JPH07116308A - パチンコ機の振分入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の振分入賞装置

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JPH07116308A
JPH07116308A JP28723693A JP28723693A JPH07116308A JP H07116308 A JPH07116308 A JP H07116308A JP 28723693 A JP28723693 A JP 28723693A JP 28723693 A JP28723693 A JP 28723693A JP H07116308 A JPH07116308 A JP H07116308A
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Kenkichi Nakajima
健吉 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変化に富んで興趣の高い遊技が可能であると
共に、コンパクトで遊技盤上における配置の自由度が高
い振分入賞装置を提供する。 【構成】 モータに連結した回転体3と、該回転体3に
設けた2ヶ所の誘導孔14,15と、両誘導孔14,1
5に連通可能な表排出口16及び裏排出口11と、表排
出口16内に球を保留する係止片20aとを備え、係止
片20aにより表排出口16内に球が保留された状態の
ときには、後続の球を裏排出口11へ誘導可能とし、両
排出口11,16から排出される球に異る操作を行わせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ機の振分入
賞装置に関し、特に、回転体を備える振分入賞装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、回転体を備える振分入賞
装置は、従来から種々提案されている。例えば、特公昭
52−45533号公報では、パチンコ遊技盤に設けた
ケース板に、深さを異にした凹窪部を複数個設けた回転
体をモータにより回転自在に取付け、回転体の凹窪部の
各深さと一致した位置においてケース板に深さの異る複
数個の流出孔を穿設し、もって凹窪部に入った球をこれ
と深さを同じくする流出孔よりパチンコ遊技盤裏面に流
出せしめたパチンコ機の打球入賞装置が提案されてい
る。また、遊技盤の表面側を流下する球を回転体で受け
止め、回転体に設けた誘導孔で遊技盤の裏面側に排出す
るようにした入賞装置がある。そして、この入賞装置で
は、回転体の誘導孔が巡って来るまで球が停留部で待機
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、深さの
異る凹窪部を有する従来の入賞装置は、大型で遊技部を
占有してしまうし、球が凹窪部に嵌入した時点で、球の
行方が決ってしまい、面白味に欠ける。また、誘導孔を
有する回転体を備える入賞装置においては、排出口が遊
技盤の裏面側に向けた一ヶ所であるため、変化に乏し
く、遊技性に欠けていた。しかも、停留部に停留中の球
に、後続の遊技球が衝突して、待機中の球が落下してし
まうことが多く、期待感が削がれている。本発明は上記
に鑑み提案されたもので、変化に富んで興趣の高い遊技
が可能であると共に、コンパクトで遊技盤上における配
置の自由度が高い振分入賞装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、回転駆動源を備える回転体と、回転体に設け
た少なくとも2ヶ所の誘導孔と、誘導孔に連通可能な複
数の排出口と、何れかの排出口内に球を保留する保留部
とを備え、保留部により排出口内に球が保留された状態
のときには、後続の球を他の排出口へ誘導可能にしたも
のである。
【0005】
【作用】回転体に設けた複数の誘導孔に打球が飛入し、
当該誘導孔内に飛入した球を保留部により保留し、保留
した球と回転体とが協働して他の誘導孔内の球を異る排
出口へ移送することができ、各排出口に排出される球に
別々の操作をさせることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る振分入賞装置1を図面の
実施例について説明すると、図1は正面図、図2は図1
のA−A線の概略断面図、図3はケース本体2の正面
図、図4は回転体3の正面図である。この振分入賞装置
1は、ケース本体2に回転体3を回転自在に装着すると
共に、駆動源としてモータ4を装着してなる。
【0007】ケース本体2は、遊技盤に取り付けるため
のフランジ状の取付板5と、この取付板5の後方にほゞ
円筒状に延出するケーシング6とからなる。このケーシ
ング6の中間には遮蔽壁7を設け、ケーシング6内を前
室8と後室9とに区画する。即ち、前室8は、前面側が
円形に開口して、後述する回転体3の収納部となる。一
方、ケーシング6の後縁には後壁10を設け、上記遮蔽
壁7と後壁10との間に後室9を形成する。
【0008】上記遮蔽壁7には、球が通過可能な大きさ
の裏排出口11を開設し、前室8と後室9とを連通させ
る。また、後室9を形成するケーシング6の下面部分に
は、球が通過可能な大きさの落下口12を開設する。更
に、遮蔽壁7の中央には軸受部13を設ける。そして、
上記後壁10にモータ4を取付けて、モータ4の出力軸
4aと、上記軸受部13に通した後述する回転体3の回
転軸3aとを、上記後室9内で接続する。
【0009】回転体3は、前端面が閉塞する円筒状或は
円柱状であって、後方に回転軸3aが延出する。この回
転体3には、少なくとも2ヶ所に、球が前端面から流入
可能な誘導孔14,15を設ける。また、これらの誘導
孔14,15は上記した遮蔽壁7の裏排出口11に連通
可能であって、流入した球を連通状態のときに裏排出口
11へ排出可能なように、後方も開口している。更に、
誘導孔14,15は、流入した球を、後述する他の表排
出口16へも排出可能なように側面も開口している。即
ち、誘導孔14,15は、回転体3の側周面の近傍に配
設されて、前面及び後面並びに側面が開口するものであ
る。
【0010】そして、上記回転体3の側面から転出する
球が転入する排出路17を設ける。この排出路17は、
図示の実施例によれば、前室8の下方のケーシング6を
膨出させて形成されており、下端が遊技盤の前面側に開
口している。尚、図示の実施例では、回転体3の上方の
一部を残して覆う前飾り部材18を添設してあり、当該
前飾り部材18に設けた左右のガイド壁17a及び天井
壁17bによって上記排出路17が形成されている。
【0011】前飾り部材18は、取付板5の前面にほゞ
蒲鉾形に突出する部材である。この前飾り部材18の頂
上部分には、後向きに下り傾斜を有する浅い窪み19a
を設けると共に、当該窪み19a下端を回転体3の前面
に臨ませて停留部19を設ける。即ち、遊技部を流下す
る球が、上記窪み19aに載ると、回転体3の誘導孔1
4または15の下縁が窪み19aの下端に一致している
状態(図5の状態)では、球が誘導孔14,15内に嵌
入するが、誘導孔14,15が他の位置にずれた状態で
は、誘導孔14,15に嵌入できずに停留部19で誘導
孔14,15が巡って来るまで待機する。尚、図3にお
いては、停留部19の位置を示すために、ケース本体2
側に本来前飾り部材18に設けてある停留部19を破線
で示してある。また、図5ないし図11の説明図にあっ
ても停留部19を実線で描いてある。
【0012】一方、前記した回転体3には保留部20を
設ける。この保留部20は、図示の実施例によれば、二
つの誘導孔14,15を設けた回転体3の縁に係止片2
0aを延設することにより構成してある。即ち、先行す
る第1の誘導孔14のほゞ先端側から始めて、続く第2
誘導孔15の後端よりも若干延長した位置まで、回転体
3の外径よりも大径な係止片20aを延設するのであ
る。
【0013】そこで、図6に示すように停留部19に球
Pが載り、図7に示すように先行する第1の誘導孔14
に球Pが嵌入すると共に、後続の球Qが停留部19に載
る。また、図8に示すように第1の誘導孔14が排出路
17に連通する位置まで回転体3が回転すると、上記第
1の誘導孔14に嵌入していた球Pが排出路17に流出
する。しかし、この第1の誘導孔14付近の縁には保留
部20として係止片20aが延出しているので、排出路
17に嵌入した球Pは、上記係止片20aに係止するた
め、係止片20aが通過するまで排出路17内に留ま
る。
【0014】そして、後続の第2誘導孔15に嵌入した
球Qがあるとき、この球Qも回転体3の回転に伴って移
送される。しかし、側面が開口する後続の誘導孔15が
排出路17に臨むようになっても、排出路17には既に
先行する球Pが嵌入しているので、第2の誘導孔15に
嵌入した後続の球Qは排出路17に流出することができ
ず、先行球を乗り越える(図9)。この乗り越えた球Q
は、他の排出口即ち遮蔽壁7に設けた裏排出口11へ向
けて移送させる。
【0015】一方、表排出口16に嵌入して保留されて
いる先行する球Pは、後続する球Qが乗り越えて行く
と、やがて、係止片20aが外れるので、排出路17を
通って遊技盤の前面へ流出する(図10)。尚、図示の
実施例では、排出路17に保留された先行の球Pが遊技
盤面に流出した後、後続の球Qが裏排出口11から遊技
盤の裏面側に流出するように設定されているが(図1
1)、これは排出口14,15の位置や係止片20aの
長さを変更することにより適宜に設定できる。
【0016】次に、上記のような構成の振分入賞装置1
を配置したパチンコ機及びそのゲームについて簡単に説
明する。
【0017】図12は本発明に係る振分入賞装置1を配
設したパチンコ機の遊技盤21の正面図である。この遊
技盤21の表面にはガイドレール22で囲まれた遊技部
23を形成し、該遊技部23のほゞ中央に、本発明に係
る振分入賞装置1を配設すると共に、中心線に沿って上
方に普通図柄を可変表示する可変表示装置24、下方に
普通図柄始動通過口25、該普通図柄始動通過口25の
下方に普通電動役物として所謂電動チューリップ26、
この電動チューリップ26の下方には一対の可動部材2
7を備えて、二つの普通電動役物として機能する電動入
賞装置28、その下方の最下位置にはアウト口29を設
ける。更に、適宜位置には、球の流下方向に変化を与え
る風車30、一般入賞となる一般入賞口31,32、或
は表示ランプ33等を設けると共に、図示していない障
害釘を配設する。
【0018】上記普通図柄表示装置としての可変表示装
置24は、どのような構成でもよいが、この実施例で
は、3桁の所謂デジタル表示器で構成し、横方向に3ヶ
の図柄が表示可能である。例えば、「0〜9」及び「A
〜D」の14種類の数字及び英字図柄が変動表示される
ようになっている。そして、全ての図柄の停止時の組合
せがゾロ目の組合せであるときに「当り」と判定され
て、電動チューリップ26が6秒間開放される。また、
この可変表示装置24は、LEDからなる始動記憶表示
灯34を備えると共に、後述するレベルメータ35を備
えている。尚、このレベルメータ35は列設したLED
により構成してある。一方、後述の電動入賞装置28に
設ける普通図柄表示装置40,42は、各々横方に3個
の図柄が表示可能であり、例えば「0〜9」の数字が変
動表示されるようになっている。そして、全ての図柄の
停止時の組合せが「000」を除く組合せであるときに
「当り」と判定されて、可動部材27を6秒間開放す
る。
【0019】電動入賞装置28は、遊技盤21に取り付
けるための基板36に、左右一対のガイド壁37と、一
対の可動部材27と、該可動部材27と前記ガイド壁3
7との間に形成した一対の入賞空間38と、前記可動部
材27に各々対応する電気的駆動源としてソレノイド
(図示せず)を備えている。尚、図示の実施例では、ガ
イド壁37等の前面を覆う前飾り板を省略している。
【0020】上記可動部材27は、下端側を支軸により
回動自在に軸着されている。また、この可動部材27の
上端面は、ガイド壁37の間の対向間隔内に向く下り傾
斜が設けてある。そして、起立状態にある可動部材27
の上端は、ガイド壁37の上縁に臨んでいる。従って、
可動部材27が起立状態にあるとき、入賞空間38は可
動部材27及びガイド壁37によって囲繞されることに
なるので、遊技部23を流下する打球が入賞空間38へ
飛入することはできない。
【0021】一方、何れか一方のソレノイドを駆動する
と、可動部材27が傾動してガイド壁37の対向側を開
放する。この開放状態では、可動部材27の案内面によ
って、遊技部23を流下する球が入賞空間38に取り込
まれる。
【0022】遊技者は遊技部23のほゞ中央、即ち本発
明に係る振分入賞装置1を狙って打球を発射する。この
打球Pが振分入賞装置1の停留部19に載り、回転体3
の第1の誘導孔14が巡って来るのを待つ(図6)。そ
して、回転してきた第1の誘導孔14に嵌入すると共
に、続く打球Qが停留部19に載る(図7)。或は、タ
イミング良く遊技者の発射した打球が回転体3の誘導孔
14,15に飛入する。
【0023】誘導孔14,15に嵌入した打球P,Q
は、回転体3の回転により移送され、先行する第1の誘
導孔14内の球Pが、下方に設けた排出路17に落下す
る(図8)。排出路17に落下した球Pは、回転体3の
縁に設けた係止片20aにより保留され、後続の第2の
誘導孔15に嵌入した球Qが保留した球Pに載る(図
9)。回転体3が更に回転すると、係止片20aが途切
れた段階で、排出路17内に保留された球Pが表排出口
16から遊技盤21の前面側に排出される(図10)。
【0024】一方、第2の誘導孔15に嵌入した球Q
は、排出路17内に球Pが保留された状態では、この保
留された球Pを乗り越えて移送される。そして、更なる
回転体3の回転に伴って、上記後続の球Qは、遮蔽壁7
に設けた裏排出口11から遊技盤21の裏面側に排出さ
れ、可変表示装置の図柄変動開始したり、所定数の賞球
を排出する入賞球となる(図11)。
【0025】そして、遊技部23の前面側に排出された
球Pは、下方に位置する普通図柄始動通過口25へ落下
する。この普通図柄始動通過口25は、球の通過を検知
する図柄始動スイッチ(図示せず)を備え、該図柄始動
スイッチがオンすると、可変表示装置24が変動表示を
開始する。そして、図柄が変動表示を開始してから約6
秒以上経過すると、左図柄、中図柄、右図柄の順で変動
が停止する。
【0026】前記したレベルメータ35は、可変表示装
置24における当り確率の目安を遊技者に報知して、遊
技者に期待感を与え、ゲ−ム性を高めるためのものであ
る。即ち、レベルメータ35が上段で停止したときは、
当りの確率が極めて高く、中段で停止したときは、当り
確率が中位で、下段で停止したときは、当り確率が低い
状態を示して、遊技者の期待感を高める。一方、レベル
メータ35が上段で停止したときは、図柄停止までの時
間を延長する所謂ロングリーチに設定して期待感を更に
高揚させ、中段で停止したときは図柄の停止を滑りリー
チとし、下段で停止したときは直ぐに停止させることも
でき、変化に富んだ設定が可能である。
【0027】そして、停止した図柄の組合せにより、電
動チューリップ26が約6秒間開放する。即ち、停止し
た図柄の組合せが当りの場合には、インターバル時間
(例えば10秒)が経過した後、電動チューリップ26
を開放するのである。尚、電動チューリップ26の上方
には障害部材39が設けてあるので、通常の閉成した状
態では、普通図柄始動通過口25を通過した球が当該電
動チューリップ26に入球することはない。
【0028】上記可変表示装置24における当りと外れ
は、打球が普通図柄始動通過口25を通過した際に決定
される。例えば、「0」ないし「13」に変化する当り
決定用乱数を用意し、この乱数を電源の投入から約
4m秒毎及びプログラムの残り時間に「1」づつ加算し
て更新する。また、「0」ないし「2」に変化する当り
数値選択乱数を用意し、当り決定用乱数が一巡する毎
に「1」づつ加算する。更に、「0」ないし「13」に
変化する当り決定用乱数を用意し、当り決定用乱数
が一巡する毎に「1」づつ加算する。
【0029】一方、左図柄用乱数は、プログラムの残り
時間に「1」づつ加算する。中図柄用乱数は、電源投入
時より約4m秒毎及びプログラムの残り時間に「1」づ
つ加算する。
【0030】打球が普通図柄始動通過口25を通過する
と、可変表示装置24の図柄が変動表示を開始し、一定
時間後に停止する。当りの決定は、打球が普通図柄始動
通過口25を通過した時点での、当り決定用乱数の
数値を記憶し、図柄が変動表示を開始してから約5秒と
ランダム時間(図柄が変動表示を開始した時点での左
図柄用乱数「0〜13」と、同時点での普通図柄表示装
置当り決定用乱数「0〜99」を合計した数値「0〜1
12」に対応した時間0〜約460ミリ秒を合計した時
間が経過したときに、当り数値と比較して、当りまたは
外れの決定をする。
【0031】上記可変表示装置24が変動中に、普通図
柄始動通過口25への入賞があった場合、この入賞を記
憶して始動記憶表示灯34により遊技者に可視表示する
と共に、記憶となる通過があった時点の決定用乱数
の数値を夫々最高個4迄、順次記憶する。
【0032】上記のようにして開放した電動チューリッ
プ26に球が入賞すると、電動入賞装置28の基板36
に並設した第1の普通図柄表示装置40の図柄が変動を
開始し、約5秒後に図柄の変動が停止する。このとき表
示する図柄が「000」以外の場合には、電動入賞装置
28の第1の可動部材27aが約6秒間開放する。尚、
この開放は、後述する第2の可動部材27bの開放動作
を含めて5回行われる。
【0033】電動チューリップ26への入賞記憶は最高
4個迄で、電動入賞装置28の基板36に設けた始動記
憶表示灯41に記憶される。そして、この始動記憶に基
づいて図柄の変動停止後または第1の可動部材27aの
動作終了後、再び第1の普通図柄表示装置40における
図柄の変動表示を開始する。
【0034】第1の可動部材27aが開放中に、球が第
1の入賞空間38aに入賞し、始動検出スイッチが作動
すると、第2の普通図柄表示装置42が図柄の変動表示
を開始し、約5秒後に停止する。このときの図柄が「0
00」以外の図柄のときは、第2の可動部材27bを約
6秒間可動させて、第2の入賞空間38bを開放する。
上記第1の入賞空間38aに対する入賞記憶は最高4個
迄で、電動入賞装置28の基板36に設けた始動記憶表
示灯43に記憶される。そして、この始動記憶に基づい
て図柄の変動停止後または第2の可動部材27bの動作
終了後、再び第2の普通図柄表示装置42における図柄
の変動表示を開始する。第2の入賞空間38bへ入球し
た球は、球検出スイッチに作用して所定数の賞球を排出
する。
【0035】上記のような振分入賞装置1を配設したパ
チンコ機によれば、遊技盤21の盤面を左右対称に構成
できるばかりではなく、打球を遊技盤21の前面側と背
面側とに振り分けることができ、変化に富んだ遊技設定
が可能になる。例えば、賞球の排出を伴うことなく可変
表示装置24における図柄の始動を開始することがで
き、出玉調整が容易となる。しかも、図柄の始動が低下
して遊技の興趣を損なうこともない。また、回転体3に
複数の誘導孔14,15が設けてあり、停留部19にお
ける待機時間が短いので、待機中の球が後続の球によっ
て弾かれてしまい期待感が半減することも少ない。
【0036】上記した実施例では、本発明に係る振分入
賞装置を所謂一般遊技機に適用した場合を説明したが、
この振分入賞装置は、所謂第2種パチンコ機における始
動口に適用することもできる。即ち、羽根の1回開きと
2回開きの選別に本発明装置を適用することができる。
この場合には、変化に富んだ遊技が可能になると共に、
遊技盤面に占める面積が減少するので、より多くの入賞
装置等を配設可能になる。
【0037】以上本発明を図示の実施例について説明し
たが、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適
宜に実施できる。例えば、回転体に多数の誘導孔を設け
るようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上要するに本発明は、回転駆動源を備
える回転体と、回転体に設けた少なくとも2ヶ所の誘導
孔と、誘導孔に連通可能な複数の排出口と、何れかの排
出口内に球を保留する保留部とを備え、保留部により排
出口内に球が保留された状態のときには、後続の球を他
の排出口へ誘導可能にしたので、排出口を複数形成する
ことができ、夫々の排出口から各々排出される球によ
り、別々の操作をさせることができ、変化に富んで興趣
の高いパチンコ遊技が可能となる。また、コンパクトに
構成可能であるので、遊技盤上における配置の自由度が
高い。更に、回転体に複数の誘導孔が設けてあるので、
回転体の回転速度が同じ場合には、回転体の誘導孔が単
独の場合に比べて停留部に載っている時間が短縮され、
後続の遊技球が衝突する危険性が少なくなり、停留部に
載った球が外部へ落下してしまい期待感を失うことがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振分入賞装置の正面図である。
【図2】図1のA−A線における概略断面図である。
【図3】ケース本体の正面図である。
【図4】回転体の正面図である。
【図5】振分入賞装置の説明図であって、基準状態を示
す。
【図6】振分入賞装置の説明図であって、先行球の待機
状態を示す。
【図7】振分入賞装置の説明図であって、先行球の移送
状態及び後続球の待機状態を示す。
【図8】振分入賞装置の説明図であって、先行球の保留
状態及び後続球の移送状態を示す。
【図9】振分入賞装置の説明図であって、後続球が先行
球を乗り越える状態を示す。
【図10】振分入賞装置の説明図であって、先行球の保
留が解かれると共に、後続球の移送状態を示す。
【図11】振分入賞装置の説明図であって、後続球の排
出状態を示す。
【図12】本発明に係る振分入賞装置を配設した遊技盤
の正面図である。
【符号の説明】
1 振分入賞装置 2 ケース本体 3 回転体 4 駆動源としてのモータ 11 裏排出口 14 第1の誘導孔 15 第2の誘導孔 16 表排出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機の遊技盤に配設される入賞装
    置であって、 回転駆動源を備える回転体と、回転体に設けた少なくと
    も2ヶ所の誘導孔と、誘導孔に連通可能な複数の排出口
    と、何れかの排出口内に球を保留する保留部とを備え、 保留部により排出口内に球が保留された状態のときに
    は、後続の球を他の排出口へ誘導可能にしたことを特徴
    とするパチンコ機の振分入賞装置。
  2. 【請求項2】 上記排出口の一つを遊技盤の前面側に開
    口させ、他の排出口を遊技盤の裏面側に開口させた請求
    項1記載のパチンコ機の振分入賞装置。
  3. 【請求項3】 上記保留部を、回転体の縁に延設した係
    止片により構成した請求項1または請求項2記載のパチ
    ンコ機の振分入賞装置。
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