JPH07611A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH07611A
JPH07611A JP35086492A JP35086492A JPH07611A JP H07611 A JPH07611 A JP H07611A JP 35086492 A JP35086492 A JP 35086492A JP 35086492 A JP35086492 A JP 35086492A JP H07611 A JPH07611 A JP H07611A
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Isao Kishi
勇夫 岸
Nobuharu Yoshida
信晴 吉田
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Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変動入賞装置4内の特定入賞孔18に玉が入
ると権利が発生し、所定個数を限度としてチャッカー4
5の特別始動口48に玉が入るたびに、開閉入賞器50
が特別入賞口52を所定時間開放する作動を生じる特別
作動状態を発生させる構成のパチンコ機にあって、その
当たり作動を変化に富んだものとすることを目的とす
る。 【構成】 開閉作動片14の開閉作動により、玉を受入
れる変動入賞装置4に分配器20を装着し、該分配器2
0により開閉作動片14の所定時間の開放作動により玉
入口12から流入する複数の玉のうち、いずれか一個の
玉のみを特定入賞孔18へ導き、他の玉を普通入賞孔1
7に導き、さらにはこの特定入賞孔18に入った玉を遊
戯盤3上に設けた振分け装置60により、有利玉と、不
利玉とに振り分け、有利玉に振り分けられた時には、不
利玉となった時に比して、遊技者にとって利益ある作動
を生じさせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変動入賞装置を備えた
パチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】入賞ケース内に形成した作動空隙を囲繞
する周壁に玉入口を形成し、該玉入口を開閉制御する開
閉作動片を備え、かつ内部に特定入賞孔を備えた変動入
賞装置と、特別始動口を備えたチャッカーと、特別入賞
口を備えた開閉入賞器とを備え、前記変動入賞装置内の
特定入賞孔に玉が入ると権利が発生し、所定個数を限度
としてチャッカーの特別始動口に玉が入るたびに、開閉
入賞器が特別入賞口を所定時間開放する作動を生じる特
別作動状態を発生させる構成のパチンコ機は種々提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図柄組合せ
表示装置により所定の組み合わせ図柄となると、大当り
とし、所定の利益を供与する構成にあっては、大当りと
なれば利益が確実に供されるため、かえって遊技の面白
みに欠けるきらいがある。そこで、大当り状態で、所定
の変動入賞装置を駆動させ、一定の入賞条件を満たす
と、大当りの権利を発生させるようにして、遊技の複雑
化を生じさせた構成のものが提案されている。一方、図
柄組合せ表示装置を用いない構成にあっても、所定の利
得を発生させるための変動入賞装置が種々提案されてい
る。本発明は、この種の変動入賞装置を備えたものにお
いて、その当たり作動を変化に富んだものとすることを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記変動入賞
装置を、入賞ケース内に玉流路の下方に作動空隙を形成
して、該作動空隙内に、普通入賞孔と、特定入賞孔とを
夫々形成し、さらに開閉作動片の所定時間の開放作動に
より玉入口から流入する複数の玉のうち、いずれか一個
の玉のみを特定入賞孔へ導き、他の玉を普通入賞孔に導
く分配器を配設して構成すると共に、前記変動入賞装置
の特定入賞孔に連通させて、該玉入口から送給された玉
を有利玉と不利玉とに振分ける振分け装置と、有利玉の
発生により、不利玉の発生に比して有利な特別作動状態
を発生させる制御指令手段とを備えたものである。
【0005】この制御指令手段としては、有利玉の発生
により、特別作動状態で、前記開閉入賞器の特別入賞口
を開放させ得るチャッカーの有効限度個数を、不利玉の
発生に比して多くしたものが提案され得る。
【0006】また、有利玉の発生により、特別作動状態
で、前記チャッカーの特別始動口に玉が入って、開閉入
賞器が開放作動する時間を、不利玉の発生に比して長く
したものが提案され得る。
【0007】さらには、始動ゲートへの玉流入により変
動して、予め定められた種々の図柄を変動表示する複数
の図柄表示部を備え、前記図柄表示部が所定の図柄とな
ると、開閉作動片により前記玉入口を開放制御するよう
にした変動入賞装置を用いたものにおいて、前記変動入
賞装置の特定入賞孔に連通させて、該玉入口から送給さ
れた玉を有利玉と不利玉とに振分ける振分け装置と、振
分け装置に流入した玉が有利玉となったときに、不利玉
の発生に比して図柄表示部の当り確率を、所定時期まで
高確率に維持する制御指令手段とを具備したことを特徴
とするものである。
【0008】上述した各手段にあって、前記振分け装置
によって振り分けられた不利玉と有利玉の発生を、異な
った効果音で報知する音処理装置を備えるようにするこ
とができる。
【0009】
【作用】開閉作動片が開放位置に変換され、玉入口から
複数個の玉が流入し、そのうちの一つが分配器により特
定入賞孔に導かれると特別入賞状態が発生する。そし
て、玉は振分け装置に流入し、これが有利玉となると、
不利玉となった場合に比して、パチンコ機は遊技者にと
って有利な作動を生ずる。
【0010】
【実施例】添付図面について本発明の一実施例を説明す
る。図1は、パチンコ機1の正面図であって、その機枠
2の図示しない下部には玉受皿と、玉発射用の回転式ハ
ンドル等が設けられる。遊技盤3の盤面中央には、図2
で拡大して示すように変動入賞装置4が配設される。
【0011】変動入賞装置4は、図2〜4で明瞭に示す
ように、入賞ケース5を基体とするものであって、その
上半分には、周壁7で囲繞されて作動窓孔6が形成さ
れ、該作動窓孔6の下部に図中右側へ傾斜する玉流路8
が形成されている。
【0012】一方、前記作動窓孔6の玉流路8上の主表
面には、組合わせ表示装置9を構成する三個の7セグメ
ント指示器からなる図柄表示部10a,10b,10c
が並設されている。前記図柄表示部10a,10b,1
0cは、LED又は液晶によって構成され、「0」〜
「9」等、数字及びアルファベットからなる7セグメン
ト指示器で表現可能な図柄が表示される。また作動窓孔
6の上縁部には、4個のパイロットランプからなる待機
記録ランプ列11が設けられている。
【0013】周壁7の左壁には玉入口12が形成されて
おり、該玉入口12の下端部に回動軸13に支持され、
起立状態で玉入口12を遮蔽し、横臥状態で玉入口12
を開放する開閉作動片14が枢支されている。この開閉
作動片14は、装着フレーム30に保持されたソレノイ
ド33によって構成される開閉駆動装置により、支軸1
3を回動制御され、開放位置と、閉鎖位置とに変換され
る。
【0014】前記表示窓孔6の下部には、ほぼ円形の作
動空隙16が形成されている。この作動空隙16は図5
〜7で明らかなように図中右側で中心からほぼ60°偏位
した位置で玉流入口15を介して玉流路8と連通してい
る。この玉流入口15には、玉検知装置15aが配設さ
れ、玉の通過を検知し得るようにしている。
【0015】また前記作動空隙16の直下位置には普通
入賞孔17が形成され、さらには中心から左側へ60°偏
位した位置の前壁面19には特定入賞孔18が形成され
ている。この特定入賞孔18は玉検知装置を備える玉通
路(図示せず)と連通している。さらには、前記普通入
賞孔17,特定入賞孔18に流下した玉は入賞玉となっ
て、公知機構により所定数の景品玉を排出すると共に、
前記特定入賞孔18に玉が流下することにより、玉検知
装置によって検知され、特別作動状態となって、遊戯者
に所要の利得を受ける権利を発生させることとなる。
【0016】この作動空隙16には、円盤状の回転分配
器20が前壁面19を貫通する支軸21にその中心を支
持されて配設される。前記回転分配器20は、背面壁2
2に肉厚部を突成することにより、その周面に主出入口
23と誘導口26と副出入口24とを夫々ほぼ120 °の
角度配置で周面に形成して、主出入口23と副出入口2
4を視認可能のく形状滞留溝25で連通している。さら
に誘導口26は玉一個分の収納を可能としている。ま
た、誘導口26の背部は背面壁22が除去されている。
さらにまた滞留溝25及び誘導口26は前方に開放され
ている。そして、回転分配器20は、前記入賞ケース5
の作動空隙16を覆う前面板5aの透孔部5bにより視
認可能となっており、このため、後述する滞留溝25,
誘導口26に流入する玉の動きを遊技者は確認すること
ができる。
【0017】前記支軸21には、入賞ケース5の背部に
装着フレーム30により支持されたステップモータ等か
らなる駆動制御モータ31の駆動軸を歯車列32を介し
て連係し、前記回転分配器20を反時計方向へ回転制御
し得るようにしている。また、前記開閉作動片14は、
同じく装着フレーム30に保持されたソレノイド33に
よる駆動制御によって、開放位置と、閉鎖位置とに変換
される。その他変動入賞装置4の上部には入賞口35が
配設される。
【0018】また前記変動入賞装置4の下方には、光電
スイッチ、リミットスイッチ等により構成される球検知
装置(図示せず)を備える始動ゲート40が設けられて
いる。この始動ゲート40に遊技球が通過して該球検知
装置による球検知信号が発生すると、組合わせ表示装置
9を駆動すると共に、通常の入賞口と同様に、その遊技
球の通過に伴って所定数の景品球を発生する。
【0019】変動入賞装置4の右方には、図8で示すよ
うに回転体46に玉一個分の保留を可能とする捕捉孔4
7が周部に形成された回転体46を内蔵する回転チャッ
カー45が配設される。この回転チャッカー45内には
特別始動口48が配設され、前記捕捉孔46に入った玉
を回転体46の回転に伴って、特別始動口48に供給す
る。
【0020】そのさらに下方には、図9で示すようにソ
レノイド51により開閉板53を作動させて開閉駆動制
御される特別入賞口52を備えた開閉入賞器50が配設
される。
【0021】そして特定入賞孔19に玉が流下すること
により生ずる特別作動状態のときに、回転チャッカー4
5の捕捉孔47に玉が流入し、回転チャッカー45の回
転に伴って、玉が特別始動口48に供給されると、特別
入賞口52の開閉板53が約10秒開放する。尚、この特
別入賞口52に約10個の玉が流入したときには、開放作
動中であってもその開放動作が終了する。また、回転チ
ャッカー45へ有効限度個数の範囲(通常16個)で遊技
球が入賞するたびに、特別入賞口52は開放され、而し
て後に、特別作動状態が終了する。
【0022】前記始動ゲート40のさらに下方位置に
は、図10〜13で詳細に示す振分け装置60が配設さ
れている。
【0023】かかる振分け装置60の構成につき説明す
る。振分け装置60は上面が上方に開口された受口61
を備える。この受口61は案内円溝62を備え、中央に
透孔63が形成されている。そして、前記案内円溝62
の下方には、同心状に同じく案内円溝64を備えた底板
が設けられている。前記案内円溝64の後側部には、該
案内円溝64の接線方向に玉を案内する放流路66が形
成され、前記透孔63は案内円溝62の下面に形成され
た受樋65により、放流路66と上下で連通している。
また前記案内円溝64には、中央部前縁の有利孔67と
後方左右の不利孔68,68とが形成されており、さら
に、有利孔67は玉検知スイッチS1 (図16参照)が
具備された有利樋69に、不利孔68,68は玉検知ス
イッチS2 (図16参照)が具備された不利樋70,7
0に連通している。
【0024】前記振分け装置60上には排出口71が配
設されている。この排出口71は、前記特定入賞孔18
と流通路72と連通しているものであり、従って特定入
賞孔18に入った玉は振分け装置60上に流出すること
となる。
【0025】かかる構成にあって、前記受口61の前縁
部が遊技盤3から突出し、ここが実質的な受口61とな
る。この受口61は変動入賞装置4との間に打たれた釘
列73により盤面で周囲から分離され、前記変動入賞装
置4の落下孔25とのみ連通している。そして受口61
に入った玉は案内円溝62の透孔63から受樋65を経
て、該放流路66上に落下する。そして放流路66の案
内作用により、玉は案内円溝64に接線方向から流入し
て公転し、有利孔67,不利孔68,68のいずれかに
流入する。そして、有利孔67には玉検知スイッチS1
が、不利孔68,68には、玉検知スイッチS2が夫々配
設され(図14参照)、該スイッチS1,S2による玉判別
によって有利孔67に入った玉は有利玉となり、不利孔
68,68に入った玉は不利玉となる。
【0026】次に変動入賞装置4の作動につき説明す
る。遊技盤3に遊技球が打ち出されて、始動ゲート40
を通過すると、図10で示す中央制御装置CPUに接続
された記憶装置ROMに格納された乱数表の内いずれか
を選出し、その選出値に対応して、当たり、またははず
れを決定する。そして、景品球の供給と共に図柄表示駆
動回路を介して前記組合わせ表示装置9を駆動して、図
柄表示部10a,10b,10cを変動開始し、約5秒
程度経過すると、当たり、はずれの判定にもとずき、乱
数表から図柄表示部10a,10b,10cの図柄を決
定し、順次停止する。そして、図柄表示部10a,10
b,10cの図柄が同一図柄、または図柄表示部10
a,10bが同一図柄で、図柄表示部10cが「当」図
柄の場合には、「大当り」となり、図14で示す音声処
理装置によりスピーカーが鳴音を発すると共に、ソレノ
イド33が駆動して、開閉作動片14が傾斜状態(開放
状態)となり、次のような所定の利得を可能とする作動
に移行する。
【0027】尚、前記始動ゲート40に遊技球が連続的
に流入した場合には、待機記録ランプ列11が順次点灯
し、最高四回まで保留される。
【0028】すなわちこの開閉作動片14は約5.9 秒開
放し、この開放中に、開口12から打玉が数個流入す
る。一方、回転分配器20は、開閉作動片14の閉鎖状
態では、反時計方向に低速回転しているが、大当りに伴
って高速回転し、図3及び図5で示すように主出入口2
3が玉流路8の右端に形成した玉流入口15と一致し、
かつ誘導口26がほぼ直下方向に位置した状態で停止す
る。このため、開口12から入った玉は、玉流入口15
から玉が主出入口23に流入する。このとき、滞留溝2
5を介して主出入口23と連通する副出入口24は、中
心からほぼ60°偏位した左位置にあり、滞留溝25はく
字状となっており、かつ小突起27により、その慣性流
出を阻止されているため、二個の玉x1 ,x2 のみが滞
留溝25内に滞留が可能となり、残りは玉流入口15内
又は、玉流路8上に残留することとなる。
【0029】一方、前記玉流入口15に配設された玉検
知装置15aによって、三個目の玉x3 が検知される
と、前記回転分配器20は、反時計方向へ回転する。そ
して図6で示すように誘導口26が玉流入口15と一致
すると、玉x3 だけが誘導口26に流入する。このとき
副出入口24は普通入賞孔17に一致し、このため、滞
留溝25内の二個の玉x1 ,x2 は、該普通入賞孔17
側へ排出される。そして、さらに回転分配器20は回転
し、図4及び図7で示すように誘導口26が特定入賞孔
18に一致すると、その玉は特定入賞孔18へ排出され
る。またこの位置では、副出入口24が玉流入口15に
一致し、かつ主出入口23は普通入賞孔17と一致して
いるから、四個以上の玉x4 〜は、連続的に滞留溝25
内を経由して普通入賞孔17側へ落下し、排出されるこ
ととなる。
【0030】かかる各作動は、中央制御装置CPUで構
成される駆動制御手段により制御される。
【0031】そして、前記特定入賞孔18へ玉x3 が流
下すると、その流通路内に配設した玉検知装置により検
知され、特別作動状態となって、大当りの権利が発生す
る。すなわち、組合わせ表示装置9が所定の大当りとな
る組み合わせとなっても、開口12から三個以上の玉が
流入しないかぎり、有効とはならない。而して、大当り
を発生させるための入賞条件が付加されることとなる。
【0032】特定入賞孔18に入った玉は、流通路72
を経由して排出口71から振分け装置60の受口61上
に流下する。そして上述した過程を経て、有利孔67,
不利孔68,68のいずれかに流入し、有利玉と不利玉
とに振り分けられる。尚、有利孔67,不利孔68,6
8のいずれに入っても、後述するようにその利益の内容
には差異があるが、いずれも特別作動状態となって、所
定の利益を受けることができる。すなわち、特定入賞孔
18に玉が入ることにより特別作動状態となる。
【0033】ここで、有利孔67に入ったのか、または
不利孔68,68に入ったのかを明確に報知するよう
に、図14に示すように中央制御装置CPUにより制御
される音処理装置によって、各孔67,68内での玉検
知スイッチS1 ,S2 による玉検知に基づいてそれぞれ
異なった効果音をスピーカから発生させるようにする。
これにより、遊技者は容易に状態判断をすることができ
る。
【0034】上述したように玉が不利孔68,68に入
った場合と、有利孔67に入った場合とでは、特別作動
状態の内容が異なる。この差異は、特別入賞口52を開
放させ得る特別始動口48への玉の入る限度個数(以
下、有効限度個数という)を変化させることにより行わ
れ得る。
【0035】詳細に説明すれば、有効限度個数を有利孔
67に入って有効玉に振り分けられたときには、16個と
し、不利孔68,68に入って無効玉に振り分けられた
ときには、2個とする。そして不利孔68,68または
有利孔67に入った場合には、この特別作動状態の間
に、回転チャッカー45の捕捉孔47に玉が流入し、回
転分配器46の回転に伴って、玉が特別始動口48に供
給されると、特別入賞口52の開閉板53が約10秒開放
する。そしてこの特別入賞口52に約10個の玉が流入し
たときには、開放作動中であっても、その開放動作が終
了する。そして有効限度個数の消化にともない、特別作
動状態が終了する。
【0036】而して、遊技者は、大当りに伴う利得の供
与を、有利玉の発生により、不利玉の発生に比して有利
に受けることとなる。
【0037】かかる利益の差異を発生させる手段とし
て、前記開閉板53の開放時間に差異を生じさせる手段
も採用され得る。即ち、有効玉に基づく特別作動状態の
場合には、前記開閉板53の開放時間を約10秒とし、無
効玉の発生に基づく特別作動状態の場合には、5 秒程度
とする。
【0038】次に、前記組合わせ表示装置9により制御
される図柄表示部10a,10b,10cの当たり確率
を、特別作動終了後に変化させて、利益に差異を生じさ
せる手段も適用され得る。
【0039】即ち、有利孔67に入って有効玉が生じた
場合には、特別作動が終了した次回の図柄表示部10
a,10b,10cの当たり確率を通常よりも10倍向上
させるようにする。 一方、不利孔68,68に入って無
効玉が発生した場合にあっては、特別作動終了後も、通
常の当たり確率とする。一方、振分け装置で、不利孔6
8に入ると、第二の特別入賞状態となる。
【0040】この構成を更に詳しく説明する。中央制御
装置CPUに接続された記憶装置ROMには、「0」〜
「275 」までの276 コマを循環する乱数値が格納され、
前記40への球通過にともない、そのいずれかを選出す
る。そしてこの値が例えば「0」の場合のみを当りと
し、それ以外をハズレと判定し、始動ゲート40への球
通過直後、又は通過記憶された場合には、その記憶数が
消化されると組合わせ表示装置9の変動が開始され、前
記判定結果に基づいて、当たり又ははずれの図柄を選定
し、組合わせ表示装置9を駆動停止して図柄表示部10
a,10b,10cに表示する。
【0041】したがって、通常は、当たり確率は1/276
である。しかるに前記有利孔67に玉が入って玉検知ス
イッチS2がオン作動すると、上述したように、特別始動
口48に有効限度個数が入って、特別作動状態が終了し
たら、次回の当たりが発生するまで、乱数値のうち、例
えば「0」〜「9」までを当たりとして、当たり確率を
10倍とする。この場合に、次回の当たり作動にあって
は、有利孔67に玉が入っても、有利な作動は生じな
い。尚、連続的に、高確率としても良く、この場合には
大当たり中に、不利孔68,68に玉が入らない限り、
当たり確率は高率状態が維持されることとなる。
【0042】更には、不利孔68,68に入った場合
も、通常の状態に比して、高確率としても良い。例え
ば、有利孔67の玉流入に基づき確率を通常よりも10倍
に上昇させ、不利孔68,68の玉流入に基づき確率を
通常よりも5倍に上昇させるようにする。この場合に
も、有効玉と、無効玉で、利益に大きな差異を生じさせ
得る。尚、この場合には、次回の大当たりで、通常確率
に復帰することとなる。
【0043】上述の一連の作動は図14で示す中央制御
装置CPU等からなる制御指令手段により容易に実行さ
れ得る。この中央制御装置CPUは、上述したように変
動入賞装置4の駆動制御手段も兼ねている。
【0044】
【発明の効果】本発明は、上述したように、開閉作動片
14の開閉作動により、玉を受入れる変動入賞装置4に
分配器20を装着し、該分配器20により開閉作動片1
4の所定時間の開放作動により玉入口12から流入する
複数の玉のうち、いずれか一個の玉のみを特定入賞孔1
8へ導き、他の玉を普通入賞孔17に導き、さらにはこ
の特定入賞孔18に入った玉を遊戯盤3上に設けた振分
け装置60により、有利玉と、不利玉とに振り分け、有
利玉に振り分けられた時には、不利玉となった時に比し
て、遊技者にとって利益ある作動を生じさせるようにし
たものであるから、振分け装置60での玉の行方に、ス
リリングな期待感を抱くこととなり、かつ遊戯盤面の作
動を変化に富んだものとすることができて、パチンコ遊
技の興趣を一層高め得る優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機1の正面図である。
【図2】変動入賞装置4の正面図である。
【図3】変動入賞装置4の斜視図である。
【図4】変動入賞装置4の一部を省略した他の態様を示
す斜視図である。
【図5】回転分配器20の作動を示す横断正面図であ
る。
【図6】回転分配器20の他の作動を示す横断正面図で
ある。
【図7】回転分配器20のさらに他の作動を示す横断正
面図である。
【図8】回転チャッカー45の斜視図である。
【図9】大入賞口47の斜視図である。
【図10】振分け装置60を示す縦断正面図である。
【図11】図10A−A断面図である。
【図12】振分け装置60の示す平面図である。
【図13】図10B−B断面図である。
【図14】制御指令手段を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 4 変動入賞装置 5 入賞ケース 6 作動窓孔 9 組合わせ表示装置 10a,10b,10c 図柄表示部 12 玉入口 14 開閉作動片 17 普通入賞孔 18 特定入賞孔 20 回転分配器 21 支軸 40 始動ゲート 45 回転チャッカー 46 回転分配器 48 特別始動口 50 開閉入賞器 52 特別入賞口 60 振分け装置 67,67 不利孔 68 有利孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】かかる振分け装置60の構成につき説明す
る。振分け装置60は上面が上方に開口された受口61
を備える。この受口61は案内円溝62を備え、中央に
透孔63が形成されている。そして、前記案内円溝62
の下方には、同心状に同じく案内円溝64を備えた底板
が設けられている。前記案内円溝64の後側部には、該
案内円溝64の接線方向に玉を案内する放流路66が形
成され、前記透孔63は案内円溝62の下面に形成され
た受樋65により、放流路66と上下で連通している。
また前記案内円溝64には、中央部前縁の有利孔67と
後方左右の不利孔68,68とが形成されており、さら
に、有利孔67は玉検知スイッチS1 (図14参照)
具備された有利樋69に、不利孔68,68は玉検知ス
イッチS2 (図14参照)が具備された不利樋70,7
0に連通している。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入賞ケース内を囲繞する周壁に玉入口を形
    成し、該玉入口を開閉制御する開閉作動片を備え、かつ
    内部に特定入賞孔を備えた変動入賞装置と、特別始動口
    を備えたチャッカーと、特別入賞口を備えた開閉入賞器
    とを遊技盤面に備え、前記変動入賞装置内の特定入賞孔
    に玉が入ると権利が発生し、所定個数を限度としてチャ
    ッカーの特別始動口に玉が入るたびに、開閉入賞器が特
    別入賞口を所定時間開放する作動を生じる特別作動状態
    を発生させる構成のパチンコ機において、 前記変動入賞装置を、 入賞ケース内に玉流路の下方に作動空隙を形成して、該
    作動空隙内に、普通入賞孔と、特定入賞孔とを夫々形成
    し、さらに開閉作動片の所定時間の開放作動により玉入
    口から流入する複数の玉のうち、いずれか一個の玉のみ
    を特定入賞孔へ導き、他の玉を普通入賞孔に導く分配器
    を配設して構成すると共に、 前記変動入賞装置の特定入賞孔に連通させて、該玉入口
    から送給された玉を有利玉と不利玉とに振分ける振分け
    装置を遊技盤面に配設し、 さらに有利玉の発生により、不利玉の発生に比して有利
    な特別作動状態を発生させる制御指令手段を備えたこと
    を特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】前記変動入賞装置を、 入賞ケース内に開閉作動片により開放制御される玉流路
    を形成し、かつ玉流路の下方に作動空隙を形成して、該
    玉流路と作動空隙とを玉流入口により連通し、主出入口
    と誘導口と副出入口とを夫々ほぼ120 °の角度配置で周
    面に形成して、主出入口と副出入口を滞留溝で連通し、
    さらに誘導口は玉一個分の収納を可能としてなる円盤状
    回転分配器を、前記作動空隙内に軸支し、その支軸を入
    賞ケースの背部に装着した駆動制御モータに連係して一
    方向へ回転制御し、主出入口,誘導口,副出入口を、中
    心から60°偏位した位置で前記玉流入口と順次合致させ
    ると共に、前記作動空隙には、回転分配器の回転に伴っ
    て前記主出入口及び副出入口と連通する普通入賞孔と、
    前記誘導口のみと連通する特定入賞孔とを夫々形成して
    構成すると共に、 前記開閉作動片の開放時に、前記回転分配器の主出入口
    を前記玉流入口と合致させ、前記玉検知装置による所定
    個数の流入検知に伴って、回転分配器を駆動し、玉流入
    口で待機していた玉を誘導口に収容し、さらに回転し
    て、誘導口の玉を特定入賞孔へ流出させ、滞留溝の玉を
    他方の玉出入口から普通入賞孔へ流出する駆動制御手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】有利玉の発生により、特別作動状態で、前
    記開閉入賞器の特別入賞口を開放させ得るチャッカーの
    有効限度個数を、不利玉の発生に比して多くする制御指
    令手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のパチン
    コ機。
  4. 【請求項4】有利玉の発生により、特別作動状態で、前
    記チャッカーの特別始動口に玉が入って、開閉入賞器が
    開放作動する時間を、不利玉の発生に比して長くするよ
    うにした制御指令手段を備えたことを特徴とする請求項
    1記載のパチンコ機。
  5. 【請求項5】予め定められた種々の図柄を変動表示する
    複数の図柄表示部によって構成され、球検知装置を備え
    た始動ゲートを遊技球が通過すると、球検知装置からの
    球検知信号に基づいて各図柄表示部が変動を開始し、停
    止して種々の組合わせの図柄を表示する図柄組合せ表示
    装置を備え、 前記図柄組合わせ表示装置の各停止図柄が所定の組合わ
    せである「大当り」表示となると、前記変動入賞装置の
    開閉作動片を開放作動させると共に、 振分け装置に流入した玉が有効玉となったときに、不利
    玉の発生に比して図柄表示部の当り確率を、所定時期ま
    で高確率に維持する制御指令手段とを具備したことを特
    徴とする請求項1記載のパチンコ機。
  6. 【請求項6】前記振分け装置によって振り分けられた不
    利玉と有利玉の発生を、異なった効果音で報知する音処
    理装置を備えたことを特徴とする請求項1乃至4記載の
    パチンコ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8722893B2 (en) 2008-11-13 2014-05-13 Basf Se Process for manufacturing 5-chloromethyl-2,3-pyridine dicarboxylic acid anhydrides
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