JPH0254461B2 - - Google Patents
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- JPH0254461B2 JPH0254461B2 JP57118312A JP11831282A JPH0254461B2 JP H0254461 B2 JPH0254461 B2 JP H0254461B2 JP 57118312 A JP57118312 A JP 57118312A JP 11831282 A JP11831282 A JP 11831282A JP H0254461 B2 JPH0254461 B2 JP H0254461B2
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- Japan
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- flange
- seal
- component
- oil seal
- axial
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/32—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
- F16J15/3248—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings provided with casings or supports
- F16J15/3252—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings provided with casings or supports with rigid casings or supports
- F16J15/3256—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings provided with casings or supports with rigid casings or supports comprising two casing or support elements, one attached to each surface, e.g. cartridge or cassette seals
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は特に自動車用および関連用途を目的と
するいわゆる結合オイルシールに関するものであ
る。
するいわゆる結合オイルシールに関するものであ
る。
ここに、「結合」とは、主シールリツプ部分と、
このシールリツプ部が使用時に組合わされて相対
的に可動な一次シールを形成する部分との双方
が、ユニツト品として販売される単一のオイルシ
ールに合体されることを意味する。一次シールは
また、一つまたはそれ以上の補助リツプを備える
ことができる。一次シール条件の調整は、オイル
シールメーカーにより製造された部品と、軸やベ
アリングなどの製造業者のごとき使用者により製
造された部品との間の協同に依存するよりも、む
しろ製造業者によつて実施される。
このシールリツプ部が使用時に組合わされて相対
的に可動な一次シールを形成する部分との双方
が、ユニツト品として販売される単一のオイルシ
ールに合体されることを意味する。一次シールは
また、一つまたはそれ以上の補助リツプを備える
ことができる。一次シール条件の調整は、オイル
シールメーカーにより製造された部品と、軸やベ
アリングなどの製造業者のごとき使用者により製
造された部品との間の協同に依存するよりも、む
しろ製造業者によつて実施される。
本発明のオイルシールはまた、通常相対運動が
起らない二つのいわゆる二次シールを備える。
起らない二つのいわゆる二次シールを備える。
一方の密封部が径方向内側の被密封部材に係合
し、他方の密封部が径方向外側の被密封部材に係
合するので、シール部材は、便宜上「内側」シー
ル部材および「外側」シール部材と呼ぶこととす
る。
し、他方の密封部が径方向外側の被密封部材に係
合するので、シール部材は、便宜上「内側」シー
ル部材および「外側」シール部材と呼ぶこととす
る。
本発明が関連する問題は、オイルシールの組み
立てと、製造後の積み出し前および積み出し中の
オイルシールの取扱いと、被密封部材の一方また
は両者の不適当な嵌合、配置または製造により生
ずる漏洩とに起因する条件に関連する。
立てと、製造後の積み出し前および積み出し中の
オイルシールの取扱いと、被密封部材の一方また
は両者の不適当な嵌合、配置または製造により生
ずる漏洩とに起因する条件に関連する。
本発明によれば、二次シールは、結合オイルシ
ールの内径部分および外径部分に形成され、一次
シールつまり相対運動シールは、結合オイルシー
ルを形成する二つの部材の部材間に形成される。
内側および外側シール部材の双方とも、オイルシ
ールがユニツト品として積み出され組立てられる
ように、これら両シール部材と組合わされる協同
部材を有する。
ールの内径部分および外径部分に形成され、一次
シールつまり相対運動シールは、結合オイルシー
ルを形成する二つの部材の部材間に形成される。
内側および外側シール部材の双方とも、オイルシ
ールがユニツト品として積み出され組立てられる
ように、これら両シール部材と組合わされる協同
部材を有する。
オイルシールを利用する先行技術は、米国特許
第3762726号を含めて、その組み立てがかなり困
難であり、それらの利用が限定されていた。
第3762726号を含めて、その組み立てがかなり困
難であり、それらの利用が限定されていた。
一般に、組み立て問題は、オイルシール自体の
直径および全体の寸法が大きい応用分野において
は、さらに重大である。斯くして、組み立てが容
易であり、しかも使用時に高度の信頼性を有する
オイルシールの開発が要望されていた。
直径および全体の寸法が大きい応用分野において
は、さらに重大である。斯くして、組み立てが容
易であり、しかも使用時に高度の信頼性を有する
オイルシールの開発が要望されていた。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、組み合わされるべき機械要素に対
する組み付け作業が容易であるとともに、ユニツ
ト品として取り扱うことができ、輸送中や組み付
け中にシール自体やそのシール部分が傷つくこと
がなく、しかも製造が容易な構成を提供すること
を目的とする。
ものであつて、組み合わされるべき機械要素に対
する組み付け作業が容易であるとともに、ユニツ
ト品として取り扱うことができ、輸送中や組み付
け中にシール自体やそのシール部分が傷つくこと
がなく、しかも製造が容易な構成を提供すること
を目的とする。
この目的を達成するため、本発明は、典型的に
は容易に組立てられる結合オイルシールを提供す
ることにより実施される。この結合オイルシール
は、内側装着用組立体と外側装着用組立体を含
み、これら装着組立体の一方は、これと組み合わ
される主シールリツプを有するとともに、他方
は、これと組み合わされる協同シール面を有し、
これら両装着用組立体は、密封されるべき機構の
組合せ部分を二次的にシールする部材をそれぞれ
有する。オイルシールは、さらに、該オイルシー
ルを結合する協同部材を備え、該協同部材は、上
記装着用組立体の相互間の好ましくない軸方向の
移動を起さないように、上記主シールリツプと協
同シール面とを軸方向へ整列関係に保持する。
は容易に組立てられる結合オイルシールを提供す
ることにより実施される。この結合オイルシール
は、内側装着用組立体と外側装着用組立体を含
み、これら装着組立体の一方は、これと組み合わ
される主シールリツプを有するとともに、他方
は、これと組み合わされる協同シール面を有し、
これら両装着用組立体は、密封されるべき機構の
組合せ部分を二次的にシールする部材をそれぞれ
有する。オイルシールは、さらに、該オイルシー
ルを結合する協同部材を備え、該協同部材は、上
記装着用組立体の相互間の好ましくない軸方向の
移動を起さないように、上記主シールリツプと協
同シール面とを軸方向へ整列関係に保持する。
本発明の前記およびその他の目的を実施する態
様は、本発明の好ましい実施態様に関する添付の
詳細な説明を参照すればさらに明瞭となる。
様は、本発明の好ましい実施態様に関する添付の
詳細な説明を参照すればさらに明瞭となる。
本発明の好ましい実施態様の説明
この詳細な説明は、被密封媒体が油であり、一
次シールが径方向内側に作用するシールユニツト
である重量物運搬トラツクまたは類似の応用にお
けるオイルシールに関する。オイルシールの径方
向内側あるいは径方向外側の部分の一方は、可動
機械部材と連携し、他方の部分は固定あるいは非
回転部材と連携する。
次シールが径方向内側に作用するシールユニツト
である重量物運搬トラツクまたは類似の応用にお
けるオイルシールに関する。オイルシールの径方
向内側あるいは径方向外側の部分の一方は、可動
機械部材と連携し、他方の部分は固定あるいは非
回転部材と連携する。
本説明では、時として径方向「内向き」または
径方向「外向き」、あるいは、オイルシールの
「空気側」または「油側」と呼ぶことがある。当
該技術分野において公知のごとく、オイルシール
のいわゆる「油側」とは、被密封領域に対面する
シール部分であり、「軸方向内向き」とは、斯か
る被密封領域に向う方向をいう。
径方向「外向き」、あるいは、オイルシールの
「空気側」または「油側」と呼ぶことがある。当
該技術分野において公知のごとく、オイルシール
のいわゆる「油側」とは、被密封領域に対面する
シール部分であり、「軸方向内向き」とは、斯か
る被密封領域に向う方向をいう。
例えば、第1図〜第5図において、被密封領域
は左側にあり、第6図〜第13図においては右側
方向にある。シールリツプのより急な傾斜面は、
一般に油側にあり、もし被密封領域が完全に油で
満たされたならば、ガーターばねがこの油に接触
するであろう。オイルシールの空気側の部分はそ
れ程曝露されないであろう。
は左側にあり、第6図〜第13図においては右側
方向にある。シールリツプのより急な傾斜面は、
一般に油側にあり、もし被密封領域が完全に油で
満たされたならば、ガーターばねがこの油に接触
するであろう。オイルシールの空気側の部分はそ
れ程曝露されないであろう。
第1図〜第3図は本発明により形成された結合
オイルシールの一実施態様を示す。結合オイルシ
ール20は、シール保持穴24を内部に有する相
対的に固定的なまたは回転可能な機械要素22
と、固定的なまたは回転可能な軸28の外径面2
6との間にオイルシールを形成する。
オイルシールの一実施態様を示す。結合オイルシ
ール20は、シール保持穴24を内部に有する相
対的に固定的なまたは回転可能な機械要素22
と、固定的なまたは回転可能な軸28の外径面2
6との間にオイルシールを形成する。
結合オイルシール20は、30(第2図)で示
される外径側密封ユニツト(第一構成部材)と、
32で示される内径側密封ユニツト(第二構成部
材)とからなる。外径側密封ユニツト30は、剛
性の環状装着フランジ34を有し、これは軸方向
にシール保持穴24の軸方向深さにほぼ等しい長
さだけ延びている。
される外径側密封ユニツト(第一構成部材)と、
32で示される内径側密封ユニツト(第二構成部
材)とからなる。外径側密封ユニツト30は、剛
性の環状装着フランジ34を有し、これは軸方向
にシール保持穴24の軸方向深さにほぼ等しい長
さだけ延びている。
装着フランジ34の軸方向外側に、直径の小さ
なカラー38に終る肩部36があり、その軸方向
外側には、径方向内側へ曲げられたシール本体の
装着フランジ40がある。装着フランジ34は、
シール本体52の外側環状部42を支持し、この
外側環状部42は、上記シール保持穴24の内径
面と係合して、この部分の漏れのないシール(二
次シール)を形成する。上記肩部36は、結合手
段(第三構成部材)である金属結合カラー46の
端面44の軸方向への移動を制限する接触面とな
る。金属結合カラー46は、軸方向フランジ48
および径方向フランジ50を有し(第2図)、第
3図に示すように、金属結合カラー46の端面4
4と上記軸方向フランジ48の軸方向内側の面と
が、上記肩部36およびカラー38とそれぞれ係
合すると、これらの密封部分は固着して、ユニツ
トとなる。
なカラー38に終る肩部36があり、その軸方向
外側には、径方向内側へ曲げられたシール本体の
装着フランジ40がある。装着フランジ34は、
シール本体52の外側環状部42を支持し、この
外側環状部42は、上記シール保持穴24の内径
面と係合して、この部分の漏れのないシール(二
次シール)を形成する。上記肩部36は、結合手
段(第三構成部材)である金属結合カラー46の
端面44の軸方向への移動を制限する接触面とな
る。金属結合カラー46は、軸方向フランジ48
および径方向フランジ50を有し(第2図)、第
3図に示すように、金属結合カラー46の端面4
4と上記軸方向フランジ48の軸方向内側の面と
が、上記肩部36およびカラー38とそれぞれ係
合すると、これらの密封部分は固着して、ユニツ
トとなる。
また、弾性を有するシール本体52は、径方向
へ延びる頚部54を有し、該頚部54は、径方向
へ延びる上記装着フランジ40を取り囲む。一次
シールの主リツプ56は、油側表面58と空気側
表面60を有し、これらはそれぞれ截頭円錐形状
をなすとともに、接触密封部62において会合し
て、主リツプシール帯を形成する。また、補助リ
ツプであるちりよけリツプ64は、特殊形状の当
り部であるスペーサ66と同様に、弾性を有する
シール本体52の一部を形成する。
へ延びる頚部54を有し、該頚部54は、径方向
へ延びる上記装着フランジ40を取り囲む。一次
シールの主リツプ56は、油側表面58と空気側
表面60を有し、これらはそれぞれ截頭円錐形状
をなすとともに、接触密封部62において会合し
て、主リツプシール帯を形成する。また、補助リ
ツプであるちりよけリツプ64は、特殊形状の当
り部であるスペーサ66と同様に、弾性を有する
シール本体52の一部を形成する。
第2図は内径側密封ユニツト32を示し、この
ユニツト32は、ケーシング部である剛性の環状
金属部68を備え、該環状金属部68は、軸方向
フランジ70、径方向フランジ72および第二の
径方向フランジ74を有する。軸方向フランジ7
0の外径面76は、上記接触密封部62と協同し
て一次シール、つまり比較的可動性の部分の間に
形成されるシールを構成する。
ユニツト32は、ケーシング部である剛性の環状
金属部68を備え、該環状金属部68は、軸方向
フランジ70、径方向フランジ72および第二の
径方向フランジ74を有する。軸方向フランジ7
0の外径面76は、上記接触密封部62と協同し
て一次シール、つまり比較的可動性の部分の間に
形成されるシールを構成する。
弾性を有するL形断面の環状本体78は、上記
径方向フランジ72に接合する部分を有する。環
状本体72の軸方向フランジ80から軸方向内側
へ間隔を置いて、比較的剛性の一対の位置決め環
82,84が設けられており、これらは、弾性を
有する一対のOリング86,87を収容する。
径方向フランジ72に接合する部分を有する。環
状本体72の軸方向フランジ80から軸方向内側
へ間隔を置いて、比較的剛性の一対の位置決め環
82,84が設けられており、これらは、弾性を
有する一対のOリング86,87を収容する。
第2図の構成部材を、矢印Fで示す方向に組立
てると、第3図に示す結合オイルシール20が完
成し、金属結合カラー46がこのユニツトを保持
する。
てると、第3図に示す結合オイルシール20が完
成し、金属結合カラー46がこのユニツトを保持
する。
ちりよけリツプ64は、径方向フランジ72の
径方向表面との接触によつて、径方向へより一層
偏平になり、スペーサ66は、上記径方向フラン
ジ72と係合して、内径側密封ユニツト32の過
度の軸方向内方への運動を防ぐ。金属結合カラー
46上の径方向フランジ50は、環状フランジ7
8から僅かに離れて配置される。
径方向表面との接触によつて、径方向へより一層
偏平になり、スペーサ66は、上記径方向フラン
ジ72と係合して、内径側密封ユニツト32の過
度の軸方向内方への運動を防ぐ。金属結合カラー
46上の径方向フランジ50は、環状フランジ7
8から僅かに離れて配置される。
第2図および第3図のオイルシールを組立てた
ものが第1図に示されている。
ものが第1図に示されている。
第3図の結合オイルシールは、第2図の位置決
め環82より巾広の位置決め環82aを有し、第
2図の位置決め環84を有していない。その他、
Oリング86,88を有する組立体(第1、第2
および第3図)は同じである。第3図の第二の径
方向フランジ74は、第1図および第2図の位置
決め環84と同様である。
め環82より巾広の位置決め環82aを有し、第
2図の位置決め環84を有していない。その他、
Oリング86,88を有する組立体(第1、第2
および第3図)は同じである。第3図の第二の径
方向フランジ74は、第1図および第2図の位置
決め環84と同様である。
組立てられると、ゴム製のシール本体52の外
側環状部42の外径面92は、シール保持穴24
と多少ともきつく係合し、一方、Oリング86,
88は、軸28の外径面26と接触することによ
つて、シールを形成するに充分な変形を生ずる。
側環状部42の外径面92は、シール保持穴24
と多少ともきつく係合し、一方、Oリング86,
88は、軸28の外径面26と接触することによ
つて、シールを形成するに充分な変形を生ずる。
第1図〜第3図を検討すると、本発明により作
られる結合オイルシールの一つの形態は、シール
保持穴内に組込まれるのに適当な第一の部分であ
る外径側密封ユニツト(第一構成部材)と、シー
ルリツプと協同して一次シールを形成するのに適
する第二の部分である内径側密封ユニツト(第二
構成部材)と、結合要素を含む第三の部分である
結合手段(第三構成部材)とを備える結合シール
組立体を包含する。第二の部分つまり内径側密封
ユニツトは、軸との係合部分、およびシールリツ
プと協同して、一次シールを形成するための協同
フランジを備え、他方、結合手段は、上記第一お
よび第二の部分を、積み出し、取扱いおよび設置
のための組立関係に保持するのに適合する。
られる結合オイルシールの一つの形態は、シール
保持穴内に組込まれるのに適当な第一の部分であ
る外径側密封ユニツト(第一構成部材)と、シー
ルリツプと協同して一次シールを形成するのに適
する第二の部分である内径側密封ユニツト(第二
構成部材)と、結合要素を含む第三の部分である
結合手段(第三構成部材)とを備える結合シール
組立体を包含する。第二の部分つまり内径側密封
ユニツトは、軸との係合部分、およびシールリツ
プと協同して、一次シールを形成するための協同
フランジを備え、他方、結合手段は、上記第一お
よび第二の部分を、積み出し、取扱いおよび設置
のための組立関係に保持するのに適合する。
第4図は同様な結合オイルシール20bを示
し、この結合オイルシール20bは、同様の外径
側密封ユニツト30b、金属結合カラー46bお
よび内径側密封ユニツト32bを備える。第4図
において、塑性部材である環状本体78bは、軸
方向フランジ80bが長く、単一のOリング86
bのみを使用していること以外は、第2図のその
対応部分と同様である。他の点においては、結合
オイルシールは第1図〜第3図のその対応部分と
同一である。シールの使用態様および構成は同一
であるが、第4図の結合オイルシールは一個のO
リングしか使用しない。
し、この結合オイルシール20bは、同様の外径
側密封ユニツト30b、金属結合カラー46bお
よび内径側密封ユニツト32bを備える。第4図
において、塑性部材である環状本体78bは、軸
方向フランジ80bが長く、単一のOリング86
bのみを使用していること以外は、第2図のその
対応部分と同様である。他の点においては、結合
オイルシールは第1図〜第3図のその対応部分と
同一である。シールの使用態様および構成は同一
であるが、第4図の結合オイルシールは一個のO
リングしか使用しない。
第5図は本発明の更に他の実施態様である結合
オイルシール20cを示す。この結合オイルシー
ル20cは、塑性部材である環状本体78c全体
がプラスチツクまたは類似の材料でつくられてい
ること以外は、第1図〜第4図の結合オイルシー
ルと同一である。
オイルシール20cを示す。この結合オイルシー
ル20cは、塑性部材である環状本体78c全体
がプラスチツクまたは類似の材料でつくられてい
ること以外は、第1図〜第4図の結合オイルシー
ルと同一である。
この結合オイルシール20cは、組合わされる
軸と係合するのに適する径方向内向きの塑性面7
9cを有し、かつOリングを全く備えていない。
この形態のオイルシールは、軸が精密に研磨され
ている場合に使用され、しかして、環状本体78
cの本体部分80cは、液密性のシールを与える
のに充分な変形を生じ、しかも各部分は、特別な
工具の使用あるいは通常以上の力を加えることな
しに組立てることができる。プラスチツク等で作
られている環状本体78cは、通常、第1図〜第
4図のその対応部分よりも一層可撓性がある。
軸と係合するのに適する径方向内向きの塑性面7
9cを有し、かつOリングを全く備えていない。
この形態のオイルシールは、軸が精密に研磨され
ている場合に使用され、しかして、環状本体78
cの本体部分80cは、液密性のシールを与える
のに充分な変形を生じ、しかも各部分は、特別な
工具の使用あるいは通常以上の力を加えることな
しに組立てることができる。プラスチツク等で作
られている環状本体78cは、通常、第1図〜第
4図のその対応部分よりも一層可撓性がある。
第6図は本発明に従つて作られた改良された形
態の結合オイルシール100を示し、外径側密封
ユニツト102と内径側密封ユニツト104を備
える。
態の結合オイルシール100を示し、外径側密封
ユニツト102と内径側密封ユニツト104を備
える。
外径側密封ユニツト102は、シール保持穴
(第6図に示されていない)内に組込まれるのに
適する部分を有する。内径側密封ユニツト104
は、これに接合される弾性スリーブ106を有す
る金属その他でつくられた剛性の協同フランジ1
08を備える。弾性スリーブである環状本体10
6は、軸またはスタブ114の外径面112と密
封状に係合するための内径面110を有する。
(第6図に示されていない)内に組込まれるのに
適する部分を有する。内径側密封ユニツト104
は、これに接合される弾性スリーブ106を有す
る金属その他でつくられた剛性の協同フランジ1
08を備える。弾性スリーブである環状本体10
6は、軸またはスタブ114の外径面112と密
封状に係合するための内径面110を有する。
第6図〜第8図において、外径側密封ユニツト
102は装着用フランジ116を備え、このフラ
ンジ116は、直径を大きくした軸方向装着フラ
ンジ118、肩部120および直径を小さくした
カラー122を有し、弾性を有するシール本体1
32に載る径方向装着フランジ124に終る。
102は装着用フランジ116を備え、このフラ
ンジ116は、直径を大きくした軸方向装着フラ
ンジ118、肩部120および直径を小さくした
カラー122を有し、弾性を有するシール本体1
32に載る径方向装着フランジ124に終る。
外径側密封ユニツト102のゴム製部分は、組
合わされるシール保持穴内に整合密封関係に組込
むのに適する外径面126を備える最外径側の弾
性外側環状部125と、132で示されるシール
本体がそれから延びる頚部130を有する内側環
状部128と、134で示されるちりよけリツプ
(補助リツプ)とからなる。
合わされるシール保持穴内に整合密封関係に組込
むのに適する外径面126を備える最外径側の弾
性外側環状部125と、132で示されるシール
本体がそれから延びる頚部130を有する内側環
状部128と、134で示されるちりよけリツプ
(補助リツプ)とからなる。
第7図に示すように、シール本体132は、そ
の溝136内にガーターばね135を有する。ま
た、主リツプ138は、接触密封部144を形成
するごとく会合する、一般に截頭円錐形状の油側
表面140および空気側表面142を有する。ち
りよけリツプ134はシール本体146を備え、
このシール本体146は、可撓性のリツプを形成
するのに適する薄い断面を有するとともに、ちり
よけリツプ端部148に終る。
の溝136内にガーターばね135を有する。ま
た、主リツプ138は、接触密封部144を形成
するごとく会合する、一般に截頭円錐形状の油側
表面140および空気側表面142を有する。ち
りよけリツプ134はシール本体146を備え、
このシール本体146は、可撓性のリツプを形成
するのに適する薄い断面を有するとともに、ちり
よけリツプ端部148に終る。
内径側密封ユニツト104は、径方向の内向き
に延びる第二の径方向フランジ150、接触密封
部144と密封接触を形成する径方向に外向きの
外径面154を有する軸方向フランジ152から
なる。
に延びる第二の径方向フランジ150、接触密封
部144と密封接触を形成する径方向に外向きの
外径面154を有する軸方向フランジ152から
なる。
弾性スリーブである環状本体106の径方向フ
ランジ156は、ちりよけリツプ端部148と協
同して、締出しシールを形成するのに適する軸方
向内向き表面158を有する。
ランジ156は、ちりよけリツプ端部148と協
同して、締出しシールを形成するのに適する軸方
向内向き表面158を有する。
第7図の結合オイルシール100の重要な特徴
は、160で示される弾性ゴムカラーによつて結
合が完全に達成されることにあり、この弾性ゴム
カラー160は、径方向フランジ156の最外部
168を収容する軸方向内向き表面164および
外向き表面166を有する周縁溝162(第8
図)を備える。斯くして、第6図〜第8図の結合
オイルシール100は、金属部材の圧入嵌合なし
に結合される。
は、160で示される弾性ゴムカラーによつて結
合が完全に達成されることにあり、この弾性ゴム
カラー160は、径方向フランジ156の最外部
168を収容する軸方向内向き表面164および
外向き表面166を有する周縁溝162(第8
図)を備える。斯くして、第6図〜第8図の結合
オイルシール100は、金属部材の圧入嵌合なし
に結合される。
弾性ゴムカラー160は、オイルシールを結合
するのに充分な剛性を有するが、例えば、第1図
〜第5図の結合オイルシールの組立てに必要とな
る特殊な金属対金属組立て技術は必要としない。
するのに充分な剛性を有するが、例えば、第1図
〜第5図の結合オイルシールの組立てに必要とな
る特殊な金属対金属組立て技術は必要としない。
再び第8図おいて、第6図および第7図の結合
オイルシールが分解した形態で示されている。外
径側密封ユニツト102を、矢印Bで示す方向に
動かす軸方向の力が加えられると、可撓性の弾性
ゴムカラー160は、金属製の径方向フランジ1
56の最外部168の上に嵌合して、二つの部材
を共に固定するとともに、接触密封部144を、
径方向に外向きの外径面154と協同して一次シ
ールを形成する所望の関係位置に配置する。
オイルシールが分解した形態で示されている。外
径側密封ユニツト102を、矢印Bで示す方向に
動かす軸方向の力が加えられると、可撓性の弾性
ゴムカラー160は、金属製の径方向フランジ1
56の最外部168の上に嵌合して、二つの部材
を共に固定するとともに、接触密封部144を、
径方向に外向きの外径面154と協同して一次シ
ールを形成する所望の関係位置に配置する。
同時に、第8図で軸方向へ延びて示されている
ちりよけリツプ134は、補強材である軸方向フ
ランジ152の曲面をなす遷移表面部分と係合し
て、第6図および第7図に略図で示されるごとく
変形するまで、上方へ軸方向外向きに載り上が
る。この結果、該ちりよけリツプ134を弛緩位
置に戻らせようとするそれ自身の弾性が、良好な
補助的なシール作用力を与える。
ちりよけリツプ134は、補強材である軸方向フ
ランジ152の曲面をなす遷移表面部分と係合し
て、第6図および第7図に略図で示されるごとく
変形するまで、上方へ軸方向外向きに載り上が
る。この結果、該ちりよけリツプ134を弛緩位
置に戻らせようとするそれ自身の弾性が、良好な
補助的なシール作用力を与える。
第6図〜第8図の結合オイルシール100は、
結合するために精密にマツチングした金属鋳造直
径を必要としない。組立てると、弾性ゴムカラー
160は、オイルシールをユニツト品として一体
的に積み出しおよび設置のために保持するのに充
分である。
結合するために精密にマツチングした金属鋳造直
径を必要としない。組立てると、弾性ゴムカラー
160は、オイルシールをユニツト品として一体
的に積み出しおよび設置のために保持するのに充
分である。
第9図に、他の実施態様である200で示され
る結合オイルシールが示されている。一般に、こ
の結合オイルシール200は、外径側密封ユニツ
ト202、内径側密封ユニツト204、金属結合
カラー206からなる。
る結合オイルシールが示されている。一般に、こ
の結合オイルシール200は、外径側密封ユニツ
ト202、内径側密封ユニツト204、金属結合
カラー206からなる。
外側装着用ゴム製環状部208は、第9図にお
いて、ちりよけリツプ212が通常のオイルシー
ルにおいて見られる慣用の型式、すなわち、それ
がシール本体210の径方向内向きの接触端部2
14に終端を有する型式であること以外は、第1
図〜第8図のその対応部分と同一である。第9図
の結合オイルシール200において、同様に直径
を小さくしたカラー218が、スリーブの組み込
みまたは金属結合カラー206の結合のために設
けられている。第9図の結合オイルシール200
と第1図〜第5図のオイルシールとの間の基本的
な相違は、内径側密封ユニツト204が、軸方向
フランジ220を有することに加えて、手で取外
し可能なゴム製環状本体222を備えることであ
り、この環状本体222は、軸方向フランジ22
4および径方向フランジ226を有する。
いて、ちりよけリツプ212が通常のオイルシー
ルにおいて見られる慣用の型式、すなわち、それ
がシール本体210の径方向内向きの接触端部2
14に終端を有する型式であること以外は、第1
図〜第8図のその対応部分と同一である。第9図
の結合オイルシール200において、同様に直径
を小さくしたカラー218が、スリーブの組み込
みまたは金属結合カラー206の結合のために設
けられている。第9図の結合オイルシール200
と第1図〜第5図のオイルシールとの間の基本的
な相違は、内径側密封ユニツト204が、軸方向
フランジ220を有することに加えて、手で取外
し可能なゴム製環状本体222を備えることであ
り、この環状本体222は、軸方向フランジ22
4および径方向フランジ226を有する。
環状本体222は弾性を有するので、それは軸
228上に圧入嵌合する寸法とされる。所望によ
り、周縁溝230を環状本体222全体の圧縮剛
さを減少するために設けることができ、斯かる周
縁溝230は、軸方向フランジ224の内径側お
よび外径側双方に設けることができる。
228上に圧入嵌合する寸法とされる。所望によ
り、周縁溝230を環状本体222全体の圧縮剛
さを減少するために設けることができ、斯かる周
縁溝230は、軸方向フランジ224の内径側お
よび外径側双方に設けることができる。
第9図に示すオイルシール200は、内径側密
封ユニツト204と外径側密封ユニツト202
(第11図)を同軸的に組み合わせて、これらを
矢印“C”で示す方向へ動かし、次いで、金属結
合カラー206を所定位置に圧入嵌合することに
よつて組立てることができる。
封ユニツト204と外径側密封ユニツト202
(第11図)を同軸的に組み合わせて、これらを
矢印“C”で示す方向へ動かし、次いで、金属結
合カラー206を所定位置に圧入嵌合することに
よつて組立てることができる。
一次シールは、主リツプ248の接触密封部2
46と軸方向フランジ220の径方向外向きの外
径面250との間に形成され、ちりよけリツプ2
12の接触端部214もまた、この外径面250
の軸方向に間隔を置いた部分に係合する。
46と軸方向フランジ220の径方向外向きの外
径面250との間に形成され、ちりよけリツプ2
12の接触端部214もまた、この外径面250
の軸方向に間隔を置いた部分に係合する。
第12図および第13図は本発明の他の実施態
様である結合オイルシール300を示す。この結
合オイルシール300は、環状本体が302で示
され、径方向フランジ304および軸方向フラン
ジ306を含むことが示される環状位置決め環を
備えるのみでなく、さらに、金属補強材である環
状金属部312の軸方向フランジ310から内方
へ延びる第二の径方向フランジ308を備えるこ
と以外は、第9図〜第11図に示されるものと同
一である。
様である結合オイルシール300を示す。この結
合オイルシール300は、環状本体が302で示
され、径方向フランジ304および軸方向フラン
ジ306を含むことが示される環状位置決め環を
備えるのみでなく、さらに、金属補強材である環
状金属部312の軸方向フランジ310から内方
へ延びる第二の径方向フランジ308を備えるこ
と以外は、第9図〜第11図に示されるものと同
一である。
環状本体302の軸方向フランジ306の端壁
314および環状金属部312の第二の径方向フ
ランジ308の壁は、それらの間に弾性を有する
Oリング316を位置決めする役割を果す。この
Oリング316と環状本体302の内径表面31
8との組合せは、協同して結合オイルシール30
0を、組合わせられる軸322の外径面320上
に固定保持する働きをする。
314および環状金属部312の第二の径方向フ
ランジ308の壁は、それらの間に弾性を有する
Oリング316を位置決めする役割を果す。この
Oリング316と環状本体302の内径表面31
8との組合せは、協同して結合オイルシール30
0を、組合わせられる軸322の外径面320上
に固定保持する働きをする。
第13図に示すように、接触密封部346、ガ
ーターばね348等を含む結合オイルシール30
0の構成部分は、例えば第9図〜第11図の結合
オイルシールのそれらの対応する部分と同一であ
る。
ーターばね348等を含む結合オイルシール30
0の構成部分は、例えば第9図〜第11図の結合
オイルシールのそれらの対応する部分と同一であ
る。
本発明によれば、製造業者は、トラツクおよび
トレイラーの車輪のごとき比較的重い重量運搬用
途において、ユニツト品として、人手または簡単
な工具によつて取付け得る結合オイルシールを販
売することができる。この結合オイルシールは、
車輪のベアリング寿命を延長すべく、グリースに
対抗し油を送ることができる。
トレイラーの車輪のごとき比較的重い重量運搬用
途において、ユニツト品として、人手または簡単
な工具によつて取付け得る結合オイルシールを販
売することができる。この結合オイルシールは、
車輪のベアリング寿命を延長すべく、グリースに
対抗し油を送ることができる。
また、係留O−リングを使用する設計において
は、Oリングの弾性と、塑性内径部分の精度、形
状寸法および寸法安定性とが利用される。完全に
弾性の内径部分を使用するオイルシールにおいて
は、ユニツトの一般的弾性を増加し、かつ液密性
の二次シールを与えるために、軸またはスタブと
接触する相当な軸方向長さのゴムが存在すること
を保証するために、リブなどが使用される。
は、Oリングの弾性と、塑性内径部分の精度、形
状寸法および寸法安定性とが利用される。完全に
弾性の内径部分を使用するオイルシールにおいて
は、ユニツトの一般的弾性を増加し、かつ液密性
の二次シールを与えるために、軸またはスタブと
接触する相当な軸方向長さのゴムが存在すること
を保証するために、リブなどが使用される。
さらに、本発明の結合オイルシールは製造する
のが容易であり、これらを製造する際に型から取
外すのが容易である。
のが容易であり、これらを製造する際に型から取
外すのが容易である。
一次シール領域は、積送りの間に損傷を受ける
ほど傷付き易くなく、また、オイルシールは追加
の検査または品質管理試験のため非破壊的に分解
することができる。
ほど傷付き易くなく、また、オイルシールは追加
の検査または品質管理試験のため非破壊的に分解
することができる。
内径および外径のゴム系の配置は、オイルシー
ルが比較的容易に組立てられるごときものであ
る。斯かる組み立てのために金属部材の変形を要
しない。他方において、ゴムが金属に接着される
ので、二次シール問題は少なく、また組立物中の
構成部品の数は二つに減少する。したがつて、ゴ
ム部品は、他の非接着の先行技術のオイルシール
とは異なり、組立ての間にゴム部材が金属部材か
ら分離することはない。
ルが比較的容易に組立てられるごときものであ
る。斯かる組み立てのために金属部材の変形を要
しない。他方において、ゴムが金属に接着される
ので、二次シール問題は少なく、また組立物中の
構成部品の数は二つに減少する。したがつて、ゴ
ム部品は、他の非接着の先行技術のオイルシール
とは異なり、組立ての間にゴム部材が金属部材か
ら分離することはない。
以上詳述したように、本発明は、シールリツプ
を備える組立体である第一構成部材と、上記シー
ルリツプと協同する協同フランジを備える組立体
である第二構成部材とを備えるとともに、これら
第一および第二構成部材を結合する結合手段を備
えてなり、該結合手段は、第一構成部材および第
二構成部材の相対的な軸方向移動を制限すること
により、第二構成部材の軸方向の位置決めを補助
するとともに、第一構成部材の主リツプおよび補
助シールリツプと、第二構成部材の協同フランジ
のシール面との相互の係合を確保するようにされ
ているから、上記第一構成部材と第二構成部材が
一体的なユニツト品として取り扱うことができ、
組み合わされるべき機械要素に対する組み付け作
業も容易で、輸送中や組み付け中にシール自体や
そのシール部分が傷つくこともなく、しかも製造
が容易で使用時の信頼性も高い。
を備える組立体である第一構成部材と、上記シー
ルリツプと協同する協同フランジを備える組立体
である第二構成部材とを備えるとともに、これら
第一および第二構成部材を結合する結合手段を備
えてなり、該結合手段は、第一構成部材および第
二構成部材の相対的な軸方向移動を制限すること
により、第二構成部材の軸方向の位置決めを補助
するとともに、第一構成部材の主リツプおよび補
助シールリツプと、第二構成部材の協同フランジ
のシール面との相互の係合を確保するようにされ
ているから、上記第一構成部材と第二構成部材が
一体的なユニツト品として取り扱うことができ、
組み合わされるべき機械要素に対する組み付け作
業も容易で、輸送中や組み付け中にシール自体や
そのシール部分が傷つくこともなく、しかも製造
が容易で使用時の信頼性も高い。
油潤滑される車輪軸受用のオイルシールがます
ます広範囲に利用されつつある限り、本発明は顕
著な経済的利点を発揮する。
ます広範囲に利用されつつある限り、本発明は顕
著な経済的利点を発揮する。
第1図は本発明によつて製造された結合オイル
シールの一部を示す垂直断面図であり、オイルシ
ールの一部が組み込まれる機械部のシール保持穴
と、オイルシールの他の部分が組み込まれる軸の
一部を示す。第2図は第1図の結合オイルシール
の部分破断図である。第3図は製造業者によつて
販売され引渡されるシールユニツトを示す第1図
のオイルシールの垂直断面図である。第4図は本
発明の結合オイルシールの他の実施態様を示す垂
直断面図である。第5図は本発明の結合オイルシ
ールのさらに他の変更した実施態様を示す垂直断
面図である。第6図は本発明により製造され軸な
どと組合わされた結合オイルシールの好ましい形
態を示す一部破断した垂直断面図である。第7図
は明瞭にするためハツチングを省略して示す第6
図の結合オイルシールの垂直断面図である。第8
図は一部を分解ないし取外した関係を示す第6図
の結合オイルシールの垂直断面図である。第9図
は本発明により製造され組合わされる軸と共に使
用時の組立位置にある状態を示す、さらに他の形
態の結合オイルシールの垂直断面図である。第1
0図はハツチングを省略して示した第9図の結合
オイルシールの垂直断面図である。第11図は部
分分解関係にある部材を示す第9図および第10
図の結合オイルシールの垂直断面図である。第1
2図は本発明により製造されたさらに他の形態の
結合オイルシールの一部を示す垂直断面図であ
る。第13図はハツチングを省略して示す第12
図の結合オイルシールの垂直断面図である。 20,20b,20c,100,200,30
0……結合オイルシール、22……機械要素、2
4……シール保持穴(機械要素の穴)、26,1
12,320……外径面(径方向外向き表面)、
28,114,228,322……軸(機械要
素)、30,30b,102,202……外径側
密封ユニツト(第一構成部材)、32,32b,
104,204……内径側密封ユニツト(第二構
成部材)、34,118,218……装着フラン
ジ(環状ケーシングの軸方向フランジ)、40,
124……装着フランジ(環状ケーシングの径方
向フランジ)、42,125……シール本体の外
側環状部(ゴム部材の環状部)、46,46b,
206……金属結合カラー(結合手段、第三構成
部材)、48……第三構成部材の軸方向フランジ、
50……第三構成部材の径方向フランジ、52,
132,210……シール本体、56,138,
248……主リツプ、58,140……油側截頭
円錐面(油側表面)、60,142……空気側截
頭円錐面(空気側表面)、62,144,246,
346……接触密封部(主リツプシール帯)、6
4,134,212……ちりよけリツプ(補助リ
ツプ)、66……スペーサ(ゴム部材の当り部)、
68,108,312……環状金属部(第二構成
部材の剛性のケーシング部)、70,152,2
20,310……軸方向フランジ(ケーシング部
の軸方向協同フランジ)、72,156……径方
向フランジ(ケーシング部の径方向協同フラン
ジ)、74,150,308……第二の径方向フ
ランジ(軸方向協同フランジの径方向内側へ曲げ
られたフランジ)、76,154,250……軸
方向フランジの外径面(軸方向協同フランジの径
方向外向き表面、シール面)、78,78b,7
8c,106,222,302……第二構成部材
のシール形成材料からなる環状本体、79c……
塑性面(ゴムスリーブの径方向内向き面)、80
c……本体部分(環状本体のゴムスリーブ)、8
6,86b,87,316……Oリング、92,
126……外径面(第一構成部材の外径シール形
成面)、108……協同フランジ、160……弾
性ゴムカラー(結合手段、第三構成部材)。
シールの一部を示す垂直断面図であり、オイルシ
ールの一部が組み込まれる機械部のシール保持穴
と、オイルシールの他の部分が組み込まれる軸の
一部を示す。第2図は第1図の結合オイルシール
の部分破断図である。第3図は製造業者によつて
販売され引渡されるシールユニツトを示す第1図
のオイルシールの垂直断面図である。第4図は本
発明の結合オイルシールの他の実施態様を示す垂
直断面図である。第5図は本発明の結合オイルシ
ールのさらに他の変更した実施態様を示す垂直断
面図である。第6図は本発明により製造され軸な
どと組合わされた結合オイルシールの好ましい形
態を示す一部破断した垂直断面図である。第7図
は明瞭にするためハツチングを省略して示す第6
図の結合オイルシールの垂直断面図である。第8
図は一部を分解ないし取外した関係を示す第6図
の結合オイルシールの垂直断面図である。第9図
は本発明により製造され組合わされる軸と共に使
用時の組立位置にある状態を示す、さらに他の形
態の結合オイルシールの垂直断面図である。第1
0図はハツチングを省略して示した第9図の結合
オイルシールの垂直断面図である。第11図は部
分分解関係にある部材を示す第9図および第10
図の結合オイルシールの垂直断面図である。第1
2図は本発明により製造されたさらに他の形態の
結合オイルシールの一部を示す垂直断面図であ
る。第13図はハツチングを省略して示す第12
図の結合オイルシールの垂直断面図である。 20,20b,20c,100,200,30
0……結合オイルシール、22……機械要素、2
4……シール保持穴(機械要素の穴)、26,1
12,320……外径面(径方向外向き表面)、
28,114,228,322……軸(機械要
素)、30,30b,102,202……外径側
密封ユニツト(第一構成部材)、32,32b,
104,204……内径側密封ユニツト(第二構
成部材)、34,118,218……装着フラン
ジ(環状ケーシングの軸方向フランジ)、40,
124……装着フランジ(環状ケーシングの径方
向フランジ)、42,125……シール本体の外
側環状部(ゴム部材の環状部)、46,46b,
206……金属結合カラー(結合手段、第三構成
部材)、48……第三構成部材の軸方向フランジ、
50……第三構成部材の径方向フランジ、52,
132,210……シール本体、56,138,
248……主リツプ、58,140……油側截頭
円錐面(油側表面)、60,142……空気側截
頭円錐面(空気側表面)、62,144,246,
346……接触密封部(主リツプシール帯)、6
4,134,212……ちりよけリツプ(補助リ
ツプ)、66……スペーサ(ゴム部材の当り部)、
68,108,312……環状金属部(第二構成
部材の剛性のケーシング部)、70,152,2
20,310……軸方向フランジ(ケーシング部
の軸方向協同フランジ)、72,156……径方
向フランジ(ケーシング部の径方向協同フラン
ジ)、74,150,308……第二の径方向フ
ランジ(軸方向協同フランジの径方向内側へ曲げ
られたフランジ)、76,154,250……軸
方向フランジの外径面(軸方向協同フランジの径
方向外向き表面、シール面)、78,78b,7
8c,106,222,302……第二構成部材
のシール形成材料からなる環状本体、79c……
塑性面(ゴムスリーブの径方向内向き面)、80
c……本体部分(環状本体のゴムスリーブ)、8
6,86b,87,316……Oリング、92,
126……外径面(第一構成部材の外径シール形
成面)、108……協同フランジ、160……弾
性ゴムカラー(結合手段、第三構成部材)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 使用に際し相互に協同してオイルシールを形
成する、シールリツプを備える組立体である第一
構成部材と、前記シールリツプと協同する協同フ
ランジを備える組立体である第二構成部材とを備
えるとともに、これら第一および第二構成部材を
結合する結合手段を備えてなり、 前記第一構成部材は、少なくとも一つの軸方向
フランジおよび一つの径方向フランジを有する剛
性材料製の環状ケーシングと、該環状ケーシング
の一部に接着されてこれを取巻くゴム部材と、前
記径方向フランジに接着されたシール本体とを備
え、 前記ゴム部材は、前記環状ケーシングの軸方向
フランジの外周面の少なくとも一部を被覆して、
第一構成部材のゴム被覆された外径シール形成面
を形成する環状部を有し、 前記シール本体は、前記径方向フランジからほ
ぼ軸方向内方へ延びる主リツプ形成部と、補助リ
ツプ形成部を備え、 前記主リツプ形成部は、その内縁で結合して主
リツプシール帯を形成する油側および空気側の截
頭円錐面を有し、 前記補助リツプ形成部は、その少なくとも一部
が前記径方向フランジの軸方向外方へ延びるとと
もに、補助リツプの本体を区画すべく協同する環
状表面により区画され、 第二構成部材は、軸方向および径方向の協同フ
ランジを有する単一の剛性のケーシング部と、前
記軸方向協同フランジの径方向内向き表面に接着
され、機械要素と係合するようにされたシール形
成材料からなる環状本体とを備え、 前記軸方向協同フランジの径方向外向き表面
は、前記主リツプと液密関係に係合する如き寸法
を有し、 前記協同フランジの軸方向および径方向表面の
一つは、前記補助リツプと係合して排除シール部
を形成する如き寸法および位置を有し、 前記軸方向協同フランジは、径方向内側へ曲げ
られたフランジを有して、その軸方向内端を形成
し、 該軸方向内端は、径方向外方に延びる部分がな
く、前記径方向外向き表面に対して縮径された径
を有し、 前記結合手段は、少なくとも前記第一構成部材
のフランジの一つから径方向外方へ延び、 該結合手段は、少なくとも一つの径方向に延び
る表面を有し、 該表面は、前記第一構成部材のもう一つの径方
向に延びる部分と協同して、前記第一構成部材お
よび第二構成部材の相対的な軸方向移動を制限す
ることにより、該第二構成部材の軸方向の位置決
めを補助するとともに、前記主リツプおよび補助
シールリツプと前記協同フランジのシール面との
相互の係合を確保するようにされている ことを特徴とする結合オイルシール。 2 前記結合手段は、金属ケーシングの形態であ
る第三構成部材からなり、 該第三構成部材は、前記第一構成部材の一部と
係合される軸方向フランジと、前記第二構成部材
の径方向フランジの軸方向外方にあつて、径方向
内方へ延びる径方向フランジとを備える特許請求
の範囲第1項記載の結合オイルシール。 3 前記大径の軸方向フランジを取り囲む前記ゴ
ム部材の環状部分の外径に、該ゴム部材の圧縮剛
さを減少する複数の溝が形成されて、前記機械要
素内への前記第一構成部材の組み付けが容易とさ
れている特許請求の範囲第1項記載の結合オイル
シール。 4 前記補助リツプの一部が径方向外方へ延び
て、前記協同フランジの径方向表面と係合するよ
うにされている特許請求の範囲第1項記載の結合
オイルシール。 5 前記補助リツプの少なくとも一部が径方向内
方へ延びて、前記協同フランジの軸方向フランジ
表面に係合するようにされている特許請求の範囲
第1項記載の結合オイルシール。 6 前記ゴム部材が軸方向に延びる当り部を含
み、 該当り部は、前記第一構成部材の径方向フラン
ジに接着されるとともに、そこから軸方向外方へ
延びて、前記協同フランジの軸方向内方への動き
を制限するようにされている特許請求の範囲第1
項記載の結合オイルシール。 7 前記シール形成材料からなる環状本体は、熱
可塑性材料からなる本体である特許請求の範囲第
1項記載の結合オイルシール。 8 前記機械要素に係合するようにされた少なく
とも一つのOリングを備え、 前記シール形成材料からなる環状本体は、該O
リングを軸方向に位置決めするように構成されか
つ配列された熱可塑性材料の本体である特許請求
の範囲第1項記載の結合オイルシール。 9 前記軸方向協同フランジの径方向内方にある
第二シール形成Oリングを備え、 該Oリングは、その少なくとも一部が前記軸方
向協同フランジの内端の前記径方向内側へ曲げら
れたフランジの一部と係合するように位置されて
いる特許請求の範囲第1項記載の結合オイルシー
ル。 10 前記シール形成材料からなる環状本体は、
前記機械要素の一部に係合する径方向内向き面を
有するゴムスリーブからなる特許請求の範囲第1
項記載の結合オイルシール。 11 前記結合手段は、前記第一構成部材のフラ
ンジの一つに接着されて、そこから軸方向外方へ
延びる成型された弾性ゴムカラーからなり、 該ゴムカラーは、前記径方向協同フランジの径
方向外側部分を受けるための周溝を区画する手段
を備え、 これにより、オイルシールが、前記ゴムカラー
の変形によつて非破壊的に分解されるようにされ
ている特許請求の範囲第1項記載の結合オイルシ
ール。
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