JPH0760570B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH0760570B2
JPH0760570B2 JP61174128A JP17412886A JPH0760570B2 JP H0760570 B2 JPH0760570 B2 JP H0760570B2 JP 61174128 A JP61174128 A JP 61174128A JP 17412886 A JP17412886 A JP 17412886A JP H0760570 B2 JPH0760570 B2 JP H0760570B2
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賢司 城下
義郎 中島
健 大西
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、映像及びディジタル音声記録再生装置に関
し、特に再生時に音声サンプリング信号を発生する方式
に関するものである。
〔従来の技術〕
第10図は例えば1986年ICASSP予稿“A STUDY ON THE DIG
ITIZATION OF AUDIO SIGNALS FOR VIDEOTAPE RECORDER"
(日立)に示された映像及びディジタル音声記録再生装
置を示すブロック図であり、図において、(1)はビデ
オ信号記録処理回路、(2)はビデオ系記録アンプ、
(3)はビデオヘッド及びオーデオヘッドを内蔵する回
転ドラム、(4)は磁気テープ、(5)はビデオ系ヘッ
ドアンプ、(6)はビデオ信号再生処理回路、(7)は
アナログ−ディジタル変換器(以下単にADCと呼ぶ)、
(8)はディジタル信号記録処理回路、(9)は4相位
相信号変調回路(以下単に4相位相変調回路と呼ぶ)、
(10)はオーディオ系記録アンプ、(11)はオーディオ
系ヘッドアンプ、(12)は4相位相変調信号復調回路
(以下、単に4相位相復調回路と呼ぶ)、(13)はディ
ジタル信号再生処理回路、(14)はディジタル−アナロ
グ変換器(以下単にDACと呼ぶ)である。
次に動作について説明する。入力されたビデオ信号はビ
デオ信号記録処理回路(1)により輝度信号はFM変調さ
れ、色信号は低域に周波数変換されて、記録アンプ
(2)、回転ドラム(3)に内蔵されたビデオヘッド
(図示せず)を経由して磁気テープ(4)に記録され
る。また上記ビデオヘッドで再生された信号はヘッドア
ンプ(5)により増幅され、ビデオ信号再生処理回路
(6)によりビデオ信号に復元される。以上の動作はVH
S方式、β方式などの家庭用VTRの動作と同様である。
一方、入力されたオーディオ信号はADC(7)によりデ
ィジタル信号に変換され、ディジタル信号記録処理回路
(8)により誤り訂正符号などを付加されパルスコード
変調されたPCM信号に変換され、さらに、4相位相変調
回路(9)により4相位相変調信号に変換されて記録ア
ンプ(10)、回転ドラム(3)に内蔵されたオーディオ
ヘッド(図示せず)を経由して磁気テープ(4)に記録
される。なお、オーディオ信号はVHS方式のHi−Fiオー
ディオ信号と同様にビデオ信号の下側(いわゆる深層)
に記録される。また、上記オーディオヘッドで再生され
た信号はヘッドアンプ(11)により増幅され、4相位相
復調回路(12)によりPCM信号が復元され、さらにディ
ジタル信号再生処理回路(13)により誤り訂正などの処
理が行なわれ、DAC(14)により音声信号に復元され
る。
上記のような回転ヘッドを用いた音声のディジタル記録
再生装置において特に重要なことはオーディオ信号のサ
ンプリング信号の復元である。サンプリング信号は回転
ヘッドで記録するためのディジタル信号記録処理の過程
で一旦失なわれるので、再生時に何らかの方法で新たに
作り出す必要がある。第10図で示したように一つの記録
再生装置内でオーディオ信号のサンプリングと復元を行
なう場合は回転ヘッドの1回転あるいは半回転(1フィ
ールド)毎に記録するサンプル数を正確にコントロール
することも可能ではあるが、例えばビデオ信号はTVチュ
ーナから、オーディオ信号はディジタルオーディオテー
プレコーダ(以下単にDATと呼ぶ)からディジタル信号
の形式で入力されるというような場合にはビデオ信号と
オーディオ信号との関係が一定ではなくなる。従って、
再生したディジタル信号の周期または伝送レートからサ
ンプリング信号を復元することが出来なくなるので、何
らかの特別な手段が必要となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
基本的に同期関係のないビデオ信号とディジタルオーデ
ィオ信号を記録再生する装置(以下、ビデオ−オーディ
オ非同期システムと呼ぶ)においてはサンプリング信号
を復元することが重要な技術課題である。万一正確な復
元が出来ない場合再生した音声信号が不連続になるなど
の不具合が生ずる。
この発明は上記のような不具合の発生を防止するために
なされたものでビデオ−オーディオ非同期システムにお
いてもオーディオ信号のサンプリング信号を正確に復元
できる記録再生装置を得ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る記録再生装置は、再生されたオーディオ
データが順次書き込まれるとともに、先に書き込まれた
データから順次読み出される記録手段に書き込まれてい
る読出し可能なデータ数を、各フィールドのデータ書き
込み時に検出して、記憶手段からデータを読み出すサン
プリング信号の周波数を制御するようにしたものであ
る。
〔作用〕
この発明における記録再生装置はディジタルオーディオ
信号が書き込まれる記憶手段内のデータ数が最小になる
時点、例えば1フィールド単位に記録されたデータの最
初のものが入力された時点において記憶手段内のデータ
数を検出し、データ数が所定数より大きい場合はサンプ
リング信号の周波数を上げ、逆に小さい場合は下げるこ
とにより記憶手段内のデータ数を制御しているのでデー
タの欠落などによる再生信号の不連続が生じない。ま
た、サンプリング周波数が再生したデータ数に対応して
変化するので回転ヘッド回転ムラなどにも追従でき、他
の記録再生装置で記録されたテープの再生も同様に可能
である。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図は本発明の一実施例によるディジタル信号再生処理回
路及びサンプリング周波数発生回路を、第2図はビデオ
−オーディオ非同期系の記録系構成図を、第6図はDAイ
ンタフェィス及びディジタル信号記録処理回路を、第8
図は本発明の一実施例による非同期系の再生系構成図を
示し、図において、(1)はビデオ信号記録処理回路、
(2)は記録アンプ、(3)は回転ドラム、(4)は磁
気テープ、(5)はヘッドアンプ、(6)はビデオ信号
再生処理回路、(7)はADC、(8)はディジタル信号
記録処理回路、(9)は4相位相変調回路、(10)は記
録アンプ、(11)はヘッドアンプ、(12)は4相位相復
調回路、(13)はディジタル信号再生処理回路、(14)
はDAC、(15)はドラムモータ、(16)はドラムサーボ
回路、(17)は輝度信号色信号分離回路、(18)は輝度
信号記録処理回路、(19)は色信号記録処理回路、(2
0)は混合回路、(21)はDAインタフェィス回路、(2
2)はクロック信号発生回路、(23)はキャリア信号発
生回路、(24)は輝度信号色信号分離回路、(25)は輝
度信号再生処理回路、(26)は色信号再生処理回路、
(27)は混合回路、(28)は分周回路、(30)は同期検
波回路、(31)はキャリア再生回路、(32)はクロック
再生回路、(33)はデータ再生回路、(34)はFS発生回
路、(35)はDAインタフェィス、(38)は複号器、(3
9)はFS再生回路、(40)は位相比較器、(41)は電圧
制御発振器、(42)は分周回路、(43)はメモリー、
(44)は制御回路、(45)はセレクタ、(46)はメモリ
ー、(47)はメモリー、(48)はPCMデータ生成回路、
(50)はメモリー、(51)はC1,C2複号器、(52)はメ
モリー、(53)は制御回路、(54)は書き込みアドレス
メモリー、(55)は読み出しアドレスメモリー、(56)
はセレクタ、(57)はメモリー、(58)はラッチ、(5
9)はFSH/L判定回路、(60)は積分回路、(61)は電圧
制御発振器、(62)は分周回路である。
次に動作について説明する。第2図において、ビデオ信
号V−SIGはビデオ信号記録処理回路(1)の輝度信号
色信号分離回路(17)に入力され、輝度信号Y−SIGと
色信号C−SIGとに分離される。各々の信号は輝度信号
記録処理回路(18)と色信号記録処理回路(19)に入力
され各々FM変調及び低域変換された後混合回路(20)、
記録アンプ(2)、及び回転ドラム(3)に内蔵される
ビデオヘッド(図示せず)を経由して磁気テープ(4)
に記録される。一方回転ドラム(3)はドラムモータ
(15)により駆動されるが、輝度信号記録処理回路(1
8)でY−SIGより分離された垂直同期信号V−SYNCと色
信号記録処理回路(19)で作成されたビデオ信号のカラ
ーバースト信号に同期した連続波いわゆる色信号副搬送
波FSCと回転ドラム(3)の回転位相と回転速度検出器
(図示せず)出力DPG及びDFGを入力としてドラムモータ
(15)を制御するドラムサーボ回路(16)により制御さ
れるので、回転ドラム(3)は入力ビデオ信号に同期し
て回転することになる。
さてオーディオ信号はアナログ信号として入力される場
合、ADC(7)において例えば48K Hzのサンプリング信
号FS(図示せず)により16bit,2chのディジタルデータ
に変換されてディジタル信号記録処理回路(8)に送ら
れる。このサンプリング信号は磁気テープ記録再生装置
内で発生させるかぎりにおいては前記ビデオ信号の垂直
同期信号と同期させることができるので1フィールド内
のオーディオ信号サンプル数を一定の値にすることが出
来る。第3図において、(A)はオーディオヘッドの切
替信号A−HSWであり、(B)は上記切替信号に同期し
たサンプリング信号でサンプルされたオーディオ信号で
あり各フィールド毎にMサンプルあるとする。(C)は
オーディオヘッド切替部分でデータの欠落などの不具合
が発生しないように上記(B)の信号をフィールド毎に
分割した後圧縮を行なったものである。
一方、オーディオ信号がディジタルオーディオインタフ
ェィスフォーマットのディジタル信号として入力される
場合、ディジタルオーディオインタフェィス回路(以下
単に(DAインタフェィス回路と呼ぶ)(21)により例え
ばサンプリング周波数48K Hzの16bit,2chあるいは32K H
zの12bit,4chのディジタルデータに変換されてディジタ
ル信号記録処理回路(8)に送られる。オーディオ信号
がディジタル信号として入力される場合はサンプリング
周波数が同じであるとしても異なる機器で作られたもの
であるので完全に一致しているわけではない。すなわ
ち、1フィールド毎に一定のサンプル数を入れようとし
ても必ずサンプル数の過不足が生じる。回転ドラム
(3)がビデオ信号に同期して回転しており、かつ、ビ
デオ信号とオーディオ信号間に同期関係が成立していな
ければ必ず生ずる問題である。
さて回転ドラム(3)はビデオ信号を記録するために必
ずビデオ信号と同期していなくてはならない。よって、
上記データの過不足についてはオーディオ信号側で対処
しなければならない。
ディジタルオーディオ信号のサンプリング周波数(以下
単にFSと呼ぶ)とビデオ信号のフィールド周波数(以下
単にFVと呼ぶ)とが同期関係にあるとすればFS=48K H
z,FV=59.94Hzの間には なる関係が成立している。従って、1フィルド当りのサ
ンプル数Mは である。1フィールド内に記録されるDA信号のサンプル
数は整数であるべきなのでサンプル数の多いフィールド
と少ないフィールドを設け、全体としてサンプル数が1
フィールド当り800.8になるようにすることを考える。
ここでは信号処理を容易にし、かつ、テープ上の記録密
度を下げる目的で1フィールド当りのサンプル数を798
と804の2種類用意した。このようにすると第4図に示
すように15フィールド毎に798サンプルが8フィール
ド、807サンプルが7フィールドとなる。
次にビデオ信号とDA信号が非同期の場合について述べ
る。DA信号に対してビデオ信号の周期が長いとすると、
1フィールドに入るDA信号のサンプル数が増加する。従
ってサンプル数804のフィールドが増加することにな
る。1フィールド内のサンプル数は804が限界であるの
でDA信号とビデオ信号の偏差は同期時と比較して が上限である。同様にビデオ信号の周期が短くなる場合
の偏差は が上限である。すなわち1フィールド800.8サンプルに
対して、1フィールド798サンプルと804サンプルの2種
類のフィールドを設けるとビデオ信号とDA信号間の偏差
が−0.3496%〜0.3996%まで対応できることになる。第
5図に1フィールド798/804サンプルのフォーマット例
を示す。同図では1フィールドをデータ134ブロック、
プリアンブル4ブロック及びポストアンブル3ブロック
の計141ブロックで構成し、1データブロックをPCMデー
タ24バイト、ヘッダ4バイト、C1符号4バイト及びC2符
号6バイトの計38バイトで構成している。なお、1バイ
トは16bit2chのDA信号6サンプルに相当しているので、
798サンプルのフィールドでは1ブロック分をダミーデ
ータとすればよい。この動作を第6図及び第7図により
詳細に説明する。第6図において、入力されたDA−SIG
はDA−IF内部の復号器(38)により例えばサンプリング
周波数(以下単にFSと呼ぶ)48K Hzの16bit2hcのディジ
タル信号に復元される。なお、DA信号の伝送レートは12
8FSであるので位相比較器(40)、電圧制御発振器(4
1)及び分周回路(42)から構成されるFS再生回路(3
9)により128FS及びFSが再生される。DAインタフェイス
回路(21)で復元されたオーディオ信号はディジタル信
号記録処理回路(8)に入力され、入力段バッファメモ
リ(43)に一旦記憶され、入力されたDA信号の多少によ
り1フィールドのサンプル数を798にするか804にするか
を制御回路(44)で判断する。このサンプル数判断の一
例を第7図を用いて説明する。説明のためバッファメモ
リのアドレスを0〜1023とし、各アドレス当り4バイト
を当てる。すなわち1アドレスが1サンプルに対応す
る。また、A−HSW信号によりフィールドが切換わるの
で、上記判断はA−HSW信号により行なわれるとする。
A−HSW信号が変化した時点で最も新しいデータが書き
込まれているメモリアドレスをEとし、前のフィールド
で最後に読み出されたメモリアドレスをFとすると読み
出すことのできるデータはアドレスが(F+1)〜Eの
データである。データ数は(E−F)であるのでこの値
により読み出すデータ数を決めれば良い。第7図(A)
ではE=805,F=1023、また、メモリアドレスは1023ま
でしかないので(E−F)=806である。よって804サン
プル読み出せる。同図(B)は(A)の次のフィールド
であるので800.8個のデータが新たに書き込まれること
になるが、ここでは801個のデータが書き込まれたとす
る。よってE=582、F=803であるので(E−F)=80
3となり804〜1023番及び0〜577番の合計798データが読
み出せることになる。1フィールド内のサンプル数を80
4にする場合は入力段バッファメモリ(43)から804サン
プルのデータをデータセレクタ(45)を経由して出力段
バッファメモリ(46)に転送する。一方、1フィールド
内のサンプル数を798にする場合は入力段バッファメモ
リ(43)から798サンプルのデータをセレクタ(45)を
経由して出力段バッファメモリ(46)に転送した後、6
サンプル分のダミーデータをダミーデータメモリ(47)
からセレクタ(45)を経由して出力段バッファメモリ
(46)に転送する。このようにすると1フィールド毎に
出力段バッファメモリ(46)に804サンプルのデータが
入力されることになる。出力段バッファメモリ(46)に
貯えられたデータはPCMデータ発生回路(48)において
誤り訂正符号の付加、データ配列などの処理がなされ、
第5図に示すフォーマットの1フィールド42,864bit直
列データに変換され、データ伝送用クロック信号発生回
路(22)から出力される2,569,268.16Hzの伝送クロック
(以下単にクロック信号と呼ぶ)FCLにより送出され、
さらに、4相位相変調回路(9)においてキャリア信号
発生回路(23)から送出される約2MHzのキャリア信号FC
が4相位相変調される。4相位相変調された信号PSKは
オーディオ系記録アンプ(10)、回転ドラム(3)に内
蔵されたオーディオヘッド(図示せず)を経由して磁気
テープ(4)に記録される。
次に再生動作について述べる。第8図において回転ドラ
ム(3)は色信号再生処理回路(26)が送出する色信号
副搬送波FSCと上記FSCを分周器(28)にて分周して作成
した参照用垂直同期信号VREFを基準として回転制御され
る。回転ドラム(3)に内蔵されるビデオヘッド及びオ
ーディオヘッド(図示せず)により再生された信号は各
々ヘッドアンプ(5)及び(11)で増幅され再生処理が
行なわれる。ビデオ信号系では、ヘッドアンプ(5)の
出力が輝度信号色信号分離回路(24)によりFM変調輝度
信号Y−FMと低域変換色信号に分離され、各々輝度信号
再生処理回路(25)及び色信号再生処理回路(26)によ
り再生処理がなされ、混合回路(27)によりビデオ信号
として出力される。一方オーディオ信号系では、ヘッド
アンプ(11)で増幅された4相位相変調信号は同期検波
回路(30)、キャリア再生回路(31)、クロック再生回
路(32)及びデータ再生回路(33)から構成される4相
位相復調回路(12)によりPCM信号として復調される。
上記4相位相復調回路(12)では例えば『直接衛星放送
用PCM音声復調器』(National Technical Report Vol.3
0 NO.1Feb.1984)P15のFig6に示す同期検波方式による
データ再生及び逆変調方式によるキャリア信号の再生と
P19のFig15に示すディジタル位相比較型のクロック信号
再生が行なわれさらに上記データとクロック信号により
PCM信号に復元される。
このようにして復元されたPCM信号はディジタル信号再
生処理回路(13)において元の音声データに復元される
のであるが、上記PCM信号の伝送レート、すなわち上記
クロック信号は正味の音声データ数とは直接の関係はな
いので、正味の音声データの伝送レートを決めるサンプ
リング信号は上記キャリア信号や上記クロック信号のよ
うに再生信号から直接復元することが出来ない。このサ
ンプリング信号が正しく復元できなければ、DAC(14)
あるいはDAインタフェィス回路(35)において音声デー
タが不連続になるのみならず、ディジタル信号再生処理
回路(13)の動作に不具合を発生することにもなりかね
ない。
次に本発明によるサンプリング信号の発生(復元)方法
について詳細に述べる。第1図において、再生されたPC
Mデータとクロック信号がディジタル信号再生処理回路
(13)に入力され、メモリ(50)とC1,C2復号器(51)
により復号及び誤り訂正された信号は一旦メモリ(52)
に入力されデータの再配列がなされる。制御回路(53)
は上記データの再配列の状況を監視しながら出力バッフ
ァ用メモリ(57)にデータを転送し、また、FSあるいは
FSに同期したパルスRPを出力し一定のサンプリング周期
でメモリ(57)からデータ出力用ラッチ(58)にデータ
を転送する。メモリ(57)は制御回路(53)により制御
される書き込みアドレスメモリ(54)、読み出しアドレ
スメモリ(55)の出力WAとRAの一方を選択するセレクタ
(56)の出力と制御回路(53)が出力する書き込み読み
出し制御信号W/R及び書き込みパルスWPにより制御され
る。メモリ(57)内のデータ数は基本的には書き込みア
ドレスと読み出しアドレスの距離と考えてよいので各フ
ィールドにおいて最初にデータがメモリ(52)からメモ
リ(57)に転送される直前のタイミング、すなわちメモ
リ(57)内のデータ数が最小になるタイミングで制御回
路(53)がフィールドヘッド信号F,Hをサンプリング周
波数がメモリ(57)にとり高いか低いかを判定するFSH/
L判定回路(59)に送出する。FSH/L判定回路(59)には
書き込みアドレス(WA)と読み出しアドレス(RA)とが
入力されているので(WA−RA)を計算する。メモリー
(57)では、WAとRAが例えば第9図に示すような位置関
係になっているので(WA−RA)はメモリ(57)内での読
み出し可能なデータ数(データの余裕)である。この値
を所定の値と比較することによりサンプリング周波数の
高低を判断するものとする。さて、1フィールド当りに
記録されるサンプル数が一定であれば基本的に(WA−R
A)一定になるはずであり、もし増減があればサンプリ
ング周波数が適当ではないことが直ちに判明する。とこ
ろが、ビデオ信号とオーディオ信号が非同期である場合
には1フィールド当りのサンプル数は一定ではなくな
る。今1フィールドに記録されるサンプル数をLとSと
おき、以下の関係が成立するものとする。
さて、サンプル数Lのフィールドが(n−1)フィール
ドでサンプル数Sのフィールドが1フィールドであると
するとnフィールド後の書き込みアドレスと読み出しア
ドレスの距離(WA−RA)は初期値をQとしたとき、サン
プル周波数が正しければ1フィールド当りに読み出され
るサンプル数は であるので、nフィールドでは となり(WA−RA)=Qが保たれる。しかしnは知られて
いないのでnフィールド単位で比較することは出来な
い。またフィールド毎で比較するには入力されるデータ
数が異なるので単純には比較(判定)できない。さて、
n番目のフィールドのサンプル数がSであるとすれば
(n−1)番目のフィールドでは が成立する。逆にサンプル数がLのフィールドが1で、
サンプル数がSのフィールドが(n−1)である場合は
同様に考えると となる。すなわち、もし、サンプル周波数が適当であれ
ば、どのフィールドにおいても Q−D<(WA−RA)<Q+D ……(5) なる関係が成立していることになる。よって、FSH/L判
定回路(59)が例えば(WA−RA)Q+Dのとき5Vを、
(WA−RA)Q−DのときOVを、Q−D<(WA−RA)<
Q+Dのとき2.5Vを出力するならばこの電圧レベル信号
H/LがFS発生回路(34)の積分回路(60)に印加され電
圧制御発振器(61)を制御する。電圧制御発振器(61)
の出力を128分周器(62)で分周されたサンプリング周
波数とが制御回路(53)に送出され一連の動作がくり返
される。なお、Qの値は直接音声信号処理の遅れ時間に
関係するもので不具合が生ぜぬ限り小さい方がのぞまし
い。再生された信号を最初に出力する時点で(WA−RA)
=Qとなるように設定すれば、以後は単に(5)式が満
足されているか否かを監視し、FSH/L判定回路(59)の
出力に応じてFS発生回路(34)を制御すれば良い。第5
図のフォーマットに従うとL=804,S=798,D=6であ
る。Q=10程度であれば十分に余裕があると考えられ
る。なお、以上の説明では、FSH/L判定回路(59)の判
定レベルの上限と下限を各々Q+D,Q−Dとして説明し
たが、正常なサンプリング周波数に対してメモリー(5
7)内のデータ数の変動幅はD以下であるので上限値は より大きく、下限値は より小さければよい。一方、上限値はQ+Dより大きく
ても、下限値はQ−Dより小さくてもよいが、上限値と
下限値の幅が大きすぎると判定に時間がかかるので上限
値はQ+2Dを下限値はQ−2Dを限界として考えた方が良
いであろう。
なお、上記実施例ではFSH/L判定回路(59)は2つの比
較値をもち判定結果を3値のレベル信号として送出する
ものとして説明したが、比較値が2つ以上あり3値以上
のレベル信号が送出されても良く、また、前記判定結果
は2ビットまたは2ビット以上のディジタル信号であっ
ても、または、パルス信号であっても良く、上記実施例
と同様の効果をもつ。
また、FSH/L判定回路(59)の出力を積分回路(60)で
受け電圧制御発振器(61)の制御電圧としたが、カウン
タとディジタルアナログ変換器で構成しても良い。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、フィールドに入れら
れるサンプル数を2種類用意しているのでビデオオーデ
ィオ非同期系に対応でき、また、記憶手段内のサンプル
数を各フィールドのデータ書き込み時に検出し、前記記
憶手段の書き込み及び読み出しアドレスの差が、上記2
種類のサンプル数の差を考慮したしきい値内に入るよう
にサンプリング周波数を制御しているので、データの欠
落等による再生信号の不連続が生じない。また再生した
データ数に対応してサンプリング周波数の最適化が容易
にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるディジタル信号再生
処理回路及びサンプリング周波数発生回路を示す構成
図、第2図はビデオ−オーディオ非同期系の記録系を示
す構成図、第3図はビデオ−オーディオ同期系のデータ
サンプリングを説明するための図、第4図はビデオ−オ
ーディオ非同期系のサンプルデータのフィールド配分を
説明するための図、第5図は本発明による記録信号フォ
ーマットの1例を示す図、第6図はDAインタフェィス回
路とディジタル信号記録処理回路を示す構成図、第7図
はディジタルオーディオ信号入力段メモリーの動作を説
明するための図、第8図はこの発明の一実施例による再
生系を示す構成図、第9図はディジタルオーディオ信号
出力段メモリーの動作を説明するための図、第10図は従
来のビデオ信号とディジタルオーディオ信号記録再生装
置の構成図である。 図中、(50)はメモリー、(51)はC1,C2復号器、(5
2)はメモリー、(53)は制御回路、(54)は書き込み
アドレスメモリー、(55)は読み出しアドレスメモリ
ー、(56)はセレクタ、(57)はメモリー、(58)はラ
ッチ、(59)はFS H/L判定回路、(60)は積分回路、
(61)は電圧制御発振器、(62)は分周回路である。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同期関係のないビデオデータとディジタル
    オーディオデータとを記録媒体に記録し再生する装置で
    あって、 記録時にはディジタルオーディオデータを予め定めた複
    数のサンプル数のうちいずれかのサンプル数に順次区分
    して1フィールド分のビデオ信号とともに順次記録する
    手段と、再生時には前記記録媒体から再生されたオーデ
    ィオデータが順次書き込まれるとともに、先に書き込ま
    れたオーディオデータから順次読み出される記憶手段
    と、該記憶手段内の読み出し可能なデータ数を各フィー
    ルドへのデータ書き込み時に検出する手段と、連続した
    フィールドに順次区分して記録される複数種類のサンプ
    ル数の差を考慮したしきい値を決定する手段と、前記読
    み出し可能なデータ数が前記しきい値内に保持されるよ
    うに、前記記憶手段からデータを読み出すサンプリング
    信号の周波数を増減させる制御手段とを備えていること
    を特徴とする記録再生装置。
JP61174128A 1986-07-22 1986-07-22 記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0760570B2 (ja)

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