JPH0761631A - 磁性薄板搬送装置 - Google Patents

磁性薄板搬送装置

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JPH0761631A
JPH0761631A JP21412693A JP21412693A JPH0761631A JP H0761631 A JPH0761631 A JP H0761631A JP 21412693 A JP21412693 A JP 21412693A JP 21412693 A JP21412693 A JP 21412693A JP H0761631 A JPH0761631 A JP H0761631A
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JP
Japan
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thin plate
magnetic thin
magnetic field
alternating
lead frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP21412693A
Other languages
English (en)
Inventor
Masa Saitsu
雅 才津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKU RAITO KK
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
SHINKU RAITO KK
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】交番磁場によって分離された磁性薄板の残留磁
気を消去し、磁気によるトラブルを防止して磁性薄板を
円滑に搬送する。 【構成】収納部2に積層格納された複数枚のリードフレ
ームPの両側に交番磁場を付与して前記リードフレーム
Pを1枚ずつ分離、浮上させる電磁石11を備えた交番
磁場付与装置3と、該交番磁場付与装置3によって分
離、浮上された最上位置のリードフレームPを保持して
前記収納部2から取り出す取出装置4と、該取出装置4
によって取り出された前記リードフレームPを所定の位
置に送り出す搬送レール5とを備えた磁性薄板搬送装置
1において、前記交番磁場付与装置3の電磁石11の電
源を、時間的に減衰する交流電流を供給する電源13と
する、または、前記搬送レール5に該搬送レール5を囲
むコイル25と該コイル25に交流電流を供給する電源
24とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部から磁場を付与す
ることによって磁化されるリードフレーム等の磁性薄板
搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体製造工程では、予め複数枚
積層収納されたリードフレームを真空チャック等で1枚
ずつ取り出して所定の位置に送り出す工程がある。この
場合、リードフレームは非常に薄い板なので、真空チャ
ックで取り出す時に、2枚以上が接合した状態で取り出
されることがある。
【0003】そこで、本願出願人は、リードフレームの
両側に交番磁場を付与してリードフレームの両側にN極
とS極とを交番して生じさせることにより、リードフレ
ームを分離、浮上させて1枚ずつ確実に取り出すことの
できる装置を提案した(特開平2−231334号公
報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リード
フレームに交番磁場を付与する前記提案に係る従来の磁
性薄板搬送装置を用いると、取り出された後のリードフ
レームが搬送路の所定の位置に正しく送り出せないこと
があった。本発明者はこのような事情に鑑み、種々考究
した結果、リードフレームを正確に搬送できないのは、
リードフレームに残留する残留磁気が原因であることを
つきとめた。そこで、本発明は、リードフレーム等の磁
性薄板に残留する残留磁気を消去して磁性薄板を円滑に
搬送することができる磁性薄板搬送装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、格納部に積層格納された複数枚の磁性薄板の
両側に交番磁場を付与して前記磁性薄板を1枚ずつ分
離、浮上させる電磁石を備えた交番磁場付与装置と、該
交番磁場付与装置によって分離、浮上された最上位置の
磁性薄板を保持して前記格納部から取り出す取出手段
と、該取出手段によって取り出された前記磁性薄板を所
定の位置に送り出す搬送路とを備えた磁性薄板搬送装置
において、第1の発明は、前記交番磁場付与装置の電磁
石の電源を、時間的に減衰する交流電流を供給する電源
としたことを特徴とし、第2の発明は、前記搬送路に該
搬送路を囲むコイルと該コイルに交流電流を供給する電
源とを設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の第1の発明によれば、交番磁場付与装
置の電磁石の電源を、時間的に減衰する交流電流を供給
する電源としたので、例えば、交番磁場付与装置によっ
て分離された最上位置の磁性薄板を取出手段で保持した
まま、前記電源からの交流電流が減衰してゼロになるま
で維持すると、磁性薄板の両側には交互にN極とS極と
が生じ、しかも磁力自体は徐々に低減し、交番磁場が減
衰してゼロになると磁力自体もゼロとなり、取出手段で
保持された磁性薄板の残留磁気は消去される。
【0007】また、本発明の第2の発明によれば、搬送
路を囲むコイルに電源から交流電流を供給すると、残留
磁気を帯びた磁性薄板は、コイル中を通過する間はコイ
ルからの磁場で磁化されるが、コイルを通過するとコイ
ルから離れるに従って、コイルからの磁場が減衰するこ
とにより、前記残留磁気は徐々に低減し、そして、前記
コイルからの磁場がゼロになる位置まで離れた時に、残
留磁気は消去される。これらは、発明者が種々考究して
得た知見に基づくものである。
【0008】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る磁性薄板
搬送装置の好ましい実施例について詳説する。図1乃至
図4は本発明の第1の発明に係る磁性薄板搬送装置の説
明図、図1は正面図、図2は要部斜視図で、磁性薄板搬
送装置1は収納部(格納部)2、交番磁場付与装置3、
取出装置4、及び搬送レール5から構成される。
【0009】前記収納部2は、ベース板6上に立設され
た非磁性部材から成る枠板7、7と、これらの枠板7、
7間に積層される複数枚のリードフレームP、P…を載
置する支持板8とから構成され、支持板8はロッド9を
介して油圧シリンダ10に連接されて昇降可能になって
いる。前記交番磁場付与装置3は図2に示すように、電
磁石11と電源13とから構成され、電磁石11は、前
記電源13と電気的に接続されるソレノイドコイル14
と、該コイル14内に挿入されて電磁石11の磁束を高
める鉄芯15と、鉄製の極板12A、12B等により構
成されている。前記極板12A、12Bは、鉄芯15の
両端から側方に向けて配設され、端部が枠板7、7に固
着されると共に、鉄芯15に対してスライド自在に設け
られ、前記枠板7、7と共にリードフレームPのサイズ
に対応してその間隔を変えることができるようになって
いる。
【0010】前記電源13は図3に示すように、発振器
16、動作信号作成器17、積分回路18、乗算器19
から構成される。発振器16は、図4(A)に示す波形
信号を乗算器19に出力することができ、前記積分回路
18は、動作信号作成器17から図4(B)に示す開始
信号、終了信号が出力されると、その信号に基づいて図
4(C)に示す信号を乗算器18に出力することができ
る。また、この積分回路18は、動作信号作成器17か
ら終了信号が出力されても、コンデンサ20からの自然
放電電流によって減衰する信号を所定時間出力すること
ができる。前記乗算器19は、図4(A)の波形信号
と、図4(C)の信号とを乗算し、図4(D)に示す波
形信号(終了信号の出力後に減衰する波形信号)を作成
し、この波形信号をソレノイドコイル14に駆動信号
(交流電流)として供給することができる。
【0011】これにより、乗算器19からソレノイドコ
イル14に交流電流を供給すると、極板12AがS極、
N極、S極…と交互に磁化されると共に、極板12Bが
N極、S極、N極…と交互に磁化されるので、電磁誘導
によってリードフレームPの両側に交番磁場が発生し、
リードフレームPの両端側部をN極とS極とに交互に磁
化することができる。また、リードフレームPに残留し
た磁気は、前記コンデンサ20からソレノイドコイル1
4に供給される減衰交流電流によって減衰して消去され
る。
【0012】一方、前記取出装置4は図1に示すよう
に、収納部2の上方に配置された支軸21を支点として
回動する搬送アーム22と、この搬送アーム22の先端
に形成された真空チャック23とからなり、真空チャッ
ク23には図示しないエアコンプレッサが接続されて、
このエアコンプレッサを駆動することにより、前記収納
部2内の最上位置にあるリードフレームPを吸着保持し
た後、前記搬送アーム22が支軸21を支点として二点
鎖線で示さている位置まで回動することにより、真空チ
ャック23で保持されたリードフレームPが搬送レール
5に載置されるようになっている。
【0013】次に、前記の如く構成された磁性薄板搬送
装置の作用について説明する。先ず、リードフレーム
P、P…を枠板7、7間に積層状に収納する。次に、交
番磁場付与装置3の電源13の動作信号作成器17から
積分回路18に開始信号を出力してソレノイドコイル1
4に交流電流を供給し、極板12A、12BをS極、N
極に交番して磁化する。これにより、リードフレーム
P、P…は、図2上で両端部がS極、N極に周期的に磁
化され、そして、N極同士とS極同士が反発するように
なるので、積層されたリードフレームP、P…は各々浮
上して1枚づつ分離される。
【0014】次いで、真空チャック23で最上位置のリ
ードフレームPを吸着した後、動作信号作成器17から
積分回路18に終了信号を出力して前記交流電流を減衰
させる。これにより、前記リードフレームPの残留磁気
は、交番磁場が減衰することにより減衰し、そして、前
記交番磁場がゼロになった時に消去する。次いで、搬送
アーム22を駆動して前記リードフレームPを搬送レー
ル5に載置し、この搬送レール5を介してリードフレー
ムPを半導体部品との接合位置まで搬送する。
【0015】従って、搬送中のリードフレームPは、残
留磁気が消去されているので、所定の位置に正確に、且
つ、円滑に搬送される。尚、本実施例では、リードフレ
ームPを分離浮上させた後に、真空チャック23で最上
位置のリードフレームPを保持するとしたが、真空チャ
ック23で最上位置のリードフレームPを吸着保持した
のち、前記電源13を駆動しても良い。これにより、バ
リ等が原因で2枚以上接合した状態で真空チャック23
に保持されたリードフレームP、P…を分離することが
できると共に、最上位置のリードフレームPの残留磁気
を消去することができる。
【0016】図5は本発明の第2の発明に係る実施例を
示すもので、薄板搬送装置の搬送レール5近傍を示す斜
視図である。本発明では、一定の交流電流を供給する交
流電源24に接続されたコイル25を搬送レール5を囲
むように設け、リードフレームPがコイル25のなかを
通過した後にリードフレームPの残留磁気を消去するも
のである。
【0017】第2の発明によれば、リードフレームPを
単にコイル25中を通過させるだけで、リードフレーム
Pの残留磁気を消去することができるので、交番磁場付
与装置から取り出されたリードフレームPには残留磁気
が残っていても良い。
【0018】なお、本実施例では、磁性薄板としてリー
ドフレームを用いて説明したが、これに限られるもので
はなく、磁場を付与して分離する磁性薄板であれば適用
できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の発明
に係る薄板搬送装置によれば、交番磁場付与装置の電磁
石の電源を、時間的に減衰する交流電流を供給する電源
とすることにより、磁性薄板の残留磁気を減衰させて消
去するようにしたので、磁性薄板を所定の位置に正確
に、且つ、円滑に搬送できる。
【0020】また、本発明の第2の発明に係る薄板搬送
装置によれば、搬送路を囲むコイルに電源から交流電流
を供給し、このコイル中に磁性薄板を通過させることで
磁性薄板の残留磁気を減衰させて消去するようにしたの
で、磁性薄板を所定の位置に正確に、且つ、円滑に搬送
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明に係る磁性薄板搬送装置の
実施例を示す正面図
【図2】本発明に係る磁性薄板搬送装置の実施例を示す
斜視図
【図3】本発明に係る磁性薄板搬送装置に適用された交
番磁場付与装置の電源のブロック図
【図4】図3に示した電源で作成される信号のタイミン
グチャート
【図5】本発明の第2の発明に係る磁性薄板搬送装置の
要部説明図
【符号の説明】
1…薄板搬送装置 2…収納部 3…交番磁場付与装置 4…取出装置 5…搬送レール 7…枠板 14…ソレノイドコイル 16…発振器 17…動作信号作成器 18…積分回路 19…乗算器 20…コンデンサ 24…交流電源 25…コイル P…リードフレーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納部に積層格納された複数枚の磁性薄
    板の両側に交番磁場を付与して前記磁性薄板を1枚ずつ
    分離、浮上させる電磁石を備えた交番磁場付与装置と、
    該交番磁場付与装置によって分離、浮上された最上位置
    の磁性薄板を保持して前記格納部から取り出す取出手段
    と、該取出手段によって取り出された前記磁性薄板を所
    定の位置に送り出す搬送路とを備えた磁性薄板搬送装置
    において、 前記交番磁場付与装置の電磁石の電源を、時間的に減衰
    する交流電流を供給する電源としたことを特徴とする磁
    性薄板搬送装置。
  2. 【請求項2】 格納部に積層格納された複数枚の磁性薄
    板の両側に交番磁場を付与して前記磁性薄板を1枚ずつ
    分離、浮上させる電磁石を備えた交番磁場付与装置と、
    該交番磁場付与装置によって分離、浮上された最上位置
    の磁性薄板を保持して前記格納部から取り出す取出手段
    と、該取出手段によって取り出された前記磁性薄板を所
    定の位置に送り出す搬送路とを備えた磁性薄板搬送装置
    において、 前記搬送路に該搬送路を囲むコイルと該コイルに交流電
    流を供給する電源とを設けたことを特徴とする磁性薄板
    搬送装置。
JP21412693A 1993-08-30 1993-08-30 磁性薄板搬送装置 Pending JPH0761631A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105752670A (zh) * 2016-05-09 2016-07-13 河北工业大学 一种铁磁性材料薄片连续输送及磁性分离装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105752670A (zh) * 2016-05-09 2016-07-13 河北工业大学 一种铁磁性材料薄片连续输送及磁性分离装置
CN105752670B (zh) * 2016-05-09 2017-12-19 河北工业大学 一种铁磁性材料薄片连续输送及磁性分离装置

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