを案内する少なくとも1の案内部材と、
この案内孔内でピンの半径方向の動きを規制する
剛性構造の係止部材とを備える。この係止部材
は、ほぼ円筒状の断面形状を有する基部と、この
基部から半径方向外方に突出して係止面を形成す
る複数の突起とを有し、これらの突起の間の外周
側凹部内に案内部材の一部が嵌入する。この案内
部材と係止部材とは、係止部材の突起と、この突
起間の外周側凹部内に嵌入する案内部材の嵌入部
分とにより強固に結合される。このピンガイド兼
ダンピングブツシユは、組立てが容易であると共
に、係止部材の剛性による移動規制作用と案内部
材の緩衝作用とにより、ピンを効果的に案内す
る。このため、基本的には、この従来のピンガイ
ド兼ダンピングブツシユは満足すべきものであ
り、以前のものよりもかなり改善されている。
しかし、このピンガイド兼ダンピングブツシユ
によれば、係止部材の突起と案内部材の嵌入部分
とが強固に噛合い、このため、ピンの半径方向の
動きを規制する際に係止部材が案内部材と干渉し
合い、また、案内部材もその緩衝作用を充分利用
してない点で更に改善の余地がある。
によれば、係止部材の突起と案内部材の嵌入部分
とが強固に噛合い、このため、ピンの半径方向の
動きを規制する際に係止部材が案内部材と干渉し
合い、また、案内部材もその緩衝作用を充分利用
してない点で更に改善の余地がある。
本発明は上述に鑑みてなされたもので、係止部
材が管内部材で影響されることなくピンを支持す
ると共に、案内部材がその全厚さで緩衝作用を行
うことができる構造簡単なピンガイド兼ダンピン
グブツシユを提供することを目的とする。
材が管内部材で影響されることなくピンを支持す
ると共に、案内部材がその全厚さで緩衝作用を行
うことができる構造簡単なピンガイド兼ダンピン
グブツシユを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段、作用および効果]
上記目的を達成するため、本発明によれば、ブ
レーキキヤリアと、このブレーキキヤリアに対し
て軸方向に摺動可能でブレーキデイスク及びブレ
ーキシユーをまたぐキヤリパと、これらのブレー
キキヤリアとキヤリパとの一方に設けられた少な
くとも1のピンと、他方に設けられてこのピンを
案内する案内孔とを備えるキヤリパ浮動式スポツ
ト型デイスクブレーキキヤリパのピンガイド兼ダ
ンピングブツシユであつて、前記案内孔内に配置
されて前記ピンに作用する衝撃を緩衝しかつこの
ピンを案内する少なくとも1の案内部材と、ほぼ
円筒状の断面形状を有する基部及びこの基部から
半径方向外方に突出して係止面を形成する複数の
突起を有して前記案内孔内でピンの半径方向の動
きを規制する剛性の係止部材とを備え、前記案内
部材はこれらの突起の間の外周側凹部内に配置さ
れかつ前記突起の高さ以下の半径方向寸法に形成
される嵌入部分を有し、前記係止部材はこの係止
部材に軸方向外側で隣接する案内部材の隣接部分
の内径よりも大きい内径を有することを特徴とす
るピンガイド兼ダンピングブツシユが提供され
る。
レーキキヤリアと、このブレーキキヤリアに対し
て軸方向に摺動可能でブレーキデイスク及びブレ
ーキシユーをまたぐキヤリパと、これらのブレー
キキヤリアとキヤリパとの一方に設けられた少な
くとも1のピンと、他方に設けられてこのピンを
案内する案内孔とを備えるキヤリパ浮動式スポツ
ト型デイスクブレーキキヤリパのピンガイド兼ダ
ンピングブツシユであつて、前記案内孔内に配置
されて前記ピンに作用する衝撃を緩衝しかつこの
ピンを案内する少なくとも1の案内部材と、ほぼ
円筒状の断面形状を有する基部及びこの基部から
半径方向外方に突出して係止面を形成する複数の
突起を有して前記案内孔内でピンの半径方向の動
きを規制する剛性の係止部材とを備え、前記案内
部材はこれらの突起の間の外周側凹部内に配置さ
れかつ前記突起の高さ以下の半径方向寸法に形成
される嵌入部分を有し、前記係止部材はこの係止
部材に軸方向外側で隣接する案内部材の隣接部分
の内径よりも大きい内径を有することを特徴とす
るピンガイド兼ダンピングブツシユが提供され
る。
このピンガイド兼ダンピングブツシユによれ
ば、係止部材の突起間に配設された案内部材の嵌
入部分はこの突起を越えて半径方向に突出するこ
とがない。このため、ピンに半径方向の力が作用
した場合には、各突起の係止面は、案内部材から
何等干渉されることなく案内孔の内壁面に当接
し、ピンの半径方向移動を規制することができ
る。また、係止部材の内径は、この係止部材に隣
接する案内部材の隣接部分よりも大径に形成され
るため、ピンの外周部にはこの隣接部分が係合
し、係止部材の内径とピンの外周部との間には例
えば0.3mmの遊びが残る。
ば、係止部材の突起間に配設された案内部材の嵌
入部分はこの突起を越えて半径方向に突出するこ
とがない。このため、ピンに半径方向の力が作用
した場合には、各突起の係止面は、案内部材から
何等干渉されることなく案内孔の内壁面に当接
し、ピンの半径方向移動を規制することができ
る。また、係止部材の内径は、この係止部材に隣
接する案内部材の隣接部分よりも大径に形成され
るため、ピンの外周部にはこの隣接部分が係合
し、係止部材の内径とピンの外周部との間には例
えば0.3mmの遊びが残る。
したがつて、本発明のピンガイド兼ダンピング
ブツシユは極めて簡単な構造に形成され、係止部
材の基部が案内部材とは別個に、この案内部材か
ら影響を受けることなく半径方向の支持反力を吸
収することができると共に、案内部材も係止部材
とは別個に、この係止部材から影響をうけること
なく半径方向の緩衝及びシール機能を発揮し、こ
の案内部材による緩衝作用には案内部材の全厚さ
を用いて効果的に緩衝作用を行うことができる。
ブツシユは極めて簡単な構造に形成され、係止部
材の基部が案内部材とは別個に、この案内部材か
ら影響を受けることなく半径方向の支持反力を吸
収することができると共に、案内部材も係止部材
とは別個に、この係止部材から影響をうけること
なく半径方向の緩衝及びシール機能を発揮し、こ
の案内部材による緩衝作用には案内部材の全厚さ
を用いて効果的に緩衝作用を行うことができる。
本発明の一実施例では、係止部材は基部の方が
突起よりも軸方向に長くなつている。
突起よりも軸方向に長くなつている。
支持部材即ち係止部材はプラスチツク、特に繊
維で強化した熱プラスチツクで形成することが好
ましい。この場合には、支持部材の半径方向の外
周部あるいは外部層にはガラス繊維を含有させな
い。
維で強化した熱プラスチツクで形成することが好
ましい。この場合には、支持部材の半径方向の外
周部あるいは外部層にはガラス繊維を含有させな
い。
本発明の他の側面によると、案内部材は凹部内
に配設された嵌入部分より軸方向外側に、半径方
向に突出する突条が設けられ、この突条は凹部内
に配設された嵌入部分の外周面を越えて半径方向
に突出する。これ等の突条はリング状の形状を備
え、凹部内に配置される嵌入部分の両側に、この
嵌入部分から軸方向に離隔して配置されるのが好
ましい。
に配設された嵌入部分より軸方向外側に、半径方
向に突出する突条が設けられ、この突条は凹部内
に配設された嵌入部分の外周面を越えて半径方向
に突出する。これ等の突条はリング状の形状を備
え、凹部内に配置される嵌入部分の両側に、この
嵌入部分から軸方向に離隔して配置されるのが好
ましい。
以下、本発明の一実施例について添附図面を参
照して説明する。
照して説明する。
[実施例]
図中、本発明によるピンガイド兼ダンピングブ
ツシユ2は二個の部材から構成されており、即ち
弾性的に緩衝作用を行なう案内部材4とこの案内
部材に確実に嵌合かつ結合する係止部材6とを備
えている。弾性的に緩衝作用をなす案内部材4は
ほぼ円筒形の基部8を備えている。基部8には互
いに所定距離離隔した二個の半径方向に突出する
突出部10,12が周方向に配設してあり、これ
等突出部は突出部間の外径よりも僅か例えば0.15
mm突出するだけである。これ等の突出部を介して
ピンガイド兼ダンピングブツシユがキヤリパの内
周面に当接する(キヤリパは図示してない)。基
部8の内周面上には半径方向内方に突出する周方
向のリツプ14,16,18,20及び22が設
けてあり、これ等のリツプは装着時に内孔内に挿
通するピン(図示してない)に当接し、このピン
を中央に保持して緩衝する。
ツシユ2は二個の部材から構成されており、即ち
弾性的に緩衝作用を行なう案内部材4とこの案内
部材に確実に嵌合かつ結合する係止部材6とを備
えている。弾性的に緩衝作用をなす案内部材4は
ほぼ円筒形の基部8を備えている。基部8には互
いに所定距離離隔した二個の半径方向に突出する
突出部10,12が周方向に配設してあり、これ
等突出部は突出部間の外径よりも僅か例えば0.15
mm突出するだけである。これ等の突出部を介して
ピンガイド兼ダンピングブツシユがキヤリパの内
周面に当接する(キヤリパは図示してない)。基
部8の内周面上には半径方向内方に突出する周方
向のリツプ14,16,18,20及び22が設
けてあり、これ等のリツプは装着時に内孔内に挿
通するピン(図示してない)に当接し、このピン
を中央に保持して緩衝する。
係止部材6は弾性的に緩衝作用をなす案内部材
4の二個の突出部10,12間に配設される。こ
の係止部材6はほぼ円筒形の基部24を有し、こ
の基部には複数の半径方向外方に延びる突起が設
けてあり、この複数の突起の一のみに符号26を
付してある。突起26の位置及び寸法は常に複数
個のリブが負荷の下で作用して大きく変形するこ
となく支持することができるように設定してあ
り、したがつて、各突起間には緩衝作用をなす案
内部材を収容する十分な空間を形成することがで
き、ダンピングブツシユ全体の強度を十分なもの
とすることができる。係止部材6の中空円筒状の
基部24の内径は、内部に収容した案内ピンに対
する僅かな遊び、例えば径が約13mmのピンの場合
に半径方向に約0.3mmの間隙を備えている。これ
により、通常はゴムのリツプだけが案内ピンに接
触することになる。案内部材4には、突出部1
0,12間に開口28が形成してあり、この開口
の数は突起26の数に対応する。この開口28内
には係止部材6の突起26が配設される。このた
め、開口28は突起26の形状に対応する形状を
備え、突起26は案内部材の弾性材内に密に嵌合
する。係止部材6の円筒状の基部24は突起26
よりも僅かに軸方向に長いため、肩部32,34
が基部24と突起26との間に形成してある。こ
れ等の肩部32,34に対応して案内部材4の開
口28両端に肩部36,38が設けてあり、した
がつて、装着時に係止部材の肩部32,34が案
内部材の肩部36,38に当接する。係止部材6
の凹部内に配置された案内部材の嵌入部分の壁の
厚さは半径方向に見て突起の高さと同じかあるい
はこれよりも僅かに小さい。即ち、案内部材は突
起26を半径方向に越えた範囲までは延在しな
い。この同一又はより小径の範囲は、突出部間の
範囲よりも軸方向にある程度延長することが好ま
しい。この範囲に隣接して案内部材の両側にはリ
ング状の半径方向の突条40,42が設けてあ
る。これ等の半径方向突条は突起26間の嵌入部
分よりも僅かに大きい径を有し、例えば案内部材
4の径が約20mmのときこれよりも約0.3mm大きい。
4の二個の突出部10,12間に配設される。こ
の係止部材6はほぼ円筒形の基部24を有し、こ
の基部には複数の半径方向外方に延びる突起が設
けてあり、この複数の突起の一のみに符号26を
付してある。突起26の位置及び寸法は常に複数
個のリブが負荷の下で作用して大きく変形するこ
となく支持することができるように設定してあ
り、したがつて、各突起間には緩衝作用をなす案
内部材を収容する十分な空間を形成することがで
き、ダンピングブツシユ全体の強度を十分なもの
とすることができる。係止部材6の中空円筒状の
基部24の内径は、内部に収容した案内ピンに対
する僅かな遊び、例えば径が約13mmのピンの場合
に半径方向に約0.3mmの間隙を備えている。これ
により、通常はゴムのリツプだけが案内ピンに接
触することになる。案内部材4には、突出部1
0,12間に開口28が形成してあり、この開口
の数は突起26の数に対応する。この開口28内
には係止部材6の突起26が配設される。このた
め、開口28は突起26の形状に対応する形状を
備え、突起26は案内部材の弾性材内に密に嵌合
する。係止部材6の円筒状の基部24は突起26
よりも僅かに軸方向に長いため、肩部32,34
が基部24と突起26との間に形成してある。こ
れ等の肩部32,34に対応して案内部材4の開
口28両端に肩部36,38が設けてあり、した
がつて、装着時に係止部材の肩部32,34が案
内部材の肩部36,38に当接する。係止部材6
の凹部内に配置された案内部材の嵌入部分の壁の
厚さは半径方向に見て突起の高さと同じかあるい
はこれよりも僅かに小さい。即ち、案内部材は突
起26を半径方向に越えた範囲までは延在しな
い。この同一又はより小径の範囲は、突出部間の
範囲よりも軸方向にある程度延長することが好ま
しい。この範囲に隣接して案内部材の両側にはリ
ング状の半径方向の突条40,42が設けてあ
る。これ等の半径方向突条は突起26間の嵌入部
分よりも僅かに大きい径を有し、例えば案内部材
4の径が約20mmのときこれよりも約0.3mm大きい。
係止部材6は強度がありかつ熱に強い繊維強化
の熱プラスチツク材で形成するのが好ましい。こ
の場合、突起26を含む係止部材6の外周部層は
ガラス繊維を含有しないのが好ましい。本発明に
よれば、係止部材6にスプレイコーテイングする
ことにより製造する。この製造工程中、案内部材
4を製造するための原型用マンドレルは係止部材
6の前端両側をシールする必要がある。これは、
係止部材6の内周部にゴムが進入するのを防止
し、プラスチツク材の滑らかな特性を損わないた
めである。実際に、適当なプラスチツク材の備え
る滑らかな特性が保持され、案内ピンを係止部材
6が支持する場合でもステイツクが完全に防止さ
れる。
の熱プラスチツク材で形成するのが好ましい。こ
の場合、突起26を含む係止部材6の外周部層は
ガラス繊維を含有しないのが好ましい。本発明に
よれば、係止部材6にスプレイコーテイングする
ことにより製造する。この製造工程中、案内部材
4を製造するための原型用マンドレルは係止部材
6の前端両側をシールする必要がある。これは、
係止部材6の内周部にゴムが進入するのを防止
し、プラスチツク材の滑らかな特性を損わないた
めである。実際に、適当なプラスチツク材の備え
る滑らかな特性が保持され、案内ピンを係止部材
6が支持する場合でもステイツクが完全に防止さ
れる。
係止部材6の軸方向前面は、係止部材に案内部
材4の弾性材をスプレイコーテイングする間、係
止部材の内周部内にこれ等の弾性材が進入して案
内ピンと共に作用する係止部材6の面を害するの
を防止するため、これ等の前面に取付けられる成
形用ダイの係合面として便宜的に使用される。
材4の弾性材をスプレイコーテイングする間、係
止部材の内周部内にこれ等の弾性材が進入して案
内ピンと共に作用する係止部材6の面を害するの
を防止するため、これ等の前面に取付けられる成
形用ダイの係合面として便宜的に使用される。
第1図はピンガイド兼ダンピングブツシユの平
面図、第2図は第1図のピンガイド兼ダンピング
ブツシユの断面図、第3図は第2図の−線に
沿う第1図のピンガイド兼ダンピングブツシユの
縦方向断面図、第4図は第1図乃至第3図のピン
ガイド兼ダンピングブツシユにおける係止部材の
縦方向断面図、第5図は第4図の係止部材の−
線に沿う断面図を示す。 2……ピンガイド兼ダンピングブツシユ、4…
…案内部材、6……係止部材、8……基部、1
0,12……突出部、14,16,18,20,
22……リツプ、24……基部、26……突起、
28……凹部、32,34,36,38……肩
部、40,42……突条。
面図、第2図は第1図のピンガイド兼ダンピング
ブツシユの断面図、第3図は第2図の−線に
沿う第1図のピンガイド兼ダンピングブツシユの
縦方向断面図、第4図は第1図乃至第3図のピン
ガイド兼ダンピングブツシユにおける係止部材の
縦方向断面図、第5図は第4図の係止部材の−
線に沿う断面図を示す。 2……ピンガイド兼ダンピングブツシユ、4…
…案内部材、6……係止部材、8……基部、1
0,12……突出部、14,16,18,20,
22……リツプ、24……基部、26……突起、
28……凹部、32,34,36,38……肩
部、40,42……突条。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ブレーキキヤリアと、このブレーキキヤリア
に対して軸方向に摺動可能でブレーキデイスク及
びブレーキシユーをまたぐキヤリパと、これらの
ブレーキキヤリアとキヤリパとの一方に設けられ
た少なくとも1のピンと、他方に設けられてこの
ピンを案内する案内孔とを備えるキヤリパ浮動式
スポツト型デイスクブレーキキヤリパのピンガイ
ド兼ダンピングブツシユであつて、 前記案内孔内に配置されて前記ピンに作用する
衝撃を緩衝しかつこのピンを案内する少なくとも
1の案内部材4と、ほぼ円筒状の断面形状を有す
る基部24及びこの基部から半径方向外方に突出
して係止面を形成する複数の突起26を有して前
記案内孔内でピンの半径方向の動きを規制する剛
性の係止部材6とを備え、前記案内部材4はこれ
らの突起26の間の外周側凹部28内に配置され
かつ前記突起26の高さ以下の半径方向寸法に形
成される嵌入部分を有し、前記係止部材6はこの
係止部材6に軸方向外側で隣接する案内部材4の
隣接部分の内径よりも大きい内径を有することを
特徴とするピンガイド兼ダンピングブツシユ。 2 前記係止部材6は、前記基部24が突起26
よりも長い軸方向寸法を有する特許請求の範囲第
1項記載のピンガイド兼ダンピングブツシユ。 3 前記係止部材6は、プラスチツクで形成され
る特許請求の範囲第1項又は第2項記載のピンガ
イド兼ダンピングブツシユ。 4 前記係止部材6は、繊維強化した熱プラスチ
ツクで形成される特許請求の範囲第3項記載のピ
ンガイド兼ダンピングブツシユ。 5 前記係止部材6と突起26と少なくとも一方
は、ガラス繊維を含まない層を半径方向外縁に有
する特許請求の範囲第4項記載のピンガイド兼ダ
ンピングブツシユ。 6 前記案内部材4は、前記凹部28内に配設さ
れた嵌入部分の軸方向外側に、この嵌入部分の外
周面を越えて半径方向外方に突出するリング状の
突条40,42を有する特許請求の範囲第1項記
載のピンガイド兼ダンピングブツシユ。 7 前記係止部材6は、端面が成形用ダイの係合
面として形成され、前記係止部材に緩衝材をスプ
レイコーテイングするときにこの緩衝材が係止部
材の内部に侵入するのを防止する特許請求の範囲
第1項から第6項いずれか1記載のピンガイド兼
ダンピングブツシユ。
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