JPH0761890B2 - 水を調合した後に急速に硬化する水硬結合剤の製造方法 - Google Patents

水を調合した後に急速に硬化する水硬結合剤の製造方法

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JPH0761890B2
JPH0761890B2 JP15982089A JP15982089A JPH0761890B2 JP H0761890 B2 JPH0761890 B2 JP H0761890B2 JP 15982089 A JP15982089 A JP 15982089A JP 15982089 A JP15982089 A JP 15982089A JP H0761890 B2 JPH0761890 B2 JP H0761890B2
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ズィコヴァ、フェルファーレンステヒニク、フュール、バウシュトッフェ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング、ウント、コンパニー、コマンディート ケゼルシャフト
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は,一般的に水を調合した後に高い初期硬度で急
速に硬化する耐水性の水硬結合剤の成分として硫酸カル
シウム−アルファ半水化物を使用することに関し,その
際硫酸カルシウム−アルファ半水化物は,初期硬度及び
硬化速度を調節するために,なるべく主成分として,い
ずれにせよ主要な成分として作用する。耐水性とは,調
合した結合剤から成る固化しかつ硬化したかたまりが長
期間にわたって耐水性であることを表わしている。この
ような結合剤が常に微細に粉砕した成分から成り,かつ
十分な量の水を調合することは明らかである。
従来の技術 本発明の前提となる公知の方法(ドイツ民主共和国バウ
アカデミー,バウインフォマチオン,リテラツールツザ
メンシュテレン,No.7/24/83,タイトル4.ゴルダセフスキ
ー他)において,硫酸カルシウム−アルファ半水化物と
ポートランドセメントが混合され,かつCaO含有量に相
応してプッゾラナが添加される。実験の結果,結合剤の
製造の際に主として前記3つの成分から成るこの結合剤
から成る硬化した混合物の耐水性は,十分正確にそのつ
どの用途に合わせることができず,かつ再現可能に調節
できないことがわかった。
水を調合した後に急速に硬化する耐水性結合剤として硫
酸カルシウム−アルファ半水化物を使用するため,助剤
として疎水化剤又はパラフィンを添加混合することは,
経験上周知である。ここでは耐水性は所定の値に調節で
きるが,得られた効果は短期的でしかなく,かつ助剤は
大規模工業用途には高価すぎる。
発明の目的 本発明の課題は,初めに説明した意味で主要成分又は主
成分として硫酸カルシウム−アルファ半水化物を使用し
た際に硬化したかたまりが所定の耐水性を有する急速に
硬化する水硬結合剤を製造できる方法を提供することに
ある。
発明の構成 この課題を解決するため本発明の対象は,所定の耐水性
の硬化したかたまりを形成する,水を調合した後に急速
に硬化する水硬結合剤の製造方法であり,この方法は次
のような特徴を有する。すなわち急速硬化成分として硫
酸カルシウム−アルファ半水化物を使用し,この硫酸カ
ルシウム−アルファ半水化物の硬化したかたまりが,急
速硬化の高い初期硬度値から出発して初めの28日間に負
のこう配を有する時間に関する耐水性曲線を有し,かつ
硫酸カルシウム−アルファ半水化物にヒュッテンザント
(Huttensand、高炉セメント製造溶鉱炉鉱滓砂、スラ
グ)を添加混合し,かつヒュッテンザントの量を硫酸カ
ルシウム−アルファ半水化物の初期量に合わせて、混合
量の30〜90重量%を硫酸カルシウム−アルファ半水化物
となし、急速硬化に続いて結晶エトリンゲン石及びカル
シウムヒドロシリカート相の形成が始まり,かつ硬化し
た混合物の時間に関する耐水性曲線が,初めの28日間に
どこでも正のこう配を有するようにした。
結晶エトリンゲン石の形成は,調合した結合剤混合物中
に石灰が不足する場合に行われる。耐水性曲線は,適当
な試料物体を水中に貯蔵した場合に,例えばN/mm2で圧
縮強度として測定した時間に関する強度の進行を表わし
ている。硫酸カルシウム−アルファ半水化物とヒュッテ
ンザントが細かく粉砕されていることは明らかである。
特に硫酸カルシウム−アルファ半水化物とヒュッテンザ
ントはいっしょに粉砕でき,かつその際混合できる。し
かし粉末状の成分を混合してもよい。本発明の有利な構
成によれば,湿式動作する煙道ガス脱硫装置の脱硫石こ
うから得られかつ塩化カルシウム等の形の塩化物成分を
有する硫酸カルシウム−アルファ半水化物が使用され
る。さらに本発明の有利な構成によれば,少なくとも13
%のAl2O3含有量を有しかつ(CaO+MgO+Al2O3)/SiO2
の比が少なくとも1.6であるヒュッテンザントが使用さ
れる。硬化したかたまりの硬度を高めるため,前記の塩
化物成分を添加してもよく,しかも混合物の総合量に対
してなるべく0.2〜3質量%の量まで添加してもよい。
その際塩化ナトリウムを使用してもよい。湿式動作する
煙道ガス脱硫装置の脱硫石こうから得られた硫酸カルシ
ウム−アルファ半水化物を使用する場合,一般に塩化物
成分の添加は不要である。さらに硫酸鉄を添加混合し,
しかもなるべく同様に総合量に対して0.2〜3質量%の
量まで添加混合することは,本発明の権利範囲に属す
る。硫酸鉄は,細長く形成された大きなエトリンゲン石
結晶の安定化を行い,かつそれによりヒュッテンザント
粒子の反応を減少する被覆を防止する。本発明の範囲内
において,アルカリ水酸化物,アルカリ炭酸塩,アルカ
リ硫酸塩(又はこれらの混合物)をベースにした周知の
加速剤を添加混合してもよいことは明らかである。同様
に周知の減速剤,例えばクエン酸モノヒドラートを添加
混合してもよい。またその他の添加剤を添加混合しても
よい。その点に関して例として,流動化剤,液化剤,シ
ックナー,接着剤及び分散助剤が挙げられる。
水硬結合剤の製造のため,ヘミ水化物の形の石こう又は
無水石こうとヒュッテンザントを混合することは,基本
的に公知である(DIN 4210,ドイツ連邦共和国特許第304
9003号明細書)。しかしここでは,例えば粉砕したセメ
ント焼塊又はポートランドセメントを添加することによ
りヒュテンザントのアルカリ励起が使用される。硬化し
た混合物の耐水性は相違している。その際広い混合範囲
にわたって耐水性を所定のように調節するための規則は
開発されていない。
本発明による方法により作られた結合剤において,硫酸
カルシウム−アルファ半水化物は急速硬化成分をなして
おり,それに対してヒュッテンザントは,長期間範囲に
おいて反応する潜在水硬成分である。硬化した際に硫酸
カルシウム−アルファ半水化物から生じる二水化物は,
ヒュッテンザントのため硫酸塩励起剤として働く。本発
明の教示により作られ調合された結合剤は,硫酸カルシ
ウム−アルファ半水化物の反応により初期硬化を生じ,
かつ続いて空気中又は水中に貯蔵した際にヒュッテンザ
ント反応に基づいて高い硬度になる。硬度は,まずエト
リンゲン石の形成及びカルシウムヒドロシリカート相の
形成の間,数日にわたっ急激に上昇し,かつそれから続
いて平らになる。その際ヒュッテンザントは,硫酸塩励
起の際に引続き水と反応し,カルシウムヒドロシリカー
トを形成して硬度を増加する。温度に対する著しい敏感
さは観察されていない。温度が低い際には硫酸カルシウ
ム−アルファ半水化物が反応し,それより温度が高い際
(室温にほぼ等しいかそれより高い)には両方の成分が
反応する。本発明により作られた結合剤は,このように
極めて高い初期硬度を提供し,耐水性及び硫酸塩安定性
の点で優れており,かつ温度に敏感でなく,かつ収縮し
難い。調節可能な初期硬度は極めて高く,最終硬度は,
特にヒュッテンザントの割合によって決まり,かつ本発
明の教示によれば,結合剤は,常に種々の用途に適合可
能な高い耐水性を有するように調節できる。混合比によ
って耐水性の曲線が調節できる。従ってこの曲線は種々
の用途に合わせることもできる。本発明の有利な構成に
よれば,硫酸カルシウム−二水化物の形成に続いて最終
硬度に達するまでの曲線区間において,耐水性曲線のこ
う配を表わす時間に関する1次微分が0〜1.6の間の範
囲にあるように,ヒュッテンザント量を選定する。この
範囲内で作業を行えば,硬化した混合物の耐水性に対し
て特に所定の安定な値が得られる。極めて細かい原料成
分を使用すれば,全体として高い硬度に達する。これに
関連して本発明は,硫酸カルシウム−アルファ半水化物
とヒュッテンザントを少なくともセメント微細度にまで
粉砕することを示している。本発明の有利な構成におい
て,硫酸カルシウム−アルファ半水化物とヒュッテンザ
ントを少なくとも3000のブレイネによる比表面積に粉砕
する。総合混合物に対して30〜90質量%の量の硫酸カル
シウム−アルファ半水化物を使用する処理方法は,優れ
ているとわかった。多くの用途において,硫酸カルシウ
ム−アルファ半水化物とヒュッテンザント50:50の比で
使用される。
驚くべきことに本発明の教示によれば,硫酸カルシウム
−アルファ半水化物の初期量が極めて異なっている場合
でも,硬化したかたまりが所定の耐水性を有する急速硬
化水硬結合剤が得られる。水硬結合剤からモルタル及び
コンクリートを製造する際にエトリンゲン石の形成が有
害とされているとはいえ,本発明による結合剤から成る
硬化したかたまりにおいてエトリンゲン石の形成は有害
ではなく,それとは逆に,エトリンゲン石の形成は耐水
性におおいに貢献する。従来の教示(前記のドイツ民主
共和国バウアカデミー,バウインフォマチオン及びドイ
ツ連邦共和国特許第3049003号明細書参照)によれば,
ヒュッテンザントを使用する場合,ポートランドセメン
ト又は微粉砕したセメント焼塊のようなアルカリ励起剤
を添加しなければならないが,一方本発明による方法で
はその必要はない。
得られた利点は次の点にある。すなわち本発明による方
法で作られた結合剤は極めて多様に利用できる。特に次
のことが可能である。
a)場合によっては骨材及び添加剤と共に,坑内分野の
ためすぐに又は早期に支持を行う構造物として,なるべ
く70:30〜95:5,特にほぼ90:10の硫酸カルシウム−アル
ファ半水化物/ヒュッテンザントの比で結合剤を使用で
きる。
b)場合によっては骨材及び添加剤と共に,石こう板製
造のため,なるべく80:20〜95:5,特にほぼ90:10の硫酸
カルシウム−アルファ半水化物/ヒュッテンザントの比
で結合剤を使用できる。
c)場合によっては骨材及び添加剤と共に,修復用モル
タル,特に飛行場修復用モルタルとして,なるべく80:2
0〜50:50,特に70:30の硫酸カルシウム−アルファ半水化
物/ヒュッテンザントの比で結合剤を使用できる。
d)場合によっては骨材及び添加剤と共に,トンネル構
成の際,なるべく60:40〜30:70の硫酸カルシウム−アル
ファ半水化物/ヒュッテンザントの比で結合剤を使用で
きる。
e)場合によっては骨材及び添加剤と共に,自動的に水
平になるセメント塗り床を作るため,なるべく90:10〜7
0:30の硫酸カルシウム−アルファ半水化物/ヒュッテン
ザントの比で結合剤を使用できる。
f)場合によっては骨材及び添加剤と共に,多孔性にし
た壁構造物を作るため,なるべく90:10〜95:5の硫酸カ
ルシウム−アルファ半水化物/ヒュッテンザントの比で
結合剤を使用できる。
g)場合によっては骨材及び添加剤と共に,プライマー
として,95:5〜30:70の硫酸カルシウム−アルファ半水化
物/ヒュッテンザントの比で結合剤を使用できる。
h)場合によっては骨材及び添加剤と共に,もろい構造
材料をしっかりさせるため硫酸塩に耐える噴射モルタル
として,50〜50〜10:90の硫酸カルシウム−アルファ半水
化物/ヒュッテンザントの比で結合剤を使用できる。
i)場合によっては骨材及び添加剤と共に,吸入散布物
を作るため,結合剤を使用できる。
j)場合によっては骨材及び添加剤と共に,支持する多
孔性にした及び多孔性にしない壁構造材料を作るため,
結合剤を使用できる。
また本発明により作られた結合剤はその他の目的にも使
用できる。
本発明による方法で作られた結合剤,及び前記の用途
も,本発明の対象である。
実施例 3,200cm2/g(ブレイネによる比表面積)の粉砕微細度と
50μmのフィルタで1%の残余物を有する硫酸カルシウ
ム−アルファ半水化物,及び3,500cm2/g(ブレイネによ
る)の粉砕微細度を有するヒュッテンザントから,モル
タル混合物が作られ,しかも種々の混合比で作られた。
混合物1)95%の硫酸カルシウム−アルファ半水化物,5
%のヒュッテンザント。
混合物2)65%の硫酸カルシウム−アルファ半水化物,3
5%のヒュッテンザント。
混合物3)50%の硫酸カルシウム−アルファ半水化物,5
0%のヒュッテンザント。
パーセント表示は重量パーセントである。これら混合物
に0.02重量部のクエン酸モノヒドラートを添加混合し
た。混合物は,0.3の水/固体の比で調合してペーストに
した。ペーストは通常の純モルタルの特性を示した。ペ
ーストから40mmの縁長さの直方体のテスト部材が作られ
た。このテスト部材は20分後に型抜きし,かつ型抜きの
直後に水中に貯蔵した。所定の時点に個々のテスト部材
の圧縮強度をN/mm2で測定した。図は測定結果を示すも
のである。
図の横軸上にはテスト部材を水中貯蔵した時間が日で記
入されており,縦軸上には圧縮強度が記入されている。
混合物1),2)及び3)に対応する曲線は,それぞれ1,
2及び3で示してある。硫酸カルシウム−アルファ半水
化物から成る同様なテスト部材に関する曲線は破線で示
してある。硫酸カルシウム−アルファ半水化物から成る
これらテスト部材が,初期硬化の最終値から出発して負
のこう配を有する時間に関する耐水性曲線を有すること
は明らかである。混合物1,2及び3においてヒュッテン
ザントの量が硫酸カルシウム−アルファ半水化物の初期
量に合わされており,耐水性曲線が正のこう配を有する
ようになっていることは明らかである。硬度を形成する
3つの段階ははっきり区別できる。すなわち第1の段階
は,硫酸カルシウム−アルファ半水化物が硬化して硫酸
カルシウム−二水化物を形成する急速硬化段階である。
このことは1日で又は数日間で行われる。第2の段階に
おいて,硫酸カルシウム−二水化物はヒュッテンザント
に対して硫酸塩励起剤として働き,かつ水と反応が行わ
れ,大体においてエトリンゲン石を形成し,しかも次式
に従って反応が行われる。
3CaSO4・2H2O+3CaO+Al2O3+26H2O→ 3CaO・Al2O3・3CaSO4・32H2O このことは,圧縮強度の曲線の比較的強力な上昇を引起
こし,この圧縮強度は,例えばほぼ7日間の後に一層平
らなこう配へと移行する。この段階において最終硬度が
設定され,しかも最終硬度はカルシウムヒドロシリカー
ト相によって決まる。第2段階と第3段階が重なり合う
ことは明らかである。エトリンゲン石形成の始まる際に
カルシウムヒドロシリカート相の形成が始まることもあ
る。本発明による方法で作られた結合剤の最終硬度が28
日以後に低下せず,むしろ引続き上昇することは明らか
である。
混合比,粉硬微細度又はセメントに通常の添加剤によっ
て,反応経過及び達する最終硬度は広い範囲に制御でき
る。
【図面の簡単な説明】
図は,本発明により作られたテスト部材の圧縮強度の測
定結果を示す図である。 1,2,3……混合物に対応する曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 999999999 ズィコヴァ、フェルファーレンステヒニ ク、フュール、バウシュトッフェ、ゲゼル シャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハ フツング、ウント、コンパニー、コマンデ ィート ケゼルシャフト ドイツ連邦共和国、5100、アーヘン、ハン ダー、ヴェーク、17 (72)発明者 トーマス、コスロウスキー ドイツ連邦共和国、5100、アーヘン、ブッ シュミューレ、1 (72)発明者 ウド、ルートヴィヒ ドイツ連邦共和国、5100、アーヘン、デュ ーゼルホーフシュトラーセ、48 (72)発明者 アレクサンダー、フレーリッヒ ドイツ連邦共和国、5100、アーヘン、リュ ティヒャー、シュトラーセ、38

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】急速硬化成分として硫酸カルシウム−アル
    ファ半水化物を使用し、この硫酸カルシウム−アルファ
    半水化物の硬化したかたまりが、急速硬化の高い初期硬
    度値から出発して初めの28日間に負のこう配を有する時
    間に関する耐水性曲線を有し、かつ硫酸カルシウム−ア
    ルファ半水化物にヒュッテンザント(Huttensand)を添
    加混合し、かつヒュッテンザントの量を硫酸カルシウム
    −アルファ半水化物の初期量に合わせて混合量の30〜90
    重量%を硫酸カルシウム−アルファ半水化物となし、急
    速硬化に続いて結晶エトリンゲン石及びカルシウムヒド
    ロシリカート相の形成が始まり、かつ硬化した混合物の
    時間に関する耐水曲線が、初めの28日間にどこでも正の
    こう配を有するようにしたことを特徴とする、所定の耐
    水性の硬化したかたまりを形成する、水を調合した後に
    急速に硬化する水硬結合剤の製造方法。
  2. 【請求項2】硫酸カルシウム−アルファ半水化物とヒュ
    ッテンザントをいっしょに粉砕し、かつその際混合す
    る、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】湿式動作する煙道ガス脱硫装置の脱硫石こ
    うから得られかつ塩化物成分を有する硫酸カルシウム−
    アルファ半水化物を使用する、請求項1又は2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】少なくとも13%のAl2O3含有量を有しかつ
    (CaO+MgO+Al2O3)/SiO2の比が少なくとも1.6である
    ヒュッテンザントを使用する、請求項1〜3の1つに記
    載の方法。
  5. 【請求項5】塩化物成分を添加混合する、請求項1〜4
    の1つに記載の方法。
  6. 【請求項6】総合量に対して0.2〜3重量%の量の塩化
    物成分を添加混合する、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】硫酸鉄を添加混合する、請求項1〜6の1
    つに記載の方法。
  8. 【請求項8】総合量に対して0.2〜3重量%の量の硫酸
    鉄を添加混合する、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】アルカリ水酸化物、アルカリ炭酸塩、アル
    カリ硫酸塩(又はこれらの混合物)をベースとした加速
    剤を添加混合する、請求項1〜8の1つに記載の方法。
  10. 【請求項10】加速剤、クエン酸モノヒドラートを添加
    混合する、請求項1〜9の1つに記載の方法。
  11. 【請求項11】硫酸カルシウム−二水化物の形成に続い
    て最終硬度に達するまでの曲線区間において、硬化した
    混合物の耐水性曲線の時間に関する1次微分が0〜1.6
    の間の範囲にあるように、ヒュッテンザントの量を選定
    する、請求項1〜10の1つに記載の方法。
  12. 【請求項12】硫酸カルシウム−アルファ半水化物とヒ
    ュッテンザントを少なくともセメント微細度に粉砕す
    る、請求項1〜11の1つに記載の方法。
  13. 【請求項13】硫酸カルシウム−アルファ半水化物とヒ
    ュッテンザントを少なくとも3000のブレイネによる比表
    面積に粉砕する、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】総合混合物に対して30〜90重量%の量の
    硫酸カルシウム−アルファ半水化物を使用する、請求項
    1〜13の1つに記載の方法。
JP15982089A 1988-06-24 1989-06-23 水を調合した後に急速に硬化する水硬結合剤の製造方法 Expired - Lifetime JPH0761890B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3821277 1988-06-24
DE3843625.6 1988-12-23
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