JPH0761967A - 臭素化β−ラクタム化合物の製造法 - Google Patents

臭素化β−ラクタム化合物の製造法

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JPH0761967A
JPH0761967A JP5211350A JP21135093A JPH0761967A JP H0761967 A JPH0761967 A JP H0761967A JP 5211350 A JP5211350 A JP 5211350A JP 21135093 A JP21135093 A JP 21135093A JP H0761967 A JPH0761967 A JP H0761967A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、臭素化β−ラクタム化合物又はそ
のケト型の互変異性体を簡便な操作により、しかも高収
率且つ高純度で製造し得る方法を提供することを目的と
する。 【構成】 本発明の方法は、一般式(I) 【化1】 〔式中Arは置換基を有することのあるアリール基を示
す。R1 はアミノ基又は保護されたアミノ基を示す。R
2 は水素原子又はカルボン酸保護基を示す。〕で表わさ
れるβ−ラクタム化合物から一般式(VII) 【化2】 〔式中Ar、R1 及びR2 は前記に同じ。〕で表わされ
る臭素化β−ラクタム化合物又はそのケト型の互変異性
体を製造する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は臭素化β−ラクタム化合
物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般式(VII )
【0003】
【化6】
【0004】〔式中Arは置換基を有することのあるア
リール基を示す。R1 はアミノ基又は保護されたアミノ
基を示す。R2 は水素原子又はカルボン酸保護基を示
す。〕で表わされる臭素化β−ラクタム化合物を製造す
る方法は知られていないが、例えば下記反応式に示す化
合物(C)の場合には、化合物(A)に臭素化剤を作用
させて得られる第3級の臭素化物(B)を転位させて合
成する方法が知られている(特開昭51−41385号
公報参照)。
【0005】
【化7】
【0006】しかしながら、この方法を一般式(I)
【0007】
【化8】
【0008】〔式中Ar、R1 及びR2 は前記に同
じ。〕で表わされるβ−ラクタム化合物に適用しても、
臭素化の際に生じる臭化水素(HBr)によりカルボン
酸保護基の脱離、チオスルホニウム基のS−S結合の開
裂、β−ラクタム環の分解等の副反応が起こるために、
目的である上記一般式(VII)で表わされる臭素化β−ラ
クタム化合物を製造することはできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、一般
式(I)で表わされるβ−ラクタム化合物を出発原料と
し、上記のような分解等の副反応を起こさず、一般式
(VII)で表わされる臭素化β−ラクタム化合物又はその
ケト型の互変異性体を簡便な操作により、しかも高収率
且つ高純度で製造し得る方法を提供することにある。
【0010】
【問題を解決するための手段】即ち本発明は、一般式
(I)で表わされるβ−ラクタム化合物の水酸基を一般
式(II) HO−SO2 −R3 〔式中R3 は置換基を有
することのある炭素原子18個までの脂肪族、脂環式又
は芳香族の炭化水素基を示す。〕で表わされるスルホン
酸の反応性官能基誘導体と反応させて一般式(III)
【0011】
【化9】
【0012】〔式中Ar、R1 、R2 及びR3 は前記に
同じ。〕で表わされるβ−ラクタム化合物に変換した
後、該化合物(III)を一般式(IV) H−N(R
4 5 )〔式中−N(R4 5 )は第2又は第3アミノ
基を示す。〕で表わされる化合物と反応させて一般式
(V)
【0013】
【化10】
【0014】〔式中Ar、R1 、R2 及び−N(R4
5 )は前記に同じ。〕で表わされるβ−ラクタム化合物
に変換し、更に該化合物(V)を臭素化剤と反応させて
一般式(VI)
【0015】
【化11】
【0016】〔式中Ar、R1 、R2 及び−N(R4
5 )は前記に同じ。〕で表わされる臭素化β−ラクタム
化合物に導き、最後に酸性条件下に化合物(VI)を加水
分解して、一般式(VII)で表わされる臭素化β−ラクタ
ム化合物又はそのケト型の互変異性体を得ることを特徴
とする臭素化β−ラクタム化合物の製造方法に係る。
【0017】本明細書において示される各基は、より具
体的にはそれぞれ次の通りである。Arで示される置換
基を有することのあるアリール基としては、フェニル
基、ナフチル基等を例示することができる。Arで示さ
れるアリール基に置換してもよい置換基の種類として
は、例えばハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子等)、C1-4 の直鎖もしくは
分枝鎖状アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基
等)、C1-4 の直鎖もしくは分枝鎖状アルキルチオ基
(例えばメチルチオ基、エキルチオ基等)、C1-4 の直
鎖もしくは分枝鎖状アルキル基(例えばメチル基、エチ
ル基等)、アミノ基、置換基としてC1-4 の直鎖もしく
は分枝鎖状アルキル基を1個又は2個有するアミノ基
(例えばメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等)、水酸
基、R′COO−〔R′はフェニル基、トリル基又はC
1-4 の直鎖もしくは分枝鎖状アルキル基〕で表わされる
アシルオキシ基(例えばフェニルカルボニルオキシ基、
アセチルオキシ基等)、R′CO−〔R′は前記に同
じ〕で表わされるアシル基(例えばフェニルカルボニル
基、アセチル基等)、ニトロ基、シアノ基、フェニル基
等を例示できる。これらの置換基はArで示されるアリ
ールがフェニル基である場合は1〜5個、特に1、2又
は3個、Arで示されるアリール基がナフチル基である
場合は1〜7個、特に1、2又は3個、同一又は異なる
種類で置換されていてもよい。
【0018】R1 で示される保護されたアミノ基として
は、プロテクティブ グループ イン オーガニック
シンセシス(Protective Group in
Organic Synthsis,Theodor
a W.Greene著、以下単に「文献」という)の
第7章(第218〜287頁)に記載されている各種の
基の他、フェノキシアセトアミド、p−メチルフェノキ
シアセトアミド、p−メトキシフェノキシアセトアミ
ド、p−クロロフェノキシアセトアミド、p−ブロモフ
ェノキシアセトアミド、フェニルアセトアミド、p−メ
チルフェニルアセトアミド、p−メトキシフェニルアセ
トアミド、p−クロロフェニルアセトアミド、p−ブロ
モフェニルアセトアミド、フェニルモノクロロアセトア
ミド、フェニルジクロロアセトアミド、フェニルヒドロ
キシアセトアミド、チエニルアセトアミド、フェニルア
セトキシアセトアミド、α−オキソフェニルアセトアミ
ド、ベンズアミド、p−メチルベンズアミド、p−メト
キシベンズアミド、p−クロロベンズアミド、p−ブロ
モベンズアミド、フェニルグリシルアミドやアミノ基の
保護されたフェニルグリシルアミノ、p−ヒドロキフェ
ニルグリシルアミドやアミノ基及び水酸基の一方又は両
方が保護されたp−ヒドロキシフェニルグリシルアミド
等を例示できる。フェニルグリシルアミド及びp−ヒド
ロキシフェニルグリシルアミドのアミノ基の保護基とし
ては、上記文献の第7章(第218〜287頁)に記載
されている各種基を例示できる。また、p−ヒドロキシ
フェニルグリシルアミドの水酸基の保護基としては、上
記文献の第2章(第10〜72頁)に記載されている各
種基を例示できる。
【0019】R2 で示されるカルボン酸の保護基として
は、上記文献の第5章(第152〜192頁)に示され
ている各種基の他、ベンジル基、p−メトキシベンジル
基、p−ニトロベンジル基、ジフェニルメチル基、トリ
クロロエチル基、tert−ブチル基等を例示できる。
【0020】R3 で示される置換基を有することのある
炭素原子18個までの脂肪族、脂環式又は芳香族の炭化
水素基としては、C1-4 の直鎖もしくは分枝鎖状アルキ
ル基(例えばメチル基、エチル基等)、アルケニル基
(例えばアリル基、ブテニル基等)等の脂肪族炭化水素
基、C3-8 のシクロアルキル基(例えばシクロペンチル
基、シクロヘキシル基等)等の脂環式炭化水素基、フェ
ニル基、ナフチル基等の芳香族炭化水素基等が例示でき
る。これらの炭化水素基に置換していてもよい置換基の
種類としては、例えばハロゲン原子(例えばフッ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)、C1-4 の直
鎖もしくは分枝鎖状アルコキシ基(例えばメトキシ基、
エトキシ基等)、C1-4 の直鎖もしくは分枝鎖状アルキ
ルチオ基(例えばメチルチオ基、エキルチオ基等)、ア
ミノ基、置換基としてC1-4 の直鎖もしくは分枝鎖状ア
ルキル基を1個又は2個有するアミノ基(例えばメチル
アミノ基、ジエチルアミノ基等)、水酸基、R′COO
−〔R′はフェニル基、トリル基又はC1-4 の直鎖もし
くは分枝鎖状アルキル基〕で表わされるアシルオキシ基
(例えばフェニルカルボニルオキシ基、アセチルオキシ
基等)、R′CO−〔R′は前記に同じ〕で表わされる
アシル基(例えばフェニルカルボニル基、アセチル基
等)、ニトロ基、シアノ基、フェニル基等を例示でき
る。これらの置換基はR3 で示される炭化水素基に1〜
5個、特に1、2又は3個、同一又は異なる種類で置換
されていてもよい。R3 としてより具体的には、メチル
基、エチル基、トリフルオロメチル基、トリル基、フェ
ニル基等を好ましく例示できる。
【0021】基−N(R4 5 )で示される第2アミノ
基としては、R4 とR5 との一方が水素原子であって他
方が置換基を有することのある炭素原子18個までの脂
肪族、脂環式又は芳香族の炭化水素基である第2アミノ
基が例示できる。斯かる第2アミノ基としては、具体的
にはメチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ
基、イソプロピルアミノ基、ブチルアミノ基、イソブチ
ルアミノ基等のC1-4の直鎖もしくは分枝鎖状アルキル
アミノ基類、例えばシクロペンチルアミノ基、シクロヘ
キシルアミノ基等のC3-8 のシクロアルキルアミノ基
類、フェニルアミノ基、ナフチルアミノ基等のアリール
アミノ基類、チエニルアミノ基、フリルアミノ基等の複
素環式アミノ基類等が例示できる。R4 とR5 で示され
る炭素原子18個までの脂肪族、脂環式又は芳香族の炭
化水素基に置換していてもよい置換基の種類としては、
3 で示される炭素原子18個までの脂肪族、脂環式又
は芳香族の炭化水素基に置換していてもよい置換基とし
て例示したと同じ置換基が例示できる。これらの置換基
はR4 とR5 で示される炭素原子18個までの脂肪族、
脂環式又は芳香族の炭化水素基に1〜5個、特に1、2
又は3個、同一又は異なる種類で置換されていてもよ
い。
【0022】基−N(R4 5 )で示される第3アミノ
基としては、R4 及びR5 はそれぞれ置換基を有するこ
とのある炭素原子18個までの脂肪族、脂環式又は芳香
族の炭化水素基である第3アミノ基が例示できる。ここ
でR4 とR5 とは同一又は異なる基であることができ、
また2個の置換基R4 とR5 とは一緒になって、炭素−
炭素結合、酸素−炭素結合、硫黄−炭素結合、窒素−炭
素結合又は低級アルキル基置換窒素−炭素結合により環
を形成していてもよい。斯かる第3アミノ基としては、
具体的にはジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、N−
メチル−エチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、N
−メチル−イソプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基、
N−メチル−イソブチルアミノ基等のC1-4 の直鎖もし
くは分枝鎖状ジアルキルアミノ基類、N−メチル−シク
ロプロピルアミノ基、N−メチル−シクロペンチルアミ
ノ基、N−メチル−シクロヘキシルアミノ基等のC3-8
のシクロアルキルアルキルアミノ基類、ジシクロプロピ
ルアミノ基、ジシクロペンチルアミノ基、ジシクロヘキ
シルアミノ基等のC3-8 のジシクロアルキルアミノ基
類、その他アジリジノ基、ピロリジノ基、ピペリジノ
基、ヘキサヒドロアゼピニル基、モルホリノ基、チオモ
ルホリノ基、ピペラジノ基、4−メチル−1−ピペラジ
ノ基等を例示できる。R4 とR5 で示される炭素原子1
8個までの脂肪族、脂環式又は芳香族の炭化水素基に置
換していてもよい置換基の種類としては、R3 で示され
る炭素原子18個までの脂肪族、脂環式又は芳香族の炭
化水素基に置換していてもよい置換基として例示したと
同じ置換基が例示できる。これらの置換基はR4 とR5
で示される炭素原子18個までの脂肪族、脂環式又は芳
香族の炭化水素基に1〜5個、特に1、2又は3個、同
一又は異なる種類で置換されていてもよい。
【0023】本発明において出発原料として用いられる
上記一般式(I)で表わされるβ−ラクタム化合物は、
例えば下記に示す方法で製造することができる。即ち、
一般式(VIII)
【0024】
【化12】
【0025】〔式中Ar、R1 及びR2 は前記に同
じ。〕で表わされるβ−ラクタム化合物を不活性溶媒
中、低温にてオゾンと反応させた後、ジメチルスルフィ
ド等の還元剤により還元することにより、一般式(I)
のβ−ラクタム化合物を得ることができる。
【0026】オゾン化反応の際の反応条件としては、例
えば日本化学会編「新実験化学講座」第15巻、第59
3〜603頁に記載されている条件を適用することがで
きる。
【0027】具体的には、この反応は適当な溶媒中で行
なわれる。使用できる溶媒としては、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、tert
−ブタノール等のアルコール類、蟻酸メチル、蟻酸エチ
ル、蟻酸プロピル、蟻酸ブチル、酢酸メチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸
エチル等の低級カルボン酸の低級アルキルエステル類、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケト
ン、メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジ
エチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、エチル
プロピルエーテル、エチルブチルエーテル、ジプロピル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテ
ル、メチルセロソルブ、ジメトキシエタン等のエーテル
類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル
類、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリ
ル、イソブチロニトリル、バレロニトリル等のニトリル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、
アニソール等の置換もしくは未置換の芳香族炭化水素
類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、
トリクロロエタン、ジブロモエタン、プロピレンジクロ
ライド、四塩化炭素、フロン類等のハロゲン化炭化水素
類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪
族炭化水素類、シクロペンタン、シクロヘキサン、シク
ロヘプタン、シクロオクタン等のシクロアルカン類、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド
類、ジメチルスルホキシド等を挙げることができる。こ
れらは1種単独で又は2種以上混合して使用される。ま
たこれらの溶媒には、必要に応じて水が含有されていて
もよい。
【0028】これらの溶媒は、一般式(VIII)の化合物
1kg当り、通常10〜200リットル程度、好ましく
は20〜100リットル程度使用されるのがよい。上記
反応の反応温度は、通常−78〜0℃程度、好ましくは
−60〜−25℃程度である。上記反応におけるオゾン
の使用量としては、通常原料化合物(VIII)に対して1
当量でよいが、必要ならば更に原料化合物(VIII)がな
くなるまでオゾンを通ずるのがよい。オゾン使用量が1
当量を越える場合には、反応混合物中に乾燥窒素を通じ
て過剰のオゾンを追い出した後、後処理を行なうのがよ
い。
【0029】上記反応によって生成するオゾニド等の過
酸化物を、通常の有機反応に用いられる還元剤によって
還元的に分解させると、目的とする一般式(I)の化合
物が製造される。ここで還元剤としては、例えば白金、
パラジウム、ニッケル、ロジウム等の触媒を用いる接触
水素化、亜リン酸エステル、トリフェニルホスフィン等
の三価リン化合物、ジメチルスルフィド等が挙げられ
る。
【0030】斯くして得られる一般式(I)の化合物
は、ケトーエノール型の互変異性をとり得る。
【0031】本発明では、まず一般式(I)で表わされ
るβ−ラクタム化合物の水酸基を、上記一般式(II)で
表わされるスルホン酸の反応性官能基誘導体と反応さ
せ、一般式(III)で表わされるβ−ラクタム化合物に変
換する。
【0032】ここで一般式(II)で表わされるスルホン
酸の反応性官能基誘導体としては、例えばそれらの反応
性無水物(例えばメタンスルホン酸無水物、エタンスル
ホン酸無水物、トリフルオロメタンスルホン酸無水物等
の低級未置換又は置換アルキルスルホン酸無水物類)、
ハロゲン化水素酸との混合酸無水物(例えばメタンスル
ホン酸クロライド、メタンスルホン酸ブロマイド、p−
トルエンスルホン酸クロライド、p−トルエンスルホン
酸ブロマイド等の低級アルキルスルホン酸ハロゲン化物
類)等を例示できる。この反応における一般式(II)で
表わされるスルホン酸の反応性官能基誘導体の使用量と
しては、通常一般式(I)で表わされるβ−ラクタム化
合物に対して1〜10当量でよいが、必要ならば更に一
般式(I)で表わされるβ−ラクタム化合物がなくなる
までスルホン酸の反応性官能基誘導体を追加するのがよ
い。
【0033】一般式(I)のβ−ラクタム化合物から一
般式(III)のβ−ラクタム化合物を得る反応で用いられ
る塩基としては、脂肪族又は芳香族アミンが好ましい。
その具体例としては、トリエチルアミン、ジイソプロピ
ルアミン、エチルジイソプロピルアミン、トリブチルア
ミン、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノネン−
5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕
ウンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ
〔2.2.2〕オクタン(DABCO)、ピペリジン、
N−メチルピペリジン、2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン、モルホリン、N−メチルモルホリン、N,
N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチルアミノピリジ
ン等を例示できる。この反応における塩基の使用量とし
ては、通常一般式(I)で表わされるβ−ラクタム化合
物に対して1〜10当量でよいが、必要ならば更に一般
式(I)で表わされるβ−ラクタム化合物がなくなるま
で塩基を追加するのがよい。
【0034】また、この反応は適当な溶媒中で行なわれ
る。使用できる溶媒としては、例えば蟻酸メチル、蟻酸
エチル、蟻酸プロピル、蟻酸ブチル、酢酸メチル、酢酸
エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチ
ル、プロピオン酸エチル等の低級カルボン酸の低級アル
キルエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルプロピルケトン、メチルブチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、ジエチルケトン等のケトン類、ジエチルエ
ーテル、エチルプロピルエーテル、エチルブチルエーテ
ル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ
ブチルエーテル、メチルセロソルブ、ジメトキシエタン
等のエーテル類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
環状エーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリル、
ブチロニトリル、イソブチロニトリル、バレロニトリル
等のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロ
ロベンゼン、アニソール等の置換もしくは未置換の芳香
族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロ
ロエタン、トリクロロエタン、ジブロモエタン、プロピ
レンジクロライド、四塩化炭素、フロン類等のハロゲン
化炭化水素類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン等の脂肪族炭化水素類、シクロペンタン、シクロヘキ
サン、シクロヘプタン、シクロオクタン等のシクロアル
カン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
類のアミド類、ジメチルスルホキシド等を挙げることが
できる。これらは1種単独で又は2種以上混合して使用
される。これらの溶媒は、一般式(I)の化合物1kg
当り、通常10〜200リットル程度、好ましくは20
〜100リットル程度使用されるのがよい。
【0035】上記反応の反応温度は、通常−78〜50
℃程度、好ましくは−40〜0℃程度であり、また必要
により密封容器中又は不活性ガス例えば窒素ガス中で行
なうこともできる。この反応は一般に低温でも速やかに
進行し、場合によっては10分ないし1時間で目的物を
高い収率で得ることができる。得られた一般式(III)で
表わされるβ−ラクタム化合物は通常の抽出操作により
単離することもできるが、そのまま同一の反応混合物中
で次の反応に用いることもできる。
【0036】本発明では、次に一般式(III)で表わされ
るβ−ラクタム化合物を一般式(IV)で表わされる第1
又は第2アミンで処理することにより、一般式(V)で
表わされるβ−ラクタム化合物に変換する。この反応に
おける一般式(IV)で表わされる第1又は第2アミンの
使用量としては、一般式(III)で表わされるβ−ラクタ
ム化合物に対して通常1〜10当量でよいが、必要なら
ば更に一般式(III)で表わされるβ−ラクタム化合物が
なくなるまで第1又は第2アミンを追加するのがよい。
【0037】一般式(III)のβ−ラクタム化合物と一般
式(IV)の第1又は第2アミンとの反応は適当な溶媒中
で行なわれる。使用される溶媒としては、例えば蟻酸メ
チル、蟻酸エチル、蟻酸プロピル、蟻酸ブチル、酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピ
オン酸メチル、プロピオン酸エチル等の低級カルボン酸
の低級アルキルエステル類、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルプロピルケトン、メチルブチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、ジエチルケトン等のケトン類、
ジエチルエーテル、エチルプロピルエーテル、エチルブ
チルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、ジブチルエーテル、メチルセロソルブ、ジメト
キシエタン等のエーテル類、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等の環状エーテル類、アセトニトリル、プロピオ
ニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、バレ
ロニトリル等のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、クロロベンゼン、アニソール等の置換もしくは未
置換の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホル
ム、ジクロロエタン、トリクロロエタン、ジブロモエタ
ン、プロピレンジクロライド、四塩化炭素、フロン類等
のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、シクロペンタン、
シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン等の
シクロアルカン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等を挙
げることができる。これらは1種単独で又は2種以上混
合して使用される。これらの溶媒は、一般式(III)の化
合物1kg当り、通常10〜200リットル程度、好ま
しくは20〜100リットル程度使用されるのがよい。
【0038】上記反応の反応温度は、基−O−SO2
3 の種類及び使用されるアミンの種類により異なり一
概には言えないが、通常−30〜80℃の範囲、好まし
くは−10〜40℃の範囲で行なうのがよい。また、必
要により密封容器中及び/又は不活性ガス例えば窒素ガ
ス中で行なうのがよい。一般に反応時間は、反応温度、
反応濃度、試薬量等により一定しないが、通常0.1〜
20時間で終了し、目的物を高収率で得ることができ
る。得られる一般式(V)で表わされるβ−ラクタム化
合物は通常の抽出操作により単離することもできるが、
そのまま同一の反応混合物中で次の反応に用いることも
できる。
【0039】本発明では、続いて一般式(V)で表わさ
れるβ−ラクタム化合物を臭素化剤と反応させて、一般
式(VI)で表わされる化合物に変換する。
【0040】臭素化剤としては、臭素、次亜臭素酸ナト
リウム、tert−ブチルハイポブロマイド、スルフリ
ルブロマイド、ピリジン・ブロマイド・パーブロマイ
ド、N−ブロモアセトアミド(NBA)、N−ブロモこ
はく酸イミド(NBS)、N−ブロモフタルイミド(N
BP)、N−ブロモカプロラクタム(NBC)、1−ブ
ロモベンゾトリアゾール、イソシアニルブロマイド、テ
トラブロモシクロヘキサジエノン等の従来公知の臭素化
剤をいずれも使用できる。この反応における臭素化剤の
使用量としては、一般式(V)で表わされるβ−ラクタ
ム化合物に対して通常1〜10当量、好ましくは1〜5
当量とするが、必要ならば更に一般式(V)で表わされ
るβ−ラクタム化合物がなくなるまで臭素化剤を追加す
るのがよい。これらの臭素化剤を使用する場合、好まし
くは酸補足剤(例えば、トリエチルアミン、ジイソプロ
ピルアミン、エチルジイソプロピルアミン、トリブチル
アミン、DBN、DBU、DABCO、ピペリジン、N
−メチルピペリジン、2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン、モルホリン、N−メチルモルホリン、N,N
−ジメチルアニリン、ピリジン、N,N−ジメチルアミ
ノピリジン、キノリン、ルチジン等の有機塩基、炭酸ナ
トリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基)の存在下
に行なうのがよい。酸補足剤の使用量としては、通常一
般式(V)の化合物に対して1〜10当量、好ましくは
1〜5当量でよいが、少なくとも用いる臭素化剤に対し
ては1当量以上とするのがよい。
【0041】一般式(V)のβ−ラクタム化合物と臭素
化剤との反応は適当な溶媒中で行なわれる。反応溶媒と
してはペンタン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭
化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、
ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、安息香酸メチル等のエステル類、アセ
トン、シクロヘキサノン、ベンゾフェノン等のケトン
類、ジエチルエーテル、エチレングリコール・ジメチル
エーテル、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、
ジオキサン、モルホリン、アニソール等のエーテル類、
ブチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン
等の塩基類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ヘキサメチルホスホロトリアミド等のアミド類、
アセトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類、ニト
ロ炭化水素類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド
類、水、液体アンモニア等やこれらの混合物が用いられ
る。特に、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、
エステル類、エーテル類、アミド類等の溶媒は使い易
く、好ましい。これらの溶媒は、一般式(V)の化合物
1kg当り、通常10〜200リットル程度、好ましく
は20〜100リットル程度使用されるのがよい。
【0042】この反応は一般に、低温でも速やかに進行
するが、通常−70〜80℃の範囲好ましくは−40〜
40℃の範囲で行なわれる。一般に反応時間は、反応温
度、反応濃度、試薬量等により一定しないが、通常0.
1〜20時間で終了し、目的物を高収率で得ることがで
きる。得られる一般式(VI)で表わされる臭素化β−ラ
クタム化合物は通常の抽出操作により単離することもで
きるが、そのまま同一の反応混合物中で次の反応に用い
ることもできる。
【0043】本発明では、更に一般式(VI)で表わされ
る臭素化β−ラクタム化合物に酸と水を作用させて一般
式(VII)で表わされる臭素化β−ラクタム化合物又はそ
のケト型の互変異性体に変換する。
【0044】酸としては、ハロゲン化水素酸(例えば弗
化水素酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸等)、硫
酸、硝酸、リン酸、過塩素酸、ほう弗化水素酸等の鉱酸
類、スルホン酸類(例えばメタンスルホン酸、エタンス
ルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリクロロ
メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスル
ホン酸、ブロモベンゼンスルホン酸等)、α−ハロカル
ボン酸類(例えばトリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、
ジクロロ酢酸等)等が例示できる。斯かる酸の使用量と
しては、通常一般式(VI)で表わされる臭素化β−ラク
タム化合物に対して通常0.01〜10当量、好ましく
は0.1〜2当量でよいが、必要ならば更に一般式(V
I)で表わされる臭素化β−ラクタム化合物がなくなる
まで酸を追加してもよい。
【0045】一般式(VI)の臭素化β−ラクタム化合物
から一般式(VII)の臭素化β−ラクタム化合物を得る反
応は適当な溶媒中で行なわれる。使用される溶媒として
は、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イ
ソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール等
のアルコール類、蟻酸メチル、蟻酸エチル、蟻酸プロピ
ル、蟻酸ブチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エ
チル等の低級カルボン酸の低級アルキルエステル類、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、
メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチ
ルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、エチルプロ
ピルエーテル、エチルブチルエーテル、ジプロピルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、メ
チルセロソルブ、ジメトキシエタン等のエーテル類、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル類、ア
セトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、イ
ソブチロニトリル、バレロニトリル等のニトリル類、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、アニソ
ール等の置換もしくは末置換の芳香族炭化水素類、ジク
ロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、トリクロ
ロエタン、ジブロモエタン、プロピレンジクロライド、
四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、ヘキ
サン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、シク
ロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロ
オクタン等のシクロアルカン類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジメチルスル
ホキシド等を挙げることができる。これらは1種単独で
又は2種以上混合して使用される。特に、水と酸を溶か
し得るエーテル類、ケトン類、アルコール類、アミド
類、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒、ハロゲン化炭
化水素類、エステル類、エーテル類、ケトン類等の原料
化合物を溶かし得る溶媒又はこれらの混合物を用いるの
が好ましい。加水分解に必要な水の量としては、少なく
とも一般式(VI)で表わされる臭素化β−ラクタム化合
物に対して1当量以上とし、通常使用溶媒量に対して9
0%容量まで、好ましくは50%容量までがよい。これ
らの溶媒は、一般式(VI)の化合物1kg当り、通常1
0〜200リットル程度、好ましくは20〜100リッ
トル程度使用されるのがよい。
【0046】この反応は一般に低温でも速やかに進行す
るが、通常−20〜80℃の範囲、好ましくは−10〜
40℃の範囲で行なわれる。強酸を用いて反応を行なう
際、ラクタム環の分解等の副反応が起きる場合には、濃
度、温度、反応時間等の条件を適宜選択すればよいが、
反応時間は通常0.01〜8時間、好ましくは0.05
〜2時間程度でよい。得られる一般式(VII)で表わされ
る臭素化β−ラクタム化合物又はそのケト型の互変異性
体は、上記反応終了後、通常の抽出操作又は晶析操作を
行なうことによってほぼ純品として得ることができる
が、その他の方法によっても勿論精製することができ
る。
【0047】
【発明の効果】本発明の方法によれば、例えばセファク
ロール、セフチブテン等の合成原料として有用な3−ヒ
ドロキシセファロスポリン中間体に容易に誘導できる、
重要な中間体である臭素化β−ラクタム化合物(VII)を
簡便な操作により、高収率且つ高純度で製造し得る。
【0048】
【実施例】以下に実施例及び参考例を挙げて本発明をよ
り一層明らかにするが、本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。
【0049】実施例1化合物(VIII) から化合物(I)の合成1 がPhCH2 CONH−基及びR2 がp−CH3
6 4 CH2 −基である一般式(VIII)の化合物(以
下「化合物(VIIIa)」という)100.0gを酢酸エ
チル500mlに溶解し、−70℃に冷却した。これ
に、オゾン(O3)を通じ(22.1ミリモル/h
r)、5時間20分後、液体クロマトグラフにて化合物
(VIIIa)が完全に消失したのを確認した後、ジメチル
スルフィド36mlを加え、25℃までゆっくり昇温し
た。16時間後、この反応液を水500mlで2回洗浄
し、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減
圧下で溶媒を除去してR1 がPhCH2 CONH−基及
びR2 がp−CH3 OC6 4 CH2 −基である一般式
(I)の化合物(以下「化合物(Ia)」という)を含
む濃縮物を得た。これをトルエン500mlより結晶化
すると、化合物(Ia)が78.49g(収率69%)
得られた。
【0050】1H−NMR(CDCl3 ):δppm;
2.20(s,3H)、3.65(s,2H)、3.8
1(s,3H)、4.71(d,1H,J=5.4H
z,7.2Hz)、5.10(ABq,2H,J=1
2.0Hz)、5.69(d,1H,J=5.4H
z)、5.81(d,1H,J=7.2Hz)、6.8
8−7.64(m,14H)、11.92(s,1
H)。
【0051】化合物(I)から化合物(III)の合成 化合物(Ia)2.0178gをモレキュラーシーブ4
オングストロームで乾燥したテトラヒドロフラン20m
lに溶解し、−20℃に冷却した。これにメタンスルホ
ニルクロライド0.339mlを加えた後、この温度に
てトリエチルアミン1.41mlを15分かけて滴下し
た。30分後、液体クロマトグラフにて化合物(Ia)
が完全に消失したのを確認した後、酢酸エチル100m
lを加え、この酢酸エチル層を水で1回、1N−塩酸で
1回、10%炭酸水素ナトリウム水で1回、10%食塩
水で1回洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで
乾燥した後、減圧下で溶媒を除去してR1 がPhCH2
CONH−基、R2 がp−CH3 OC6 4 CH2 −基
及びR3 がCH3 −基である一般式(III)の化合物(以
下「化合物(III a)」という)を含む濃縮物を得た。
これを、シリカゲルクロマトグラフ(酢酸エチル/ヘキ
サン=1/1)にて精製すると、化合物(III a)のE
体398mg(収率18%)、Z体1.608g(収率
71%)が得られた。
【0052】(E体) 1H−NMR(CDCl3 ):δ
ppm;2.40(s,3H)、3.01(s,3
H)、3.63(s,2H)、3.80(s,3H)、
4.78(dd,1H,J=5.1Hz,7.5H
z)、5.10(ABq,2H,J=11.7Hz)、
5.86(d,1H,J=5.1Hz)、5.89
(d,1H,J=7.5Hz)、6.87−7.81
(m,14H) (Z体) 1H−NMR(CDCl3 ):δppm;2.
50(s,3H)、3.28(s,3H)、3.58
(ABq,2H,J=16.5Hz)、3.82(s,
3H)、4.82(dd,1H,J=5.1Hz,7.
5Hz)、5.09(ABq,2H,J=11.7H
z)、5.76(d,1H,J=5.1Hz)、5.8
8(d,1H,J=7.5Hz)、6.89−7.78
(m,14H)。
【0053】化合物(III)から化合物(V)の合成 化合物(III a)のZ体512mgをモレキュラーシー
ブ4オングストロームで乾燥したテトラヒドロフラン1
0mlに溶解し、25℃にてトリエチルアミン0.11
1mlを加えた後、モルホリン0.070mlを加え
た。薄層クロマトグラフを用いて反応を追跡し、随時ト
リエチルアミン(合計0.331ml追加)、モルホリ
ン(合計0.21ml追加)を加えた、4時間30分後
原料である化合物(III a)が完全に消失したのを確認
した。この反応溶液に酢酸エチル100mlを加え、水
100mlで2回洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を除去してR1 がP
hCH2 CONH−基、R2がp−CH3 OC6 4
2 −基並びにR4 及びR5 が−(CH2 2 −O−
(CH2 2 −基である一般式(V)の化合物(以下
「化合物(Va)」という)を含む濃縮物を得た。これ
をシリカゲルクロマトグラフ(酢酸エチル/ヘキサン=
9/1)にて精製すると、化合物(Va)が445mg
(収率80%)得られた。
【0054】化合物(V)から化合物(VI)の合成 化合物(Va)322mgをモレキュラーシーブ4オン
グストロームで乾燥したテトラヒドロフラン20mlに
溶解し、−25℃にてピリジン0.043mlを加え、
更に別に調製した臭素の四塩化炭素溶液0.56ml
(Br2 /CCl4 ,0.95モル/l)を加えた。薄
層クロマトグラフを用いて反応を追跡し、随時ピリジン
(合計0.043ml追加)及び臭素の四塩化炭素溶液
(合計0.56ml追加)を加えて、1時間25分後原
料である化合物(Va)が完全に消失したのを確認し
た。この反応溶液に酢酸エチル100mlを加え、この
酢酸エチル層を重亜硫酸水素ナトリウム水溶液で2回洗
浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下で溶媒を除去してR1 がPhCH2 CONH
−基、R2 がp−CH3 OC6 4 CH2 −基並びにR
4 及びR5 が−(CH2 2 −O−(CH2 2 −基で
ある一般式(VI)の化合物(以下「化合物(VIa)」と
いう)を含む濃縮物を得た。これをシリカゲルクロマト
グラフ(酢酸エチル/ヘキサン=3/2)にて精製する
と、化合物(VIa)が360mg(収率100%)得ら
れた。
【0055】化合物(VI)から化合物(VII)の合成 化合物(VIa)338mgをテトラヒドロフラン−メタ
ノールの1:1混合溶媒10mlに溶解し、2N−塩酸
5mlを加えて25℃で撹拌した。1時間30分後、薄
層クロマトグラフにて化合物(VIa)が完全に消失した
のを確認した後、この反応溶液に塩化メチレン100m
lを加え、1N−塩酸100mlで洗浄した後、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液100mlで洗浄した。塩化メ
チレン層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶
媒を除去してR1 がPhCH2 CONH−基及びR2
p−CH3 OC6 4 CH2 −基である一般式(VII)の
化合物(以下「化合物(VII a)」という)を含む濃縮
物を得た。これを、シリカゲルクロマトグラフ(塩化メ
チレン/メタノール=19/1)にて精製すると、化合
物(VII a)が279mg(収率91%)得られた。
【0056】1H−NMR(CDCl3 ):δppm;
3.66(ABq,2H,J=16.8Hz)、3.8
0(s,3H)、4.12(ABq,2H,11.4H
z)、4.71(d,1H,J=5.4Hz,7.5H
z)、5.11(ABq,2H,J=11.7Hz)、
5.71(d,1H,J=5.4Hz)、5.95
(d,1H,J=7.5Hz)、6.88−7.68
(m,14H)、11.86(s,1H)。
【0057】実施例2化合物(I)から化合物(III)及び化合物(V)を経る
化合物(VI)の合成 化合物(Ia)11.3984gをモレキュラーシーブ
4オングストロームで乾燥したテトラヒドロフラン10
0mlに溶解し、−20℃に冷却した。これにメタンス
ルホニルクロライド1.55mlを加えた後、この温度
にてトリエチルアミン5.86mlを10分間かけて滴
下した。15分後、液体クロマトグラフにて化合物(I
a)が完全に消失したのを確認した後、この温度にてモ
ルホリン1.83mlを加えてから25℃までゆっくり
昇温した。液体クロマトグラフを用いて反応を追跡し、
随時モルホリン(合計0.332ml追加)を加えて、
3時間40分後原料である化合物(III a)が完全に消
失したのを確認した。この反応溶液を−20℃に冷却
し、ピリジン1.85mlを加え、更に別に調製した臭
素の四塩化炭素溶液24.1ml(Br2 /CCl4
0.95モル/l)を加えた。20分後、液体クロマト
グラフにて化合物(Va)が完全に消失したのを確認し
た。この反応液を、実施例1における化合物(V)から
化合物(VI)の合成と同様の後処理を行なうと化合物
(VIa)が12.339g(収率88%)得られた。
【0058】化合物(VI)から化合物(VII)の合成 化合物(VIa)11.974gをテトラヒドロフラン−
メタノールの1:1混合溶媒200mlに溶解し、2N
−塩酸100mlを加えて25℃で撹拌した。1.5時
間後、液体クロマトグラフにて化合物(VIa)が完全に
消失したのを確認した後、この反応溶液を、実施例1に
おける化合物(VI)から化合物(VII)の合成と同様の後
処理を行なうと化合物(VII a)が9.83g(収率9
1%)得られた。
【0059】実施例3化合物(III)から化合物(V)及び化合物(VI)を経る
化合物(VII)の合成 化合物(III a)のZ体127.2mgをモレキュラー
シーブ4オングストロームで乾燥したN,N−ジメチル
ホルムアミド2mlに溶解し、25℃にてモルホリン
0.034mlを加えた。薄層クロマトグラフを用いて
反応を追跡し、随時モルホリン(合計0.051ml追
加)を加えて、1時間45分後原料である化合物(III
a)が完全に消失したのを確認した。この反応溶液を、
実施例1における化合物(III)から化合物(V)の合成
と同様の後処理を行ない、化合物(Va)を含む濃縮物
を得た。これを、モレキュラーシーブ4オングストロー
ムで乾燥したジオキサン2mlに溶解した。この溶液に
25℃で、ピリジン0.031mlを加え、更に別に調
製した臭素のジオキサン錯体1.1ml(0.19モル
/l,Br2 )を加えた。1時間30分後、薄層クロマ
トグラフにて化合物(Va)が完全に消失したのを確認
した。この反応液を、実施例1における化合物(V)か
ら化合物(VI)の合成と同様の後処理を行ない、化合物
(VIa)を含む濃縮物を得た。更にこれを、テトラヒド
ロフラン2mlに溶解し、12N−塩酸1滴を加えて2
5℃で撹拌した。30分後、薄層クロマトグラフにて化
合物(VIa)が完全に消失したのを確認した後、この反
応溶液を、実施例1における化合物(VI)から化合物
(VII)の合成と同様の後処理を行なうと化合物(VII
a)が65mg(収率45%)得られた。
【0060】実施例4化合物(I)から化合物(III)、化合物(V)及び化合
物(VI)を経る化合物(VII)の合成 化合物(Ia)20.31gをモレキュラーシーブ4オ
ングストロームで乾燥したテトラヒドロフラン200m
lに溶解し、−20℃に冷却した。これにメタンスルホ
ニルクロライド2.84mlを加えた後、この温度にて
トリエチルアミン10.24mlを10分かけて滴下し
た。20分後、液体クロマトグラフにて化合物(Ia)
が完全に消失したのを確認した後、この温度にてモルホ
リン3.79mlを加えてから25℃までゆっくり昇温
した。液体クロマトグラフを用いて反応を追跡し、随時
モルホリンを加えて(合計2.0ml追加)、4時間後
原料である化合物(III a)が完全に消失したのを確認
した。この反応溶液を、実施例1における化合物(III)
から化合物(V)の合成と同様の後処理を行ない、化合
物(Va)を含む濃縮物を得た。これを、モレキュラー
シーブ4オングストロームで乾燥したテトラヒドロフラ
ン200mlに溶解し、−20℃に冷却した。この温度
にて、ピリジン3.24mlを加え、更に別に調製した
臭素の四塩化炭素溶液42.2ml(Br2 /CC
4 ,0.95モル/l)を加えた。30分後、液体ク
ロマトグラフにて化合物(Va)が完全に消失したのを
確認した。この反応液を、実施例1における化合物
(V)から化合物(VI)の合成と同様の後処理を行な
い、化合物(VIa)を含む濃縮物を得た。これを、テト
ラヒドロフラン−メタノールの1:1混合溶媒400m
lに溶解し、2N−塩酸200mlを加えて25℃で撹
拌した。1.5時間後、液体クロマトグラフにて化合物
(VIa)が完全に消失したのを確認した。この反応溶液
に塩化メチレン500mlを加え、水500mlで洗浄
した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液500mlで洗
浄した。塩化メチレン層を硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下で溶媒を除去した濃縮物をトルエン50ml
から結晶化し、更に得られた結晶をイソプロピルエーテ
ルで懸濁洗浄すると精製結晶として化合物(VII a)が
20.24g(全収率88%)得られた。
【0061】
【化13】
【0062】参考例1 上記実施例4で得られた化合物(VII a)500mlを
モレキュラーシーブ4オングストロームで乾燥したN,
N−ジメチルホルムアミド10mlに溶解した。これに
マグネシウム粉末160mgを加え、続いて三塩化ビス
マス0.3mgを加えて、室温下(約25℃)1時間撹
拌しながら反応させた。このようにして得られた反応溶
液に1N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を
分液し、水洗後無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧
濃縮すると、R1 がPhCH2 CONH−基及びR2
p−CH3 OC6 4 CH2 −基である一般式(IX)の
化合物(以下「化合物(IXa)」という)が97%の収
率で得られた。この化合物のNMRスペクトルは別法で
合成した化合物(IXa)のそれと一致した。
【0063】参考例2〜6 表1に示す条件以外は参考例1と同様の条件下に反応を
行ない、表1に示す収率で化合物(IXa)が得られた。
【0064】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城井 敬史 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島研究所内 (72)発明者 和田 功 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 〔式中Arは置換基を有することのあるアリール基を示
    す。R1 はアミノ基又は保護されたアミノ基を示す。R
    2 は水素原子又はカルボン酸保護基を示す。〕で表わさ
    れるβ−ラクタム化合物の水酸基を一般式(II) HO
    −SO2 −R3 〔式中R3 は置換基を有することのある
    炭素原子18個までの脂肪族、脂環式又は芳香族の炭化
    水素基を示す。〕で表わされるスルホン酸の反応性官能
    基誘導体と反応させて一般式(III) 【化2】 〔式中Ar、R1 、R2 及びR3 は前記に同じ。〕で表
    わされるβ−ラクタム化合物に変換した後、該化合物
    (III)を一般式(IV) H−N(R4 5 )〔式中−N
    (R4 5 )は第2又は第3アミノ基を示す。〕で表わ
    される化合物と反応させて一般式(V) 【化3】 〔式中Ar、R1 、R2 及び−N(R4 5 )は前記に
    同じ。〕で表わされるβ−ラクタム化合物に変換し、更
    に該化合物(V)を臭素化剤と反応させて一般式(VI) 【化4】 〔式中Ar、R1 、R2 及び−N(R4 5 )は前記に
    同じ。〕で表わされる臭素化β−ラクタム化合物に導
    き、最後に酸性条件下に化合物(VI)を加水分解して、
    一般式(VII) 【化5】 〔式中Ar、R1 及びR2 は前記に同じ。〕で表わされ
    る臭素化β−ラクタム化合物又はそのケト型の互変異性
    体を得ることを特徴とする臭素化β−ラクタム化合物の
    製造方法。
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