JP2002205801A - ピッキング装置 - Google Patents

ピッキング装置

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JP2002205801A
JP2002205801A JP2001002254A JP2001002254A JP2002205801A JP 2002205801 A JP2002205801 A JP 2002205801A JP 2001002254 A JP2001002254 A JP 2001002254A JP 2001002254 A JP2001002254 A JP 2001002254A JP 2002205801 A JP2002205801 A JP 2002205801A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保管庫への入出庫のスピードを早くして生産
性を向上すること。 【解決手段】 保管庫110を有するピッキング装置1
0において、複数の保管棚111のいずれかを入出庫間
口112とし、保管庫110の入出庫間口112に沿っ
てコンベヤ114を配置し、パレット荷をコンベヤ11
4により入出庫間口112に搬入、搬出可能にしたも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品のピッキング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、市場の成熟化とともに、物品の多
品種化と注文単位数の減少化、発注の多頻度化等を生
じ、物品の保管単位、ピッキング単位は多様化、小粒化
の傾向にある。即ち、パレット単位の注文は層単位やケ
ース単位へと変わり、ケース単位の注文は中箱単位(ダ
ース単位)やバラ単位(1個単位)へと変わり、従来の
自動倉庫等の保管庫を用いた物品のピッキングは複雑且
つ不効率になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術には以下の問
題点がある。 保管庫への物品の入庫や、保管庫からの物品の出庫を
台車等を用いて行なうものにあっては、入出庫のスピー
ドが遅く生産性が悪い。
【0004】自動倉庫等の保管庫で、各保管棚の高さ
をパレットにケースを満載した最大高さに対応し得るよ
うに設定しており、保管庫の高さ方向での高密度利用を
阻害し、保管効率の向上に困難がある。
【0005】本発明の課題は、保管庫への入出庫のスピ
ードを早くして生産性を向上することにある。
【0006】また、本発明の課題は、保管庫の高さ方向
での高密度利用を図り、保管効率を向上することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、多段
多列をなす複数の保管棚を備えた保管庫を有するピッキ
ング装置において、複数の保管棚のいずれかを入出庫間
口とし、保管庫の入出庫間口に沿ってコンベヤを配置
し、パレット荷をコンベヤにより入出庫間口に搬入、搬
出可能にしたものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記コンベヤの入出庫間口に対応する部分より
上流側にパレタイズ装置を配置し、複数の物品をそれぞ
れ収容した複数のケースをパレットに積載したパレット
荷として入庫可能にするとともに、前記コンベヤの入出
庫間口に対応する部分より下流側にデパレタイズ装置を
配置し、出庫したパレット荷をケース単位にばらして搬
出可能とするようにしたものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において更に、前記コンベヤが保管庫から荷仕分け搬送
ラインを経て保管庫に戻る循環路を形成するようにした
ものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かの発明において更に、前記保管庫が入庫間口から入庫
される荷の高さを検出する荷高さ検出器を有し、荷高さ
検出器が検出した荷の高さに応じて当該荷の保管先とな
る保管棚の棚高さを調整可能にしたものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て更に、前記保管庫が複数の物品を収容したケースをパ
レットにケース単位で積載して保管するとともに、該ケ
ースをケース単位で取出し可能とするケース単位保管区
分とされるとともに、複数の物品を収容したケースをパ
レットに複数層に段積みしたパレット単位で保管すると
ともに、該ケースを層単位で取出し可能とするパレット
単位保管区分を有し、制御コンピュータが、出荷計画デ
ータに基づき、パレット単位保管区分とケース単位保管
区分とを制御し、パレット単位保管区分とケース単位保
管区分からそれらの物品を仕分け搬送ラインへと出荷す
るピッキング装置であって、制御コンピュータは、同一
品種物品について、ケース単位保管区分の在庫数Pの方
が出荷総数Oより多いときには、ケース単位保管区分の
中から必要数Oの物品を出荷し、ケース単位保管区分の
在庫数Pの方が出荷総数Oより少ないときには、ケース
単位保管区分の在庫数Pの物品の全数を出荷し、不足数
(O−P)をパレットの層単位数に切上げ算出し、算出
した層数分のケースをパレット単位保管区分から取出し
てこの層数分のケースの中から該不足数(O−P)の物
品を出荷し、この出荷後の余剰ケースをケース単位保管
区分に戻すようにしたものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば下記、の作用があ
る。 保管庫の入出庫間口に沿ってコンベヤを配置したか
ら、保管庫への物品の入庫や出庫に際し、作業者が保管
庫の周辺を歩き回る等がなく、入出庫のスピードを早く
して生産性を向上できる。
【0013】保管庫の入出庫間口にパレット荷を搬入
/搬出することにより、物品をパレット荷の荷姿にまと
めて出し入れできるから、入出庫頻度が少なくなり、入
出庫のスピードを早くして生産性を向上できる。
【0014】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 保管庫の入出庫間口の前後にパレタイズ装置とデパレ
タイズ装置を設置したから、パレット荷の形成、段ばら
しを機械化でき、入出庫のスピードを早くして生産性を
向上できる。
【0015】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 保管庫から出庫したパレット荷の全ケースをデパレタ
イズ装置によりケース単位にばらして搬出し、この搬出
後の余剰ケースを荷仕分け搬送ラインを経てパレタイズ
装置の上流に戻すことにより、パレット荷の全ケースの
うちの一部だけを必要とする場合にも、入出庫間口で必
要数のケースを選別して取出す煩雑な作業を施す必要が
なくなり、必要数のケースを取出す作業の機械化を促進
できる。
【0016】請求項4の発明によれば下記の作用があ
る。 保管庫に入庫される荷の高さを検出し、この荷の高さ
に応じて当該荷の保管先となる保管棚の棚高さを調整す
ることにより、上下の保管棚の間の空きスペースを最小
限にできるから、保管庫の高さ方向での高密度利用を図
り、保管効率を向上することができる。
【0017】請求項5の発明によれば下記〜の作用
がある。 パレット単位保管区分やケース単位保管区分から搬出
されたケースの出荷後に、ケース単位保管区分へ戻され
る余剰ケースがあるときには、必ずケース単位保管区分
での同一品種物品の在庫は空になっているから、ケース
単位保管区分の在庫パレットを1品種1パレットの最少
量にできる。
【0018】ケース単位保管区分の在庫数Pの方が出
荷総数Oより多いときには、ケース単位保管区分から必
要数Oが出荷されるか、又はとりあえず全数Pが出荷さ
れてその余剰ケースがケース単位保管区分に戻される。
ケース単位保管区分から必要数Oだけを出荷したときに
は、ケース単位保管区分への戻りがないから、ケース単
位保管区分で同一品種の在庫パレットを入庫間口に用意
する必要がない。また、ケース単位保管区分からとりあ
えず全数Pを出荷したときには、余剰ケースのケース単
位保管区分への戻り時に、ケース単位保管区分に既在庫
がなくなっているから、ケース単位保管区分の入庫間口
に全く新規なパレットを用意し、余剰ケースをこの新規
なパレットに積載すれば良い。従って、ケース単位保管
区分(保管庫)への戻りケースをパレタイズ装置を用い
てパレット荷とするパレタイズ作業を単純、高速化でき
る。
【0019】ケース単位保管区分の在庫数Pの方が出
荷総数Oより少ないときには、ケース単位保管区分から
在庫数Pの全数を出荷し、パレット単位保管区分から不
足数(O−P)を出荷する。従って、パレット単位保管
区分から出荷後の余剰ケースのケース単位保管区分への
戻り時には、ケース単位保管区分に既在庫がなくなって
いるから、ケース単位保管区分の入庫間口に全く新規な
パレットを用意し、余剰ケースはこの新規なパレットに
積載すれば良い。従って、ケース単位保管区分(保管
庫)への戻りケースをパレタイズ装置を用いてパレット
荷とするパレタイズ作業を単純、高速化できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1はピッキング装置を示す模式
図、図2はピッキング装置によるケースオーダーピッキ
ング方法を示す模式図、図3はピッキング装置によるバ
ラオーダーピッキング方法を示す模式図、図4はパレッ
トの荷姿を示す模式図、図5は保管庫を示す断面図、図
6は保管庫を示す正面図である。
【0021】図1に示す如く、ピッキング装置10は、
制御コンピュータ11から転送されてくる出荷計画デー
タに基づく、同一配送方面に入る複数の店分を1つにま
とめたバッチオーダーを処理するように、パレット単位
保管区分20と、ケース単位保管区分30を制御し、バ
ッチオーダーに応じたケース単位、バラ単位(1個単
位)で物品を仕分け搬送ライン50へと出荷する。そし
て、仕分け搬送ライン50では、配送方面を同一とする
ケースオーダーとバラオーダーの各バッチオーダー毎に
分岐したケースオーダー用の分岐荷揃えライン60Aと
バラオーダー用の分岐荷揃えライン60Bへとそれらケ
ース単位、バラ単位の物品を仕分ける。更に、分岐荷揃
えライン60A、60Bでは、それらケース単位、バラ
単位の物品を店別に仕分けして払い出し、配送車に積込
み可能とする。
【0022】このとき、ピッキング装置10では、図4
に示す如く、広幅サイズ(例えば1100mm×1100mm)の標
準パレット101と、狭幅サイズ(例えば1320mm×550m
m、又は1100mm×660mm)の狭幅パレット102を併用す
る。本実施形態では、標準パレット101に多層状に積
層してあったケースのうちの、1層分のケース1を狭幅
サイズ102に積み込み可能とする。尚、狭幅パレット
102のパレット荷は、複数の物品を収容した上述のケ
ース1に加え、物品を1個単位で収容するトレー、コン
テナ、開封したケース等のバラ搬送容器2を混載可能と
している。
【0023】パレット単位保管区分20は、複数の物品
を収容したケースを標準パレット101に複数層に段積
みしたパレット単位で保管するとともに、デパレタイズ
装置21により該ケースをパレットの層単位で取出し可
能とする。
【0024】ケース単位保管区分30は、複数の物品を
収容したケースを狭幅パレット102にケース単位で積
載して保管するとともに、該ケースをケース単位で取出
し可能とする。
【0025】尚、ケース単位保管区分30では、狭幅パ
レット102に、ケースを上述の如くにケース単位で積
載するとともに、物品を1個単位で収容した前述のバラ
搬送容器にも混載できる。
【0026】従って、ケース単位保管区分30では、狭
幅パレット102に、複数の物品を収容したケース1を
ケース単位で積載したケース単位保管部30Aを形成す
るとともに、物品を1個単位で収容したバラ搬送容器2
も混載したバラ単位保管部40Aを併せ形成するものと
なる。
【0027】しかるに、ピッキング装置10によるケー
スオーダーピッキング方法とバラオーダーピッキング方
法はそれぞれ以下の如く実行される。
【0028】(ケースオーダーピッキング方法)(図
1、図2) (A)同一品種物品のケースについて、バッチオーダーの
出荷総数(必要数)Oを作り出すための計算式を以下の
通りとする。但し、Pはケース単位保管区分30(ケー
ス単位保管部30A)の在庫数、Fはパレット単位保管
区分20から取出されるパレットの層数、Cはパレット
単位保管区分20におけるパレットの1層分のケース
数、Sはパレット単位保管区分20から取出したケース
を仕分け搬送ライン50に出荷した後の余剰ケース数と
する。 O=P+FC−S …式1 F=(O−P)/C …式2 S=P+FC−O …式3
【0029】(B)制御コンピュータ11は、式1〜式3
を用いて、以下の如く制御する。 (1)O−Pにより、O<Pのとき、即ち、ケース単位保
管区分30の在庫数Pの方が出荷総数Oより多いときに
は、ケース単位保管区分30の中から必要数Oのケース
を仕分け搬送ライン50からケースオーダー用の各分岐
荷揃えライン60Aへ出荷する。このとき、(a)ケース
単位保管区分30から必要数Oだけを取出し各分岐荷揃
えライン60Aへ出荷する方法と、(b)ケース単位保管
区分30から在庫数Pの全数を取出し、この中から必要
数Oを各分岐荷揃えライン60Aへ出荷し、この出荷後
の余剰ケースを下記(3)によりケース単位保管区分30
へ返却する方法とがある。
【0030】(2)O−Pにより、O≧Pのとき、即ちケ
ース単位保管区分30の在庫数Pの方が出荷総数Oより
少ないときには、ケース単位保管区分30の在庫数Pの
全数のケースを仕分け搬送ライン50から各分岐荷揃え
ライン60Aへ出荷し、不足数(O−P)を式2により
パレットの層単位数に切上げ算出し、この算出値をデパ
レタイズ装置21のピッキングデータとする。デパレタ
イズ装置21は算出した層数F分のケース(FC個)を
パレット単位保管区分20から取出し、該不足数(O−
P)のケースを仕分け搬送ライン50から各分岐荷揃え
ライン60Aへ出荷する。
【0031】(3)仕分け搬送ライン50は、パレット単
位保管区分20、ケース単位保管区分30から取出され
たケースのうちの必要数(O−P)のケースを各分岐荷
揃えライン60Aに分配出荷し、この出荷後の余剰ケー
スS=P+FC−Oをケース単位保管区分30へ返却又
は入荷する。
【0032】(4)上述(2)で、ケース単位保管区分30の
在庫数Pの方が出荷総数Oより少ないときに、ケース単
位保管区分30からの在庫数Pの全数の出荷と、パレッ
ト単位保管区分20からの不足数(O−P)の出荷と
は、ケース単位保管区分30からの出荷を優先する。こ
れにより、上述(3)の余剰返却分はパレット単位保管区
分20から取出されたものになり、物品の先入れ/先出
しを保証できる。物品の品種等により先入れ/先出しの
必要がなければ、ケース単位保管区分30からの出荷の
優先を取下げれば良い。
【0033】尚、ピッキング装置10は、パレット単位
保管区分20、ケース単位保管区分30から払い出され
るケースに表示されている物品品種を読取る品種読取り
用バーコードリーダ22、31をパレット単位保管区分
20、ケース単位保管区分30の搬出口に設け、仕分け
搬送ライン50から各分岐荷揃えライン60Aへの分岐
口に仕分け確認用バーコードリーダ51Aを設け、仕分
け搬送ライン50からケース単位保管区分30への搬入
口に返却/入荷確認用バーコードリーダ52を設けてあ
る。これにより、制御コンピュータ11は、バーコード
リーダ22、31の読取り結果により仕分け搬送ライン
50に取出されるケースに表示されている品種を認識
し、各分岐荷揃えライン60Aに出荷すべき当該品種の
ケースを必要数だけ仕分け搬送ラインから当該荷揃えラ
イン60Aに分岐させるべく、仕分け確認用バーコード
リーダ51Aによってその分岐の実行を管理する。ま
た、制御コンピュータ11は、各荷揃えライン60Aで
生じた余剰ケースに添付される後述の返却ラベルを返却
/入荷確認用バーコードリーダ52によって読取り、そ
の余剰ケースを仕分け搬送ライン50からケース単位保
管区分30へ返却する。
【0034】(バラオーダーピッキング方法)(図1、
図3) (A)同一品種物品について、バッチオーダーの出荷総数
(必要数)Oを作り出すための計算式を以下の通りと
する。但し、Pはケース単位保管区分30にあるバラ
搬送容器2(バラ単位保管部40A)の在庫数、F
ケース単位保管区分30(ケース単位保管部30A)か
ら取出されるケース数、Cは1ケース分の物品数、S
はケース単位保管区分30から取出したケース内の物
品を仕分け搬送ライン50に出荷した後の余剰物品数と
する。 O=P+F−S …式1 F=(O−P)/C …式2 S=P+F−O …式3
【0035】(B)制御コンピュータ11は、式1〜式3
を用いて、以下の如く制御する。 (1)O−Pにより、O<Pのとき、即ち、バラ
単位保管部40Aの在庫数Pの方が出荷総数Oより
多いときには、バラ単位保管部40Aの中から必要数O
の物品を仕分け搬送ライン50からバラオーダー用の
各分岐荷揃えライン60Bへ出荷する。このとき、(a)
バラ単位保管部40Aから必要数Oだけを取出し各分
岐荷揃えライン60Bへ出荷する方法と、(b)バラ単位
保管部40Aから在庫数Pの全数を取出し、この中か
ら必要数Oを各分岐荷揃えライン60Bへ出荷し、こ
の出荷後の余剰物品を下記(3)によりバラ単位保管部4
0Aへ返却する方法とがある。
【0036】(2)O−Pにより、O≧Pのと
き、即ちバラ単位保管部40Aの在庫数Pの方が出荷
総数Oより少ないときには、バラ単位保管部40Aの
在庫数Pの全数の物品を仕分け搬送ライン50から各
分岐荷揃えライン60Bへ出荷し、不足数(O
)を式2によりケース単位数に切上げ算出し、この
算出値をケース単位保管区分30からのピッキングデー
タとする。算出したケース数Fの物品(F個)
をケース単位保管区分30から取出し、該不足数(O
−P)の物品を仕分け搬送ライン50から各分岐荷揃
えライン60Bへ出荷する。
【0037】(3)仕分け搬送ライン50は、ケース単位
保管区分30、バラ単位保管部40Aから取出された物
品のうちの必要数(O−P)の物品を各分岐荷揃え
ライン60Bに分配出荷し、この出荷後の余剰物品S
=P+F−Oをバラ単位保管部40Aへ返却
又は入荷する。
【0038】(4)上述(2)で、バラ単位保管部40Aの在
庫数Pの方が出荷総数Oより少ないときに、バラ単
位保管部40Aからの在庫数Pの全数の出荷と、ケー
ス単位保管区分30からの不足数(O−P)の出荷
とは、バラ単位保管部40Aからの出荷を優先する。こ
れにより、上述(3)の余剰返却分はケース単位保管区分
30のケース単位保管部30Aから取出されたものにな
り、物品の先入れ/先出しを保証できる。物品の品種等
により先入れ/先出しの必要がなければ、バラ単位保管
部40Aからの出荷の優先を取下げれば良い。
【0039】尚、ピッキング装置10は、バラ単位保管
部40Aから払い出される物品又は、後述する搬送容器
に表示されている物品品種を読取る品種読取り用バーコ
ードリーダとしてケース単位保管区分30の搬出口に設
けてある前述のバーコードリーダ31を用い、仕分け搬
送ライン50から分岐荷揃えライン60Bへの分岐口に
仕分け確認用バーコードリーダ51Bを設け、仕分け搬
送ライン50からバラ単位保管部40Aへの返却/入荷
確認用バーコードリーダとして前述のバーコードリーダ
52を用いる。これにより、制御コンピュータ11は、
品種読取り用バーコードリーダ31により仕分け搬送ラ
イン50に取出される物品又はその搬送容器2に表示さ
れている品種を認識し、各荷揃えライン60Bに出荷す
べき当該品種の物品を必要数だけ仕分け搬送ライン50
から当該荷揃えライン60Bに分岐させるべく、仕分け
確認用バーコードリーダ51Bによってその分岐の実行
を管理する。また、制御コンピュータ11は、各荷揃え
ライン60Bで生じた余剰物品又はその搬送容器2に貼
付される後述の返却ラベルを返却/入荷確認用バーコー
ドリーダ52によって読取り、その余剰物品を仕分け搬
送ライン50からバラ単位保管部40Aへ返却する。
【0040】ピッキング装置10は、バラオーダーピッ
キング方法の実行に際し、バラ単位保管部40Aの在庫
数Pの方が出荷総数Oより少ないとき、不足数O
−P をケース単位数に切上げ算出したケース数F
ケースのピッキングは、前述のケース単位保管区分30
によることに限定されず、パレット単位保管区分20や
デパレタイズ装置21を利用しても良いし、その他ロー
ルボックスパレット単位で保管しておいた物品を取出し
て出荷しても良い。
【0041】以下、ピッキング装置10の具体的構成に
ついて説明する。 (パレット単位保管区分20)パレット単位保管区分2
0は、自動倉庫を用いることができ、標準パレット10
1のパレット荷(図4(A))を保管する。但し、パレ
ット単位保管区分20は、出荷総数Oを満たすに足る単
品標準パレット101(1パレットの全層が同一品種物
品)又は層単位組合せ標準パレット101(1パレット
の各層で異品種物品)を、コンベヤライン又はフォーク
リフトトラックによりデパレタイズ装置21に持ち込む
ものでも良い。
【0042】(ケース単位保管区分30)ケース単位保
管区分30は、図1、図5、図6に示す如くの保管庫1
10を用いることができる。
【0043】保管庫110は、多段多列をなす複数の保
管棚111を備え、複数の保管棚111のいずれかを入
出庫間口112とする。入出庫間口112は、同一間口
を入庫間口と出庫間口の両方に用いるものであるが、保
管庫110では入庫間口と出庫間口として互いに別間口
を用いても良い。保管庫110は、スタッカクレーン1
13を備え、入出庫間口112から入庫される狭幅パレ
ット102のパレット荷(図4(B))をスタッカクレ
ーン113によりいずれかの保管棚111に移動し、各
保管棚111のパレット荷をスタッカクレーン113に
より入出庫間口112に移動する。
【0044】保管庫110は、入出庫間口112に沿っ
てコンベヤ114を配置し、狭幅パレット102のパレ
ット荷をコンベヤ114により入出庫間口112に搬
入、搬出可能とする。保管庫110は、コンベヤ114
の入出庫間口112に対応する部分より上流側にパレタ
イズ装置115を配置し、複数の物品をそれぞれ収容し
た複数のケース1、バラ搬送容器2を狭幅パレット10
2に積載したパレット荷として入庫可能とする。また、
保管庫110は、コンベヤ114の入出庫間口112に
対応する部分より下流側にデパレタイズ装置116を配
置し、出庫した狭幅パレット102のパレット荷をケー
ス単位にばらして搬出可能とする。
【0045】保管庫110は、入出庫間口112の前面
に、コンベヤ114の搬送レベルに対する下方待機位置
と上方作業位置との間をエアチューブ等からなる昇降装
置117により上下する入出庫トランスファ118(モ
ータ118A)を備える。入出庫トランスファ118は
待機位置において、パレタイズ装置115から供給され
る狭幅パレット102のパレット荷をコンベヤ114に
より入出庫間口112に搬入可能とする。入出庫トラン
スファ118は待機位置から作業位置に上昇してコンベ
ヤ114上のパレット荷を預かり、このパレット荷を入
出庫間口112に入庫し、又は入出庫間口112から出
庫されるパレット荷を受入れる。入出庫トランスファ1
18は作業位置から待機位置に下降して、入出庫間口1
12から受入れたパレット荷をコンベヤ114に受渡
す。
【0046】保管庫110では、スタッカクレーン11
3により入出庫間口112に出庫した狭幅パレット10
2のパレット荷の全ケースを搬出するときにはデパレタ
イズ装置116を用い、パレット荷のケース単位保管部
30Aの一部のケース1、又はバラ単位保管部40Aの
バラ搬送容器2から必要数の物品を搬出するときには、
オペレータが入出庫間口112で該パレット荷から必要
数のケース1又は物品だけを取出し、残りのパレット荷
をスタッカクレーン113により保管棚111に戻す。
このとき、保管庫110は、入出庫間口112の上部に
ケースピッキング表示部36、バラピッキング表示部3
7を備え、スタッカクレーン113により入出庫間口1
12に出庫した狭幅パレット102のパレット荷からケ
ースピッキング表示部36が表示する必要数のケース1
をピッキングし、またバラピッキング表示部37が表示
する必要数の物品をバラ搬送容器2からピッキングし、
これらのピッキングしたケース1、物品をコンベヤ11
4にて搬出する。尚、入出庫間口112の上部には、オ
ペレータのためのピッキング要求ランプ兼完了ボタンス
イッチ38が設けられている。
【0047】保管庫110は、入出庫間口112に出庫
した狭幅パレット102のパレット荷の全ケース1をデ
パレタイズ装置116によりケース単位にばらして搬出
し、この搬出後の余剰ケースをパレタイズ装置115の
上流に戻し、同一品種物品の余剰ケースをパレタイズ装
置115により狭幅パレット102に積載したパレット
荷として入出庫間口112に再入庫できる。このとき、
出庫した狭幅パレット102のパレット荷にバラ搬送容
器2が混載されていれば、デパレタイズ装置116によ
りこのバラ搬送容器2も他のケース1とともに搬出し、
その後パレタイズ装置115により余剰ケース1ととも
にパレット荷として再入庫する。
【0048】保管庫110は、コンベヤ114に沿う最
下流側と最上流側の間口に空パレットマガジン119
A、119Bを設置している。空パレットマガジン11
9Aはデパレタイズ装置116に対応し、デパレタイズ
装置116によって全ケースを排出された狭幅パレット
102を集積する。空パレットマガジン119Aの空パ
レット102は、スタッカクレーン113により空パレ
ットマガジン119Bに移送される。空パレットマガジ
ン119Bはパレタイズ装置115に対応し、空パレッ
トをパレタイズ装置115に供給する。尚、空パレット
マガジン119Aから空パレットマガジン119Bへの
空パレットの移送は、スタッカクレーン113によら
ず、コンベヤ114に併設される空パレット移送コンベ
ヤによっても良い。
【0049】保管庫110は、入出庫間口112から入
庫されるパレット荷の高さを検出する荷高さ検出器12
0を有し、荷高さ検出器120が検出したパレット荷の
高さに応じて当該荷の保管先となる保管棚111の棚高
さHを調整可能とする。本実施形態では、荷高さ検出器
120を構成する投受光器を入出庫間口112の両側に
設置し、パレット荷が入出庫間口112に位置付けられ
ると同時にその荷の高さを自動的に検出する。また、保
管庫110は保管棚111の左右両側に左右一対をなす
多数対のパレット受121を上下に小刻みのピッチで多
段状に固定してあり、スタッカクレーン113により今
回のパレット荷の狭幅パレット102をいずれの段のパ
レット受121に差し込むかの制御により棚高さが調整
される。
【0050】ピッキング装置10では、パレット単位保
管区分20の標準パレット101から取出した1層分の
ケースを一旦仕分け搬送ライン50に払い出し、仕分け
搬送ライン50から分岐荷揃えライン60Aに出荷した
後の余剰ケースだけを狭幅パレット102に積み替えて
ケース単位保管区分30に入荷するものであるから、ケ
ース単位保管区分30の保管量は必ずパレット単位保管
区分20におけるパレット荷の1層未満に納まり、保管
負担を小さくできる。
【0051】ピッキング装置10において、ケース単位
保管区分30(保管庫110)へのケースの入庫は、パ
レット単位保管区分20の余剰ケースによることに限ら
ず、パレット単位保管区分20とは別ルートで搬入され
てくる標準パレット101のパレット荷を狭幅パレット
102に積み替えて入庫されるものであっても良い。
【0052】ピッキング装置10への入荷品の荷姿単位
が、パレット単位や層単位に揃わない品種(出荷頻度の
低いC管理品、在庫稀少品、又は季節品の終了品等)に
ついては、工場等の外部保管場から層単位やケース単位
で狭幅パレット102に積み替えたものをケース単位保
管区分30へ入庫し、この新入庫品を同一品種の既在庫
品の出荷後に出荷させることもできる。
【0053】(バラ単位保管部40A)バラ単位保管部
40Aは、前述した如く、トレー、コンテナ、開封した
ケース等の搬送容器2に物品を入れ、該搬送容器2に物
品品種コードを記録した表示ラベルを貼付けて仕分け搬
送ライン50へ払い出す。
【0054】(仕分け搬送ライン50)仕分け搬送ライ
ン50は、保管庫110のコンベヤ114を含んで循環
路を構成し、ループ状のベルトキャリア式ソータ等を用
いることができる。仕分け搬送ライン50は、パレット
単位保管区分20、ケース単位保管区分30(バラ単位
保管部40A)から払い出されたケース、物品を、それ
らに貼付の表示ラベルの仕分けデータに従って、各分岐
荷揃えライン60A、60Bに分配出荷した後、余剰ケ
ース、余剰物品を計数し、余剰ケースはケース単位保管
区分30へ返却/入荷し、余剰物品はバラ単位保管部4
0Aへ返却/入荷する。
【0055】そして、仕分け搬送ライン50は、各分岐
荷揃えライン60A、60Bへの仕分け実績データ(品
種コードや数量)と、ケース単位保管区分30(バラ単
位保管部40A)への返却/入荷データ(品種コードや
数量)を制御コンピュータ11に送信する。これによ
り、在庫数P、Pや取出数FC、F、Cの数量に
過不足があっても、この過不足の発生、掌握、修復等の
処理を施し、オーダー満足を保証できる。
【0056】(荷揃えライン60A、60B)ケースオ
ーダー用の荷揃えライン60A、バラオーダー用の荷揃
えライン60Bはそれぞれ、仕分け搬送ライン50から
分岐されてきたケース、物品を同一バッチオーダー(同
一搬送方面)内の各店に割当て、店名と物品の品種と数
量を印字したラベルをそれらのケース又は物品に貼付
し、それらのケース又は物品を払い出し、仕分け荷揃え
を終了する。
【0057】バラオーダー用の荷揃えライン60Bにつ
いて詳述すれば、以下の通りである。荷揃えライン60
Bは、流動棚71の各ゾーンを同一バッチオーダー(同
一配送方面)を構成する各店に割り当て、各ゾーンに投
入物品の品種と数量を表示するデジタル表示器72を備
えるとともに、各ゾーンに店名と投入物品の品種と数量
を印字したラベルを発行するラベル発行機73を備え
る。また、荷揃えライン60は、仕分け搬送ライン50
から分岐したコンベヤ74を流動棚71の各ゾーンに沿
って循環させた後に再び仕分け搬送ライン50に合流さ
せるようにし、仕分け搬送ライン50からコンベヤ74
に分岐されてきたケース又は物品を各店(各棚)に割当
てるように、それらケース又は物品をコンベヤ74によ
って対応する流動棚71のゾーンに自動的に位置付け
る。また、荷揃えライン60は、折畳みコンテナ組立機
75で組立てたコンテナを流動棚71の各ゾーンに対応
する位置に搬送し得るコンテナ移動ライン76を備え
る。オペレータはラベル発行器73が発行したラベルを
当該コンテナに貼付け、当該コンテナを流動棚71の投
入ゾーンに移す。仕分け搬送ライン50から搬入せしめ
られた同一バッチオーダーのケース、物品がコンベヤ7
4により流動棚71の投入ゾーンに停止すると、オペレ
ータがデジタル表示器72の表示を確認しながら、それ
らのケース、物品を対応するコンテナに投入する。更
に、仕分け荷揃えを終了する。コンベヤ74が搬入した
ケース又は物品のうち、流動棚71に投入されなかった
余剰ケース、余剰物品には返却ラベルが貼付され、コン
ベヤ74から仕分け搬送ライン50に返送される。
【0058】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 (1)保管庫110の入出庫間口112に沿ってコンベヤ
114を配置したから、保管庫110への物品の入庫や
出庫に際し、作業者が保管庫110の周辺を歩き回る等
がなく、入出庫のスピードを早くして生産性を向上でき
る。
【0059】(2)保管庫110の入出庫間口112にパ
レット荷を搬入/搬出することにより、物品をパレット
荷の荷姿にまとめて出し入れできるから、入出庫頻度が
少なくなり、入出庫のスピードを早くして生産性を向上
できる。
【0060】(3)保管庫110の入出庫間口112の前
後にパレタイズ装置115とデパレタイズ装置116設
置したから、パレット荷の形成、段ばらしを機械化で
き、入出庫のスピードを早くして生産性を向上できる。
【0061】(4)保管庫110から出庫したパレット荷
の全ケースをデパレタイズ装置116によりケース単位
にばらして搬出し、この搬出後の余剰ケースを仕分け搬
送ライン50を経てパレタイズ装置115の上流に戻す
ことにより、パレット荷の全ケースのうちの一部だけを
必要とする場合にも、入出庫間口112で必要数のケー
スを選別して取出す煩雑な作業を施す必要がなくなり、
必要数のケースを取出す作業の機械化を促進できる。
【0062】(5)保管庫110に入庫される荷の高さを
検出し、この荷の高さに応じて当該荷の保管先となる保
管棚111の棚高さを調整することにより、上下の保管
棚111の間の空きスペースを最小限にできるから、保
管庫110の高さ方向での高密度利用を図り、保管効率
を向上することができる。
【0063】(6)保管庫110からパレット荷の全ケー
スを搬出するときには、デパレタイズ装置116を用い
ることにより、それら全ケースの搬出を迅速にできる。
他方、パレット荷のうちの一部のケースを搬出するとき
には、入出庫間口112で該パレット荷から必要数のケ
ースだけを搬出し、残りのパレット荷を保管棚111へ
戻すことにより、パレット荷の移動作業工数を最小限に
して必要数のケースを取出しできる。
【0064】(7)保管棚111に入出庫されるパレット
荷に、同一品種物品のケースとバラ搬送容器とを混載す
ることにより、保管庫110の保管効率を向上できる
し、必要数の物品をケースとバラ搬送容器の両方から取
出す必要があるとき、それらの物品を同時にまとめて取
出すことができ、当該物品の入出庫を迅速にできる。
【0065】(8)パレット単位保管区分20やケース単
位保管区分30から搬出されたケースの出荷後に、ケー
ス単位保管区分30へ戻される余剰ケースがあるときに
は、必ずケース単位保管区分30での同一品種物品の在
庫は空になっているから、ケース単位保管区分30の在
庫パレットを1品種1パレットの最少量にできる。
【0066】(9)ケース単位保管区分30の在庫数Pの
方が出荷総数Oより多いときには、ケース単位保管区分
30から必要数Oが出荷されるか、又はとりあえず全数
Pが出荷されてその余剰ケースがケース単位保管区分3
0に戻される。ケース単位保管区分30から必要数Oだ
けを出荷したときには、ケース単位保管区分30への戻
りがないから、ケース単位保管区分30で同一品種の在
庫パレットを入出庫間口112に用意する必要がない。
また、ケース単位保管区分30からとりあえず全数Pを
出荷したときには、余剰ケースのケース単位保管区分3
0への戻り時に、ケース単位保管区分30に既在庫がな
くなっているから、ケース単位保管区分30の入出庫間
口112に全く新規なパレットを用意し、余剰ケースを
この新規なパレットに積載すれば良い。従って、ケース
単位保管区分30(保管庫110)への戻りケースをパ
レタイズ装置115を用いてパレット荷とするパレタイ
ズ作業を単純、高速化できる。
【0067】(10)ケース単位保管区分30の在庫数Pの
方が出荷総数Oより少ないときには、ケース単位保管区
分30から在庫数Pの全数を出荷し、パレット単位保管
区分20から不足数(O−P)を出荷する。従って、パ
レット単位保管区分20から出荷後の余剰ケースのケー
ス単位保管区分30への戻り時には、ケース単位保管区
分30に既在庫がなくなっているから、ケース単位保管
区分30の入出庫間口112に全く新規なパレットを用
意し、余剰ケースはこの新規なパレットに積載すれば良
い。従って、ケース単位保管区分30(保管庫110)
への戻りケースをパレタイズ装置115を用いてパレッ
ト荷とするパレタイズ作業を単純、高速化できる。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、保管庫へ
の入出庫のスピードを早くして生産性を向上することが
できる。また、保管庫の高さ方向での高密度利用を図
り、保管効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はピッキング装置を示す模式図である。
【図2】図2はピッキング装置によるケースオーダーピ
ッキング方法を示す模式図である。
【図3】図3はピッキング装置によるバラオーダーピッ
キング方法を示す模式図である。
【図4】図4はパレットの荷姿を示す模式図である。
【図5】図5は保管庫を示す断面図である。
【図6】図6は保管庫を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ピッキング装置 11 制御コンピュータ 20 パレット単位保管区分 30 ケース単位保管区分 50 荷仕分け搬送ライン 110 保管庫 111 保管棚 112 入出庫間口 114 コンベヤ 115 パレタイズ装置 116 デパレタイズ装置 120 荷高さ検出器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多段多列をなす複数の保管棚を備えた保
    管庫を有するピッキング装置において、 複数の保管棚のいずれかを入出庫間口とし、保管庫の入
    出庫間口に沿ってコンベヤを配置し、パレット荷をコン
    ベヤにより入出庫間口に搬入、搬出可能にしたことを特
    徴とするピッキング装置。
  2. 【請求項2】 前記コンベヤの入出庫間口に対応する部
    分より上流側にパレタイズ装置を配置し、複数の物品を
    それぞれ収容した複数のケースをパレットに積載したパ
    レット荷として入庫可能にするとともに、 前記コンベヤの入出庫間口に対応する部分より下流側に
    デパレタイズ装置を配置し、出庫したパレット荷をケー
    ス単位にばらして搬出可能とする請求項1に記載のピッ
    キング装置。
  3. 【請求項3】 前記コンベヤが保管庫から荷仕分け搬送
    ラインを経て保管庫に戻る循環路を形成する請求項1又
    は2に記載のピッキング装置。
  4. 【請求項4】 前記保管庫が入庫間口から入庫される荷
    の高さを検出する荷高さ検出器を有し、荷高さ検出器が
    検出した荷の高さに応じて当該荷の保管先となる保管棚
    の棚高さを調整可能にした請求項1〜3のいずれかに記
    載のピッキング装置。
  5. 【請求項5】 前記保管庫が複数の物品を収容したケー
    スをパレットにケース単位で積載して保管するととも
    に、該ケースをケース単位で取出し可能とするケース単
    位保管区分とされるとともに、 複数の物品を収容したケースをパレットに複数層に段積
    みしたパレット単位で保管するとともに、該ケースを層
    単位で取出し可能とするパレット単位保管区分を有し、 制御コンピュータが、出荷計画データに基づき、パレッ
    ト単位保管区分とケース単位保管区分とを制御し、パレ
    ット単位保管区分とケース単位保管区分からそれらの物
    品を仕分け搬送ラインへと出荷するピッキング装置であ
    って、 制御コンピュータは、 同一品種物品について、ケース単位保管区分の在庫数P
    の方が出荷総数Oより多いときには、ケース単位保管区
    分の中から必要数Oの物品を出荷し、 ケース単位保管区分の在庫数Pの方が出荷総数Oより少
    ないときには、ケース単位保管区分の在庫数Pの物品の
    全数を出荷し、不足数(O−P)をパレットの層単位数
    に切上げ算出し、算出した層数分のケースをパレット単
    位保管区分から取出してこの層数分のケースの中から該
    不足数(O−P)の物品を出荷し、この出荷後の余剰ケ
    ースをケース単位保管区分に戻す請求項3に記載のピッ
    キング装置。
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