JPH0761531A - 製造ラインに供給する部品箱 - Google Patents

製造ラインに供給する部品箱

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Publication number
JPH0761531A
JPH0761531A JP21315693A JP21315693A JPH0761531A JP H0761531 A JPH0761531 A JP H0761531A JP 21315693 A JP21315693 A JP 21315693A JP 21315693 A JP21315693 A JP 21315693A JP H0761531 A JPH0761531 A JP H0761531A
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JP
Japan
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parts
boxes
box
component
kanbans
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Application number
JP21315693A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Suzuki
新一 鈴木
Haruo Kosaka
治夫 匂坂
Ryota Hirokawa
良太 広川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP21315693A priority Critical patent/JPH0761531A/ja
Publication of JPH0761531A publication Critical patent/JPH0761531A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造ラインに供給する部品が収容された部品箱
を自動倉庫に収容するものであるか否かを容易に区別で
きるようにする。 【構成】外部工場から納品される部品を収容した部品箱
2〜7において、自動倉庫14に収納して一時保管する
必要がある部品箱2,3と一時保管が不要な部品箱5〜
7とを区別するため、部品箱2〜7又は各部品箱2〜7
に取り付けられる各種情報を示したかんばん2a〜7a
の少なくとも一方に色分けを施した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製造ラインに供給する部
品箱に係り、詳しくは製造ラインに供給する部品箱を自
動倉庫に一時保管するか否かを区別するための部品箱に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】生産・在庫の管理方法として、必要なと
きに生産し、調達するいわゆるかんばん方式が工場にて
採用され、製品が製造されている。このかんばん方式が
完全に行われると、生産過程においても流通過程におい
ても在庫を持つことがなく、在庫のためのコストを節減
することができる。
【0003】このかんばん方式による部品を収納する部
品箱の供給システムを図8に示す。トラック51等の輸
送手段は、予め発注された部品を収納する部品箱52,
53(このとき、部品箱52は4箱、部品箱53は8
箱)をパレット54に載置した状態で納品する。工場側
は納品された部品箱52,53をパレット54ごと製造
ライン55の近傍に設けられた部品棚56に搬送する。
【0004】部品棚56には部品箱52を配置する第1
収容棚56aと部品箱53を配置する第2収容棚56b
が設けられている。この第1及び第2収容棚56a,5
6bに部品箱52,53がそれぞれ最大6箱まで配置す
ることができる。この場合、第1収容棚56aには部品
箱52が3箱補充され、第2収容棚56bには部品箱5
3が4箱補充される。
【0005】この補充できなかった残りの部品箱52,
53は工場内に設けられた一時保管置き場に置かれるこ
とになるが、工場の敷地面積が狭いことから一時保管置
き場を設けることができない場合がある。そのため、補
充できなかった残りの部品箱52,53をパレット54
ごと自動倉庫57に収納して工場の敷地面積が狭くても
対応できるようにしていた。
【0006】そして、部品棚56の第1,2収容棚56
a,56bに配置される部品箱52,53が不足状態
(危険在庫)とならないように自動倉庫57から部品箱
52,53をパレット54ごと再び搬送し、第1,2収
容棚56a,56bに部品箱52,53を補充してい
る。
【0007】一方、製造ライン55の作業者58は部品
箱52,53に収容されている部品を使用して製品を製
造する。このとき、部品箱52,53の最初の部品を使
用する際、部品箱52,53毎に入れられたかんばん5
2a,53aを取り外し、かんばんポスト59に投入し
ている。このかんばん52a,53aには部品の品番、
製造工場、部品の数等の各種情報が数字やバーコード等
にて示されている。
【0008】又、部品箱52が3箱使用され、部品箱5
3が4箱使用されているので、かんばんポスト59には
かんばん52aが3枚、かんばん53aが4枚が投入さ
れている。
【0009】又、かんばんポスト59に投入されたかん
ばん52a,53aは回収員が予め定められた時間毎に
回収し、集められたかんばん52a,53aを図示しな
いバーコードリーダによって使用された部品の種類、部
品の数等を読み取って図示しないコンピュータに記憶さ
せるとともに、かんばん52a,53aを工場別に仕分
ける。仕分けられたかんばん52a,53aはその工場
に該当するトラック51の部品納入時のときに手渡す。
【0010】すると、トラック51はその手渡されたか
んばん52a,53aを工場に持ち帰り、その工場はそ
のかんばん52a,53aに基づいてその品番に該当す
る部品を使用された数だけ製造し、再びトラック51に
て輸送する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、製造ライン
55にて使用される部品は実際に何百種類もあるため、
部品箱の種類も実際にはかなり多いことになる。そし
て、部品箱52,53に収容される部品の大きさにも種
類がある。そのため、部品箱の中の部品が小さい場合、
その部品箱が1日に空き箱になる数箱は知れており、部
品箱の中の部品が大きく数個しか入らない場合、その部
品箱が1日に空き箱になる箱数は多くなる。従って、部
品の種類によって部品箱が発注先から納品される箱数に
も差が生じてくる。
【0012】即ち、部品箱が1日に空き箱になる箱数が
少ない場合、納品される箱数は少なく、部品箱が1日に
空き箱になる箱数が多い場合、納品される箱数は多くな
る。このとき、納品される部品箱の納品が多い場合に
は、製造ライン55の部品棚56へ納品された部品箱を
補充するが、全て補充することができず余りが発生す
る。そのため、余った部品箱を自動倉庫57に収容して
一時保管することが考えられている。
【0013】自動倉庫57への収容は、部品の管理上、
部品箱が納品されるときに自動倉庫57に収納する必要
がある部品箱と自動倉庫57に収納する必要がない部品
箱とを区別する必要がある。しかし、部品箱は大小の大
きさに差異があるものの、その大きさによって自動倉庫
57へ収納するものなのかを区別することができない。
【0014】又、部品箱毎にかんばん52a,53aが
入れられたり、その側面に嵌め込まれたりしているの
で、そのかんばん52a,53aを作業員が視認して自
動倉庫57に収納するものか、そうでないものかを判断
することも考えられる。
【0015】しかし、実際にかんばん52a,53aに
示されるバーコードや数値等の情報に基づいて部品箱を
自動倉庫57に収納するものであるか否かを判断するこ
とは到底容易なものではない。
【0016】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は製造ラインに供給する部
品が収容された部品箱を自動倉庫に収容するものである
か否かを容易に区別する製造ラインに供給する部品箱を
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、外部工場から納品される部品を収容した部
品箱において、自動倉庫に収納して一時保管する必要が
ある部品箱と一時保管が不要な部品箱とを区別するた
め、部品箱又は各部品箱に取り付けられる各種情報を示
したかんばんの少なくとも一方に色分けを施したことを
その要旨とする。
【0018】
【作用】従って、外部工場から納品される部品を収容し
た部品箱又は部品箱毎に入れられるかんばんの少なくと
も一方に色分けを施しており、この色分けに基づいて部
品箱を自動倉庫に収納して一時保管するものなのか、部
品箱を自動倉庫に収容して一時保管しなくてよいものな
のかを区別することが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図4,図7に基づいて説明する。図1に示すように、外
部の工場から輸送手段としてのトラック1は部品を収容
した部品箱2〜7をパレット8に載置した状態で納品先
の工場に輸送してくる。本実施例において、トラック1
は1日8時間の間に4回、つまり、2時間毎にトラック
1は部品箱2〜7を納品するようになっている。
【0020】又、図3〜図5に示すように、パレット8
に載置された部品箱2は6箱、部品箱3は12箱、部品
箱4は1箱、部品箱5は6箱、部品箱6,7はそれぞれ
2箱となっている。そして、部品箱2〜7毎に部品の種
類、その部品を製造した製造工場、収容される部品の数
等の各種情報を示したかんばん2a〜7aが外部側面に
嵌め込まれている。又、かんばん2a〜7aに示される
各種情報は数字やバーコードによって表されている。
【0021】更に、工場に設けられた自動倉庫14に収
納する必要のない部品箱5〜7にはそれを指示するため
に該部品箱5〜7に差し込まれたかんばん5a〜7aに
色分けが施されている。尚、本実施例においては、部品
箱5〜7の種類別に色が分けられている。
【0022】図7に示すように、工場には納品された部
品箱2〜7をパレット8ごと搬送するための搬送コンベ
アー9が設けられている。搬送コンベアー9の途中には
回転テーブル10が設けられている。そのため、搬送コ
ンベアー9によって搬送されるパレット8を回転テーブ
ル9上で停止させれば該パレット8を回転させることが
できるようになっている。
【0023】そして、納品時に部品箱2〜7の内、色分
けが施された部品箱5〜7はパレット8から降ろされる
ようになっている。この部品箱5〜7は図示しない別の
納品管理装置によって管理されるようになっている。
【0024】又、図1に示すように、納品先の工場に
は、自動倉庫14に収納される部品箱2,3の在庫を管
理するための入力処理装置11が設置されている。この
入力処理装置11はかんばん2a,3aのバーコードを
読み取るバーコード読取機12と、同一となるかんばん
2a,3aが入っている部品箱2,3が何箱あるかを入
力する入力キーを備えた納品箱数入力機13とから構成
されている。
【0025】従って、搬送コンベアー9によって搬送さ
れるパレット8を回転テーブル10上で停止させた後、
該パレット8を回転させながらバーコード読取機12に
よりかんばん2a,3aのバーコードを読み取らせる。
すると、納品箱数入力機13は読み取られたバーコード
と同じかんばん2a,3aが入っている部品箱2,3が
何箱あるかを質問してくるため、その箱数を入力キーに
よって入力する。
【0026】そして、自動倉庫14に前記入力処理装置
11によって納品処理登録が行われた部品箱2,3をパ
レット8ごと収納するようになっている。又、自動倉庫
14の近傍には在庫管理装置15が設けられている。こ
の在庫管理装置15は前記入力処理装置11のバーコー
ド読取機12と納品箱数入力機13とにより入力された
部品の種類や部品箱2,3の数を部品の種類別に記憶す
るようになっている。
【0027】又、納品先の工場には製品を組み立てるた
めの製造ライン16が設けられている。その製造ライン
16の近傍には納品処理された部品箱2〜7を配置する
ための部品棚17が設けられている。尚、図1には部品
箱2,3のみを配置した状態を示す。部品棚17には部
品箱2を収容するための第1収容棚17aと、該第1収
容棚17aの上部に設けられ、部品箱3を配置するため
の第2収容棚17bが設けられている。本実施例におい
ては、第1,2収容棚17a,17bには最大6箱まで
部品箱2,3を配置させることができるようになってい
る。尚、第1収容棚17aの下部には空となる部品箱
2,3を返却する返却棚17cが設けられている。
【0028】一方、製造ライン16で製造作業を行う作
業者18は部品棚17の第1,2収容棚17a,17b
に配置される部品箱2,3の部品や、図示しない部品棚
に配置される部品箱5〜7の部品を使用して製品を製造
する。このとき、部品箱2〜7内に収容される最初の部
品を使用する際、該部品箱2〜7内に入れられたかんば
ん2a〜7aをかんばんポスト19に投入するようにな
っている。
【0029】又、かんばんポスト19に投入されたかん
ばん2a〜7aは回収員が予め定められた所定時間毎に
回収を行うようになっている。そして、かんばん2a〜
7aの内、色分けが施されていないかんばん2a,3a
のバーコードを使用入力処理装置20によって読み取ら
せるようになっている。この使用入力処理装置20はか
んばん2a,3aに示されたバーコードを読み取るバー
コード読取機21と、同一種類のかんばん2a,3aが
何枚あるかを入力する入力キーを備えた使用枚数入力機
22とから構成されている。
【0030】本実施例においては、回収員がかんばんポ
スト19に投入されたかんばん2a〜7aを回収する回
収時間を次のように設定している。例えば、第1,2収
容棚17a,17bにそれぞれ6箱の部品箱2,3を供
給し、部品箱2,3内の部品を使用していったとき、部
品箱3の部品の方が早く使用されて第2収容棚17bの
空きスペースが早くなるとする。
【0031】この場合、部品箱3が第2収容棚17bに
6箱完全に補充された状態から危険在庫となる2箱にな
るまでにかかる時間が70分とすれば、トラック1の2
時間毎の納品毎に合わせてかんばん2a〜7aを回収す
ることは不可能である。
【0032】従って、この場合、トラック1の2時間毎
の納品時間と部品箱3が危険在庫になるまでの時間との
バランスを考慮し、かんばん2a〜7aの回収を1時間
毎に行うようになっている。又、部品箱3が第2収容棚
17bに6箱完全に補充された状態から危険在庫となる
2箱になるまでにかかる時間が40分とすれば、かんば
ん2a〜7aの回収を40分または余裕をみて30分ご
とにかんばん2a〜7aの回収を行うようになってい
る。
【0033】従って、バーコトード読取機21により例
えば1時間毎に回収されたかんばん2a,3aに示され
たバーコードを読み取らせると、使用枚数入力機22は
読み取られたバーコードと同じかんばん2a,3aが何
枚あるかを質問してくるため、その枚数を入力キーによ
って入力する。
【0034】又、使用入力処理装置20により使用入力
処理が行われたかんばん2a,3a及び色分けが施され
たかんばん5a〜7aは図示しない仕分け装置により外
部の工場別に仕分けられるようになっている。工場別に
仕分けられたかんばん2a〜7aは2時間毎に部品箱2
〜7を納品してくるトラック1の運転手に手渡す。
【0035】そして、運転手は工場に手渡されたかんば
ん2a〜7aを持ち帰り、このかんばん2a〜7aに基
づいた分の部品を製造し、そのかんばん2a〜7aを部
品箱2,3毎に差し込んで再び工場に輸送してくる。
【0036】一方、使用入力処理装置20は在庫管理装
置15と接続されている。そして、在庫管理装置15に
は使用入力処理装置20のバーコード読取機21と使用
枚数入力機21とにより入力された部品の種類やそのか
んばん2a,3aの数が入力されるようになっている。
【0037】又、在庫管理装置15は入力処理装置11
からの入力に基づいて部品の種類別毎に記憶された部品
箱2,3の数から使用入力処理装置20からの入力に基
づき部品の種類別に記憶された部品箱2,3(かんばん
2a,3a)の数を差し引くようになっている。
【0038】そして、在庫管理装置15は上記の差し引
きを行った部品の種類別毎に記憶された部品箱2,3の
数を自動倉庫14に収納されている部品箱2,3の在庫
数として管理するようになっている。
【0039】更に、在庫管理装置15は使用入力処理装
置20から1時間毎に入力されるかんばん2a,3aの
情報に基づいて部品箱2,3が何箱使用されたかを表示
するようになっている。この部品箱2,3の使用箱数分
だけ第1,2収容棚17a,17bに補充することがで
きる箱数となる。
【0040】従って、搬送作業者は在庫管理装置15に
表示された部品箱2,3をパレット8ごと自動倉庫14
から出庫し、使用された分だけの部品箱2,3をパレッ
ト8からフォークリフト等に移替え、この部品箱2,3
を製造ライン16の第1,2収容棚17a,17bに補
充するようになっている。
【0041】さて、外部の工場からトラック1によって
6箱の部品箱2、12箱の部品箱3、1箱の部品箱4,
5、2箱の部品箱6,7がパレット8に載置された状態
で納品される。納品された際、色分けが施されたかんば
ん5a〜7aの部品箱5〜7は自動倉庫14に収納する
必要がないので、これらの部品箱5〜7をパレット8か
ら降ろす。
【0042】この状態から搬送コンベアー9によりパレ
ット8ごと6箱の部品箱2、12箱の部品箱3が搬送さ
れる。そして、回転テーブル10上でパレット8を停止
させる。その後、1つの部品箱2に嵌め込まれているか
んばん2aに示されるバーコードを入力処理装置11の
バーコード読取機12によって読み取らせる。そして、
バーコードに基づいた情報と同じ情報となるかんばん2
aが入っている部品箱2が何箱あるかを納品箱数入力機
13が質問する。そのため、回転テーブル10によりパ
レット8ごと部品箱2,3を回転させながら部品箱2の
箱数を数え、納品箱数入力機13の入力キーの操作によ
り6箱であることを指示する。
【0043】同様に、1つの部品箱3に入れられている
かんばん3aに示されるバーコードを入力処理装置11
のバーコード読取機12によって読み取らせる。する
と、バーコードに基づいた情報と同じ情報となるかんば
ん3aが入っている部品箱3が何箱あるかを納品箱数入
力機13が質問する。そのため、回転テーブル10によ
りパレット8ごと部品箱2,3を回転させながら部品箱
3の箱数を数え、納品箱数入力機13の入力キーの操作
により12箱であることを指示する。
【0044】すると、在庫管理装置15は入力処理装置
11からの入力に基づいて部品の種類別に部品箱2,3
の数を記憶する。又、納品登録処理された部品箱2,3
はパレット8ごと自動倉庫11に収納される。
【0045】製造ライン16では作業者18は部品箱
2,3の部品や部品箱5〜7の部品を使用して製品を製
造する。このとき、部品箱2〜7の最初の部品を使用す
る際、部品箱2〜7に入れられているかんばん2a〜7
aをかんばんポスト19に投入する。この場合、かんば
んポスト19には部品箱2の2箱分のかんばん2aと、
部品箱3の4箱分のかんばん3aが入れられている。
尚、実際にはかんばん5a〜7aもかんばんポスト19
に投入されるが、説明の便宜上かんばん2a,3aのみ
が投入されているとする。又、かんばんポスト19に投
入されているかんばん2a,3aの枚数分だけ第1,2
収容棚17a,17bに部品箱2,3が補充することが
できる空きがある。
【0046】一方、かんばんポスト19に投入されたか
んばん2a,3aは回収員が1時間毎に回収する。回収
されたかんばん2a,3aのバーコードを使用入力処理
装置20のバーコード読取機21に読み取らせる。又、
同じ種類となるかんばん2a,3aが何枚あるかを使用
枚数入力機22の入力キーにより指示する。この場合、
かんばん2aは2枚であることを指示し、かんばん3a
は4枚であることを指示する。
【0047】在庫管理装置15は使用入力処理装置20
から入力された部品の種類別のかんばん2a,3a枚数
を入力処理装置11から入力された部品の種類別の部品
箱2,3の数から差し引く。このとき、入力処理装置1
1から在庫管理装置15に入力された部品箱2は6箱
で、部品箱3は12箱である。又、使用入力処理装置2
0から入力された部品箱2に該当するかんばん2aは2
枚で、部品箱3に該当するかんばん3aは4枚である。
【0048】従って、在庫管理装置15は部品箱2の6
箱からかんばん2aの2枚を差し引いて部品箱2を4箱
とし、部品箱3の12箱からかんばん3aの4枚を差し
引いて部品箱3を8箱とする。そして、この部品箱2,
3の箱数が自動倉庫14に収納されている在庫数とな
り、この在庫数を在庫管理装置15が管理する。
【0049】又、在庫管理装置15は使用入力処理装置
20から入力されたかんばん2a,3aの枚数に基づい
て第1及び第2収容棚17a,17bに配置された部品
箱2,3が何箱使用されたかを表示する。この場合、部
品箱2は2箱、部品箱3は4箱であることを表示する。
この表示に基づいて自動倉庫14から部品箱2,3をパ
レット8ごと出庫し、その箱数だけ部品箱2,3をフォ
ークリフト等に移して第1,2収容棚17a,17bに
搬送する。
【0050】この搬送された2箱の部品箱2と4箱の部
品箱3はそれぞれ第1,2収容棚17a,17bにそれ
ぞれ全て補充される。従って、かんばんポスト19に投
入されたかんばん2a,3aに基づいて部品箱2,3を
数を決定し、その決定した部品箱2,3の数を自動倉庫
14から第1,2収容棚17a,17bに搬送するた
め、補充できなかった部品箱2,3をわざわざ自動倉庫
14に搬送して戻し、再び再入庫させるといった面倒な
作業を行う必要がない。
【0051】この結果、かんばんポスト19に投入され
たかんばん2a,3aに基づいて部品箱2,3の箱数だ
け自動倉庫14から第1,2収容棚17a,17bに搬
送し、搬送した部品箱2,3を余りなく全て補充するこ
とができる。そのため、部品箱2,3を製造ライン16
に搬送する搬送作業を効率よく行うことができる。
【0052】尚、使用入力処理装置20のバーコード読
取機21によって処理されたかんばん2a,3aは図示
しない仕分け装置によって工場別に仕分けられ、2時間
毎に部品を納入するトラック1の運転手に手渡す。
【0053】更に、消費が早い部品箱3に着目し、その
部品箱3が危険在庫とならない時間タイミングとトラッ
ク1が納品してくるタイミングとのバランスをとって部
品箱2,3を自動倉庫14から必要な箱数だけ製造ライ
ン16の部品棚17に搬送することができる。この結
果、部品箱3の在庫が不足する危険在庫が発生すること
がなく、かつ、トラック1に対してバランスよくかんば
ん2a,3aを手渡すことができる。
【0054】更に、在庫管理装置15はかんばんポスト
19に投入されたかんばん2a,3aに基づいて自動倉
庫14に収納される部品箱2,3の在庫管理を容易に行
うことができる。
【0055】本発明においては、特に部品箱2,3に収
納される部品の数が少ない大物、中物部品が入る部品箱
2,3のみを自動倉庫14に収納するようにしてもよ
い。即ち、大物、中物部品が収納される部品箱2,3は
1日に何十箱も空き箱となる。又、大物、中物部品が入
った部品箱2,3の納品数は多いものの、第1,2収納
棚17a,17bに入る数は限られている。そのため、
一時保管置き場に置かれる部品箱2,3の数は多くなる
ため、そのスペースは当然広くなければならない。
【0056】しかし、この発明を採用すれば一時保管置
き場に置かれるスペースを必要とした部品箱2,3を自
動倉庫14に収納するので、一時保管置き場が狭い工場
であってもよく、しかも部品箱2,3の保管管理を容易
に行うことができるとともに、搬送効率を向上させるこ
とができる。
【0057】又、部品箱2〜7毎に嵌め込まれているか
んばん2a〜7aには部品箱2〜7を自動倉庫14に収
納する必要があるか否かを示すように色分けを施したの
で部品箱2〜7の区別を容易に行うことができる。この
結果、部品箱2〜7の納品時に自動倉庫14に収納する
必要がある部品箱2,3と、自動倉庫14に収納する必
要がない部品箱5〜7とを効率よく区別してパレット8
から降ろすことができる。
【0058】本実施例においては、かんばん2a〜7a
に色分けを施したので、かんばんポスト19に投入され
た後、回収されたかんばん2a〜7aの内、色分けされ
ていないかんばん2a,3aのみを使用入力処理装置2
0によって処理するように認識させるようにすることが
できる。
【0059】又、部品箱5〜7の種類別にかんばん5a
〜7aを色分けしたが、部品箱5〜7のかんばん5a〜
7aの色を同一にしてもよい。更に、自動倉庫14に収
納する部品箱2,3のかんばん2a,3aに色分けを施
すようにしてもよい。
【0060】又、本実施例においては、かんばん2a〜
7aに色分けを施して部品箱2〜7を自動倉庫14に収
納する必要があるか否かを区別するようにしたが、図
6,7に示すように、部品箱2〜7そのものに色分けを
施して自動倉庫14に収納する必要があるか否かを区別
するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、製
造ラインに供給する部品が収容された部品箱を自動倉庫
に収容するものであるか否かを容易に区別することがで
きる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造ラインに対して部品箱を供給する供給シス
テムを示す概略構成図である。
【図2】パレットに搭載された部品箱を示す斜視図であ
る。
【図3】パレットに搭載された部品箱を示す正面図であ
る。
【図4】パレットに搭載された部品箱を示す背面図であ
る。
【図5】別例となるパレットに搭載された部品箱を示す
正面図である。
【図6】別例となるパレットに搭載された部品箱を示す
背面図である。
【図7】搬送コンベアーによりパレットごと部品箱が搬
送される状態を示す説明図である。
【図8】従来の製造ラインに対して部品箱を供給する供
給システムを示す概略構成図である。
【符号の説明】
2〜7…部品箱、2a〜7a…かんばん、14…自動倉

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部工場から納品される部品を収容した
    部品箱において、自動倉庫に収納して一時保管する必要
    がある部品箱と一時保管が不要な部品箱とを区別するた
    め、部品箱又は各部品箱に取り付けられる各種情報を示
    したかんばんの少なくとも一方に色分けを施した製造ラ
    インに供給する部品箱。
JP21315693A 1993-08-27 1993-08-27 製造ラインに供給する部品箱 Pending JPH0761531A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002068426A (ja) * 2000-09-01 2002-03-08 Toppan Forms Co Ltd 資材搬送方法及び自動倉庫システム
WO2023188001A1 (ja) * 2022-03-29 2023-10-05 日本電気株式会社 ロボットシステム、処理方法、および記録媒体

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