JP2596699Y2 - 容器とその蓋 - Google Patents
容器とその蓋Info
- Publication number
- JP2596699Y2 JP2596699Y2 JP1993040868U JP4086893U JP2596699Y2 JP 2596699 Y2 JP2596699 Y2 JP 2596699Y2 JP 1993040868 U JP1993040868 U JP 1993040868U JP 4086893 U JP4086893 U JP 4086893U JP 2596699 Y2 JP2596699 Y2 JP 2596699Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- lid
- outer cylinder
- wall
- symbol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は容器とその蓋に関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来広く用いられている容器とその蓋と
して図３に示すような形式のものがある。同図において
ａは合成樹脂製の中栓であり、ヒンジｂにより外蓋ｃが
一体に設けられている。ｄ及びｅは外筒及び内筒であ
り、この両者ｄ、ｅは上壁ｆと共に容器ｌに対する取付
部ｇを形成している。ｈは注筒でり、ｉはその内側に設
けられた遮断壁で、この遮断壁ｉに無端状の裂溝ｊが形
成されている。ｋはプルリング等の裂取部材である。ｌ
は容器としての瓶を示す。又ｎは係止部、ｍは掛止部を
示す。
して図３に示すような形式のものがある。同図において
ａは合成樹脂製の中栓であり、ヒンジｂにより外蓋ｃが
一体に設けられている。ｄ及びｅは外筒及び内筒であ
り、この両者ｄ、ｅは上壁ｆと共に容器ｌに対する取付
部ｇを形成している。ｈは注筒でり、ｉはその内側に設
けられた遮断壁で、この遮断壁ｉに無端状の裂溝ｊが形
成されている。ｋはプルリング等の裂取部材である。ｌ
は容器としての瓶を示す。又ｎは係止部、ｍは掛止部を
示す。
【０００３】このような容器の蓋は最初の開放迄は密閉
することができ、又開放は容易にすることができるの
で、広く用いられている。
することができ、又開放は容易にすることができるの
で、広く用いられている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかし前記容器とその
蓋は次のような欠点を有している。それは図３において
容器ｌを材料再生のため回収する場合、前記蓋は容器ｌ
から除去することが困難である。
蓋は次のような欠点を有している。それは図３において
容器ｌを材料再生のため回収する場合、前記蓋は容器ｌ
から除去することが困難である。
【０００５】そして通常、蓋と容器は材質が異っている
場合が殆どであり、容器ｌを材料再生のために回収する
場合、蓋は除去しなければならない。このため前記形式
の容器とその蓋は容器ｌの回収が困難なのである。
場合が殆どであり、容器ｌを材料再生のために回収する
場合、蓋は除去しなければならない。このため前記形式
の容器とその蓋は容器ｌの回収が困難なのである。
【０００６】この考案はこのような問題を解決するため
になされたもので、その目的は、通常は容器に蓋が固く
装着されており、容器回収の際はきわめて容易に、その
容器から除去できる、容器とその蓋を提供することであ
る。
になされたもので、その目的は、通常は容器に蓋が固く
装着されており、容器回収の際はきわめて容易に、その
容器から除去できる、容器とその蓋を提供することであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の考案について述べるとそれは、合成樹脂により形成さ
れ、外筒１、内筒２、上壁３により構成される、容器４
への取付部５；前記外筒１の内側に形成された、前記容
器４の係止部６と掛止する掛止部７；前記取付部５に一
体に設けられた注筒８；該注筒８の内側に設けられた、
無端状の裂溝９を有する遮断壁１０；該遮断壁１０上
で、前記裂溝９の内側に設けられた裂取部材１１；前記
上壁３に設けられた後記外蓋１２と係止する係合部１
３；前記外筒１の上端部にヒンジ１４を介して設けられ
た外蓋１２；前記外筒１に、かつ前記ヒンジ１４端部又
はその近傍から下端部に亘って形成された弱化線１５；
該弱化線１５の上部に連続して前記上壁３に、周方向に
形成された弱化ライン１６；から成ることを特徴とする
容器とその蓋である。
の考案について述べるとそれは、合成樹脂により形成さ
れ、外筒１、内筒２、上壁３により構成される、容器４
への取付部５；前記外筒１の内側に形成された、前記容
器４の係止部６と掛止する掛止部７；前記取付部５に一
体に設けられた注筒８；該注筒８の内側に設けられた、
無端状の裂溝９を有する遮断壁１０；該遮断壁１０上
で、前記裂溝９の内側に設けられた裂取部材１１；前記
上壁３に設けられた後記外蓋１２と係止する係合部１
３；前記外筒１の上端部にヒンジ１４を介して設けられ
た外蓋１２；前記外筒１に、かつ前記ヒンジ１４端部又
はその近傍から下端部に亘って形成された弱化線１５；
該弱化線１５の上部に連続して前記上壁３に、周方向に
形成された弱化ライン１６；から成ることを特徴とする
容器とその蓋である。
【０００８】
【作用】消費者等の使用者は外蓋１２を外し、裂取部材
１１を上方に引っ張り、裂溝９を裂切り、そこに通口を
形成して使用する。そうして容器１の内容品を消費しつ
くし、その容器１の回収の場合は、開放した外蓋１２を
掴み、外方に引っ張ることにより外筒１の弱化線１５が
上方から下方に亙って裂切れ、それと共に、上壁３に形
成された弱化ライン１６が裂切れる。そうしてなおも外
蓋１２を掴んで上壁１３の周方向に引っ張ることにより
弱化ライン１６は周方向に裂切られる。その裂切りが周
方向の半ばを越した際に前記外蓋１２を上方に引っ張る
とこの蓋の全体が容器４から外される。このように外蓋
１２を掴んで引っ張ることにより弱化線１５と弱化ライ
ン１６の裂切り、及びそれに続く蓋全体の容器４からの
外し取りが一度の、連続した動作で行うことができる。
従って外し取りの操作がきわめて容易である。又他の作
用として前記弱化ライン１６は上壁３において、その周
方向に形成されていて、外筒１に形成されたものではな
いから、この蓋を容器４に打栓する場合に弱化ライン１
６には荷重がかからず、このため打栓の際の破損の恐れ
をなくすことができる。これは又打栓の際に外蓋１２を
閉止して行うため、外蓋１２上からの打撃は外筒１に伝
えられる結果、前記弱化ラインに加えられないことにも
よっている。
１１を上方に引っ張り、裂溝９を裂切り、そこに通口を
形成して使用する。そうして容器１の内容品を消費しつ
くし、その容器１の回収の場合は、開放した外蓋１２を
掴み、外方に引っ張ることにより外筒１の弱化線１５が
上方から下方に亙って裂切れ、それと共に、上壁３に形
成された弱化ライン１６が裂切れる。そうしてなおも外
蓋１２を掴んで上壁１３の周方向に引っ張ることにより
弱化ライン１６は周方向に裂切られる。その裂切りが周
方向の半ばを越した際に前記外蓋１２を上方に引っ張る
とこの蓋の全体が容器４から外される。このように外蓋
１２を掴んで引っ張ることにより弱化線１５と弱化ライ
ン１６の裂切り、及びそれに続く蓋全体の容器４からの
外し取りが一度の、連続した動作で行うことができる。
従って外し取りの操作がきわめて容易である。又他の作
用として前記弱化ライン１６は上壁３において、その周
方向に形成されていて、外筒１に形成されたものではな
いから、この蓋を容器４に打栓する場合に弱化ライン１
６には荷重がかからず、このため打栓の際の破損の恐れ
をなくすことができる。これは又打栓の際に外蓋１２を
閉止して行うため、外蓋１２上からの打撃は外筒１に伝
えられる結果、前記弱化ラインに加えられないことにも
よっている。
【０００９】
【実施例】図１において１は合成樹脂により形成された
外筒であり、内筒２、上壁３により容器４への取付部５
を形成している。６は係止部であり、容器４に形成さ
れ、これに上記外筒１の掛止部７が掛止している。８は
注筒であり、前記取付部５に一体に形成されてあり、そ
の内側に、無端状の裂溝９を有する遮断壁１０が設けら
れている。１１はプルリング状の裂取部材、１３は外蓋
１２と係合する係合部である。そして前記外蓋１２はヒ
ンジ１４を介して前記外筒１に設けられている。１５
（図２）は前記外筒１において前記ヒンジ１４の一方の
端部又はその近傍から下端部に亘って形成された弱化線
であり、実際には薄肉状の溝部である。又上壁３にその
周方向に弱化ライン１６が形成され、この弱化ライン１
６は前記弱化線１５の上部に連続させてある。
外筒であり、内筒２、上壁３により容器４への取付部５
を形成している。６は係止部であり、容器４に形成さ
れ、これに上記外筒１の掛止部７が掛止している。８は
注筒であり、前記取付部５に一体に形成されてあり、そ
の内側に、無端状の裂溝９を有する遮断壁１０が設けら
れている。１１はプルリング状の裂取部材、１３は外蓋
１２と係合する係合部である。そして前記外蓋１２はヒ
ンジ１４を介して前記外筒１に設けられている。１５
（図２）は前記外筒１において前記ヒンジ１４の一方の
端部又はその近傍から下端部に亘って形成された弱化線
であり、実際には薄肉状の溝部である。又上壁３にその
周方向に弱化ライン１６が形成され、この弱化ライン１
６は前記弱化線１５の上部に連続させてある。
【００１０】消費者等の使用者は外蓋１２を開け、裂取
部材１１を引っ張って裂溝９を裂切 り、そこに通口を形
成し、容器４内の図示しない液体商品等を注出して用い
る。その内容品が消費され、容器４の回収の場合は外蓋
１２を掴み外方に引っ張って弱化線１５を裂切り、かつ
弱化ライン１６を裂切る。そして弱化ライン１６の裂切
りがその周方向の半ばを越した際に次に上方に引っ張る
ことにより、この蓋の全体を容器４から外し取ることが
できる。こうして容器４から分離して容器４を回収す
る。
部材１１を引っ張って裂溝９を裂切 り、そこに通口を形
成し、容器４内の図示しない液体商品等を注出して用い
る。その内容品が消費され、容器４の回収の場合は外蓋
１２を掴み外方に引っ張って弱化線１５を裂切り、かつ
弱化ライン１６を裂切る。そして弱化ライン１６の裂切
りがその周方向の半ばを越した際に次に上方に引っ張る
ことにより、この蓋の全体を容器４から外し取ることが
できる。こうして容器４から分離して容器４を回収す
る。
【００１１】
【考案の効果】この考案は前記のように構成されたこと
により、容器４の内容品の消費後に、この容器４を回収
する場合、外蓋１２を掴み外方に引っ張ることにより、
外筒１の弱化線１５及び上壁３の弱化ライン１６が裂切
られる。そしてこの弱化ライン１６の裂切りが周方向の
半ばを越した際に前記外蓋１２を上方に引っ張るとこの
蓋の全体が容器４から外される。このように、外蓋１２
を掴んで引っ張ることにより、弱化線１５と弱化ライン
１６の裂切り、及びそれに続く蓋の全体の容器４からの
外し取りが、一度の、連続した動作で行うことができ
る。従って外し取りの操作がきわめて容易である。又、
他の作用として前記弱化ライン１６は上壁３において、
その周方向に形成されていて外筒１に形成されたもので
はないから、この蓋を容器４に打栓する場合に弱化ライ
ン１６には荷重がかからず、このため打栓の際の破損の
恐れをなくすことができる。これは又打栓の際に外蓋１
２を閉止して行うため、外蓋１２上からの打撃は外筒１
に伝えられる結果、前記弱化ライン１６に加えられない
ことにもよっている。
により、容器４の内容品の消費後に、この容器４を回収
する場合、外蓋１２を掴み外方に引っ張ることにより、
外筒１の弱化線１５及び上壁３の弱化ライン１６が裂切
られる。そしてこの弱化ライン１６の裂切りが周方向の
半ばを越した際に前記外蓋１２を上方に引っ張るとこの
蓋の全体が容器４から外される。このように、外蓋１２
を掴んで引っ張ることにより、弱化線１５と弱化ライン
１６の裂切り、及びそれに続く蓋の全体の容器４からの
外し取りが、一度の、連続した動作で行うことができ
る。従って外し取りの操作がきわめて容易である。又、
他の作用として前記弱化ライン１６は上壁３において、
その周方向に形成されていて外筒１に形成されたもので
はないから、この蓋を容器４に打栓する場合に弱化ライ
ン１６には荷重がかからず、このため打栓の際の破損の
恐れをなくすことができる。これは又打栓の際に外蓋１
２を閉止して行うため、外蓋１２上からの打撃は外筒１
に伝えられる結果、前記弱化ライン１６に加えられない
ことにもよっている。
【図１】この考案の実施例を示し、容器とその蓋の断面
図である。
図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線矢視図である。
【図３】従来の、容器とその蓋の断面図である。
１ 外筒 ２ 内筒 ３ 上壁 ４ 容器 ５ 取付部 ６ 係止部 ７ 掛止部 ８ 注筒 ９ 裂溝 １０ 遮断壁 １１ 裂取部材 １２ 外蓋 １３ 係合部 １４ ヒンジ １５ 弱化線 １６ 弱化ライン
Claims (1)
- 【請求項１】 合成樹脂により形成され、外筒１、内筒
２、上壁３により構成される、容器４への取付部５；前
記外筒１の内側に形成された、前記容器４の係止部６と
掛止する掛止部７；前記取付部５に一体に設けられた注
筒８；該注筒８の内側に設けられた、無端状の裂溝９を
有する遮断壁１０；該遮断壁１０上で、前記裂溝９の内
側に設けられた裂取部材１１；前記上壁３に設けられた
後記外蓋１２と係止する係合部１３；前記外筒１の上端
部にヒンジ１４を介して設けられた外蓋１２；前記外筒
１に、かつ前記ヒンジ１４端部又はその近傍から下端部
に亘って形成された弱化線１５；該弱化線１５の上部に
連続して前記上壁３に、周方向に形成された弱化ライン
１６；から成ることを特徴とする容器とその蓋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993040868U JP2596699Y2 (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 容器とその蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993040868U JP2596699Y2 (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 容器とその蓋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0711559U JPH0711559U (ja) | 1995-02-21 |
| JP2596699Y2 true JP2596699Y2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=12592508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993040868U Expired - Lifetime JP2596699Y2 (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 容器とその蓋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2596699Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009298447A (ja) * | 2008-06-14 | 2009-12-24 | Japan Crown Cork Co Ltd | 分別機能付ヒンジキャップ |
| JP2010047283A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-04 | Japan Crown Cork Co Ltd | プラスチックキャップ |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4486716B2 (ja) * | 1999-03-03 | 2010-06-23 | 三笠産業株式会社 | 合成樹脂製キャップ |
| JP4486723B2 (ja) * | 1999-08-31 | 2010-06-23 | 三笠産業株式会社 | ヒンジキャップ |
| JP4554785B2 (ja) * | 1999-10-18 | 2010-09-29 | 三笠産業株式会社 | 分別回収容易なヒンジキャップ |
| JP4501203B2 (ja) * | 2000-01-24 | 2010-07-14 | 株式会社吉野工業所 | ヒンジキャップ |
| JP2001240101A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-04 | Mikasa Sangyo Kk | 分別回収容易なキャップ |
| JP4543693B2 (ja) * | 2004-02-17 | 2010-09-15 | 凸版印刷株式会社 | 不正開封防止及び分別回収機能付キャップ |
| JP5669597B2 (ja) * | 2011-01-28 | 2015-02-12 | 株式会社吉野工業所 | 分別廃棄用ヒンジキャップ |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP1993040868U patent/JP2596699Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009298447A (ja) * | 2008-06-14 | 2009-12-24 | Japan Crown Cork Co Ltd | 分別機能付ヒンジキャップ |
| JP2010047283A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-04 | Japan Crown Cork Co Ltd | プラスチックキャップ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0711559U (ja) | 1995-02-21 |
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