JPH0760000A - 自動給水式コードレススチームアイロン - Google Patents

自動給水式コードレススチームアイロン

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JPH0760000A
JPH0760000A JP21392693A JP21392693A JPH0760000A JP H0760000 A JPH0760000 A JP H0760000A JP 21392693 A JP21392693 A JP 21392693A JP 21392693 A JP21392693 A JP 21392693A JP H0760000 A JPH0760000 A JP H0760000A
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JP
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water supply
water
valve
supply port
iron
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JP21392693A
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English (en)
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Kazunori Amano
和徳 天野
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Toshiba Home Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 載置台の送水口とアイロン本体の給水口との
接続部分からの水の漏れを簡単な手段で確実に防止で
き、かつ構造が複雑な水路閉鎖型の給水ポンプに代えて
構造が簡単な水路開放型の給水ポンプの採用が可能とな
る自動給水式コードレススチームアイロンを提供する。 【構成】 アイロン本体1に、サブタンク6と、給水口
16と、給水ポンプ20とが設けられ、載置台25に、
メインタンク31と、送水口41と、流通制御弁44と
が設けられ、アイロン本体1を載置台25の上に載置し
て給水口16を送水口41に接続させた状態のもとで給
水ポンプ20を駆動することにより、給水口16と送水
口41との接続部を通して流通制御弁44に負圧力を作
用させてその弁口53を開放し、この開放によりメイン
タンク31内の水を流通制御弁44の弁口53から給水
口16と送水口41との接続部を通して給水ポンプ20
内に順次吸入してこの水を前記サブタンク6内に供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衣類などのプレス仕
上げに使用する自動給水式コードレススチームアイロン
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動給水式のコードレススチーム
アイロンが提供されている。この自動給水式のコードレ
ススチームアイロンは、アイロン本体を載置する載置台
に容量の大きなメインタンクおよび給水ポンプが設けら
れ、アイロン本体に容量の小さなサブタンクが設けられ
ている。
【0003】そして載置台に送水口が、アイロン本体に
その送水口と接続可能な給水口がそれぞれ設けられ、ア
イロン本体を載置台に載置した際に、前記給水口が前記
送水口に接続し、この状態で載置台内の給水ポンプが駆
動され、この給水ポンプによりメインタンク内の水が送
水口から給水口に圧送され、この水が給水口からアイロ
ン本体内のサブタンク内に送り込まれる。
【0004】なお、アイロン本体が載置台に載置された
際には、アイロン本体に設けられた給電端子が載置台に
設けられた電源端子に接触し、この接触でアイロン本体
のベースに組み込まれたヒータが通電され、このヒータ
によりベースが加熱される。そしてアイロン本体を載置
台の上から取り出し、スチームボタンを操作すると、前
記サブタンク内の水がベースの気化室内に適量ずつ供給
され、この水がベースの熱で気化してスチームとなり、
このスチームがベースの下面から順次噴出し、この状態
でベースの下面を布地に押し当ててアイロン掛けの作業
を行えるものである。
【0005】このような自動給水式のコードレススチー
ムアイロンにおいては、アイロン本体を載置台に載置す
る都度、アイロン本体内のサブタンク内に水を補給で
き、したがってサブタンクの容量が小さくてよく、これ
によりアイロン本体の全体の構成がコンパクトとなり、
取り扱いに便利となる利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、載置台に給水ポンプが設けられ、この給水ポ
ンプによりメインタンク内の水を送水口と給水口との接
続部に向けて圧送する構成であり、このため載置台の送
水口と、アイロン本体の給水口との接続状態が不完全で
あると、その接続部分から水が漏れ、この水が載置台に
おける電源端子等の充電部に流れ込んで短絡等の危険を
招く恐れがある。
【0007】これを避ける手段として、送水口と給水口
との嵌合の精度を高めたり、給水口と送水口との接続が
確実に達成されたか否を検出する検出センサを設けるこ
とが考えられるが、このような手段では構造が複雑とな
り高価なものとなってしまう。
【0008】一方、載置台の上にアイロン本体を載置し
たときには、アイロン本体内のサブタンクが載置台内の
メインタンクよりも上方の位置に配置し、このため給水
ポンプによりサブタンク内に水を供給したのちには、サ
ブタンク内の水が落差でメインタンク内に逆流しようと
する。このため従来においては、給水ポンプとして、そ
の動作停止時に水路を閉鎖する水路閉鎖型の給水ポンプ
を用い、この水路閉鎖型の給水ポンプによりサブタンク
内からメインタンク内への水の逆流を防止するようにし
ている。しかしながらこの水路閉鎖型の給水ポンプは構
造が複雑で高価な難点がある。
【0009】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、載置台の送水口と
アイロン本体の給水口との接続部分からの水の漏れを簡
単な手段で確実に防止でき、かつ構造が複雑な水路閉鎖
型の給水ポンプに代えて構造が簡単な水路開放型の給水
ポンプの採用が可能となる自動給水式のコードレススチ
ームアイロンを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、アイロン本体およびこのアイロン
本体を載置するための載置台とを備えるコードレススチ
ームアイロンにおいて、前記アイロン本体には、スチー
ム発生用の水を収容するための容量の小さなサブタンク
と、このサブタンク内に給水パイプを介して連通する給
水口と、前記給水パイプの途中に介在する水路開放型の
給水ポンプとが設けられ、前記載置台には、前記サブタ
ンクよりも容量の大きなメインタンクと、アイロン本体
の載置に応じて前記給水口に接続する送水口と、この送
水口を前記メインタンク内に連通させる送水パイプと、
この送水パイプの途中に介在し、圧力の変動で弁口を開
閉する流通制御弁とが設けられ、前記アイロン本体を前
記載置台の上に載置して前記給水口を前記送水口に接続
させた状態のもとで前記給水ポンプを駆動することによ
り、前記給水口と送水口との接続部を通して前記流通制
御弁に負圧力を作用させてその弁口を開放し、この開放
により前記メインタンク内の水を前記流通制御弁の弁口
から前記給水口と送水口との接続部を通して前記給水ポ
ンプ内に順次吸入してこの水を前記サブタンク内に供給
するようにしたものである。
【0011】
【作用】アイロン本体を使用する際には、まずアイロン
本体を載置台の上に載置する。この載置に伴いアイロン
本体の給水口が載置台の送水口に接続してこの両者が互
いに連通し、この状態で給水ポンプが駆動される。そし
てこの給水ポンプの動作で給水パイプおよび送水パイプ
を通して流通制御弁内の水が吸入され、この吸入により
流通制御弁に負圧力が作用して弁口が開放し、この開放
により前記給水ポンプの動作でメインタンク内の水が流
通制御弁から送水口と給水口との接続部を通して給水ポ
ンプ内に吸入され、この水がサブタンク内に送り込まれ
る。
【0012】このようにメインタンク内の水は、流通制
御弁から送水口と給水口との接続部を通して給水ポンプ
内に吸入されるものであり、したがって送水口と給水口
との接続状態が不完全であったとしても、その接続部の
内側が負圧に保たれ、空気が吸入される程度で何ら外部
に水が漏れるようなことがない。
【0013】水の送り込みによりサブタンク内が満水に
なると、給水ポンプの動作が停止する。給水ポンプの動
作が停止すると、流通制御弁にかかる負圧力が消失して
弁口が閉止され、これによりサブタンク内からメインタ
ンク内への水の逆流が防止される。したがって給水ポン
プとして、構造が簡単で安価な水路開放型のものを採用
することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1には自動給水式コードレススチー
ムアイロンの全体の構成を示してあり、符号1がアイロ
ン本体である。このアイロン本体1はヒータ2を鋳込ん
だダイキャスト製のベース3を備え、このベース3の上
面が遮熱カバー4で覆われ、この遮熱カバー4の上にハ
ンドル5が取り付けられ、このハンドル5の内部に容量
の小さなサブタンク6が設けられている。
【0015】ベース3の上面には気化室7が形成され、
この気化室7内と前記サブタンク6内とが給水路8を介
して連通し、前記給水路8の途中にノズル孔9が形成さ
れ、このノズル孔9がニードル弁10により開閉される
ようになっている。そして前記ニードル弁10を操作し
てノズル孔9を開放すると、サブタンク6内の水が前記
ノズル孔9を通して適量ずつ気化室7内に流入し、この
水がヒータ2で加熱されたベース3の熱で気化してスチ
ームとなり、このスチームが噴出孔11を通してベース
3の下面から順次噴出するものである。
【0016】ハンドル5の後端面には給水管体15が設
けられ、この給水管体15の一端側の端面が図2に明示
するように、給水口16として開口し、この給水口16
に対向して給水管体15内にボール弁17が配設され、
このボール弁17がスプリング18により給水口16を
常閉するように弾性的に付勢されている。
【0017】給水管体15と前記サブタンク6との間に
は、給水口16をサブタンク6内に連通させる給水パイ
プ19が設けられ、この給水パイプ19の途中に給水ポ
ンプ20が設けられている。この給水ポンプ20は可逆
動作式で水路開放型の構造に構成されているものであ
り、すなわちこの給水ポンプ20の内部には例えば歯車
式の送水機構(図示せず)が設けられ、この送水機構の
正転動作により給水口16側からサブタンク6側に水を
送り出し、また送水機構の逆転動作によりサブタンク6
側から給水口16側に水を送り出し、かつその動作の停
止時には水路を開放して水を自由に流通させる構造とな
っている。
【0018】なお、前記サブタンク6の上端部には通気
孔21が形成され、またこのサブタンク6内の満水を検
知する満水検知センサ22が設けられている。ハンドル
5の内部には前記給水ポンプ20を制御する制御部23
が設けられ、またハンドル5の上面に操作部24が設け
られ、この操作部24にスチームボタン24aおよび排
水ボタン24bが配設されている。
【0019】25は、アイロン本体1を載置するため載
置台で、この載置台25の上面に載置部26およびタン
ク収納部27が形成されている。載置部26とタンク収
納部27との間には起立壁28が形成され、また載置部
26の上面にはガイドローラ29,30が設けられ、こ
れらガイドローラ29,30の上にアイロン本体1のベ
ース3を当ててアイロン本体1を解放すると、アイロン
本体1が前記起立壁28の配置側に滑り動いてアイロン
本体1の後端面が起立壁28に衝合し、アイロン本体1
が斜め上方を向く傾斜状態で載置部26の上に保持され
るようになっている。
【0020】前記タンク収納部27内には容量の大きな
メインタンク31が挿脱自在に収納されている。このメ
インタンク31の底部には常閉の排水弁32が設けら
れ、この排水弁32に対向してタンク収納部27の内底
部に常閉の受水弁33が設けられ、タンク収納部27内
に対するメインタンク31の収納に応じて前記排水弁3
2が前記受水弁33に接続し、この接続で排水弁32お
よび受水弁33がそれぞれ開放してメインタンク31内
の水が排水弁32を通して受水弁33内に流出するよう
になっている。
【0021】なお、34はメインタンク31の上面に形
成された注水口、35はこの注水口34に着脱可能に螺
着されたキャップ、36はメインタンク31の上面に設
けられた通気管である。
【0022】前記起立壁28の前面には送水管体40が
設けられ、この送水管体40の一端側の端面が送水口4
1として開口し、この送水口41に対向して送水管体4
0内に押しピン42が設けられている。そしてアイロン
本体1が載置台25の載置部26の上に載置され、アイ
ロン本体1の後端面が起立壁28の前面に衝合したとき
に、この動作に応じてアイロン本体1の給水口16が前
記送水口41に接続するとともに、前記押しピン42が
給水口16内に進入してボール弁17をスプリング18
の弾性力に抗して押し込み、これにより給水口16が開
放され、給水口16と送水口41とが互いに連通するよ
うになっている。
【0023】送水管体40と前記受水弁32との間に
は、送水口41を受水弁32内に連通させる送水パイプ
43が設けられ、この送水パイプ43の途中に流通制御
弁44が設けられている。
【0024】この流通制御弁44の構造を図3および図
4に示してあり、45が弁ケースで、この弁ケース45
の内部が隔壁46により第1の弁室47と第2の弁室4
8とに隔てられている。そして隔壁46に、前記第1の
弁室47内に配置する第1の弁体49と、前記第2の弁
室48内に配置する第2の弁体50とが取り付けられて
いる。
【0025】これら第1および第2の弁体49,50
は、軸部49a,50aの一端部に円形状に拡がりかつ
ほぼ笠形状に湾曲する弁膜49b,50bを一体に形成
してなる。そして前記軸部49a,50aが隔壁46に
形成された取付孔51,52に圧入されて取り付けられ
ている。
【0026】前記弁体49,50は合成ゴム等の弾性変
形可能な材料で形成され、第1の弁体49における弁膜
49bの周縁部が隔壁46の一方の表面に弾性的に密着
し、第2の弁体50における弁膜50bの周縁部が隔壁
46の他方の表面に弾性的に密着している。そして隔壁
46には、前記一方の弁膜49bの内面に対向する部分
において第1の弁口53が、前記他方の弁膜50bの内
面に対向する部分において第2の弁口54がそれぞれ形
成され、前記第1の弁口53が前記一方の弁膜49bに
より閉止され、前記第2の弁口54が前記他方の弁膜5
0bにより閉止されている。
【0027】弁ケース45の一端側の端部には第1の弁
室47内に連通する流入口55が形成され、他端側の端
部には第2の弁室48内に連通する流出口56が形成さ
れ、これら流入口55および流出口56に前記送水パイ
プ43が接続し、この送水パイプ43を介して第1の弁
室47内が前記送水管体40内に連通し、第2の弁室4
8内が前記受水弁33内に連通している。
【0028】なお、載置台25の起立壁28には電源端
子(図示せず)が、アイロン本体1のハンドル5の後端
面には給電端子(図示せず)がそれぞれ設けられ、載置
台25の上にアイロン本体1を載置したときに、前記給
電端子が前記電源端子に接触し、この接触によりアイロ
ン本体1のヒータ2および制御部23が電源と電気的に
導通するものである。
【0029】次に作用について述べる。アイロン本体1
を使用する際には、まずアイロン本体1を載置台25の
上に載置する。この載置に伴いアイロン本体1の給水口
16が載置台25の送水口41に接続してこの両者が互
いに連通し、またアイロン本体1の給電端子が載置台2
5の電源端子に接触し、ヒータ2が通電され、かつ制御
部23に電流が流れ、この制御部23において給水口1
6と送水口41との接続の達成が検知され、この検知に
応じて制御部23を介して給水ポンプ20が駆動され、
この給水ポンプ20が正回転方向に動作する。
【0030】この給水ポンプ20の動作により給水パイ
プ19および送水パイプ43を通して流通制御弁44に
おける第1の弁室47内の水が吸入され、この吸入によ
り第1の弁室47内に負圧力が作用し、第1の弁室47
内と第2の弁室48内との間に圧力差が生じる。そして
この圧力差により第2の弁室48内の水圧が第1の弁口
53を通して第1の弁体49の弁膜49bに加わり、こ
れにより図5(a)に示すように、弁膜49bが弾性的
に変形してその周縁部が隔壁46の表面から離間し、第
1の弁口53が開放して第1の弁室47内と第2の弁室
48内とが連通する。
【0031】この連通に伴い、前記給水ポンプ20の動
作でメインタンク31内の水が流通制御弁44から送水
口41と給水口16との接続部を通して給水ポンプ20
内に吸入される。そしてこの水が給水ポンプ20からサ
ブタンク6内に供給される。
【0032】このようにメインタンク31内の水は、流
通制御弁44から送水口41と給水口16との接続部を
通して給水ポンプ20内に吸入されるものであり、した
がって送水口41と給水口16との接続状態が不完全で
あったとしても、その接続部の内側が負圧となり、空気
が吸入される程度で何ら外部に水が漏れるようなことが
ない。
【0033】水の送り込みによりサブタンク6内が満水
になると、これが満水検知センサ22により検知され、
この検知に基づいて制御部23の制御により給水ポンプ
20の動作が停止する。給水ポンプ20の動作が停止す
ると、流通制御弁44における第1の弁室47内の圧力
と、第2の弁室48内の圧力とが均衡し、このため第1
の弁体49における弁膜49bの周縁部が隔壁46の表
面に弾性的に密着し、この密着で第1の弁口53が閉止
され、したがってサブタンク6内からメインタンク31
内への水の逆流が防止される。
【0034】このように、サブタンク6内からメインタ
ンク31内への水の逆流は流通制御弁44により防止し
ているものであり、したがって給水ポンプ20としては
構造が簡単で安価な水路開放型のものを採用することが
できる。
【0035】このようにしてサブタンク6内に水が自動
的に給水されるが、この給水の間に、ヒータ2によりベ
ース3が加熱されて設定温度に達する。したがって、こ
ののちアイロン本体1を載置台25の上から取り出して
アイロン掛けの作業を行なうわけであるが、このときス
チームボタン24aを操作すると、ニードル弁10の動
作でノズル孔9が開放され、サブタンク6内の水がこの
ノズル孔9を通して気化室7内に適量ずつ供給され、こ
の水がベース3の熱で気化してスチームとなり、このス
チームがベース3の下面の噴出孔11から順次噴出す
る。
【0036】アイロン本体1は、アイロン掛けの作業の
合間の休止時にその都度、載置台25の上に載置するも
ので、その載置の都度、サブタンク6内に水が補給さ
れ、したがってサブタンク6内には常に充分な量の水が
貯留される。
【0037】なお、載置台25の上からアイロン本体1
を取り出したときには、給水口16の内側に配設されて
いるボール弁17がスプリング18の付勢力で、図2に
鎖線で示すように給水口16の開口面に嵌合し、これに
より給水口16が密閉されて水の漏れが防止される。
【0038】一方、アイロン掛けの作業が完了したとき
には、アイロン本体1を載置台25の上に載置し、この
状態で排水ボタン24bを操作する。この操作に応じて
給水ポンプ20が制御部23の制御により逆回転動作を
起すように駆動される。
【0039】給水ポンプ20の逆回転動作により給水ポ
ンプ20から流通制御弁44の第1の弁室47内に水が
圧送される。この水の圧送で第1の弁室47内の圧力が
上昇し、この第1の弁室47内と第2の弁室48内との
間に圧力差が生じる。そしてこの圧力差により第1の弁
室47内の水圧が第2の弁口54を通して第2の弁体5
0の弁膜50bに加わり、これにより図5(b)に示す
ように、弁膜50bが弾性的に変形してその周縁部が隔
壁46の表面から離間し、第1の弁室47内と第2の弁
室48内とが連通する。
【0040】この連通に伴い、前記給水ポンプ20の逆
回転動作でサブタンク6内の水が給水パイプ19から送
水パイプ43、さらに流通制御弁44を順次流通してメ
インタンク31内に排出される。
【0041】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
アイロン本体内に給水ポンプを設け、載置台に設けられ
ているメインタンク内の水をこの給水ポンプにより載置
台の送水口とアイロン本体の給水口との接続部を通して
吸入してアイロン本体内のサブタンク内に送り込むよう
にしたから、前記送水口と給水口との接続が不完全であ
ってもその接続部からの水の漏れを確実に防止でき、ま
たサブタンクからメインタンクへの水の逆流を載置台に
設けた流通制御弁により防止するようにしたから、給水
ポンプとして構造が簡単で安価な水路開放型のものを採
用することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る自動給水式コードレ
ススチームアイロンの断面図。
【図2】その自動給水式コードレススチームアイロンに
おける送水口と注水口との接続部の拡大断面図。
【図3】その自動給水式コードレススチームアイロンに
おける流通制御弁の断面図。
【図4】図3中のA−A線に沿う断面図。
【図5】流通制御弁の動作時の状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…アイロン本体 6…サブタンク 16…給水口 19…給水パイプ 20…給水ポンプ 25…載置台 31…メインタンク 41…送水口 43…送水パイプ 44…流通制御弁 53…弁口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アイロン本体およびこのアイロン本体を載
    置するための載置台とを備えるコードレススチームアイ
    ロンにおいて、 前記アイロン本体には、スチーム発生用の水を収容する
    ための容量の小さなサブタンクと、このサブタンク内に
    給水パイプを介して連通する給水口と、前記給水パイプ
    の途中に介在する水路開放型の給水ポンプとが設けら
    れ、 前記載置台には、前記サブタンクよりも容量の大きなメ
    インタンクと、アイロン本体の載置に応じて前記給水口
    に接続する送水口と、この送水口を前記メインタンク内
    に連通させる送水パイプと、この送水パイプの途中に介
    在し、圧力の変動で弁口を開閉する流通制御弁とが設け
    られ、 前記アイロン本体を前記載置台の上に載置して前記給水
    口を前記送水口に接続させた状態のもとで前記給水ポン
    プを駆動することにより、前記給水口と送水口との接続
    部を通して前記流通制御弁に負圧力を作用させてその弁
    口を開放し、この開放により前記メインタンク内の水を
    前記流通制御弁の弁口から前記給水口と送水口との接続
    部を通して前記給水ポンプ内に順次吸入してこの水を前
    記サブタンク内に供給することを特徴とする自動給水式
    コードレススチームアイロン。
JP21392693A 1993-08-30 1993-08-30 自動給水式コードレススチームアイロン Pending JPH0760000A (ja)

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CN109402995A (zh) * 2017-08-18 2019-03-01 美的集团股份有限公司 衣物护理烫头和具有它的衣物护理装置
CN109989255A (zh) * 2019-05-06 2019-07-09 东保集团有限公司 一种蒸汽熨斗

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