JP2709892B2

JP2709892B2 - パチンコ機

Info

Publication number: JP2709892B2
Application number: JP5277502A
Authority: JP
Inventors: 勇夫岸
Original assignee: マルホン工業株式会社
Priority date: 1993-10-08
Filing date: 1993-10-08
Publication date: 1998-02-04
Anticipated expiration: 2013-02-04
Also published as: JPH07100247A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、入賞装置を備えたパチ
ンコ機に関する。

【０００２】

【従来の技術】予め定められた種々の図柄を変動表示す
る複数の図柄表示部によって構成され、球検知装置を備
えた始動ゲートを遊技球が通過すると、球検知装置から
の球検知信号に基づいて各図柄表示部が変動を開始し、
停止して種々の組合わせの図柄を表示する図柄組合せ表
示装置を備え、該図柄組合わせ表示装置の各停止図柄が
所定の組合わせである場合に遊戯者に利得ある所定の作
動を遊戯盤面上で発生させるようにしたパチンコ機は種
々提案されている。

【０００３】ところで、この種のパチンコ機にあって、
図柄組合せ表示装置により所定の組み合わせ図柄となる
と大当りとして、直接所定の利益を供与する構成にあっ
ては、大当りとなれば利益が確実に供されるため、かえ
って遊技の面白みに欠けるきらいがある。そこで、大当
り状態で、所定の入賞装置を駆動させ、一定の入賞条件
を満たすと、大当りの権利を発生させるようにして、遊
技の複雑化を生じさせた構成のものが提案されている。

【０００４】一方、図柄組合せ表示装置を用いない構成
にあっても、所定の利得を発生させるための入賞装置が
種々提案されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の入賞
装置を備えたものにあって、変化に富んだ作動を生じ得
る斬新な入賞装置を具備するパチンコ機の提供を目的と
するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、入賞ケースの
内部に、開閉翼片により開放制御される玉流路を形成
し、かつ玉流路の下方に振分け空部を形成して、該玉流
路と振分け空部とを玉流下路により連通し、該玉流下路
の側部に玉排出口を配設し、前記玉流下路と振分け空部
との連通口の側部に過剰玉を玉排出口に案内する誘導面
を形成し、振分け空部内に、連通口の直下で特別作動口
を配設し、該特別作動口の両側に普通通過口を配設する
と共に、特別作動口と両普通通過口間に支持されて、起
立位置と、該位置から内方回動する横臥位置とに回動変
換され、かつ該横臥位置で特別作動口を遮断し、その上
面に玉一個が乗載する支持面が形成された乗載翼部と、
該乗載翼部の外端に連成されて該横臥位置で普通通過口
を遮断する遮蔽部とを備え、さらに起立位置で乗載翼部
により普通通過口を遮断して、連通口と特別作動口とを
連通する左右二片の案内翼片を回動可能に枢支し、両案
内翼片の横臥位置で該連通口の下部に、乗載翼部の支持
面上に夫々一個づつ玉が乗載し、両乗載玉の中間上に三
個目の玉のみを乗載可能としてそれ以上の玉を誘導面側
へ排除する待機空隙が形成され、さらに前記案内翼片対
を横臥位置と、起立位置とに回動変換する回動装置を備
えてなる入賞装置を備えたことを特徴とするパチンコ機
である。

【０００７】または、上述の入賞装置を備えると共に、
予め定められた種々の図柄を変動表示する複数の図柄表
示部によって構成され、球検知装置を備えた始動ゲート
を遊技球が通過すると、球検知装置からの球検知信号に
基づいて各図柄表示部が変動を開始し、停止して種々の
組合わせの図柄を表示する図柄組合せ表示装置を備えさ
らに、前記図柄組合わせ表示装置の各停止図柄が所定の
組合わせである「大当り」表示となると、前記入賞装置
の開閉翼片を開放し、その開放時に案内翼片対を横臥位
置とし、所定時間経過後または所定個数が玉流路に入る
と、案内翼片を回動して起立位置となるように回動装置
を制御し、さらに前記特別作動口に流入した玉が検知さ
れることにより、遊戯者に利得ある所定の作動を遊戯盤
面上で発生させる制御手段を備えたことを特徴とするパ
チンコ機である。

【０００８】

【作用】開閉翼片が開放されて、打玉が入賞ケース内の
玉流路に流入すると、玉流下路を経て、連通口から横臥
状態にある案内翼片対上の待機空隙に入り、最初の二個
は、普通通過口が遮蔽部により遮断されているから、各
案内翼片の支持面に乗載し、三個目の玉は、二個の乗載
玉の中間上に支持され、夫々待機空隙内で待機する。と
ころで、四個目の玉は、待機空隙内には流入不能とな
り、三個目の玉上に落下した後に、誘導面により側方へ
移動して玉排出口から流出する。

【０００９】そして、所定時間経過後、回動装置が駆動
して、両案内翼片は外方へ回動して起立位置となる。こ
のため案内翼片の支持面に支持されていた玉は、該回動
に伴って普通通過口に移送され、該口から排出される。

【００１０】一方、待機領域にあった三個目の玉は、前
記案内翼片の乗載翼部が退避して特別作動口が開放され
るから、該特別作動口に１ステップで確実に流下するこ
ととなる。この特別作動口の玉通過により、遊戯盤上
で、種々の遊技者にとって利益ある作動が発生する。

【００１１】図柄組合せ表示装置を備えたものに適用す
る場合にあっては、大当りと共に、開閉翼片を開放し、
上述の作動により玉を一個だけ特別作動口へ流下させ、
これにより、大当りの権利を発生させるようにする。

【００１２】

【実施例】添付図面について本発明の一実施例を説明す
る。

【００１３】図１は、パチンコ機１の正面図であって、
機枠２の図示しない下部には玉受皿と、玉発射用の電動
ハンドル等が設けられる。また遊技盤３の盤面中央に
は、図２で拡大して示すように入賞装置４が配設され
る。

【００１４】入賞装置４は、入賞ケース５を基体とする
ものであって、その上半分には、周壁７ａで囲繞されて
表示窓孔６が形成され、該表示窓孔６の下部に中央位置
へ傾斜する玉流路１５が形成されている。

【００１５】一方、前記表示窓孔６の玉流路１５上の主
表面には組合わせ表示装置９を構成する三個の図柄表示
部１０ａ，１０ｂ，１０ｃが並設されている。前記図柄
表示部１０ａ，１０ｂ，１０ｃは、７セグメント指示
器，ＬＥＤ又は液晶によって構成され、数字及びアルフ
ァベット等からなる図柄が表示される。また装着窓孔６
の上縁部には、４個のパイロットランプからなる待機記
憶ランプ列１１が設けられている。

【００１６】周壁７ａの左壁には開口１２が形成されて
おり、該開口１２を起立状態で閉鎖し、横臥状態で開放
する開閉翼片１４が、該開口１２下端で回動軸１３によ
り枢支されている。

【００１７】前記開口１２は傾斜面からなる玉流路１５
と連通し、該玉流路１５の中央部には上下方向の玉流下
路１６が連成され、該玉流下路１６を連通口１８を介し
て入賞ケース５の内下部に形成した振分け空部２０に連
通している。また玉流下路１６の両側部には玉排出口１
７，１７が配設され、玉排出口１７，１７と振分け空部
２０とを外下方へ傾斜する隔壁２２，２２で区画し、隔
壁２２，２２間を前記連通口１８とすると共に、該隔壁
２２，２２の上面を、後述するように連通口１８からあ
ふれた過剰玉を玉排出口１７，１７へ案内する誘導面２
３，２３としている。

【００１８】また前記振分け空部２０内で連通口１８の
直下位置には特別作動口２５が形成され、その両側位置
には普通通過口２６，２６が形成されている。この特別
作動口２５は玉検知装置を備える玉通路（図示せず）と
連通している。

【００１９】前記玉排出口１７，１７，特別作動口２
５，普通通過口２６，２６に玉が流入すると公知機構に
より所定数の景品玉を排出すると共に、前記特別作動口
２５に玉が流下すると、玉検知装置によって検知され、
特別作動状態となって、遊戯者に所要の利得を受ける権
利が発生する。

【００２０】また振分け空部２０内で、前記特別作動口
２５と両側の普通通過口２６，２６には、夫々案内翼片
３０，３０が支軸２９，２９に支持されて回動可能に配
設される。

【００２１】この案内翼片３０，３０は、支軸２９，２
９と偏位した位置で、規制軸３１が前方へ突成され、前
記入賞ケース５の前壁７ｂの内面に形成された規制溝２
８内にその先端を挿入し、該規制溝２８に回動角度を規
定され、図３，４，６の横臥位置と図５，７の起立位置
とに変換される。また案内翼片３０，３０は乗載翼部３
２と、その外端の肉厚状遮蔽部３３とが連成されてな
り、案内翼片対３０，３０が横臥位置となることによ
り、乗載翼部３２で特別作動口２５を遮断し、遮蔽部３
３，３３で普通通過口２６，２６を遮断している。また
乗載翼部３２上には玉一個の乗載が可能となる円弧状の
支持面３４が形成されている。

【００２２】この案内翼片対３０，３０の横臥位置で、
その上部と連通口１８間に待機空隙ｓが形成される。こ
の待機空隙ｓは、前記支持面３４に夫々一個づつ玉が乗
載すると共に、両乗載玉の中間上に三個目の玉のみが乗
載可能とし、四個以上の玉は連通口１８からの流入が不
可能なようにその領域が定められる。

【００２３】この振分け空部２０を覆う部分の前壁７ｂ
は透光性を有し、該案内翼片３０，３０の作動を視認し
得るようにしている。

【００２４】前記支軸２９，２９には、図８，９で示す
ように入賞ケース５の背部に装着フレーム３５により支
持されたソレノイド３６を連係機構３７に連係して、前
記支軸２９，２９を反対方向へ同期駆動させるようにし
ている。そしてこのソレノイド３６と連係機構３７によ
り、案内翼片３０，３０対を横臥位置と、起立位置とに
回動変換する回動装置を構成している。

【００２５】また前記開閉翼片１４は、同じく装着フレ
ーム３５に取付けられたソレノイド３８による駆動制御
により、開放位置と、閉鎖位置とに変換される。

【００２６】前記入賞装置４の下方には、光電スイッ
チ、リミットスイッチ等により構成される球検知装置
（図示せず）を備える始動ゲート４０が設けられてい
る。この始動ゲート４０に遊技球が通過して該球検知装
置による球検知信号が発生すると、組合わせ表示装置９
を駆動すると共に、通常の入賞口と同様に、その遊技球
の通過に伴って所定数の景品球を発生する。

【００２７】入賞装置４の右方には、図１０で示すよう
に玉一個分の孔が周部に形成された回転チャッカー４５
と、その下方に配置された大入賞口４７とで構成された
特別入賞装置４４が配設される。この大入賞口４７はソ
レノイドにより駆動制御される左右の開閉翼片４８，４
８により開閉される。そして特別作動口２５に玉が流下
することにより生ずる特別作動状態のときに、回転チャ
ッカー４５の孔に玉が流入し、回転チャッカー４５の回
転に伴って、玉がチャッカー通過孔４６に供給される
と、大入賞口４７の開閉翼片４８，４８が約9.8 秒開放
作動する。この大入賞口４７に約10個の玉が流入したと
きには、開放作動中であってもその開放動作が終了す
る。また、回転チャッカー４５へ16個の遊技球が入賞し
たときには、特別作動状態が終了する。

【００２８】次に入賞装置４の作動につき説明する。

【００２９】遊技盤３に遊技球が打ち出されて、始動ゲ
ート４０を通過すると、図１１で示す中央制御装置ＣＰ
Ｕに接続された記憶装置ＲＯＭに格納された乱数表の内
いずれかを選出し、その選出値に対応して、当たり、ま
たははずれを決定する。そして、景品球の供給と共に図
柄表示駆動回路を介して前記組合わせ表示装置９を駆動
して、図柄表示部１０ａ，１０ｂ，１０ｃを変動開始
し、約５秒程度経過すると、当たり、はずれの判定にも
とずき、乱数表から図柄表示部１０ａ，１０ｂ，１０ｃ
の図柄を決定し、順次停止する。そして、図柄表示部１
０ａ，１０ｂ，１０ｃの図柄が同一図柄、または図柄表
示部１０ａ，１０ｂが同一図柄で、図柄表示部１０ｃが
「当」図柄の場合には、「大当り」となり、図１０で示
す音声処理装置によりスピーカーが鳴音を発すると共
に、ソレノイド３８が駆動して、開閉翼片１４が傾斜状
態（開放状態）となり、次のような所定の利得を可能と
する作動に移行する。

【００３０】尚、前記始動ゲート４０に遊技球が連続的
に流入した場合には、記憶ランプ列１１が順次点灯し、
最高四個まで保留される。

【００３１】すなわちこの開閉翼片１４は約5.9 秒開放
し、この開放中に、開口１２から打玉が数個流入する。
一方、案内翼片３０，３０は、開閉翼片１４の閉鎖状態
では図７の起立位置となっているが、大当りに伴ってソ
レノイド３６が駆動し、案内翼片３０，３０は図３，
６，８の横臥位置となる。これにより、開口１２から入
った玉は、図４，６で示すように、玉流路１５から玉流
下路１６を落下して、連通口１８から待機空隙ｓ内に流
入し、二個（ｘ₁ ，ｘ₂ ）までは、夫々遮蔽部３３の支
持面３４上支持される。そして三個目（ｘ₃ ）は玉ｘ
₁ ，ｘ₂ の中間上に支持されて待機空隙ｓ内に位置す
る。ところが、四個目（ｘ₄ ）以上は、連通口１８から
待機空隙ｓ内に入ることができず、誘導面２３，２３を
案内として、玉排出口１７，１７内に排除され入賞玉と
なる。

【００３２】そして、開閉翼片１４が閉鎖して約２秒後
に再びソレノイド３６が駆動し、図５，７，９で示すよ
うに、案内翼片３０，３０は外方へ回動して起立状態と
なる。この作動により、支持面３４上に支持されていた
玉ｘ₁ ，ｘ₂ は普通通過口２６，２６へ移送され、該普
通通過口２６，２６は乗載翼部３２，３２により遮断さ
れて特別作動口２５が開放し、三個目の玉ｘ₃ は１ステ
ップで特別作動口２５へ確実に流下することとなる。

【００３３】そして、前記特別作動口２５に玉ｘ₃ が流
入すると、その流通路内に配設した玉検知装置により検
知され、特別作動状態となって、大当りの権利が発生す
る。すなわち、組合わせ表示装置９が所定の大当りとな
る組み合わせとなっても、開口１２から三個以上の玉が
流入しないかぎり、有効とはならず、大当りを発生させ
るための入賞条件が付加されることとなる。

【００３４】尚、上記作動はソレノイド３８の駆動力に
よって発生させるようにしており、ステッピングモータ
等の高価な駆動装置を用いるのとは異なって、制御が簡
単で、低廉となる利点を生ずる。

【００３５】この入賞条件を満たして発生する特別作動
状態の間に、入賞装置４の右方に配設した特別入賞装置
４４の回転チャッカー４５の孔に玉が流入し、回転チャ
ッカー４５の回転に伴って、玉がチャッカー通過孔４６
に供給されると、大入賞口４７の開閉翼片４８，４８が
約9.8 秒開放する。そして上述したように、この大入賞
口４７に約10個の玉が流入したときには、開放作動中で
あっても、その開放動作が終了する。また、回転チャッ
カー４５へ16個の遊技球が入賞したときには、特別作動
状態が終了する。而して、遊技者は、大当りに伴う利得
の供与を受けることとなる。

【００３６】尚、大当りに伴う利得の提供態様は、下方
に開口部の大きな特別入賞口を配設して、これを開放す
る等、種々の態様が提供され得る。

【００３７】上述の一連の作動は図１１で示す中央制御
装置ＣＰＵ等からなる制御手段により容易に実行され得
る。

【００３８】

【発明の効果】本発明は、上述したように、開閉翼片１
４の開放作動により玉を受入れる入賞装置４内の振分け
空部２０に案内翼片３０，３０を回動可能に支持し、そ
の横臥状態で特別作動口２５，普通通過口２６，２６を
遮蔽して、該案内翼片３０，３０の乗載翼部３２に形成
した支持面３４上に夫々玉ｘ₁ ，ｘ₂ を支持し、該玉ｘ
₁ ，ｘ₂ の中間上に一個の玉ｘ₃ のみを支持し、案内翼
片３０，３０を起立状態に変換して玉ｘ₁ ，ｘ₂ を普通
通過口２６，２６へ流入させ、玉ｘ₃ を特別作動口２５
に流入するようにして入賞装置４を構成し、特別作動口
２５への玉流入により遊技者にとって所定の利得ある作
動を発生させたものであり、玉ｘ₃ が１ステップで特別
作動口２５へ確実に流下する等、斬新で変化に富んだ作
動を生じさせることができ、パチンコ遊技の興趣を増大
し得る。

【００３９】また組合わせ表示装置９を入賞装置４に付
装し、組合わせ表示装置９の各図柄表示部１０ａ，１０
ｂ，１０ｃの組み合わせにより、大当りとなるようにし
た構成にあっては、上記入賞装置４が大当りとなって開
放作動し、開口１２から三個以上の玉が入った場合の
み、特別作動口２５へ玉が流入して特別作動が発生する
こととなり、新たな変化に富んだ入賞条件を生じ得え
て、パチンコ遊技の興趣をさらに向上し得る優れた効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のパチンコ機１の正面図である。

【図２】入賞装置４の正面図である。

【図３】案内翼片３０，３０の横臥位置を示す入賞装置
４の斜視図である。

【図４】案内翼片３０，３０の横臥位置での玉作動を示
す入賞装置４の斜視図である。

【図５】案内翼片３０，３０の起立位置での玉作動を示
す入賞装置４の斜視図である。

【図６】案内翼片３０，３０の横臥作動を示す縦断正面
図である。

【図７】案内翼片３０，３０の起立作動を示す縦断正面
図である。

【図８】案内翼片３０，３０の横臥作動を示す斜視図で
ある。

【図９】案内翼片３０，３０の起立作動を示す斜視図で
ある。

【図１０】特別入賞装置４の正面図である。

【図１１】制御指令手段を示すブロック図である。

【符号の説明】

１パチンコ機４入賞装置５入賞ケース６表示窓孔９組合わせ表示装置１０ａ，１０ｂ，１０ｃ図柄表示部１２開口１４開閉翼片１５玉流路１６玉流下路１８連通口２０振分け空部２５特別作動口２６普通通過口２９支軸３２乗載翼部３３遮蔽部３４支持面４４特別入賞装置ｓ待機空隙

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】入賞ケースの内部に、開閉翼片により開放
制御される玉流路を形成し、かつ玉流路の下方に振分け
空部を形成して、該玉流路と振分け空部とを玉流下路に
より連通し、該玉流下路の側部に玉排出口を配設し、前
記玉流下路と振分け空部との連通口の側部に過剰玉を玉
排出口に案内する誘導面を形成し、振分け空部内に、連
通口の直下で特別作動口を配設し、該特別作動口の両側
に普通通過口を配設すると共に、特別作動口と両普通通
過口間に支持されて、起立位置と、該位置から内方回動
する横臥位置とに回動変換され、かつ該横臥位置で特別
作動口を遮断し、その上面に玉一個が乗載する支持面が
形成された乗載翼部と、該乗載翼部の外端に連成されて
該横臥位置で普通通過口を遮断する遮蔽部とを備え、さ
らに起立位置で乗載翼部により普通通過口を遮断して、
連通口と特別作動口とを連通する左右二片の案内翼片を
回動可能に枢支し、両案内翼片の横臥位置で該連通口の
下部に、乗載翼部の支持面上に夫々一個づつ玉が乗載
し、両乗載玉の中間上に三個目の玉のみを乗載可能とし
てそれ以上の玉を誘導面側へ排除する待機空隙が形成さ
れ、さらに前記案内翼片対を横臥位置と、起立位置とに
回動変換する回動装置を備えてなる入賞装置を備えたこ
とを特徴とするパチンコ機。
【請求項２】予め定められた種々の図柄を変動表示する
複数の図柄表示部によって構成され、球検知装置を備え
た始動ゲートを遊技球が通過すると、球検知装置からの
球検知信号に基づいて各図柄表示部が変動を開始し、停
止して種々の組合わせの図柄を表示する図柄組合せ表示
装置を備え、入賞ケースの内部に、開閉翼片により開放制御される玉
流路を形成し、かつ玉流路の下方に振分け空部を形成し
て、該玉流路と振分け空部とを玉流下路により連通し、
該玉流下路の側部に玉排出口を配設し、前記玉流下路と
振分け空部との連通口の側部に過剰玉を玉排出口に案内
する誘導面を形成し、振分け空部内に、連通口の直下で
特別作動口を配設し、該特別作動口の両側に普通通過口
を配設すると共に、特別作動口と両普通通過口間に支持
されて、起立位置と、該位置から内方回動する横臥位置
とに回動変換され、かつ該横臥位置で特別作動口を遮断
し、その上面に玉一個が乗載する支持面が形成された乗
載翼部と、該乗載翼部の外端に連成されて該横臥位置で
普通通過口を遮断する遮蔽部とを備え、さらに起立位置
で乗載翼部により普通通過口を遮断して、連通口と特別
作動口とを連通する左右二片の案内翼片を回動可能に枢
支し、両案内翼片の横臥位置で該連通口の下部に、乗載
翼部の支持面上に夫々一個づつ玉が乗載し、両乗載玉間
上に三個目の玉のみを乗載可能としてそれ以上の玉を誘
導面側へ排除する待機空隙が形成され、さらに前記案内
翼片対を横臥位置と、起立位置とに回動変換する回動制
御装置を備えてなる入賞装置を備え、前記図柄組合わせ表示装置の各停止図柄が所定の組合わ
せである「大当り」表示となると、前記入賞装置の開閉
翼片を開放すると共に、案内翼片対を横臥位置とし、所
定時間経過後に案内翼片を回動して起立位置となるよう
に回動装置を制御し、さらに前記特別作動口に流入した
玉が検知されることにより、遊戯者に利得ある所定の作
動を遊戯盤面上で発生させる制御手段を備えたことを特
徴とするパチンコ機。