JPH0761454A - 合成樹脂製キャップ - Google Patents

合成樹脂製キャップ

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JPH0761454A
JPH0761454A JP5206368A JP20636893A JPH0761454A JP H0761454 A JPH0761454 A JP H0761454A JP 5206368 A JP5206368 A JP 5206368A JP 20636893 A JP20636893 A JP 20636893A JP H0761454 A JPH0761454 A JP H0761454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
cap
fitting portion
mouth
fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP5206368A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoaki Yoshida
仁昭 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tenryu Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Tenryu Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tenryu Chemical Industry Co Ltd filed Critical Tenryu Chemical Industry Co Ltd
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Publication of JPH0761454A publication Critical patent/JPH0761454A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】開封後に容器の口部に嵌着したままのタイプの
合成樹脂製キャップにおいて、キャップを容器の口部か
ら簡単に取り外しできるようにして、容器のリサイクル
の手間を軽減する。 【構成】キャップ1の嵌合部2に、引き裂き可能な弱化
部14,15を形成して、使用後に弱化部14,15を
引き裂くことにより、容器Aの口部aに対する嵌合部2
の保持力を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス製等の容器の口
部に嵌着し、開封した状態で容器の口部に嵌着したまま
になるようにしたタイプの合成樹脂製キャップの改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】醤油や酢等の液体調味料を包装するガラ
ス製等の容器に対する合成樹脂製キャップとして、図1
0に示すように、容器Aの口部aに被嵌する嵌合部31
の内周面に、容器Aの口部aの外周面に形成した環状溝
A1に嵌まり係合する環状突起32を形成し、この嵌合
部31の上端に、ねじ蓋33が嵌まる雄ねじ部34と、
注出部35と、嵌合部31を塞ぐ遮蔽板36とを形成
し、遮蔽板36に、ループ状のスコアー37を形成する
と共に、スコアー37の内周に近接したプルタブ38を
造形したタイプのキャップ30がある。
【0003】そして、この形態のキャップ30は、嵌合
部31をその弾性に抗して容器Aの口部aに打ち込み
(打栓し)、キャップAの環状突起32を容器Aの環状
溝A1に係止することにより、容器Aの口部aに嵌着す
るようにしており、プルタブ38を引っ張って、遮蔽板
36をスコアー37に沿って切り裂くことによって開封
し、開封して小出した後は、ねじ蓋33で封止するよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、使用済の容
器Aは、ゴミとして捨てられるだけでなく、溶融して種
々の製品の原料にしたり、洗浄してそのまま容器として
再使用されたりしている。特に、資源の有効利用や公害
防止が社会問題となっている今日、容器Aのリサイクル
の拡大が強く要請されている。
【0005】この容器Aのリサイクルに際して、例え
ば、容器Aをガラス製にしてキャップ30をポリエチレ
ン製にしたり、容器Aをポリエチレンテレフタレート製
にしてキャップ30をポリプロピレン製にしたりと言う
ように、容器Aとキャップ30とを異なった材質にして
いるのが普通であるため、容器Aを溶融するに際して予
め容器Aからキャップ30を取り外しておかねばなら
ず、また、ガラス製等の容器Aを洗浄してそのま再利用
する場合も、キャップ30は新たなものに替えねばなら
ないため、使用済のキャップ30を容器Aから取り外し
ておく必要がある。
【0006】しかし、従来のキャップ30は、密封の確
実性や封緘の確実性のため、容器Aの口部aに強固に嵌
着しており、人が手で引っ張った程度ではキャップ30
を容器Aから取り外すことができないため、キャップ3
0を刃物で切り裂かねばならず、このため、キャップ3
0の除去に多大の手間がかかっており、これが容器Aの
リサイクルを阻む一因になっていた。
【0007】本発明は、このような実情に鑑み成された
もので、容器の口部に嵌着したままで開封するようにし
たキャップにおいて、密封及び封緘の確実性を損なうこ
となく、使用済の容器から極容易に取り外しできるよう
にすることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明は、容器における口部の外周面に嵌着する筒状の嵌合
部と、嵌合部を塞ぐ封止部とを備え、開封状態で少なく
とも前記嵌合部が容器の口部に嵌着したままになるよう
にした合成樹脂製キャップにおいて、前記嵌合部に、指
で摘んで引き裂けるようにした弱化部を、当該弱化部の
引き裂きにて嵌合部が容器の口部から取り外し可能とな
るように形成する構成にした。
【0009】
【発明の作用・効果】このように構成すると、弱化線を
手で引き裂いてキャップを容器から引っ張る等すること
により、キャップを容器から簡単に取り外すことができ
るから、使用後に容器(或いは容器とキャップとの両
方)をリサイクルするに際して、その手間を軽減でき
る。
【0010】また、弱化線を切り裂かない限りキャップ
を容器から取り外すことはできないから、容器の密封機
能を損なうことはないのであり、更に、出荷してから消
費者の手元に渡るまでの間に弱化部を引き裂くと、引き
裂いた後が明瞭に視認できるから、封緘機能を損なうこ
ともない。従って本発明によると、密封機能及び封緘機
能を損なうことなく、容器及びキャップのリサイクルの
手間を軽減できる効果を有する。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面(図1〜図9)
に基づいて説明する。図1〜図4は第1の実施例であ
り、これらの図において符号1で示すキャップは、容器
Aの口部aに被嵌する筒状の嵌合部2を備えており、こ
の嵌合部2の上部を小径に形成してこれにねじ蓋3が螺
合する雄ねじ4を造形し、また、嵌合部2の上部と下部
とに、容器Aにおける口部aの外周面に形成した環状溝
A1,A2に嵌まり係合する内向きの環状突起5,6を
形成している。
【0012】また、嵌合部2の上端に、上向きに延びる
注出部7と、容器Aの口部aに嵌挿する内筒8と、封止
部の一例としての遮蔽板9とを一体的に設け、前記遮蔽
板9に、薄肉状のスコアー10を平面視でループ状に形
成すると共に、スコアー10の内周に近接するようにし
てプルタブ11を形成している。そして、前記嵌合部1
のうち上下環状突起5,6の間の部位に、横向きコ字状
の抜き窓12を形成することにより、横向きに延びる摘
持片13を切り開き形成し、嵌合部1に、弱化部の一例
として、摘持片13の付け根の上端を通るようにして環
状に延びる上弱化線14と、摘持片13の付け根の下端
から嵌合部1の下端縁まで傾斜状に延びる下弱化線15
とを形成する。
【0013】なお、上下弱化線14,15は、薄肉にす
ることに代えてミンシ目に形成しても良い。また、嵌合
部1を容器Aの口部aに係止する手段としては、容器1
における口部aの外周面に環状溝を形成し、嵌合部1の
内周面に環状突起を形成するなど、他の態様にしても良
いことは言うまでもない。以上の構成において、ねじ蓋
3を螺合したキャップ1を、嵌合部2の弾性に抗して容
器Aの口部aに打ち込む(打栓する)ことにより、キャ
ップ1を容器Aの口部aに嵌着することができ、プルタ
ブ11を引っ張って遮蔽板9をスコアー10に沿って切
り裂くと開封される。
【0014】そして、使用済の容器Aをリサイクルする
場合は、図4(I)(II)に示すように、摘持片13を
指で摘んで円周方向に引っ張って、嵌合部1を上下弱化
線14,15に沿って引き裂くことにより、当該嵌合部
1のうち上弱化線15よりも下方の部位を除去する。す
ると、嵌合部2は、上環状突起5のみが容器Aの口部a
に係合しているに過ぎない状態になり、容器Aの口部a
に対するキャップ1の保持力が著しく低下するため、図
4(III)に示すように、注出部7を横方向に押しやる
だけの簡単な操作で、キャップ1全体を容器Aの口部a
から簡単に除去することができる。
【0015】従って、容器A(場合によっては容器Aと
キャップ1との両方、或いはキャップ1のみ)をリサイ
クルするに際して、その手間を格段に軽減できるのであ
り、また、摘持片13を引っ張らない限りキャップ1を
容器Aの口部aから取り外すことはできないから、密封
機能及び封緘機能を損なうこともないのである。図5に
示す第2実施例は、嵌合部2における上環状突起5の上
端縁に、上弱化線14を全周にわたって延びるように形
成し、嵌合部2のうち上弱化線14よりも下方の部位
に、上弱化線15に連続するようにした傾斜状弱化線1
6を形成し、嵌合部2を両弱化線14,16に沿って引
き裂くことにより、キャップ1を容器Aの口部aから除
去し得るようにしたものである。なお、この実施例では
蓋19は、蝶番20を介してキャップ1に一体的に設け
ている。
【0016】図6に示す第3実施例は、キャップ1の嵌
合部2に、当該嵌合部2の下端縁まで延びる下向きコ字
状の弱化線21を、円周方向に沿って適宜個数形成し、
各弱化線21で囲われた部位を上向きに引っ張って、嵌
合部2を弱化線21に沿って引き裂くようにしたもので
ある。図7に示すのは、前記第2実施例(第5図)の変
形である第4実施例であり、この第4実施例は、上弱化
線14を全周にわたって形成せずに非ループ状に形成し
て、両弱化線14,15に沿って切り裂いた状態で、嵌
合部2が注出部7に繋がった状態になるようにしたもの
で、このようにすると、切り裂いた後の嵌合部2を手で
握って引っ張ることにより、キャップ1全体を容器Aの
口部aから至極容易に取り外すことができる利点を有す
る。
【0017】図8に示す第5実施例は、嵌合部2に、そ
の下端縁を始端とした螺旋状弱化線22と、螺旋状弱化
線22の上端に連続した水平状の上弱化線14とを形成
したもので、この場合も、水平状弱化線14を非ループ
状に形成して、切り裂いた後の嵌合部2を手で握って引
っ張ることにより、キャップ1を容器Aの口部aから取
り外しできるようにしている。
【0018】図9に示す第6実施例は、リング状の嵌合
部2に、容器Aに対する封止部としての蓋19を、蝶番
20を介して一体的に連接すると共に、嵌合部2と蓋1
9とを、それら嵌合部2と蓋19との間に位置した帯状
体23に弱化部24を介して連接し、帯状体23を除去
することによって開封するようにした形態のキャップ1
において、嵌合部2に、蝶番部20の付け根から嵌合部
2の下端縁まで延びる左右一対の縦長弱化線25を形成
し、蓋19を手で握って蝶番25を下方に引っ張ること
により、弱化線25を引き裂くようにしたものである。
【0019】以上の実施例は、打ち込み式のキャップに
適用した場合であったが、本発明は、嵌合部を熱収縮す
ることによって容器の口部に嵌着するようにしたキャッ
プにも適用できることは言うまでもない。また、弱化部
の形態も上記の実施例に限らないことは言うまでもな
く、要は、キャップを容器の口部から手で取り外しでき
る程度に嵌着強度を低下させ得るものであれば良いので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の斜視図である。
【図2】一部破断正面図である。
【図3】ねじ蓋を取り外した状態での一部破断正面図で
ある。
【図4】キャップを除去する手順を示す図である。
【図5】第2実施例を示す一部破断正面図である。
【図6】第3実施例を示す一部破断正面図である。
【図7】第4実施例を示す図である。
【図8】第5実施例を示す図である。
【図9】第6実施例を示す図である。
【図10】従来例を示す図である。
【符号の説明】 A 包装用容器 a 口部 1 キャップ 2 嵌合部 3 ねじ蓋 11 プルタブ 5,6 環状突起 13 摘持片 14,15,16,21,22,25 弱化線 19 蓋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器における口部の外周面に嵌着する筒状
    の嵌合部と、嵌合部を塞ぐ封止部とを備え、開封状態で
    少なくとも前記嵌合部が容器の口部に嵌着したままにな
    るようにした合成樹脂製キャップにおいて、前記嵌合部
    に、指で摘んで引き裂けるようにした弱化部を、当該弱
    化部の引き裂きにて嵌合部が容器の口部から取り外し可
    能となるように形成したことを特徴とする合成樹脂製キ
    ャップ。
JP5206368A 1993-08-20 1993-08-20 合成樹脂製キャップ Pending JPH0761454A (ja)

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JP5206368A JPH0761454A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 合成樹脂製キャップ

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