JPH0761536A - 製造ラインに供給する部品の在庫管理方法及びそのシステム - Google Patents

製造ラインに供給する部品の在庫管理方法及びそのシステム

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JPH0761536A
JPH0761536A JP21315893A JP21315893A JPH0761536A JP H0761536 A JPH0761536 A JP H0761536A JP 21315893 A JP21315893 A JP 21315893A JP 21315893 A JP21315893 A JP 21315893A JP H0761536 A JPH0761536 A JP H0761536A
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JP
Japan
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parts
boxes
kanban
supplied
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JP21315893A
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English (en)
Inventor
Shinichi Suzuki
新一 鈴木
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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  • General Factory Administration (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造ラインに供給できなかった残りの部品箱を
自動倉庫に入庫し、その部品箱の在庫管理が容易に行え
るようする。 【構成】外部工場からトラック1にて予め定められた所
定時間毎に製造ライン8にて必要な部品を収容した部品
箱2,3が納品され、納品された部品箱2,3毎に入れ
られた部品の各種情報を示すかんばん2a,3aに基づ
いて部品の種類及び部品箱2,3の数を登録し、登録処
理された部品箱2,3を製造ライン8に供給補充した
後、補充できなかった残りの部品箱2,3を自動倉庫1
1に収納し、前記製造ライン8にて部品箱2,3の部品
が使用される毎に取り外されるかんばん2a,3aを回
収し、そのかんばん2a,3aに基づいて登録された各
種の部品箱2,3の数を差し引き自動倉庫11に収納さ
れる部品箱2,3の在庫数とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製造ラインに供給する部
品の在庫管理方法及びそのシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、在庫管理方法として、必要な物
を、必要な時に生産し、部品を調達するいわゆるかんば
ん方式が工場にて採用され、製品が製造されている。こ
のかんばん方式が完全に行われると、生産過程において
も流通過程においても在庫を持つことがなく、在庫のた
めのコストを節減することができる。
【0003】このかんばん方式による部品を収納する部
品の供給システムを図2に示す。トラック51等の輸送
手段は、予め発注された部品を収納する部品箱52a,
52b(このとき、部品箱52aを4箱、部品箱52b
を8箱)をパレット53に載置した状態で納品する。工
場側は納品された部品箱52a,52bをパレット53
ごと製造ライン54の近傍に設けられた部品棚55に搬
送する。
【0004】部品棚55には部品箱52aを配置する第
1収容棚56aと部品箱52bを配置する第2収容棚5
6bが設けられている。この第1及び第2収容棚56
a,56bに部品箱52a,52bが最大3箱まで配置
することができる。
【0005】この場合、第1収容棚56aには部品箱5
2aが1箱補充され、第2収容棚56bには部品箱52
bが2箱補充される。そのため、補充できなかったパレ
ット53上の部品箱52aは3箱、部品箱52bは6箱
となる。
【0006】この補充できなかった残りの部品箱52
a,52bは工場内に設けられた一時保管置き場に置か
れる。そして、部品棚55の第1,2収容棚56a,5
6bに配置される部品箱52a,52bが不足状態(危
険在庫)とならないように一時保管置き場に置かれた部
品箱52a,52bをパレット53ごと再び搬送し、第
1,2収容棚56a,56bに部品箱52a,52bを
補充する。
【0007】一方、製造ライン54の作業者57は部品
箱52a,52bに収容されている部品を使用して製品
を製造する。このとき、部品箱52a,52bの最初の
部品を使用する際、部品箱52a,52b毎に入れられ
たかんばん58a,58bを取り外し、子ポスト59の
予め指示された投入部59a,59bに投入している。
このかんばん58a,58bには部品の品番、製造工
場、部品の数等の各種情報が数字やバーコード等にて示
されている。
【0008】又、投入の際、ランプ60が点灯している
投入部59aにかんばん58a,58bが投入されてい
る。このとき、部品箱52aが1箱使用され、部品箱5
2bが2箱使用されてたので、投入部59aにはかんば
ん58aが1枚、かんばん58bが2枚が投入されてい
る。
【0009】又、子ポスト59に投入されたかんばん5
8a,58bは回収員が予め定められた時間毎に回収
し、一括に集めるための親ポスト61に投入するように
なっている。この親ポスト61にも投入部62a,62
bが設けられ、ランプ63が点灯している側の投入部6
2a,62bに投入するようになっている。このとき、
ランプ63が点灯している投入部62aにかんばん58
a,58bが投入されて一括的に集められる。
【0010】集められたかんばん58a,58bはバー
コードリーダ64によって使用された部品の種類、部品
の数等を読み取って図示しないコンピュータに記憶させ
るとともに、かんばん58a,58bを工場別に仕分け
る。仕分けられたかんばん58a,58bはその工場に
該当するトラック51の部品納入時のときに手渡す。
【0011】すると、トラック51はその手渡されたか
んばん58a,58bを工場に持ち帰り、その工場はそ
のかんばん58a,58bに基づいてその品番に該当す
る部品を使用された数だけ製造し、再びトラック51に
て輸送する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1,2収
容棚56a,56bに部品箱52a,52bを補充した
後、補充できなかった残りの部品箱52a,52bはパ
レット53ごと工場の一時保管置き場に置かれる。しか
し、工場によっては敷地が狭いことから一時保管置き場
を設けることができない場合がある。すると、補充でき
なかった残りの部品箱52a,52bをパレット53ご
と一時保管することができなくなるという問題がある。
【0013】この対策として、第1,2収容棚56a,
56bに補充できなかった残りの部品箱52a,52b
をパレット53ごと自動倉庫に収納することが考えられ
る。しかし、この自動倉庫を利用する場合、在庫管理
上、補充できなかった残り部品箱52a,52bの数を
カウントして自動倉庫に入庫する必要がある。その後、
第1,2収容棚56a,56bに部品箱52a,52b
を補充するため、パレット53ごと部品箱52a,52
bを自動倉庫から出庫し、第1,2収容棚56a,56
bに部品箱52a,52bに補充する。そして、補充で
きなかった残りの部品箱52a,52bを再び自動倉庫
に再入庫させる。このとき、残りの部品箱52a,52
bの数をカウントして自動倉庫に再入庫させ、部品箱5
2a,52bの在庫管理を行う必要がある。
【0014】従って、パレット53ごと部品箱52a,
52bを自動倉庫に入庫させる度に、残りの部品箱52
a,52bの数をカウントして在庫管理を行わなければ
ならないので在庫管理が大変面倒であるという問題があ
る。
【0015】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は製造ラインに供給できな
かった残りの部品を自動倉庫に入庫し、その部品の在庫
管理が容易に行える製造ラインに供給する部品の在庫管
理方法及びそのシステムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、外部工場から輸送手段にて
予め定められた所定時間毎に製造ラインにて必要な部品
が供給され、供給された部品毎に付属させた部品の各種
情報を示すかんばんに基づいて納品数を登録し、登録処
理された部品を製造ラインに供給補充した後、補充でき
なかった残りの部品を自動倉庫に収納し、前記製造ライ
ンにて部品が使用される毎に取り外される付属させたか
んばんを回収し、そのかんばんに基づいて登録された各
種の部品の数を差し引き自動倉庫に収納される部品の在
庫数としたことをその要旨とする。
【0017】請求項2記載の発明は、前記製造ラインに
供給配置される各種部品のうち、部品1個当たりの配置
時間が最も短い物を基準とし、その部品が配置される最
大配置数から不足となる配置数になるまでの消費時間に
合わせて製造ラインにて部品が使用される毎に取り外さ
れるかんばんを回収することをその要旨とする。
【0018】請求項3記載の発明は、製造ラインに供給
される部品の各種情報を示すかんばんに基づいて部品の
各種情報とその部品箱の数を入力する情報入力手段と、
情報入力が行われた部品箱を製造ラインに供給補充し、
その残りの部品を収納する自動倉庫と、製造ラインでに
配置される部品を使用する際、その部品に付属されてい
るかんばんを投入するかんばんポストと、前記かんばん
ポストに投入されたかんばんに示される部品の各種情報
とそのかんばんの枚数を入力する使用情報入力手段と、
前記情報入力手段によって入力される各種類の部品の数
から使用情報入力手段にて入力される種類の部品の数を
差し引いて自動倉庫に収納される部品の在庫数を管理す
る在庫管理手段とを備えたことをその要旨とする。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明において、外部工場から予
め定められた時間毎に製造ラインにて必要な部品が供給
される。この部品毎には部品の各種情報を示すかんばん
を付属させている。このかんばんに基づいて供給された
部品の種類及び部品箱の数を登録する。
【0020】登録処理された部品を製造ラインに供給補
充し、補充できなかった残りの部品を自動倉庫に収納す
る。製造ラインでは部品が使用される毎に取り外される
かんばんが回収される。このかんばんを登録された各種
類の部品の数から差し引くと自動倉庫に収納される部品
の在庫数となる。
【0021】請求項2記載の発明において、製造ライン
に配置される各種類のうち、部品1個当たりの配置時間
が最も短い物を基準する。そして、その部品が製造ライ
ンに配置される最大配置数から不足となる配置数までの
使用消費時間を求める。この使用消費時間に合わせて製
造ラインにて部品が使用される毎に取り外されるかんば
んを回収する。
【0022】請求項3記載の発明において、情報入力手
段により部品の各種とその部品の数が入力される。情報
入力が行われた部品は製造ラインに供給補充され、自動
倉庫には補充できなかった残りの部品が収納される。
【0023】かんばんポストには製造ラインに配置され
る部品を使用する際、その部品に付属されているかんば
んが投入される。使用情報入力手段によりかんばんポス
トに投入されたかんばんに示される部品の各種情報とそ
のかんばんの枚数が入力される。在庫管理手段は情報入
力手段によって入力される各種類の部品の数から使用情
報入力手段にて入力される種類の部品に対応したかんば
んの数を差し引いて自動倉庫に収納される部品の在庫数
として管理する。
【0024】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1に
基づいて説明する。外部の工場から輸送手段としてのト
ラック1は部品を収容した部品箱2,3をパレット4に
載置した状態で納品先の工場に輸送してくる。本実施例
においてパレット4に載置された部品箱2は4箱で、部
品箱3は8箱となっている。又、部品箱2,3毎に部品
の種類、その部品を製造した製造工場、収容される部品
の数等の各種情報を示したかんばん2a,3aが入れら
れるか、部品箱2,3の外部側面に嵌め込まれている。
又、かんばん2a,3aに示される各種情報は数字やバ
ーコードによって表されている。
【0025】納品先の工場には、情報入力手段としての
入力処理装置5が設置されている。この入力処理装置5
はかんばん2a,3aのバーコードを読み取るバーコー
ド読取機6と、同一となるかんばん2a,3aが入って
いる部品箱2,3が何箱あるかを入力する入力キーを備
えた納品箱数入力機7とから構成されている。
【0026】従って、バーコード読取機6によりかんば
ん2a,3aのバーコードを読み取らせると、納品箱数
入力機7は読み取られたバーコードと同じかんばん2
a,3aが入っている部品箱2,3が何箱あるかを質問
してくるため、その箱数を入力キーによって入力する。
【0027】又、納品先の工場には製品を組み立てるた
めの製造ライン8が設けられている。その製造ライン8
の近傍には前記入力処理装置5によって納品処理された
部品箱2,3を配置するための部品棚9が設けられてい
る。部品棚9には部品箱2を収容するための第1収容棚
10aと、該第1収容棚10aの上部に設けられ、部品
箱3を配置するための第2収容棚10bが設けられてい
る。本実施例においては、第1,2収容棚10a,10
bには最大3箱まで部品箱2,3を配置させることがで
きるようになっている。尚、第1収容棚10aの下部に
は空となる部品箱2,3を返却する返却棚10cが設け
られている。
【0028】そして、納品先の工場には自動倉庫11が
設けられている。この自動倉庫11には部品棚9の第
1,2収容棚10a,10bに補充できなかった部品箱
2,3がパレット4ごと収納されるようになっている。
【0029】又、自動倉庫11の近傍には在庫管理手段
としての在庫管理装置12が設けられている。この在庫
管理装置12は前記入力処理装置5のバーコード読取機
6と納品箱数入力機7とにより入力された部品の種類や
部品箱2,3の数を部品の種類別に記憶するようになっ
ている。
【0030】一方、製造ライン8で製造作業を行う作業
者13は部品棚9の第1,2収容棚10a,10bに配
置される部品箱2,3の部品を使用して製品を製造す
る。このとき、部品箱2,3内に収容される最初の部品
を使用するとき、該部品箱2,3内に入れられたかんば
ん2a,3aをかんばんポスト14に投入するようにな
っている。
【0031】又、かんばんポスト14に投入されたかん
ばん2a,3aは回収員が回収を行い、使用情報入力手
段としての使用入力処理装置15によって回収したかん
ばん2a,3aを読み取らせるようになっている。この
使用入力処理装置15はかんばん2a,3aに示された
バーコードを読み取るバーコード読取機16と、同一種
類のかんばん2a,3aが何枚あるかを入力する入力キ
ーを備えた使用枚数入力機17とから構成されている。
【0032】従って、バーコトード読取機16によりか
んばん2a,3aに示されたバーコードを読み取らせる
と、使用枚数入力機17は読み取られたバーコードと同
じかんばん2a,3aが何枚あるかを質問してくるた
め、その枚数を入力キーによって入力する。
【0033】又、使用入力処理装置15には図示しない
仕分け装置が設けられ、使用入力処理装置15によりか
んばん2a,3aの使用入力処理が行われた後、仕分け
装置により外部の工場別に仕分けられるようになってい
る。工場別に仕分けられたかんばん2a,3aは再び部
品を収容した部品箱2,3を輸送してくるトラックの運
転手に手渡す。
【0034】そして、運転手は工場に手渡されたかんば
ん2a,3aを持ち帰り、このかんばん2a,3aに基
づいた分の部品を製造し、そのかんばん2a,3aの部
品を部品箱2,3毎に入れて再び工場に輸送してくる。
【0035】一方、使用入力処理装置15は在庫管理装
置12と接続されている。そして、在庫管理装置12に
は使用入力処理装置15のバーコード読取機16と使用
枚数入力機17とにより入力された部品の種類やそのか
んばん2a,3aの数が入力されるようになっている。
【0036】又、在庫管理装置12は入力処理装置5か
らの入力に基づいて部品の種類別毎に記憶された部品箱
2,3の数から使用入力処理装置15からの入力に基づ
き部品の種類別に記憶された部品箱2,3(かんばん2
a,3a)の数を差し引くようになっている。
【0037】そして、在庫管理装置12は上記の差し引
きを行った部品の種類別毎に記憶された部品箱2,3の
数を自動倉庫11に収納されている部品箱2,3の在庫
数として管理するようになっている。
【0038】さて、外部の工場からトラック1によって
4箱の部品箱2と8箱の部品箱3とがパレット4に載置
された状態で輸送される。そして、1つの部品箱2に入
れられているかんばん2aに示されるバーコードを入力
処理装置5のバーコード読取機6によって読み取らせ
る。すると、バーコードに基づいた情報と同じ情報とな
るかんばん2aが入っている部品箱2が何箱あるかを納
品箱数入力機7が質問する。そのため、納品箱数入力機
7の入力キーの操作により4箱であることを指示する。
【0039】同様に、1つの部品箱3に入れられている
かんばん3aに示されるバーコードを入力処理装置5の
バーコード読取機6によって読み取らせる。すると、バ
ーコードに基づいた情報と同じ情報となるかんばん3a
が入っている部品箱3が何箱あるかを納品箱数入力機7
が質問する。そのため、納品箱数入力機7の入力キーの
操作により8箱であることを指示する。
【0040】すると、在庫管理装置12は入力処理装置
5からの入力に基づいて部品の種類別に部品箱2,3の
数を記憶する。又、納品処理された部品箱2,3はパレ
ット4ごと製造ライン8の部品棚9に搬送される。この
とき、第1収容棚10aには1箱の部品箱2が補充さ
れ、第2収容棚10bには2箱の部品箱3が補充され
る。そのため、パレット4には3箱の部品箱2と6箱の
部品箱3が載置されている。補充されなかった部品箱
2,3はパレット4ごと自動倉庫11に収納される。
【0041】製造ライン8では作業者13は部品箱2,
3の部品を使用して製品を製造する。このとき、部品箱
2,3の最初の部品を使用する際、部品箱2,3に入れ
られているかんばん2a,3aをかんばんポスト14に
投入する。そのため、かんばんポスト14には先程部品
箱2,3が補充された1枚のかんばん2a及び2枚のか
んばん3aが投入されている。
【0042】かんばんポスト14に投入されたかんばん
2a,3aは回収員が回収し、このかんばん2a,3a
に示されるバーコードを使用入力処理装置15のバーコ
ード読取機16によって読み取らせる。使用枚数入力機
17は読み取られたバーコードと同じかんばん2a,3
aが何枚あるかを質問するため、入力キーによってかん
ばん2aは1枚、かんばん3aは2枚と指示する。
【0043】又、使用入力処理装置15に設けられた図
示しない仕分け装置によりかんばん2a,3aは外部の
工場別に仕分けられる。そして、工場別に仕分けられた
かんばん2a,3aは部品を収容した部品箱2,3を納
品してくるトラック1の運転手に手渡す。
【0044】在庫管理装置12は使用入力処理装置15
から入力された部品の種類別のかんばん2a,3a枚数
を入力処理装置5から入力された部品の種類別の部品箱
2,3の数から差し引く。このとき、入力処理装置5か
ら在庫管理装置12に入力された部品箱2は4箱で、部
品箱3は8箱である。又、使用入力処理装置15から入
力された部品箱2に該当するかんばん2aは1枚で、部
品箱3に該当するかんばん3aは2枚である。
【0045】従って、在庫管理装置12は部品箱2の4
箱からかんばん2aの1枚を差し引いて部品箱2を3箱
とし、部品箱3の8箱からかんばん3aの2枚を差し引
いて部品箱3を6箱とする。そして、この部品箱2,3
の箱数が自動倉庫11に収納されている在庫数となり、
この在庫数を在庫管理装置12が管理する。
【0046】又、時間が経過すると部品棚9における第
1,2収容棚10a,10bに配置された部品箱2,3
内の部品が使用されて空きの部品箱2,3となると、そ
の空き部品箱2,3は返却棚10cにより返却される。
そのため、自動倉庫11からパレット4ごと部品箱2,
3を再び部品棚9に搬送し、第1,2収容棚10a,1
0bに補充できる分だけ部品箱2,3を補充する。そし
て、補充できなかった部品箱2,3は再びパレット4ご
と自動倉庫11に収容される。
【0047】又、在庫管理装置12は使用入力処理装置
15からかんばん2a,3aに示されるバーコード及び
かんばん2a,3aの枚数に基づき上記と同様の手順に
て自動倉庫11に収容される部品箱2,3の在庫数を更
新して在庫管理を行う。
【0048】従って、自動倉庫11に収納される部品箱
2,3の在庫管理を行うとき、在庫管理装置12に自動
倉庫11に入庫する際の部品箱2,3の数をカウントす
る必要がなく、在庫管理装置12はかんばんポスト14
に投入されたかんばん2a,3aに基づいて自動倉庫1
1に収納される部品箱2,3の在庫の管理を行うことが
できる。
【0049】この結果、部品棚9に供給できなかった残
りの部品箱2,3を再び自動倉庫11から部品箱2,3
を出庫させた後、更に供給できなかった部品箱2,3を
入庫させるたびごとに、それらの部品箱2,3の数をカ
ウントする必要がなく、自動倉庫11に収納される部品
箱2,3の在庫管理を容易に行うことができる。
【0050】又、一時保管置き場が無いような狭い工場
であっても自動倉庫11を使用すれば部品箱2,3の一
時管理を容易に行うことができる。更に、従来では一時
保管置き場に置かれた部品箱2,3(実際には数百点に
もなる部品の種類)から所望の部品箱2,3を捜し出す
のに多くの時間を費やしていた。本実施例では、自動倉
庫11に部品箱2,3を収納させるようにしたので、補
充したい部品箱2,3を迅速に検索して払い出すことが
できるので、捜し出す手間が省けるばかりか、部品箱
2,3の補充する作業を円滑に行うことができる。
【0051】ところで、従来はかんばんポスト14に投
入されたかんばん2a,3aの回収は基本的にトラック
1が部品を収容した部品箱2,3の納入回数に合わせて
回収時間を設定し、その回収時間に基づいて行われてい
る。又、一時保管置き場に置かれた残りの部品箱2,3
の在庫数は管理しておらず、適当な時間に第1,2収容
棚10a,10bに部品箱2,3を補充しているだけで
ある。
【0052】又、かんばん2a,3aの回収時間は1日
8時間労働として、その間にトラック1が4回部品箱
2,3を納品するとしたならば、2時間毎にかんばん2
a,3aを回収すれば良いことになる。そのため、部品
箱2,3の在庫管理を行うのに2時間毎にかんばん2
a,3aを回収し、その回収したかんばん2a,3aに
基づいて在庫管理装置12が自動倉庫11に収納される
部品箱2,3の数を更新して管理している。
【0053】しかし、1つの部品箱3が空き箱になるま
での時間よりも、1つの部品箱2が空き箱になる時間の
方が短いとする。そして、2時間の間に第1収容棚10
aに配置される2箱の部品を全て使用してしまうとなれ
ば、残りはあと1箱となるいわゆる危険在庫(不足状
態)となる。つまり、少なくとも第1収容棚10aに配
置される部品箱2が残り1箱となった時点で部品箱2が
補充されるようにしたい。
【0054】そのため、2時間で部品箱2の部品を2箱
使用するので、1時間で1箱の部品が使用されることに
なる。従って、かんばん2a,3aの回収時間を1時間
毎に行い、回収したかんばん2a,3aをバーコード読
取機16によって読み取らせる。
【0055】すると、在庫管理装置12は自動倉庫11
に収納されている部品箱2,3の在庫数を更新して管理
することな当然であるが、回収されたかんばん2a,3
aによって逆に部品棚9の第1,2収容棚10a,10
bに配置されている残りの部品箱2,3の数を知ること
ができるので、部品箱2,3の箱数が危険在庫に近い状
態であれば直ちに自動倉庫11からパレット4ごと部品
箱2,3を出庫し、部品棚9の第1,2収容棚10a,
10bに補充することができる。
【0056】又、1時間毎に回収したかんばん2a,3
aは2時間毎に部品納入に来るトラック1に手際よく手
渡すことができる。更に、部品棚9における第1,2収
容棚10a,10bにそれぞれ配置される部品箱2,3
が無くなって製造ライン8を停止させるといったことを
確実に防止することができる。
【0057】又、使用入力処理装置15とトラック1と
の間に図示しない他の製造ラインからも集められる一括
収集親ポストを設ける。そして、1時間毎に回収された
かんばん2a,3aのバーコード及びその枚数を使用入
力処理装置15によって入力した後、一括収集親ポスト
に投入するように構成してもよい。この一括収集親ポス
トに集められたかんばん2a,3aは図示しない仕分け
装置により工場別に仕分けられ、工場別に仕分けられた
かんばん2a,3aは部品の納品のために来たトラック
1の運転手に手渡す。
【0058】本実施例においては、納品された部品箱
2,3を全て自動倉庫11に収納する場合に具体化した
が、部品箱2,3に入る部品の数が多く、1日(8時間
の間)に数箱しか空き箱にならない部品箱2,3までを
自動倉庫11に必ず収納する必要はない。
【0059】本発明においては、特に部品箱2,3に収
納される部品の数が少ない大物、中物部品が入る部品箱
2,3のみを自動倉庫11に収納するようにしてもよ
い。即ち、大物、中物部品が収納される部品箱2,3は
1日に何十箱も空き箱となる。又、大物、中物部品が入
った部品箱2,3の納品数は多いものの、第1,2収納
棚10a,10bに入る数は限られている。そのため、
一時保管置き場に置かれる部品箱2,3の数は多くなる
ため、そのスペースは当然広くなければならない。
【0060】しかし、この発明を採用すれば一時保管置
き場に置かれるスペースを必要とした部品箱2,3を自
動倉庫11に収納するので、一時保管置き場が狭い工場
であってもよく、しかも部品箱2,3の保管管理を効率
よく行うことができる。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、製
造ラインに供給できなかった残りの部品を自動倉庫に入
庫し、その部品の在庫管理を容易に行うことができる優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造ラインに供給する部品箱の在庫管理システ
ムを示す構成図である。
【図2】製造ラインに供給する部品箱の流れを示す従来
の構成図である。
【符号の説明】
1…輸送手段としてのトラック、2a,3a…かんば
ん、5…情報入力手段としての情報入力装置、8…製造
ライン、11…自動倉庫、12…在庫管理手段としての
在庫管理装置、14…かんばんポスト、15…使用情報
入力手段としての使用情報入力装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部工場から輸送手段にて予め定められ
    た所定時間毎に製造ラインにて必要な部品が供給され、
    供給された部品毎に付属させた部品の各種情報を示すか
    んばんに基づいて納品数を登録し、登録処理された部品
    を製造ラインに供給補充した後、補充できなかった残り
    の部品を自動倉庫に収納し、前記製造ラインにて部品が
    使用される毎に取り外される付属させたかんばんを回収
    し、そのかんばんに基づいて登録された各種の部品の数
    を差し引き自動倉庫に収納される部品の在庫数とする製
    造ラインに供給する部品の在庫管理方法。
  2. 【請求項2】 前記製造ラインに供給配置される各種部
    品のうち、部品1個当たりの配置時間が最も短い物を基
    準とし、その部品が配置される最大配置数から不足とな
    る配置数になるまでの消費時間に合わせて製造ラインに
    て部品が使用される毎に取り外されるかんばんを回収す
    る請求項1記載の製造ラインに供給する部品の在庫管理
    方法。
  3. 【請求項3】 製造ラインに供給される部品の各種情報
    を示すかんばんに基づいて部品の各種情報とその部品箱
    の数を入力する情報入力手段と、 情報入力が行われた部品箱を製造ラインに供給補充し、
    その残りの部品を収納する自動倉庫と、 製造ラインでに配置される部品を使用する際、その部品
    に付属されているかんばんを投入するかんばんポスト
    と、 前記かんばんポストに投入されたかんばんに示される部
    品の各種情報とそのかんばんの枚数を入力する使用情報
    入力手段と、 前記情報入力手段によって入力される各種類の部品の数
    から使用情報入力手段にて入力される種類の部品の数を
    差し引いて自動倉庫に収納される部品の在庫数を管理す
    る在庫管理手段とを備えた製造ラインに供給する部品の
    在庫管理システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014119959A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Fujitsu Telecom Networks Ltd 進捗管理システム及び進捗管理装置
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