JPH0760255B2 - X線記録フィルム処理装置 - Google Patents

X線記録フィルム処理装置

Info

Publication number
JPH0760255B2
JPH0760255B2 JP1067794A JP6779489A JPH0760255B2 JP H0760255 B2 JPH0760255 B2 JP H0760255B2 JP 1067794 A JP1067794 A JP 1067794A JP 6779489 A JP6779489 A JP 6779489A JP H0760255 B2 JPH0760255 B2 JP H0760255B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
recording film
ray recording
layer
ray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1067794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0221300A (ja
Inventor
ルドルフ・シュナイダー
ユルゲン・ミュラー
フォルクマール・フォイクトレンダー
Original Assignee
アグファ―ゲーヴェルト・アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アグファ―ゲーヴェルト・アクチエンゲゼルシャフト filed Critical アグファ―ゲーヴェルト・アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JPH0221300A publication Critical patent/JPH0221300A/ja
Publication of JPH0760255B2 publication Critical patent/JPH0760255B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B42/00Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means
    • G03B42/02Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means using X-rays
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K4/00Conversion screens for the conversion of the spatial distribution of X-rays or particle radiation into visible images, e.g. fluoroscopic screens

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、X線記録フィルム処理装置、更に詳細には、
基板上に設けられた刺激可能な燐層を感光層として有す
るX線記録フィルムを処理する処理装置に関する。
[従来の技術] 冒頭で述べたX線記録フィルムの処理は、カセット内の
感光フィルムにX線を照射して潜像を形成することに基
づいている。フィルムをカセットから取り出した後に読
み取りステーションにおいて、レーザ光スキャナを用い
て潜像を照射し(燐層が刺激される)、出力される光線
をディジタルの画像信号に変換して、このディジタル信
号をディスプレイあるいは撮像装置あるいはコンピュー
タ制御のレーザ光記録装置において再び可視画像に変換
することができる。その後潜像ないしレーザ光を照射さ
れた像が消去されて、フィルムはカセットにフィルムを
装填する装置へ導かれる。また、フィルムの識別データ
も読み出してディジタルの識別信号に変換し、ディジタ
ルの画像信号に付加しなければならない。
[発明が解決しようとする課題] このような公知の方法においては、フィルムは読み取り
ステーションでカセットから取り出されてからフィルム
装填ステーションにおいてカセットに再装填されるまで
の間、比較的長い距離を保護されない状態で機械的な影
響を受けてしまい、それによって燐層が早期に消耗され
てしまうという欠点がある。フィルムを処理するために
通常の移送手段を用いて公知のフィルム台へ移送し、そ
こからまた取り戻さなければならず、その際に移送手段
及びフィルム台のフィルム保持装置もフィルムの上面す
なわち燐層に触れるので、さらにフィルムの消耗が増大
される。従ってこの種の公知のフィルムの寿命は、従来
の公知の装置で使用する場合には約2000〜3000回の露光
にしか耐えない。
未公開のドイツ特許公開公報第3731203号及び同第37312
04号にはすでに、燐コーティングの記録フィルムを収容
するX線記録フィルムカセットとこの種のカセットに収
容された記録フィルムを処理する装置で、燐層をていね
いに扱う装置が記載されている。しかし公知のフィルム
台を使用することによって燐層の消耗は余り減少されて
いない。
従って、本発明の課題は、X線記録フィルムをフィルム
台に移送させる場合に、滑らかにフィルム台に移送さ
せ、また感光層を傷つけることなくX線記録フィルムを
フィルム台に保持することができるX線記録フィルム処
理装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記課題を解決するために、基板上に設けら
れた刺激可能な燐層を感光層として有するX線記録フィ
ルムであって、前記基板の前記燐層と逆側に磁化可能な
材料からなる層を設けたX線記録フィルムを処理する処
理装置において、平坦なフィルム台であって、その上に
X線で露光されたX線記録フィルムが移送されて固定さ
れるフィルム台が設けられ、前記平坦なフィルム台は、
少なくとも使用される最大のX線記録フィルム面積の大
きさの永久磁石からなる表面を有し、前記平坦なフィル
ム台に前記表面から突出する下降可能な滑り突出部が配
置されていて、X線記録フィルムが前記突出部を介して
処理位置へ滑りながら移送され、また、前記突出部が下
降位置に移動され、それによって前記磁化可能な層が移
動して永久磁石からなる前記表面と面接触する構成を採
用した。
[作用] このような構成では、X線記録フィルムが処理位置へ移
送されるときには、X線記録フィルムは、突出部を介し
て滑りながら滑らかに移送される。その後、突出部は下
降位置に移動され、それによって磁化可能な層が永久磁
石からなる前記表面と面接触してX線記録フィルムが平
坦なフィルム台に固定されるので、X線記録フィルムの
縁を挟んでフィルム台に保持させる保持装置が不要にな
る。
[実施例] 本発明を図面に示し、以下で詳細に説明する。
本発明は、互いに揺動可能な2つの部分1aと1bからなる
X線フィルムカセット(以下単にカセットと称する)1
に関するものである。カセット1内にはX線記録を行う
ためにそれぞれX線記録フィルム2が収容されており、
このX線記録フィルム2には刺激可能な燐のコーティン
グ層2aが設けられている。このX線に感応する燐層2aは
基板1aの底面に向けられており、この底面が露光の際に
X線に向けられる。通常のように燐層2aは例えばポリエ
ステルなどの基板2bの上に設けられ、X線を透過する薄
い保護層2cによって被覆されている。カセット1内で露
光されたフィルム2は、今度は処理装置で処理されて、
読み取られ、かつ消去されてカセット1内へ戻される。
処理装置としては公知の種々の装置を使用することがで
きるが、特にドイツ特許公開公報第3731203号及びドイ
ツ特許公開公報第3731204号に記載されている読み取り
装置を使用することができる。この場合に種々のフォー
マットのカセットは、どのカセットにおいても同じ位置
に来るカセット角部、例えばカセット挿入方向前側の左
の角部か、あるいはカセット挿入方向に延びるカセット
中心線上のいずれかで位置決めされる。カセットのフォ
ーマットの検出は公知のいずれかの方法に基づいて行わ
れる。読み取り装置と他の部材との対応はそれぞれ位置
決め方法とカセットの種類に従って行われる。その場合
にカセット1からフィルム2を取り出して平坦なフィル
ム台3へ載置し、またフィルムをカセットへ挿入するこ
とが必要であって、かつフィルム2はフィルム台3内で
ずれないように保持されなければならない。公知の燐層
を有するフィルム2とフィルム台3を使用する場合に
は、燐層を多数回使用することができるが、1つのフィ
ルムの使用回数は2000〜3000回に限定されている。
従って本発明によれば、燐コーティングを有するフィル
ム2とフィルム台3が互いに作用し合うことによってフ
ィルムの取扱を極めてていねいにし、それによってフィ
ルムの使用回数を著しく増大させることができ、その回
数は約10000回以上に達する。なお、以下に説明するフ
ィルム2とフィルム台3は、記録フィルム2をカセット
1から取り出してフィルム台3へ供給せずに、直接X線
記録装置から取り出して、処理しかつ記録の消去を行っ
た後にX線撮影装置のフィルムマガジンへ戻す場合にも
使用できることはもちろんである。
このために第2図によれば刺激(走査)可能な燐層2aを
コーティングされたフィルム2の燐層2aと反対の側の基
板2bには磁化可能な層2dがコーティングされ、あるいは
他の方法(例えば接着など)で結合されている。前記磁
化可能な層2dは好ましくは薄いスチール箔から構成され
る。この磁化可能な層2dにさらに薄い保護層2eをコーテ
ィングすることができる。
フィルム2をフィルム台3上の位置決めされた位置に固
定するために、フィルム台3には少なくとも使用される
最大フォーマットのフィルムの大きさの永久磁石からな
る磁気層として形成された表面4が設けられている。フ
ィルム2の磁化可能な層2dが例えば直接吸引装置によっ
てフィルム台表面4上に正しく位置決めされて載置さ
れ、それによって処理すべき燐層2aが全面にわたって処
理され、従って縁ぎりぎりまで使用され、処理されると
したら、フィルム2をフィルム台3から取り外すのは非
常に困難になる。さらに、通常はフィルム2はフィルム
台3の位置決めされた位置に載置されるのではなく、フ
ィルム台3に対して平行にフィルム台へ移送される。こ
の種の移送は、まず最初にフィルム台へ入ってきたフィ
ルム部分がすぐに永久磁石層からなるフィルム台表面に
付着してしまう場合には、不可能である。
磁気を使用したフィルム台3のこの種の欠点を除去する
ために、フィルム台3の表面4の領域に規則的な間隔
で、ないしは規則的なパターンとして中断部分5が形成
されており、この中断部分内にフィルム台表面4に対し
ても垂直に移動可能な突出部6が取り付けられている。
これらの突出部は後述する手段によって電子制御装置を
介して、フィルムをフィルム台へ移送しいあるいはフィ
ルム台から移送される間フィルム台表面4の全面にわた
ってスリップ用突起としてフィルム台から突出する方向
へ移動されるので、フィルム2の磁化可能な層2dないし
は保護層2eはフィルムがフィルム台3へ挿入されるとき
に突出部6を介してフィルム台表面4から距離を隔てて
正しい位置へ滑らせて移送される。その後突出部6がフ
ィルム台表面4の下方へ引き込まれるので、磁化可能な
層2dとフィルム台表面4が実際に接触して、フィルムが
フィルム台に吸い付けられる。処理済みのフィルム2を
搬出するために、電子制御装置7の制御によって突出部
6が突出位置へ移動されるので、フィルム2はほぼ同時
に多数箇所においてフィルム台表面4から持ち上げられ
て、フィルム台表面から離されるので、フィルムを何ら
かの方法で搬出することができる。
この種の制御可能な突出部6の実施例が第1図と第5図
に示されている。同図においては突出部は互いに平行で
下側に斜面6aを有する滑りリブとして形成されている。
種々の突出部の斜面6aに対して、斜面6aを嵌入させる切
欠き8aを有する多数のスライダあるいは共通のスライド
プレート8が設けられている。前記切欠き8aを形成する
ときに切り起こされた舌片8bが斜面6aにほぼ平行な制御
斜面として使用される。第5図には突出部6がフィルム
台表面4から突出していない位置で示されている。しか
しスライドプレート8が矢印9方向へ持ち上げられる
と、舌片8bが斜面6aを押圧して、突出部6をフィルム台
表面から持ち上げる。スライドプレート8が第5図に示
す位置へ復帰するときに、突出部6は自重によって第5
図に示す位置へ戻る。このためにフィルム台表面4は垂
直から後方へ傾斜している。フィルム台表面4が垂直か
ら後方へ傾斜していることによって、突出部6がフィル
ム台表面の下方へ引き込まれた後にフィルム2が自重に
よってフィルム台表面4に接し、そして磁気に引き付け
られる。この場合にフィルム台の傾斜αは水平に対して
α=110であるとよい結果が得られることが明らかにさ
れている。しかしまた、傾斜をもっときつくすること
も、緩くすることもあるいは水平にすることも可能であ
る。スライドプレート8ないし一緒に移動される多数の
スライダを移動させるために切り替え可能なモータ10が
使用され、このモータは電子制御装置7によって正確な
機能でオンオフ制御され、例えばラック11を介して駆動
装置を制御する。この場合に制御斜面8bの間隔が互いに
異なりフィルムの縁の下にある突出部6がフィルムの中
央の下にある突出部よりも早く持ち上げられ、それによ
ってフィルム2が縁の方からフィルム台表面4から剥が
れるようにすると効果的である。それによって逆にフィ
ルムの中央が突出部上に早く接し、それによって中央が
まず固定されるが、まだ高い位置にある突出部6に対し
ては舟形に接して、それによって移動できなくなる。こ
の場合に制御斜面8bは、突出部6の外側の部分がフィル
ム中央側の部分よりも早く持ち上げられ、ないしは遅く
に降ろされるように配置することも可能である。
また、第6図に示すように突出部6を、格子状に配置し
たピンを用いて形成することも可能であって、この格子
状のピンは圧縮空気ないし負圧を用いた空気制御によっ
て突出した位置と引き込まれた位置とに移動される。こ
の場合には、図に概略的に示すように、フィルム台の下
側を気密に形成しなければならず、突出部6の下に気密
の通路13を設けることが必要である。第6図では突出部
6の突出した位置が一点鎖線6′で示されている。
突出部6の他の実施例としては、第7図に示すように、
柔軟なフィルム2にニップル、ビードあるいは槽として
の突出部6を形成して、通路13に圧縮空気を送ることに
よって一点鎖線で示す外側の位置6′へ移動させ、ない
しは負圧によって実線で示す位置へ移動させる構成が用
いられている。なお、第6図と第7図においてはフィル
ム2の持ち上げられた位置2″が同様に一点鎖線で示さ
れている。
収容すべきフィルムを挿入排出するための閉鎖可能なス
リットを側方に有する公知のプラスチックカセットを使
用し、この種のカセットの開放されたスリットを下方の
フィルム台3方向へ向けて、カセット内に収容されてい
るフィルムの磁化可能な層2dをフィルム台表面4へ滑ら
せ、かつフィルムが自重によってカセットから下のフィ
ルム台へ滑るようにすることも可能である。するとフィ
ルムの燐コーティング層側が吸引装置に捕捉されて、こ
の吸引装置によってフィルム台上へ移送される。しかし
この場合にはカセットのスリットをフィルムが通り抜け
るときに燐層が著しく損耗してしまうという欠点があ
る。
しかしカセット1に互いに対して揺動可能な部分1a、1b
を設けて、フィルムの燐コーティング側をカセット底に
載置すれば、フィルム2をカセットから取り出す吸引装
置14はフィルムの磁化可能な側2d、2eだけを捕捉する。
この吸引装置14の位置が第3図に一点鎖線で示されてい
る。1つの移送装置(吸引装置)を用いてフィルム2を
その燐コーティングの側を上に向けて、フィルム台3、
4上の位置決めされた位置に移送するためには、吸引装
置はフィルム台に貫通して形成された専用の切欠き部を
通して後方から接近して作用できるようにしなければな
らない。そうすると吸引装置及びフィルム台全体が非常
に複雑化し、かつ切欠き部を設けることによってその部
分には永久磁石と基台がないので、フィルム台における
フィルムの平坦性が損なわれてしまう。
従ってフィルム台にはフィルムの燐コーティング側を特
にていねいに扱う移送クリップ15が設けられており、吸
引装置14によってカセット1から取り出されたフィルム
2は前記移送クリップ15に引き渡されてフィルム台3、
4に完全に移送される(第1図、第3図及び第4図を参
照)。好ましくはそれぞれの移送クリップ15に吸引装置
14が配置されている。移送クリップ15ないし吸引装置14
の間隔は、最小のフォーマットのフィルム2でも少なく
とも2つの吸引装置14及び移送クリップ15によって正し
い位置に捕捉され、最大のフォーマットのフィルム2で
も少なくとも3つの吸引装置ないし移送クリップによっ
て捕捉できる寸法に設定される。
磁性を有するフィルム台表面4の上方ないし下方にはそ
れぞれ前記フィルム台表面4に連続して、移送及び駆動
手段を支承する非磁性層からなる表面16が設けられてい
る。全部等しく形成されている移送クリップ15は、フィ
ルム台3に対して同じ位置で回転する駆動ベルト17に固
定されている。駆動ベルト17は歯付きベルトとして形成
し、共通のモータ18のモータ軸19に貫通されている歯車
20によって駆動することができる。モータ18はモータ10
と共に下方の非磁性層の表面16上に軸承されている。モ
ータ10、18は電子制御装置7によって制御される。駆動
ベルト17(これはVベルトとして形成し、ベルト車によ
って駆動することもできる)はフィルム台3の前側と後
ろ側で走行し、前側においてはフィルム台表面4、16の
下方の長手溝21中に沈むので、磁化可能な層2dがフィル
ム台に平坦に接するのを妨げない。第1図には長手溝21
のうち一つだけが示されており、この長手溝は同時に移
送クリップ15を案内するガイド溝としても形成されてい
る。
第3図及び第4図から明らかなように、移送クリップ15
には軸受け体23が設けられており、この軸受け体が駆動
ベルト17に固定され、かつこの軸受け体に揺動可能なク
リップ部分24が軸承されている。平坦な載置面24aを有
するクリップ部分24の揺動路において、平坦なサポート
プレート25が駆動ベルト17及び(あるいは)軸受け体23
に配置されている。軸受け体23内に支持されクリップ部
分24をサポートプレート25から離れる位置へ揺動させて
押圧するばね26が前記クリップ部分24に作用している。
さらにクリップ部分24にはタペット27が作用しており、
このタペットは電子制御装置7によって空気的に駆動可
能であって、クリップ部分24の載置面24aをばね26の弾
性に抗してサポートプレート25まで揺動させるので、サ
ポートプレート25と載置面24aとの間にフィルム2を挟
持することができる。
サポートプレート25は、突出部6が突出位置にあるのと
同様な距離フィルム台表面4から突出している。サポー
トプレート25のカセット1と対向する側の端面には斜面
25aが形成されており、この斜面25aはカセット1の挿入
方向に向かってフィルム台表面4から後方へ傾斜してお
り、フィルム台表面4から突出すると共にフィルム台表
面4の下方のガイド溝21内へ達している。
フィルム2をカセット1に戻すのを容易にするために、
移送クリップ15のカセット装填排出位置に該当する領域
には、それぞれのサポートプレート25と並んでフィルム
台3の凹部にそれぞれアーチ形のガイド部材29が軸承さ
れている。このガイド部材29はばね30の作用を受けて、
フィルム台表面4を越えて突出する方向へ付勢されてお
り、移送クリップ15が初期位置にあるときには移送クリ
ップ15によってフィルム台表面4の下方へ押圧されてい
る。押圧を解かれた状態においてガイド部材29は、第4
図に示すようにフィルム台3から移送しようとするフィ
ルム2をすでに開放されているカセット1内へ、ないし
は吸引装置15の作用領域へ案内することができるよう
に、フィルム台表面4を越えて斜めに突出する。
必要があれば、フィルム台3全体をガイドロッド32に沿
って摺動可能にハウジング部分31内に軸承して、例えば
ウォームギヤ33を用いて種々の位置へ移動できるように
することもできる。フィルム台3上に固定されているフ
ィルム2を処理するためにフィルム台3が多数の部署を
通過し、ダッシュの符号で示す一点鎖線の位置に達した
ときに、この位置に所定フォーマットのカセットが準備
されていなければならない。好ましくはそのためにフィ
ルム2が取り出されたカセット1が同様に符号1′で示
す位置に移動されるので、そのフィルムを同じカセット
へ戻すことができる。
次に、本発明に基づくフィルム2を使用して、本発明に
基づくフィルム台3においてフィルムを完ぺきに装填し
かつ排出する方法について説明する。
第1図に実線で示す位置と第3図においては、カセット
1はフィルム台3に対して位置決めされてすでに開放さ
れている。吸引装置14が、カセットの底の1a上に載置さ
れ一点鎖線で示されている露光済みのフィルム2(フィ
ルム2の燐コーティング層を有する側2aはカセットの底
1aを向いている)の前端部を捕捉して一点鎖線で示すラ
インに沿って移動させ、サポートプレート25から揺動し
て離れているクリップ部分24の載置面24a上にフィルム
2の前端部を載置する。この場合にフィルム2の燐コー
ティング層2aが載置面24a上に来るように載置される。
それから電子制御装置7によってクリップ部分24が空気
式の駆動装置によりタペット27を介してサポートプレー
ト25まで揺動されて、フィルム2が載置面24aとサポー
トプレート25の間に挟持される。このときに、フィルム
2に作用する過度の締め付け圧はばね26によって緩衝さ
れる。この締め付け位置が第4図に示されており、この
位置にあっては移送クリップ15は他方の位置に来てい
る。そして移送クリップ15の駆動装置が作動されて、移
送クリップが共通にかつ同時に同一の距離だけフィルム
台3に沿って突出している突出部材6を介して後方へ移
送されて、フィルム2が所定の位置まで滑らされる。な
お、前記フィルムの所定位置はそれぞれフィルムの大き
さによって異なっている。制御装置7はすでにカセット
を位置決めするときにフィルムの大きさに関するデータ
を入手いており、駆動ベルトをフィルムが正しく位置決
めされる位置に停止させる。この時点では突出部6が磁
性を有するフィルム台表面4の下方へ引き込まれるの
で、磁化可能なフィルム層2dが磁気的なフィルム台表面
4上に載置されて、そこに固定される。このときにフィ
ルムの中央部分の方がフィルムの端部よりも早く固定さ
れるので、この固定動作の間にクリップ部分24がサポー
トプレート25から外され、かつ移送クリップ15がずっと
下方へ移動されて機械的な手段の設けられていないフィ
ルム台表面16へ達し、それによってフィルム2は移送ク
リップ15から完全に解放されて、磁気的なフィルム台表
面4上に固定される。それから公知のようにフィルム2
の刺激、走査及び消去が行われ、そのときにフィルム台
3、フィルム台表面4及びフィルム2は場合によっては
カセット1に対して平行に第1図に示す一点鎖線の位置
へ移動することができる。
フィルム2を走査しかつ消去した後に、フィルムを開放
されたカセット1へ戻す作業が開始される。このために
まず、開放された移送クリップ15がフィルムの下端縁に
向かって上方へ移動される。そのときに斜面25aがフィ
ルムの下端縁の下へ移動して、フィルムの下端縁を磁気
的なフィルム台表面4から引き剥す。その後クリップ部
分24がサポートプレート25へ揺動して、フィルムの下端
縁を再び捕捉する。それと同時にあるいはその直後に突
出部6がすでに説明したようにして磁気的なフィルム台
表面4の上方へ突出するように移動されて、磁化可能な
層2dを磁気的なフィルム台表面4から取り外して、同時
にフィルムを戻す滑走板を形成する。次にフィルムは移
送クリップ15によって挿入方向と反対の方向において上
方へ移動される。
フィルム2を挿入したときにすでにアーチ形のガイド部
材29は移動クリップ15から解放された後に第4図に示す
斜めに立てられた位置を占めている。それによって戻さ
れる途中で徐々に高く持ち上げられたフィルム2は、吸
引装置14の領域ないしは開放されて待機状態にある空の
カセット1の上へ案内される。その際に、フィルムは重
力の作用を受けて常にやや後方へ傾斜してアーチ形のガ
イド部材上に接する。フィルムを戻すときに移送クリッ
プ15が再び第3図に示す位置を占めると、移送クリップ
15が再び開放されて、吸引装置14がフィルムの下端縁を
捕捉して、フィルムの隣コーティング層2aの側をカセッ
トの底1aに向けて待機状態にあるカセット1内へ完璧に
移動させる。なお、再び沈められたガイド部材29の作用
によってフィルムの前端縁がすでに前記カセット1内へ
案内されている。その後カセットが開鎖されて、装置か
ら取り出される。フィルム台3が第2の位置へ移動され
ると、フィルム台は第1図に実線で示す位置へ戻るの
で、装置は新たな作業サイクルに移ることができる。
簡単にするために図には示されていないが、他の構造の
実施例が考えられることはもちろんである。すなわちク
リップ部分24の開放を圧縮空気で行って、閉鎖をばね圧
で行うようにすることも可能である。カセットとフィル
ム台が空間的に近い場合には、吸引装置14の代わりに、
移送手段として摩擦ローラを使用することも可能であ
る。というのは摩擦ローラは磁化可能な層2dないしは保
護層2eにしか作用しないからである。移送クリップ15を
移送するために、歯付きベルト17の代わりに引っ張りロ
ープあるいはラックドライプあるいはウォームギヤを使
用することも可能である。また、フィルム台3の後方へ
の傾斜をさらに増加させることもでき、あるいはフィル
ム台3を水平に配置することも可能である。その場合に
は位置決めされたカセット1を適当に傾斜させることが
必要である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、X線記録フィル
ムが移送される平坦なフィルム台は、X線記録フィルム
面積に対応する永久磁石からなる表面と、その表面から
突出する下降可能な突出部を有する。その場合、X線記
録フィルムは、突出部を介して滑りながら処理位置に移
送されるので、X線記録フィルムの一方の面に磁化可能
な層を有していても、フィルム台の永久磁石からなる表
面に影響されることなく、所定位置に滑らかに移送させ
ることができる。また、突出部は下降位置に移動され、
それによって磁化可能な層が永久磁石からなる前記表面
と面接触してX線記録フィルムが平坦なフィルム台に固
定されるので、X線記録フィルムの縁を挟んでフィルム
台に保持させる保持装置が不要になり、X線記録フィル
ムの感光層を傷つけてしまうのを防止することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づくフィルム台の主要部の斜視図、
第2図は本発明のX線記録フィルムの拡大断面図、第3
図は第2図に示す記録フィルムを第1図に示すフィルム
台に挿入する状態を示す断面図、第4図はフィルム台か
ら記録フィルムを排出する状態を示す断面図、第5図は
フィルムを案内するフィルム滑り手段を備えた第1図に
示すフィルム台のフィルム移送領域の拡大断面図、第6
図と第7図はフィルム案内突出部の他の形状を示す破断
断面図である。 1……フィルムカセット、2……記録フィルム 3……フィルム台、4……フィルム台表面 6……突出部、14……吸引装置 15……移送クリップ、17……駆動ベルト 19……モータ軸、20……駆動歯車 22……挿入排出装置、23……軸受け体 24……クリップ部材、25……サポートプレート 26……ばね、27……タペット、28……凹部 29……ガイド部材、30……ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フォルクマール・フォイクトレンダー ドイツ連邦共和国 8031 アイヒェナウ・ ゲーテシュトラーセ 3 (56)参考文献 特開 昭59−7944(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板(2b)上に設けられた刺激可能な燐層
    (2a)を感光層として有するX線記録フィルム(2)で
    あって、前記基板(2b)の前記燐層(2a)と逆側に磁化
    可能な材料からなる層(2d)を設けたX線記録フィルム
    を処理する処理装置において、 平坦なフィルム台(3)であって、その上にX線で露光
    されたX線記録フィルムが移送されて固定されるフィル
    ム台が設けられ、 前記平坦なフィルム台(3)は、少なくとも使用される
    最大のX線記録フィルム面積の大きさの永久磁石からな
    る表面(4)を有し、 前記平坦なフィルム台(3)に前記表面(4)から突出
    する下降可能な滑り突出部(6)が配置されていて、X
    線記録フィルム(2)が前記突出部(6)を介して処理
    位置へ滑りながら移送され、 また、前記突出部(6)が下降位置に移動され、それに
    よって前記磁化可能な層(2d)が移動して永久磁石から
    なる前記表面(4)と面接触することを特徴とするX線
    記録フィルム処理装置。
  2. 【請求項2】平坦なフィルム台(3)の表面(4)が水
    平に配置され、あるいは前記X線記録フィルム(2)が
    重力の作用によって前記表面(4)ないし突出部(6)
    に接するように水平から所定角度傾斜して配置されてい
    ることを特徴とする請求項第1項に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記X線記録フィルムをサポートプレート
    (25)に当てて挟む移送クリップ(15)と、移送クリッ
    プを移動させる駆動ベルト(17)の一部がガイド溝(2
    1)内で前記フィルム台の表面(4)に下降するように
    案内されており、 前記サポートプレート(25)は突出位置での突出部
    (6)と同様の距離表面(4)から突出しており、 前記サポートプレート(25)の端面にはX線記録フィル
    ム(2)の挿入方向に向かってX線記録フィルムから離
    れる方向へ傾斜した斜面(25a)が設けられており、こ
    の斜面(25a)がガイド溝(21)の溝内で表面(4)の
    下まで達していることを特徴とする請求項第1項に記載
    の装置。
  4. 【請求項4】前記X線記録フィルムをX線記録フィルム
    収納カセットへ戻すために突出部(6)が突出位置へ移
    動し、サポートプレート(25)の斜面(25a)がX線記
    録フィルム(2)の磁化可能な層(2d)の下方に移動さ
    れ、前記移送クリップのクリップ部分(24)がサポート
    プレート(25)に当たるまで揺動され、X線記録フィル
    ム(2)が平坦なフィルム台(3)へ向かう第1の移送
    方向とは反対に前記フィルム台(3)から移動されるこ
    とを特徴とする請求項第3項に記載の装置。
JP1067794A 1988-03-25 1989-03-22 X線記録フィルム処理装置 Expired - Lifetime JPH0760255B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3810094.0 1988-03-25
DE3810094A DE3810094A1 (de) 1988-03-25 1988-03-25 Roentgenaufnahmefolie mit einer stimulierbaren phosphorschicht und geraet zu deren behandlung und auswertung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0221300A JPH0221300A (ja) 1990-01-24
JPH0760255B2 true JPH0760255B2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=6350665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1067794A Expired - Lifetime JPH0760255B2 (ja) 1988-03-25 1989-03-22 X線記録フィルム処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4965455A (ja)
EP (1) EP0334136A3 (ja)
JP (1) JPH0760255B2 (ja)
DE (1) DE3810094A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2657113B2 (ja) * 1989-10-16 1997-09-24 アムジエン・インコーポレーテツド 幹細胞因子
EP0522317A1 (en) * 1991-07-11 1993-01-13 Eastman Kodak Company Cassette for x-ray storage phosphor plate
US5990487A (en) * 1997-09-23 1999-11-23 Eastman Kodak Company Stage plunger mechanism for storage phosphor reader
JP3903102B2 (ja) * 2000-08-18 2007-04-11 富士フイルム株式会社 画像情報読取装置
US7563025B2 (en) * 2002-04-12 2009-07-21 Kay George W Methods and apparatus for preserving orientation information in radiography images
US7140769B2 (en) * 2002-04-12 2006-11-28 Kay George W Radiation sensitive recording plate with orientation identifying marker, method of making, and of using same
DE502004007905D1 (de) * 2004-09-22 2008-10-02 Agfa Gevaert Healthcare Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Auslesen von in einer Speicherleuchtstoffplatte gespeicherten Röntgeninformationen
DE102007037875A1 (de) * 2007-08-10 2009-02-12 Osram Gesellschaft mit beschränkter Haftung Strahlungsemittierende Vorrichtung
US8430563B2 (en) * 2009-12-22 2013-04-30 Real Time Imaging Technologies, Llc Dental fluoroscopic imaging system
EP3244800A1 (en) 2015-01-12 2017-11-22 Real Time Imaging Technologies, LLC Low-dose x-ray imaging system

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2694153A (en) * 1950-08-03 1954-11-09 Frederic W Reuter X-ray intensifying screen
DE2943854C2 (de) * 1979-10-30 1982-04-08 Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen Röntgenfluoreszenz-Verstärkerschirm mit einem flexiblen Träger und einer darauf aufgebrachten Fluoreszenzschicht
US4357538A (en) * 1980-11-24 1982-11-02 Picker Corporation Spotfilming apparatus and method
JPS597944A (ja) * 1982-07-06 1984-01-17 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録再生シ−トの搬送方法
JPS597946A (ja) * 1982-07-06 1984-01-17 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像読取方法および装置
EP0129831B1 (en) * 1983-06-24 1989-08-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image scanning read-out apparatus
DE3432258A1 (de) * 1984-09-01 1986-03-06 Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen Planfilmbuehne in einem bildschirm- oder roentgenaufnahmegeraet oder dergleichen geraet
JPS61165542U (ja) * 1985-04-02 1986-10-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0221300A (ja) 1990-01-24
US4965455A (en) 1990-10-23
DE3810094C2 (ja) 1990-10-04
EP0334136A3 (de) 1991-03-27
EP0334136A2 (de) 1989-09-27
DE3810094A1 (de) 1989-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5678303A (en) Apparatus for separating film from x-ray cassettes
US4889989A (en) Cassette for image information recording carrier, mechanism for removing image information recording carrier from the cassette, and apparatus for reading image information
JPH0760255B2 (ja) X線記録フィルム処理装置
JPH01100529A (ja) 燐コーティングフィルムを有するx線記録カセットの使用方法と同方法を実施する読み取り装置
JPH0448379B2 (ja)
JPH0687118B2 (ja) 放射線画像情報記録読取装置
US4786807A (en) Radiation image read-out apparatus
JPS6224239A (ja) 放射線画像情報記録読取装置
JPH01242331A (ja) シート体枚葉機構
JPH0541976B2 (ja)
EP0098596B1 (en) Radiation image read-out method and apparatus
EP0607519B1 (en) Pallet for holding a cassette
US4984780A (en) Stacker for stimulable phosphor sheets
JP2001228617A (ja) 印刷版露光装置
JPS62174699A (ja) 記録用フイルム
JP2000275763A (ja) 蓄積性蛍光体シート用カセッテおよびそのid認識構造
US6300646B1 (en) Sheet-like member processing apparatus and method of handling sheet-like member
JPH0811645B2 (ja) 画像記録担体の搬送方法および装置
JP2000284388A (ja) 容器の誤挿入防止構造および容器処理装置
JP2000169011A (ja) 画像記録坦体用搬送装置
JP2002104690A (ja) シート体用搬送装置
JPH0485234A (ja) シート体搬送装置
JPH0457584B2 (ja)
JPH01237646A (ja) 蓄積性蛍光体シートの残像消去方法
US6549273B2 (en) Method of controlling device for feeding sheet-like member in auxiliary scanning direction

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040405

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040518

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20041116

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02