JPH076096Y2 - ボックスパレット - Google Patents

ボックスパレット

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JPH076096Y2
JPH076096Y2 JP1987001411U JP141187U JPH076096Y2 JP H076096 Y2 JPH076096 Y2 JP H076096Y2 JP 1987001411 U JP1987001411 U JP 1987001411U JP 141187 U JP141187 U JP 141187U JP H076096 Y2 JPH076096 Y2 JP H076096Y2
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JP
Japan
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frame
coil
sides
box
recess
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JP1987001411U
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JPS63111427U (ja
Inventor
正春 寺尾
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TOYO ALMINIUM KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
TOYO ALMINIUM KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はアルミニウム箔等のコイルなどを搬送する場
合に用いるボックスパレットに関するものである。
〔従来の技術〕
アルミニウム箔等のコイルを直積みするボックスパレッ
トとして、従来第6図に示すような構造のものが知られ
ている。
このボックスパレットは、パレット30の上面両側に、一
対の側板31、31を設け、その側板31、31間に、適当な間
隔をあけて受け板32を嵌め込み、その受け板32上でコイ
ルAの巻心Bを受けて、コイルAを宙吊り状態で支持す
るものである。
上記側板31、31は、ヒンジ33を介してパレット30に折畳
み可能に取付けられ、また、側板31、31の対向面には、
受け板32落とし込み用の複数の縦長溝34が対称に設けら
れ、受け板32を挿入する縦長溝34の間隔と、受け板32の
高さを適当に変えることにより、小径サイズのコイルか
ら大径のコイルまで収納できるようになっている。
また、コイルAの両端面には、ほぼ前面にわたり緩衝材
35を取付けてあり、受け板32との接触による傷に対処し
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記構造のボックスパレットは、コイルA全体を覆うよ
うに箱状に形成されるため、ボックスが非常に大きなも
のとなって、材料コストが高くつくという問題があると
共に、内部に収納できるコイル径が限定され、小さな径
のコイルAを収納した場合、ボックスパレットの内部に
大きなデッドスペースが生じるという欠点がある。
また、上記のボックスパレットにおいては、組立て形状
が大きいため、未使用時においては、一対の側板31、31
をパレット30上に折畳んで保管し、コイルAの積込みに
あたって、側板31、31を起立させ、その側板間に、コイ
ルAを支持するために複数の受け板32を嵌め込み、一
方、コイルAを取出した後は、受板32を取外して再び側
板31、31を折畳んで保管を行なう。しかし、コイルAの
積込みや取外しの度に、上記のような準備作業や保管の
ための整理作業を繰返すことは、極めて手間がかかるも
のとなっていた。
この考案は、上述した従来のボックスパレットの問題を
解決し、コイルを面倒な準備作業や保管のための整理作
業なしに直接積込むことができ、小型でしかも保管時の
収容性に優れたボックスパレットを提供することを目的
としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案は、コイルの周面
のほぼ半分を覆う大きさで直方体形状のフレーム枠を形
成し、そのフレーム枠上部の対向する両側辺の中央に、
コイルの巻心が嵌合するU字状受け具と、その受け具の
先端開口部に取付けられる抜け止め具とから成る支持部
材を突出して設け、上記フレーム枠の4隅部の支柱を、
フレーム枠の下面に対して支持部材の突出量よりも大き
い長さで下方に延長させ、この支柱の延長によりフレー
ム枠下部の両側辺下方に形成されるすき間の中央部に、
上記支持部材が入り込む凹所を形成し、その凹所の両側
にそれぞれ両側方向と上下方向が取囲まれる一対のフォ
ークの差込み口をフレーム枠の中心に対して対称形に設
け、上記フレーム枠の支柱の上端と下端に、それぞれフ
レーム枠の側辺全体にわたる長さで上下に嵌合して水平
方向の動きを阻止する位置決め部材を設けたのである。
〔作用〕
上記構成から成るボックスパレットは、コイルの巻心を
支持する支持部材をフレーム枠の上部に突出して設けた
ことにより、フレーム枠の高さをコイルの外径のほぼ半
分の大きさに設定することができる。
コイルを積込むには、コイルをフレーム枠より高く吊上
げ、その巻心を支持部材のU字状受け具に嵌め込み、抜
け止め具により巻心を抜け止めするようにする。
また、ボックスパレットの保管時には、フレーム枠の下
面の凹所に支持部材を入り込ませてパレットを積み重ね
ることにより、その積重ねた高さを低く抑えることがで
きる。この場合、支柱の上下端に設けた位置決め部材を
嵌合させてボックスパレットを積重ねることにより、積
重ねたパレットの崩れが防止され、安定した保管が行な
える。
また、上記のボックスパレットの積重ね作業において、
フレーム枠の凹所の両側にフォーク差込口を設けてある
ことにより、フォークリフト等のフォークをフレーム枠
の中心に対して正確な対称位置に差込むことができ、バ
ランスのよいボックスパレットの昇降と、位置決め部材
同士の正確な位置合せを行なうことができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付第1図及び第5図に基づ
いて説明する。
第1図及び第2図に示すように、フレーム枠3は、複数
の角材2を格子状に組合せて直方体形状に形成されてい
る。
上記フレーム枠3は、直方体の四隅に立設する4本の支
柱4と、長辺側の両側辺の中央に立設する2本の支柱5
と、それらの支柱4、5の上部と下部に支持される2つ
の四角形枠6、6′とから成り、上記各支柱4と四角形
枠6、6′の連結部にそれぞれ補強板15が取付けてあ
る。
上側の四角形枠6における長辺側の両側辺7、7′上部
には、支柱5の上方に位置させてコイル材Aの巻心Bを
支持するための支持部材8が取付けられている。この支
持部材8は、第3図及び第4図に示すように、巻心Bが
嵌まり込むU字状受け具9と、その上部開口部に設けた
挿入孔10に抜差し可能に取付けられる抜け止め具11とか
ら成り、受け具9に嵌合させた巻心Bの上方への抜け出
しを、挿入孔10に挿入した抜け止め具11により防止す
る。上記抜け止め具11は、挿入孔10を挿通するキー11a
と、そのキー11aの挿入側端部に屈曲可能に取付けら
れ、キー11aを抜け止めする抜け止め部材11bとから成っ
ている。受け具9の底部には、巻心Bを受けるための一
対の支持棒12が傾斜状に設けてあり、また、受け具9の
外側端面には、巻心Bの外方への飛出しを止めるストッ
パ13が取付けられている。
また、上記の両側板7、7の内側側面には、第4図に示
すように全長にわたって緩衝材14が貼付けられている。
上記フレーム枠の形状は、第2図に示すように、巻心B
を支持部材8で支持した際に、コイルAの外周が、フレ
ーム枠3の内側面や下側の四角形枠6′に当接しないよ
うに設定される。即ち、フレーム枠3の高さは、コイル
径のほぼ半分の大きさに、幅は、コイルAの直径とほぼ
同じ大きさに形成されている。
また、フレーム枠3の4隅部に配置される4本の支柱4
の下端部は、フレーム枠3の下面に対して支持部材8の
突出高さよりも大きい長さで下方に延長され、その各支
柱4の延長によって四角形枠6′の両側辺7′、7′の
下方に形成されるすき間21には、その中央部に支持部材
8が入り込む凹所16が形成されている。
また、上記すき間21における凹所16の両側には、フレー
ム枠3の中心に対して対称形に一対のフォークの差込み
口17、17が設けられている。この差込み口17、17は、両
側方向と上下方向が角材22、23によって取囲まれてお
り、その角材22、23がフォークの挿入方向を両側方及び
上下方向で案内するようになっている。
一方、上側の四角形枠6に対する短辺側の両側辺18、18
上には、断面が三角状の位置決め板19が取付けてあり、
フレーム枠3の各支柱4の下端には、位置決め板19と嵌
合する断面が三角状の位置決め用合せ板20が取付けられ
ている。
この位置決め板19と位置決め用合せ板20は、フレーム枠
3の短辺側の側辺全体にわたる長さで形成され、それぞ
れ上下に嵌合して水平方向の動きを阻止するようになっ
ている。
上記構成で成るボックスパレット1にコイルAを積込む
には、コイルAをフレーム枠2より高く吊上げ、巻心B
を支持部材8のU字状受け具9に嵌め込み、その受け具
9の挿入孔10にキー11aを差込んで、巻心Bを抜け止め
する。この場合、ボックスパレット11は、積込もうとす
るコイルAの数だけ並べておき、各ボックスパレットに
対して上記作業を繰返すものである。
このように収納されたコイルAは、その形状や寸法がフ
レーム枠3のすき間を通して外部から簡単に判別するこ
とができる。
このボックスパレットの保管に際しては、第5図に示す
ように、フレーム枠3上部の位置決め板19にフレーム枠
3下面の合せ板20を嵌合させて積重ねるようにする。こ
の場合、支持部材8がパレット1の凹所16内に入り込ん
ですき間なく積重ねられるので、積重ねた高さがコンパ
クトなものになる。
また、位置決め板19と位置決め用合せ板20がフレーム枠
3の側辺全長さにわたって上下に嵌まり合うため、フレ
ーム枠3の水平方向の位置ずれが安定して止められるこ
とになり、積重ねたフレーム枠の崩れを確実に防止する
ことができる。
さらに、ボックスパレット1の移動や積み重ね作業に際
して、フレーム枠3の下部に設けたフォーク差込み口1
7、17にフォークリフト等のフォークを挿入することに
より、フレーム枠3の中心に対して正確な対称位置にフ
ォークを差し入れることができる。このため、バランス
のよいパレット1の昇降や移動が行なえると共に、フレ
ーム枠3同士における位置決め板19と合せ板20の位置合
せを正確に行なうことができ、安定した積重ねや積卸し
作業が行なえる。
また、この実施例ではフレーム枠3上部の両側辺18、18
内側に、緩衝材14を貼付け、積込みの際コイルAがフレ
ーム枠3に接触しても、表面に傷が付かいようになって
おり、これにより、従来のように作業前にコイルAの両
端面に緩衝材35を貼付ける作業が必要なくなり、作業を
簡単化することができる。
〔効果〕
以上説明したこの考案のボックスパレットは、従来のボ
ックスパレットに対して次のような効果がある。
(a)コイル材の巻心の支持部材をフレーム枠の上部に
設けてあるため、フレーム枠の高さをコイル材の外径の
ほぼ半分の大きさに設定でき、全体の形状を小型化する
ことができると共に、枠構造としたので、材料が節約で
きて製造コストが低減できる。
(b)コイル材を吊上げて内部に出入れするだけで直接
積卸しすることができるので、準備作業や保管のための
整理作業が不要になり、作業性が向上する。
(c)フレーム枠下面に支持部材が入り込む凹所を設け
たので、保管時にフレーム枠を積重ねた高さをコンパク
トにすることができ、収納に便利である。
(d)ボックスパレットを積み重ねた状態で、パレット
の上下面に設けた位置決め部材がフレーム枠の側辺全長
にわたって上下に嵌合し、水平方向の動きを止めるた
め、積重ねたボックスパレットの横ずれが確実に防止さ
れ、崩れない安定した保管を行なうことができる。
(e)フレーム枠の下面に設けたフォーク差込み口がフ
ォークの挿入方向を両側方と上下方向に案内し、フォー
ク中心の対称位置にフォークを差し込むことができるの
で、バランスのとれたパレットの移動と、位置決め部材
同士の正確な位置合せを行なうことが可能となり、ボッ
クスパレットの搬送と積重ね作業を安全に効率よく行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る実施例のボックスパレットを示
す斜視図、第2図は同上の正面図、第3図は同上の支持
部材を示す一部縦断正面図、第4図は第3図の一部縦断
側面図、第5図は実施例のボックスパレットを積重ねた
状態の斜視図、第6図は従来のボックスパレットを示す
斜視図である。 1……パレット、3……フレーム枠、8……支持部材、
9……U字状受け具、11……抜け止め具、16……凹所、
17……フォーク差込み口、19……位置決め部材、20……
位置決め用合せ板、21……すき間、A……コイル、B…
…巻心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルの周面のほぼ半分を覆う大きさで直
    方体形状のフレーム枠を形成し、そのフレーム枠上部の
    対向する両側辺の中央に、コイルの巻心が嵌合するU字
    状受け具と、その受け具の先端開口部に取付けられる抜
    け止め具とから成る支持部材を突出して設け、上記フレ
    ーム枠の4隅部の支柱を、フレーム枠の下面に対して支
    持部材の突出量よりも大きい長さで下方に延長させ、こ
    の支柱の延長によりフレーム枠下部の両側辺下方に形成
    されるすき間の中央部に、上記支持部材が入り込む凹所
    を形成し、その凹所の両側にそれぞれ両側方向と上下方
    向が取囲まれる一対のフォークの差込み口をフレーム枠
    の中心に対して対称形に設け、上記フレーム枠の支柱の
    上端と下端に、それぞれフレーム枠の側辺全体にわたる
    長さで上下に嵌合して水平方向の動きを阻止する位置決
    め部材を設けたボックスパレット。
JP1987001411U 1987-01-08 1987-01-08 ボックスパレット Expired - Lifetime JPH076096Y2 (ja)

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JPS63111427U JPS63111427U (ja) 1988-07-18
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