JP2004155488A - ヒンジキャップ - Google Patents

ヒンジキャップ Download PDF

Info

Publication number
JP2004155488A
JP2004155488A JP2002325382A JP2002325382A JP2004155488A JP 2004155488 A JP2004155488 A JP 2004155488A JP 2002325382 A JP2002325382 A JP 2002325382A JP 2002325382 A JP2002325382 A JP 2002325382A JP 2004155488 A JP2004155488 A JP 2004155488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
piece
band
upper lid
hinge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002325382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4231680B2 (ja
Inventor
Seiji Suzuki
誠治 鈴木
Shigenori Murakami
榮規 村上
Osamu Ishii
修 石井
Masahiko Chiba
雅彦 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Closures Co Ltd
Original Assignee
Japan Crown Cork Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Crown Cork Co Ltd filed Critical Japan Crown Cork Co Ltd
Priority to JP2002325382A priority Critical patent/JP4231680B2/ja
Publication of JP2004155488A publication Critical patent/JP2004155488A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4231680B2 publication Critical patent/JP4231680B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】上蓋と係合バンドの突起を大きくしなくてもいたずらによる上蓋の開封を確実に防止でき、生産性の歩留まり率を向上させることができ、且つ未開封証明性に優れ、しかも閉蓋時のキャップ本体外周面に付着している付着液が前方に飛散することが防止できるヒンジキャップを提供する。
【解決手段】上蓋3のヒンジ連結部と反対側に形成された指掛け片20の下面に垂下する舌片22を設け、且つキャップ本体2のスカート壁5に、スカート壁外周面との間に舌片22が挿入できる隙間を有するように少なくとも片端部がスカート壁と弱化線を介して連結されているタンパーエビデントバンド21を設け、該タンパーエバデントバンドの上部に指掛け片20に指が掛かるのを邪魔する指掛け片係合邪魔突起28を突出形成することによって、TEバンドを破断しない限り、指掛け片20の先端部に指がかからないようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上蓋にタンパーエビデント性(以下、TE性という。)を付加したヒンジキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
容器口に打栓により嵌合装着されるキャップ本体と、該キャップ本体にヒンジ連結された上蓋とからなり、キャップ本体の天壁にプルリングにより注出口を破断開口する構造のキャップの場合、流通過程でいたずら等によって上蓋の開蓋があってもスコアの破断がない限り密封性は保たれるが、流通過程で上蓋が自由に開閉できると、いたずらによりスコアが破断されていても上蓋を閉じた状態では外部より判別できないので、上蓋にもTE性を有していることが望ましい。このようなTE性を持たせる手段として、一般的には上蓋を含む容器口をシュリンクフィルムで包装することが行われているが、この場合容器の密封工程で、キャッピング工程のほかにさらにシュリンク工程が必要となり、工程数が増えるという問題点がある。
【0003】
この問題点を解決するための従来技術として、例えば、キャップ本体の外周に、該キャップ本体と間隔を存して対向しかつ両端がキャップ本体と弱化線を介して連結した帯片を一体に形成すると共に、上蓋にはキャップ本体と被冠させたときに前記帯片とキャップ本体との間に挿入される掛止爪を一体に形成し、閉蓋状態で帯片と掛止爪を係止させ、上蓋を開けたときに帯片の一端側の弱化線が破断されることにより、上蓋が開けられたことを容易に知ることができるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。一方、ヒンジキャップの欠点として、内容液を注出後、ヒンジキャップを閉じるとき、ヒンジのバネ力によりヒンジ蓋周縁が開口縁を勢い良く叩くため、そこに付着している内容液の残液が周囲に飛び散り、着衣を汚してしまうことがある。
【0004】
【特許文献1】
実公平2ー21406号公報
【特許文献2】
実公平2ー32599号公報
【特許文献3】
実用新案登録第2530109号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来提案されているTE性を有するヒンジキャップは、上蓋の開封に際して上蓋に設けられた係止突起がキャップ本体に設けられた帯片の顎部に係合し、該帯片を破断しない限り上蓋を開くことができないので、帯片の有無を観察することによって上蓋の開閉があったか否かが分かる点で、タンパーエビデンス性を有している。しかしながら、閉蓋状態で上蓋の指掛け片の先端部及び帯片と係止爪との係合部が外部に露出または開放しているので、該係合部を外部より工具等でいたずらされる恐れがあり、該いたずらによっても上蓋が開かないようにするためには、上蓋と帯片との係合突起を大きくして上蓋と帯片とが強く係止するようにしなければならない。そのため、キャップ製造工程で上蓋を閉める際に係合突起が顎部を無理に乗り越えることになり、帯片に大きな張力が作用し、帯片の弱化線が不用意に破断する恐れがあり、生産歩留まり率の向上に不利となる問題点がある。また、特許文献3に示すものは、シール部材をキャップ本体の下端位置まで届くように形成しなければならないため、それだけキャップを形成する樹脂量が多くなりコスト高となる問題がある。さらに、従来のヒンジキャップは、前述のように内容液を注出後、ヒンジキャップを閉じるとき、そこに付着している内容液の残液が周囲に飛び散り、着衣を汚してしまう問題点がある。
【0006】
本発明は、従来技術の上記問題点を解決しようとするものであり、ヒンジ上蓋を有するキャップにおいて、未開封状態で上蓋の指掛かり片の下面又は先端縁、及び上蓋とタンパーエビデントバンドの係合部に直接触れることができず、上蓋と係合バンドの突起を大きくしなくてもいたずらによる上蓋の開封を確実に防止でき、生産性の歩留まり率を向上させることができ、且つ上蓋が開封されたか否か容易に判別できる未開封証明性に優れ、しかも閉蓋時のキャップ本体外周面に付着している残液の前方への飛散を防止できる上蓋にTE性を付加したヒンジキャップを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明のヒンジキャップは、容器口に装着されるキャップ本体と該キャップ本体にヒンジ連結された上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、前記上蓋のヒンジ連結部と反対側に形成された指掛け片の下面に下方に突出する舌片を設け、且つ前記キャップ本体のスカート壁に、前記スカート壁外周面との間に前記舌片が挿入できる隙間を有するように少なくとも片端部がスカート壁と弱化線を介して連結されているタンパーエビデントバンドを設けてなり、該タンパーエバデントバンドは上部に前記指掛け片に指が掛かるのを邪魔する指掛け片係合邪魔突起を有していることを特徴とするものである。
【0008】
前記タンパーエビデントバンドは、スカート壁外周面との間で前記舌片が嵌合係止する隙間を形成するための帯状の舌片嵌合係止壁部と、上面が指掛け片下面と同形状に形成された指掛け片座部と、該指掛け片座部の外周部から直立して閉蓋状態で指掛け片の外周面を囲って未開封状態で直接指掛け片に指が係合するのを阻止する指掛け片係合邪魔突起とを有している。そして、前記指掛け片係合邪魔突起に、開蓋時にTEバンドを除去する際の摘み部となるタブを設けることによって、開封がより容易となる。さらに、前記舌片は、前記指掛け片の下面に略30°〜90°の範囲に渡って円弧状に突出形成され、且つその外周面に前記タンパーエビデントバンドに形成された係合顎部に係止する係止突条が形成され、未開封状態でのいたずら開封防止機能を果たすと共に、開封後の使用段階での上蓋再閉時の残液飛散防止の機能を果たすように構成されている。舌片の設置範囲が30°以下であると残液飛散防止効果が少なく、また90°以上であると必要以上に大きくなり、材料の無駄が生じる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を基に詳細に説明する。
図1〜図7は、本発明に係るヒンジキャップを示し、図1は容器口部に打栓した状態での未開封状態を示す断面図であり、図2は、一旦上蓋を開け戻した状態(即ち、タンパーエビデントバンド破断除去した状態)を示す断面図である。
本実施形態のヒンジキャップ1は、キャップ本体2と該キャップ本体にヒンジ連結されて一体に形成された上蓋3とからなり、キャップ本体2を容器口45に打栓することにより装着する構造となっている。キャップ本体2は、天壁4から垂下するスカート壁5を有し、該スカート壁の内周面に容器口外周部に形成されている顎部と係合する容器口係合用環状突起6が形成されている。また、天壁4には容易に破断可能なスコア7に囲われた裂取壁部8を有し、その上面にプルリング9が突出形成され、プルリング9に指を掛けて引っ張ることにより、裂取壁部8を裂取り開口することができる。また、天壁4の上面には裂取壁部8を囲って注出筒10が形成され、下面には容器口の内周面と係合するインナーリング11が突出形成されている。さらに、天壁4の外周縁近傍には、後述する上蓋3のスカート壁18の下端内周縁に形成した環状凹部14(図4)に係合する上蓋係合用環状突起12が形成されている。
【0010】
一方、上蓋3は、キャップ本体2のスカート壁上縁部に、図3に示すように、中央ヒンジ片15及びその両側に分離して形成された一対の連結片16を介して開閉自在にヒンジ連結されている。上蓋3はその頂壁17とスカート壁18を有し、頂壁17には、キャップ本体の注出筒10の内周面に嵌合して注出口を封する役割を果たす注出筒嵌合内筒19が突出形成されていると共に、前記ヒンジ部と反対側の縁部には指掛け片20が突出形成されている。
【0011】
以上の構造は、従来のヒンジキャップと同様な構成であるが、本実施形態のヒンジキャップ1は、キャップ本体2に「いたずら開封防止」と「上蓋未開封の証明」の機能を果たすタンパーエビデントバンド(以下、TEバンドという)21を設けると共に、上蓋3に「いたずら開封防止」と「上蓋再閉時の付着液飛散防止」の機能を果たす舌片22を設けたことを特徴とする。
【0012】
TEバンド21は、キャップ本体2のヒンジ部と反対側のスカート壁2の外周部に、スカート壁上端から該スカート壁の約30°〜90°の範囲、望ましくは閉蓋した状態で上蓋の指掛け片20が対向する全範囲又は40°以上に渡ってスカート壁が肉薄となる凹部23を形成し、該凹部23に所定間隔をもって対向して両端部が破断可能な弱化部24、24で連結されて、スカート壁と一体に成形されている。このTEバンド21は、その断面形状が図1及び図4に明示されているように、スカート壁5の凹部外周壁面26との間で舌片22が嵌合係止する隙間を形成するための帯状の舌片嵌合係止壁部25と、上面が指掛け片20の下面が完全に載るように指掛け片下面と同形状に形成された指掛け片座部27、該指掛け片座部27の外周部から直立して閉蓋状態で指掛け片の外周面を囲って未開封状態で指掛け片の外周縁に直接指が係合するのを阻止する弧状の指掛け片係合邪魔突起28、及び該指掛け片係合邪魔突起28の上面の一側に形成された摘み部29とから構成されている。そして、舌片嵌合係止壁部25の内周面上部には、舌片の係止突条31と係合する係合顎部30が形成されている。
【0013】
一方、舌片22は、キャップ本体の前記凹部23に嵌合するように、上蓋の指掛け片20の下面から垂下して円弧状に形成され、その外周面に舌片嵌合係止壁部25の係合顎部30に係止する係止突条31が形成されている。図4に示す状態から上蓋3を閉めると、舌片22の係止突条31が顎部30を乗り越え凹部23に嵌合し、上蓋を開く際に顎部30に係止することにより、TEバンドを除去しない限り開封することができない。この状態では、舌片22の係止突条31とTEバンドの顎部30との係合部は、前記TEバンドの舌片嵌合係止壁部25で覆われ、且つ上面が指掛け片20で覆われているので、該係合部に工具等を差込むことはできず、しかも指掛け片20の前縁も指掛け片係合邪魔突起28で囲われているので、指掛け片にも指を掛けることができない。したがって、上蓋はTEバンドを破断しない限り開くことはできず、確実にTE性を保証することができる。しかも、本発明ではTEバンドに指掛け片係合邪魔突起28を形成して、指掛け片に指が係合するのを邪魔しているので、係止突条31と顎部30の係合がきつくなくても、上蓋を不正に開くことは困難である。
【0014】
なお、本実施形態のヒンジキャップは、打栓キャップであっても使用終了後に容器からキャップを簡単に分離できて分別廃棄できるように、次のような易分別廃棄構造となっている。
即ち、容器本体2のスカート壁5は、図3に示すように、上蓋3がヒンジ連結されている側の一部分(図の実施形態では約半周)に亘って、スカート壁上面から弧状の切り込み34が形成され、スカート壁の厚さ方向に内周壁部32と外周壁部33の二重壁に2分割されている。外周壁部33には、両ヒンジ連結片16、16の両側に位置して、スカート壁上縁からスカート壁下端まで、破断可能な弱化線36を設け、内周壁部32には、弱化線36と対応した位置に下端から環状突起6を超えた位置まで弱化線が延び、ヒンジ部に続く外周壁部が引裂き壁37となっている。切り込み34は、両弱化線36間においては、スカート壁5の下部に連結部35を残すように形成され、弱化部36からヒンジ連結部と反対側の領域においては、スカート壁5の下端乃至下端近傍まで延びて形成されている。
【0015】
したがって、容器を廃棄する場合、上蓋3を開いて外側に引張ると、中央ヒンジ15、両側のヒンジ連結片16、16を介して引裂き壁37が外側に引張られて、弱化線36、36が破断する。次に引裂き壁37を上方に引張ることにより、その下端の連結部35を介して、スカート壁の内周壁部32が下端から外側に引っ張られ、内周壁の弱化線が破断され内周壁部と容器口部との係合が緩み、さらに、引裂き壁37からヒンジ連結部と反対側に続く外周壁部33が有端帯状となり、内周壁部32による保持力が弱くなり、そのまま引っ張ることによってヒンジキャップ1を容器口から外すことができる。従って、ヒンジキャップであっても、使用後の容器口からの分離が容易で、分別廃棄が促進され、資源の再利用が促進される。
【0016】
本実施形態のヒンジキャップは以上のように構成され、図3及び4に示す状態でキャップ本体2と上蓋3が合成樹脂により一体成形され、型抜き後上蓋3を
ヒンジ部から反転させることにより、舌片22の係止突条31が顎部30を乗り越え凹部23に嵌合する。また、上蓋3の環状凹部14とキャップ本体の環状突起12も係合し、閉蓋状態を維持する。その状態では前述のように、上蓋の指掛け片20が指掛け片座部27に載り指掛け片係合邪魔突起28で囲まれる空間に嵌合し、指掛け片20の外周面が指掛け片係合邪魔突起28で囲まれ、且つ底面が指掛け片座部27に囲まれるから、TEバンド21を除去しない限り指掛け片20に直接指を掛けることができない。従って、従来のようにTEバンドの突起の係止をきつくするために突起を大きくして、舌片の突起を無理に嵌合させる必要はなく、舌片とTEバンドの無理嵌合によるTEバンドの弱化部が不用意に破損する事故を少なくすることができ、キャップ製造工程における歩留り率を高めることができる。また、係合突起を小さくすることによって、成形後の型抜きに際して無理抜きが緩和され、型抜きが容易となる利点もある。
【0017】
閉蓋状態から開蓋するには、タブ29を摘み外側に引っ張ることによって、タブ寄りの弱化部24が破断し、TEバンド21を外側に回動させることができ、指掛け片に自由に指先を係止させることができるように、指掛け片の先端縁部外周の囲いを開放することができる。それと同時に、係合顎部30も係止突条31との係止位置から外れるので、指掛け片に指を掛けて上方に持ち上げることによって、容易に上蓋を開けることができる。なお、TEバンド21を他方の弱化部に張力が作用するように引っ張ることによって、図2に示すように、開封後の使用に邪魔にならないようにTEバンド21をキャップ本体2から完全に除去することができる。TEバンドの片側弱化部の破断した状態またはTEバンドが除去された状態では、スカート壁に形成された凹部、及び弱化部の破断状態が目に付き易く、一見して悪戯による上蓋の開封があったことが分かる。そして、開封後の使用において、任意量の内容液注出後に再び上蓋を閉じるに際して、上蓋係止用環状突起12に上蓋のスカート壁18が当たる前に舌片22が上蓋係合用環状突起12の前方を覆うので、上蓋3を閉じる際のヒンジ部のバネ力により上蓋のスカート壁が勢い良く当接して上蓋係合用環状突起12の上面に付着している内容液が飛散しても、前方に飛び散ることがなく、使用者の衣服を内容液で汚すのを防止することができる。
【0018】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限るものでなく、その技術的思想の範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、前記実施形態では、キャップ本体の天壁にプルリングを有するヒンジキャップであったが、必ずしもプルリングを有するものでなく、予め注出口が形成されている形式のヒンジキャップにも適用できることはいうまでもない。また、前記実施形態では、キャップ本体に舌片が嵌合する凹部を形成することによって、スカート壁の材料を節約すると共に、舌片の位置を内容液付着位置により近付けることを可能とし、付着液飛散防止効果を高めたが、必ずしもスカート壁に凹部を形成しなくて、直接スカート壁の外壁面との間に舌片が嵌合するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、未開封状態で上蓋の指掛かり片の下面又は先端縁、及び上蓋とタンパーエビデントバンドの係合部に直接触れることができないので、上蓋とTEバンドの突起を大きくしなくてもいたずらによる上蓋の開封を確実に防止でき、生産性の歩留まり率を向上させることができ、且つ上蓋が開封されたか否か容易に判別できる未開封証明性に優れ、しかも閉蓋時のキャップ本体外周面に付着している残液が前方に飛散することが防止できる上蓋にTE性を付加したヒンジキャップを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る容器口部に打栓した形態での上蓋を閉じて未開封状態を示す断面図である。
【図2】タンパーエビデントバンドを破断除去した状態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るヒンジキャップの上蓋を開いた状態での平面図である。
【図4】その正面断面図である。
【図5】(a)は本発明の実施形態に係るヒンジキャップの容器口部に打栓した状態での未開封状態を示す正面図であり、(b)はその側面図である。
【図6】(a)は本発明の実施形態に係るヒンジキャップの容器口部に打栓した状態でのタンパーエビデントバンドを除去した状態を示す正面図であり、b)はその側面図である。
【図7】本発明の実施形態に係るヒンジキャップの容器口部に打栓した状態での上蓋を開いた状態での側面図である。
【符号の説明】
1 ヒンジキャップ 2 キャップ本体
3 上蓋 4 天壁
5 スカート壁 6 容器口係止用環状突起
10 注出筒 12 上蓋係止用環状突起
14 環状凹部 15 中央ヒンジ片
16 連結片 17 頂壁
18 スカート壁 19 注出筒嵌合内筒
20 指掛け片 21 タンパーエビデントバンド
22 舌片 23 凹部
24 弱化部 25 舌片嵌合係止壁
26 凹部外周面 27 指掛け片座部
28 指掛け片係合邪魔突起 29 タブ
30 係合顎部 31 係止突条

Claims (4)

  1. 容器口に装着されるキャップ本体と該キャップ本体にヒンジ連結された上蓋とからなるヒンジキャップにおいて、前記上蓋のヒンジ連結部と反対側に形成された指掛け片の下面に下方に突出する舌片を設け、且つ前記キャップ本体のスカート壁に、前記スカート壁外周面との間に前記舌片が挿入できる隙間を有するように少なくとも片端部がスカート壁と弱化線を介して連結されているタンパーエビデントバンドを設けてなり、該タンパーエバデントバンドは上部に前記指掛け片に指が掛かるのを邪魔する指掛け片係合邪魔突起を有していることを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 前記タンパーエビデントバンドは、スカート壁外周面との間で前記舌片が嵌合係止する隙間を形成するための帯状の舌片嵌合係止壁部と、上面が指掛け片下面と同形状に形成された指掛け片座部と、該指掛け片座部の外周部から直立して閉蓋状態で前記指掛け片の外周面を囲って未開封状態で前記指掛け片外周面に指が直接係合するのを阻止する指掛け片係合邪魔突起とを有している請求項1に記載のヒンジキャップ。
  3. 前記指掛け片係合邪魔突起に開蓋時にTEバンドを除去する際の摘み部となるタブを設けてなる請求項2に記載のヒンジキャップ。
  4. 前記舌片は、前記指掛け片の下面に略30°〜90°の範囲に渡って円弧状に突出形成され、且つその外周面に前記タンパーエビデントバンドに形成された係合顎部に係止する係止突条が形成されてなる請求項1〜3何れかに記載のヒンジキャップ。
JP2002325382A 2002-11-08 2002-11-08 ヒンジキャップ Expired - Fee Related JP4231680B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002325382A JP4231680B2 (ja) 2002-11-08 2002-11-08 ヒンジキャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002325382A JP4231680B2 (ja) 2002-11-08 2002-11-08 ヒンジキャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004155488A true JP2004155488A (ja) 2004-06-03
JP4231680B2 JP4231680B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=32804630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002325382A Expired - Fee Related JP4231680B2 (ja) 2002-11-08 2002-11-08 ヒンジキャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4231680B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006151487A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd 封緘式キャップ
JP2006151476A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製キャップ
JP2008137717A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Tokyo Raito Kogyo Kk キャップのタンパーエビデンス構造
JP2010215266A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Japan Crown Cork Co Ltd タンパーエビデント性に優れたプラスチックキャップ
JP2012096808A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Yoshino Kogyosho Co Ltd 不正防止キャップ
JP2012136261A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Yoshino Kogyosho Co Ltd 不正防止キャップ
JP2017178344A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 日本クロージャー株式会社 ヒンジキャップ
CN110027793A (zh) * 2019-05-23 2019-07-19 深圳市通产丽星股份有限公司 一种防盗容器
JP2021075329A (ja) * 2019-10-31 2021-05-20 株式会社吉野工業所 ヒンジキャップ

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006151487A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd 封緘式キャップ
JP2006151476A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製キャップ
JP4596419B2 (ja) * 2004-11-30 2010-12-08 株式会社吉野工業所 封緘式キャップ
JP4666458B2 (ja) * 2004-11-30 2011-04-06 株式会社吉野工業所 合成樹脂製キャップ
JP2008137717A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Tokyo Raito Kogyo Kk キャップのタンパーエビデンス構造
JP2010215266A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Japan Crown Cork Co Ltd タンパーエビデント性に優れたプラスチックキャップ
JP2012096808A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Yoshino Kogyosho Co Ltd 不正防止キャップ
JP2012136261A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Yoshino Kogyosho Co Ltd 不正防止キャップ
JP2017178344A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 日本クロージャー株式会社 ヒンジキャップ
CN110027793A (zh) * 2019-05-23 2019-07-19 深圳市通产丽星股份有限公司 一种防盗容器
CN110027793B (zh) * 2019-05-23 2024-06-11 深圳市通产丽星科技集团有限公司 一种防盗容器
JP2021075329A (ja) * 2019-10-31 2021-05-20 株式会社吉野工業所 ヒンジキャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4231680B2 (ja) 2009-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007008539A (ja) 液体容器用の蓋装置
US4796771A (en) Security closure lid and container provided with such lid
JP2004155488A (ja) ヒンジキャップ
JP5449960B2 (ja) 不正開封防止機構付きヒンジキャップ
JP2004083078A (ja) 上蓋にタンパーエビデント性を付加したヒンジキャップ及びその製造方法
JP2003128101A (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP2596699Y2 (ja) 容器とその蓋
JP3874136B2 (ja) 合成樹脂製注出キャップ
JP4401467B2 (ja) 合成樹脂製キャップ
JP2010052773A (ja) 分別廃棄性に優れた合成樹脂製打栓キャップ
JP2007261606A (ja) 不正開封防止ヒンジキャップ
JPH0245364A (ja) ヒンジ付キャップ
JP2012188123A (ja) 容器蓋
JP2012214242A (ja) 不正防止キャップ
JP2004217242A (ja) 注出口体
JP3764994B2 (ja) 容器の開閉装置
JP2004175436A (ja) タンパーエビデント性を有するヒンジキャップ
JP4458463B2 (ja) 栓部材および容器
JP2007302291A (ja) 分別廃棄性の良好なキャップ
JP4621419B2 (ja) ヒンジキャップ
JP4143747B2 (ja) 容器本体から容易に分離可能なヒンジ蓋体
JP7489093B2 (ja) キャップおよびキャップの開封方法
JPH09290852A (ja) 容器の中栓
JPH0958716A (ja) 抜栓可能なキャップ
JP7346059B2 (ja) キャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080813

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees